
ご陽気でダンサブル、スエーデンではちょっと異色ともいえるかもしれないブラジリアン・テイストの、若手と大ベテランの美女ジャズ・シンガー二人の紹介です。
まずは、「ミリアム・アイーダ/Miriam Aida」。「スキンドウ・レ・レ/SKIONDO LE LE」をクラブ音楽風にカヴァーした事でも知られるスエーデンのブラジリアン・ジャズ・バンド、「ア・ボッサ・エレトリカ/A Bossa Elétrica」のヴォーカルを務めた「ミリアム・アイーダ」のソロ・アルバム。モロッコ人の父とスエーデン人の母を持つ、まぎれもないスウェーデン出身の女性歌手だが、容貌も歌声もまるでネイティヴ・ブラジリアンみたいである。しかしその奥に秘められたアフリカンDNAが、ジャズ風であり、ブラジル風であり、アフロ風であり、カリビアン風でもあり、ラテン風であるという融通無碍な彼女の声の個性の原点にあるのであろう。
ラテン・アレンジのジャズ・スタンダードからラテンまでカラフルな輝きに彩られたアルバム「パールス/Pearls」。
パールス ミリアム・アイーダ/コロムビアミュージックエンタテインメント
My Kind of World Miriam Aida / Connection
アルバム「パールス」から、スタンダード「What A Difference A Day Made (縁は異なもの)」を。
「Miriam Aida – What A Difference A Day Made (縁は異なもの)」

そして、1954年生まれというから、もう大ベテランと言っていいだろう、もう一人のブラジリアン・ジャズ、人気の歌姫は、「メタ・ルース/Meta Roos」。何年か前、たまたまCDショップで求めたアルバムが、1978年、弱冠24歳で吹き込んだ「茶盤」との愛称で知られるレア・アルバム「メタ・ルース・アンド・ニッピ・シルヴェンス・バンド/Meta Roos & Nippe Sylwens Band」の復刻盤であった。
8歳のころからアコーデオンやピアノを独学で弾き、地元のコーラスグループにも所属していた。その後、欧米のPOPミュージックに興味を抱いたが、徐々にJAZZに影響を受けていったという。プロのデビューは1971年、17歳の時であったという。そして彼女に白羽の矢を立てたのが、ほかならぬ人気バンドを率いる「ニッピ・シルヴェンス/Nippe Sylwens」で、1978年、80年と続けてアルバムがリリースされ、それらは今でも名盤と称されているのである。 メタ・ルース・アンド・ニッピ・シルヴェンス・バンド(1978) メタ・ルース・アンド・ニッピ・シルヴェンズ・バンド / Pヴァインレコード
「ビリー・ジョエル/Billy Joel」の「Just The Way You Are (素顔のままで)」からはじまり、「ジョルジ・ベン/Jorge Ben」の「Zazueira (ザズエイラ)」、「ロバータ・フラック/Roberta Flack」の「Feel Making Love」から、「マリーナ・ショウ/Marlena Shaw」の「Street Walking Women」など、人気POPS、ジャズシンガーのヒット曲を、ポップで爽快なブラジリアン・アレンジで歌いまくる。たしかに、1978年という時代にこのようなアルバムがリリースされていたということに驚くとともに、スウェーデンらしい懐の深さを感じる。
まず、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」の「Just The Way You Are (素顔のままで)」から ・・・。
「Meta Roos – Just The Way You Are」
そして私が一番感心した曲は、「Here We Are Falling In Love Again」。往年のPOPSファンには懐かしい「ニール・セダカ/Neil Sedaka」がシンガー・ソングライター時代の1978年に発表した曲を、見事な高速ジャズ・ボッサに仕立てて歌う。
























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