JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

誘われて吹奏楽

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誘われて吹奏楽のコンサートに行ってきた。「川西市吹奏楽団/冬のコンサート」。聴くのは今回が初めて。パンフレットによると、この吹奏楽団は、川西市や教育委員会の支援で、1975年に発足した学生・社会人のアマチュア吹奏楽団。もう37年近い歴史があるのである。ステージを見たところ、ざっと50人くらいだろうか、高校生から60歳代の方までの幅広い年齢層で構成されているようである。「市民に愛され、親しまれるバンド」を目標に年3回の主催コンサートを行っているという。正直言って、学業や仕事の合間に練習をして、年3回のコンサートというのはアマチュア楽団としては、なんとも立派である。今回のコンサートでも、演奏曲はアンコールも含めても9曲、決して多くはない。しかし、そこに練習量やレパートリーを増やすアマチュアなればこその苦労や努力が垣間見えるのである。演奏レベルも高く、楽しめたコンサートであった。

どこの地域もそうであろうと思うが、このような市民楽団やオーケストラの運営は、自治体からの支援も厳しく、大変だと思う。団員の皆さんの音楽への熱意、そしてなにより市民のサポートが長続きをさせる秘訣であろう。私が聴くことで、わずかながらも支援になればうれしいとも思った。それともう一つ、熱意あるリーダーというか、指導者の存在も欠かせない。以前、大阪で住んでいたマンションの隣が「大阪府立淀川工業高校(現;淀川工科高校)」であった。全日本吹奏楽コンクールの常連の吹奏楽部を有する高校である。その名物指導者の先生が同じマンションに住んでいた。つまりは吹奏楽の指導をするために、学校に隣接するそのマンションに住いを構えたのである。今日の楽団の指揮者N氏もそうであったが、やはり、長続きしている所には、必ずこういう人、「名伯楽」がいるのである。

「スーパー・トロンボーン/Super Trombone」という4トロンボーンにピアノ、ベース、ドラムという7人編成の異色コンボがある。あの「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」の「デヴィッド・マシューズ/David Matthews」をプロデューサーとアレンジャーに据え、日本で企画され、95年にNYの最強トロンボーン奏者達により結成されたコンボ。

名伯楽、「デビッド・マシューズ」の絶妙でジャジーなアレンジにより、映画音楽からスタンダードまで、ジャズ・ファンだけでなく誰もが楽しめる最高のエンタテイメント・アルバムをいくつもリリースしている。どちらかというと地味な楽器であるトロンボーンが、これだけダイナミックでドラマチックなプレイを縦横無尽に展開することに、びっくりすること請け合い。

Mission impossible

スーパー・トロンボーン ビデオアーツ・ミュージック

テイク・ファイヴ

スーパー・トロンボーン ビデオアーツ・ミュージック

上のアルバムから、「デイヴ・グルーシン/Dave Grusin」の曲で、「リー・リトナー/Lee Ritenour」の演奏でも知られる、ファンキーでノリノリの「キャプテン・カリブ/Captain Caribe」を。

「Super Trombone – “Captain Caribe”」

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遊びをせむとや生まれけむ

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  遊びをせむとや生まれけむ 戯れせむとやうまれけむ 
    遊ぶ子どもの声きけば わが身さえこそ ゆるがるれ   
                        『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』

 
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「山遊び」と称している山の手入れも、やっと始まった。初日は雪のため中止となり、一週間遅れての「遊び始め」である。この日は、「この冬一番の寒さである」と天気予報は報じていたが、確かに気温は0度近くであろうが、抜けるような青空、太陽からの輻射熱が暖かく、なんとも心地良い朝である。踝くらいまで深々と積もった落ち葉の中をゆっくりと山頂へと山道を登っていく。体は正直である。3週間ぶりの山歩きであるので、息の上がるのが早い。しかし、エネルギーが体の隅々までいきわたっていくのが感じられる。
 
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休み休み20~30分ほど登れば、知明山山頂。まずは今年一年の山遊びの無事を祈って、山頂の標に触れる。標高349.2m、私の故郷、信州から見れば、山というにはおこがましいかもしれないが、それでも山は山、我々が「遊び場」としている大事な山である。さっそく伐採作業開始。この太陽の光が地面に届くように、山頂付近からの見晴しがよくなるようにと、「ヒサカキ(柃、姫榊、非榊)」、「ソヨゴ(冬青)」、「アセビ(馬酔木)」などの常緑樹に「リョウブ(令法)」を加えた雑木を中心に伐採していく。始めてから、30分も作業をすれば、汗びっしょりである。午前中作業を続け、伐採したエリアの森がすっかり明るくなったことを確認して、山を下りる。

「フュージョン・サックスの雄」と呼ばれている人気アルト・サックス・プレイヤーに「デヴィッド・サンボーン/David Sanborn」がいる。「ベン・ウェブスター/Ben Webster」を思わせるようなファンキーで抑揚の大きいヴィブラートを特徴とするその音色は「泣きのサンボーン」とも呼ばれている。そしてジャンルの違った様々な楽曲を演奏し、様々なミュージシャンとコラボすることでも知られている。まさに、クロスオーバー、フュージョン・プレイヤーである。そんなことで、JAZZファンにはどうも好き嫌いが激しく分れているようだが、私は好きである。音楽というフィールドを垣根を設けずに、自由自在、奔放に遊び回っていると思えるのだ。いいではないか。音楽なんてその本質がエンターテイメント、遊び心である。あえて、フュージョンだ、JAZZだ、なんて枠にはめる必要はないのである。

そんな異業種交流、コラボを代表する最近のアルバムが、「ヒア・アンド・ゴーン/Here & Gone」。「エリック・クラプトン/Eric Clapton」、「デレク・トラックス/Derek Trucks」、「ジョス・ストーン/Joss Stone」、「サム・ムーア/Sam Moore」などのアーティストと繰り広げる必殺のサンボーン節。

ヒア・アンド・ゴーン

デヴィッド・サンボーン / ユニバーサル ミュージック クラシック

YOUTUBEからはサンボーンとクラプトンの共演で「クロスロード/Crossroads」。

「David Sanborn with Eric Clapton – Crossroads」

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芽生え

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昨年の6月頃に、山遊びのフィールドで採集した、桜の野生種の一つであり、「ソメイヨシノ」の片親としても知られている「エドヒガン桜」の実から「実生苗」を育ててみようと試みていると、同時期のブログに書いたことがある。(参照 「実生苗を育ててみる」 ) 

先日クラブの先達から、「冷蔵庫に保管した種から、2㎝ほどの細根が伸びている」という知らせを受けたので、さっそく私も冷蔵庫から取り出して、開いてみた。なるほど出ている。細根どころか、かなりの数の芽が出ているではないか。しかも、我が家の冷蔵庫がサクラにとって、よほど居心地がよかったのか、双葉が開くまでにびっくりするほど生育している。昨年、軒先で鉢で育てたようとした種は全滅してしまい、まったく発芽に至らなかったので、これはちょっとした感動の光景だ ・・・。

今後は、2月4日ごろの「立春」の頃に、苗床へ植え付けをし、3月20日、お彼岸の頃にポットに移植するというのが普通の段取りらしいが、先達のアドバイスによると、ここまで育っていれば、もう育苗に移った方がいいとのアドバイス。もう少し寒気が緩み、穏やかな日になったら、鉢に植えかえててみよう。もう一方の鉢に直播きした方は、暖かくなるのを待たねば発芽しないだろうが、こうなると、こちらの方も発芽が待ち遠しいのである。

それにしても、なんともうれしいことに、そして驚くことに、芽が出たのである。まずはこの芽がしっかりと成長してくれるよう手をかけてみよう。そして、数年後、この苗を山に返せる日が来ることを楽しみにして育ててみよう。エドヒガンの寿命は千年という。いまから千年、どんな花が咲くのだろうか? 考えただけでも、なんとも気宇壮大、痛快な話ではある。

さあ、これから日一日と苗の成長が楽しみである。そんな思いにふさわしいかどうか、元祖ほっこりおばさん「ドリス・デイ/Doris Day」の歌う「デイ・バイ・デイ/Day by Day」なんぞがいいなあ ・・・。

「♪  Day by day, I’m falling in love with you
    And day by day my love seems to grow
    There isn’t any end to my devotion
    It’s deeper dear, by far than any ocean
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ♪」

Day By Day / Day By Night

Doris Day / Sony/Bmg Int'l


 
「Doris Day – Day by Day」

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毎年、何らかの新しい「桜歌」がはやる。今年はどんな新しい「桜歌」が聴こえてくるのだろうか ・・・。 
 
 
 

今年も炭を焼く

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さあ、今年も我が「山遊び」における最大のイベント、「炭焼き」が始まりました。1月から2月にかけ、計3回の炭を焼くのであるが、今回は、その第一回目の「炭焼き」である。ほぼ2週間の工程のうち、土曜日から水曜日までの前半五日間が終わったのである。もともと、我々がいつも遊ばせてもらっている公園は、麓にダム湖ができるまでは、地域の里山であった。かっての村人たちが、「菊炭(池田炭、一庫炭)」を作るために、クヌギを植え、山中のあちこちに窯をこしらえ、炭を焼いていたのである。その里山が、ダムによる村人の移住のため放棄されたので、跡地を利用して公園を開設するときに、炭焼き窯をしつらえ、この里山のクヌギを使って炭を焼き、炭焼きの技術の伝承と、里山におけるクヌギ林の再生・復活を、我々クラブが里山ボランティアの一環として、一般の方の参加も募って実施しているのである。

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一日目、朝9時集合。まず、先日山から降ろした炭の材料となる「窯木」と、窯内の燃焼を手助けする「バイタ(木の枝や木切れ、たきぎの意味)」と呼ばれる柴を炭窯の前まで運ぶ。そして窯の中に「窯木」をぎっしりと立てて並べ、その上に「バイタ」を詰めていく。これが「窯木入れ」と呼ばれる工程。直径2mちょっと、高さ約1.6mほど狭い窯の中でこの作業を行う。今年は私を含め二人で「窯木入れ」を行った。そして、窯口に火を焚くスペースをのこして、トタンの波板で窯を仕切る。そしてそのあと、冷え切っている窯を暖めるための予備燃焼を1時間ほど行って、第一日目の「窯木入れ」は終了である。

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二日目は本番の「窯焚き」。ことしの炭焼きの安全と良質の炭ができるようにと願いを込めて、まず神事を行い、古式に則り、火打石により火をおこし、その火を窯口に点火することによって「窯焚き」がスタートする。その後は火力を弱めないように、ただひたすら8~10時間ほど火を焚きつづけるのである。この過程の良し悪しが炭の品質に大きな影響を与える。「炭=木-煙」といわれるように、煙の出かたや色などで、炭になっていく過程、窯の中の状態を想定しながら、火を止めて窯を密閉するタイミングを計る。窯内の温度が600度ほどに上がり、「窯木」から出るガスが自然に燃え始めると、空気調節口を少し開いた状態で、窯口に煉瓦を積み窯を密閉する。この作業を終えて家路につく頃には、もうあたりはすっかり寒々して暗くなり、この日は満月に近い月が、東の山の端から静かに上がってきた。

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三日目は、空気調節口をすこしあけてあるので、窯木から出るガスが燃えて、窯の中の温度はさらに上がる。この工程では、特に我々のする作業はあまりないが、次の日、四日目に行う炭焼きで最も重要な作業である「くどさし」とよばれる完全密閉のタイミングを見据えて、煙の状態や窯内の温度をチェックして、空気調節口を慎重に調整する。次の日の朝、再度のチェックをし、「くどさし」のタイミングを決定することとし、この日はこれで作業は終わり。煙が、長い煙突を登っていく際に冷やされると、良質の「木酢液」が大量にできる。帰りがけ、液を貯めるドラム缶に耳をつけてみると、「さらさら」という木酢液が缶に流れ込む音が、かすかに聴こえる。この音がちょっと神秘的で好きである。

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そして、四日目、最も重要な「くどさし」の日を迎える。完全に密閉するため、窯内への酸素の供給がストップし、以後は燃焼が止まって、炭は蒸し焼きになる。「くどさし」のタイミングが早すぎると、生焼けとなり、遅すぎると灰になってしまうのである。朝9時に集合、デジタル温度計を使って窯内の温度を計るが、最終的な判断は、何ともアナログ的というか、経験則によっているというか、排煙口にかざしたマッチへの着火時間で判断している。ところが、第一回目なので窯が冷えているためか、はたまた去年も猛暑で窯木がたっぷりと水をためているためか、煙が出続け、また着火時間も「くどさし」の判断ができる時間にならない。結局、明日の朝に「くどさし」を延期しようと、排煙口を狭めて解散。窯焚きから四日、窯入れからすると五日目になる。こんなに時間がかかることは初めてであるが、良質の炭を得るためには、仕方のない判断である。

さて、炭焼きを始めてから五日目。午前10時、マッチへの着火時間も申し分なし。「くどさし」のタイミングと判断をして、空気調整口と排煙口を閉じ、窯口を土で厚く覆って完全に密閉する。さあ、これで、窯が充分に冷め、来来週の土曜日の「窯だし」までは、炭の出来栄えは運を天にまかせるしかないということになる。

これで「窯だし」という「3K」の見本みたいな作業だけを残し、「炭を焼く」という作業は完了したのである。この五日間の炭焼き作業によって、体と衣類はすっかり煙にまみれ、あの独特の匂いが染み付いてしまう。この体で家に帰るものだから、家中に匂いが満ちてしまう。私はいい匂いだと思うのだが、中には家人から苦情を言われるクラブ員もいるとか ・・・。幸いにして、私のところは妻もいい匂いと言ってくれるので ・・・。

さて、「煙」といえば、数多くのロックの中でも、「最も有名で印象的なイントロを持つ」といわれる曲が、「ディープ・パープル/Deep Purple」の「スモーク・オン・ザ・ウォーター/Smoke On The Water」。1972年に発表したアルバム、「マシン・ヘッド/Machine Head」に収録されている。スイスはモントルーで、第2期メンバーによって録音された1972年発表の3作目で、絶頂期の「イアン・ギラン/Ian Gillan」と「リッチー・ブラックモア/Ritchie Blackmore」のコラボが楽しめる歴史的名盤といわれている。

マシン・ヘッド

ディープ・パープル / ワーナーミュージック・ジャパン

メンバーも入れ替わり、すっかり年を取ってしまったがまだまだ健在。2006年のモントルー・フェスティバルの最終日に行われたライブから。 「Deep Purple – Smoke On The Water (From “Live At Montreux 2006″ DVD)」

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火打石で火をおこす

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炭焼きの「火入れ」の儀式を見ながら、自分で「火打石(ひうちいし)」を作ってみたいとずっと思っていた。古くは「燧石」とも表記される「火打石」。年末に年明けの炭焼きに使う「火打石」を作ってみようと思い立つ。「石」を作ることはできないのであるから、正しくは「火花式発火法」に用いる「火打道具」のセットを作ってみるというのが正しかろう。「火花式発火法」とは何か? 鋼鉄片の「火打金(ひうちがね)」に硬い石を打ちあわせて出る火花を「火口(ほくち)」に点火する方法で、この「火打金」、「火打石」、「火口」が「火打道具」である。

日本における「火打石」の歴史は古く、「古事記」において、「倭建命(やまとたけるのみこと)」が叔母の「倭媛(やまとひめ)」から授かった袋に入った火打道具を用いて、富士の裾野で襲い来る敵から難を逃れた話がよく知られ、また「養老律令軍防令」においては、兵士50人ごとに「火鑽(ひうち)」1具と「熟艾(やいぐさ)」と呼ばれるモグサなどで作った火口1斤の携帯を義務付けたという記述があるという。(Wikipediaによる)

「火打石」による発火の原理は、「火打石」を「火打ち金」に打ち付けることによって剥がれた鉄片が火花となり、それが「火口」に移り、発火を得るものである。まず「火打石」。材質としては玉髄、チャート、石英、ジャスパー、サヌカイト、黒曜石などが適しているというが、「チャート」を産出すると聞いた近所の場所で、年末に採集してきた。その近くに「火打」という地名があるので、何か関係があるのかも知れない。「火打ち金」、これはちょうど不要になった金鋸の歯があったので、それを折って重ねたものを使う。その他、鉋の刃など焼の入った鋼鉄ならば何でもよさそうである。これを握りやすく使い勝手のいいように木で挟んで固定する。そして最後は「火口」。木綿を3~4cm角に小さく切っったものを、蒸し焼きにして作る。木の加工に少してこずったが、まあ何とか使えそうなものが出来上がった。さっそく試してみたが、見事に火がついたのである。これさえあれば、サバイバル、どんと来い!!???。気分はもう「倭建命」。下の写真が完成したマイ「火打ち道具」と発火の瞬間の写真である。

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震災以降、サバイバルのための道具の本が話題になっている。そんな一冊が、平山 隆一著「和の道具の使い方」( 並木書房)。「扇子」「手ぬぐい」「風呂敷」「ふんどし」「わらじ」……。昔から日常的に使われてきた「和の道具たち」は、簡素なデザインだけに応用が利き、工夫を加えて使いこなせれば、日常から野外まで使え、またサバイバルの道具に変えられる。百点余りのイラストをまじえて、和の道具の素晴らしさを今に伝える本。この中に、「古き時代の炎を楽しむ」という章に、昔ながらの発火具を使いこなす知恵がいろいろ紹介されている。

和の道具の使い方

平山 隆一 / 並木書房

さあ、新春くらい火花が飛び散るような賑々しい音楽はいかがでしょうか? 金髪のリーゼント、上半身刺青の火の玉エレキおじさん、「ブライアン・セッツァー/Brian Setzer」。1959年生まれ、1979年に「ストレイ・キャッツ/」を結成し、そのボーカル、ギター担当としてネオ・ロカビリー・ブームで一世を風靡した。1990年には「ブライアン・セッツァー・オーケストラ/The Brian Setzer Orchestra」を結成。平行してソロ活動も行っている。大リーガー「イチロー」の大のファンでもあり、2002年に放送された「ペプシコーラ」のテレビ・コマーシャルに「イチロー」の活躍を歌った「Pep Pep Pepsi」という楽曲を提供しているからご存知の方もあるでしょう。私は、オーケストラの方を聴いて、そのスイングとロカビリーを融合したような楽しさにすっかり虜になったしまった時期がある。2001年、第43回グラミー賞の最優秀ポップ・インストゥルメンタル部門賞を獲得した代表作の一枚が、4thアルバム「ヴァヴーム/Vavoom」。「Pennsylvania 6-5000」、「イン・ザ・ムード/In the Mood」のスイング感は極めて印象的であり、「キャラバン/Caravan」のノリは、「ベンチャーズ/The Ventures」や「デューク・エリントン/”Duke” Ellington」とはまた違って楽しい。

Vavoom

Brian Setzer / Interscope Records

そして、3rdアルバム、「ダーティー・ブギ/The Dirty Boogie」は、彼が目指していた音楽、スイングとロカビリー、ロックの融合が端的に表現され、盛り込まれているように思える。聴けば全身アドレナリンが充満してくる思い。

The Dirty Boogie

Brian Setzer / Interscope Records

3rdアルバムのタイトル曲「ダーティー・ブギ/Dirty Boogie」と、4thアルバムから、「グレン・ミラー・オーケストラ/GLENN MILLER ORCHESTRA」でよく知られている「ペンシルヴァニア6-5000/Pennsylvania 6-5000」を日本ツアーのライブから聴いてみましょうか。まさに客席と一体になった火の玉ライブ、たぶんこんなオジサンは世界にセッツァー一人だけ。

「Brian Setzer – The Dirty Boogie – Live!」
 
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「Brian Setzer – Pennsylvania 6-500 – Live!」
 
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雪が降る

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雪が降っている。視界が利かないほどに ・・・。北陸に流れ込んでる寒気団の影響であろう、これほど吹雪のように激しく降る雪は、久しぶりである。今日は積もるのだろうか? 明日が山の「遊初め」だというのに。まっ、しばらくすれば止んで積もりはしないだろうとたかをくくる。豪雪地帯に住んでいる人には申し訳ないが、私の住んでいる地域では、雪はたまに降ったとしても、めったに積もらない。そして、積もったとしても、一年に一、二回、数cm程度。それも、積もってもすぐに溶けるため、ご近所で車にスノー・タイヤを履いている人はほとんどいないといっていい。しかし北に隣接する猪名川町、そして、かっては「大阪のチベット」と揶揄されたように、大阪府で唯一「根雪」が積もるところであった能勢町では、多くの人がスノータイヤを装着するという。だいぶ状況が違うようである。いずれも数㎞、車で10分ほどのわずかな距離であるが、気候はガラッと変わるのである。

こんな日は家で暖かくして、音楽を聴くか、DVDでも見て、熱い風呂に入り、早く布団にもぐりこむに限る。しかし、何ということであろうか、給湯器の調子が悪く、シャワーの温水の温度が上がらない。多分、耐用年数には達していないのに、給湯器を取り替えねばならないようだ。新春早々文句に一つも言いたくなる。

こうなったら、「暖まるかな?」と引っ張り出してきたアルバムは、「リャンビコ/LYAMBIKO」。変わった名前の歌手であるが、「リャンビコ」は、タンザニア人の父親とドイツ人の母親の間に生まれたドイツ出身のJAZZ女性歌手。個性的な美貌に加え、オーソドックスなスタンダードとボサ・ノヴァを歌うジャズ・ヴォーカルは、スモーキーで艶っぽく、私好みの歌手である。「The nearness of you (あなたのおそばに)」なんていいなあ。

LYAMBIKO

リャンビコ マーク・ローウェンサル ロビン・ドラガニック トルステン・ツィンゲンベルガー ジョルジオ・クロブ ヘルマー・マルチンスキーソニーミュージックエンタテインメント

「LYAMBIKO -The nearness of you」
 
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路傍の花、樹々の鳥 (21) ~冬鳥来たる~

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正月だからと言っても休むことなく、日課のウォーキングを続けている。私の住んでいる団地には、かって住宅地になる前に利用されていた結構広い灌漑用のため池が、いくつか残されているが、そこは冬になると、いつもきまって水鳥が飛来する。かっては「白鳥」も来たというが、「カモ(鴨)」、「おしどり(鴛)」、「キンクロハジロ(金黒羽白)」などは、毎年決まってみることができる。この冬はまだそれらの姿は見ていないが、最近はいつも通るたびに五羽の白い「ダイサギ(大鷺)」が枝にとまり、優美な姿を見せてくれている。「ダイサギ」は、日本国内では冬鳥として見られる、体長は90cmほどの白鷺の一種で、日本では「アオサギ」と並ぶ最大級の「サギ」。こんな四季を感じながらの日課が今年も始まった。

「二羽のキジ鳩が、いちゃつく時のさえずりを聞いたことがある?」なんてフレーズがある歌は、「バードランドの子守歌/Lullaby of Birdland」。「ジョージ・シアリング/George Shearing」作曲、「ジョージ・デビッド・ワイス/George David Weiss」が「B.Y.フォスター/B.Y. Forster」というペンネームで1952年に作った有名なスタンダード曲。そして、「バードランド」というのは、「チャーリー・パーカー/Charles Parker」の愛称「バード/Bird」にちなんでつけられ、1965年までマンハッタン52丁目にあった有名なジャズ・クラブ。

「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   Have you ever heard two turtle doves  二羽のキジ鳩がいちゃつく時の
   Bill and Coo when they love?         さえずりを聞いたことがある?
   That’s the kind of magic music         まるで魔法の音楽のようね
   We make with our lips when we kiss    キスする私たちの唇の音のように
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

私も観ていた最近のテレビ・ドラマ、「DOCTORS 最強の名医」のエンディング・テーマに使われていたせいか、ニューヨーク在住の日本人女性ジャズ・ヴォーカリスト、「JUJU」の歌う「Lullaby Of Birdland」をよく耳にする。なかなかの新人の歌い手と思っていたが、これまたTVドラマの主題歌、「この夜を止めてよ」という曲で、「日本レコード大賞2011/優秀作品賞」を獲得したというから、今、若者に人気のシンガーであるようだ。初のJAZZアルバムがリリースされたというから、機会があれば一度聴いてみよう。期待できればいいのだが ・・・。

DELICIOUS

JUJU / SMAR

しかし、「バードランドの子守唄」といえば、やはり定番の「クリス・コナー/Chris Connor」でしょうか。

バードランドの子守唄

クリス・コナー / EMIミュージック・ジャパン

「Chris Connor – Lullaby of birdland」
 
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60歳過ぎたら聴きたい歌(77) ~Feeling Good~

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歩いていくことが出来る距離にある清和源氏発祥の地、多田神社への初詣。ここしばらくは、大晦日、元日と故郷・松本で過ごしていたので、多田神社への元日の初詣はしばらくぶりである。昨年の破魔矢を返納し、家内安全を祈って詣でてから、新しい破魔矢を求め、そして門前の茶店でぜんざいを食べるという、いつものとおりの初詣から今年も始まった。TVのニュースでは、かろうじて残った鎮守様に詣でる人々、あの悲しみの海に鎮魂の祈りをささげる人 ・・・。色々な初詣の風景が映し出されていた。

いつもどおりの「日常」というものがどんなに有難いものであるか、またどんなにか脆いものであるかということも、思い知らされた昨年であった。新しい価値観による「日常」の再構築からスタートをする年でありたいと思う。

「♪ Bird flying high
   You know how I feel
    Sun in the sky
     You know how I feel
      Breeze drifting on by
       You know how I feel
        It’s a new a dawn
         And a new day
          And a new life for me
            And I’m feeling good  ・・・ ♪」 
             
「フィーリング・グッド/Feeling Good」(作詞・作曲;Leslie Bricusse/Anthony Newley)という歌の一節である。変わらない日々の暮らしを有難いと思う心 ・・・。今日の年初め、初詣に向かう人々を眺めていて、心に浮かんだのはこの歌である。

「サミー・デイヴィス・ジュニア/Sammy Davis Jr.」、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「ランディ・クロフォード&ジョー・サンプル/Randy Crawford & Joe Sample」など幾多のカバーがある中で、もっとも有名なバージョンは「ニーナ・シモン/Nina Simone」であろう。彼女のいくつものバージョンがアルバムに収録されているが、最初に収録をされたのは「I Put A Spell On You」(1965)である。最初に私が「ニーナ・シモン」とこの歌を知ったのも、まだLPの頃で、このアルバムであった。

I Put a Spell on You

Nina Simone / Verve

そして、1990年に製作された「リュック・ベッソン/Luc Besson」監督のフランス映画「ニキータ/Nikita」のハリウッド版リメイク映画、死刑因の少女が政府秘密組織の女工作員となる姿を描くサスペンス・アクション「ジョン・バダム/John Badham」監督の「アサシン/原題;Point Of No Return」(1993)のエンディングにも、「ニーナ・シモン」のこの歌が流れていた。監督がよほどニーナが好きだったのか、主人公の工作員のコード・ネームは「ニーナ」で、全編を流れるサウンド・トラックのほとんどが「ニーナ・シモン」の歌だった記憶がある。

アサシン 暗・殺・者 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

「NINA SIMONE-FEELING GOOD」

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謹賀新年

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世界は日本の日の出を待っている ・・・。 
 

「The World is Waiting for the Sunrise – Les Paul & Mary Ford (1951)」

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大掃除

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いつからか我が家の年末の大掃除は私の仕事になってしまった。窓、網戸、照明器具、換気扇、浴室、家具 ・・・ などである。私の子供の頃はといえば、やはり大掃除は親父の仕事であった。さらに加えて、天井のすす払い、障子の張り替え、畳のほこり叩きなどの仕事もあったように記憶している。畳をあげたとき、その下から現れる昔の新聞を読むのも楽しみであった。もちろん住宅の気密性も悪く、電気掃除機などない時代の話である。
 
大掃除は、父親の朝からの一日仕事、子供にとっては、大人の仕事を手伝えることが誇らしく、まるで「祭り」のように感じた一日であった。今は住宅の性能もあがり、掃除の道具も形も、昔とは大きく違ったきたので、家に積もるほこりや汚れも昔に比べ、格段に少なくなったように思える。そして大掃除が終わると、藁で縄をない、しめ縄、しめ飾りを作って玄関や神棚に飾るのも親父の仕事であった。私も掃除を終えてから、先日自分で作った門松を玄関わきに据える。「どうも亡き親父の後を追いかけているようだ」と、ふと気が付いた。

さあ、正月を迎える準備は一応整えた。後は年越しそばを食べるのみ ・・・。

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部屋の片づけ、掃除をしながら、ずっと流していたのは、イタリアは花の都「フィレンツェ」生まれのピアニスト「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandoro Galati」のアルバム「オール・アローン/All Alone」、「キュービック/Cubicq」。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」を敬愛し、独特の詩情と哀愁を持つ抒情派ピアニストである。これほど内省的で微妙な感情を表現できるのは、やはりソロ演奏しかあるまい。抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいメロディで綴る極上のバラード集。この強面の男の指先からどうしてあんなに繊細で美しい音が紡ぎだされるのであろうか ・・・。

オール・アローン

アレッサンドロ・ガラティ / BLUE GLEAM

初めて触れ、魅せられたガラティの感性。極めつけの美メロが構築する詩情あふれる空間。深い哀愁の中に 繊細かつ歌心あるピアノが自在に踊る珠玉の傑作。
 

キュービック

アレッサンドロ・ガラティ・トリオ / BLUE GLEAM

「Alessandro Galati Trio – mary prayer」 アルバム「キュービック」から。
 
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本年度最後のブログ記事となります。来年もよろしくお願いいたします。皆様よいお年を!!! 
 
 
 



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