地元の小学4年生の里山体験学習をサポートしている時のこと。一段落して静けさが戻ったら、突然、一頭の牡鹿が目の前に現れた。動じず悠然とした仕草、立派な角、鋭い視線で睥睨するようにこちらを見据えている。鹿は母系社会なので、公園に出てくるのは、ほとんどが母子づれ。牡鹿が見られるのは、珍しい。普段は森の奥深く潜んで、単独行動をし、滅多に出てこない牡鹿も、この時期は繁殖期なので、雌を求めて出てくる。周りを見たら、やはり近くに草を食む雌鹿が ・・・。自分は草を食むこともなく、雌を守るかのように、視線を外すことなく、じっとこちらを見据えている。人間社会ではなかなか見られなくなった、その「牡」の威風に圧倒される。子供たちに見せられなかったのが残念。
今宵の歌、「マンズ・ワールド/It’s A Man’s Man’s Man’s World」。オリジナルは、作詞・作曲とも、「ジェームズ・ブラウン/James Brown」。
【 It’s A Man’s, Man’s, Man’s World 】 作詞・作曲: James Brown
「♪ This is a man’s world この世界は男の世界
This is a man’s world この世界は男の世界
But it would be nothing でも意味のない世界になってしまう
Nothing without a woman or a girl 女たちがいなければ
You see man made the cars 男は車を作った
To take us over the road どこまでも行けるように
Man made the train 男は列車を作った
To carry the heavy load 重い荷を運ぶために
Man made the electric lights 男は電灯を作った
To take us out of the dark 我々を暗闇から解放するために
Man made the boat for the water 男は船を作った
Like Noah made the ark ノアが箱舟を作ったように
This is a man’s world この世界は男の世界
This is a man’s world この世界は男の世界
But it would be nothing でも意味のない世界になってしまう
Nothing without a woman or a girl 女たちがいなければ
・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
歌い手は、イギリス出身のソウル・ミュージシャン、「シール/Seal」で聴いてみましょうか。アルバムは、「ソウル/Soul」(2008年)から。
「シール」は、1963年、イギリスのパディントンにてブラジル系の父とナイジェリア人の母の間に生まれた。1980年代後半から地元のクラブやバーでライブ・パフォーマンスを行い、本格的なアーティスト活動を開始させる。1990年にロック・シンガー、「アダムスキー/Adamski」の楽曲「Killer」に参加し、歌手デビュー。デビューアルバム「Seal」(1991)は、英国アルバム・チャート1位を獲得し、ヨーロッパだけでなくアメリカやカナダなどでも大ヒットとなった。
ソウルフルで男臭さ満載。ハスキー・ボイスでソウル・R&B・ポップスなど様々なジャンルを歌いこなす。世界的なソウル・R&B歌手で、日本でも高い人気を獲得している。容貌もごつくて怪異。顔に傷のようなものがあり、また頭髪もないが、これらは幼少の頃にかかった膠原病の一種の後遺症によるものであるという。
Soul
シール/SealWarner
Bros / Wea
「Seal – It’s A Man’s Man’s Man’s World」
ShiroYuki_Mot
on 10月 10th, 2019
@ 10:26 PM:
「威風」のタイトルがぴったりな写真ですね、素晴らしいです。
角を携えた鹿は、やはり、見惚れて仕舞いますね。
大屋地 爵士
on 10月 11th, 2019
@ 12:54 PM:
ShiroYuki_Mot さん 森林ボランティアをしていると色んな野生動物に会えるのも魅力の一つです。しかしこんな堂々たる牡鹿は初めて見ました。