JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

Black Friday  ~キャンペーンにまんまと乗せられて~

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 気なしに訪れたいつものショッピング・モール。「Black Friday」だそうだ。店内は、それ一色。いたるところで、「Black Friday」の文字が躍っている。商品によっては、20%、30%引き。さらに通常のセールの5%が加わる。目玉商品では、さらに大幅なディスカウントがある。たしか、アメリカのそれを真似て、昨年始まったキャンペーン。ハロウィンとクリスマスに挟まれ、どれだけ定着するのかと思っていたが、大手の資金力、キャンペーン力はすごいもので、ディスカウントに惹かれ、通常より多くのお客で賑わっていた。妻もかねてから欲しがっていた、腕時計、バッグ、ブーツなどをこの際とばかり手に入れ、いい買い物をしたとほくそ笑む。いや、まんまとキャンペーンに乗せられた。しかし、アベノミクスの掲げる「デフレ脱却」なんてどこの話でしょう。先行き不安いっぱいなのに、余計なものや贅沢品に惜しげもなく金を使うシニアなんていないと思うのだが ・・・。

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 先年亡くなってしまったが、情熱的な超絶技巧で知られたフラメンコギターの世界的な巨匠「パコ・デ・ルシア/Paco de Lucía」。元「リターン・トゥ・フォーエヴァー/Return to Forever」のフュージョン・ギタリスト、「アル・ディ・メオラ/Al Di Meola」。ジャズをはじめ、インド音楽やフラメンコ、クラシックなどの要素も広く取り込み、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」にも選ばれているジャズ&ロック・ギタリスト、「ジョン・マクラフリン/John McLaughlin」。毛色の違う3人の「スーパー・ギター・トリオ/Super Guitar Trio」という愛称で親しまれているトリオの、サンフランシスコでのライブ・アルバムがある。「Friday Night In San Francisco」。初めて聴いたときは「総毛立った」という表現が最も当てはまるくらい興奮した。3人によるスパニッシュ・タッチのそのスリリングな神業としか思えない早弾きの応酬。楽譜にしたら一体何分の一音符になるのであろうか ・・・。

フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!

ジョン・マクラフリン,パコ・デ・ルシア アル・ディ・メオラ / SMJ

 フル・アルバムがYOUTUBEにアップされていました。
   
1 -Mediterranean Sundance/Rio Ancho(地中海の舞踏/広い河)  2- Short Tales Of the Black Forest(黒い森)  3- Frevo Rasgado(フレボ)  5- Fantasia Suite(幻想組曲)  6 – Guardian Angel(ガーディアン・エンジェル)

「John McLaughlin, Paco DeLucia, Al DiMeola – Friday Night In San Francisco」

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叱られる日々

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 叱られる毎日が続いている。いや、新しい電脳鉄馬のことである。電脳というだけあって、色々な情報を教えてくれたり、警告もしてくれる。中でもありがたいのが、車線をはみ出し時に警報を出す車線逸脱警報システムと、車線変更時に、車の斜め後方の死角の車の有無を教えてくれるブラインド・スポット・モニタリング などなど。あまり付けると、それに頼ってしまうことが怖いので、最低限標準装備のものしかつけていない。

 そして、目立たないほどの小さなインジケータがあって、それが点いたり、点かなかったり、色が変わったりしている。マニュアルを調べてみたら、運転の仕方やエコ運転の評価インジケータらしい。本当に目立たないほど小さいが、ドライバーの真正面に付けられている。これがまた、時々「荒っぽい運転だ」というのである。免許歴50年、運転歴40年も形無しである。主張しすぎてもドライバーに失礼だし、そうかと言って、エコで安全なドライブをしてもらいたいという、控えめで遠慮がちな電脳鉄馬の配慮が垣間見られる。

 まだ1週間。機能や表示を熟知していないため、警報音が鳴って、表示が出ても、何を叱られているのかわからないこともある。これも困ったものであるが、私の状況判断力が以前に比べ、急激に変わったわけでもないし、一応ゴールド免許である。しかし、安全に超したことはない。もう若くもないシニア。このアシスト機能、とりあえず素直に聞いておこう。電脳鉄馬に叱られる日々が続く。

 今宵、大御所二人、「B.B.キング&エリック・クラプトン/B.B. King & Eric Clapton」のノリのいいゴキゲンなアルバム、「Riding With The King」(2000)から。

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B.B.キング&エリック・クラプトン / ワーナーミュージック・ジャパン


 

「Riding With The King – B.B. King & Eric Clapton」

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新しき電脳鉄馬来る

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 新しい車がやってきた。前の車BMW320iも、車の状態をセンシングするところはかなり電脳化されていたが、今度のデミオは、安全アシスト、情報表示、ドライバーとのコミュニケーションという面で、さらにIT化されている。日本車の面目躍如といったところ。しかし、この年寄りにこの機能を全部使いこなせるのかという疑問も湧く。紙のマニュアルは600ページを優に超え、HP上の電子マニュアルもやはり相当なボリューム。一応大学は内燃機関学、自動車工学のある工学部、機械系学科を卒業しているのだが、車の仕掛けの部分についての記述は全くない。多分そんな知識は役に立たないのでしょう。されど、電脳鉄馬、IT鉄馬。今日からはこの車が、私の新しき鉄馬、新しきスニーカーとなるのだ。マニュアルをしっかり読まねばなるまい。ある意味、メカと鉄の塊で、仕掛けが理解できた昔の車が懐かしい ・・・。

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 お気にりのジャケットの一つが、クラシック・カーをあしらったこれ。「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」の「Traction Avant」。「先駆者」という意味と、ジャケットのイラストに使われているフランスの車メーカー、「シトロエン/Citroën」社の前輪駆動車、「Traction Avant(トラクシオン・アヴァン)」とのダブル・ミーニングでしょう。ちなみに、「Traction avant 」は、「シトロエン」が1934年から1957年まで製造していた前輪駆動の乗用車およびその派生シリーズを指す通称である。

 1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「キース・ジャレット/Keith Jarrett」を敬愛し、内省的で微妙な感情に溢れ、抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる抒情派ピアニストである。

 彼のリリカルなプレイが日本で最初に注目されたアルバムが、「Traction Avant」(録音1994年)。ヨーロッパのトップ・ベーシスト、「パレ・ダニエルソン/Palle Danielsson」、LA在住のドラマー、「ピーター・アースキン/Peter Erskine」と共演した珠玉のトリオ・アルバム。

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Alessandro Galati / Via Veneto

「Alessandro Galati – Wassily」

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「Alessandro Galati ー j. s. what」

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さらば鉄馬

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 車を乗り換えようと決心し、ディーラーに発注した。振り返ってみれば、今乗っている車は、ファミリーカー、ファミリーセダン、SUVと家族状況やライフスタイルに合わせながら乗り替えてきた、5台目の車である。BMW320i/E90、走行年数11年を超え、走行距離は14万4千kmを超えた。

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 この車を買ったのは、親父が他界した翌々年、定年後1年の2007年3月である。母親が故郷松本での独り住まいを決意したので、母親や実家のケアに頻繁に帰らなくてはと思い、実家までの往復900kmの頻繁な高速走行に耐えうる、タフで安全な車として選んだ車であった。最後は母親を施設で看取ったが、それまでの10年間、夜間走行、豪雨、吹雪、積雪などもあった頻繁な弾丸帰省に無事故で安全で私たちを運んでくれた。最近は、仏壇、TV、布団といった残された家具や大型ゴミを我が家まで運ぶ運搬車と化していた感すらある。まさに鉄馬。しかしながら、高速走行の運転の楽しさを教えてくれた、セダンでありながら、走行性能はスポーツカーといった「スポーツ・セダン」と呼べる車であったと思っている。

 買った当時は、多分「終の車」になるだろうと予想していたが、なんのなんの14万4千kmもあっという間だった。しかし、10万kmあたりから、メンテナンス費がびっくりするような額になり、また最近はエンジンの摩耗によるものでしょう、エンジン・オイルの減少が激しくなり、白煙も出始め、そろそろと決意したわけである。

 次の車を選定するにあたっては、今後のライフスタイルを考えると、ニーズやその優先順位も比較的明快なので、いくつか試乗してみて、あまり迷うことなくすんなりと決まった。「マツダ デミオ XDTourung クリーン・ディーゼル」。年寄り二人だけの生活、国産車、軽でないコンパクト・カー、エコカー&パワフル、Not電気自動車、安全アシスト・システム、妻も楽に運転可能、リーゾナブル価格&メンテナンス・ランニング費用 ・・・。そして、ディーゼルを選んだのは、かってアウトバーンをBMWのディーゼル車で走ったとき、そのパワフルな走りに、ディーゼル車に持っていた先入観が一掃され、乗ってみたいと思ったことがあること、そして、坂道の多い我が団地や森林ボランティア活動にある程度パワフルさが必要と考えていたからである。納車は1ヶ月先ほどとのこと、待ち遠しい。

 もうしばらくの間、BMWのドライビングを楽しもうか。よく走ってくれました。ハンドルの重さ、固めのサス、直噴エンジン音、意に答えるドライバビリティ ・・・、鉄馬のすべてが気に入っていた。ありがとう。そして、さらば鉄馬、BMW320i。

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 さて、今宵は「ハイヒール」をあしらった秀逸なジャケットのアルバム。1970年代、80年代、LP時代最後の頃の女性ジャズ・シンガーをピックアップ。「ヴィヴィアン・ロード/Vivian Lord」の「ルート66/Route 66」(1986)。ジャズ・ボーカルから遠ざかっていた私を「アン・バートン/Ann Burton」と共に引き戻してくれた歌手。タイトル曲「ルート66」は、かって「ナット・キング・コール/Nat King Cole」が歌い、当時中学生の私の心を捉えた洋楽の原点とも言える曲の一つであり、そしてそれから30数年たって、アメリカでその場所を訪れ、感激した思い出の曲でもある。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(9) ~Route 66~」「さて、3年後は ・・・」

 生年、キャリアなども全くわかりません。多分、1930年代半ば生まれの、白人女性ジャズ・ヴォーカリスト。たった1枚のアルバムのみが私の手元に残されているが、この1枚で十分、圧倒的な存在感を感じさせるJAZZボーカルである。アルバムの全曲がアップされているYOUTUBEを再掲しておきましょう。ピアノで絶妙のアシストを見せるのは、「ケニー・カークランド/Kenny Kirkland」。冒頭の曲が、「Route 66」。

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Vivian Lord /

「Vivian Lord ‐ Route 66」

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ややこしい花の名前はすぐ忘れてしまう

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アルストロメリア

 最近歳のせいでしょうか、花の名前を、その時は覚えていても、しばらくすると思い出せないようになってきた。外来種や、観賞用の園芸種はとくにそうである。もともと園芸種は人工的に作り出され、余りにも数が多いということもあって、それほど関心はなかったということもある。実を言うと、このブログをメモ替わりに使っていることも否めない。

 ウォーキングの途中で見かけたこの花、鮮やかな色合いと、「ユリ(百合)」や「ホトトギス(杜鵑草)」、「ヒオウギ(檜扇)」などと同じ斑点模様が特徴的である。調べてみたら、「アルストロメリア」というチリやペルー、アルゼンチンなど南米が原産の花だとか。名前を見た途端、これは覚えられそうにないと即座に察知。和名を「ユリズイセン(百合水仙)」というらしいが、こちらならなんとか覚えられそうである。ジャズの曲名やアーティストの名前なら、外国語でも、多少長くてややこしくても覚えられるのに、これは如何 ・・・。

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 そんな少し長たらしくいタイトルを持つ雨の歌。「I Think It’s Going To Rain Today」。「いまにも雨が降り出しそう」、そんな意味でしょうか。今宵聴く歌い手は、「ピーター・ガブリエル/Peter Gabriel」と「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」。

 この曲、シンガー・ソングライターである「ランディ・ニューマン/Randy Newman」が、1968年に彼の最初のアルバム、「Randy Newman」に収録された曲。「ニーナ・シモン/Nina Simone」、「ジュディ・コリンズ/Judy Collins」、「エヴァリー・ブラザーズ/The Everly Brothers」、「クロディーヌ・ロンジェ/Claudine Longet」、「ダスティ・スプリングフィールド/Dusty Springfield」、「ベット・ミドラー/Bette Midler」、「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」、「ジョー・コッカー/Joe Cocker」、「バーブラ・ストライサンド/Barbra Streisand」など、そうそうたるメンバーがカヴァーしているニューマンのスタンダードといってもいい曲。

【 I Think It’s Going To Rain Today 】  by Randy Newman

「♪ Broken windows and empty hallways,     壊れた窓 誰もいない廊下
  A pale dead moon in a sky streaked with grey. 青白い月 縞状の雲に覆われた空
  Human kindness is overflowing,        人の優しさが溢れだして
  And I think it’s gonna rain today.        だからいまにも雨が降り出しそう

  Scarecrows dressed in the latest styles,  カカシたちは流行のファッションを纏い
  The frozen smiles to chase love away.   その凍った微笑は愛を寄せ付けない
  Human kindness is overflowing,      人の優しさが溢れだして
  And I think it’s gonna rain today.      だからいまにも雨が降り出しそう
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
  

 今宵の歌い手、「ピーター・ガブリエル」は、1970年代にイギリスのロックバンド、「ジェネシス/Genesis」のボーカリストとして、奇抜なファッションでのパフォーマンスで一躍有名となったという。アルバムは「Scratch My Back」(2010)。「背中を掻いて」。なんて色気のないタイトルでしょうか。しかし、元ロッカーも写真で見る限り、いい歳の取り方をして、すっかり好々爺になったようである。

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ピーター・ガブリエル / EMIミュージックジャパン

 

「Peter Gabriel – I Think It’s Going to Rain Today」

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 そして、「マデリン・ペルー」が歌う「I Think It’s Going To Rain Today」。アルバムは、「Half The Perfect World」。

Half the Perfect World

Madeleine Peyroux / Ucj

「I Think It’s Going to Rain Today – Madeleine Peyroux」 

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同じアルバムからの雨の歌をもう一つ。「カルフォルニア・レイン/California Rain」を。

「Madeleine Peyroux – California Rain」

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美しく暮らせたら でも ・・・

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ツキヌキニンドウ2

 高台、階段、洒落た門扉、陽当りのいい庭、今を盛りと咲くのは「ツキヌキニンドウ(突抜忍冬)」でしょうか。美しい暮らし、多くの人が住んでみたいと思うような洒落た佇まいの家なんですが、よく見ると、階段に手すりが付いている。「歳をとると階段の登り降りが、それは大変で ・・・」。そんな声が聞こえてきそうです。

 高齢化率が40%近いという我が団地、坂が多く、それゆえ玄関まで階段を登っていくという家が少なくない。かくいう我が家もそうである。「美しく暮らしたい」という思いで庭や住宅を美しく設えてる反面、老いてからの怪我や不便さに備えなくてはという3世代同居のための建て替えやバリアフリー・リフォームの話題もご近所で多くなってきた。「Half The Perfect World」。そんな歌のタイトルが頭に浮かんだ。

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 今宵の歌姫は、「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」。歌は、アルバム・タイトルでもある、「Half The Perfect World」。直訳すれば 「完璧な世界の半分」。最初このタイトルを見たときからずっと、シニアの私は、「マデリン・ペルー」のレトロっぽく優しい歌声からして、「人生すべてに満足とはいかないもの、半分も満足すれば良しとしよう」、そんな年寄りじみた枯れた心境の歌かと思っていました。しかし、今回取り上げるにあたって調べると、この歌は詩人であり、小説家でもある「レナード・コーエン/Leonard Cohen」の曲のカバーと知った。一筋縄ではいかないコーエンのこと、「そんな表層的な歌のはずはない」と思い直した。やはり、意味するところが難しいコーエンの歌。訳しながらも、いまひとつよく理解できませんでした。

【 Half The Perfect World 】  Writer(s);Anjani Thomas, Leonard Cohen

「♪ Every night he’d come to me     毎晩のように彼は私の元へとやってきた
  I’d cook for him, I’d pour his tea    私は彼のために食事を作り、お茶を入れた
  I was in my thirties then        そのとき私はまだ30代
  Had made some money, lived with men  少しの蓄えもあり、何人かの男とも暮らした

  We’d lay us down to give and get    私たちは横たわり、お互いを捧げあった
  Beneath the white mosquito net     白い蚊帳の中で
  And since no counting had begun    そして最初から時間など気にせずに
  We lived a thousand years in one   ふたりは一つになって千年とも思える時を過ごした

  The candles burned          キャンドルが燃え尽き
  The moon went down         月は傾き
  The polished hill            つややかに光る丘や
  The milky town             乳白色に輝く街は
  Transparent, weightless, luminous   透き通って、無重力のように、発光して
  Uncovering the two of us        私たち二人を覆っているものを剥ぎ取り
  On that fundamental ground       根本的な領域まで達した
  Where love’s unwilled, unleashed, unbound そこでは愛は強制されず解き放たれたもの
  And half the perfect world is found  二人一つで完璧な世界 私はその半分だと気づいた
     ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 アルバムには日本語で、「幸せになる12の方法」なんて副題がついていたが、これも意味不明。要は、「レナード・コーエン」、「トム・ウエイツ/Tom Waits」、「フレッド・ニール/Fred Neil」などによって書かれた曲にフォーカスを当てた、ちょっとこだわりのアルバム。コンテンポラリーな味付けがされているが、彼女のノスタルジックでレトロっぽい声に癒される人も多いと聞く。

Half the Perfect World

Madeleine Peyroux / Ucj



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 1974年、米国ジョージア州生まれ。幼少期をカリフォルニアやニューヨークで過ごすが、13歳のときに両親が離婚したのを機に、フランス人の母親とパリへ移住。ストリート・ミュージシャンとして活動した後、1996年に22歳でアルバム、「ドリームランド/Dreamland」でデビュー。主に1940年代以前の古いスタンダード・ナンバーを取り上げたこのアルバムは、20万枚という好セールスを記録するも、その後第一線から退く。そして、8年という長いブランクを経て、2004年秋に日本デビューともなる、セカンド・アルバム「ケアレス・ラヴ/Careless Love」をリリース、全世界で100万枚以上の大ヒットを記録し、一躍シーンの最前線に返り咲いた。フレッシュな彼女の歌声は、「Jazzy,Not Jazz」の旗頭として、「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」と肩を並べる人気を得た。

 アルバム、「Careless Love」でも、コーエンの「Dance Me To The End Of Love( 邦題;哀しみのダンス)」(なんて安直なタイトルでしょう)を取り上げたが、同じコーエンの「Half The Perfect World」。

「Madeleine Peyroux - Half The Perfect World」

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 笑う、泣く。そばに愛する人がいる。そんな普通が一番。暖かい雰囲気に浸れるアルバム一番のお気に入りは、彼女のオリジナル「I’m all right」。

【 I’m All Right 】  
             by Walter Becker, Larry Klein and Madeleine Peyroux

「♪ He made me laugh        私を笑わせてくれた
   He made me cry         私を泣かせてくれた
   He smoked his stoggies in bed   ベッドで安物の葉巻を吸った
   But I’m all right          でもOKよ
   I’m all right            大丈夫 気にしないわ   
   I’ve been lonely before       だってそれまでずっと一人だったから
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

「madeleine peyroux - I am allright」

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年度末です

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 3月です。すっかり暖かくなりました。そして、年度末。現役時代は年度末といえば、棚卸、決算、来期計画などと、まあいろいろと忙しかったが、定年後は全く無関係と思っていた。しかし、意外なことに、定年後もその忙しさは変わらないようだ。代表をしているボランティア団体の総会のための資料作り、公園への活動報告書提出と次年度の登録、ボランティア保険やレクリエーション保険の精算と更新 ・・・。年度末特有の活動が、結構集中してある。これも、シニアにとって貴重な社会参加の一つと思っている。この日は、我々の活動に対し、支援金を頂いている兵庫県の関連団体が主催する活動事例報告会。発表を聞きながら、同じような悩みを抱え、同じような活動をしているグループがあることに、心強さを覚えながら、参考になった一日。

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 さて、今宵は3月の定番曲。ボサノヴァの名曲中の名曲として知られる「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」が書いた「三月の水/Waters Of March」(1972)。ジョビン自身によって、ポルトガル語と英語の歌詞が書かれ、自身による多くのバージョンと、JAZZ歌手による多数のカバーがある。

 南半球のブラジルでは、3月は夏の終わりの雨季。あちこちで豪雨による水害が多数発生するという。そんな光景にインスパイアされて書かれた歌だという。洪水でいろいろなものが流されるように、小枝、石ころ、ガラス片、切り株 ・・・といった言葉が、イメージを伴って、次から次へと自由に溢れ出てくる。いろいろなものが洪水で流されてしまっても、いつかは川岸から優しく聞こえてくる「三月の水」の流れにつながっていくという、希望や光を強く予感させる歌である。

【 Waters Of March 】

「♪ A stick, a stone, it’s the end of the road,  小枝 石ころ 道の果て
  It’s the rest of a stump, it’s a little alone,  切り株の残り、ちょっと寂しい
  It’s a sliver of glass, it is life, it’s the sun,  ガラスの破片、いのち、太陽
  It is night, it is death, it’s a trap, it’s a gun. 夜、死、罠、銃

  The oak when it blooms, a fox in the brush, 花を咲かせた樫、茂みに潜む狐
  The knot of the wood, the song of a thrush, 木の節 ツグミのさえずり
  The word of the wind, a cliff, a fall,     風の言葉、崖、転落
  A scratch, a lump, it is nothing at all.  引っかき傷、たんこぶ、どうでもいいこと

  It’s the wind blowing free, it’s the end of a slope, 風のそよぎ、坂は終る
  It’s a beam, it’s a void, it’s a hunch, it’s a hope. これは光、隙間、予感、希望
  And the riverbank talks of the waters of March,  川岸から聞こえる三月の水
  It’s the end of the strain, it’s the joy in your heart. 重圧からの解放、そして心の喜び
 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 ジョビン自身による歌と演奏は、アルバム、「JOBIM」(1973)から。

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Antonio Carlos Jobim / Polygram Records

「Aguas de Março – Tom Jobim」

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 人気が高く、私もこのバージョンが一番好きである、「エリス・レジーナ/Elis Regina」とのデュエットは、アルバム、「Elis & Tom」1974)から。

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Antonio Carlos Jobim & Elis Regina / EMARC

「Antonio Carlos Jobim & Elis Regina – Águas De Março (Waters Of March) 」

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 「エリス・レジーナ」による歌唱は、「Elis」(1972)に収録されていますが、何かのTV番組でしょうか、ライブ映像がアップされていました。

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Elis Regina / Universal Brazil

「Elis Regina – Águas de Março」

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スマートメーターへ

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 一週間ほど前、電力量計がいわゆる「スマートメーター」に取り替った。2016年4月からの小売電力の全面自由化になってからほぼ一年。我が家も「新電力」に契約を切り替えたからである。申し込んでから、一週間ほどでの切替工事。それもあっという間の工事であった。

 きっかけは、大阪ガスの電力供給事業に対抗し、関西電力がガス供給事業をはじめ、それに対抗して、大阪ガスが割安になる新たなガス料金契約メニューを打ち出し、同時に、併せればさらに割安となる電力需給契約を奨めに来たからである。年金生活者。毎日の生活のランニング・コストが安くなるのは大歓迎である。それが一番の理由であった。

 もうひとつの理由は、もちろん、自己満足に過ぎないということもよくわかっているが、ささやかながら、原発に対する私の位置を明らかにするという意味合いもあった。とにもかくにも、我が家の電力メーターは、デジタルで通信機能をもつ、「スマートメーター」に変わったのである。

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 さて春の歌。あまり知られていないスタンダードに、「♪ 今年は春の訪れがすこし遅くなるかも知れない。孤独なわたしの住むこの地にはちょっと遅れるかもしれない。 ・・・ ♪」 こんな歌いだしで始まる切なく美しいメロディを持つ歌がある。「Spring Will Be a Little Late This Year(今年の春の訪れはちょっとだけ遅いかも)」。

 「サラ・ヴォーン/Sarah Vaughan」、「リタ・ライス/Rita Reys」なども歌っているが、「カーリー・サイモン/Carly Simon」の優雅で美しいデュエットもいい。アルバムは、「フィルム・ノワール/Film Noir」。1997年リリースのアルバムで、タイトル通り’40~’50年代の古き良き時代の銀幕を彩った犯罪映画の映画音楽をカヴァーしたもの。「Spring Will Be A Little Late This Year」も、「サマーセット・モーム/Somerset Maugham」原作の映画「Chritmas Holiday」(1944年)のために書かれた曲らしい。「カーリー」は、この歌を「ジミー・ウェブ/Jimmy Webb」のピアノ伴奏による美しいデュエットで聴かせる。

【 Spring Will Be a Little Late This Year 】 
                   Words and Music by: Frank Loesser

「♪  Spring will be a little late this year    今年の春の訪れはちょっとだけ遅いかも
   A little late arriving, in my lonely world over here  孤独な私の所へはちょっと足踏み
   For you have left me               あなたが私から去ってしまったから
        and where is our April love old   あの恋した4月もどこかへ行ってしまった
   Yes you have left me and winter continues cold  だからまだ寒い冬が続いているの

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Film Noir

Carly Simon / Arista

「Carly Simon & Jimmy Webb ー Spring Will Be A Little Late This Year」

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 同じ曲をピアノトリオで。今は亡きオランダのピアノ・トリオ、「ピム・ヤコブス/Pim Jacobs」のトリオの大名盤、「カム・フライ・ウィズ・ミー/Come Fly With Me」(1982)から。叙情豊かで流れるようなピアノが美しい。「ピム・ヤコブス」は、「リタ・ライス」のパートナーでしたね。

カム・フライ・ウィズ・ミー(紙)

ピム・ヤコブス・トリオ / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Trio Pim Jacobs – Spring will a little late this year」

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爺、トラブル・シューティングに戸惑う

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日本のTVがまったく面白くないので、動画配信によって、海外のTVドラマを楽しんでいる。「24」、「プリズンブレイク」、「LOST」、「ヒーローズ」、「フリンジ」 ・・・主だったものはほとんど観たでしょう。以前はタブレット端末を使っていたが、最近は、Amazonの「Fire TV Stick」を使用して楽しんでいる。Wi-Fiネットワーク(無線LAN)は既にあるので、Fire TV Stick端末をTVのHDMI入力ポートに差込み、無線LANでインターネットに接続し、Fire TV 音声認識リモコンで操作するだけである。すこぶる簡単な操作で動画配信等が楽しめる。

とここまでは良かったが、最近、動画がつながらない、時々切れる、不安定になるというトラブルが続くようになった。NW回線の問題なのか、無線LAN機器、Stick端末/リモコンの問題なのかさっぱりわからない。そもそもマニュアルなど一切ないのである。結局のところNETを頼りにいろいろ調べたら、どうもルーターを2階においていることもあって、無線LANの接続が不安定ということらしい。しからばとルーターの場所を変えたり、干渉を起こしていると思われるタブレット端末を移したり、鉄製の雨戸を少し開けておくなどしたら改善された。しかし、原因がはっきりしないまま何日か過ぎたが、結局のところ中継器を買ってきて設置したら全て解決した。

考えてみれば、このIT機器のトラブルというやつが、我々シニアにとっては大変厄介で、いつも悩まされる。Windows7から10への切り替えの時もそうであった。マイクロソフトはあくどいとも思われる方法で、切り替えを迫ってくる。しかし、PCのメーカーは、「この機種はWindows10には対応していません」というだけ。切り替えたらどんな不具合が生じ、その対策など一切わからない。切り替えたら案の定トラブルに見舞われた。この時も、NETを頼りにどうにか対処した。知人は勝手にWindows10に切り替わり、トラブルに見舞われたが、息子の助けでどうにか対処したという。ちなみに山の仲間では、Windows10に切り替えた人はいない。賢明な選択と言わざるを得ない。

かってラジオ少年、一応工学部出身の私。自分でステレオ・アンプもつくり、家電が故障しても大抵のものは直せた。しかしデジタル時代、そんなことは無理である。先日もシャワーヘッドが破損したので、ホームセンターでセットを買ってきたが、取り付かないので大騒ぎ。結局取り付け方向が逆だったのだが、説明書にはそんな注意は書いてなかった。取り付けを逆に試してみるという機転が働かなかった自分にいささかショック。ローテクのトラブル・シューティングもままならない歳になったのかと自覚。

この記事を書いていると、「ピ~ン・ポ~ン」。向かいの奥さんが、「パソコンが頻繁に落ちるんですが、どうしたら ・・・」。

もう決してもどることはないアナログ時代を懐かしんで、今宵の鳥にちなんだ曲は、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」演奏の「バイ・バイ・ブラックバード/Bye Bye Blackbird」。この曲には、ジャンルを超えて、多くのカヴァー演奏が残されてる。しかし、ジャズのジャンルにおいて、この曲をスタンダードに押し上げたのは、「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」の「ラウンド・アバウト・ミッドナイト/’Round About Midnight」に収録されているヴァージョンだと言われている。

ROUND ABOUT MIDNIGHT

MILES DAVIS / COLUM

「Miles Davis – Bye Bye Blackbird」

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ちょっと早いようですが

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ウォーキング途中、ちょっと早いようですが見かけたのは、「ハロウィン」のデコレーション。スパーなどの売り場も、「敬老の日」が終われば、ハロウィン一色。

「ハロウィン」は、ヨーロッパを起源とする2500年以上の歴史のあるケルト人の民族行事で、毎年10月31日の晩に行われる。ケルト人の行っていた収穫感謝祭が、他民族の間にも行事として浸透していったらしい。アメリカでは子供たちが魔女、ドラキュラ、幽霊、狼男など悪霊の仮装をし、「トリック・オア・トリート/Trick or Treat(ごちそうをくれないと、いたずらしちゃうぞ)」と言って近所の家を周り、お菓子を貰う習慣へと変わったという。日本では、1983年に「キディランド原宿店」でイベントが行われたことが始まりで、その後、1997年に「東京ディズニーランド」で「ディズニー・ハッピー・ハロウィン」などが行われたが、大々的に広まることはなかった。しかし2011年からは「ハロウィン」の市場規模が拡大し、バレンタインデーを抜き、クリスマスに次ぐ一大イベントとなったという。「ハロウィン」は世界中で行われているが、日本ほど仮装がメインで、盛大に行われている国はないという。(NETより)

私が子供の頃は、「ハロウィン」はおろか、「クリスマス」もした記憶はないので、近頃の海外からのイベントにはどうも馴染みが持てない。日本古来からの「二十四節気」に親しみを感じ、またその意味や意義の方が理解しやすい。業界主導の横文字のイベントにはやはり馴染めない。とはいえ、孫娘のも持ってくるバレンタインのチョコレートには目を細めてしまうのだが ・・・。

tierney-sutton

海外映画などを見ていると、夜、子供たちが仮装して近所の家を周り、お菓子を貰って喜んでいるシーンを目にしますよね。そんなシーンには月がつきものだったような気がします。

「月の歌」、「ハロウィン」から連想して、「Old Devil Moon」。歌姫は、ジャズ・ボーカルの正統派という感じの、「ティアニー・サットン/Tierney Sutton」。アルバムは、「Blue In Green」(2001)から。

ティアニーは、1963年、米東海岸出身、バークリー音楽院を出た後西海岸に移り、現在はL.A.を拠点にアーティストとして活動する一方、大学などで学生の指導も行う。透明感あふれる歌声とずば抜けた歌唱力で、3度のグラミー賞ノミネートを誇る正統派ジャズ・ヴォーカリスト、「ティアニー・サットン」。

Blue in Green

Tierney SuttonTelarc

「Tierney Sutton – Old Devil Moon」

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