やっと春になったので母親に会いに故郷・松本へ帰省。冬は寒さと雪で来ることができなかったので、4か月ぶりである。松本は今、櫻が満開の季節。ちらっと近くを通った松本城は観光客でごった返していた。もちろん実家のご近所の櫻も満開。聖徳太子開祖といわれる「兎川寺(とせんじ)」の枝垂桜、山すそ、村はずれの小さなお堂を覆わんばかりの櫻、今は資料館となっているが、明治時代に建築された山辺小学校の櫻、薄川の堤両側数キロにわたる櫻並木など、ウォーキングが楽しくなる知られざる櫻の名所がいくつもある。
今回のイチオシ櫻は弘法山古墳の櫻。遠くから見ると丘全体が櫻に包まれているように見える。これは弘法山中腹にある古墳を覆っている櫻である。この松本平を見渡せる尾根上に、長さ66mという3世紀末に築かれたらしい大きな前方後円墳がある。半三角縁四獣紋鏡などが石室から出土しているというから、その時代この辺りを支配していた王の墓であろう。この古墳、2,30年前はむき出しのただの古墳であったが、地元の人が古墳を櫻で飾ろうと苗木を植えるなどの努力をした結果、今のような見事な景色ができたという。ふもとから登ってみました。近くに寄ると、どれだけの本数なのか見当もつかないほどの色々な種類の櫻がびっしりと斜面を覆っている。この一面の櫻のトンネルを抜けると、古墳の頂上、松本市街地と北アルプスの絶景が目の前にいきなり広がる。前日は雨だったから、この素晴らしい眺望を満喫できるのは、櫻の満開の時期の、さらに晴れの日だけという一年の中でもわずかなチャンスだけなのである。この櫻を見ることができたというだけで帰省した甲斐があるというもの。この山の反対側は、親父の眠っている霊園。そこも見事な満開の櫻であった。
そして、別の道をふもとまで下ってくるとこんな像が建っていた。「松谷みよ子」作の児童文学「龍の子太郎(たつのこたろう)」の元となった松本に伝わる民話「泉小太郎」の像である。「泉小太郎」は、父を白龍王(大日如来の化身)とし、この近所の中山・和泉で生まれた。大昔、松本平、安曇野は湖であったが、水がなくなればこの地は肥沃で豊饒な地になると思った小太郎は「犀龍(さいりゅう)」という龍にまたがり、谷を塞いでいた巨岩を取り除き、水を長野から越後へと流し、湖は豊かな盆地に生まれ変わったという。この川が信濃川の上流、「犀川」である。そんな子供のころに聞いた民話や人形劇を懐かしく思い出していた。
実家でなにげなく見ていたTVは、フィギャー・スケート国別対抗戦。「高橋大輔」のフリーの演技のテーマ曲、「エディ・ルイス/Eddy Louis」の「ブルース・フォー・クルック/Blues for Klook」に耳が強烈に反応した。「エディ・ルイス」、かの「スタン・ゲッツ/Stan Getz(ts)」にして天才的オルガン・プレイヤーと言わしめたフランスのジャズ・オルガニストでピアニストである。今は亡き「ミシェル・ペトルチアーニ/Michel Petrucciani (p)」と並び、自由自在にハモンド・オルガンを操るフランスのジャズ界における英雄的存在であるアーティストとして名前だけは知っていた。しかし、この曲も、アルバムも全く知りませんでした。聴いてみると、ちょっとアメリカのブルースと肌合いが違うが、こんなブルージーでJAZZYな曲を選ぶとは恐るべし「高橋大輔」。アルバムは、「Sang Melé」 (1987)。
Sang Mele Eddy Louiss / Dreyfus
Eddy Louiss (keyboards)、Dominique Pifarely (violin)、Michel Alibo (b)、Paco Sery (ds)というクレジットからすると、イントロはベース、メインを取るのはギターのように聴こえるが、やはりオルガンでしょうか、いやいやヴァイオリンかも ・・・。う~~ん??。
「EDDY LOUISS – Blues for klook」










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