JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

立春の朝に

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『♪ 北風吹きぬく 
   寒い朝も
   心ひとつで 
   暖かくなる
   ・・・・・・・・ ♪』 
(作詞;佐伯 孝夫)

いやあ、寒い朝でした。とても、「心ひとつ」では暖かくはなりません。大阪、神戸では最低温度が零下3度(2月3日)というから、私の住んでいるところは、零下4度か5度くらいあったでしょう。故郷・松本からの電話では、零下15度まで下がり、家の中の水まで凍っていたそうだ。朝起きて新聞を取りに出たら、水鉢に分厚い氷。そして、顔を洗おうとしたらお湯が出ない。水は出るのであるが、お湯が出ないのである。ちょっとあわてましたね。というのも一か月ほど前に給湯器を買い替えたばかりだったからである。さっそくメーカーの窓口に電話してもなかなかつながらない。同じようなトラブルの問い合わせが、殺到したようである。結局、「給湯配管が凍結している」とのこと、気温が上がって、融けたら正常に戻るのでそれまで待ってください」とのことであった。ここに引っ越してきてから20年ほど経つが、こんなことは初めて。よほど冷え込んだのである。

思い出してみれば、子供の頃は水道でなく井戸であった。寒い信州、その井戸が朝、よく凍結したものだ。その度に手押しポンプの上から、お湯を注いだことをよく覚えている。水道になってからは、電熱の凍結防止ヒーターが寒冷地の必需の凍結防止対策であった。昼すぎて気温が上がり、お湯が出ることを確認してから、凍結防止対策を強化することにした。近所のホームセンターに行ってみると、電熱ヒーターは、寒冷地ではないので置いていないという。仕方ないので、厚手の凍結防止クッションパイプを買ってきて、緩衝剤と合わせて、しっかりと凍結防止対策を施した。

立春の今朝も昨日同様、相当な冷え込み。朝起きて、恐る恐るカランをひねったら、お湯が出た!! 阪神淡路大震災の時も感じたが、水、お湯、電気、ガスなどがふんだんに使える暮らしのありがたさとその脆さを感じる。電力の半分以上を原発に依存していた関西電力の「電気予報」は、需給はややタイトであると告げている。

わがミューズの一人「ステイシー・ケント/Stacey Kent」が、ブルーノートに移籍し、新しい境地を開いた第一弾のアルバムは「市街電車で朝食を/Breakfast On The Morning Tram」であった。日本・長崎出身でイギリスに帰化し、1989年に長編小説「日の名残り」でイギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞した小説家「カズオ・イシグロ/Kazuo Ishiguro(石黒 一雄)」を作詞家として起用、アルバム・タイトル曲を含め4曲が収録されている。スタンダード・ジャズからすこし離れたて、ロックやPOPS、ボサノバなどをちりばめたアルバムの中で、この4曲、いずれも一篇の短編賞小説を読むような新鮮さに満ち、彼女が新しい扉を開け、一歩を踏み出したことがよくわかる。

Breakfast on the Morning Tram

Stacey Kent / Blue Note Records

『 The Ice Hotel 』  作詞;Kazuo Ishiguro  作曲;Jim Tomlinson

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 Let’s you and me go away     二人で行きましょうよ
 To the Ice Hotel             アイス・ホテルへ
 They’ve built it all with ice that’s pure and clear  透明で純粋な氷で造られているの
 The sofas, the lobby          ソファーも、ロビーも
 Even the chandelier          シャンデリアさえも
 A thermostat guarantees      温度は常に
 A steady minus 5 degrees     マイナス5度に保たれていて
 What other place could serve our needs so well 私たちのニーズに叶う所は他にないわ
 Let’s you and me go away     二人で行きましょうよ
 To the Ice Hotel             アイス・ホテルへ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

「The Ice Hotel – Stacey Kent」

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そして、ジャズ好きだという「カズオ・イシグロ」の短編集も私のお気に入りの一冊。

夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 (ハヤカワepi文庫)

カズオ イシグロ / 早川書房


 
 
 
 
 

60歳過ぎたら聴きたい歌(79) ~Wonderful Tonight~

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「聖バレンタインデー/St. Valentine’s day」が近づいてきた。かって米国に出張していた時、スコットランドの友人にグリーティング・カードを買うのにつき合わされたことがある。誕生日か何かのカードだろうと思っていたら、それは「バレンタインデー」のカードであった。その時、欧米では、夫婦の間で、この日にはカードを贈り合う習慣があると初めて知ったのである。「お前はなぜ買わないんだ」と言われ、あわてて買った記憶もあるが、チョコレート業界やギフト業界に、すっかり洗脳されていたことにも気が付いた。調べてみると、女性が男性に、愛情の告白としてチョコレートを贈る習慣、まして義理チョコなどは、日本独自のものだそうだ。1936年2月12日に「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」という広告を、当時東京で発行されていた英字新聞にだしたという「神戸モロゾフ製菓(現在のモロゾフ)」説が、起源として有力であるが、異論もあり、どうも判然としないようだ。(Wikipedia参照)

「モロゾフ」のHPをみると、1931年神戸で創業、1932年にその当時の箱入りチョコ「ファンシー・チョコレート」を、日本初の「バレンタイン・チョコレート」として販売したとあり、モロゾフ説が説得力があるように思える。さすれば、今年は「バレンタイン・チョコ」誕生80周年ということになる。店頭には「80th Aniversary」としてチョコが山積みになっている。

たしか我々の学生時代などにはそんな習慣があったという記憶がなく、「バレンタインデー」といえば、シカゴで起きたギャングの有名な抗争事件、「聖バレンタインデーの虐殺」のことであり、いまのような習慣が日本に定着したのはバブル期のようではないかという気がする。定年後、「義理チョコ」も、ましてや「本命チョコ」なども、まったく関係なくなったと思っていたが、何とうれしや、捨てる神あれば、拾う神あり。何年か前から、次男のお嫁さんから届くようになったのである。さて、孫から届くのはいつの日のことであろうか ・・・。

「バレンタインデー」で盛り上がっているカップルには、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」の名曲「ワンダフル・トゥナイト/Womderful Tonight」なんていかがでしょうか。ライブ盤、ベスト盤など多くのアルバムに収録されているが、初収録はたしか「スローハンド/Slowhand」だったか。

スローハンド

エリック・クラプトン / USMジャパン

そうそう、「ビギン/BEGIN」のカバーもなかなかいいですね。

BALLADS

BEGIN / テイチク

『Wonderful Tonight』  作詞・作曲; ERIC CLAPTON

「♪ It’s late in the evening              宵闇が迫ってきたというのに
   She’s wondering what clothes to wear  君はまだ着てゆく服に迷っている
   She puts on her make up            化粧をして
   And brushes her long blonde hair      長いブロンドの髪を梳かし
   And then she asks me              ”どう!決まっている?”と
   ”Do I look alright ?”                 君は僕に尋ねるが
   And I say “yes, you look wonderful tonight”  ”もちろんとても素敵だよ”と答える

   We go a party               そして、僕たちはパーティへ向かう
   And everyone turns to see      誰もが振り返るんだ
   This beautiful lady            僕と連れ立って歩いている
   Thats walking around with me   美しいレディを見て
   And then she asks me         ”ご気分はいかが?”と
   ”Do you feel alright ?”         君は僕に尋ねるが
   And I say “yes, I feel wonderful tonight”  ”もちろん最高さ”と答える
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   It’s time to go home now        そろそろ帰る時間
   And I’ve got an aching head      僕はちょっと頭が痛くなってきた
   So I give her the car keys        車のキーを君に渡して送ってもらい
   She helps me to bed            僕をベッドに寝かしつけてくれる君                       
   And then I tell her              灯りを消して
   As I turn out the light            君に囁く
   I say “my darling, you were wonderful tonight  ”今夜の君は素敵だったよ”
   Oh, my darling, you were wonderful tonight”   ”そう、今夜の君は最高さ” ♪」

多分、こんなことを口にする機会は今までもなかったし、もちろん今後もないでしょう。せめて爺さんは無言でこの曲をさりげなく流すとしましょうか ・・・。

「Wonderful Tonight」。クラプトンの最も長く、そしてベストなライブ・バージョンはこれでしょうか。

「Eric Clapton – Wonderful Tonight」 
 
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そうだ、バレンタインデーと並んで、関西にはもう一つの業界仕掛けイベントがありますね。仕掛け人は「海苔(のり)業界」。イベントは、節分に「恵方」を向いての巻きずしの丸かじり。毎年我が家でもやっていますが、今年の恵方は「北北西」とのこと。
 
 
 
 
    

    
    

「1969」

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このブログでも取り上げたが、「由紀さおり」の「1969」というアルバムが話題になっている。(参照「快挙には違いない」
 
1969年は、私が大学を卒業して就職した年。アポロ11号の月面着陸、全共闘の東大安田講堂事件などがあり、翌年が大阪万博開催、’70年日米安保改定の年、日本は高度成長期の真っただ中であった。

さて、今日(1月30日)の朝日新聞・ローカル面にこんな記事が載っていた。

『かって神戸・元町に有名なライブ喫茶「ロスト・シティー」があった。1960年代半ば、ブルーグラスに傾倒した学生たちが、大学ごとなどにバンドを組んで盛んに活動した。ロスト・シティーはそんな彼らの聖地 ・・・・・。そこで定期的に演奏していたのが「ブルーグラス45」。渡辺敏雄さん(65)ら大学生と高校生ばかり6人で1967年に結成したバンド。 ・・・ 』(朝日新聞)

この渡辺氏、ブルーグラス一筋で、昨年のグラミー賞にノミネートされた快挙のことも、このブログで取り上げたが、(参照「グラミー賞にノミネートされた日本人」) 今度は、2月下旬にシアトル近郊で開かれるフェスティバル「ウインターグラス」に招かれたという。これまた「由紀さおり」に勝るとも劣らない快挙である。還暦を迎えたメンバーの円熟のブルーグラスが本場アメリカ人にどう響くか。
 
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(写真右;「TUT Excaliburs」より無断拝借)

そして「ロスト・シティー」。1969年に入社して1年間ほどは大阪の寮に住んでいたが、遊びに行くのは大阪ではなく、大抵は神戸か京都であった。ジャズ好きの私と、C&W好きの友達とよく行った神戸の店の一つが、当時、神戸大丸の近くにあった、今はなき「ロスト・シティ」であった。店の佇まいなど、もうまったく覚えていないが、C&W好きの若者の熱気でむんむんしていたことと、その音楽性の高さに感心したことは、記憶に残っている。   

「1969」。あのころの音楽界は豊かであったように思う。フォーク、POPS、歌謡曲、ボサノバ、映画音楽・・、由紀のアルバム「1969」に収録されている曲目をみてもそのことは分かる。日本の高度成長に拍車がかかり、あらゆるジャンルの音楽が一斉に花開き、私もそんな一人であったのだが、フォークやエレキの影響で誰もがギターを手にした時期であり、レコードが飛ぶように売れた時代であった。当時の「平凡パンチ」などに付録としてついてきた歌の歌詞やギターコードなどの楽譜が、いまでも手元に残っている。そして、どこの大学にもハワイアン、ジャズと並んでC&Wバンドがあった。

私は、いまでもカントリー&ウェスタン(C&W)とブルーグラスの区別もよくつかないが、それでも「ハンク・ウィリアムス/Hank Williams」、「ビル・モンロー/Bill Monroe」、「ジョニー・キャッシュ/Johnny Cash」、「グレン・キャンベル/Glen Campbell」、「ジョン・デンバ―/John Denver」、いまだに現役で活躍している大御所「ウィリー・ネルソン/Willie Nelson」らの名くらい知っているし、「北風/North Wind」、「ジャンバラヤ/Jambalaya」、「コーライジャ/Kawliga」、「コールド・コールド・ハート/ Cold, Cold Heart」、「ユア・チーティン・ハート/Your Cheatin Heart」、「思い出のグリーングラス/The Green Green Grass of Home」、「ウイチタ・ラインマン/Wichita Lineman」などの曲は今でもよく覚えている。そしてこのころヒットしていた曲で、好きだった曲は、「グレン・キャンベル」の「恋はフェニックス/By The Time I Get To Phoenix」であった。

「僕がフェニックスに着くころ、彼女は目を覚まし、僕が出て行ったことに気がつくだろう ・・・」。ちょっぴり苦い別れの歌。後年、仕事でアリゾナ州の州都、フェニックスに降り立ったとき、空港のロビーからこの曲が流れていたのにちょっぴり感動。

By the Time I Get to Phoenix

Glen Campbell / EMI Special Products


 
「Glen Campbell – By The Time I Get To Phoenix」 
 
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困った緑の正体は ・・

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一月ほど前、このブログで「困った緑だが ・・・」というタイトルで、遊び場としている山のふもとのダム湖に「アオコ」が大量に発生しているという記事を書いた。

しかし、「アオコ」ではないと、数日前に朝日新聞が報じている。正体は、雑草の抑制効果もあるという、水生シダ植物の「アイオオアカウキクサ(合大赤浮草)」だという。一昨年までは、このダム湖も毎年「アオコ」の発生に悩まされていたが、昨年、曝気(ばっき)装置を増設したところ、「アオコ」の発生は大幅に減少したらしい。しかし、そのかわりに、この浮草が湖面の2割を覆うほど大量にはびこりだしたのだ。「水鳥の足にくっついて、運ばれてきたのでは」と専門家はみている。このダム湖の水は、地域の飲料水として使われているため、私と同じように「アオコ」ではと思って心配した市民から、ダムの管理事務所に問い合わせが相次いだらしい。

そして今日、山遊びに行く途中に見たら、浮草の除去作業が始まっていた。マスコミの影響力、やはり恐るべし ・・・。

「グリーン」と聞けば、思い出す曲は、「Green Sleeves」、「The Green Leaves Of Summer(遥かなるアラモ)」 、「思い出のグリーン・グラス/The Green Green Grass of Home」、「On Green Dolphin Street」、「Blue In Green」などであるが、一番思い出深い曲は、「グリーン・オニオンズ/Green Onions」。学生時代のバンドのレパートリーだった曲である。

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1962年「ブッカー・T&ザ・MG’s/Booker T. & the M.G.’s」(プロレスラーではありません。念のため)によって大ヒットしたインストゥルメンタルの曲である。オルガンの「ブッカー・T・ジョーンズ/Booker T.Jones」を中心に、ギターの「スティーヴ・クロッパー/Stephen Cropper」、ベースの「ルイス・スタインバーグ/Lewis steinberg」(1963年、「ドナルド・ダック・ダン/Donald Duck Dunn」に代った)、そしてドラムの「アル・ジャクソン/Al Jackson」により、テネシー州・メンフィスにて結成されたソウル・ミュージックのグループ。伝説的といってもいい、あの「メンフィス・ソウル・グルーヴ」、あるいは「メンフィス・ファンク」とよばれた「ノリ」にあこがれて、「Green Onions」をレパートリーとしたのである。同時代、同じレーベルである「スタックス/STAX」に所属していたアーティストには、「オーティス・レディング/Otis Redding」、「サム&デイヴ/Sam & Dave」などがいる。

Green Onions

Booker T & The MGs / Atlantic / Wea

「Booker T & the M G ’s – Green Onions」
 
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春節の南京町を歩く

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12月の「ルミナリエ」は行くことができなかったので、久しぶりの神戸である。三宮あたりの繁華街には、中国語が行き交っている。そう、今は「春節」で、中国から大勢の観光客が、ここ神戸に訪れているのである。そんないつもよりちょっぴり異国ムードが高まっている神戸。いつものように、お気に入りのアジアン・テイストのカフェ&ダイニング、「ヴィラブリ・ガーデン/Villabli Garden」で絶品の「海鮮焼きそば」を食してから、南京街へと向かう。 

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お祭りムード一色の南京町でも、飛び交う言葉の多くは中国語。そして、多くの人が、「西遊記」のキャラクターとともに「関帝廟」に参拝をし、記念写真を撮っている。中国人観光客が、本国でなく、ここ日本の神戸でお参りをしているのだ。この「春節祭」もすっかり神戸の風物詩となった。

そして、「関帝廟」の向かいにあるのが、元祖・豚饅頭の店、「老祥記」。「ぶたまん」という呼び名の発祥の店で、大正4年創業という。平日であるが、いつものように相当の行列ができている。しかし、ここまで来たからにはと、しばらく並んで、肉汁がたっぷり、出来立てあつあつの「ぶたまん」を頬張る。今日のような小雪交じりの寒い日には何よりのご馳走、昼食とは別腹のようである。

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腹ごなしにと、いつものように、トアロード、元町、三宮界隈をウィンドウ・ショピングをしながらのウォーキングがわりの散策。そして締めのお茶は、久しぶりの「ケーニヒス・クローネ/Königs krone(ドイツ語で“王冠”の意)」で。いつも感じることだが、神戸というこの街のサイズがちょうどいいのであろう、1~2時間も歩けばアジア、中国、ヨーロッパ、アメリカ、海、山、坂、都会、リゾート、下町、スクエア、カジュアル ・・・、変化が多く、クロスオーバーな異国情緒やカルチャーが味わえて、いつ来ても飽きない街である。 

「デヴィッド・サンボーン/David Sanborn」。ご存知、フュージョン・アルトの第一人者である。「いそしぎ」などの作曲で有名な「ジョニー・マンデル/Johnny Mandel」の編曲をバックに、スタンダードやポップスのカヴァー曲で構成したストリングスとの共演盤がある。「パールズ/Pearls」。「シャーデー/Sade」のカバーをタイトルとしているアルバム。もともと好き嫌いが半ばするプレイヤーで、ポップスのカヴァー、ストリングスとの共演と聞けば、「イージー・リスニングだ」と斬って捨てる向きもあるが、サンボーンの泣き節を好きなファンにはたまらないアルバム。私は好きである。一歩間違うと「サム・テイラー/Sam Taylor」になってしまうところだが、良質のイージー・リスニングにちゃんと踏みとどまっている。イケイケ・ファンクだけでなくこんな大人の演奏もできるんだ。

Pearls

David Sanborn / Elektra / Wea

「David Sanborn – Try A Little Tenderness」
  
  
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昔取った杵柄で

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日曜日は、第2回目の「炭焼き」と並行して、いつもの山遊びの公園を利用しているクラブ・団体が合同しての恒例「新春餅つき大会」が行われた。私は、今回はそちらの「つき手」の担当。前の日は雨降りで、当日の天気が心配されたが、朝から太陽の日差しが暖かく感じられるまずまずの天気。大勢の子供、クラブ員、一般の参加者も含めて60名を超える参加者で大盛況であった。

まずは、竈(かまど)で、餅米20kgを順次炊き、御影石の石臼とけやきの杵で12臼ほどの餅をつく。12臼といえば、結構な量である。子供たちも「♪ ぺったんこ、ぺったんこ ~~ ♪」という歌に合わせて、初めての餅をつく。若いお母さん方の中にも初めて餅をつくという人も多く、次から次へとつき手が登場し、結構盛り上がる。餅つき、思ったより重労働で、今日はあちこちの節々が痛い。

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そうして、つきたての餅を、「あんころもち」、「きなこもち」、そしてこちらへ来て初めて知った、関西地方独特の食べ方であろうか、「納豆おろしもち」にして頬張る。やはり、つきたての餅は旨い。そして、大鍋で作った、関西風の雑煮もたいそうな美味であった。

そういえば、子どもの頃、近所ぐるみで餅つきをした記憶がある。中学生くらいだったであろうか、杵を持たせてもらって、何か大人になったような誇らしげな気分であった。故郷を離れてからは、毎年父親がついた餅を送ってくれたが、そのうち両親も老いたのか、送ってくる餅は、「電気餅つき機」がついた餅に変わっていった。私は餅が大好きで、そんなことを思いだしながら、まさに「昔、取った杵柄」の自分でついた餅を食べた。

そんな昔がたりには、ご存知「ユーミン」の名曲のカバー、「あの日にかえりたい」。 「小野リサ」である。1999年以来、ボサノバによる「音楽の旅」というテーマで世界を廻っている彼女が、前回の「アジア編」に次いで、遂に 日本に上陸を果たした。昭和の日本ポップスの名曲を全曲日本語でカヴァーしたアルバム「ジャポン」から。「黄昏のビギン」、「オリビアを聴きながら」、「遠くへ行きたい」、「いっそ セレナーデ」、「見上げてごらん夜の星を」 ・・・など12曲。その感情が抑制された歌声が、日本語なるがゆえに心にしみる。

ジャポン

小野リサ / Dreamusic


 
「あの日にかえりたい」。いくつかYOUTUBEにアップされているが、年甲斐もなく「吉瀬美智子」のフォトジェニックな画に魅かれて、これを選んでしまった。

「あの日にかえりたい-小野リサ」
 
 
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初の女性R&B歌手「エタ・ジェームス」さん逝く

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「エタ・ジェームス」さん(米R&B歌手)。ロイター通信などによると、20日、米カリフォルニア州の病院で白血病の合併症で死去、73歳。

ロサンゼルス生まれ。幼少の頃から教会でゴスペルを歌った。1960年代のバラード曲「アット・ラスト」などがヒット。アルバムとパフォーマンスの部門では、グラミー賞に3度輝いた。「ジャニス・ジョプリン」や「ティナ・ターナー」らとともに影響力のある歌手と称された。84年のロサンゼルス五輪で米国歌を歌った。 (朝日新聞1月21日夕刊)
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このブログでも取り上げたことがある、初のR&B女性アーティスト、「エタ・ジェームス/Etta James」が、遂に逝ってしまった。(「愛しのロック小僧たちへ ~僕らのWonderful Days~」、「ひどい天気だ」) 

シカゴ出身のオバマ大統領の就任式の夜、大統領夫妻が初めてダンスを披露する、恒例「ファースト・ダンス」で、「ビヨンセ(ビヨンセ・ノウルズ)/Beyoncé Knowles」が歌った歌が、シカゴにあったR&Bレーベル「チェス・レコード/Chess Records」に在籍していた「エタ・ジェームス/Etta James」のヒット曲「アット・ラスト/At Last」(1960)であった。そして「ビヨンセ」はその「チェス・レコード」をテーマにした映画「キャデラック・レコード/Cadillac Records」で、「エタ・ジェームス」役を演じ、圧倒的な歌唱を披露したのである。

キャデラック・レコード コレクターズ・エディション [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

At Last!

Etta James / Mca

R&B界にパイオニアとして大きな足跡を残した「エタ・ジェームス」を偲んで「At Last」を ・・・・。  合掌。

「♪ At last my love has come along
   My lonely days are over
   And life is like a song

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   You smiled, and then the spell was cast
   And here we are in heaven
   For you are mine at last      ♪」

「Etta James – At Last」
 
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さて、炭の出来栄えは ・・・

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(写真;窯開け直後の窯内の状態)

今日は、いよいよ「窯だし」。先日焼いた炭の出来栄えがわかる日である。そして、炭焼きの工程中、もっとも「3K」な作業の日でもある。しかし、今回の炭焼きの責任者の一人でもあるので、この「窯だし」作業を逃げる訳にはいかないのだ。防塵のための重装備をして、窯に入る。一日「くどさし」を延ばしたためであろう、かなり炭化がすすんでいる。手前に置いた直径30~40㎝の窯木などは完全に炭化して、触れるとぼろぼろに崩れてしまう。「これは焼きすぎか」と一瞬思ったが、炭を排出して行くにしたがって、うまく焼けた炭も多く出てきたので一安心。

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やはり、何回炭を焼いても、その都度、条件や仕上がり具合が違う。もっとも、それが自然相手の伝承技術であり、面白いところでもあるのだが ・・・。自分で出来栄えに点数をつけるとしたら、55点ぐらいか。もっともっと腕を上げる必要がある事を痛感。一般参加者の皆さんに焼きあがった炭と木酢液を、お土産の持って行ってもらい、第1回目の炭焼きは終了し、第2回目のチームと交代。

そんな「煙まみれ」、「炭まみれ」のなかで思い出すのは、ラヂオで聴いたあの歌、「煙が目にしみる」。色々なシンガーが歌っているが、やはり真っ先に思い出すのは、「プラターズ/The Platters」であろうか。この「煙」は「恋の炎」の煙であるが、聴いたのは、まだ英語を習いたての頃で、「Smoke Gets In Your Eyes」を訳した「煙が目にしみる」という邦題、なんてうまい訳なんだろうと感心した。それからは、歌の題名、歌詞、映画のタイトルなどが、英語への興味をかきたててくれたのである。プレスリー、キング・コール、ニール・セダカ、ポール・アンカ、コニー・フランシス ・・・・・。しかし、「煙が目にしみただけさ」なんてセリフは、ついぞ口にすることもなく、私の青春時代は過ぎ去っていったのである。

そんな「煙が目にしみる」を始めとする懐かしの「オールディズ」満載の映画は、「ジョージ・ルーカス/George Lucas」監督の「アメリカン・グラフィティー/American Graffiti」(1973年)。そして、そのサウンド・トラック・アルバム41曲。1962年のサンフランシスコ郊外の街を舞台に、性格も生活も異なる4人の若者が、一夜のうちに経験する出来事を、当時のヒット・ナンバーと共につづる青春群像ドラマ。まだヴェトナム戦争もドラッグも、青春とは無縁だった時代のノスタルジーとともに鮮やかに描く。

アメリカン・グラフィティ [DVD]

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

アメリカン・グラフィティ ― オリジナル・サウンドトラック

サントラ / ユニバーサルインターナショナル

この曲「煙が目にしみる」は、「ジェローム・カーン/Jerome Kern」の作曲、「オットー・ハーバック/Otto Harbach」の作詞によるもので、1933年のミュージカル「ロバータ」に使われたものだという。

Smoke gets in your eyes

「♪ They asked me how I knew           友達にお前の恋は
   My true love was true               どのくらい本物なんだと聞かれた時
   I of course replied something here inside  僕は心の中を確かめ
   Cannot be denied                  否定せずにもちろんと答えたよ

   They said someday you’ll find          友達は、お前もいつかきっと気付くさ
   All who love are blind                恋は盲目だということにという
   When your heart’s on fire you must realize  そしてハートに火がついているときは
   Smoke gets in your eyes               その煙が目にしみるものだと

   So I chaffed them and I gaily laughed     そんな友達を僕は笑い飛ばした
   To think they would doubt our love       何言ってんだ、この恋を疑うなんて
   And yet today my love has gone away     しかし今あの恋は終わり
   I am without my love                  僕は一人ぼっち

   Now laughing friends deride             友達は僕をあざ笑うが 
   Tears I cannot hide                    僕は涙を隠せない
   So I smile and say when a lovely flame dies  だから笑ってこう言おう
   Smoke gets in your eyes           消えた恋の炎の煙が目にしみるのさ・・・と ♪」

私もよくいく「神戸・ハーバーランド」の風景と一緒にYOUTUBEにアップされていたのは「プラターズ/煙が目にしみる」。

「プラターズ/The Platters ― 煙が目にしみる/Smoke Gets In Your Eyes」

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もっとJAZZYな演奏でとお望みの方には、私が、最も都会の哀愁を感じさせるピアニストと思っている「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の演奏はいかがでしょうか。スタンダードを中心とした選曲のアルバム「星へのきざはし」は、このトリオのアルバムの中でも出色の出来栄え。 

星へのきざはし(紙ジャケット仕様)

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナス・レコード

「Smoke gets in your eyes – New York Jazz Trio」 
 
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60歳過ぎたら聴きたい歌(78) ~スムース・オペレーター~

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経産省の高級官僚、元審議官が、「インサイダー取引」疑惑で逮捕されたというニュース。馬鹿馬鹿しくて論評などする気にはなれないのだが、そのニュースを聴いたとき、「なんとせこい奴っちゃ。でもこんな奴、どこの組織にもいるが、その世渡り上手も運の尽きか」と率直に思った。出世や金、しがらみなどとは無縁になった今、かっての自分の中にも多少なりともあったであろう、そんな「せこさ」をもう意識しなくってもすむこともありがたい。

そんなことを思いながら、心に浮かんだ曲は「シャーデー/スムース・オペレーター」。その女豹を思わすような眼、エキゾチックで魅惑的な容姿と、最初聴いたときは、どういう意味かまったく分からなかった歌のタイトル、やや無機質といっていいくらい感情を表さないような歌唱。そしてジャージーなサウンド。初めて聴いたときは相当にインパクトを受けた歌であった。ノックアウトされたその後、私は「シャーデー」の隠れファンになっている。

私もかっては勘違いしていたのですが、「シャーデー/Sade」とは、個人ではなく、ナイジェリア出身の父と、イギリス人の母を持つヴォーカルの「シャーデー・アデュ(ヘレン・フォラシャーデー・アデュ)/Helen Folasade Adu」を中心とする4人組のイギリスのグループ。そして、この曲は彼らのデビュー・アルバム 「ダイヤモンド・ライフ/Diamond Life」(1984)のオープニングに収められている曲で、翌年のグラミー賞「最優秀新人賞」を受賞した。1984年のデビューから今日まで、オリジナル・アルバムは、たった6作という寡作ぶりであるが、そのアルバムはいずれも大ヒットしている。

この歌はジェット機で派手に遊び回るリッチなライフ・スタイルを楽しんでいる男の話で、いい暮らしはしていても心は冷たいという内容の歌。どうか「お前のひがみか」などと決して言わないでください。

『Smooth Operator』 Words and Music: Sade Adu and St. John 

「♪ Diamond life lover boy     彼は輝くようないい生活を送る色男
   He moves in space       国中をジェットで飛び回ってるわ
   With minimum waste      要領よく、労少なくして
   And maximum joy         最大の効果を得るようにね
   City lights, business nights  都会の灯りの中でも、ビジネスの夜でも
   When you require streetcar desire   あなたは欲望という名の電車に乗り込んで
    For higher heights        もっと高いところへ行くように願う人
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   No need to ask           聞くまでもないわ
   He’s a smooth operator,    彼は口先がうまくて要領がいいだけの男
   Smooth operator          彼はやり手のプレイ・ボーイ、口説き上手の
   Smooth operator, smooth operator そう、スムース・オペレータ-なの 

   Coast to coast, L.A. to Chicago 西海岸から東海岸まで、ロスからシカゴまで
   Western male              まるで西部男のように
   Across the north,            北から南へ
   And south to Key Largo       果てはキー・ラーゴまで
   Love for sale               恋を売り歩いているの
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                    ♪」

Diamond Life

Sade / Sony

Lovers Live (DVD)

SADE /SONY

「Sade – Smooth Operator – Montreux ( 1984 ) 」

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誘われて吹奏楽

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誘われて吹奏楽のコンサートに行ってきた。「川西市吹奏楽団/冬のコンサート」。聴くのは今回が初めて。パンフレットによると、この吹奏楽団は、川西市や教育委員会の支援で、1975年に発足した学生・社会人のアマチュア吹奏楽団。もう37年近い歴史があるのである。ステージを見たところ、ざっと50人くらいだろうか、高校生から60歳代の方までの幅広い年齢層で構成されているようである。「市民に愛され、親しまれるバンド」を目標に年3回の主催コンサートを行っているという。正直言って、学業や仕事の合間に練習をして、年3回のコンサートというのはアマチュア楽団としては、なんとも立派である。今回のコンサートでも、演奏曲はアンコールも含めても9曲、決して多くはない。しかし、そこに練習量やレパートリーを増やすアマチュアなればこその苦労や努力が垣間見えるのである。演奏レベルも高く、楽しめたコンサートであった。

どこの地域もそうであろうと思うが、このような市民楽団やオーケストラの運営は、自治体からの支援も厳しく、大変だと思う。団員の皆さんの音楽への熱意、そしてなにより市民のサポートが長続きをさせる秘訣であろう。私が聴くことで、わずかながらも支援になればうれしいとも思った。それともう一つ、熱意あるリーダーというか、指導者の存在も欠かせない。以前、大阪で住んでいたマンションの隣が「大阪府立淀川工業高校(現;淀川工科高校)」であった。全日本吹奏楽コンクールの常連の吹奏楽部を有する高校である。その名物指導者の先生が同じマンションに住んでいた。つまりは吹奏楽の指導をするために、学校に隣接するそのマンションに住いを構えたのである。今日の楽団の指揮者N氏もそうであったが、やはり、長続きしている所には、必ずこういう人、「名伯楽」がいるのである。

「スーパー・トロンボーン/Super Trombone」という4トロンボーンにピアノ、ベース、ドラムという7人編成の異色コンボがある。あの「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」の「デヴィッド・マシューズ/David Matthews」をプロデューサーとアレンジャーに据え、日本で企画され、95年にNYの最強トロンボーン奏者達により結成されたコンボ。

名伯楽、「デビッド・マシューズ」の絶妙でジャジーなアレンジにより、映画音楽からスタンダードまで、ジャズ・ファンだけでなく誰もが楽しめる最高のエンタテイメント・アルバムをいくつもリリースしている。どちらかというと地味な楽器であるトロンボーンが、これだけダイナミックでドラマチックなプレイを縦横無尽に展開することに、びっくりすること請け合い。

Mission impossible

スーパー・トロンボーン ビデオアーツ・ミュージック

テイク・ファイヴ

スーパー・トロンボーン ビデオアーツ・ミュージック

上のアルバムから、「デイヴ・グルーシン/Dave Grusin」の曲で、「リー・リトナー/Lee Ritenour」の演奏でも知られる、ファンキーでノリノリの「キャプテン・カリブ/Captain Caribe」を。

「Super Trombone – “Captain Caribe”」

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