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祭りのノスタルジア

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 丹波篠山市街へ足を向ける。市街の中心にあり、平安時代初期の876年(貞観18年)、当時の日置荘の領主であった「藤原基経」、「藤原時平」父子により、藤原氏の氏神である「春日大社(奈良県)」より分祀されたとされる「春日神社」では、週末に行われる秋の祭りの用意に大わらわのようだ。何台かある「鉾山」が引き出され、飾りつけを待っていた。神社の境内にある絵馬堂は、1952年(昭和27年)に建立されたものだが。中心にあるのは、慶安2年に「松平忠国」が奉納した「狩野尚信」作の「黒神馬」であるという。

 私の信州の実家の氏神さまの祭りにも、5月の祭りには船の形をした山車が出、ちょうど帰省したときに子供たちが曳いたこともあった。境内には、舞台を兼ねた絵馬堂があり、顔料がはげ落ちてほとんど見えなくなったいたが、古そうな絵馬が飾ってあったのを思い出した。祭りは、いつもノスタルジアを誘う。

バッシニ

 さて、今宵のピアノ、「ピエロ・バッシーニ・トリオ/Piero Bassini Trio」の「ノスタルジア/Nostalgia」。ピエラヌンツイ、ミラバッシ、ガラティなどに比べ知名度は低いが、イタリアのジャズ・ピアニストの草分け的な存在のようです。私もどういう経緯で彼を知ったか記憶にない。

 1953年生まれ。1975年、ミラノ大学在学時にソロ・ピアノで最初の録音をしたという。1980年には、「オープン・フォーム・トリオ/Open Form Trio 」を結成。1985年にアルト・サックスの「ボビー・ワトソン/Bobby Watson」がイタリアを訪れた際に共演、その時のアルバムでイタリアン・コンボとしての名声を得たという。その後90年代に残したアルバムが、ヨーロッパ・ピアノ・トリオ・ジャズ・ブームの火付け役となったといわれている。

 そんな一枚が、「ピエロ・バッシーニ」の名声を一気に高めたという、「ノスタルジア/Nostalgia」(1988)。そのセピア色の哀愁の中に光る繊細なピアノ・タッチが、ノスタルジックな記憶を呼び戻す。パーソネルは、「Piero Bassini: piano」、「フリオ・ディ・カストーリ/Furio Di Castri: bass」、「ジャンピエロ・プリナ/Giampiero Prina: drums」。

Nostalgia

Piero Bassini / Red

「Piero Bassini Trio – Nostalgia」

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あの頃は裸足のままだった

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 近くの小学校で運動会の練習が始まった。少子化の流れの中で、近くの小学校と統合化の計画も出ている小学校だが、子供たちは元気いっぱい跳ね回っている。私が小学生だった頃、60年以上も前のことである。娯楽のなかった時代。学校の運動会だけでなく、地域、町内会の運動会もあって、生活用品なんかが賞品としてもらえた。

 戦後間もないことで、スニーカーなんて洒落たものはなく、布製のズック靴を履いていた。それも大事に履いていたから、遊ぶときはむしろ裸足、あるいは下駄のことが多かったと思う。革靴を買ってもらったのは、たしか大学入学の時であったと記憶している。今では、ウォーキング、ボランティア作業等にスニーカーは欠かせないものになっているが ・・・。

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 さて、今宵の曲、AOR界を代表するヴォーカリストとして、一時期大変な人気のあった、「マイケル・フランクス/Michael Franks」の曲から、「Barefoot On The Beach」。同名のタイトルのアルバム(1999)からです。

【 Barefoot On The Beach 】 Lyrics by Michael Franks / Music by Charles Blenzig

「♪ Barefoot on the beach     裸足でビーチを歩く
  Warmed by the subtropic sun  南国みたいな太陽に暖められいる
  Easily seduced – I’m in     すぐに虜になってしまった
  Safely out of reach        ファックスや電話も
  From faxes and the telephone   届かない
  I get happy when         イルカが一緒に泳いでくれたら
  A dolphin joins me for a swim    最高に幸せさ

  ・・・・・・・・・・・・・・・

  Barefoot on the beach      裸足でビーチを歩く
  The Gulf invites me to get wet  入江が僕を海で泳ぐように誘っている
  Is it green or blue? I’m in     緑なの青なの
  Perfect as a peach         ピーチのような女の子のようにパーフェクト
  Please send yourself to me by jet  ジェットに乗って飛んでおいで
  Make me happy when        君が着いて、一緒に二人で泳いだら
  Your flight arrives and we dive in   最高に幸せになれるさ   ♪」

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Barefoot on the Beach/Michael Franks
Windham Hill Records



「Michael Franks – Barefoot On The Beach」

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夢はかえるよ ・・・

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ウォーキングの道筋で見つけた「アケビ(木通、通草)」。中の果肉はすっかり落ちていた。子供の頃、この「アケビ」を探しては食べたものである。スイーツやお菓子、そんな気の効いたものなど全くなかった時代、おやつは自分で探して食べるということになんの疑いも持っていなかった。自然と悪童仲間で山やご近所の庭、果樹園(もう時効でしょう)から調達することも覚えていった。その中でも「アケビ」は大のご馳走であった。そんな懐かしい記憶も蘇る。

懐かしいといえば、先日のウォーキングで見かけたのが、ひときわ鮮やかな「プラタナス」の紅葉。そういえば「プラタナス」って、和名は「スズカケノキ(鈴懸の木)」といったことを思い出した。そして、さらに思い出したのが、学生時代、ダンス・パーティでの人気曲の一つが、「鈴懸の径(みち)」。我がバンドでは演奏したことがないが、ハワイアン・バンドがよく演奏していた。

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「佐伯孝夫」の作詞、「灰田有紀彦(灰田晴彦)」が作曲して、有紀彦の弟である「灰田勝彦」が歌唱して、1942年(昭和17年)にビクターレコードから発売された。戦時中にも関わらず、戦時色が感じられない数少ない曲である。元々はワルツの曲であったが、その後、「鈴木章治」が4拍子としジャズ・アレンジを加え、1954年頃に彼が率いるジャズバンド「リズムエース」の演奏でヒットした。1957年1月、スウィングの王様といわれる「ベニー・グッドマン楽団/Benny Goodman And His Orchestra」が来日し、そのときに、その楽団でリード・アルト・サックスを担当していた「ピーナッツ・ハッコー/Peanuts Hucko」が、銀座のクラブで「鈴木章治とリズム・エース」が演奏していた「鈴懸の径」を非常に気に入って、その後の米欧巡演でも「プラタナス・ロード/Platanus Road」として演奏、吹き込みを行い、日本にも逆輸入されて、さらに有名になった。

「灰田勝彦」の母校でもある立教大学のキャンパス内にはモデルになった鈴懸の径が存在し、記念の歌碑があるというが、我が母校の高校にも、たしか「プラタナス/鈴懸の木」があったように思う。

【 鈴懸の径 】 作詞:佐伯孝夫、作曲:灰田有紀彦

「♪ 友と語らん 鈴懸の径(みち)
   通いなれたる 学校(まなびや)の街
   やさしの小鈴 葉かげに鳴れば
   夢はかえるよ 鈴懸の径
   ・・・・・・・・・・・    ♪」

「鈴懸の径 / 鈴木章治とリズム・エース&ピーナッツ・ハッコー」

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炎天の花はサウダージの花

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ノウゼンカズラ

「炎天の花」と聞くと、私は真っ先にこの花、「ノウゼンカズラ(凌霄花)」を思い浮かべてしまう。「サルスベリ(百日紅)」、「ムクゲ(木槿)」、「フヨウ(芙蓉)」、「ヒマワリ(向日葵)」なども、この時期の花であるにも関わらず、決まってそうである。理由の一つは、あの大な真紅の花びらが垂れ下がる様が、印象的だからであろう。

夏の季語でもある「ノウゼンカズラ(凌霄花)」がご近所のあちこちで咲きだした。中国原産で、平安時代には日本に渡来していたと考えられるそうだ。漢名の「凌霄花」は、「霄(そら)を凌ぐ花」の意で、高いところに攀じ登ることによる命名だという。(Wikipediaによる)

真っ先に思い浮かべてしまうもうひとつの理由は、去年他界してしまったが、花好きだった母親が詠んだ歌が心に残っているからである。甲子園は地方大会が始まった。あの「ノウゼンカズラ」は、もう咲いてるのだろうか。「ノウゼンカズラ」はサウダージの花でもある。

    甲子園の熱戦終わり夕風にノウゼンカズラの残り花散る  豊子

さて、今宵のピアニストは、「ロベルト・オルサー/Roberto Olzer」。「雅びにして耽美のピアニスト」で、今まさに絶頂期を迎えている。「ニコライ・ヘス/Nikolaj Hess」と並んで、今年の収穫のひとりとして、つい最近も取り上げたばかりである。

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「ロベルト・オルサー」。1971年、イタリア生まれ。幼少の頃から、クラシックのピアノとオルガンを習い、名門「ベルディ音楽院」ではオルガンを専攻。その後、ミラノのカソリック大学では哲学を学ぶ傍ら、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」からジャズ・ピアノを学んだという。最初のレコーディングは、セクステットで、2002~2003年に行われ、「Eveline」というタイトルでリリースされている。その後、「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev (doublebass)」、「マウロ・ベッジオ/Mauro Beggio (drums)」とピアノトリオを結成。2012年に、「Steppin’Out」、そして昨年、「澤野工房」から「The Moon And The Bonfires」がリリースされた。

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「Steppin’Out」を聴いて興味を持ち、「The Moon And The Bonfires」で魅了され、過去に遡ってソロ・アルバムも聴いてみたいという思いが強くなった。ソロ・アルバムは、「Esprit de Finesse – Hommage a F. Mendelssohn」(2009)。「メンデルスゾーンへのオマージュ」とサブ・タイトルが付けられているように、メンデルスゾーンの楽曲とオリジナルが約半々で構成されている。

アルバム・タイトルの「Esprit de Finesse」。「西田幾多郎」によって「繊細の精神」と訳されているが、パスカルの言葉で、幾何学的精神の対概念、いわば哲学する精神のことだそうだ。メンデルスゾーンの楽曲と自分の楽曲を対比させ、内省的な思索の結果、クラシカルな響きと旋律の美しさが表出した秀逸な作品。

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Roberto Olzer / Imports

「Roberto Olzer, piano solo - Divertissement I & Eveline」

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手作りの味に思い出す

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クワの実
桑の実ジャム

ご近所から手作りの「桑の実ジャムを頂いた。「桑の実」、「マルベリー /Mulberry」と呼ばれ、地方によっては桑酒として果実酒の原料となるという。

実は、実家がある松本付近はかって養蚕業が非常に盛んだったところ。家の近くにも繭から糸を採る小規模の製糸業者や養蚕農家が多くあった。したがって、近所には、蚕に食べさせるための桑畑や垣根に設えた桑の木が多くあり、その甘酸っぱい果実は、美味であり、子供たちのちょっとしたおやつであった。

「くわ(桑)」は、4月から5月頃にかけて花を咲かせ、実を付け始めます。赤黒く実が熟すのは、ちょうど今頃。子供の頃、遊びの合間に採って食べ、口の周りを赤黒く汚し、衣服にこすりつけては母親に叱られたものです。そんなことを思い出しながら、早速朝食のパンに塗って食べている。(写真はネットより拝借)

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さて夕食。ビールの季節です。「ビールのつまみくらい自分で作ったら ・・・」という妻の言葉に発奮して、この日のためにと、折れたものを山で拾い、取っておいた桜の枝を鉈で削る。燻製用のチップを作る。燻製作りは初めてである。揚げ物用の鍋にチップを適当に敷き、100均で買ってきた蒸し蓋を載せ、アルミホイルを敷いて、ウィンナを載せ、蓋をかぶせて5分ほど燻せば出来上がり。まあまあの出来かと自画自賛。チップはたっぷりと削ってあるので、これからいろんなものを燻してみようかと思っている。

さて、「Happen シリーズ」。僕に起こってしまう。君にも起こるかもしれない」とくれば、何が起こるのか知りたくなるのが人情というもの。ということで第3弾は、「Watch What Happens」。直訳すれば、「さあ、なにが起るのだろうか」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の曲ですね。元々は、「ミッシェル・ルグラン」が、「ジャック・ドゥミ/Jacques Demy」監督の映画、「ローラ/Lola」(1961年)のテーマ曲として書いたもの。それをドゥミ監督自身がフランス語の歌詞を付け、映画、「シェルブールの雨傘/Les Parapluies de Cherbourg 」(1964年)で使用し、ヒットした。アメリカでは、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」が英語詞を付け、1967年、「セルジオ・メンデスとブラジル’66/Sergio Mendes & Brasil ’66」でヒットしている。

【 Watch What Happens 】     Michel Legrand/Norman Gimbel

「♪ Let someone start believing in you,  誰かさんが君に想いを寄せようとしている
       let him hold out his hand     彼は腕を伸ばして
   Let him touch you               君に触れようとする
       and watch what happens     さあ、何が起こるかな

   One someone who can look in your eyes,  誰かさんが君の瞳を見て
       and see into your heart           君の心をみつけようとしている
   Let him find you                 そして、見つけてしまうだろう
       and watch what happens      さあ、何が起こるかな

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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前回、二つの「Happen」は少しネガティヴ。それに比べ、こちらはかなりポジティヴ。ボッサ・テイスト、スムース・ジャズ系を中心に軽やかな気持ちで聴いてみましょうか。

まずは熟女、「ローラ・フィジー/Laura Fygi」のゴージャスな歌声によるミッシェル・ルグラン・オン・パレード・アルバム、「Watch What Happens ~When Laura Fygi Meets Michel Legrand」(1997)から。御大、「ミッシェル・ルグラン」自ら率いるオーケストラとのきらびやかなコラボ。

Watch What Happens – When Laula Fygi Meets Michel Legrand

Laura Fygi / Verve Forecast

「Laura Fygi – Watch What Happens」

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「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」のスローなボッサはいかがでしょうか。アルバム、「In the Moonlight」(2011)から

In the Moonlight

Sophie Milman / Ent. One Music

「SOPHIE MILMAN - Watch what happens」

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「セルジオ・メンデスとブラジル’66/Sergio Mendes & Brasil ’66」。アルバムは、「Equinox (邦題:分岐点~コンスタント・レイン」(1967)。このアルバムもヒットしましたね。私の若い頃の話です。

分岐点~コンスタント・レイン

セルジオ・メンデス&ブラジル’66 / ユニバーサル ミュージック

「Sergio Mendes & Brasil ’66 – Watch What Happens」

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最後は、そのジャケットの秀逸、斬新さで一世を風靡したイージーリスニング・ジャズ、CTIシリーズの火付けともなった「ウェス・モンゴメリー/ Wes Montgomery」のアルバム、「A Day in the Life」(1967)から。これも私の若い頃の話です。

Day in the Life

Wes Montgomery / A&M

「Wes Montgomery – Watch What Happens」

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口に含んでみたら ・・・

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道筋に「グミ(茱萸)」も実がいっぱい実っている。子供の頃は、デザートやスイーツなんて気の利いたものはなかった。私世代の子供にとっては、おやつは、その辺に実っている「グミ」、「クワ(桑)」の実、「ノイチゴ(野苺)」、「アケビ(木通)」、「ナツメ(棗)」などであり、それらを採っては食べていた。口の周りを真っ赤にして、手も果汁でベトベトにして ・・・。ハンカチなんぞ当然持っていないから、服で拭っては母親に叱られたものである。

今考えれば、果実だけではなく、いろんなサバイバルの術を年上の子供たちやガキ大将たちから教えてもらっていたのだ。子供だけの、子供同士のコミュニティ、きっと大事なものだったんだ。

もぎ取って、口含んでみたら、ちょっと苦くて甘酸っぱい、昔の味の記憶が蘇ってきた。最近になって、毎年送られてくる中学校の同級会の案内。名簿を見ても、もう半分位の顔は思い出せない。

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さて、今宵の一曲。「エゴ・ラッピン/EGO-WRAPPIN’」の「Crazy Fruits」。 

「エゴラッピン」は、日本のバンド。ジャズや昭和歌謡の影響を受けたPOPS、JAZZ、ROCKが特徴。1996年、大阪出身の「中納(なかの)良恵(Vo、作詞・作曲)」と、「森雅樹(G、作曲)」の2人によって大阪で結成され、長らく関西を中心にクラブやライブハウスでの活動を続けていたが、現在は東京に拠点を置いて活動している。1998年、ファースト・アルバム「BLUE SPEAKER」でデビュー。2000年9月にリリースしたミニアルバム、「色彩のブルース」に収録され、のちに「〜Midnight Dejavu〜 色彩のブルース」としてシングル・カットされた曲が、戦前のジャズからの流れの先にあるキャバレー音楽や昭和歌謡を昇華して、バンド独自の世界観を築きあげた曲として、異例のロングヒットとなり、その名が全国で知られるきっかけとなった。2002年7月、ドラマ「私立探偵 濱マイク」の主題歌に「くちばしにチェリー」が採用される。このあたりが絶頂期だったか。(Wikipedia による)

どこか昭和の懐かしさを感じさせる2ndアルバム、「満ち汐のロマンス」から、「Crazy Fruits」。

【 Crazy Fruits 】  作詞;中納良恵  作曲;中納良恵、森雅樹

「♪ 二人でもっと夢を語ろう
  I wanna talk to you
  鼻めがねに映る とぼけた
  smoke はるか彼方へ
  うだつあがらない
  ピアノ弾きが 音はずす
  チェリー味の甘いメロディー
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

満ち汐のロマンス

エゴ・ラッピン / TOY’S FACTORY Inc.(VAP)(M)

「Crazy Fruits - EGO-WRAPPIN’ 」

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出世作、「色彩のブルース」も聴いてみますか。レトロでセピア ・・・ キャバレー、昭和 ・・・ ブルース。茱萸の味。
 
「色彩のブルース ー Ego Wrappin’ 」

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南瓜泥棒

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いつものウォーキング。その道筋にあり、ブログでも取り上げ、つい最近まで見事に実っていた「カボチャ(南瓜)」。(参照拙ブログ「路傍の花、樹々の鳥(84) ~ 実りを待つ ~」) 実が消え、そこにこんな張り紙がしてあった。 『泥棒が食べました』 無粋な不届き者がいるものである。せっかく丹精込めて育てたものを ・・・。

とはいえ、私もあまり偉そうなことは言えない。子供の頃、近所の果樹園から葡萄や林檎を失敬して、追いかけられたものだ。ゴメンナサイ ・・・。そんな、子供の頃の思い出がふっと湧いてくることがある。台風九州上陸。サウダージの夏も終わる。

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さて、今宵の曲は、JAZZを離れて、そんな子供の頃の大ヒットした夏の曲。イージー・リスニング、ムード音楽の極めつけ、癒し系音楽の元祖ともいえる曲で、「パーシー・フェイス楽団/Percy Faith & His Orchestra」の「夏の日の恋/Theme from A Summer Place」。この曲は、1959年に公開された映画「避暑地の出来事/A Summer Place」のテーマ音楽で、「マックス・スタイナー/Max Steiner」作曲のものを「パーシー・フェイス」がカバーした。公開翌年、1960年に全米ヒット・チャートで9週連続1位になり、同年のグラミー賞を受賞したという。私はその頃は、洋楽に目覚め始めた中学生。その歯切れの良い3連符のリズムとメロディの美しさに新鮮な感動すら覚えた。その後進学した高校の野外レコード・コンサートでもリクエストNo.1であったことを覚えている。

映画。高校の名画鑑賞会か何かで見ましたね。「トロイ・ドナヒュー/Troy Donahue」と「サンドラ・ディー./Sandra Dee」の青春コンビが新鮮で、女生徒などは金髪碧眼、甘いマスクの「トロイ・ドナヒュー」にキャーキャー行っていましたね。

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さて、「パーシー・フェイス/Percy Faith」。1908年カナダのトロントで生まれのアメリカの作曲家、編曲家、指揮者、音楽プロデューサーである。イージー・リスニングやムード音楽分野で一時代を画したと言える。8人兄弟の長男として生まれ、幼少期より音楽に親しみヴァイオリンとピアノを演奏してクラシック音楽のピアニストを目指すが、事故で両手に大火傷を負い、ピアニストを断念して作曲へ転向したという。やがてアメリカに移り活躍。特に自身が率いるムード・ミュージック・オーケストラで活動し、「デリカード」、「ムーラン・ルージュの歌」、「夏の日の恋」の3曲が全米ヒットチャートで1位になる。1976年、逝去。以後も根強い人気を保っていて、「夏の日の恋」は、夏のBGMの定番といっていいでしょう。

「夏の日の恋/A Summer Place - Percy Faith」

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夏の終わりの校庭は

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お盆休みが終わり、甲子園の高校野球も終わると、まだまだ暑さは続くが、心理的には夏が終わりに近づいてきたという気分になる。ウォーキングの途中の小学校。夏休みの校庭で子供たちが水鉄砲遊びをしている。竹の水鉄砲を使っている子もいるが、ほとんどの子は、プラスティック製の水鉄砲を使っているようだ。当然こちらのほうがよく飛ぶ。子供の頃、水鉄砲に限らず、遊びの道具は、自分たちで作った。とりわけ竹は重宝で、水鉄砲、竹馬、竹スキー、橇、竹ひごにして凧、ゴム動力の飛行機 ・・・などに。みんな自分たちで手作りし、その遊びの中で小刀や肥後守、和紙の貼り方、飛行機や凧の重心の取り方など遊びのノウハウを覚えていった。60年近く前の話 ・・・。こんな光景、ちょっぴりサウダージを感じる。

そして、この時期いつものように、店頭には川西特産の「イチジク(無花果)」がならんだ。

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さて、今宵のピアノ演奏は、「過ぎし夏の思い出/The Things We Did Last Summer/過ぎし夏の思い出」。「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる、「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」である。経歴などは、最近の拙ブログ「今年は柿が豊作のようだ」などを参照して下さい。

「ビル・チャーラップ」は、「ブルーノート」との契約のためらしいが、「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」と「ビル・チャーラップ・トリオ」とを使い分けている。今宵は、「ニューヨーク・トリオ」の方である。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の方のメンバーは、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart(b)」、「ビル・スチュアート/Bill Stewart(ds)」で、このトリオでも多くののアルバムをリリースしているが、最初にこのトリオに出会ったためか、「過ぎし夏の思い出」が一番好きである。まだiPodなどない時代、このCDとヘッドフォンと携帯CDデッキとをもって出張したことも懐かしい。

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過ぎし夏の思い出

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナスレコード





アルバム・タイトル曲、「The Things We Did Last Summer/過ぎし夏の思い出」を ・・・。

「New York Trio – The Things We Did Last Summer」

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サウダージの夏(7) ~ 夏休みの校庭には ~

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子供たちの声が聞こえてこない夏休みの校庭は、どこか寂しげである。休みに入って使われていない校庭には、ここぞとばかりに雑草が顔を出している。理科の授業であろうか、生徒たちが育て観察している「アサガオ(朝顔)」の鉢、ピーマン、ミニ・トマト、シシトウなどの鉢も所在無さそうである。たしか、わたしが小学生のときも、宿題で植物の観察があったり、当番で動物の世話などで登校していた。しんと静まり返った校舎、ちょっと怖かったことを覚えている。今日は強い日差しの中で女の子4人が勢いよくブランコを漕いでいたが、やはり寂しげな雰囲気が付きまとう。

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さて、その外見からは想像できないような、ひんやりとした上質の快感を味わえるピアニスト、「リッチー(リチャード)・バイラーク/Richard Beirach」を、今宵も取り上げてみました。「リッチー・バイラーク」のECM時代の代表作のひとつに「サンディ・ソング/Sunday Song」という曲がある。この曲、彼自身はいろいろなアルバムで取り上げているので、よほどのお気に入りであろうと思われる。

紹介するアルバムは、初のソロ・ピアノ・アルバム、「ヒューブリス/Hubris」(ECM/1977)。美音、美メロ、緊張感、透明感 ・・・。高品質の青磁にも似た冷ややかな質感。

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リッチー・バイラーク / ユニバーサル インターナショナル

「Sunday Song - Richie Bairach」

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サウダージの夏(6) ~ 泳ぎは川遊びで自然に覚えた ~

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ボランティアで手入れをしている山の公園。夏休みになっての人気スポット、「丘の流れ」で子供たちが水遊びをしている。ここを目当てに来る家族連れが多いようだ。  

私が子供の頃、山国信州では海はないから、海水浴なんて無縁だったし、今のようにプールなんて洒落たものは小中学校になかった。街にあった市営プールは、それこそ芋を洗うような大賑わい。もちろん、スイミング・スクールや小学校の体育の授業で水泳などはなかったように記憶している。

どうしていたかって? 自分たちで石を積み川をせきとめて、おおきなプールを作り、水泳と言うより水浴び、川遊びをいつもしていた。もちろん男の子は6尺の赤ふんどしである。そんな風に遊んでいるうちに、いつの間にか自然に泳げるようになっていた。事故などは起こらなかったが、十分な見張りもおかず、子供たちだけでそんな遊びをしていたなんて、安全に喧しい現在なら到底考えられないことである。

水遊びの後は、運がよければスイカ、大体はトマトか、冷えたきゅうりに味噌をつけてほおばっていたと思う。その美味かったことが未だ記憶に残っている。

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さて、暑気払いの夏の音楽、ハワイアン、「日野てる子」、イージー・リスニングの「ビリー・ヴォーン/Billy Vaughn」、エレキ・サウンドの「ブライアン・セッツァー/Brian Setzer」と続けてきました。賑々しさでは「ブライアン・セッツァー」に負けますが、渋さではもう抜群。もう一人のエレキ・サウンドから紹介しましょうか。彼も私の夏の定番、「ルディ・ロッタ/Rudy Rotta」。

「ルディ・ロッタ」。1950年イタリア、ヴェローナ近郊の生まれ。なんともう65歳ですよ。幼少の頃、家族がスイスへ移住、14歳でギターを始め、18歳からプロとしてのキャリアを積んできたという。1987年に自身のバンドを結成。1993年には「モントルー·ジャズ·フェスティバル」で賞賛を勝ち取った。最近は故郷ヴェローナを活動の拠点としているという。

そんなイタリア男、「ルディ・ロッタ」が率いるブルース・バンド、「ルディ・ロッタ・バンド/Rudy Rotta Band」のアルバムが、「The Beatles in Blues」(2001)。全曲ビートルズのブルース・カバーである。決して「キワモノ」でなく、ブルースにアレンジされたビートルズ・ナンバーはどれも渋めで、イタリヤおやじ?じじい?のビートルズへの情熱がそのサウンドには感じられる。ちょっと、「ジョー・コッカー/Joe Cocker」のような雰囲気もありますね。恐るべし、イタリア爺い ・・・。

Beatles in Blues

Rudy Rotta / Pepper Cake

暑さを吹っ飛ばす渋いイタリアじじい?の熱いブルース仕立ての「ビートルズ」は、「Come together」、「Don’t Let Me Down」、「Get Back」の3曲。

「Rudy Rotta – Come together」

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「Rudy Rotta Band -Don’t Let Me Down」

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「Rudy Rotta - Get Back」

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