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こんな日は隠れBGM名盤でも聴いて

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 朝からまた雨。ウォーキングもできない。腕時計の文字盤が結露して、読みにくい。10年近く愛用しているコンデジの調子がどうもおかしい。そこへ追い打ちをかけるように、TVはニュースと朝ドラくらいしか見ないので、ほとんど毎日観ている映像配信サービス用のAmazonの端末がWiHiとつながらない。つながったと思ったら。こんどはHuLuが立ち上がらない。そんなトラブル・シューティングに1時間以上かかってしまった。どうもテンションが上がらない一日。


 天気も体も生活もかったるかった今宵、軽めの音楽がいいだろうと思って引っ張り出してきたのは、ジャズとして聴けば、甘っちょろいベタな作品だが、BGMとしてなら、なんとなくまた聴きたくなる、そんな隠れBGM名盤と呼んでもいいようなアルバム、「Stories」(1994)。オーストラリア・シドニーを活躍の拠点とするピアノ・トリオ、「ビル・リスビー・トリオ/Bill Risby Trio」である。人にそれぞれにあるストーリー。そんなことを想起させ、スムース・ジャズと簡単に切って捨てられないような、透明で澄んだ音と静寂な余韻、抒情性がある。キャリアなど詳しいことは分からないが、「寺島レコード」から毎年年末にリリースされる「Jazz Bar」シリーズ、「Jazz Bar 2013」で取り上げられていたピアニストだと記憶している。録音は、1994年3月、シドニーにて。メンバーは、「Bill Risby(p)」、「クレイグ・スコット/Craig Scott(b)」、「サイモン・ベイカー/Simon Barker(ds)」。

 そのアルバムからの曲、「When Photogen Met Nycteris」。辞書によると、「Photogen」は「発光生物」、「Nycteris」は「闇夜」という意味らしいが、タイトルとしての意味がわからない。そこで、好奇心が頭をもたげ、ちょっと調べてみたら、「指輪物語」の作者の「J・R・R・トールキン/J. R. R. Tolkien」などにも大きな影響をあたえた「ファンタジーの父」と呼ばれるスコットランド出身の作家、「ジョージ・マクドナルド/George MacDonald(1835-1905)」の小説に関する「The History of Photgen and Nycteris:A Day and Night Mährchen/フォトジェンとニュクテリスの物語」(1879)という論文があった。

 あらすじはこう。魔女「ワトー/Watho」に城に呼び寄せられた、貴婦人と未亡人の二人の妊婦。未亡人は女の子を出産し、「ニュクテリス/Nycteris」と名づけられ、墓場に幽閉されて育つ。暗闇で育った彼女は、この世に太陽があることも知らなかった。一方、貴婦人は男の子を出産し、「フォトジェン/Photogen」と名づけられた。彼は太陽の光だけを浴びて育つ。林や森に行くことを禁じられ、太陽が落ちる前に眠りにつくように育てられ、この世に影があることも夜の闇があることも知らなかった。そんな二人が夜の闇で出会った ・・・。 (参照 ジョージ・マクドナルド『フォトジェンとニュクテリスの物語』――昼と夜のメルヘン解読――山田 敦子日本大学大学院総合社会情報研究科 ) 

 「この小説なんだ、この曲は、この小説にインスパイアされたんだ」と合点がいった。私は、「J・R・R・トールキン」の本や映画はもちろん、かなりのファンタジー好き。しかし、「ジョージ・マクドナルド」は、全く知りませんでした。「曲のタイトルから、新しい世界の入口を発見することもあるんだ」と妙に納得。


   
   
The Day Boy and the Night Girl(The Romance of Photogen and Nycteris)
George MacDonald
Independently published


    
     
    

 その、きっかけとなった曲、「When Photogen Met Nycteris」を。


   
Stories
Bill Risby
CD Baby


   
   

「Bill Risby - When Photogen Met Nycteris」

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 YOUTUBEで見つけた動画もアップします。アルバム、「Blue Azure」(2008)から、お馴染みの「Moon River」を。

Blue Azure
Bill Risby
CD Baby


   
   

「Moon River – Bill Risby」

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2 Responses to “こんな日は隠れBGM名盤でも聴いて”


  1. ShiroYuki_Mot
    on 7月 23rd, 2019
    @ 6:33 PM

    不思議ですよね。もの達って示し合わせた様に皆一緒に不調になりますから。
    そして、アルバム。世の評判とは別に自分のお気に入りって出来るものですね。下らないとか評されていても無性に聴きたくなる事があるアルバム … 。不思議なものです。


  2. 大屋地 爵士
    on 7月 23rd, 2019
    @ 11:31 PM

    ShiroYuki_Mot さん  なにかテンションの上がらない日ってあるものですね。そんな時は、音楽でも聴くか、ビールでも飲むのが一番ですか ・・・。

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