JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

里山のカフェで裸電球を見ながら

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 「コスモス(秋桜)」が咲き乱れる里山の道をドライブ。10月は妻の誕生月、彼女のリクエストで里山カフェでランチ。「空からこんぺいとう」という、ちょっと変わった名前のカフェ。自宅やご近所で採れた食材をつかった5品の菜にご飯と味噌汁。これで900円というから、リーゾナブルな価格。限定15食くらいでしょうか、人気のランチらしくすぐ完売となるようだ。   

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 古民家を改装した手作り感いっぱいのカフェ。白熱灯の裸電球がぬくもりを感じさせる。しかし、省エネの掛け声で、照明器具はLEDへと移行のため、電球はすでに日本では生産終了、蛍光灯も大手は生産終了を表明している。たしかにLED照明は省エネである。メーカーとしては、生産効率やコストを考えれば、生産終了も仕方ないかもしれない。しかし、一方で古き良き時代のぬくもりを感じさせるインテリアとしての演出に裸電球は欠かせないも事実。ヨーロッパなどで部屋の照明に蛍光灯は見たこともない。大量に使われるハロウィンやクリスマスのイルミネーションならともかく、部屋の照明など、LEDに変えてもそう省エネ効果があるとも思えない。近い将来、お店などの商業インテリア用は残るかもしれないが、白熱灯が全部なくなってしまったら、「灯り」という言葉とともに、それが作り出す「ぬくもり」も失われてしまうのではないかと心配である。

 今宵の曲、「灯り」に係わる曲。まずスタンダードで、「The Lamp Is Low」。「灯りは暗く」という意味でしょうか。1930年代に、「ミッチェル・パリッシュ/Mitchell Parish」作詞、「ピーター・デ・ローズ/Peter de Rose」と「バート・シェフター/Bert Shefter」作曲によって作られたものだという。どこかで聞いたメロディだなと思っていたが、元々は、フランスの作曲家、「モーリス・ラヴェル/Maurice Ravel」が1899年に作曲した「亡き王女のためのパヴァーヌ/Pavane pour une infante défunte」であるという。ラヴェル没後の1939年に、ポピュラーソング化され、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」などの歌唱でヒットしたという。たしか「チェット・ベイカー/Chet Baker」は、「パヴァーヌ/Pavane」というタイトルで演奏している。

【 The Lamp Is Low 】  
         by Bert Shefter, Maurice Ravel, Mitchell Parish, Peter de Rose

「♪ Dream beside me in the midnight glow,   真夜中の光の翳に身を置く私
       the lamp Is low            傍らの灯りはほの暗い
  Dream and watch the shadows came and go,  数々の夢や影が頭をよぎる
       the lamp Is low              そして灯りはほの暗い
  While you linger in my arms,         私の腕の中にいるあなた
       my lips will sigh “I love you so”    「愛してる」と私はささやく
  Dream the sweetest dream will ever know  この上もない甘き夢の今宵
  Tonight the moon is high,            月は煌々と輝き
       the lamp Is low            灯りはほの暗い   ♪」

 懐かしの「ドリス・デイ/Doris Day」の歌唱から。アルバムは、「Day By Night」(1957)。

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Day By Night
ドリス・デイ/Doris Day
Tristar


        
        

「Doris Day — The Lamp Is Low」

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 もう一曲は、「Turn Out The Lamplight」。「灯りを消して」。お色気いっぱいのオランダの熟女シンガー「ローラ・フィジー/Laura Fygi」。アルバムは、「レイトリー/Turn Out The Lamplight」(1995)から。歌詞は、もうメロメロの甘い歌。

【 Turn Out The Lamplight 】    by R.Temperton

「♪ Turn out the lamplight       灯りを消して
   Sit by my side, love me tonight  私の横にすわって、今夜は愛して
   Turn out the lamplight       灯りを消して
   Let’s dream for a while       ひとときの夢を見ましょう
   Just you and I            あなたとわたし
     and we’ll let the world go spinning by  二人だけの世界に浸るの

   Comin’ home is always joy to me   家に来てくれたら、いつだって嬉しい
   Ain’t a place that I would rather be  それ以上の場所なんてないわ
   I need to see the heaven in your eyes あなたの眼に浮かぶ天国を見たいの

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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レイトリー/Turn Out the Lamplight
ローラ・フィジィ/Laura Fygi
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント


       
        


「Turn Out the Lamplight – Laura Fygi」

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この選択は「アリ」と思う

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 ご近所のお宅。たしか、お年寄りが独り住まいしていたと思ったが、土、日に手作りのガレージ・セールが始まっている。主催をしている娘さんと思しき女性に理由を聞いてみると、一人暮らしをしていた母親が、最近施設にはいったのだが、その母親が趣味の人で、大量の趣味の道具、食器、衣類、雑貨が残されていたという。ただ捨てるのも勿体ないので、ガレージ・セールを始めたようだ。

 わたしも、趣味の人だった両親が残した趣味に関わる大量の遺品の整理が大変だったことを思い出した。もちろん「思い出の品をガレージ・セールなんて ・・・」と思われる向きもあろうが、「ゴミ」、「不用品」として捨ててしまうより、その遺品が、他の人にわたって、再び活きて使われると思えば、その人へのリスペクトにもなるし、これも「終活」のひとつの形、ひとつの選択として「アリ」だろうなと思う。

 私に関していえば、楽器や相当量あった蔵書のほとんどは、買取業者に引き取ってもらったが、まだこれも大量に持っているCD、DVDには手がついていない。呆れたことに増えていく一方。死後、子供たちに処分を任せるのではなく、自分の生きているうちに、自分の意志で処分してしまいたいが、なかなか踏ん切りが付かないでいる。結局は、子供にということになりかねない。「終活」、「断捨離」という言葉を噛みしめる。

 今日の歌。「One for My Baby (And One More for the Road)」。夜更けのバー。初老と思しき男の客が、もう店を閉めたがっているバーテン相手に、ぶつぶつと愚痴っては、なかなか腰を上げてくれない。そんな身につまされるような情景の歌。「もう一杯をあの娘に、そしてもう一杯はまだこれから続く私の人生に」。そんな意味でしょうか。「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」作詞、「ハロルド・アーレン/Harold Arlen」作曲の名曲です。

【 One For My Baby (And One More For The Road) 】 
                  by Harold Arlen / Johnny Mercer

「♪ It’s quarter to three,          もう3時15分前
       there’s no one in the place   ここには
  Except you and me            お前と俺しかいない
  So set ‘em’ up Joe, I got a little story ジョー、片付けてしまえよ、ちょっと話があるんだ
  I think you should know         もう察しているかも知れないがね

  We’re drinking my friend, to the end  友よ、飲もうぜ
  Of a brief episode            短いエピソードを語り終えるまで
  Make it one for my baby         もう一杯をあの娘に
  And one more for the road       そしてもう一杯はまだこれから続く俺の人生に

  I know the routine, put another nickel  お決まりの手順だが、硬貨をもう一枚
  In the machine                ジュークボックスに入れてくれ
  I feel kind of bad, can’t you make the music  ひどい気分だから
  Easy and sad                 ややこしくなく悲しい曲を選んでくれ

  I could tell you a lot, but it’s not     話はたくさんあるんだが
  In a gentleman’s code           他言無用ってわけじゃない
  Make it one for my baby          もう一杯をあの娘に
  And one more for the road        そしてもう一杯はまだこれから続く俺の人生に

  You’d never know it,            お前は知らなかっただろうが
        but buddy I’m a kind of poet  相棒、俺はこれでも詩人の端くれでね
  And I’ve got a lot of things I’d like to say  話したいことは山ほどあるんだ
  And if I’m gloomy, please listen to me    俺が憂鬱の時は聞くだけでいいから
  Till it’s talked away             頼む、全部話し終わるまで聞いてくれ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Make it one for my baby           もう一杯作ってくれ あの娘のために
      and one more for the road       それとこれからの俺の人生のために
  That long long road             果てしなく続く俺の人生     ♪」

 アジアの癒し姫、「ジャシンサ/Jacintha」です。アルバムは、「Autumn Leaves: The Songs of Johnny Mercer」(2000)。

Autumn Leaves: The Songs of Johnny Mercer

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「One for My Baby (And One More for the Road)  ー Jacintha」

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パソコンがブラックアウトした

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 操作中のパソコンの画面が突然真っ黒けに ・・・。電源ランプも全て消えている。こんなことは初めてである。コンセントやコネクタを差し替えたりしてみても復旧はしない。中国でもあるまいしと思いつつ、確認してみたが、ルーターもモデムもWi-Fi(無線LAN)も機能しているから、ネットワークに起因するトラブルでもない。これはPC本体のハードのトラブルだと思ったので、私ではどうしようもないと判断し、近所のパソコン駆け込み寺のようなお店に持ち込んだ。修理費や期間はもちろんだが、しばらくバックアップもとってなかったので、初期化せざるを得なくなったらバックアップを取ってないデータは消えてしまうので、どうしようかと心配しつつ持ち込んだ。しかし、店では問題なく立ち上がっている。店の人の話では、「使用時間が2万時間を超えると不具合が出てくるが、1万8千時間くらいなので多分大丈夫。内部にホコリが相当溜まっていて、冷却が悪くなり、パソコンが自分を守るため、自動的に電源を落とした可能性が高い。一日時間をもらえば、掃除をして、他に不具合や原因はないか点検します」ということだったので、一日預けて翌日引き取りに行った。原因は、店員の言うとおりのことだったようである。しかし、潜在的にフリーズしてしまう要因を内在しているという。それは元々このパソコンのOSであった「Windows7」である。「Windows7」のサービスが終了するので「Windows10」へOSを変更しろと、半ば強制的?に変えさせられたのだが、その「Windows7」が、「Windows10」に悪さをして、フリーズをひき起こすというのである。たしか、「Windows10」への移行の時にも話題になったトラブルである。OSとネットワークを握ってしまったマイクロソフト社の企業姿勢、論理がここにも垣間見られる。そのトラブルは一度も発生していないので、しばらく様子を見るということで引き取ってきた。

 私はPCとガラ携で事足りているので、スマホは使っていない。それなのにPCが使えなくなると、ボランティア活動を含め、日常の活動に相当支障がでる。高齢者といえども、PCやネットに相当依存していることを実感した。それとこまめなバックアップ、はやり必要ですね。

 まあ、それはそれとして、このトラブルは、まるで「元カノ」が「新カノ」にする嫉妬や嫌がらせみたい。えらく人間臭いトラブルだなあと感じた。

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 さて、今宵のボーカル、ご贔屓の「メロディ・ガルドー/Melody Gardot」。「Your Heart is As Black As Night」、2作目のアルバム、「My One and Only Thrill」(2009)から。

 「メロディ・ガルドー」。1985年生まれ、フィラデルフィア出身のシンガー・ソングライター。16歳の頃、ピアノ・バーでアルバイトとして歌い始めたという。しかし、19歳の時、自転車で帰宅途中、ジープに跳ねられ、背骨を含む数箇所の複雑骨折、神経、頭も怪我をするなどの瀕死の重傷を負い、一年間寝たきりの生活を余儀なくされ、しかも生涯後遺症として背負った視覚過敏より、サングラスを手放せなくなる。リハビリとして医者に音楽セラピーを勧められ、曲を書き始める。病室でみずから録音した6曲入りのEP、「SOME LESSONS:The Bedroom Sessions」を2006年に発表。

 その後、フィラデルフィアを中心にフェスやライヴにも出演し、静かな中に熱いハートの感じられる彼女の音楽はたちまち評判となり、2006年にインディーズからリリースしたアルバムも話題となり、「Worrisome Heart(意味;くよくよする心)/邦題;夜と朝の間で」(2008)で世界デビュー。その内省的で、柔らかなボーカルは、彼女の綴った詩とともに心に染みてくる。

【 Your Heart is As Black As Night 】  by Melody Gardot  

「♪ Your eyes may be whole        あなたの目は完璧かも知れない
  But the story I’m told          でも、あなたから聞かされた話では
  Is that your heart is as black as night  あなたの心は闇夜のように真っ暗ね

  Your lips may be sweet         あなたの唇は甘いでしょう
  Such that I can’t compete        今までの人とは比べる事ができないほど
  But your heart is as black as night    でも、あなたの心は闇夜のように真っ暗

  I don’t know why you came along    あなたの過去なんて知りたくないわ
  At such a perfect time          その時しかないとしてもね        
  But if I let you hang around     でももし私があなたを好きなように放っておいたら 
  I’m bound to lose my mind      結局私のマインドまで見失ってしまうわ
  ’Cause your hands may be strong    あなたの手は強いかもしてない
  But the feeling’s all wrong        でもその手の感触は良くないわ
  Your heart is as black as night      あなたの心は闇夜のように真っ暗

  ・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

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 My One and Only Thrill

 Melody Gardot / UCJ



           
         


「Melody Gardot – Your Heart Is as Black as Night」

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なぜ日本のおじさんは「世界一孤独」なのか?

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2017-04-0725
 『なぜ日本のおじさんは「世界一孤独」なのか?』。そんなタイトルの、「岡本 純子」氏のコラムが、3/8(木)「文春オンライン」で配信された。非常に興味深かったので、ちょっと長くなるが、以下に引用してみたい。 (写真はNETより拝借)

 『最新版・世界各国の「繁栄指数」を見てみると、社会や地域における人々の信頼関係や結びつきを表す「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)」のランキングで、日本は全世界149カ国中、101位。先進国の中では最低だといいます。なかでも深刻な状態にあるのが中高年の男性。

 「中高年の男性にとって最大の脅威は喫煙でも肥満でもない。それは孤独だ」(ボストン・グローブ紙)、「慢性的な孤独は現代の伝染病」(フォーチュン誌)――。海外では、「孤独」は健康に甚大な影響を与える最大のリスクである、という認識が急速に広がっている。

 その根拠となっているのが、近年、欧米で明らかになった数多くの学術的研究だ。約30万人以上のデータを対象としたアメリカの調査では、「孤独な人は、人的つながりを持つ人に比べて早死リスクが50%高くなる」という結果が出た。また、「孤独」の死亡リスクに対する影響は(1)一日にタバコ15本を吸うことに匹敵、(2) アルコール依存症であることに匹敵、(3) 運動をしないことよりも大きい、(4) 肥満の2倍大きい、と結論づけられた。孤独は心臓病や認知症など多くの疾患のリスクを高めることもわかっている。

 こうした流れと逆行するように、日本では、「孤独のすすめ」「おひとりさま」「ぼっち」などと、「孤独」を美化し、奨励する考え方が人気を集めているが、実はその裏で、日本は世界に冠たる孤独大国になりつつある。国際機関OECD(経済協力開発機構)の調査(2005年)によれば、友人、同僚、その他コミュニティの人と「ほとんど付き合わない人」の比率は15.3%と平均(6.7%)の2倍以上、加盟国中トップだった。オランダの2.0%、アメリカの3.1%、ドイツの3.5%などに比べると差は歴然だ。未婚率や一人暮らしの家庭も増加している。日本は世界に冠たる孤独大国になりつつある。
 (中略)
 孤独には「コミュニティ」と「コミュニケーション」の欠如という二大要因がある。前者の観点で見ると、「地縁」「血縁」という昔からのセーフティーネットが都市化や核家族化などで消滅しつつある中、それに代わる「コミュニティ」が欠落しているのが日本社会の大きな問題だ。
 (中略)
 その背景には、日本の特殊な労働文化がある。長時間労働の中で、友人や趣味などを作る暇もなく、汗水たらして働き、気がつくと退職の日を迎えるという人も少なくない。今や就業人口の約9割が「サラリーマン」。散々、「やりがい」を搾取された挙句に、定年で会社システムから「強制退去」という憂き目にあう。転職することもなく、一生、同じ会社に働き続けることの多い日本のオジサン。40年近くも引っ越しもせず、住み慣れた「家」を追い出される恐怖感・絶望感は、例えようのないものだろう。
 (中略)
 実際に、こうした要因から、定年退職後に、家に引きこもる高齢男性が激増している。別にいつも人と群れることをおススメするものでもない。趣味でもいい、近所の友人でもいい、何らかの形で社会とつながりながら、一人の時間を楽しむ準備と心構えを現役の内からしておくことが必要だろう。終活もいいけど、たまには「集活」も、ということだ。不機嫌なオジサンが減り、元気ではつらつとした楽しそうなオジサンが増えれば、日本社会を覆う閉塞感も少しは払しょくされるのではないだろうか。オジサンたちが「孤独というオリ」から解放され、動き出せば、景気だって刺激されるかもしれない。「オジノミクス」で日本を元気に! 「ウーマノミクス」の陰で、置き去りにされつつある「オジサン」セクターの活性化は日本再生のカギを握るかもしれないのである。』  ( 「なぜ日本のおじさんは「世界一孤独」なのか?」 より抜粋、引用)

 こんなふうにデータを根拠に話されるとかなり説得力がある。たしかにカフェやランチに行ってみても、客のほぼ8割~9割は女性グループ、男性を見かけることはまれである。その一方、パチンコ店などは、平日からシニアの男性でいっぱい。そして、「女性パワーの活用」という言葉はよく聞くが、「オジサンパワー、じいさんパワーの活用」はあまり聞かない。

 「定年後の人生の過ごし方」が「孤独の解消」、ひいては、「健康」にも大きく影響するとするなら、解決策の一つとして、「ボランティア活動」はどうだろうか。ちょっと周りを見渡せば、自分が必要とされ、活動できるボランティアはいくつもある。たぶん本人が気づいていないだけだと思う。私の経験からしても、最も有効な解決策としておすすめできる。多分どのボランティア・グループも高齢化、新メンバーが入らずに困っている。こんなところに「シニアの男性の活性化」のヒントがあるかもしれない。

 今日の曲は、「What Are You Doing for the Rest of Your Life」で決まりでしょう。「これからの人生」という邦題がついていたように思う。作詞したのは、「アラン&マリリン・バーグマン/Alan & Marilyn Bergman 」夫妻、作曲は、「The Windmills Of Your Mind(映画「華麗なる賭け」主題歌)」などで有名な「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」。1969年のアメリカ映画、「リチャード・ブルックス/Richard Brooks」監督の「The Happy Ending(日本劇場未公開)」の主題歌として書かれたものだという。このブログのカテゴリー「60歳過ぎたら聴きたい歌」の初回でも取り上げた曲でもある。

【 What Are You Doing for the Rest of Your Life 】
           Words by Alan & Marilyn Bergman / Music by Michel Legrand

「♪ What are you doing the rest of your life?  これからの人生をどう過ごすの?
  North and South and             あなたを取り巻く人生の 
  East and West of your life          いろいろのことについてもよ
  I have only one request of your life     たった一つお願いがあるんだけど
  That you spend it all with me    それはこれからずっと一緒に過ごして欲しいってこと
  All the seasons and the times of your days  どの季節も、どの日々も
  Are the nickels and the dimes of your days 日々の中で起こるつまらない些細なこともね
  Let the reasons and the rhymes of your days すべての生活が二人で一緒に始まり
  All begin and end with me            そして終わるようにしてほしいの 

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 数多くのカバーがありますが、「ステイシー・ケント&ジム・トムリンソン/Stacey Kent & Jim Tomlinson」のアルバム、「The Lyric」(2006)から。

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Lyric
Jim Tomlinson ,‎ Stacey Kent
O Plus France


       
       

「Jim Tomlinson & Stacey Kent – What Are You Doing The Rest Of Your Life」

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 大御所、「カーメン・マクレエ/Carmen McRae」。私はホリディを除くと、エラやサラよりも彼女の方が好きかな。そんな彼女が、「このセッションは、私の音楽生活の中で最も満足のゆくものです。」と自ら語ったライヴ・アルバム、「グレート・アメリカン・ソング・ブック/Great American Songbook」(1972)から。録音は、1971年11月、ロスのクラブ「ダンテ」でのライヴ。さすが貫禄の歌いっぷり。
 

Great American Songbook

Carmen McRae / Rhino/Wea UK

「Carmen McRae – What Are You Doing The Rest of Your Life?」

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 ピアノでは、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」などの演奏がよく知られていますが、ノルウェーのピアニスト、「ヘルゲ・リエン/Helge Lien」のトリオで、同名のタイトルのアルバム、「What Are You Doing The Rest Of Your Life」(2002)から。

What are you doing the rest of your life

Helge Lien / Curling Legs

「Helge Lien Trio – What Are You Doing The Rest Of Your Life」

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・・・と地頭には勝てず

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 ヴァレンタイン・ディが終わると、スーパーもデパートも急かすように、今度は「ひな祭り」と「ホワイト・ディ」セールス一色である。業界に乗せられている、操られているというのは十分にわかっているし、腹立たしいとも感じないこともない。「ひな祭り」をはじめ、日本の伝統行事や風習のすべてまでが、業界のイベント化しているように見えてくる。

 2年ほど前だったか、孫娘にヴァレンタインのお返しをしなかったことがある。あとで「じいじ、ホワイト・ディは ・・・」と孫娘に悲しそうに言われてしまった。しかし、孫に「業界の ・・・」なんて言ったて仕方がない。ここは操られるしかしようがないだろう。「・・・と地頭には勝てず」である。

 孫娘はいたって元気印。会うと飛びついてくるが、だんだん持ち上げるのがしんどくなってきたのが本音。このまますくすくと育ってほしいと、「ひなあられ」とヴァレンタインのお返しの品定めをするじいじ、ばあばである。

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 さて、「ひな祭り」にちなんだ今宵の歌は、「Footloose Doll」。「気まぐれな可愛い子ちゃん」とでも訳しましょうか。アメリカのロックというよりロカビリー・ギタリスト、「ブライアン・セッツァー/Brian Setzer」率いる「ブライアン・セッツァー・オーケストラ/The Brian Setzer Orchestra」の演奏。

 金髪のリーゼント、上半身刺青の火の玉エレキおじさん、「ブライアン・セッツァー」。1959年、ニューヨーク生まれのミュージシャン、ギタリスト。なんと今年59歳です。あの「永ちゃん」でもかなわないと思われる、こんな元気でロックなオジサンは多分彼一人だけでしょう。1979年には「ストレイ・キャッツ/Stray Cats」を結成し、そのボーカル、ギター担当として、ネオ・ロカビリー・ブームで一世を風靡した彼。1990年には、「ブライアン・セッツァー・オーケストラ/The Brian Setzer Orchestra」を結成。平行してソロ活動も行っているという。たびたびの日本公演で、そのファンも多いと聞く。

【 Footloose Doll 】  by Brian Setzer

「♪ Look at that chick    おい見ろよ
  In the silvery dress    シルバーのドレスのイカす娘を
  She’s got a cool tattoo    クールなタトゥーでキメているぜ
  And her hair is a mess      髪はグチャグチャだけど
  And every single guy in the joint   男どもの眼はみんな彼女に釘付け
  Dance ballerina,shimmy on down   踊ってくれよ どんなダンスでもバッチリだろ
  It’s your night on the town     お前の出番だ 今夜だぜ キメるのは
  A little gin goes a long way    ジンをちょっとあおってあの娘に近づけ
  So please pass it around      さあ、ボトルをこっちに回してくれ

  She’s the footloose doll   彼女は気まぐれなフットルーズ・ドール
  Dancin’ like a hurricane    ハリケーンみたいに踊りまくる
  She’s the footloose doll    彼女は気まぐれなフットルーズ・ドール
  I don’t even know her name  本当の名前なんて知らなくたってかまわない
  She’s the footloose doll     彼女は気まぐれなフットルーズ・ドールさ

   ・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 ビッグバンドの4枚目のアルバムが、「ヴァヴーム/Vavoom!」(2000)。「ペンシルヴェニア 6-5000 /Pennsylvania 6-5000」、「イン・ザ・ムード/Gettin’ In The Mood」、「キャラヴァン/Caravan」などを、フルバンドをバックに、エレキをノリノリで弾きまくる、歌いまくる。そのフル・アルバムをアップします。9曲目が、「Footloose Doll」。

Vavoom !

Brian Setzer / Interscope Records

「The Brian Setzer Orchestra – Vavoom! – 2000 – Full Album」

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新春愚痴放談 ~ IoT時代のモノづくりが心配 ~

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 左のグラフは「スマイル・カーブ」と呼ばれるもの。昨年相次いで発覚した日本を代表する素材メーカーや自動車メーカーのコスト優先主義を特集した12月25日付けの朝日新聞に掲載されていた皮肉な名前がついているイメージ図である。かって、「これからはサービスの時代だ、ソフトの時代だ」と盛んに言われたころ、経営書などでよく見た図であった。この一枚の図が企業の経営戦略を大きく変え、私も現役の頃、そういう流れを身を持って体験したひとりでもある。

 そして最近よく言われる「IoT」。「IoT」とは「Internet of Things」の頭文字を取ったもので、世の中の様々な「モノ」が、インターネットに接続することによって制御できたり、情報が取得できたりする仕組みで、その仕組みが大きな価値を生み出す。もう、その二つが融合している時代に入っていると言ってもいいでしょう。

 しかし、インターネットと「もの」との接続には、「端末」が欠かせないが、そこの部分の「ものづくり」が、かなりおろそかになってきているのではと私は実感している。以下の記述は、ここ半年間およぶ「端末」のトラブル・シューティングの経緯である。これから本格的に「IoT」の時代を迎える。そして、それをリードしているのが、アマゾン、Google、アップルなどの外資系IT企業。本当に大丈夫かという不安がよぎる。

 私は、その手軽さと便利さが故に、2年ほど前からから、「アマゾン」の「Fire TV Stick」で「Hulu」で配信されるTVドラマや映画を見るのが常になっている。ファンといってもいい。多分通常のTV番組とほぼ半々、いや、配信の方が多いかも知れない。紅白を含めて、見たいTV番組が全くなくなる年末年始は特にそうである。

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 ところがである。昨年の夏ぐらいから、トラブルが頻発するようになった。まず起こったのが、インターネットとの接続中断。ローディングが頻繁に起こり、やがては接続エラーに。初めは我が家の「Wi-Fi」環境が悪いのかと思い、中継器を設置して一応解決したかのように見えたが、その後、信号強度が「最強」でも接続エラーが頻発する。特にひどかったのが、配信データを切れ切れに取り込むため、映像・音声ともコマ落とし、ブツ切れ状態となってしまう。同じルーターやモデムを使っているパソコンは、まったく正常にインターネットに接続できるし、「Hulu」の受信もOKなのに、「ルーターやモデムを再起動しろ」というメッセージがTV画面にでる。これはもう端末、「Fire TV Stick」がおかしいと思い、原因を調べ、対策を講じようと思い立った。(参照拙ブログ 「爺、トラブル・シューティングに戸惑う」 写真は対策前の接続状態)

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 まず調べたのが、ネットでのTV Stickトラブル情報。しかし、すでに知っている情報ばかりで、私のトラブルに役立つ情報はない。Stick端末に触れてみると、表面がかなり熱くなっていることに気がついた。過剰な温度上昇、熱暴走による誤動作の可能性がある。しかも夏場で部屋の温度は30°近い。そこで扇風機を端末に向けると、温度が下がり、トラブルが解消したのである。なんというアナログ、なんというローテク!! 「TV Stick」には、元々電源SWはない。一定時間受信や操作をしないと自動的にスリープ・モードになるという。確かめると、たしかにスリープ・モードにはなるが、温度が下がらない場合がある。コンセントから電源アダプタを抜けば、確実に電源オフとなり、温度が下がるが、その度にアダプタを抜き差しするのは手間である。そこで、いろいろ試行錯誤した結果、こんな対策をにたどり着いた。
    
 1)見終わったらリモコンを操作して、確実にスリープ・モードにしてから、電源OFFにする。
 2)電源SW付きのコンセントから電源をとり、SWのON/OFFで端末の立ち上げ、切断をする。ただし、都度ホームページから「Hulu」を立ち上げる手間が必要であるが ・・・。
 3)アルミ製のヒートシンクを、Stick端末の表面に取り付ける。もし次の夏もダメだったら、USB接続の小型ファンで常時送風できるようにする。

 まっ、小型ファンまでは必要なかったが、この対策によって、一応、熱暴走は回避でき、トラブルは解消された。と思ったのも束の間、ふたたび、ローディングと接続エラーが頻繁に発生し始めた。こちらの原因はすぐわかった。HDMI(High-Definition Multimedia Interface/高精細度マルチメディアインターフェース)端子の接触不良である。TVのHDMI端子に直接Stickを差し込んで使うことができるとあるが、端子の機械的品質が甘いのである。こちらの対策は、以下の対策で解消した。

 4)TV端子に直接接続するのを止め、Stickの付属品であるHDMIアダプタを介して、しっかりとした端子付きのHDMIケーブルでTVのHDMIポートに接続する。

 いまのところ、たいしたトラブルもなく、快適に配信を楽しめている。まれにホームページがフリーズすることがあるが、これはコンセントの電源SWを入れ直せば、再起動され、解消する。

 要するに設計、使用する部品の仕様決め、品質確認が甘いのである。先の「スマイル・カーブ」に基いて、利益の少ない「ものづくり」の部分は、新興国、有り体に言えば中国に全て丸投げしてしまっているからである。特に海外のグローバル企業においては、それが顕著ではないかと思う。利益率が低いから中国メーカはコストカットに走る。そして、日本で、超薄型ノートPCや携帯電話などでかって繰り返し発生し、克服したメカニカルな品質トラブルを、いままた繰り返しているのである。

 以上、長々とトラブル顛末を書いたが、アマゾン売れ筋No.1というのだから、多くのユーザーがトラブルで困っていると思われるのに、「Fire TV Stick」のサイトにはそんな情報は載っていなかった。いつの間にか、幅を広くし、熱放散をが良くなったと思われる新型モデルが発売されていることに驚く。しかしそんなトラブルのことは新製品情報には書いてない。最近検索したら、あるブロガーのブログに、私がたどり着いた結論、原因と対策とほぼ同様な内容の記事が推奨対策として載っていた。アマゾンの関係者が無関係な第三者を装って情報を公開しているのではとも疑いたくなる。

 「IoT」時代といっても、現場でネットワークとの情報のやり取りを支えるのは、取るに足らないような端末という小さなハード機器、「モノ」である。しかも、「Hulu」のサービスは有料なのである。そのサービスの品質を著しく損なうトラブルへの対策の情報公開をおろそかして、「IoT」時代なんかありえないと思うのだが ・・・。年始から元メーカー技術者の長々とした愚痴、ご容赦あれ。

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 心を揺さぶられる女性シンガー・ソングライターがいる。「メロディ・ガルドー/Melody Gardot」。彼女の4枚目のアルバム、「カレンシー・オブ・マン~出逢いの記憶~/Currency of Man」(2015)から、「Burying My Troubles」を聴く。彼女本来の持ち味であるブルージーでダークなジャズ、ブルースとR&Bの世界への回帰、改めて心を揺さぶられた。

 「メロディ・ガルドー」。1985年生まれ、フィラデルフィア出身のシンガー・ソングライター。16歳の頃、ピアノ・バーでアルバイトとして歌い始めたという。しかし、19歳の時、自転車で帰宅途中、ジープに跳ねられ、背骨を含む数箇所の複雑骨折、神経、頭も怪我をするなどの瀕死の重傷を負い、一年間寝たきりの生活を余儀なくされ、しかも生涯後遺症として背負った視覚過敏より、サングラスを手放せなくなる。リハビリとして医者に音楽セラピーを勧められ、曲を書き始める。病室でみずから録音した6曲入りのEP、「SOME LESSONS:The Bedroom Sessions」を2006年に発表。
  
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 その後、フィラデルフィアを中心にフェスやライヴにも出演し、静かな中に熱いハートの感じられる彼女の音楽はたちまち評判となり、2006年にインディーズからリリースしたアルバムも話題となり、やがて、ユニバーサルと契約し、「Worrisome Heart(意味;くよくよする心)/邦題;夜と朝の間で」が世界デビュー・アルバムとして2008年8月にリリースされた。

 ビジネス・ウィーク誌は評していわく、「トム・ウェイツの詩に出会ったビリー・ホリディ・・・、或いはニーナ・シモン、初期のリッキー・リー・ジョーンズ、コール・ポーターの洗練さすら思い起こさせる・・・。」

【 Burying My Troubles 】 by Melody Gardot

「♪ Burying my troubles     葬り去ってしまおう 私のトラブルを
  In another glass of wine    もう一杯ワインを飲んでさ
  Swallowing my worries away  そうすりゃ私の不安も消えてしまうのさ

  Bear in mind tomorrow      明日はちゃんとしようと思っても
  Is another day of sorrow       過去の私を振り返ってみれば
  That only makes me think of yesterday  すぐに後悔に落ち込んでしまう

  So I’m burying my troubles    もう、葬り去ってしまいたいよ 私のトラブルを
  In another cup of gin         もう一杯ジンを飲んでさ
  Throwing down like water in the road  水を道路にぶちまけるようにさ
  Running over memories        思い出なんか押し倒してしまいたい
  Falling down upon my knees      わたしのひざで

   ・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Currency of Man

Melody Gardot / Verve

「Melody Gardot – Burying my troubles」

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Black Friday  ~キャンペーンにまんまと乗せられて~

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 気なしに訪れたいつものショッピング・モール。「Black Friday」だそうだ。店内は、それ一色。いたるところで、「Black Friday」の文字が躍っている。商品によっては、20%、30%引き。さらに通常のセールの5%が加わる。目玉商品では、さらに大幅なディスカウントがある。たしか、アメリカのそれを真似て、昨年始まったキャンペーン。ハロウィンとクリスマスに挟まれ、どれだけ定着するのかと思っていたが、大手の資金力、キャンペーン力はすごいもので、ディスカウントに惹かれ、通常より多くのお客で賑わっていた。妻もかねてから欲しがっていた、腕時計、バッグ、ブーツなどをこの際とばかり手に入れ、いい買い物をしたとほくそ笑む。いや、まんまとキャンペーンに乗せられた。しかし、アベノミクスの掲げる「デフレ脱却」なんてどこの話でしょう。先行き不安いっぱいなのに、余計なものや贅沢品に惜しげもなく金を使うシニアなんていないと思うのだが ・・・。

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 先年亡くなってしまったが、情熱的な超絶技巧で知られたフラメンコギターの世界的な巨匠「パコ・デ・ルシア/Paco de Lucía」。元「リターン・トゥ・フォーエヴァー/Return to Forever」のフュージョン・ギタリスト、「アル・ディ・メオラ/Al Di Meola」。ジャズをはじめ、インド音楽やフラメンコ、クラシックなどの要素も広く取り込み、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」にも選ばれているジャズ&ロック・ギタリスト、「ジョン・マクラフリン/John McLaughlin」。毛色の違う3人の「スーパー・ギター・トリオ/Super Guitar Trio」という愛称で親しまれているトリオの、サンフランシスコでのライブ・アルバムがある。「Friday Night In San Francisco」。初めて聴いたときは「総毛立った」という表現が最も当てはまるくらい興奮した。3人によるスパニッシュ・タッチのそのスリリングな神業としか思えない早弾きの応酬。楽譜にしたら一体何分の一音符になるのであろうか ・・・。

フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!

ジョン・マクラフリン,パコ・デ・ルシア アル・ディ・メオラ / SMJ

 フル・アルバムがYOUTUBEにアップされていました。
   
1 -Mediterranean Sundance/Rio Ancho(地中海の舞踏/広い河)  2- Short Tales Of the Black Forest(黒い森)  3- Frevo Rasgado(フレボ)  5- Fantasia Suite(幻想組曲)  6 – Guardian Angel(ガーディアン・エンジェル)

「John McLaughlin, Paco DeLucia, Al DiMeola – Friday Night In San Francisco」

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叱られる日々

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 叱られる毎日が続いている。いや、新しい電脳鉄馬のことである。電脳というだけあって、色々な情報を教えてくれたり、警告もしてくれる。中でもありがたいのが、車線をはみ出し時に警報を出す車線逸脱警報システムと、車線変更時に、車の斜め後方の死角の車の有無を教えてくれるブラインド・スポット・モニタリング などなど。あまり付けると、それに頼ってしまうことが怖いので、最低限標準装備のものしかつけていない。

 そして、目立たないほどの小さなインジケータがあって、それが点いたり、点かなかったり、色が変わったりしている。マニュアルを調べてみたら、運転の仕方やエコ運転の評価インジケータらしい。本当に目立たないほど小さいが、ドライバーの真正面に付けられている。これがまた、時々「荒っぽい運転だ」というのである。免許歴50年、運転歴40年も形無しである。主張しすぎてもドライバーに失礼だし、そうかと言って、エコで安全なドライブをしてもらいたいという、控えめで遠慮がちな電脳鉄馬の配慮が垣間見られる。

 まだ1週間。機能や表示を熟知していないため、警報音が鳴って、表示が出ても、何を叱られているのかわからないこともある。これも困ったものであるが、私の状況判断力が以前に比べ、急激に変わったわけでもないし、一応ゴールド免許である。しかし、安全に超したことはない。もう若くもないシニア。このアシスト機能、とりあえず素直に聞いておこう。電脳鉄馬に叱られる日々が続く。

 今宵、大御所二人、「B.B.キング&エリック・クラプトン/B.B. King & Eric Clapton」のノリのいいゴキゲンなアルバム、「Riding With The King」(2000)から。

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B.B.キング&エリック・クラプトン / ワーナーミュージック・ジャパン


 

「Riding With The King – B.B. King & Eric Clapton」

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新しき電脳鉄馬来る

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 新しい車がやってきた。前の車BMW320iも、車の状態をセンシングするところはかなり電脳化されていたが、今度のデミオは、安全アシスト、情報表示、ドライバーとのコミュニケーションという面で、さらにIT化されている。日本車の面目躍如といったところ。しかし、この年寄りにこの機能を全部使いこなせるのかという疑問も湧く。紙のマニュアルは600ページを優に超え、HP上の電子マニュアルもやはり相当なボリューム。一応大学は内燃機関学、自動車工学のある工学部、機械系学科を卒業しているのだが、車の仕掛けの部分についての記述は全くない。多分そんな知識は役に立たないのでしょう。されど、電脳鉄馬、IT鉄馬。今日からはこの車が、私の新しき鉄馬、新しきスニーカーとなるのだ。マニュアルをしっかり読まねばなるまい。ある意味、メカと鉄の塊で、仕掛けが理解できた昔の車が懐かしい ・・・。

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 お気にりのジャケットの一つが、クラシック・カーをあしらったこれ。「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」の「Traction Avant」。「先駆者」という意味と、ジャケットのイラストに使われているフランスの車メーカー、「シトロエン/Citroën」社の前輪駆動車、「Traction Avant(トラクシオン・アヴァン)」とのダブル・ミーニングでしょう。ちなみに、「Traction avant 」は、「シトロエン」が1934年から1957年まで製造していた前輪駆動の乗用車およびその派生シリーズを指す通称である。

 1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「キース・ジャレット/Keith Jarrett」を敬愛し、内省的で微妙な感情に溢れ、抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる抒情派ピアニストである。

 彼のリリカルなプレイが日本で最初に注目されたアルバムが、「Traction Avant」(録音1994年)。ヨーロッパのトップ・ベーシスト、「パレ・ダニエルソン/Palle Danielsson」、LA在住のドラマー、「ピーター・アースキン/Peter Erskine」と共演した珠玉のトリオ・アルバム。

Traction Avant

Alessandro Galati / Via Veneto

「Alessandro Galati – Wassily」

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「Alessandro Galati ー j. s. what」

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さらば鉄馬

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 車を乗り換えようと決心し、ディーラーに発注した。振り返ってみれば、今乗っている車は、ファミリーカー、ファミリーセダン、SUVと家族状況やライフスタイルに合わせながら乗り替えてきた、5台目の車である。BMW320i/E90、走行年数11年を超え、走行距離は14万4千kmを超えた。

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 この車を買ったのは、親父が他界した翌々年、定年後1年の2007年3月である。母親が故郷松本での独り住まいを決意したので、母親や実家のケアに頻繁に帰らなくてはと思い、実家までの往復900kmの頻繁な高速走行に耐えうる、タフで安全な車として選んだ車であった。最後は母親を施設で看取ったが、それまでの10年間、夜間走行、豪雨、吹雪、積雪などもあった頻繁な弾丸帰省に無事故で安全で私たちを運んでくれた。最近は、仏壇、TV、布団といった残された家具や大型ゴミを我が家まで運ぶ運搬車と化していた感すらある。まさに鉄馬。しかしながら、高速走行の運転の楽しさを教えてくれた、セダンでありながら、走行性能はスポーツカーといった「スポーツ・セダン」と呼べる車であったと思っている。

 買った当時は、多分「終の車」になるだろうと予想していたが、なんのなんの14万4千kmもあっという間だった。しかし、10万kmあたりから、メンテナンス費がびっくりするような額になり、また最近はエンジンの摩耗によるものでしょう、エンジン・オイルの減少が激しくなり、白煙も出始め、そろそろと決意したわけである。

 次の車を選定するにあたっては、今後のライフスタイルを考えると、ニーズやその優先順位も比較的明快なので、いくつか試乗してみて、あまり迷うことなくすんなりと決まった。「マツダ デミオ XDTourung クリーン・ディーゼル」。年寄り二人だけの生活、国産車、軽でないコンパクト・カー、エコカー&パワフル、Not電気自動車、安全アシスト・システム、妻も楽に運転可能、リーゾナブル価格&メンテナンス・ランニング費用 ・・・。そして、ディーゼルを選んだのは、かってアウトバーンをBMWのディーゼル車で走ったとき、そのパワフルな走りに、ディーゼル車に持っていた先入観が一掃され、乗ってみたいと思ったことがあること、そして、坂道の多い我が団地や森林ボランティア活動にある程度パワフルさが必要と考えていたからである。納車は1ヶ月先ほどとのこと、待ち遠しい。

 もうしばらくの間、BMWのドライビングを楽しもうか。よく走ってくれました。ハンドルの重さ、固めのサス、直噴エンジン音、意に答えるドライバビリティ ・・・、鉄馬のすべてが気に入っていた。ありがとう。そして、さらば鉄馬、BMW320i。

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 さて、今宵は「ハイヒール」をあしらった秀逸なジャケットのアルバム。1970年代、80年代、LP時代最後の頃の女性ジャズ・シンガーをピックアップ。「ヴィヴィアン・ロード/Vivian Lord」の「ルート66/Route 66」(1986)。ジャズ・ボーカルから遠ざかっていた私を「アン・バートン/Ann Burton」と共に引き戻してくれた歌手。タイトル曲「ルート66」は、かって「ナット・キング・コール/Nat King Cole」が歌い、当時中学生の私の心を捉えた洋楽の原点とも言える曲の一つであり、そしてそれから30数年たって、アメリカでその場所を訪れ、感激した思い出の曲でもある。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(9) ~Route 66~」「さて、3年後は ・・・」

 生年、キャリアなども全くわかりません。多分、1930年代半ば生まれの、白人女性ジャズ・ヴォーカリスト。たった1枚のアルバムのみが私の手元に残されているが、この1枚で十分、圧倒的な存在感を感じさせるJAZZボーカルである。アルバムの全曲がアップされているYOUTUBEを再掲しておきましょう。ピアノで絶妙のアシストを見せるのは、「ケニー・カークランド/Kenny Kirkland」。冒頭の曲が、「Route 66」。

ルート66

Vivian Lord /

「Vivian Lord ‐ Route 66」

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