JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

図書館にも春が

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 3週間ぶりに図書館へ本を返しに行った。入ったすぐのところに7段の豪華で、きらびやかな雛飾り。図書館が、ぱあっと華やいだ春の雰囲気に包まれている。地元の人が寄贈したらしい。現在では、普通の家では、これだけの雛飾りを飾れるスペースは、なかなかないのが現状ではないだろうか。

 さて、和風の雰囲気から、ガラッと話は変わるが、洋楽界ではジャズに限らず、イスラエル音楽、ユダヤ音楽がかなり影響力を持っているらしい。

 ジャズ評論家の故「岩波洋三」氏はこんな事を語っている。

 『・・・レナード・コーエンというカナダの吟遊詩人、シンガー・ソングライターも有名である。・・・ユダヤ系の人がポピュラーやジャズの世界でまず頭角を現してきたのは、ティンパン・アレーの作曲家・作詞家たちで、ガーシュイン、アーヴィング・バーリン、リチャード・ロジャース、等々みんなユダヤ系である。そして30年代以降は、ベニー・グッドマンが「すてきなあなた」「そして天使は歌う」などのユダヤ系の歌をヒットさせ、ハリー・ジェイムス、ジギー・エルマン、スタン・ゲッツなどのユダヤ系の人たちをメンバーに加えた。50年代からは「オー・マイ・パパ」「チェナ・チェナ」「ハイ・ヌーン」「蜜の味」「エクソダス」「アニバーサリー・ソング」などのユダヤ・メロディがヒットし、僕もいつの間にかユダヤ的旋律の虜になってしまっていったようだ。』

 「哀感に満ちたメロディのイディッシュ/ユダヤ音楽がとても好きです ジャズやその他にもユダヤに関連したものはあるのでしょうか?」なんてコメントも頂いたこともある。

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 最近のユダヤ音楽事情については、私は不勉強で、コンテンポラリー・ジャズとして知っているのは、現在はフランス在住のピアニストの「ヤロン・ヘルマン/Yaron Herman」くらいであったが、最近になって、もうひとり知ったのは、現在、ニューヨークで活躍するイスラエル人ジャズ・ピアニスト、「ニタイ・ハーシュコヴィッツ/Nitai Hershkovits 」。その最新のソロ・アルバム 、「New Place Always」(2018)から。

 1981年、イスラエル、テルアビブ生まれ。モロッコ人の母親とポーランド人の父親というユダヤ人の家系に育つ。もともとクラシック音楽の素養が強かったが、イスラエル・ジャズを牽引し続けるベース奏者の「アヴィシャイ・コーエン/Avishai Cohen」のグループにピアニストとして抜擢され、一躍ジャズ・ピアニストとして注目を集めた。

 「ペンタトニック音階(五音音階)」を使った異国的な響きの楽曲から、クラシカルなタッチのものや、「ポール・マッカートニー/Paul McCartney」の「Jenny Wren」などの意表を突く2曲のカバー曲まで収録された、多様にして不思議な響きを持つこのアルバム、「New Place Always」。モロッコ、ポーランド、ユダヤという多様な彼の音楽的ルーツが、彼の作曲、演奏スタイルに大きく反映されたものとなっているようだ。ポーランドの湖畔にあるスタジオにて、イタリアの名器、「ファツィオリ/Fazioli」を使っての2017年の録音だという。

 キャッチに曰く、「哀愁漂う儚くも美しいピアノの旋律。シンプルで美しいソロ・ピアノ・アルバム。」 そこから2曲ほど。

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New Place Always
ニタイ・ハーシュコヴィッツ / Nitai Hershkovits
AGATE


      
       

「Nitai Hershkovits – Red Wagon Go」
  
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「Nitai Hershkovits – Explaining Sage」
   
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路傍の花、樹々の鳥(338) ~ 里山の名残が残る小径を歩く ~

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 私の住む団地は、5000戸を超える大住宅団地。昭和40年頃に丘陵地を切り開いて、大規模開発が始まった。その周辺には僅かであるが、まだ里山の名残が残っている。多分、樹齢100年は優に超える「台場クヌギ」。かって炭焼きが行われた頃の名残り。桑の木の生垣が残された家も。多分、養蚕がされていたのであろう。暖かくなったので、そんな名残が残る小径をウォーキング。

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 可憐な水仙、水音響く渓流、いつも花が手向けられている野仏、今がさかりの馬酔木、切通し、竹林、見事に咲き誇る梅の花、忘れられたような雑木林と小高い山へと続く山道 ・・・・。全てが懐かしい風景となりつつある。こんな風景がいつまで残っているのであろうか。そして、平成も終わっていく。

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 今宵の歌、「Two for the Road」。「二人はまだ旅の途中」という意味でしょうが、「スタンリー・ドーネン/Stanley Donen」監督、「オードリー・ヘプバーン/Audrey Hepburn」主演のシニア世代には懐かしの映画、「いつも2人で/原題:Two for the Road」(1967)の主題歌です。

 倦怠期を迎えた結婚12年目の夫婦が、今再び愛を取り戻そうと、車でフランスの旅に出る。「いつも2人で」は、そんな大人のロード・ムービー。古い映画で、地味ですが好きな映画の一つ。作曲は、あの「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」、作詞は「レスリー・ブリカス/Leslie Bricusse」。

 奇しくも、この記事を書いている最中報じられたのが、「ハリウッド・ミュージカルの王様」と称された「スタンリー・ドーネン」氏の訃報。「雨に唄えば/原題:Singin’ in the Rain」 (1952)」などミュージカル映画や、「パリの恋人/原題:Funny Face (1957)」、「いつも2人で」、「シャレード /原題:Charade」(1963)など、「オードリー・ヘプバーン」主演のロマンチックな作品を世に送り出したを手掛けた「スタンリー・ドーネン」氏が、ニューヨークで21日、心不全のため94歳で死去したと ・・・。「Two for the Road」が彼へのトリビュートとなる。

 合掌 ・・・・。

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いつも2人で [DVD]
オードリー・ヘプバーン (出演),アルバート・フィニー (出演),スタンリー・ドーネン (監督)
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント


     
   
    
     
       

【 Two for the Road 】  by Henry Mancini , Leslie Bricusse

「♪ If you’re feeling fancy free        もしあなたが自由でありたいと思うなら
  Come wander through the world with me  私と一緒にこの世界を歩んでいこう
  And any place we chance to be       そして訪れたその時々の場所が
  Will be a rendezvous           二人の新しいめぐり逢いとなるでしょう

  Two for the road             二人で過ごす人生という旅のまだ途中
  We’ll travel through the years      この旅は何年か経ったら
  Collecting precious memories     たくさんの大事な思い出が積み重なり
  Selecting souvenirs           二人で選んだ旅のお土産も集まる
  And living life the way we please   これからもこの楽しい人生の旅を歩んでいこう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 さて、歌姫。まずは、ピアノの弾き語り。女性ジャズ・ボーカル王国、カナダを代表する本格派シンガー&ピアニスト、「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」。「旅」をテーマにしたアルバム、「Journey」(2012)から。

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Journey
Carol Welsman/キャロル・ウェルスマン
Justin Time Records


      
      

「Two For The Road – Carol Welsman」
 
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 極めて寡作であるが、私ご贔屓の、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」の歌唱。「笹島明夫」のギターとのデュオ・アルバム、「Quiet Intentions」(2013)から。

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Quiet Intentions
Carla Helmbrecht & Akio Sasajima(笹島明夫)
Tonegold Records


      
      

「Two for the Road – Carla Helmbrecht」
  
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 さて、こちらはピアノとのデュオ。デンマーク出身の女性ボーカル、「キャサリン・レガール/Cathrine Legardh」とベテラン・ピアニスト、「ブライアン・ケロック/Brian Kellock」。端正なバラードとスウィンギーなリズム感が魅力のアルバム、「Love Still Wears A Smile」(2013)から。

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Love Still Wears A Smile
Cathrine Legardh & Brian Kellock/キャサリン・レガール&ブライアン・ケロック
Storyville


             


「Two for the Road – Cathrine Legardh/Brian Kellock」

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日差しは春、気分も春へ

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 春の訪れを思わせる暖かな日差し。妻の買い物ついでにランチもと、大型ショッピングモール、「阪急西宮ガーデンズ」へ。車も暖房がいらないくらい暖かい。明るい店内は、コートを脱いで、軽やかな服装のお客さんが多かった。エントランスの壁画も春を感じさせる華やかなものに替わっていた。そして、もう雪は降らないだろうと、車のタイヤも冬タイヤからノーマルへと、脱冬モードに。

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 さて、今宵のトリオ、ドイツのジャズ・シーンで注目されているベーシスト、「ネジン・ハヴァネシアン/Nesin Howhannesijan」が率いるトリオがある。一度聴いただけでそのままになっていたアルバム、「SONOCORE」(2011)を引っ張り出してきた。

 ベルリンの壁崩壊の10年ちょっと前、1976年西ベルリン生まれ。子供時代はヴァイオリンを学んだという。その後、ダブルベースへ転向、米国ボストンの「バークリー音楽院/Berklee College of Music」へジャズを学ぶために留学したという。

 このアルバム、澤野工房からのリリースだが、すべて彼のオリジナル。冒頭の「Seven Seals」から引き込まれる。ベースのアルコ弾き、絡むピアノとシンバルが重厚なうねりとなって迫ってくる。「Seven Seals」とは、「七つの封印」。新約聖書、「ヨハネの黙示録」に記された予言である。7つの封印が一つ一つ解かれる度に、戦乱や飢餓、疫病などのわざわいが地上に降りかかり、最後の第7の封印が解かれ、人類は滅亡するという予言。そんなテーマの重厚なスケールを感じさせる演奏。

 私は、ご贔屓の配信TVドラマ、「ゲーム・オブ・スローンズ/原題:Game of Thrones」のオープニングのテーマ曲を思い起してしまった。改めて聴いてみて、新しい予感のようなものを私に感じさせてくれた「ネジン・ハヴァネシアン・トリオ」、パーソネルは、「Nesin Howhannesijan: Contrebasse」、「ケルヴィン・ショラー/Kelvin Sholar: Piano」、「エルンスト・ビア/Ernst Bier: Drums」。

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SONOCORE
ネジン・ハヴァネシアン・トリオ/Nesin Howhannesijan Trio
澤野工房


     
      

「Nesin Howhannesijan Trio – Sonocore」
 
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「Nesin Howhannesijan Trio – Ballad New」
  
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電鉄会社の地域おこしセミナー

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 定年後は車に頼ることが多くなってしまったが、私の住んでいる地域の通勤通学、買い物の足となっているのが 地域の電鉄会社、能勢電鉄。この会社、ハイキング、旬菜マルクト、バーベキューテラス、ハロウィン・トレイン、のせでんおでん電車など、活性化のための地域おこしのイベントをいろいろやっているが、その一つに、地域の歴史や自然などに関するテーマを、専門家がやさしく解説してくれるセミナー、「のせでん悠遊セミナー」がある。歴史的にも多くの話題がある北摂地域だが、高齢化が進んで時間に余裕があるシニアが多いこともあって、ほぼ隔月に主催されているセミナーは、毎回定員を上回る結構な人気で、今回で第48回を数える。

 今回のテーマは、「多田源氏の成立」。清和源氏の祖、「源満仲」を祀る「多田神社」がある地元だけあって、この種のテーマは、いつも大人気である。NHK大河ドラマ「平清盛」の時代考証を担当したという神戸大学名誉教授「髙橋昌明」氏より、「多田源氏」の成立について、興味深い話を伺った。たまにはこんな座学も、内容には興味もあり、脳の活性化には良さそうとあって私も出来る限り参加している。

Michel+Bisceglia+Trio

 ところで家系、系図。もともとはといえば、誰かの誕生から始まる。ということで、今宵のピアノは、「(Waiting for)The Birth」。ベルギーの人気ピアニスト、「ミシェル・ビスチェリア/Michel Bisceglia」の演奏。トリオでのアルバム、「Blue Bird」(2016)からである。サブ・タイトルに「ミュージック・フォー・ザ・フィルム・コンサート」とあるように、「ガスト・ヴァン・デン・ベルジュ/Gust Van den Berghe」という映画監督の「青い鳥/Blue Bird」(2011)というトーゴ共和国で撮影された作品にインスパイアされたものということで、実際その映画音楽も担当しているという。

 1970年生まれ。一家の出自はイタリアだという。6歳の時にはもう電子キーボードを始め、その後クラッシック・ピアノを習ったが、ほどなくジャズへ転向、19歳の時にはシンセサイザーなどで演奏ツアーに参加したという。「Werner Lauscher (bass)」、「Marc Léhan (drums)」と自身のトリオを結成したのは26歳の時。その後、世界各地のジャズ・フェスティバルへの参加でキャリアを積み重ね、現在までに5枚のアルバムをリリースしている。日本で注目されたのが、3作目のアルバム「Inner You」(2007)。ただただ、ため息が出るような透明感と哀愁に満ちた独自のピアノ世界を目の前に展開して見せてくれた。

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Blue Bird
Michel Bisceglia/ミシェル・ビスチェリア
Prova Records


      
      


「The Birth – Michel Bisceglia Trio」

 
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 映画「Blue Bird」から。こちらはオーケストラと聖歌隊のコーラスのバージョンとなっている。
 

「Waiting for the birth (from the film Blue Bird) – Michelino Bisceglia &Michelino &
AMK Choir 」

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路傍の花、樹々の鳥(337) ~ 路傍の早春 ~

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ウメ
スイセン
 ちょっと暖かくなった日差しの中を歩く。久しぶりの路傍の花。「梅」と「水仙」。春近し。ウォーキングが楽しくなる季節の訪れももうすぐ。

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 今宵、春の定番曲を、ちょっと知的でオーガニック。「ビヴァリー・ケニー/Beverly Kenney」を思わせるような端正な佇まいであるが、「ダイアナ・パントン/Diana Panton」のような癒しの雰囲気も持ち、シカゴを拠点にする「ぺトラ・ヴァン・ナウス/Petra van Nuis」の歌唱で。

 デュオのお相手は、優しい音色で寄り添うアコースティック・ギタリスト、「アンディ・ブラウン/Andy Brown」。アルバムは、粋でぴったし息もあった絶妙のデュオを繰り広げる。「トライ・トゥ・リメンバー/Try To Remember/原題:Lessons Lyrical」(2018)。冒頭の「Speak Low」に始まり、ラストの先日亡くなった「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の名曲、「You Must Believe In Spring」までアルバム収録は17曲。

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トライ・トゥ・リメンバー/Lessons Lyrical
ペトラ・ヴァン・ナウス&アンディ・ブラウン/Petra van Nuis & Andy Brown
MUZAK/fab.


      
        

「You Must Believe in Spring – Petra van Nuis with Andy Brown」
 
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桜に間に合う開通を目指して(2) ~ まだまだ難関が ~

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 緊張した表情で、チルホールを操作する。木にワイヤで相当なテンションを掛けるため、万が一、弾けでもしたら、事故につながりかねない。慎重にも慎重を重ねて作業する。一番大変だと思われる手前の倒木はどうにか処理したが、その奥にまだ4本ほど倒れているのが見える。手すりも壊れているようだ。今日でここは終えると思ったが、なんのなんの。開通までには、まだまだ難関が ・・・。

 今宵も「森/forest」をテーマにしたピアノ演奏。「上原ひろみ&チック・コリア/Hiromi Uehara & Chick Corea」のデュオ・アルバム、「デュエット/Duet (Chick Corea & Hiromi)」(2008)から、「Old Castle, By the River, In the Middle of a Forest/古城、川のほとり、深い森の中」。2007年9月、「ブルーノート東京」での白熱のライブ・アルバム。

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デュエット(初回限定盤)(DVD付)
チック・コリア&上原ひろみ
UNIVERSAL CLASSICS


       
       

「Chick Corea & Hiromi Uehara - Old Castle, By the River, In the Middle of a Forest」

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桜に間に合う開通を目指して ~ いまだに残る台風21号の爪痕 ~

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 「兵庫県立一庫公園」、標高349mの「知明山」の山腹に広がる「自然観察の森」が我々、森林ボランティア・クラブの活動フィールドである。この「自然観察の森」が昨年9月4日に上陸した台風21号でいくつもの大木が根こそぎ倒れ、多くの被害を受け、山頂までの登山コースに倒木が覆いかぶさり、通行禁止にせざるを得なかった。これも自然の営みであるので、普通はそのままにしておくのだが、観察路の安全に関わる倒木は放置できない。「知明山」に登るコースは3つあり、その2つ、「尾根コース」と「500段階段コース」は昨年中に復旧させたが、残る「沢の休憩所~岩場の休憩所コース」は、炭焼きの準備に取り掛かったこともあり、手付かずになっていた。2月になり、炭焼きも終わり、やっと復旧に取り掛かることができた。

 裂けたり、根こそぎ倒れたりで、観察路を幾重にも覆う大木。チェーンソーやロープ、チルホールなどを使い、安全にかつ手すりなどを壊さないように、慎重に取り除いていく。どうにか、階段も姿を現し、次回、倒木の本体を処理すれば、この箇所は開通できる目処が立った。ここは、市の天然記念物になっている「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の群生を間近に見られるコース。大変な作業ではあるが、大きな達成感が得られるので、作業もそれほど苦にはならない。この先、どれだけ障害があるかわからないが、山頂までの復旧、開通を桜が咲く頃までにはと頑張る。

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 さて、今宵は、「森/forest」をテーマにしたピアノ演奏。、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のリリシズムを継ぎ、「ブラッド・メルドー/Brad Mehldau」などからもリスペクトされ、現代最高峰のピアノの詩人とも囁かれる「フレッド・ハーシュ/Fred Hersch」。曲は、「Through The Forest」、アルバム、「Open Book」(2017)から。

 1955年、オハイオ州シンシナティ生まれ。4歳の時にピアノを始め、両親から熱心な教育を受け、9歳ころからは作曲も始めたという。音楽的にはかなり早熟で、9歳から13歳まで理論、作曲、アナライズのレッスンを受ける。音楽学校に入学した15歳の時には、四声や対位法、様々なスタイルで作曲できるようになっていたという。1980年代にデビューし、ジャズの伝統とクラシックの語法を消化したピアノスタイル、ジャズ・スタンダードの再解釈などで人気を集め、若手のピアニストに大きな影響を与えたという。

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 2008年、HIVウィルスが脳に転移し、発作と2ヶ月間の昏睡状態に陥るが、死の淵を乗り越え、2010年のアルバム「Whirl」で完全復活を果たしたという。そのことによる彼の死生観が、その陰影あるタッチに深みを与え、感性を一層研ぎ澄ましたのではなかろうか。そんな心境が、アルバムに添えられている彼の言葉から読み取れる。

 『私は、もう40年以上、ジャズを演奏してきました。そして今、ピアノの前に座ったときの最良の心理状態は、「さあ、何が起こるのか、見てみよう!」という気分だと思うようになりました。・・・ 経験を積んできた今の私にとって、フレーズからフレーズへ身を任せ、ひたすら演奏するという自由が、非常に心地良く思えるようになったのです。』(フレッド・ハーシュ、寺井珠重訳)

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Open Book/オープン・ブック [日本語帯・解説付]
Fred Hersch
Palmetto Records / King International


     
       

「Through the Forest – Fred Hersch」
 
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炭、炭、炭

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 第2回目の炭の出来は、ほとんどの窯木が、欠けたり崩れたりせずに出てきて、良炭率90%超という素晴らしい出来栄えであった。そのうちの何本かを切断してみると、なぜ「菊炭」と呼ばれるのかがよくわかる美しい断面が現れる。

 先日、「炭」という漢字の語源を教えていただいた。漢字だからもちろん中国由来であるが、その象形は、「山の崖から掘り出した石炭」という意味だという。またひとつ「炭」に関する知識が増えた。

 炭の材料である「クヌギ(椚、櫟、国木)」育成から始まって、窯木のつくり方、炭の焼き方、炭の利用の仕方 ・・・、すべてが先人の知恵の結晶である。我々のクラブは、いまその先人の知恵を楽しませてもらっているだけである。やはり、この知恵の結晶を将来に伝えていきたいし、いかねばならないと感じる。

 今宵の曲、「セイリング/Sailing」、「ニューヨーク・シティー・セレナーデ/Authur’s Theme (Best That You Can Do)」などのヒット曲で知られている、シンガー・ソングライター、「クリストファー・クロス/Christopher Cross」が歌う「Words of Wisdom(智慧の言葉、名言)」。アルバム、「Another Page」(1983)、「The Very Best of Christopher Cross」(2002)から。

【 Words of Wisdom 】  by Christopher Cross

「♪ I can hear your voice and I have no choice  君の声を聞きたくてたまらない
  ’Cause the pain is too deep inside        それほどこの痛みは深いから
  And the hurt of a love that is lost has no cure  失った愛の傷はもう癒せない
  But the love of another heart         でも、彼女の愛をふたたび
  Your friends try and say it will all get better   取り戻せると友達は気を使って言う
  They say that they know how you feel 彼らは君がどう思っているかを知っていると言うが
  But your heart isn’t sure           君の心に確信が持てない
       ‘cause it knows what it heard     だって、無責任に言っていることだから
  All the things that it read in the letter    この手紙に書いてあることがすべて

  All the words of wisdom        どんな知恵の言葉も
  Never seem to ease the pain      この痛みを癒せはしない
  All the words of wisdom sound the same  どんな知恵の言葉も同じように虚しく響く

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」
    

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Another Page
クリストファー・クロス/Christopher Cross
Warner Bros / Wea


     
     

「Christopher Cross – Words Of Wisdom」

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炬燵ランチで温まる

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 妻のリクエストで、「空からこんぺいとう」というちょっと変わった名前の古民家をリニューアルしたカフェでランチ。何回かいったが、真冬に行くのは初めて。迎えてくれたのは、「炬燵(コタツ)」。洒落ているわけでも、凝っているわけでもないが、味噌汁、ササミのカツ、煮物など、ごくごく普通の昼食を美味しく頂いた。雪こそ積もっていないが、周辺はまだ寒々しい冬景色。炬燵の暖かさにほっとする。

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 今宵のピアノ、届いたばかりの「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandoro Galati」の最新作。2005年の「オールアローン/All Alone」以来のソロ・アルバムは、「Augustine」。

 「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」。1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「キース・ジャレット/Keith Jarrett」を敬愛し、内省的で微妙な感情に溢れ、独特の詩情と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる抒情派ピアニストである。6歳でクラシック・ピアノを始め、後にジャズに強い興味を持ち、イタリアの著名なベーシスト兼ビッグバンドのアレンジャー、「ブルーノ・トマソ/Bruno Tommaso」に師事、ジャズ・オーケストラの編曲・作曲を修得したという。

 このソロアルバムも、極めつけの美メロが構築する詩情あふれる空間。もちろんトリオも素晴らしいが、これほど内省的で微妙な感情を表現できるのは、やはりソロ演奏しかあるまい。この強面の男の指先からどうしてあんなに繊細で美しい音が紡ぎだされるのであろうか ・・・。

 夜はガラティで温まる ・・・。

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Augustine (ソロ録音盤)
アレッサンドロ・ガラティ/Alessandoro Galati
寺島レコード


       
     

   
 前作、「All Alone」も最新作も、YOUTUBEには、まだアップされていないので、見つけたソロ演奏の動画をアップしておきます。詳細は不明ですが、イタリア、トスカーナ州北西部の都市、プラートで行われた「Met Jazz Festival」のパフォーマンスとのこと。


「MY FAVORITE THINGS - Alessandro Galati」

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今年も孫娘からチョコをもらって喜ぶが ・・・

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 孫娘がバレンタインのチョコレートを持ってやってきた。クリスマス、ハロウィン、母の日など私の子供の頃には祝うこともしなかった洋風の習慣。バレンタインもその一つ。商業主義に乗せられていることは十二分承知しているし、多分もらわなかったとしても、全くどうってことなないと思うが、実際、孫もらってみると嬉しい。でも業界に上手く乗せられて、単純に喜んでいてもいいのだろうかという思いも ・・・。かってこの時期に、アメリカに出張していたとき、同行していたスコットランド人に、「もうバレンタインのカード用意した?」と聞かれた。日本では、女性から男性にチョコレートを贈ることが習わしと理解されているようだが、欧米では、夫婦、恋人同士で、カードやプレゼントを交換し合うことで、チョコを贈るということではないようである。そう言われて、その時限りであったが、アメリカで、妻へのカードを買ったことを記憶している。

 さて、バレンタイン・ディのプレゼントの定番が、チョコレートなら、曲の定番はあまりにも有名な「リチャード・ロジャース/Richard Rodgers」作曲、「ロレンツ・ハート/Lorenz Hart」作詞の 「マイ・ファニー・バレンタイン/My Funny Valentine」。そして、定番のアーティストは、「チェット・ベイカー/Chet Baker」でしょうが、ちょっと趣向を変えたカバーで、聴いてみましょうか。

 まずは、イケメン・トランペッター、「クリス・ボッティ/Chris Botti」から。アルバムは、「Thousand Kisses Deep」(2003)ですが、ここでは、「スティング/Sting」をフューチャーした、2005年12月のライブ映像で。動画に登場する女性は、「トゥルーディー・スタイラー/Trudi Styler」、イギリスの女優で「スティング」の奥さんだという。

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Thousand Kisses Deep
クリス・ボッティ/Chris Botti
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「Chris Botti with Sting – My Funny Valentine」

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 ピアノを二人。「ダニーロ・レア/Danilo Rea」率いる「ドクター3/Doctor 3」のアルバム、「ブルー/Blue」(2007)と、もう巨匠と呼んでもいいでしょう、「エンリコ・ピエラヌンツイ/Enrico Pieranunzi」のアルバム、「パリジャンのポートレート/Parisian Portraits」(2007)から。

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Blue
Doctor 3
Via Veneto


     
     

「Danilo Rea/Doctor 3 – My funny Valentine」
  
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Parisian Portraits
エンリコ・ピエラヌンツィ・トリオ/Enrico Pieranunzi Trio
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「My Funny Valentine – Enrico Pieranunzi」
 
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 最後は、いまや絶滅危惧種かもしれない男性ジャズ・ボーカル、「マット・ダスク/Matt Dusk」。アルバムはずばり、「My Funny Valentine: the Chet Baker Songbook」(2013)。

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My Funny Valentine, The Chet Baker Songbook
マット・ダスク/Matt Dusk
Rambling Records


     
      

「Matt Dusk – My Funny Valentine」
  
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