JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

路傍の花、樹々の鳥(167) ~ 異国に咲く ~

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ヒルザキツキミソウ2

 結構馴染みがあるのに名前がわからない。調べてみたら、原産地は外国だったという花も多い。そんな花の一つが、「ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)」。「マツヨイグサ(待宵草)」の仲間で多年草。いかにも和風の名前。しかし、北米原産の帰化植物であり、ミズーリー州、テキサス州、それにメキシコが原産だという。名称の由来は、宵に咲く「ツキミソウ(月見草)」と違って、昼間にも開花していることによるという。

サボテン

 「サボテン(仙人掌、覇王樹)」。これはどう見てもアチラ産。「サボテン」は、サボテン科に属する植物の総称である。観賞用に多く育てられているので、名前も多そうである。夜咲いて朝しぼむ、一夜限りの「ゲッカビジン(月下美人)」という種類があるというが、この花は、昼間に咲いているので、違うようだ。それにしても「月下美人」、風情のある和名が付けられたもんだ。

コノデカシワ

 そして、「コノテガシワ(側柏)」。葉が、冬は赤銅色に染まり、春になると、写真のような黄金色となるところから、結構生垣にしている家も多い。針葉樹だから、ヨーロッパ産と思ったら、韓国、中華人民共和国北部に分布する常緑針葉高木。雌雄異花で、雌花は淡紫緑色、雄花は黄褐色である。枝が直立する様子が、子供が手を上げる様子に似ていることから、「子の手柏」の名があるという。和名のつけ方が楽しい。

 かって日本にやってきては根付き、今は我々の目を楽しませてくれる異国の花。

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 ホーム・ソング・シリーズ、最後は「キャロル・キング/Carole King」でしめくくりましょうか。「 Home Again」。

 「キャロル・キング」。1942年生まれ。まさに我々と同世代の女性シンガーソングライター・作曲家。大学生時代に、「ポール・サイモン/Paul Simon」からデモ・テープの作り方を教わった彼女は、自分で作ったデモ・テープをレコード会社に売り込んだというが、何れも失敗に終わったという。

 1960年代には、当時の夫、「ジェリー・ゴフィン/Gerry Goffin」とのソングライター・コンビで、「Will You Love Me Tomorrow」など、後々まで歌い継がれている数々の作品を生み出した。
1970年代に入ってからは、シンガー・ソングライターとしての活動に本腰を入れ、1970年にアルバム「ライター/Writer」で再びソロ・デビュー。翌、1971年のソロ・アルバム「つづれおり(原題;Tapestry)」が大ヒット、グラミー賞でも4部門制覇し、現在まで約2200万枚を売り上げているという。2013年2月、長年の音楽界の功績によりグラミー賞の功労賞を受けた。

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 さすがに最近は、彼女のアルバムを聴くことはほとんどないが、たまに思い出して聴く程度。最近?の写真を見ると、いい歳のとり方をしているなと感じるし、「ロッド・スチュアート/Rod Stewart」、「ビー・ジーズ/Bee Gees」、「セリーヌ・ディオン/Celine Dion」らによるカバー・アルバム、「Carole King Tribute Tapestry Revisited」(1995)などを聴くと、多くのミュージシャンからリスペクトされていることがよくわかる。

 懐かしの名盤、「つづれおり(タペストリー)/Tapestry」。このアルバムに収められた数々の名曲は、すっかり日本にも馴染みの曲となり、POPSのエバー・グリーン、スタンダードとして根付いている。「Tapestry」から、「Home Again」。

【 Home Again 】  by Carole King

「♪ Sometimes I wonder            時々考えてしまう
    if I’m ever gonna make it home again  いつかあの家に帰る日が来るかどうか
  It’s so far and out of sight       それは遥か遠く、ぼんやりしているように思える
  I really need someone to talk to,     話し相手が欲しい
    and nobody else           そして
  Knows how to comfort me tonight    今夜私を癒してくれる人は誰もいない

  Snow is cold, rain is wet         冷たい雪 濡らす雨
  Chills my soul right to the marrow    その冷たさは私の魂を芯まで凍らす
  I won’t be happy till I see you alone again もう一度あなたに会うまでは幸せになれない
  Till I’m home again and feeling right    家に帰って、安らぎを感じるまでは

  Snow is cold, rain is wet          冷たい雪 濡らす雨
  Chills my soul right to the marrow     その冷たさは私の魂を芯まで凍らす
  I won’t be happy till I see you alone again もう一度あなたに会うまでは幸せになれない
  Till I’m home again and feeling right    家に帰って、安らぎを感じるまでは
  Till I’m home again and feeling right    そこが自分の居場所だと感じるまでは

  I wanna be home again and feeling right  家に帰りたい ほっとしたい  ♪」

 

TAPESTRY

CAROLE KING / EPIC

「Carole King – Home Again」

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朱鷺草に会いにいく

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トキソウ2
トキソウ

 話にも聞いていたし、写真も見ていた。しかし、タイミングが合わず、実物にはお目にかかれなかった「トキソウ(朱鷺草、鴇草)」にやっと会えた。場所は、隣町、宝塚市の「丸山湿原」。先週咲いたという情報。妻がショッピング・センターで買い物をしている合間に車を走らせる。20株ほどまとまって咲いていました。「ラン科トキソウ属」の多年草で、花期は5-7月、茎頂に紅紫色の花を1個つける。和名は花の色が「トキ(朱鷺、鴇)」の翼の色である朱鷺色に似ていることに由来する。

 「トキソウ」は、かっては日本中の湿原や湖沼に見られた湿地性の野生ランでしたが、開発と乱獲によりほとんど姿を消してしまったという。ここ兵庫県でも絶滅危惧種Cランクに指定されているが、ボランティアの皆さんの努力により、「丸山湿原」では、間近で観察することができる。

コアジサイ3
ササユリ3

 林には、日本固有種の「コアジサイ(小紫陽花)」、別名、「シバアジサイ(柴紫陽花)」もあちらこちらで、小振りで可憐な花を咲かせている。そして、これも珍しい、日本特産で日本を代表する「ユリ(百合)」である、「ササユリ(笹百合)」も ・・・。

 梅雨が明ければ、この湿原では、希少種で日本で最も小さな「トンボ(蜻蛉)」といわれる、「ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)」、そして、八月お盆の頃には、これまた希少種の、「サギソウ(鷺草)」が見られる。

  

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 さて、癒しのホーム・シリーズ。今宵は、いまや希少種となった男性ジャズボーカルの雄、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」の「ホーム/Home」。「いろんな場所へ行き、いろんな人と会ったが、やっぱりきみのもとへ帰りたい」。そんな歌。アルバムは、「It’s Time」。

 1975年生まれ、カナダ出身。幼少の頃からスタンダード曲を聴いて育つ。父の仕事を手伝いながらカナダで芸能活動を展開。 10年以上の下積みの末、当時のカナダ首相の令嬢の結婚式で歌う機会を得る。その歌唱を式に出席していたあの超有名プロデューサー、「デイヴィット・フォスター/David Foster」が見て、「唯一無二の声!」と絶賛。この運命的な出会いがきっかけになり、2003年に自身の名を冠したアルバム、「Michael Bublé」でデビュー。このアルバムは全世界で400万枚を売り上げ、12ヶ国でプラチナ・ディスク、3ヶ国でゴールド・ディスクを獲得することとなったという。男性歌手不作の中にあって、最も活きのいい男性歌手といえる、「マイケル・ブーブレ」。若い時のシナトラを彷彿とさせるものがある。

【 HOME 】  Written by Amy Foster- Gillies, Michael Buble, Alan Chang

「♪ Another summer day  あの日とは別の夏の日が
  Is come and gone away  やってきては去っていった
  In Paris and Rome     パリやローマで
  But I want to go home   でも家に帰りたい
  Mmmmmmmm       

  Maybe surrounded by   100万人の人に
  A million people I     取り囲まれたとしても
  Still feel all alone      きっと孤独だと感じてしまうだろう
  I just want to go home   ただ家に帰りたいんだ
  Oh I miss you, you know  君が恋しい

  ・・・・・・・・・・・・・・

  Let me go home   家に帰らせて欲しい
  I’ve had my run   もう十分に走ってきた
  Baby, I’m done    もう十分やってきた
  I gotta go home    家に帰りたいんだ
  Let me go home    家に帰らせてくれ
  It will all right      今晩家に帰れたら
  I’ll be home tonight   それは最高さ  
  I’m coming back home  これから家に帰るよ  ♪」

It’s Time

Michael Buble / Reprise / Wea

「Michael Bublé – Home」

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路傍の花、樹々の鳥(166)  ~ 万葉のそよぎ ~

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チガヤ

 風にそよぐのは、「チガヤ(千茅、茅萱、血茅)」である。イネ科チガヤ属の植物で、この時期、日当たりのよい公園、幹線道路の中央分離帯、河原、空き地などいたるところで群生しているのが見られる。白い毛が密生した花を、「茅花(つばな)」と呼び、甘味があり食べられるという。

「浅茅原 つばらつばらに 物思へば 故りにし郷し 思ほゆるかも」 (万葉集 大伴旅人)

「印南野の 浅茅押しなべ さ寝る夜の け長くしあれば 家し偲はゆ」(万葉集 山部赤人)

服部先生講演

 万葉集にも詠まれている古来から親しまれた植物で、我が活動フィールドの近くの黒川地区では、旧暦の端午の節句につくる「粽(ちまき)」をくるむのに、「ナラガシワ(楢柏)」、「イ(藺)またはイグサ(藺草)」とこの「チガヤ」を使っている。これは全国的にかなり珍しく、公園の他の活動グループでは、「食育」のテーマとして、この伝統の粽作りを毎年行っている。(参照拙ブログ「伝統の粽(ちまき)を作る」など) そして、この地域でも、6月30日と12月31日に、健康を願って神社で行われる「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」。

 「日本書紀」には「天鈿女命(アメノウズメ)」が「茅」を巻いた矛を持って舞ったと記されていることからも、我が国でも神代より「チガヤ」が聖なる草として、特別視されていた。従って、その霊力により、保存食である「粽」を巻いたり、「茅の輪くぐり」の神事につながったという。

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 とまあ、参加した万葉講座「万葉の植物 植生と猪名について」(講師;服部保先生)の受け売りであるが、わが国最古の歌集「万葉集」は、4516首からなり、そのうちのほぼ1/3に植物が詠まれ、その種類は約160種とされている。万葉集を紐解くと、詠まれている植物から、その植物の群落が形づくる当時の景観や、万葉人がその景観や植物をどう認識していたか、すなわち自然感がわかるという。はっきりとは分かっていないが、現在と同じような夏緑樹林(落葉樹)の里山林が形成されたのは弥生時代だと推定されている。従って、最古の文献ともいえる「万葉集」を読むと、万葉人も我々と同じ景観を見ていたことが分かるという。どこにでも生えているほぼ雑草といってもいい「チガヤ」。視点を変えると、万葉人の見た景色とつながってくる。

 それにしても、先日、鉢に「ヌバタマ(射干玉、夜干玉)」を播いたが、ちゃんと「ヒオウギ(檜扇)」になって花咲いて欲しい。いや、面白い講座であった。(「ヒオウギ」の写真はNETより拝借)

さて、今宵のピアノ。ふるさとシリーズは、「ジョー・サンプル/Joe Sample」の「A Long Way From Home」。この演奏は、「レイラ・ハサウェイ/Lalah Hathaway」とのコラボ・アルバム、「The Song Lives On」のラスト・トラックに収められているが、ボーカルはなく、サンプルの演奏のみであるが、涙を誘わんばかりの郷愁を思い起こす素晴らしい演奏である。
 

Song Lives on

Joe Sample / Pra Records

「Lalah Hathaway & Joe Sample – A Long Way From Home」

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路傍の花、樹々の鳥(165) ~ 梅雨空にどちらも明るく咲く ~

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キンシバイ
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 あちらこちらの生垣に、「キンシバイ(金糸梅)」が咲きだした。濃い緑色の葉に映える黄金色の花。初夏から夏へと移り変わるこの時期に咲く「キンシバイ」は、江戸時代に観賞用として、中国から渡来したという。

 同じ頃咲く黄金色のよく似た花に、「ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)」がある。こちらも「キンシバイ」と同じ中国原産で、古くから観賞用に栽培されてきた。「キンシバイ」の花は下向きに咲くのに対し、「ビヨウヤナギ」は上向きに咲き、多数の雄しべが突き出すのが特徴。写真は、左、「キンシバイ」、右、「ビヨウヤナギ」。これから続く梅雨空にどちらも明るく咲く。

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 さて、今宵は、かって他の女性ジャズ歌手を圧倒して、黄金色の一時期を誇った、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」が歌う雨の歌。「Let It Rain」から始めましょうか。

 「ダイアナ・クラール」、1964年11月16日カナダ生まれの女性ジャズ・ピアニスト&歌手。1990年代以降に最も成功したジャズ歌手の一人と言われている。1995年に「オンリー・トラスト・ユア・ハート/Only Trust Your Heart」でメジャー・レーベル・デビューするなり、一躍脚光を浴び、高い人気と評価を獲得した。第6作のアルバム、「The Look Of Love」(2001)が最大のヒットアルバムで、カナダでは70万枚、アメリカでは160万枚のセールスを記録したという。この辺りが人気の最もピークであった時期かもしれない。

2003年にイギリス生まれのミュージシャン、「エルヴィス・コステロ/Elvis Costello」と結婚。2006年には双子の男の子を出産し、産休、出産後、カムバックしたが、私にはこの頃から、段々つまらなくなってしまったという印象がある。決して結婚、出産したからと理由ではありませんが ・・。そんな中で、2012年、3年振りに11枚目のアルバム、「Glad Rag Doll」がリリースされた。1920年~1930年代の名曲を新しい息吹を吹き込む狙いで制作されたといい、惹句には「心機一転の作品となるこれぞ女王の“新”骨頂」とあったが、コスプレのグラビア風ジャケットで、中身も大したことはなくがっかりし、「コスプレ・クラールよ、何処へ行く」というブログ記事をアップした。

 そんなアルバム「Glad Rag Doll」から、「コスプレ・クラール」が歌う雨の曲を2曲。「Let It Rain(雨が降る)」と「Just Like a Butterfly That’s Caught in the Rain(雨に打たれた蝶のように)」。その当時は、泣いているのはファンの方だなんて思ったりも ・・・。

【 Let It Rain 】  by James Kendis / Hal Dyson

「♪ The angels are crying,          天使たちが泣いているのだ
      they are shedding their tears,    涙を流して泣いているのだ
   That’s why the rain falls from the sky.  それが天から雨が落ちてくる理由
   The storm will pass away,        やがて嵐が去り
      there’ll come a brighter day,    明るい日が再び訪れる
   So cheer up now and dry your eyes.   だから元気だそう 涙をぬぐい

   Let it rain, let it rain, let it rain.     雨が降る 雨が降る 雨が ・・・

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

Glad Rag Doll

Diana Krall / Verve


「Diana Krall – Let It Rain」

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【 Just Like a Butterfly That’s Caught in the Rain 】
                   Written by Harry M. Woods, Mort Dixon

「♪ Here I am, lonely,   ここではわたしはひとりぼっち
   Tired and lonely,    疲れはててひとりぼっち
   Crying for home in vain,  むなしくふるさとを思って泣いている
   Just like a butterfly that’s caught in the rain  まるで雨に打たれた蝶のように
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

「Diana Krall – Just Like a Butterfly That’s Caught in the Rain」

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 私にとって、彼女が最も輝いていた頃の4作目アルバム、「ラヴ・シーン/Love Scenes」(1997)から、書かれたのが1928年というから、相当に古いですが、「Garden In The Rain」も ・・・。 

Love Scenes

Diana Krall / Grp Records

【 Garden In The Rain 】 by Carroll Gibbons, the lyrics by James Dyrenforth

「♪ T’was just a garden in the rain   それは雨が降る庭だった
  Close to a little leafy lane      近くには緑豊かな小道があり
  A touch of color neath skies of gray  その緑は灰色の空の下の鮮やかなひと色

  The raindrops kissed the ower beds  雨粒は花壇にキスをすると
  The blossoms raised their leafy heads   花たちは頭をもたげ
  A perfumed thank you         あたりを香りで満たした
  They seemed to say          まるで雨に感謝するように
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・  ♪」

「Garden in the Rain - Diana Krall」

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お地蔵さん、紫陽花、そして雨のピアノ

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地蔵
アジサイ5

 今にも降り出しそうな気配の中を足早にウォーキング。茂るにまかせた雑草のむこう側にいつものお地蔵さんの前を通り過ぎる。早咲きの「アジサイ(紫陽花)」もちらほら。

Profile

 さて、今宵はちょっと趣を変えて、お気に入りの「雨のピアノ」。国内屈指の美メロ・ピアニストと私が思っている「大石 学」。

 1963年、横浜生まれのジャズピアノ・キーボードプレイヤー、編曲家。「ヤマハ ネム音楽院」卒業後、プロとしての活動をはじめる。ジャズ畑のみならず、歌謡曲、POPSなども含めたいろいろなジャンルの歌手のレコーディング、コンサートツアー等に参加しつつキャリアを積んだという。私が知っているだけでも、「阿川泰子」、「レディ・キム/Lady Kim」、「ケイコ・リー」、「伊藤君子」、「石野見幸」、「土岐麻子」、「越智順子」などとのレコーディングやステージに、アレンジャー、歌伴ピアニストとして参加している。

 最近は、「澤野工房」からも、トリオやソロでアルバムをリリースしている。そんなことからしても、ヨーロッパ、とりわけ北欧のジャズ・ピアニストと同じ雰囲気、美学や資質を感じさせ、それと同時に日本的な和の空間、旋律も感じさせる日本のジャズ・ピアニストが「大石学」である。

 そんな日本的な美メロを感じさせる「大石学」の「雨のピアノ」を2曲。最初の曲は、アルバムからのアップがありませんでしたので、サックス奏者「土岐英史」との演奏で「After The Rain」。アルバムは、「Water Mirror(明鏡止水)」。

WATER MIRROR

マナブ・オオイシ / 澤野工房

「Hidefumi Toki & Manabu Ohishi – After The Rain」

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 YOUTUBEで見つけた「Continous Rain」。アルバムは、雨のアルバム、「ティアーズ・レインド・ダウン~雨/Tears rained down」。

ティアーズ・レインド・ダウン~雨

大石学トリオ / トライエム

「Manabu Ohoishi(大石学) – Continous Rain」

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卯の花の匂う垣根に ・・・

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 「ウツギ(空木)」と名の付く木はたくさんあるので、特定するのは難しいが、「タニウツギ(谷空木)」でしょうか。田植えの時期に花が咲くので「田植え花」としても知られている。茎が中空のため「空木(うつぎ)」と呼ばれるが、「空木(うつぎ)」の「ウ」を取って、「卯の花(うのはな)」とも呼ばれる。この花が咲くともうすぐ梅雨時。こんな歌をまだ覚えています。

【 夏は来ぬ 】  佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲

「♪ 卯の花の 匂う垣根に
    時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
      忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ
               ・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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 ブロ友、「風呂井戸」さんから最近紹介された北欧のピアノトリオがいたく気に入っている。デンマークを拠点に活躍している新鋭ピアニスト、「サン・ビービー(ソレン・ベベ/Søren Bebe」率いる 「サン・ビービー・トリオ(ソレン・ベベ・トリオ)」である。

 2004年にデンマークの「Royal Academy Of Music」を卒業、2006年から「アンダース・モーゲンセン/Anders Mogensen(drums)」、「ニールス・ライド/Niels Ryde(electric Bass)とトリオを結成。そんなトリオの、端正で優しく、ロマンに溢れた一枚が「ア・ソング・フォー・ユー/A Song For You」(2012年1月録音)。一聴、すぐ惹き込まれる。新しき北欧ジャズ・ピアノ・トリオが、私のカテゴリーに加わった瞬間であった。

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サン・ビービー・トリオ / SPICE OF LIFE

「A Song For You – Søren Bebe Trio」

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「Hope – Søren Bebe Trio」

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 そして、ニュー・アルバムは「Home」 (2016)。前作からは、ベーシストが、エレクトリック・ベースの「ニールス・ライド」から、ウッド・ベースの「カスパー・タゲル/Kasper Tagel」に変わっている。確かに、エレキベースよりウッドの方がビービーのピアノとは響きあう印象である。ECMレーベルでも知られているオスロの「レインボウ・スタジオ/Rainbow Studio」で録音された本作アルバムは、全曲ビービーの作曲で、彼自身が最高のアルバムと称しているという。

 静謐、光と影、仄暗さ、硬質、清冽、優しさ、 ・・・、いろいろな印象で語られる北欧ジャズ・ピアノ。そんな言葉の系譜に連なるアーティストをまた一人知ることができた。

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HOME/Søren Bebe Trio/FROM OUT HERE MUSIC

  
  
 
    

  
  その「Home」から3曲。
 
「Søren Bebe Trio – A Simple Song」

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「The Path to Somewhere -  Søren Bebe Trio」

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「Trieste - Søren Bebe Trio」

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路傍の花、樹々の鳥(164) ~ お花あげます ~

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 ウォーキングの道筋。「春菊のお花あげます。欲しい方はどうぞ」と書いてある。ろくでもないニュースが多い中で、なんとなく、ほっとなごむ。

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 前回に引き続き、「マデリン・ペルー/Madeleine Peyroux」のアルバム、「ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる12の方法/Half The Perfect World」から、「The Summer Wind」。 

 この歌は、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」の歌唱が有名ですが、元々は、1965年、作曲「ハインツ・マイヤー/Heinz Meier」、作詞「ハンス・ブラッケ/Hans Bradtke」による「Der Sommerwind(夏の風)」というドイツの歌ですが、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」が英語の詩を付け、シナトラによってヒットしたという。

【 The Summer Wind 】  by Johnny Mercer、Heinz Meier、Hans Bradtke

「♪ The summer wind,            夏の風は
    came blowin’ in from across the sea 海の彼方から吹いてきた
  It lingered there to touch your hair    いつまでもそこに留まって
     and walk with me          君の髪に触れ僕と歩いている
  All summer long we sang a song       夏の間中、僕たちは歌を歌い
     and then we strolled that golden sand 金色に輝くあの浜辺を歩き回った
  Two sweethearts and the summer wind  二つの恋する心と夏の風
   ・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる12の方法

マデリン・ペルー / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Madeleine Peyroux – The Summer Wind」

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 このアルバムのラストの歌唱は、癒しの「スマイル/Smile」。


「Madeleine Peyroux – Smile」

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路傍の花、樹々の鳥(163) ~ 五月を歩く ~

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ジャスミン
ヤマボウシ

 いや、ウォーキングにいい季節になりました。ちょっと汗ばむくらいの気温、抜けるような空の色。週替わりで次々に登場してくる路傍の花たち。「ジャスミン」、「ヤマボウシ」 ・・・。

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 今宵の曲は、アイルランド出身の女性で構成される4人組の音楽グループ、「ケルティック・ウーマン/Celtic Woman」のパフォーマンスで、「Last Rose Of Summer/Walking In The Air」。デビュー・アルバム、「Celtic Woman」(2005)より。

2004年、結成後、ツアーやスケジュール等により、メンバーが変遷して、5人組、6人組の時代もあったが、2006年2月に行われたトリノ・オリンピックのフィギュアスケートで、金メダルを受賞した「荒川静香」が、エキシビションで「ユー・レイズ・ミー・アップ/You Raise Me Up」を使用し、日本で知られるきっかけになった。

 「庭の千草」をイントロに始まるこの曲、「Last Rose Of Summer/Walking In The Air」。今の気候のように清々しい。 

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Various Artists / MANHA


「Last Rose of Summer (Intro)/Walking in the Air – Celtic Woman」

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 「You Raise Me Up」も聴いてみましょうか。

「Celtic Woman – You Raise Me Up」

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路傍の花、樹々の鳥(162) ~ つばめの季節 ~

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 可愛らしいですね。10のつぶらな瞳がこっちを見つめています。商店街の一角、ピーチクパーチクとうるさいほどのさえずり。見上げると ・・・。「ツバメ(燕)」。そんな季節になりました。

 同じく春をイメージさせる鳥、「ヒバリ(雲雀)」。今宵の曲は、春を告げる鳥として古来より洋の東西を問わず親しまれている、「スカイラーク/Skylark(雲雀)」という有名なスタンダード。

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 「スカイラーク」は、アメリカ・ポピュラー・ソング史上最高の作詞家とされる「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」が作詞し、「スター・ダスト/Star Dust」でも知られている「ホーギー・カーマイケル/Hoagy Carmichael」が作曲して1941年に発表された。カーマイケルから曲を提供されたが、作詞が難航し、ようやく1年ほどたって完成したという。

 「ジョニー・マーサー」といえば、「シャレード/Charade」、「 ムーン・リバー/Moon River」、「酒とバラの日々/Days of Wine and Roses」、「枯葉/Autumn Leaves」・・・など、枚挙に暇がありません。

 歌詞を読んでみると、熱烈な求愛の歌。当時、不倫交際していた女性、1939年公開の「オズの魔法使い(原題:The Wonderful Wizard of Oz)」のドロシー役で、国民的美少女スターとなっていた女優「ジュディ・ガーランド/Judy Garland」に向けたものであったという。

【 Skylark 】  by Johnny Mercer / Hoagy Carmichael

「♪ Skylark                   雲雀よ
  Have you anything to say to me      何か言いたいことがあるのかい
  Won’t you tell me where my love can be  私の愛する人がどこにいるか教えておくれ
  Is there a meadow in the mist       霧深い草原で
  Where someone’s waiting to be kissed   私のキスを待っている娘はいなかったかい

  Oh skylark                 おお、雲雀よ
  Have you seen a valley green with spring  春、緑に覆われた谷間を見なかったかい
  Where my heart can go a-journeying    そこでは私の魂はさまよっているんだ
  Over the shadows and the rain       雲に覆われ雨が降り続く場所から離れようと

  To a blossom-covered lane         花が覆われた小道を探して  
  And in your lonely flight           お前が一人ぼっちで飛んでいる時
  Haven’t you heard the music in the night  そんな夜にこんな歌を聞かなかったかい
  Wonderful music               素敵な歌を

  Faint as a will o’ the wisp         鬼火のように儚く
  Crazy as a loon              愚か者のように狂おしく
  Sad as a gypsy serenading the moon  月に奏でるジプシーのセレナーデのように切ない

  Oh skylark                そんな歌を聞かなかったかい 雲雀よ
  ・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 さて、「Skylark」、3人の競演で聴いていただ着ましょう。

 まずは、ご贔屓のシンガー、「ジャシンサ(ジャシンタ)/Jacintha」。「ジョニー・マーサー」へのトリビュート・アルバム、「Autumn Leaves — The Songs Of Johnny Mercer」から。

Autumn Leaves

Jacintha / Groove Note Records

「Jacintha – Skylark」

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 つぎは、タイプは全く違いますが、「マンハッタン・トランスファー/Manhattan Transfer」でソプラノを担当している「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。最近、何回か取り上げているご贔屓のシンガーです。アルバム、「Let Me Off Uptown」から。

Let Me Off Uptown

Cheryl Bentyne / Telarc

「Cheryl Bentyne – Skylark」

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 最後は、演奏で。流麗なピアノ「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」と泣きのサックスの「スコット・ハミルトン/Scott Hamilton」の共演アルバム、「マイ・フーリッシュ・ハート/Eddie Higgins Feat. Scott Hamilton My Foolish Heart」から。

マイ・フーリッシュ・ハート

エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン / ヴィーナスレコード

「Skylark – Eddie Higgins Quartet featuring Scott Hamilton」

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路傍の花、樹々の鳥(161) ~ ちょっと馴染みのない名前かも知れませんが ~

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ナニワノイバラa

 「ナニワノイバラ(浪花野茨)」あるいは、「ナニワイバラ(浪花茨/難波茨)」。ウォーキングの道筋で、「モッコウバラ(木香茨、木香薔薇)」などと並んで、比較的よく見かける花である。しかし、写真なんかを撮っていると、「なんという花ですか?」と聞かれることも多い。

シラン

 これは私にとっては新顔。早速調べてみると、紫色の花を咲かせるランの仲間、「シラン(紫蘭)」とのこと。またひとつ花の名前を覚えました。

カマツカ

 「カマツカ(鎌柄)」でしょうか。山では時折見かけるが、庭木に使われているのは、ちょっと珍しい。 材が硬くて折れにくいので、鎌の柄に使われたことからの名であるが、別名、「ウシコロシ(牛殺し)」。別名は、牛が枝の間に角を入れると、抜くことができなくなるくらいに、この枝が強靱であることからとか、あるいは、この材で牛の鼻木を作ったためとする説があるという。

Legarh

 少し馴染みのない女性ボーカルかもしれませんが、今宵は、デンマーク出身の女性ボーカル、「カトリーヌ・レガー、あるいはキャサリン・レガール/Cathrine Legardh」です。特に際だったテクニックや抜群に歌が上手いというわけではないが、ちょっと突き放した様な、それでいてアンニュイな歌声が印象的。「北欧美女シンガー図鑑」に加えましょうか。

 その「Cathrine Legardh」の2008年のデビュー・アルバム「Gorgeous Creatures(華麗なる生き物たちの意?)」である。知名度もほぼない新人ながら、このスタンダード集、結構ヒットしたという。古くは「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、そして最近では、「ホリー・コール/Holly Cole」、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」などの女性ボーカル・トリオと同じ、ドラムレスで、ギターとベース、ピアノをバックにした編成である。この古き良き時代を感じさせる編成が奏でる演奏に共通しているのは、穏やかで、レトロで、スローで、ロマンチックな空気が流れる。ピアノは、「ブライアン・ケロック/Brian Kellock」。

Gorgeous Creature

Cathrine Legardh / Storyville

 アコーディオンが加わって、一層レトロな雰囲気が醸し出される、「Once upon a summertime」。

「Cathrine Legardh – Once upon a summertime」

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 「ブライアン・ケロック」とのデュオ・アルバムはスタンダード集、「Love Still Wears A Smile」(2013)から2曲のスタンダードを。粋なアルバム・タイトルです。

Love Still Wears A Smile [輸入盤]

Cathrine Legardh-Brian Kellock / Storyville


「Cathrine Legardh & Brian Kellock – Lazy Afternoon」

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「A Time For Love – Cathrine Legardh & Brian Kellock」

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