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味噌を舐め、ビールを飲みながら哀愁のモルナを聴く

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 雨が降ったり降らなかったり、どうもすっきりしない毎日が続いている。しかし、ピーカンの青空より曇り空のほうが、花の色は鮮やかさが増す。



 いまだ梅雨が明けない今宵は、自家製の味噌を舐め、「父の日」にもらったメキシコ(?)産のビールを飲みながら聴くのは、哀愁の「モルナ/Morna」。歌い手は、「セザリア・エヴォラ/Cesária Évora」。大西洋の中央、北アフリカの西沖合いに位置する「カーボ・ベルデ共和国/Republic of Cabo Verde」出身で、同国を代表する音楽ジャンルである「モルナ」の歌い手。
   
 この「モルナ」、哀愁を帯び、ゆったりとしたメロディーが特徴の音楽で、悲しみやあこがれ、郷愁などをテーマにした歌が歌われることが多いという。15世紀から1975年までポルトガル領であったことから、ポルトガルのファドに極めて近いトラディショナルなフォーク・ソング、いわば日本の歌謡曲にあたる音楽のようだ。その「モルナ」にアフリカン・ブルースを融合させ、独特の哀愁感、寂寥感漂うバラードに仕立てたのが、「セザリア・エヴォラ」である。
   
 「セザリア・エヴォラ」。1941年、生まれ。もともとは国内の盛り場で歌を歌って糊口を凌ぐ生活を送っていたが、40代半ばの1988年、パリに渡り、47歳という年齢で制作したメジャー・デビューアルバム、「裸足の歌姫/La Diva aux pied nus」で一躍世界の注目を集めた遅咲きのディーヴァである。1992年にフランスでリリースしたCDの中に収められた曲、「ソダージ/Sodade」が大ヒットし、その後世界各地で活躍するようになったという。1995年、「Cesaria」がグラミー賞ベスト・ワールド・ミュージック・アルバムにノミネートされ、2004年には「Voz d’Amore」で、グラミー賞ベスト・コンテンポラリー・ワールド・ミュージック・アルバムを受賞している。2011年12月17日、70歳で生涯を終えたが、「マドンナ/Madonna」を始めとして、多くの若い世代のミュージシャンに影響を与えたという。「『モルナ』という音楽は、人生の苦痛を音楽で表現したブルースのようなもの」と彼女は語っている。(Wikipediaなど参照)    

 そのフランスでリリースされたアルバム、「Miss Perfumado」(1992)から何曲か ・・・。


  
MISS PERFUMADO
セザリア・エボラ/Cesaria Evora
RCA Victor


   
    

 世界的にブレイクするきっかけとなった「ソダージ/Sodade(ノスタルジー/Nostalgie)」。ポルトガル語の「サウダージ/saudade」と同じ意味。「♪ かくも長いその道を/指し示したのは 誰/かくも長いその道を/教えたのは 誰 ・・・ ♪」

「Cesaria Evora – Sodade」

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 「Lua Nha Testemunha(月は証人)」。「♪ 可愛い君/きっと想像もつかないよ/君のいない場所で/私がどんなの苦しんでいるか/空にかかる月に尋ねてごらん/月は私の証人だから ・・・ ♪」

「Cesaria Evora – Lua Nha Testemunha」

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 「Tortura(拷問)」。「♪ 人生の道しるべをおくれ/この船を操ることができるように/お前の愛の海を渡ることができるように ・・・ ♪」

「Cesaria Evora – Tortura」

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 注)訳はいずれもライナーノート(国安真奈対訳)から拝借
   
   
   

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