JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

路傍の花、樹々の鳥(223) ~ 秋を感じさせる空と雑草 ~

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 山では秋を感じさせるシーンが多くなってきたが、里でもその気配が。いわし雲のような秋空ではないが、台風一過、月、雲、空の色に、なんとなく秋の気配を感じる。今年は、もう少し暗くなると赤く輝く火星が、月の脇にはっきり見える。十五夜も近くなってきた。

 道端や空き地では、この大雨を受けてか、個性的な名前が多い雑草が繁茂。葉や茎に悪臭があることから名付けられたという「ヘクソカズラ(屁糞葛)」もそのひとつ。蔓性の多年草なので、至る所に生え、刈っても刈っても次の年にはまた茂ってくる。実家に庭にも生えていので、今頃は、草茫茫で近所に迷惑をかけていないか気になるところ。しかし、花は意外と可愛らしい。

 「図書館戦争」や「阪急電車」でも知られている「有川浩」の恋愛小説で、2年ほど前に映画化もされた「植物図鑑 (幻冬舎文庫)」の第1章にこの花が出てくる。ひょんなことから、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクで、イケメンの「樹(イツキ)」と奇妙な同棲生活を始めた女の子の話。そこには、「花の姿の愛らしさは雑草の中でもかなり上位に入る」と弁護するように書かれている。

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

有川 浩 / 幻冬舎



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 そして、ブラシのように長い穂の形が独特な雑草、「エノコログサ(狗尾草)」。この花穂が、犬の尾に似ていることから、「犬っころ草(いぬっころくさ)」が転じて「エノコログサ」という呼称になったという。また、花穂を振ると、猫がじゃれつくことから、「ネコジャラシ(猫じゃらし)」とも呼ばれる。こちらの名前の方が、馴染みが深い。子供の頃、よく遊んだものだ。

 「ヘクソカズラ(屁糞葛)」とひどい名前をつけられたのでは、余りにも可愛そう。そこで今宵の歌、「花はどんな花でも愛らしい」という意味を込めて、「A Flower Is A Lovesome Thing」。「A列車で行こう/Take The ”A” Train」の作者として知られ、アメリカのジャズピアノ奏者、作曲家、アレンジャーであった、「ビリー・ストレイホーン/Billy Strayhorn」の有名な曲。「lovesome;美しい、チャーミングな」、「luscious;薫りがいい」、そんな言葉でヨイショしておきましょう。

【 A Flower Is A Lovesome Thing 】  by Billy Strayhorn, Duke Ellington

「♪ A flower is a lovesome thing
   A luscious living lovesome thing
   A daffodil, a rose, no matter where it grows
   Is such a lovely lovesome thing ・・・  ♪」

 YOUTUBEにアップされていた、「デューク・エリントン楽団/The Duke Ellington Orchestra」との共演が多いことで知られている男性シンガー、「オジー・ベイリー/Ozzie Bailey」と「ビリー・ストレイホーン」のピアノのデュオで。コンピ・アルバムだと思われますが、1965年録音のものが、「Lush Life」に収録されているようです。

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Lush Life
Billy Strayhorn
Sony


       
        

「Ozzie Bailey & Billy Strayhorn – A Flower Is A Lovesome Thing」

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 おなじくYOUTUBEから、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」と「デューク・エリントン/Duke Ellington」のコラボで。「Ella at Duke’s Place」(録音1965年)から。

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Ella at Duke’s Place
デューク・エリントン & エラ・フィッツジェラルド
Polygram Records


      
      

「A Flower is a Lovesome Thing -Ella Fitzgerald」

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地域の夏まつりは大賑わい

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 我が団地の地域の夏まつり、自治会主催の「サマーカーニバル」がこの土日の二日間、地域の小学校のグランドで開催された。妻は団地の盆踊りクラブに入っているため、揃いのTシャツで参加すると勇んで出かけていった。

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 ことし、自治会は50周年を迎えた。このカーニバル、いつから始まったのかは知らないが、この団地に移ってきた25年前には、もう開催されていた。街の面積222ヘクタール 、世帯数 6,200世帯、人口 14,000人 という大団地であるが、空家も増え、高年齢化率42%という昭和に開発された大規模団地に共通する問題を抱えている。

 盆踊りのほか、夜店、子どもみこし、ダンス、吹奏楽、ギター演奏、琉球太鼓エイサーなど、若い世代や子供向けのプログラムも準備されているので大賑わいではあるが、やはり参加者はシニア層が多い。私もそのひとりであるが、高度成長時代、必死に働いて、この団地に終の棲家を求めた人たちである。とっくに子育ても終わり、孫の手を引いて参加している方も多いようだ。「皆、活き活きとして楽しんでいた」とは妻の報告。

 さて、今宵の曲は、「オールド・フォークス/Old Folks」。古い古いスタンダードです。「Old Folks」とは、「お年寄り」という意味だそうだが、「デデッテ・リー・ヒル/Dedette Lee Hill」、「ウィラード・ロビソン/Willard Robison」によって、この曲が作られた頃は、「南北戦争を経験した、昔気質の老人」のことを指しているという。古き世代のお年寄りへのリスペクトと愛情がこもった歌。

【 Old Folks 】   by Dedette Lee Hill / Willard Robison

「♪ Everyone knows him as old folks    誰もが彼を昔気質の男と呼ぶ
  Like the seasons he comes and he’ll go    季節が移ろうように彼も生きてきた
  Just as free as a bird and as good as his word 鳥のように自由で、言葉どおり善良に
  That’s why everybody loves him so     だから誰もが彼を愛するのだ

  Always leaving his spoon in his coffee  いつもスプーンはコーヒーカップに残したまま
  Tucks his napkin up under his chin    ナプキンは、あごの下に付けたまま
  And his own corn cob pipe is so mellow, hits right コーンパイプは色褪せ、もう限界
  But you needn’t be ashamed of him   でもそれを恥ずかしく思わなくていい

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Some day there will be no more old folks  やがて昔気質の古い世代はいなくなる
  What a lonely old world this will be     そうなったらどんなにか寂しくなるだろう
  Children’s voices at play will be still fonding  子供たちの遊ぶ声は聞こえても
  The day they take old folks away      そこに一緒に昔気質のお年寄りはいない ♪」

 まずは、「カーメン・マクレエ/Carmen McRae」。円熟の極みといえる名唱を聴かせてくれるアルバム、「Carmen McRae At The Great American Music Hall」(1976)から。

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カーメン・マクレエ・アット・ザ・グレート・アメリカン・ミュージック・ホール/Carmen McRae At The Great American Music Hall
カーメン・マクレエ/Carmen McRae
ユニバーサルミュージック


     
     

    
「Carmen McRae ー Old Folks」

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Question and Answer
パット・メセニー WITH デイヴ・ホーランド&ロイ・ヘインズ/Pat Metheny with Dave Holland & Roy Haynes
Geffen Records


      
     


「Pat Metheny & Dave Holland – Old Folks」

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路傍の花、樹々の鳥(222) ~ サバイバルの花 ~

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 道筋に、夏の花、「キョウチクトウ(夾竹桃)」が咲いている。広島市の市花。73年前、原爆が投下された当時、草木が生えるまでに数十年かかるといわれたが、そんな焦土に「夾竹桃」はいち早く蘇って、市民に復興への勇気と元気を与えたという。

 また、近くの兵庫県尼崎市でも、公害や、昭和20年代中頃の「ジェーン台風」などの度重なる台風で、尼崎南部が海水に浸かってしまった時も、「夾竹桃」は残り、花を咲かせ市民を元気付けたので、天災や戦災からの復興のシンボルとして市の花に選定された。

 乾燥や大気汚染に強いため、街路樹などに利用されたが、強い毒性の成分を含むので、近頃は公園などの植栽には禁止されているようだ。

 たしか、こんな歌がありました。「夾竹桃のうた 」(作詞/藤本 洋、作曲/大西 進)。

 「♪ 夏に咲く花 夾竹桃 戦争終えた その日から  母と子供の おもいをこめて
    広島の 野にもえている 空に太陽が 輝くかぎり 告げよう世界に 原爆反対を ♪」

 そして、「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル/Creedence Clearwater Revival;CCR」の「雨を見たかい/Have You Ever Seen The Rain」。1971年ころのヒット曲であるが、当時はベトナム戦争末期。雨をナパーム弾に見立てた反戦歌として、アメリカで放送禁止になったという。

【 Have You Ever Seen The Rain 】  by John Fogerty

「♪ Someone told me long ago,      昔、誰かが言っていたね
   there’s a calm before the storm.  嵐の前には静けさがくると
   I know, and it’s been comin’ for some time.  そうさ、いつもそうなのさ
   When it’s over, so they say,      そして静けさが過ぎるとそいつはやってくるのさ
   it’ll rain a sunny day.             晴れているのに雨が降るんだ
   I know, shinin’ down like water.    そうさ、水滴のように輝きながら落ちてくるんだ

   I want to know, have you ever seen the rain? 君はあの雨を見たことがあるかい? 
   I want to know, have you ever seen the rain  君はあの雨を見たことがあるかい?
   comin’ down on a sunny day?       知りたいんだ、君は晴れた日に降ってくる
                           あの雨を見たことがあるかどうかを

    ・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・   ♪」
                            

C.C.R. クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル

クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル / ビクターエンタテインメント

「Creedence Clearwater Revival ー Have You Ever Seen The Rain?」

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路傍の花、樹々の鳥(221) ~ 図書館で本を借りて、公園を歩く ~

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 いつもの山遊びの公園が閉園になっているので、図書を借りるついでに、図書館の横の公園を久ぶりに歩く。我が家のあたりより、標高も高く、気温も低いように感じる。そんなためか、すこし遅れて咲く花を楽しめる。

 今が旬の花「ムクゲ(木槿)」。あたり一面にスィーツのような香りを漂わせるのは、大形で八重咲きの「ヤエクチナシ(八重梔子)」でしょうか。葉が夕方になると閉じ、その姿が眠りにつくように見えるところから名をつけられたという「ネムノキ(合歓木)」も。淡紅色の長い雄しべが愛らしい。

 秋になったら見事に色づくのは、「ナンキンハゼ(南京櫨・南京黄櫨)」。いまは、長い穂状の花が鮮やか。そして日陰にひっそりと咲く「アジサイ(紫陽花)」。

 やっと、我が家の周りでも蝉が鳴きだした。

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 さて、今宵は女性ボーカルの夏唄。最初は我が永遠のディーヴァ、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」。ノーベル文学賞作家、「カズオ・イシグロ」氏が3曲歌詞を提供しているアルバム、「The Changing Lights」(2013)から、「The Summer We Crossed Europe in the Rain」。「カズオ・イシグロ」氏の作詞、作曲は、ステーシーのパートナーでもあるサックス奏者、「ジム・トムリンソン/Jim Tomlinson」。こんな時期に聴くのがいいでしょう、爽やかなボッサ・テイストの曲。

【 The Summer We Crossed Europe in the Rain 】
                      by Kazuo Ishiguo / Jim Tomlinson

「♪ You say it’s the way             過ぎ去った日々は周り道だったと     
    these passing years have treated you   あなたは言う
  That the weight of the dreams         一度は思い描いた夢の重さに
    you once carried has now defeated you   あなたは負けてしまったのね
  That our candlelit dinners            キャンドルを灯したあのディナーも
     will all just be reheated through      もう一度温め直さなければならないの?
  Our quarrels and disappointments        仲違いや失望を
      just get repeated too             また繰り返したいのね

  Well I’ve packed our bags,           お互い荷物はまとめ終わったわ
     I know I should have consulted you    そう、あなたの考えを聞くべきね
  But pretending to bargain            でも駆け引きをしたら
     would have only insulted you        私を侮辱することと同じよ
  So do just as I say, we’ll go away today   だから私が言うように、今日別れましょう
  The fire still burns whatever you may claim  どう言おうとも私の怒りは収まらないの

  Let’s be young again,              週末だけでも
      if only for the weekend           若い頃に戻れたら
  Let’s be fools again,               とことんやれるほど
      let’s fall in at the deep end          もう一度馬鹿になれたら
  Let’s do once more all those things       いままでふたりでやってきたこと全てを
       we did before                もう一度やってみたい 
  The summer we crossed Europe in the rain   雨の中、ヨーロッパを旅したあの夏を

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Changing Light

Stacey Kent / Warner Bros UK

「The Summer We Crossed Europe in the Rain ー Stacey Kent」

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 定番曲です。「エスターテ/Summer (Estaté)」。この有名な夏の定番曲は、1960年に「ブルーノ・ブリゲッティ/Bruno Brighetti」の詞に、イタリアのピアニスト、作曲家、歌手である「ブルーノ・マルティーノ/Bruno Martino」が曲をつけた。愛の記憶の「夏」を懐かしむ、哀調のこもった美しいバラードであるが、当時イタリアではさほどのヒットにならなかったという。

 やがて、ボサノヴァ創始者の一人であるブラジルのミュージシャン、「ジョアン・ジルベルト/」のアルバム、「Amoroso」(1977)によって取り上げられることで、世界に知られることとなった。またイタリア語歌詞に、「ジョエル・シーゲル/Joel E. Siegel」らが英語詞を付ける事によって、ジャズ・ボーカリストに好んで取り上げられることとなった。

【 Estate 】 by Bruno Martino/Bruno Brighetti/English lyrics;Joel E. Siegel

「♪ Estate                   エスターテ、夏
  You bath me in the glow of your caresses   燃えるようなあなたの思いに溺れそう
  You’ve turned my eager no to tender yeses 私をノーからイエスに変えてしまったあなた
  You sweep away my sorrow with your sigh  ため息で私の悲しみをぬぐい去ったあなた

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Shirley_Horn
 大御所、「シャーリ-・ホーン/Shirley Horn」です。彼女の代表アルバム、「Here’s to Life」(1992)から。代表するアルバムは「Here’s To LIfe」と、「I Remember Miles」(1998年)であるが、このアルバム「Here’s To Life」を1990年にレコーディングするに当たって、マイルスが2曲に参加することになっていたらしいが、レコーディングが実現する前に、マイルスは死んでしまい、「I Remember Miles」は、彼へのトリビュート・アルバムとしてレコーディングされたという。晩年は、乳がんと糖尿病と関節炎と闘い、脚も切断し、満身創痍の日々を送っていたが、2005年に脳卒中で倒れ、亡くなった。71歳だった。このアルバムを聴くと、彼女の71年の人生がこのアルバムに凝縮されているような思いがこみ上げててくる。

ヒアズ・トゥ・ライフ

シャーリー・ホーン / ユニバーサル ミュージック クラシック


「Shirley Horn – Estate (Summer) 」

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路傍の花、樹々の鳥(220) ~ 炎天の花も一気に ~

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ヒマワリ
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ササユリ??
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 雨が収まった後も、余波の災害が続いている。記録的な大雨が終わったと思ったら、どうやら今度は記録的?な猛暑。久しぶりにいつものコースを変えて、ひとりでウォーキング。炎天の花も一気に咲き出し、一気に夏気分に ・・・。とはいえ、急に真夏日になったため、体がすこしだるい。蝉はまだ鳴かない。

 けだるいトランペットの響きで、定番「サマータイム/Summertime」。「チェット・ベイカー/Chet Baker」です。「バークレイ・レコード/Barclay Records」時代の演奏のコンピ・アルバム、「In Paris: Barclay Sessions 1955-1956」(2000)から。オリジナルは、「CHET BAKER QUARTET」(1955)。 カルテット仕立てで、パーソネルは、「Chet Baker (trumpet)」、「Gerard Gustin (piano)」、「Jimmy Bond (bass)」、「Nils-Bertil Dahlander (drums)」。

 ベスト・オブ・チェット・ベイカー・イン・パリ
 チェット・ベイカー / / ユニバーサルクラシック
   
    

「Chet Baker Quartet – Summertime」

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 気だるさと甘さでは引けを取らないのが、フリューゲル・ホーンの名手、「アート・ファーマー/Art Farmer」。「ミシェル・ルグラン/Michel Legrandの代表曲でもある映画主題歌、「The Summer Knows(おもいでの夏)」を同名のアルバム(1976)から。

おもいでの夏

アート・ファーマー / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Art Farmer – The Summer Knows」

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ちょっと不安な夜だった

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 朝起きて時計を見ると8時30分。いつもなら目覚まし時計がなくても、決まった時間に起きるのに、寝過ごしてしまった。多分、眠りが浅かったのだろう。

 今朝になっても雨は降り止まない。昨日から、私の住んでいる地域全域に、避難準備情報やら、土砂災害警戒情報が発表され、市内の一部地域や、隣接する市町村には、避難指示、避難勧告が出ている。今日になって猪名川が氾濫危険水位に達したとの情報も。またJR線、阪急線なども運転を見合わせている。土砂崩れ警報のため、通行止めになっている道路もある。「Lアラート」のけたたましい通知音も何度となくなった。阪神淡路大震災をのぞけば、こんなことは生まれて初めての経験である。

 しかし、自宅の周辺には、危険を感じさせる要素や兆候は全くなく、間違いなく自宅にいたほうが、安心安全である。ご近所も高齢者世帯が多いが、避難をするなどの気配は全くない。

 ちょっと不安な夜だった。

 雨はまだ降り続いている。

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 「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」の曲、「Sleepless Nights」。この歌は、ノラの2ndアルバム、「フィールズ・ライク・ホーム/Feels Like Home 日本盤」(2004)のボーナストラックとして収録されたほか、シングル「What Am I to You?」(2004)、 ベスト盤「Moon Song」(2004)、カバー・アルバム「Covers~私のお気に入り」(2012)などにも収録されている彼女のお気に入りの歌のようだ。

 原曲は、「エヴァリー・ブラザース/The Everly Brothers」のスタンダードなカントリーのナンバーで、作詞・作曲は「ボウドー・ブライアント/Boudleaux Bryant」、「フェリス・ブライアント/Felice Bryant」というカントリー畑のおしどり夫婦コンビによるもの。

 「ノラ・ジョーンズ」。1979年、アメリカ出身のジャズ・シンガー&ジャズ・ピアニスト、女優。父はインドで最も有名な音楽家で、「ビートルズ/The Beatles」にも影響を与えたシタール奏者、「ラヴィ・シャンカル/Ravi Shankar」。

 2001年、「ブルーノート」から発売されたジャズのスタイルを取りながら、ソウル、カントリー、フォーク、ポップスなど、アメリカのポピュラー音楽の要素を採り入れたデビュー・アルバム、「Come away with me」(邦題:ノラ・ジョーンズ)が大ヒット。全世界で1800万枚を売り上げ、グラミー賞では主要4部門を含めノミネート部門すべてで受賞し、8冠を獲得した。2作目「Feels Like Home」は、販売5日目にミリオンセラーとなったという。女性ジャズシンガーの「Jazzy,Not Jazz」路線に火をつけたといっても過言でははなかろう。

【 Sleepless Nights 】   by Boudleaux Bryant, Felice Bryant

「♪ Through these sleepless nights   ここ何日か眠れなくて
         I cry for you        泣いていたわ
  And wonder who           今あなたにキスしているのは
          Is kissing you       誰なんだろうと考えると
  Oh these sleepless nights       この眠れない何日かの夜は
      Will break my heart in two     私のハートを引き裂いてしまう

  Somehow through the days      昼間はなんとか
       I don’t give in          そんなことを考えないですんだし
  I hide my tears             溢れようとする涙を
       That wait within          流すまいと隠してきた
  Oh but then through sleepless nights  でも、また眠れない夜がきて
       I cry again             私はまた泣いてしまう

  Why did you go?         どうして去ってしまったの?
  Why did you go?         ねえ、どうして
  Don’t you know?         どうしてあなたはわからないのかしら?
  Don’t you know?         ねえ、どうして
     I need you           あなたが必要なのに

  I keep hoping you’ll come back to me いつか戻ってくると信じてる
  Oh let it be               だからお願い
  Please let it be              戻ってきて
  Oh, my love, please end        お願いだから
    These sleepless nights for me     この眠れない夜を終わりにして

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・  ♪」

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FEELS LIKE HOME
ノラ・ジョーンズ/Norah Jones
EMIミュージック・ジャパン


      
     

「Norah Jones – Sleepless Nights」

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路傍の花、樹々の鳥(219) ~ 炎天の花 咲き始める ~

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 ご近所の家の塀に伸びた蔓。その一本だけに「ノウゼンカズラ(凌霄花)」の真っ赤な花が咲いた。炎天の花。梅雨明けも間近いのだろうか。

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 最近、ブログ友の方から紹介され、即、私がはまってしまった女性ジャズ・シンガーがいる。「リン・スタンリー/Lyn Stanley」。

 ブルージーで、ジャジー、ノスタルジックなその声だけでなく、この「ノウゼンカズラ」のように、容姿も艶やかで、私のようなシニアのジャズ・ファンにとっては、「よっ! これぞ女性ジャズ・シンガー、女性ジャズ・ボーカル」と声をかけたくなるくらい。彼女は、アナログ・レコード、SA-CD、CD、ハイレゾ・ダウンロードなど、多様な音楽メディアのそれぞれの特徴を最大に引き出し、その音質、ミュージシャン、アレンジ、選曲などで世界中の熱狂的オーディオファンを魅了し、今、世界のオーディオシーンで最も人気を集めている歌手だという。

 「リン・スタンリー」。ワシントン州タコマの生まれ。ブルガリアからの移民だった祖父はオペラ歌手、父親はジャズピアニストという音楽一家に育ったという。歌手としては、遅咲きで、最初は社交ダンサーとして、タイトルにも輝き、世界的に有名な存在だったという。

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 アルバム・デビューは、5年前の2013年。きっかけは、2010年にジャズ・ピアニスト、「ポール・スミス/Paul Smith」と、その妻のシンガーでボーカル・コーチ 、「アネット・ウォーレン/Annette Warren」によって見いだされたことだった。そのデビュー作、「Lost in Romance」は、話題を呼び、世界的な成功を収めたという。

 その彼女の第3作「Interludes」(2015)、第5作「The Moonlight Sessions Volume Two」(2017)と2枚のアルバムを聴き、若い頃、「アン・バートン/Ann Burton」に魅せられて、ジャズ・ボーカルを聴き始めた頃のあの興奮を久しぶりに思い出していた。

 ほとんどがいわゆるスタンダード。この心地よさはなんだろう。しばらく、家でも車でも耳を離せなくなりそうだ。

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Interludes
Lyn Stanley
CD Baby


     
     

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The Moonlight Sessions, Vol. Two
SACD
Lyn Stanley
CD Baby


      
     

 2枚のアルバムからはYOUTUBEにアップされていないので、2015年ファンクラブの招きで来日し、プライベート・イベントを行った時のハイライト動画をアップしておきます。

「Jazz Vocalist Lyn Stanley LIVE in Tokyo Japan」

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 すっかりはまってしまった私は、早くも、アルバム、第2作「Potions」を発注。到着が楽しみとなっている。その「Potions」から3曲を。

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Potions
Lyn Stanley
CD Baby


    
    

「Lyn Stanley – Cry Me a River」

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「Lyn Stanley – Lullaby of Birdland」

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「Lyn Stanley – Fly Me To The Moon」

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路傍の花、樹々の鳥(218) ~ 梅雨空の花 ~

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 「梅雨」。「梅の雨」と呼ぶのは、「梅の実」のなる頃に梅雨入りするからだという。梅雨の時期までに散ってしまうことから、「墜栗花(ついりばな、ついり)」と呼ばれるのは、「栗の花」。そして、ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、垂直に伸びた花茎の下から上に咲いていき、梅雨明けと共に花の時期が終わるというは、「タチアオイ(立葵)」。そんなことになぞらえて、「ツユアオイ(梅雨葵)」という別名で呼ばれているという。

 今宵の曲、「花のワルツ/Valse Des Fleurs」。ロシアの作曲家、「チャイコフスキー/Tchaikovsky」によるバレエ音楽、「くるみ割り人形/The Nutcraker」の中の1曲。演奏は、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」。クラシックの曲をジャズにアレンジし、スウィンギーな演奏で聴かせてくれるアルバム、「幻想のアダージョ/Adagio」(2000)から。

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幻想のアダージョ
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ
マーク・バン・ローン/フランス・ホーバン/ロイ・ダッカス
エムアンドアイカンパニー


     
     

「European Jazz Trio ー Valse Des Fleurs (Tchaikovsky)/花のワルツ」

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 そして、梅雨ということで、もう一曲は、「ショパン/Chopin」の「雨だれ/Raindrop」。「天空のソナタ/Sonata」(2004)から。

 天空のソナタ

 ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / エム アンド アイ カンパニー



「European Jazz Trio – Raindrop (Chopin)」

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路傍の花、樹々の鳥(217) ~ 初夏の路傍で ~

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アジサイ(GH)
 ウォーキングする団地の道も初夏の色が濃くなってきた。街路樹の根元には、「マツバギク(松葉菊)」。色付きを加速しだした公園フェンス沿いの「アジサイ(紫陽花)」。「近畿地方も梅雨入りした」と報じられている。

 さて今宵の歌は、「浜田真理子」。「花笠道中~ Walking After Midnight」から始めましょうか。「♪ これこれ 石の地蔵さん 西へ行くのは こっちかえ ・・・ ♪」で始まる「花笠道中」は、作詞・作曲「米山正夫」による、「美空ひばり」の歌。「Walking After Midnight」は、かなり古い歌で、もともと女性カントリー歌手の「パッツィ・クライン/Patsy Cline」の1957年のヒット曲。飛行機事故に遭い、30才の若さで亡くなっているが、いまでも多くのアーティストにカバーされている。

【 Walkin’ After Midnight 】  by Alan Block / Alan W. Block / Don Hecht

「♪ I go out walkin’ after midnight      真夜中に歩く
  Out in the moonlight             月の光を浴びて
  Just like we used to do, I’m always walkin’  かって二人でしたように
  After midnight, searchin’ for you        真夜中に歩く あなたを探して

  I walk for miles along the highway     ハイウェイ沿いに何マイルも歩く
  Well, that’s just my way           それが私のやり方みたい
  Of sayin’ I love you, I’m always walkin’    あなたを愛していると口に出す代わりに
  After midnight, searchin’ for you       真夜中に歩く あなたを探して

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 ライブ・アルバム、「mariko live ~こころうた~2003.11.21 at GLORIA CHAPEL」(2004)から。歌謡曲とカントリー ・・・、異色の組み合わせだが、違和感は全くない。

Mariko Live~月の記憶~ 2002.11.9 at Bunkamura Theatre COCOON

浜田真理子インディペンデントレーベル

「花笠道中~Walking after midnight-浜田真理子」

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 梅雨入り。さすれば「花散らしの雨」も。 彼女は「セリフからメロディーがついて、だんだん語りになって歌になっていくグラデーションを、やってみようと思ったの。」と語っている。アルバム、「But Beautiful」(2013)から。ライブでの定番曲をピアノ弾き語りでまとめるという、今までのアルバムの作り方を変えて、書き下ろし曲を中心に、「大友良英」らのサポートを受けながら、共につくりあげたという新しい「浜田真理子の世界」。
  

But Beautiful

浜田真理子 / 美音堂

「花散らしの雨-浜田真理子」

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路傍の花、樹々の鳥(216) ~ 梅雨入りを前にして ~

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ウツギ(ウノハナ)
クリ
 九州地方は梅雨入りしたと報じられている。色づき始めた「アジサイ(紫陽花)」の奥のほの暗い中に、「ウノハナ(卯の花)」と呼ばれる、「ウツギ(空木)」が満開。森林ボランティアをしている公園の山に自生する「ヤマグリ(山栗)」は、もうすっかり花が落ちてしまったが、里の栗の花ははまだ満開。栗の花は、梅雨の時期までに散ってしまうことから、「墜栗花(ついりばな、あるいは、ついり)」と呼ばれる。「ついり」とは、「梅雨入り」のことだという。

ビヨウヤナギ
キンシバイ3

 この時期、あちこちで見かけるのが、よく似た二つの花。上の写真の方が、雄しべが長いので、「ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)」ではないかと思うが、赤い実が、実に可愛らしい。下の写真が「キンシバイ(金糸梅)」でしょう。

 今宵の曲、ブルースのスタンダード・ナンバー、「Come Rain or Come Shine」、「降っても晴れても」という邦題が付いている。1946年のミュージカル、「セントルイス・ウーマン/St.Louis Woman」のために書かれた、「ハロルド・アーレン/Harold Arlen」作曲、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」作詞の曲。

【 Come Rain or Come Shine 】  by Harold Arlen , Johnny Mercer

「♪ I’m gonna love you like nobody’s loved you,  君のことを愛している、他の誰よりも
  Come rain or come shine.            雨が降ろうと、晴れようと
  High as a mountain and deep as a river,    山のように高く、川のように深く愛してる
  Come rain or come shine.            雨が降ろうと、晴れようと

  Well I guess when you met me         たしか最初に会った頃は
  That it was just one of those things,      そんな風には思っていなかったと思う
  But don’t you ever bet me,           今は違うんだ、どうして信じてくれない
  ’Cause I’m gonna be true if you let me.     本当なんだ 信じてくれ

  You’re gonna love me like nobody’s loved me,  君のことを愛している、他の誰よりも
  Come rain or come shine.            雨が降ろうと、晴れようと
  Happy together, unhappy together,       幸せな時でも不幸な時でもふたり一緒
  Won’t that be fine?                それって素敵じゃないか?

  Day may be cloudy or sunny,          晴れの日も曇りの日もあるだろう
  We’re either in or we’re out of the money.    お金があるときもないときもね
  I’m with you always.               でも君と一緒
  I’m with you rain or shine.            雨でも晴れでも君と一緒だよ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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 久しぶりに男性ボーカルの雄、「21世紀のフランク・シナトラ」と評され、世界的にも活躍する­イケメン・ジャズシンガー、「マット・ダスク/Matt Dusk」。1978年、カナダ・オンタリオ州トロント生まれ。女性も男性もカナダはボーカル王国ですね。アルバムは、80人編成ものオーケストラを従えて、「チェット・ベイカー」の代表­曲を大人の魅力でで歌い上げたアルバムで、没後25周年、チェットへのトリビュート・アルバムでもある、「My Funny Valentine: the Chet Baker Songbook」(2013)。

MY FUNNY VALENTINE-THE CHET BAKER SONGBOOK-

マット・ダスク / Rambling Records


  

「Matt Dusk – Come Rain or Come Shine」

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 ジャズ・ピアノのレジェンド、「ビル・エバンス/Bill Evans」。トリオ演奏は、伝説的名盤、「Portrait in Jazz」(1960)から。パーソネルは、「ビル・エヴァンス(ピアノ)」、「スコット・ラファロ(ベース)/Scott LaFaro」、「ポール・モチアン(ドラム)/Paul Motian」。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック

「Bill Evans Trio – Come Rain Or Come Shine」

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 やはり、ブルースでも聴きたくなりますね。ロック・レジェンド、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」とブルースのレジェンド、「B.B.キング/B.B. King」のコラボ・アルバム、2000年のグラミー賞最優秀トラディショナル。ブルース・アルバムに輝いた「Riding with the King」(2000)から。

ライディング・ウィズ・ザ・キング

B.B.キング&エリック・クラプトン / ワーナーミュージック・ジャパン

「B B King & Eric Clapton – Come Rain Or Come Shine」

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