JAZZYな生活

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キレとノリのいいスウィングに酔う ~ エルマー・ブラス・トリオの夜 ~

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 今年の「Hyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバル2017」、「渡辺貞夫」、「小曽根真」、「アン・サリー」など7つほどのプログラムがある中で、選んだのは、今年も「アトリエ澤野スペシャル」、今年のアーティストは、「エルマー・ブラス・トリオ/Elmar Brass Trio」。この「エルマー・ブラス・トリオ」、私は、「うん!」と思った澤野からのデビュー・アルバム、「Night Dreamer」(2010)以外は聞いていないのだが、何枚かのアルバムをリリースしている。

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 「エルマー・ブラス/Elmar Brass」。あまり馴染みがないが、ドイツのピアニスト。1979年生まれ、まだ38歳という若さ。ナイジェリアで育ったが、帰国後11歳の時よりピアノのレッスンを始め、その後音楽学校で、ジャズ&クラシック・ピアノを学び、その後ジャズに転向し、「モントルー・ジャズ・フェスティバル」にも参加したという。「澤野工房」が注目し、2010年に期待して日本でデビュー作をリリースした。

 ホールは、西宮にある「兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール」、総客席数417席のステージ、客席、床、壁、すべて木が貼られた八角形の小ぶりのホール。音響のいいことでも知られている。シートは前から2列目、プレイヤーまで手が届きそうな距離である。「エルマー・ブラス」の印象は、地味な容姿と服装。まるでビジネスマンのようである。しかし、ピアノに向かうとその印象は一変する。

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 オープニングは、「Honeysuckle Rose(Fats Waller)」。今まで聴いたことのないアプローチから始まり、軽快な高速スウィングが展開、つづく「Steeplechase(Charlie Parker)」ではやグルーヴ感は最高潮、すっかり観客の心を掴んでしまったようだ。スタインウェイがこんなに弾けた音を出すピアノとは ・・・。4曲目は一転バラード、「Memories of You」。その美しさに酔う。2ndセットは、彼が魅了されたという日本のウィスキーや大阪の街、寿司に因んでのオリジナル、「Yamazaki 12」、「B728(ブラスなにわ)」、「Wasabi」が中心。観客総立ちのアンコール曲をまで、13曲、キレとノリのいいスウィングにすっかり酔った約2時間であった。

 ピアノの「エルマー・ブラス」のほか、ベースは「マーチン・ヤコノフスキ/Martin Gjakonovski」、ドラムは「クリスチャン・シェーネフェルト/christian Schoenefeidt 」。先行発売されていた新アルバム、「Brassabi!」(Brass + Wasabiのダジャレ?)からの演目であった。

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BRASSABI!
エルマー・ブラス・トリオ
澤野工房

    
    

 YOUTUBEにはほとんどアップされていないので、アップされている中からセレクト。アンコールで演奏された「The Big Hang」。どこかのライブから。

「Elmar Braß Trio – The Big Hang – LIVE !!! 」

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「Elmar Braß Trio – Blues For Monty – LIVE !!! 」

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【 演目 】

1st セット
1)Honeysuckle Rose
2)Steeplechase
3)I’ll Remember April
4)Memories of You
5)Birk’s Works
6)Days of Wine and Roses

2nd セット
7)A Beautiful Friendship
8)Yamazaki 12
9)Dreamsville
10)B728
11)Wasabi

アンコール
・Do Nothing till You Hear from Me
・The Big Hang

柚子と柿を頂く

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 お隣さんの庭にたくさん実っていた「ユズ(柚子)」の実を頂く。一部は冬至の「柚子湯」に使い、残りは「柚子味噌」か、「マーマーレード」にでもしてみようかと妻と相談。そしてもうひとつのご近所からの頂きものは、「渋柿」。こちらは、迷うことなく「干し柿」に。私が子供のころの家の軒先や縁側には、必ずと言っていいほど、「吊るし柿」がぶら下がっていたものだ。

 かってはフルーツのような雰囲気のシンガー、と思っていたが、けっこうガッツがあり、野心家でセレブ志向であった元フランス大統領夫人の歌声を聴いてみましょうか。「カーラ・ブルーニ/Carla Bruni」。  

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 1967年、イタリア・トリノ生まれ。身長176cmのフランスで活躍するスーパー・モデルが突然歌手に変身したのは2002年。「美貌と知性、そして素晴らしい音楽的才能。そのすべてを神様から与えられた類まれなる逸材、カーラ・ブルーニ」はデビュー当時のうたい文句。もともと、自作のギター弾き語りの歌を溜めて、デモ・テープを音楽プロデューサーに自ら売り込んで、CD化したと言うからガッツがある。カバー曲以外は全て彼女が作詞作曲したこのアルバム。「ケルカン・マ・ディ〜風のうわさ/Quelqu’un m’a dit」は、。世界中で100万枚を超えるヒットになった。

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 そして再びの衝撃サプライズは、「ニコラ・サルコジ」仏大統領との交際・結婚。この報道はフランスのみならず、世界中のマスコミを賑わせたが、政治と無関係の話題提供ぶりには批判も高まり、サルコジ大統領の支持率は一時急落。前後してブルーニのヌード写真がファッション誌に発表されるなどして、本人への批判も高まった。2010年末には仏雑誌VSDによる読者投票で「最もムカツク有名人」に選ばれるなど、ブルジョワ的なライフ・スタイルや権力への近さが反感を買っていたという。

 そんな後々の評判を抜きにすれば、デビュー当時の印象は、自作の詩も巧みで素晴らしく、ライナーノートのいうように「ノラ・ジョーンズ」にも通ずる印象。ジャケもいい。タイトル曲「Quelqu’un m’a dit」は、「ケルカン・マ・ディ ~ 風のうわさ」という邦題が付けられているが、「誰かが私に言った」という意味のようだ。NETで見つけた訳を ・・・。

【 Quelqu’un m’a dit  誰かが私に言った 】

「♪ On me dit que nos vies ne valent pas grand chose
      人々は私に言った。私たちの生きていることに大きな価値はないと。
   Elles passent en un instant comme fanent les roses.
      人生は色あせていくバラのように、はかない。
   On me dit que le temps qui glisse est un salaud
      人々は私に言った。月日がたつのは嫌なことだ。
   Que de nos chagrins il s’en fait des manteaux
      それは私たちの悲哀に悲哀を重ねていくことである。
   Pourtant quelqu’un m’a dit…
      けれども、誰かが私に・・・と言った。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Quelqu’Un M’a Dit  Import
カーラ・ブルーニ/Carla Bruni
V2 North America


   
   

「Carla Bruni – Quelqu’un m’a dit」

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 興味のある方はフル・アルバムもどうぞ。

「Carla Bruni – Quelqu’un m’a dit (Full Album)」

バタバタと冬支度に追われた翌朝はこの冬初めての積雪

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 ここ一両日中の間にバタバタと冬支度やら12月のイベントの材料準備に追われる。その一つが、スタッドレス・タイヤへの交換。私の住んでいる地域は、あまり雪が積もらない地域。それでも年に2,3回は積もるでしょうか。冬に頻繁に母親のケアに信州・松本に帰っていたときに、そのありがたみは実感している。気象予報によると、黒潮大蛇行やらラニーニャ現象の影響もあって今年の冬は寒く、雪も多いとのこと。昨年装着をサボっていたため、こわい思いをしたので、真冬の炭焼きに備えて早めにスタッドレス・タイヤを履いた。するとドンピシャ、今朝はうっすらとこの冬初めての積雪が ・・・。やはり、ちょっと早い。

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 そして、ちょっと大変なのが、12月に行うクラブのイベント、「ミニ門松とクリスマス・リース作り」の材料の準備。もうひとつのクラブがおこなう竹馬作りと併せて、約100本近くの青竹を伐採しなくてはならない。例年、近くの竹林まで行って伐採していたが、今年はなんと市の好意で市有地で繁茂して困っている竹を伐採までして届けて頂いた。これも我々の活動の輪が広がった証拠だろうか。

 そして、故障したプリンタを買い替え、デザインも決め、年賀状の準備を終えた。

 話は変わるが、「履く」といえば、スカートをはく人がめっきり減ったという実感がある。都会に出ればもっと多く見かけるかもしれないが、近所のスーパーなどではほとんど見かけない。妻のスカート姿など何年前のことか思い出せないくらい昔のこと。それでもコアなスカート派はいるもので、見かけると、「おっ! めずらしや!」となる。私は決して「足フェチ」ではないのだが、スカートも立派な服飾文化。このまま衰退していくとしたらちょっと寂しい気もする。

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 女性ジャズ・アルト・サックス奏者、「矢野沙織」の曲に、「砂とスカート」という曲がある。女性ジャズ・サックス奏者といえば、「キャンディ・ダルファー/Candy Dulfer」が一番早く活躍を始めまたようだが、最近は日本でも、矢野の他、「小林香織」や「寺久保エレナ」などの活躍により、そう珍しくもなくなった。かっては、ジャズ・プレイヤーといえば、酒、麻薬がつきものといった男の世界、それをジャズ喫茶という異様な空間で聴くというイメージだったのが、もっと健康的で普段着の世界に変わってきた。それは、女性のアーティストたちの影響が大きいと言わざるを得ない。

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Saori Yano/矢野沙織
日本コロムビア


   
  

 「矢野沙織」、「砂とスカート」。昔何回か足を運んだ北新地のジャズ・クラブ、「ロイヤル・ホース/ROYAL HORSE」でのライブ。


「矢野沙織 - 砂とスカート」

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 そして、おまけ。

「矢野沙織 - ウィスキーが、お好きでしょ」

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言葉では表現できない感情が、歌手の歌声にはちゃんとある

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 今年のノーベル文学賞を受賞した日系英国人作家、「カズオ・イシグロ」氏が、7日、ストックホルムのスウェーデン・アカデミーで授賞の記念講演を45分にわたり、行った。その中で、代表作「日の名残り」(1989年)について、シンガー・ソングライターの「トム・ウェイツ/Tom Waits」の曲「ルビーズ・アームズ/Ruby’s Arms」を聞いたことが、完成のきっかけになったなど、創作のエピソードを披露したという。

 『 ・・・ 88年3月、33歳の私は、初めて日本が舞台ではない「日の名残り」を書き終えたところでした。晩年になってから、自分が誤った価値観を守ってきたと気付く英国の執事の物語です。何度も読み返し、ある程度満足しましたが何かが足りない。その時、ソファに横になってトム・ウェイツが歌う「ルビーズ・アームズ」を聞いたのです。曲の半ばに、胸が張り裂けそうだと歌うのを聞いて、まだやるべき仕事が残っていると気付きました。小説の最後で、感情を抑えてきた執事の心のよろいにひびを入れねばならないと考えました。 (毎日新聞2017年12月8日配信より)

 『 ・・・ 私はこれまで、いくつもの場面で、歌手の歌声から重要な教訓を学んできました。』影響を受けた歌手に、ボブ・ディラン、ニーナ・シモン、レイ・チャールズ、ブルース・スプリングティーなどを挙げたという。『言葉では表現できない感情ですが、歌手の歌声にはちゃんとあって、私は目指すべき何かをもらったと感じます。』 (12月12日 朝日新聞朝刊より)

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日の名残り (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ/Kazuo Ishiguro (著)、土屋 政雄 (翻訳)
早川書房


   
   
   
   
    

【 Ruby’s arms ルビーの腕 】

「♪ I will leave behind all of my clothes  僕の服は全部置いてゆこう
  I wore when I was with you      君と一緒にいたころ着ていた服は全部
  All I need’s my railroad boots      必要なのはこのブーツと 
  And my leather jacket          革のジャケットだけ

  As I say goodbye to Ruby’s arms    ルビーの腕にさよならするんだ
  Although my heart is breaking     僕の心は張り裂けそうなのに
  I will steal away out through your    君が眠っているうちに出ていこう
  Blinds for soon you will be waking    君はすぐに目を覚ましてしまうから

  The morning light has washed your face  朝の光が君の顔を照らしているが
  And everything is turning blue now     いまは何もかもがブルー
  Hold on to your pillow case        君の枕カバーを抱くことくらいしか
  There’s nothing I can do now       今の僕にできることはない

  As I say goodbye to Ruby’s arms     ルビーの腕にさよならすれば
  You’ll find another soldier         きっと君は誰か別の戦士を見つけるだろう
  And I swear to God by Christmas time   クリスマスまでにはきっと
  There’ll be someone else to hold you    ほかに君を抱きしめてくれる人はいる

  The only thing I’m taking is         僕がもらっていくものはただ一つ
  The scarf off of your clothesline       君の物干しロープにかかっているスカーフさ
  I’ll hurry past your chest of drawers     君のたんすや
  And your broken window chimes       壊れている窓のチャイムはパス

  As I say goodbye              さよなら     
  I’ll say goodbye               さよならするからね
  Say goodbye to Ruby’s arms        本当にさよなら ルビーの腕

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 厳しい生き方を貫いてきた男の心が悲しみにくれる歌、「ルビーズ・アームズ」は、5作目のアルバム、「ハートアタック・アンド・ヴァイン/Heartattack and Vine」(1980年)および「アサイラム・レーベル」で’73年~’80年に発表した6枚のアルバムからの選曲によるベスト盤、「アサイラム・イヤーズ/The Asylum Years 」に収録されている。

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ハートアタック・アンド・ヴァイン(紙ジャケット仕様) Limited Edition, Original recording remastered
トム・ウェイツ
ワーナーミュージック・ジャパン


   

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アサイラム・イヤーズ/The Asylum Years
トム・ウェイツ
ダブリューイーエー・ジャパン


 
   
「Tom Waits – Ruby’s Arms」

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路傍の花、樹々の鳥(190) ~山茶花の季節~

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 「サザンカ(山茶花)」の季節である。ウォーキングの道筋の、あちこちの庭や垣根に咲いている。花の少ないこの時期に咲き出し、正月を過ぎて2月過ぎまでの長い間咲いて楽しませてくれる。ツバキ科の常緑広葉樹。童謡「たきび」(作詞:巽聖歌、作曲:渡辺茂) のほか、大川栄策の「さざんかの宿」(作詞:吉岡治、作曲:市川昭介、編曲:竹村次郎)、森進一の「さざんか」(作詞:中山大三郎、作曲:猪俣公章、編曲:小杉仁三)などの歌詞でもよく知られている花。

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   さざんか さざんか さいたみち
    たきびだ たきびだ おちばたき
     あたろうか あたろうよ
      しもやけおててが もうかゆい
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 「しもやけ」、「あかぎれ」なんてもう死語ですね。

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 さて、日課のウォーキングはもう10数年続けているが、そのテーマ曲にしたいような曲がある。「Looking Walking Being」。ポーランドの新世代のジャズ・ヴォーカリスト、「アガ・ザリアン/Aga Zaryan」の歌。米国詩人、「デニーズ・レヴァトフ/Denise Levertov」の詩で、かなり哲学的な意味が込められているようで難解で、訳すのはやめましたが、「よく観て、歩いて、そして生きる」。そんな意味でしょうか?。どなたか訳してみてください。

 「アガ・ザリアン」は、1976年、ポーランドの首都ワルシャワ生まれ。父親はクラシック・ピアニスト。彼女は幼い頃から両親とともにヨーロッパ中を広く旅し、またクラシック音楽とともに、アガの両親は、「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」、「ウェザー・リポート/Weather Report」、「ジミ・ヘンドリックス/Jimi Hendrix」、「ボブ・マーリー/Bob Marley」、「ビートルズ/The Beatles」などのポップス・アーティストの音楽もよく聴いたという。このことがアガに小さい頃から幅広い音楽に親しむきっかけを作ったという。

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 10代の頃、音楽への情熱が高まり、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」や「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」を聴き、アガはヴォーカリストになることを決意、音楽学校で歌を学び、卒業後ジャズ・ヴォーカリストの道へと進んだ。デビュー作は、「My Lullaby」(2002)。日本へのデビュー作は、オリジナル曲で散りばめられた「Looking Walking Being」(2010)。コンテンポラリーなジャズだけでなく、ボサノバ、サンバ、アフリカン・リズム、ジャズ・ロックなどのサウンドがちりばめられ、本国ポーランドでも日本でも話題となったアルバム。

【 Looking Walking Being 】
           Lyrics By Denise Levertov  Music By Larry Koonse

「♪ I look and look             
   Looking’s a way of being: one becomes, 
   sometimes. a pair of eyes walking.     
   Walking wherever looking takes one.

   The eyes               
   dig and burrow into the world.     
   They touch
   fanfare, hawl, madrigal, clamar.   
   World and the past of it,
   not only
   visible present, soild and shadow
   that looks at one looking.

   And language? Rhythms  
   of echo and interruption?   
   That’s            
   a way of breathing.      

   Breathing to sustain  
   looking,           
   walking and looking,  
   trough the world,    
   in it.           ♪」          

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Looking Walking Being
Aga Zaryan
EMIミュージックジャパン


    
   

 タイトル曲はじめ何曲かを ・・・

「Aga Zaryan – Looking Walking Being」

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「Aga Zaryan – February Evening In New York」

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「Aga Zaryan – For The New Year」

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雨上がりのクヌギ林はア・カペラの雰囲気に似ている

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 朝方の雨も上がり、すこし薄日の差し込むクヌギ林で、今日もまた、「台場クヌギ」を伐採し、窯木づくりを続ける。ひんやりと冷え込む空気、朝靄、静寂、鳥のさえずり ・・・。そんな中での作業、素朴で、シンプルで、それでいてチームワークが欠かせない。毎年、繰り返している大変な作業だが、嫌になったり、飽きることがない。音楽で言えば、「ア・カペラ」の魅力に似ていると言えなくもない。午後は、この近く、黒川字奥瀧谷の「台場クヌギ林」が、里山として、市の天然物に指定されたことに関するセミナーを聴講。クヌギ三昧の一日。

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 さて、今宵は、「ア・カペラ」を聴いてみましょうか。「シンガーズ・アンリミッテッド/The Singers Unlimited」。

 アメリカのシカゴで、1967年に結成された4人組のジャズ・コーラス・グループ。1970年代に活躍し、多重録音の技術を用いた美しいア・カペラ・コーラスで人気を博した。メンバーは、「ジーン・ピュアリング/Gene Puerling」、「ドン・シェルトン/Don Shelton」、「レン・ドレスラー/Len Dresslar」、そして紅一点の、「ボニー・ハーマン/Bonnie Herman」。1971年に「オスカー・ピーターソン/」との共演によるアルバム、「In Tune (with Oscar Peterson)」でデビューを果たす。1981年までの間に15枚のアルバムを残すが、とりわけ、「ア・カペラ/A Capella」(1971年)と「クリスマス/Christmas」(1972年)の人気が高いという。

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ア・カペラ
ザ・シンガーズ・アンリミテッド
ユニバーサル ミュージック クラシック


  
  

 「ア・カペラ」から「ビートルズ/The Beatles」のナンバーなどを ・・・。

「Singers Unlimited – Michelle」

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「The Singers Unlimited – The Fool On The Hill」

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「The Singers Unlimited – Try to remember」

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 クリスマスも近いということで、「クリスマス」も。フル・アルバムがアップされていました。

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Christmas Singers Unlimited CD, Import
ザ・シンガーズ・アンリミテッド
Polygram Records


   
   

「The Singers Unlimited - Christmas」

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今年も神戸の夜は ・・・

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 12月に入ると各地でLEDやプロジェクション・マッピングなどを使ったライトアップ・イベントが開催される。今年も神戸では、阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、記憶をつなぐための催しで、今年で23回目を迎える「神戸ルミナリエ」(開催:8~17日)が開幕するのを前に4日夜、試験点灯があった。(写真は神戸新聞より)

 また、神戸港開港150年を記念し、川西市で造園業「そら植物園」を営む、プラントハンター、「西畠清順」氏がプロデュースする高さ約30mの「あすなろ」の木による「世界一のクリスマス・ツリー」(開催:2~26日)が、メリケンパークに設置され、試験点灯が行われた。(写真は毎日新聞より) 有名な「ニューヨーク・ロックフェラー・センター」のクリスマス・ツリーを凌ぐものだという。いや見てみたいですね。さて今年はどうしようか。

 そして、4日の夜は「スーパー・ムーン」だったそうである。「スーパームーン」とは、楕円形の軌道を描く月が地球に接近したときの満月で、通常の満月より大きくて明るい満月だそうだ。しかし、この天体ショー、残念ながら、あいにくの天気で全く見ることができなかったが、5日の夜は快晴。たっぷりと ・・・。

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 月見の代わりにということで、今宵引っ張り出したのは、イタリア生まれのジャズ・ピアニスト、「ダニーロ·レア/Danilo Rea」。イタリア・ジャズ界では大物、重鎮らしく、いろいろな名義のグループやコラボで多くのアルバムを出している。アルバムは、ソロピアノの「リリコ/Lirico」。「プッチーニ」、「ヴェルディ」、「マスカーニ」らのオペラのメロディーによる即興演奏集である。静かに沁みゆくピアノの音色、これからの冬の夜、寝る前のひとときに聴くにはオススメの一枚。

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Danilo Rea / Egea


 
オペラ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」から間奏曲のほか、何曲かを ・・・。

「Danilo Rea – Intermezzo da Cavalleria Rusticana di Pietro Mascagni」

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「Danilo Rea – Recondita Armonia」

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「Lucean le stelle – Danilo Rea」

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師走の梅田、雑踏を抜けて

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 師走の梅田界隈。せわしく人々が行き交っている。私も妻ももうあんな流れに乗って歩けなくなっている。そして、ここ数年、梅田の再開発で、風景がすっかり変わってしまった。それでも、昔の土地勘を頼りに、デパ地下、本屋などで用事を済ませたが、あの人ごみに圧倒されたせいか、いくつかの買い物を忘れてしまった。

 大都会の雑踏、その中で埋没していく人間の孤独や悲哀。そんな背景やテーマの映画は数多いが、衝撃的で忘れられない映画の一つが、「リチャード・ブルックス/Richard Brooks」監督、私が好きな女優、「ダイアン・キートン/Diane Keaton」主演の映画、「ミスター・グッドバーを探して/Looking for Mr. Goodbar」(1977年)。美しい女教師が麻薬とセックスに溺れ、やがて身を滅ぼしていくというちょっと凄惨でやりきれない映画。その女教師を「ダイアン・キートン」が体当たりの演技で演じているのが見ものだが、未だにDVD化されず、VHSのみ。扱いの難しい問題作ということで、配給元も尻込みしているのだろうか。

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ミスター・グッドバーを探して [VHS]
ダイアン・キートン (出演),‎ リチャード・ブルックス (監督)
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 しかし、この映画の主題歌、「Don’t Ask To Stay Until Tomorrow」。「何も言わずに朝までいて」、そんな意味でしょうか。この歌を歌っていたのは、個性派、「マリーナ・ショウ/Marlena Shaw」。1942年生まれというからもう相当なお年。デビュー当時の、あの超イケイケのアフロ・ヘアの、「Who Is This Bitch, Anyway」(1975)から、もう40年以上も経ってしまったんですねえ。この歌は、もうベテラン・ジャズ・シンガーとして来日した時のアルバム「ライブ・イン・TOKYO」(2002)に収録されている。

 円熟したJAZZシンガーとしての魅力と、30年の年輪とともに落ち着きと、深みを増したこのシンガーの歌唱力が、なんとも言えない味を醸し出す。円熟のシニア・JAZZファンにおすすめする。今も彼女は精力的にレコーディングや公演を続けているらしく、2001年と2007年には オランダにて開催された「ノース・シー・ジャズ・フェスティバル」にも出演しているという。

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Live in Tokyo
マリーナ・ショウ/Marlena Shaw
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【 Don’t Ask To Stay Until Tomorrow 】   by Carol Conners , Artie Kane

「♪ Don’t promise moments forever     「いつ」なんて絶対に約束しないわ
  This night will fade to haunted memories  この夜の記憶だってやがては褪せてしまう 
  And don’t relive each kiss          だからキスや吐息を
  And whispered sigh             思い出さないで
  Love me then leave before the dawn    私を愛して そして夜明けまでには消えてね
  Don’t believe it’s not goodbye       それでさよならなのよ
  Don’t pretend I love you          愛している振りなんてしないわ        
  Don’t ask if you can stay until tomorrow   朝まで一緒に居ていいかなんて聞かないで
  Don’t stay long enough for me to miss you  寂しくなるくらい長く一緒にいるなんて嫌
  Ooooo love me now then go          愛して そして去っていって

  Words I do not hear             孤独
  Loneliness                  そんな言葉は私とは無縁
  Removes the need for bitter lies       苦い嘘をつく必要もないわ      
  Laughter through each tear         互いの涙の後の
  Silently                    無言の笑い          
  Sneaks in behind love shadow dreams    愛の陰に潜む蛇たちは夢を影で覆う
  Don’t believe this moment will not mean goodbye  これきりじゃないなんて信じない
  Don’t pretend that I’m in love with you    あなたに恋している振りなんてしないわ

  No no no no                 もういいから何も言わないで
  Don’t ask to stay until tomorrow       何も言わずに朝までいて
  Don’t ask to stay until tomorrow       お願いだから

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」
  
「Marlena Shaw — Don’t Ask To Stay Until Tomorrow – Live In Tokyo」

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びっくりしました!最近の学食には

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 妻の用事で梅田までお伴。まずは、ランチということで、コスパ・ランチ、ヘルシー・ランチ志向の妻の要望で、向かったのは、大阪工業大学の梅田キャンパス。ここには、経営母体である学校法人「常翔学園」が、21階建ての高層ビル、「OIT梅田タワー」を建設、ロボティクス&デザイン工学部を今年の4月にオープンした。その最上階21階に、キャンパスレストラン「菜の花食堂」、いわゆる「学食」がある。しかも、一般の人も利用できるのでるという。行ってみると、街中のレストランと見間違うようなインテリア、そして大阪を一望できる絶景が待っていた。しかも、カフェテリア方式で、学生・職員は400円、一般の人は600円の驚くべき安さ。コーヒーをつけても700円、メニューも豊富、味もなかなかである。わたしは歳なので、もう大食はできないが、隣の席の学生たちは、てんこ盛り。そんな評判が口コミで広がったのか、お客さんの6割近くが一般の方だった。1階には学校をPRする展示やコンビニなどがある。いままでのキャンパスの固定観念をすっかり覆されてしまった。久し振りに梅田の雑踏、デパ地下に疲れながらも、たまにはこんな刺激もいいと感じる。

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 女学生のような雰囲気を残しているスウェーデンの歌手といえば、「フレドリカ・スタール/Fredrika Stahl」。1984年ストックホルム生まれ、フランス育ちのまだ30歳の若手ジャズ・シンガー、ソングライター。幼少期はフランスで育ち、12歳には故郷スウェーデンに帰り学校へ、そして17歳には歌手を志して再びパリに移住。現在は、パリを拠点にして活動しているという。彼女のスタイルは、今はやりの「Jazzy,Not Jazz」スタイルの典型といってよく、ジャズとPOPSをほどよくミックスし、しかもピアノとギターを弾き語るというスタイル。そして、清楚で愛くるしいルックス。デビュー・アルバム、2006年の「A Fraction of You」の日本盤はジャケ買いが多かったらしい。曲のすべてを彼女自身が作詞・作曲をし、スタイリッシュなフレンチ・ポップと、フェイク・ボッサと、ちょっとアンニュイなジャズをごちゃまぜにしたようなアルバム。

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Fraction of You/Import
フレドリカ・スタール
Vogue Europe


     

 デビュー・アルバムから、何曲か ・・・。
  

「Fredrika Stahl – Destiny」

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「Fredrika Stahl – Please Let Me In」

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「Fredrika Stahl – Game Over」

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「Fredrika Stahl – A little kiss」

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雨ニモ負ケズ、鹿ニモ負ケズニ

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 昨年伐採した「台場クヌギ」の切り株から、新しい枝が成長している。今年の春に一旦芽を出したが、鹿に食べられてしまい、その後、鹿除けネットを設置したため、再度芽を吹き出したものであろう。その生命力のたくましさにいつもながら驚かされる。8~10年ぐらい経てば、菊炭の炭材として伐採するのに手頃な太さに成長する。こうやって、この里山では長い間、伐採⇒育成⇒伐採と、輪伐を繰り返してきたが、ダムができたため、この里山が放置された。いまは里山が体験できる公園として、我々がクヌギを育て、伐採をし、炭焼きをして里山文化を将来に伝えようとしている。

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 だいぶ朽ちかけているが、「ヤママユガ(山繭蛾)」の繭(まゆ)であろう。山のクヌギ林では、成虫、幼虫もふくめ、よく見つけることがある。

 「ヤママユ(山繭)」、「テンサン(天蚕)」とも呼ばれる日本在来の代表的な野蚕(やさん)で、北海道から九州にかけて分布し、クヌギ、コナラ、カシワ、シラカシなどの葉を食物として、全国の落葉性雑木林に生息しているという。養蚕が盛んだった私の故郷・松本に隣接する地域、穂高町(現在の安曇野市)の有明では、いわゆる一般的な「お蚕さん」である「家蚕(かさん)」とは別に、江戸時代からこの「天蚕」の飼育が行われていることで知られていた。この繭から採れる糸は、「天蚕糸」とよぱれ.光沢が優美で、太く、伸度が大きく、織物にして丈夫で、しわにならず、暖かく、手触りも良いなどの優れた特徴があり、繊維のダイヤモンドにもたとえられて珍重されているという。たしか宮中でもこの「天蚕」が飼育され、「天蚕糸」を採取する習わしが行われているように記憶している。

 さて、今宵は、「何度でも繰り返して」という意味の「Time After Time」という曲。そう聞けば、多くの方は、まず「シンディ・ローパー/Cyndi Lauper」の1984年のヒット曲で、「マイルス・デイヴィス/Niles Davis」等多数のアーティストにカヴァーされているナンバーを思い浮かべるでしょう。実は、この「Time After Time」、もうひとつ同名のスタンダード曲がある。「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」が歌って1957年にヒットした曲。この曲は「ラホス・コルタイ/Lajos Koltai」監督の映画「いつか眠りにつく前に/Evening」でも使われていたのを覚えている。

 二つの曲を聴き比べてみましょうか。皆さんはどちらがお気に入りでしょうか? まずは、「シンディ・ローパー」バージョン。「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」の歌唱で。

【 Time After Time 】 by Cyndi Lauper/Robert Hyman

「♪ Lyin’ in my bed I hear the clock tick ベッドに寝転がると聞こえる時計の音
   And think of you           そんな時あなたのことを考えてしまう
   Caught up in circles confusion     思いは堂々巡りになってしまうが
   Is nothing new            それはいつものことで珍しくもない

   Flashback warm nights        突然思い出すいくつかの夜
   Almost left behind          ほとんどはもう過去のことだけれど
   Suitcase of memories        スーツケースいっぱいに詰まる位の思い出
   Time after              何度となく繰り返した思い出

   ・・・・・・・・・・・・・

   If you’re lost you can look      もしあなたが見失ったとしても
   and you will find me         探せばきっと私を見つけられる
   Time after time           何回でもね
   If you fall I will catch you      もしあなたが倒れても私が受け止めるよ
   I’ll be waiting            私はずっと待っているから
   Time after time           何度でも 何度でも

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

 アルバム「Simply Eva」にも収録されているが、1996年1月3日、ワシントンDCにある老舗のジャズクラブ、「Blues Alley」での最後の絶唱をすべて収録した追悼盤、「Nightbird」から。

Nightbird

Eva Cassidy / Imports


「Eva Cassidy – Time After Time」

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 そして、もうひとつの同名のスタンダード曲「Time After Time」。映画で歌っていたのは、「マーガレット・ホワイティング/Margaret Whiting」だという。なじみはないが、1940~50年代にもっとも活躍した白人女性ポピュラー・シンガーの一人で、「マイ・フーリッシュ・ハート / MY FOOLISH HEART」などが代表的なヒット曲だったそうだ。今宵は、ノルウェイの歌姫、「スールヴァイグ・シュレッタイェル/Solveig Slettahjell」と、たまには男性ボーカルもいいでしょう、「マット・ダスク/Matt Dusk」の歌唱で。

【 Time After Time 】  作詩:Sammy Cahn 作曲:Jule Styne

「♪ Time after time      何度でも
  I tell myself that I’m    自分に言って聞かせるんだ
  So lucky to be loving you  君を愛することができて僕は幸せ者

  So lucky to be        僕は幸せ者     
  The one you run to see    だって一日が終わり、夕暮れになれば
  In the evening, when the day is through 君に走って会いに行けるんだから

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  And time after time      そして何度でも
  You’ll hear me say that I’m   君は僕の囁きを聞くんだ
  So lucky to be loving you    君を愛することができて僕は幸せ者ってね ♪」

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 「スールヴァイグ・シュレッタイェル」。独特のけだるげなヴォーカルで人気だという、1971年生まれのノルウェーの女性シンガー。彼女のデビュー作は、「Slow Motion Orchestra」(2003) 。2ndアルバム、「Silver」 (2004)も、「What Is This Thing Called Love」、「Moon River」、「Time After Time」などを収録したスタンダード集であるが、「トム・ウェイツ/Tom Waits」の「Take It With Me」など異色の曲も収録されている。サポートは、デビュー・アルバムからの付き合いの「スロー・モーション・クインテット/Slow Motion Quintet」。

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Silver
スールヴァイグ・シュレッタイェル
Solveig Slettahjell & Slow Motion Quintet
Curling Legs


   
   


「Time After Time – Solveig Slettahjell」

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 「マット・ダスク/Matt Dusk」。「21世紀のフランク・シナトラ」と評され、世界的にも活躍する­「イケメン・ジャズシンガー」である。たしかに、艶と華のある歌声、若い時のシナトラを彷彿とさせる歌唱だ。

 「マット・ダスク」。1978年、カナダ・オンタリオ州トロント生まれ。小さい頃から歌手を目指し、7歳の時にトロントの音楽学校に入学。以後11年間通い続けたという。当初は、オペラやクラシック音楽を専攻するも、17歳の時に、「トニー・ベネット/Tony Bennett」や「サラ・ヴォーン/Sarah Vaughan」の曲を聴いて以来、ヴォーカリストとしてのスタイルを転向したという。一度は家業を継ぐ決心をするも音楽への夢を捨てきれず、再度、音楽学校へ入学。そこで「オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson」に指導を受け、ジャズやポピュラー音楽の歌唱法を学び、同時に在学中に4枚のCDをリリースするなど音楽家としての才能を現し始めた。  

 2013年のアルバム、「My Funny Valentine: The Chet Baker Songbook」から。「チェット・ベイカー/Chet Baker」の没後25周年の2013年、マットの彼の永遠の憧れである彼に敬意を表し、80人編成ものオーケストラを従えて、「チェット・ベイカー」の代表­曲を大人の魅力でで歌い上げたアルバムである。

MY FUNNY VALENTINE-THE CHET BAKER SONGBOOK-

マット・ダスク / Rambling Records

 サポートするトランペットは、キューバ出身で、ハイノートと、抜群のリズム感で、キューバ音楽、ジャズ、クラシックを自在に行き来する「アルトゥーロ・サンドヴァル/Arturo Sandoval」。

「Matt Dusk – Time After Time」

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