JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

このうえもなく甘い香りに包まれて

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シャガ
 比較的ご近所にある「フジ(藤)」の名所といえば、隣町、宝塚の名刹、「中山寺」の梅林の上にある公園。例年なら4月下旬から5月上旬が見頃であるが、今年は春の足が速いし、団地内の公園にある藤も見頃となってきたので、出かけてみた。

 今年3月に梅を楽しんだ梅林を、斜面いっぱいに咲いている「シャガ(射干、著莪、胡蝶花)」を見ながら登っていく。すると、この上もなく甘い蜜の香りが、見えないうちから漂ってくる。「藤」の香り。こんなに香りが強い「藤」は初めてである。ここの「白藤」は特に香りが強いという。長さ50~60mあろうかと思われる藤棚には、「白藤」が満開。「紫藤」も咲き始めている。「藤」をゆっくり見、香りを楽しみながら持参したコーヒーを飲む。こんなひと時を、「甘やかな時間、甘い生活」、「la dolce vita/ドルチェ・ヴィータ」とでも呼んでみようか。

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 「甘い生活/原題:La dolce vita」は、1960年に公開された、「フェデリコ・フェリーニ/Federico Fellini」監督のイタリア映画。1950年代後半のローマの豪奢で退廃的な上流階級の生態やアバンチュール、社会を生きる上で指針やモラルを失った現代人の不毛な生き方を、「マルチェロ・マストロヤンニ/Marcello Mastroianni」の退廃的な生活を通じて描く。世界中の映画賞を総なめにした映画であるが、観たのは、たしか高校の名画鑑賞会。こんな映画を高校生に見せる高校って、今考えるとすこし変わっていると思うが、正直いってあまりにも難解で、「マルチェロ・マストロヤンニ」と黒いドレスの「アニタ・エクバーグ/Anita Ekberg」がトレヴィの泉で戯れるシーン、そのアニタの豊かな肉体と美しさしか記憶に残らなった。

 今宵の曲は、「甘い生活のテーマ/Tema da la dolce vita」。ヨーロッパ期待のイケメン・ピアニスト、「ステファノ・ボラーニ/Stefano Bollani」。イタリアン・ソングを集めたアルバム、「日本デビュー盤」、「ヴォラーレ/Volare」(2003)から。

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 1972年、ミラノ生まれというから円熟の46歳。そのアルバムには、イタリア独特の雰囲気というか、隠せないラテンの気質が横溢している。ピアノだけではなく、カンツォーネやポピュラー・ソングを中心にした選曲で、低音でささやくかのように、口説くかのように弾き語るアルバム、「けれど恋は/Ma L’Amore No」(2004)や、イタリア・ジャズを代表する大御所トランペッター、「エンリコ・ラヴァ/Enrico Rava」とのデュオ・アルバム、「The Third Man」(2007)など、その活躍のレパートリーも広がっている。

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ヴォラーレ/Volare
ステファノ・ボラーニ・トリオ/Stefano Bollani Trio
ヴィーナスレコード


     
    

「Tema da ‘La dolce vita’ ー Stefano Bollani」

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 「EJT」こと「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」のベスト・アルバムに、「ドルチェ・ヴィータ~甘やかな時間/la dolce vita~The Best Of European Jazz Trio」(2005)というアルバムがある。そのアルバムから、バッハの「ラルゴ/Largo」を。

 ドルチェ・ヴィータ(甘やかな時間)~ザ・ベスト・オブ・EJT~
 ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / / エムアンドアイカンパニー

   
    
「European Jazz Trio – Largo (Bach) 」

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 そういえば、イタリアを旅した時、フィレンツエで「La dolce vita」というジャズ・クラブを探して行ってはみたものの、店の前は怪しげな若者がたむろし、出演バンドもジャズではなく、ロック・バンドだったので、入らずに帰ってきたことを思い出した。
    

    

その数と美しさに圧倒される

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 開通したばかりの新名神高速と中国道、若狭・舞鶴道を使っての片道1時間ほどの小ドライブ。目的地は、兵庫県丹波市氷上町清住にある「カタクリ」の群生地、「かたくり園」。紫紅色の絨毯を敷き詰めたよう。これだけの数の「カタクリ」を見たのは初めて。その数と息を呑むような美しさに圧倒された。

 「カタクリ(片栗)」は、ユリ科カタクリ属に属する多年草。古語では「堅香子(かたかご)」と呼ばれていた。東北や北海道の山中に多く生えるが、これだけ群生するのは珍しく、ここ氷上町はは南限とも言われており、関西最大、日本でも有数のカタクリ群生地だという。

 早春に地上に芽を出すが、花が咲いたあとは、葉や茎は枯れてしまう。地上に姿を現す期間は4-5週間程度、また花が地上に咲くのは、早春の2週間程度と短いため、時期を逃さず見ることが難しい。そして、雨や曇りの日には蕾のままの姿で、晴れた日にしかその開花した可憐な姿を見る事が出来ないという。時期も天候にも恵まれ、車を走らせて、見にきた甲斐があった。

 他界した母親が好きだった花で、実家の庭にも薄紫色の「カタクリ」の花が咲いていた。そんな母のことをちょっと思い出した。   

 「もののふの 八十乙女(やそおとめ)らが 汲みまがふ 寺井の上の 堅香子(かたかご)の花」                                (大伴家持 万葉集・巻18)

 750年(天平勝宝2年)3月2日、大伴家持が越中の国司として、いまの富山県を訪問した際に、詠んだ歌だという。

今宵の曲は、美メロと参りましょうか。ノルウェー出身のジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」。もう何回もこのブログで取り上げているピアニスト。曲は、「そこに存在する」という意味でしょうか、「Being There」。トリオで同タイトルのアルバムがあるが、そのには、収録されていません。2009年10月のアンサンブルでのライブのようです。

「Tord Gustavsen Ensemble ー Being There」

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 アルバム、「Being There」(2007)からは、美メロの極み、「At Home」。

Being There

Tord Gustavsen Trio / ECM

「At Home – Tord Gustavsen Trio」

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古刹、中山寺の梅林を訪れる

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 たしか毎年、3月の第一日曜日が「梅まつり」。それならばと、阪神間屈指の古刹、「中山寺」の梅林公園へと出かける。約1000本の「豊後」や「摩耶」など6種類の紅梅、白梅が植えられており、梅林の小高い斜面からは宝塚市街地を見渡すことが出来る人気の梅林。しかし、やはり今年は春が遅く、まだちらほらであったが、早咲きの梅が迎えてくれた。

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 「中山寺」。寺伝では「聖徳太子」が建立したとされる日本最初の観音霊場。現在の本堂(1603年再建)や阿弥陀堂は「豊臣秀頼」が「片桐且元」に命じて再建したという。「中山寺」は「安産の寺」としても関西ではよく知られており、「豊臣秀吉」が「中山寺」に祈願して秀頼を授かり、また、幕末期には「中山一位局」が明治天皇を出産する時、安産祈願して無事出産したことに由来するという。毎月の戌(いぬ)の日には、安産祈願と腹帯を求めて、日本各地から多くの参詣者が訪れる。

 帰りがけに仰ぎ見る五重塔。金、紺に彩られたその鮮やかな色彩は、まるで’60年代のポップ・アートを見ているかのようであった。

 さて、今年の春は遅いのか?、遅くないのか? ふたりの歌姫によって決めてもらいましょうか。まずは、遅い派の歌は「Too Late Now」。「恋愛準決勝戦」という観ていないものには(当然見ていませんが)、意味不明な邦題がつけられたロマンチック・コメディ、 「Royal Wedding」(1951)という映画の挿入歌だそうです。

【 Too Late Now 】  by Burton Lane / Alan Jay Lerner

「♪ Too late now to forget your smile      あなたの笑顔を忘れるにはもう手遅れ
  The way we cling when we danced awhile 束の間のダンスの間に見せてくれたあの笑顔
  Too late now to forget            今はもう忘れたり
        and go on to someone new    新しいことを始めるにはもう手遅れ

  Too late now to forget your voice       あなたの声を忘れるにはもう手遅れ
  The way one word makes my heart rejoice   私を喜ばせてくれたあなたの一言
  Too late now to imagine myself away from you あなたと離れることなんて考えられないわ

  All the things we’ve done together  一緒にしてきたすべてのことを
  I relive when we’re apart       きっと別れた時には思い出すわ
  All the tender fun together       お互いにいたわりあってきたすべてのことは
  Stays on in my heart          私の心の中に残っているの

  How could I ever close the door    いつもと同じように扉を閉めることなんてできる?
  And be the same as I was before?    前と同じようにできるかどうか私にはわからない
  Darling, no, no I can’t anymore     だめだめ きっと前のようになんかできないわ
  It’s too late now              もう手遅れなの      ♪」

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 最初の歌姫は、私のご贔屓の美魔女歌手の一人、「デニース・ドナテッリ/Denise Donatelli」。生まれはペンシルヴァニア州で、年齢不詳の「美魔女」風であるが、学生結婚してから、1980年代にプロとしての活動を開始したというから、生まれたのは1960年代であろうか。幼い頃からピアノに親しんでいたが、その後、ジャズへの彼女の情熱が導いたのは、ピアノではなくボーカルであった。結婚後、いわゆるシングルマザーとなり、苦労した子育ても終えてから、ジャズ歌手になる夢をあきらめられず、結局2005年に遅咲きのデビューを果たしたという。セレブ然とした風情からは、そんな苦労人だったとは、少しも感じ取ることができない。「フィル・ウッズ/Phil Woods」が「アイリーン・クラール/Irene Kral」以来の歌唱力と折り紙をつけたという。現在は、米西海岸を中心に活躍している実力派。

 アルバムは、懐かしや、なんと「クルセーダーズ/The Crusaders」の代表曲をタイトルにした、「ソウル・シャドウズ/Soul Shadows」(2012)から。しっとりと歌うこのバラードがいい。

SOUL SHADOWS

DENISE DONATELLI / Savant

「Denise Donatelli ー Too Late Now」

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 そして、遅くない派の歌は「Not Too Late」。「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」で ・・・。同名のタイトルのアルバム、「Not Too Late」(2007)から。

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 「ノラ・ジョーンズ」といえば、父親は、「ビートルズ/The Beatles」も大きな影響を受けたといわれる、インド人のシタール奏者、故「ラヴィ・シャンカール/Ravi Shankar」。ノラは1979年3月にニューヨークに生まれたが、そのとき母親スーはすでにシャンカールと離婚していた。4歳のとき、ダラス近郊に移り住み、それ以来膨大なLPレコードを持つ母の強い影響を受けて育った。長ずるにつれ、ピアノを習いだした彼女は、JAZZミュージシャンの影響も受けるようになった。「ママが8枚組のビリー・ホリデイのアルバムを持っていて、その中から、好きで何度もなんども弾いた曲の入ったディスクを取り出したの。『ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド』(”You go to my head”)が大好きだった。」 と語った言葉は有名となり、あちこちに引用されている。

 ソウル、カントリー、フォーク、ポップスなどのいろいろな要素を取り込みながら、レトロな「癒し系」といわれるジャズのスタイルを確立し、「癒し系女性ボーカル」、「Jazzy,Not Jazz」ブームを作り出した元祖である。特に大ヒット曲「Don’t Know Why」を含むデビューアルバム『Come away with me』(邦題:『ノラ・ジョーンズ』)は、1800万枚を売り上げ、第45回グラミー賞(2003年2月)のグラミー賞では主要4部門を含めノミネート部門すべてで受賞し8冠を獲得したのも記憶に新しい。

【 Not Too Late 】 by Norah Jones  

「♪ Tell me how you’ve been,      あなたがどう生きてきたかを教えて
  Tell what you’ve seen,        あなたが何を見てきたかを教えて
  Tell me that you’d like to see me too. あなたも私に会いたいと言って

  ’cause my heart is full of no blood,   私の心にはもう血は一滴も残っていないから
  My cup is full of no love,        私のカップにはこれっぽっちの愛も残っていない
  Couldn’t take another sip even if I wanted. 飲みたいと思ってももう飲めない

  But it’s not too late,   でも 手遅れではないわ
  Not too late for love.   愛に手遅れということはないの

  My lungs are out of air,    私の肺はもう空気を吐き出してしまったの
  Yours are holding smoke,    あなたの肺は煙をいっぱい溜め込んでいる
  And it’s been like that for so long.  ずっと長い間そうだったような気がする

  I’ve seen people try to change,   チャレンジしようとする人たちを見てきたわ
  And I know it isn’t easy,     だから、「変わる」ことは簡単でないことはわかっている
  But nothin’ worth the time ever is.  しかし、今現在に何の価値があるというの

  And it’s not too late,       手遅れではないわ
  It’s not too late for love,     愛に手遅れということはないの
  For love,             愛に
  For love,             愛していてば
  For love.             きっと         ♪」

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Not Too Late
ノラ・ジョーンズ/Norah Jones
Blue Note


   
   

「Norah Jones – Not Too Late」

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甲東梅林で梅の薫りを満喫する

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 久々に快晴。しかも気温は10℃を超える暖かさ。早咲きの梅の便りが聞こえてきたので、今年はちょっと足をのばして、西宮市上甲東園の梅の名所、「甲東梅林」へ。この梅林はかって財を成した貿易商が、目地17年(1884年)、この地一帯に葡萄、柿、桃などの果樹栽培とともに、梅、桜、楓、樟などの植栽を行ったのが始まりで、その後、移転、移殖や整備を重ね、今の梅林の姿になったという。

 樹齢100年を超える梅も多く、全国から集められた36品種、約200本に及んでいる。そのうちの3割くらいの早咲きの品種がそろそろ見頃を迎えていた。そんなに広い梅林でもないのだが、園内には訪れる人もちらほら。待ちかねた梅の薫りを満喫する。同じ敷地内にあるディ・サービスの施設に設けられている地域の公民館では、「梅びらき・文化祭」も行われ、多くのお年寄りが梅の花見と一緒に楽しんでいるようだ。

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 ちょうど昼食時に差し掛かったので、すぐ近くの「関西学院大学上ヶ原キャンパス」まで歩く。春休みに入ったのか、キャンパス内に学生はまばら。二人合わせても千円でお釣りが来る「学食」でのランチ。私の大学時代と違って、メニューも豊富でしかも安くて美味しい。年寄り二人でもコスパなランチを楽しめた。六甲山系の東端、「甲山」の麓に広がる欧州のような雰囲気あるキャンパス。その時計台前の広場で春らしくなった日差しを浴びる。

      「菜の花や月は東に日は西に」

 この句は、大阪出身で江戸時代の画家でもあり俳人でもある「与謝蕪村」の句。安永3年(1774年)、蕪村が、菜の花の時期、西の空に夕日が沈むころ、現在の神戸市灘区にある六甲山系中程、摩耶山を訪れたときの句だという。しかし、何故か大阪梅田、茶屋町の「梅田芸術劇場前」の広場に、その句碑があったと記憶している。その昔、茶屋町は、あたり一面菜の花畑であったそうだ。

 さて、今宵の歌、東と西が入れ替わって、「East of the Sun (And West of the Moon)」。でもよく考えてみると、太陽の東側で月の西側。だから夕暮れどきの位置関係ということになり、蕪村の句と同じ情景ということでしょうか。邦題は、「太陽の東」。1934年ミュージカル、「Stags at Bay(追い詰められる、進退窮まるという意味らしい?)」で使われた曲で、当時、まだ大学2回生だった「ブルックス・ボーマン/Brooks Bowman」の作詞作曲だという。

【 East of the Sun (And West of the Moon) 】 by Brooks Bowman

「♪ East of the sun and west of the moon  太陽の東側で月の西側
  We’ll build a dream house of love dear   そんなところにふたりの家を建てたいわ
  Close to the sun in the day         日中はお日様に近く
  Near to the moon at night          夜はお月様に近いから
  We’ll live in a lovely way dear        そこで二人で暮らしましょうよ
  Sharing our love in the pale moonlight    青く輝くお月様の下で愛を交わしながら

  Just you and I, forever and a day     そう、あなたと私だけ、そんな日がずっと続く
  Love will not die; we’ll keep it that way   愛は終わらないわ そんな風にずっと続けるの
  Up among the stars           星空の彼方にすばらしい音楽に満ち調和がとれた
     we’ll find a harmony of life to a lovely tune 人生を見つけることができるでしょう
  East of the sun and west of the moon dear  ねえあなた、太陽の東側、月の西側よ
  East of the sun and west of the moon  太陽の東側、月の西側で暮らしましょうよ ♪」

     
 歌詞を読んでいて、「神戸の東、大阪の西、芦屋か西宮で暮らしたい、それが理想」という何人かの知り合いを思い浮かべた。

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 さて、「East of the sun (and west of the moon)」。歌うディーヴァは「ダイアナ・クラール/Diana Krall」。大変な金髪美人で、ピアノも上品で上手く、歌も上手い。そして、顔に似合わないその低いオヤジ声。そんなアンバランスな魅力もあって、そのデビューは衝撃的だった。デビュー5作目のアルバム、「When I Look In Your Eyes」(1999)にも収録されているが、今宵は、「ライヴ・イン・パリ/Live In Paris」(2002)から。ダイアナが最も輝いていた時代のアルバム。
     

When I Look In Your Eyes

Diana Krall / Universal

ライヴ・イン・パリ

ダイアナ・クラール / ユニバーサル ミュージック クラシック


「Diana Krall – East Of The Sun (And West Of The Moon) 」

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「山、笑う」 ご近所の紅葉狩りへ

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 紅葉が見頃。知られざる紅葉の名所、森林ボランティアの活動フィールドの一庫(ひとくら)公園から、麓のダム湖に注ぐ、一庫大路次川(ひとくらおおろじがわ)の渓谷沿いを歩いてみた。鮮やかな紅葉が目を奪う。まさに、「山、笑う」。有名な紅葉名所に行かなくても十分である。豊かな自然に恵まれたこの地に住んでいることを素直に喜ぶ。

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 ジャズとポップスの垣根をこえて活躍する、いわゆる「Jazzy,Not Jazz」の次世代を担う才能の一人と評されている、オーストラリアの女性ヴォーカリスト&コンポーザー、「ブリアーナ・カウリショウ/Briana Cowlishaw」の歌に、「The Mountains Changing Face」と言う歌がある。まさにこんな情景を表すタイトルである。

 あまり馴染みがない歌手だが、「グレッチェン・パーラト/Gretchen Parlato」や「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」などと比較される存在だという。アルバムは、「フィヨルド/Fjord」に収録。

 キャリアはよくわからないが、ニューヨークのプレイヤー達と制作したデビュー・アルバム、「When Fiction Comes to Life」(2011)は、オーストラリア国内賞で、「ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム」に選ばれたという。「フィヨルド/Fjord」は、3作目にして、同じくオーストラリアで活躍するピアニスト、「ギャヴィン・エイハーン/Gavin Ahearn」とのデュオ名義での発表。彼とは「The Wires Project 2013」というユニットを組んで活動しているようで、どうもその集大成のアルバムのようだ。全10曲のうち、ブリアーナによるオリジナル曲が3曲、ギャヴィンが1曲を提供、そして8曲がデュオ演奏。

 ブラジリアン、ジャズ・スタンダード、そしてビートルズのカバーを混じえ、端正なピアノ演奏だけをバックに可憐なブリアーナのヴォーカルが美しく響く静謐でリリカルな作品で、ノルウェイでの録音だという。そんな北欧の空気も感じさせる「ギャヴィン・エイハーン」のピアノに強く印象づけられた一枚。

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BRIANA COWLISHAW & GAVIN AHEARN / RIP CURL RECORDINGS / インパートメント

 本アルバムからYOUTUBEのアップはなかったが、ボーナスCDとしてつけられていた「ギャヴィン・エイハーン」とのユニット、「The Wires Project 2013」の「The Wires」をアップしておきます。

「The Wires – The Wires Project 2013」

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開通前の新名神高速道路を歩く

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 我が団地の北を走ることになっているが、橋脚脱落などの事故で開通が1年ほど遅れている新名神高速道路で、「開通前の新名神高速道路を歩こう」というイベントに参加した。川西インターから六石山トンネルを抜けたとこまでの往復5kmの距離。我が家から川西インターまでは歩いて約1時間ほど。従って約2時間半ほどの結構なウォーキングとなった。

 あいにく途中から小雨が降ってきたが、驚く程の人が参加している。中には車椅子の人も。まだまだ完成までには時間がかかりそうだが、普段は歩くことのない高速道路、トンネル、いろいろな道路工事用の特殊車両などを見ることができた。この辺は鹿や猪などの野生動物が多く住んでいる地域。一般道を走っていて、鹿の飛び出しにびっくりしたことも何回かある。高いフェンスが張り巡らされ、そんな対策もされているようだ。いまある名神高速や中国道の慢性的な渋滞。少しは解消できるのかな。

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 さて、高速道に因んで、今宵の歌は、「Do You Know The Way To San Jose(サン・ホセへの道)」。歌姫は、オランダの歌姫「トレインチャ/Traincha(本名;Trijntje Oosterhuis)」。

 1973年生まれの44歳。脂の乗り切ったベテランといっていいでしょう。教会音楽作詞家の父親と、ヴァイオリニストの母親に持つ音楽一家に育ち、10歳の頃から音楽を始めたという。ジャズ・サックス奏者の「キャンディ・ダルファー/Candy Dulfer」のバンドのボーカルも務めたが、やがて、ポップ・グループ、「トータル・タッチ/Total Touch」を結成、1996年にデビュー、ミリオン・セールスも記録し、着実にキャリアを重ね、4年間程活動したという。しかし彼女は、そのキャリアをあっさりと捨て、元来興味を持っていたソウル、ジャズの世界に進んでいった。

 ソロになってからは、数々のジャズやポップスのスターと共演を果たし、オランダでは大きな評価と人気を獲得した。その彼女の日本デビュー盤となったのが、大御所、「バートバカラック/Burt Bacharach」のソング・ブック、「The Look of Love ~Burt Bacharach Songbook」(2007)である。オーケストラをバックに時代を超えて輝き続けるバカラックの名曲の素晴らしい歌唱。

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Trijintje Oosterhuis / Blue Note

「Trijntje Oosterhuis ー Do You Know The Way To San Jose」

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 そして、「Walk on By」。

「Walk on By – Trijntje Oosterhuis(Traincha)」

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 「平賀マリカ/Marica Hiraga」の歌唱も聴いてみましょうか。「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet(MJQ)」とのコラボ。バカラック・ソングブック、「Close To Bacharach」から。

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Close to Bacharach Special Edition
平賀マリカ
SPACE SHOWER MUSIC

  
  
  

「DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE ー Marica Hiraga with Manhattan Jazz Quintet」

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いつものように秋の味を仕入れに

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 いつものように秋の味を仕入れに丹波篠山へと車を走らす。USBにいれた曲が軽快に流れる。肌寒いのも当たり前、気温は20℃を下回り、暖房が入った。

 仕入れのお目当ては、丹波栗、黒枝豆、丹波黒、柿、自然薯 鯖寿司 ・・・。丹波松茸は高いので遠慮せざるを得ない。黒枝豆や黒豆は、いつもの老舗、「小田垣商店」で発送をお願いし、内使いの分も買い求める。レトロな雰囲気の市街で他の食材を仕入れる。

 京都も有名だが、丹波名物の一つに、「鯖寿司」がある。海から遠い丹波篠山の町では、日本海側の福井県若狭地方で水揚げされた真鯖に一塩をしてから、荷車で山を越えて運ばれていた。この運ばれて来た道を鯖街道といい、その街道筋にあたっていたという。昔から篠山では、稲の収穫を終えた後の秋祭りにはなくてはならないのが、「鯖寿司」。祭りには、「鯖寿司」がたくさん作られ、お土産にと配られたという。脂がのった上質な鯖の身がたっぷり、丹波米の米もたっぷりで。大阪の「ばってら」とはまた違う味わいに魅了される。

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 さて、今日のピアノは、海の記憶。「北欧の貴公子」と呼ばれるスウェーデンのジャズ・ピアニスト、「ヤン・ラングレン/Jan Lundgren」作曲の「The Seagull(かもめ)」。アルバムは、「Mare Nostrum」(2007)。イタリア、サルデーニャ島出身のトランペッター、「パオロ・フレス/Paolo Fresu」、フランス、カンヌ生まれのアコーディオン奏者、「リシャール・ガリアーノ/Richard Galliano」とコラボしたアルバム。直訳すれば、「我らが海」であるが、ヨーロッパ人にすれば、欧州文化を育んだ「地中海」のことである。前のふたりは地中海沿岸の出身、「ヤン・ラングレン」もスウェーデン南部、クリシャンスタード出身ということであるから、バルト海沿岸であり、3人に共通するのはやはり「海」である。異なる出身、文化を背景とした彼ら欧米人のバックにある「地中海」。光、翳、喜び、哀愁、憂い ・・・、そんな欧州ジャズに共通するコンセプトを感じるアルバム。

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FRESU/GALLIANO/LUNDGREN / ACT

「Paolo Fresu, Richard Galliano, Jan Lundgren – The Seagull」

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 「ヤン・ラングレン」、自らのピアノ・ソロでもアップされていました。

「Jan Lundgren – The Seagull」

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「三白三黒」  ~ 北摂能勢、秋の味覚 ~

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 能勢町、長谷の棚田。その農家の周辺に、能勢名物、「三白三黒」のひとつ「能勢栗」がたわわに実っている。野球のボールぐらいはあろうか。大粒で味の良いことで名高い「銀寄(ぎんよせ)」であろう。能勢町は、古くから「三白三黒」という特産物で名高い。「三白」というのは、米・寒天・高野豆腐。「三黒」というのは栗・炭・黒牛。その「三黒」の一つで、飛ぶように売れることから「銀(お金)を寄せる」とその名がついた「銀寄栗」は能勢の原産種。旬の季節には、道の駅周辺は、栗を求める人々の車で渋滞ができるほど。

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 帰りは道の駅で、「銀寄栗」は、売り切れたみたいだったので、代わりに「三黒」ではないが、早生の黒枝豆を求めた。

 さて、今宵の曲は、「三白三黒」に因んで、「白と黒のポートレイト」。「ジンガロ/Zingaro」、「Retrato Em Branco E Preto」、「Photograph in Black and White」のタイトルでよく知られているボサノバの名曲。「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」が1965年に「ジンガロ/Zingaro」というタイトルで作曲したが、その後1968年に「シコ・ブアルキ/Chico Buarque」が歌詞を付け、「Retrato Em Branco E Preto(白と黒のポートレート)」に変更されたという。

「♪ ・・・・ 思い出すのは いつも 同じシーン 古いアルバムの中の 写真のように ・・・・ ♪」。「別れた恋人との想い出がなかなか忘れられない」という歌詞が泣かせる。

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 「シコ・ブアルキ/Chico Buarque」。1944年、リオ・デ・ジャネイロ生まれのブラジルの詩人、歌手、音楽家、作曲家、劇作家、小説家。シコは恵まれた特権階級の家庭で育った。彼の父親は有名な歴史家、社会学者で、彼の叔父も著名な辞書編集者であるという。1964年に音楽家、そして作曲家としてデビューし、音楽祭やテレビのバラエティー番組に出演。デビュー・アルバムは、サウダーヂを根底とするサンバ・アルバムであった。その後、シコは多くのブラジル音楽家と同じよう、反政府的な活動によって1968年に逮捕され、1969年にイタリアに亡命する。その後1970年にブラジルに戻り、独裁政権へのプロテスト・ソングを制作しはじめる。その後、著作、演劇、映像の分野でも活躍、多くの作品を残し現在に至っている。(参照Wikipedia)

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Chico Buarque / Universal Portugal

 さりげない中に哀愁と渋さを感じる、オリジナルの「シコ・ブアルキ」の歌唱から。「白と黒のポートレート」。

「Retrato em Branco e Preto ー Chico Buarque」

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 そして、いろいろなバージョンを残しているが、「チェット・ベイカー/Chet Baker」。その波乱万丈の人生を描いた、「ブルース・ウェーバー/Bruce Weber」監督のドキュメンタリー映画「レッツ・ゲット・ロスト/Let’s Get Lost」(1988)のサウンド・トラックから。

レッツ・ゲット・ロスト〜オリジナル・サウンドトラック

チェット・ベイカー / SMJ

「zingaro – Chet Baker」

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 流麗なピアノは、「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」の同名のアルバム、「Portrait in Black and White」(1996)から。
  

Portrait in Black & White

Eddie Higgins / Sunny Side

「Eddie Higgins Trio – Retrato Em Branco E Preto (Portrait in Black and White)」

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秋の棚田を楽しむ

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 「日本棚田百選」のひとつにも選ばれている能勢町・長谷(ながたに)の棚田まで足を伸ばす。もう下の田んぼでは、稲刈りを終えたところもあったが、上の田んぼはこれからである。黄金色の田んぼ、稲穂の匂い ・・・。一年を通じ、それぞれの季節に良さがあるが、この秋の景色が、本当に気持ちよく、懐かしいと感じる風景。

 こんな日本の原風景のバックに流れていても違和感を感じない北欧のピアノ・トリオがある。「Natsukashii(懐かしい)」(2011)、「Guzuguzu(グズグズ)」(2017)と日本語の心情をアルバム・タイトルとした「ヘルゲ・リエン・トリオ/Helge Lien Trio」。

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 ノルウェーを代表するピアニスト。1975年、ノルウェー生まれの42歳。最初に音楽的影響を受けたのが、「ピンク・フロイド/Pink Floyd」だという。16歳でクラシックを志したが、「オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson」を聴いて、JAZZの世界に。最初、ピアノ+チューバ+サックスという変則トリオを立ち上げるも、それと時期を同じくして、標準的編成のピアノ・トリオ、「ヘルゲ・リエン・トリオ」も立ち上げたという。

 そんなことからすると、異分野の楽器とコラボすることに積極的だったのでしょう、ポーランド出身の若手ヴァイオリニスト、「アダム・バウディフ/Adam Bałdych」とコラボしたのが、「Bridges」(2015)に続く「Brothers」。更に今作では曲により、ノルウェー出身のサックス奏者、「トーレ・ブルンボルグ/Tore Brunborg」も加わっている。

 ピアノとヴァイオリンの相性もよく、「ヘルゲ・リエン」の持ち味の牧歌的なメロディと違和感なく調和し、美しいハーモニーを奏でている。

Brothers

Adam Baldych & Helge Lien Trio / Imports

「Adam Baldych & Helge Lien Trio ー Love」

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 「レナード・コーエン/Leonard Cohen」のよく知られた曲、「ハレルヤ」。

「Adam Baldych with Helge Lien Trio & Tore Brunborg – Hallelujah」

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鷺草が大乱舞 ~ 丸山湿原にて ~

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 8月の始めに「丸山湿原」で、「サギソウ(鷺草)」、別名「サギラン(鷺蘭)」が咲き始めたと聞いて早速見に行ったことは、記事に書いた。(参照拙ブログ「夢でもあなたを想う花」) そのときは、一部の湿原に30株ほどであったが、最盛期の今、訪れてみると、3湿原に数百株の数で咲いている。花そのものが3cmほどの小さな花なので、湿原一面にというわけには行かないが、それでも大乱舞である。ボランティアの皆さんによって木道が設えてあるので、間近まで寄って観察できる。

ハッチョウトンボ

 そして、幸運にも日本一小さなトンボとして知られる「ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)」も。体長2cmほどのトンボで、世界的にも最小の部類に属するという。兵庫県では、環境省の準絶滅危惧相当するCランク に指定されている。

シラヤマギクあ

 林道の脇に咲いているのは、秋の山地に咲く野菊の1種で、「シラヤマギク(白山菊)」。普段あまり見ることのできない虫や花が見られる貴重な湿原である。

 今宵のピアノ・トリオは、「アレッサンドロ・ガラティ・トリオ/Alessandro Galati Trio」。 「How Imsensitive」の英語名で知られている「Insensatez」を。アルバムは、「On A Sunny Day」(2015)から。パーソネルは、「Alessandro Galati – piano」、「ガブリエル・エヴァンゲリスタ/Gabriele Evangelista – bass」、「ステファーノ・タンボリーノ/Stefano Tamborrino – drums」。

On A Sunny Day

Alessan Galati Trio / Vi Ve

「Insensatez ー Alessandro Galati Trio」

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