JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

路傍の花、樹々の鳥(339) ~ 名前がはっきりしませんが ~

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ボケ
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 咲いているのは、「梅の花」? それとも「木瓜の花」? なかなか見分けがつきにくく、違いもよくわかりませんが、今までは「木瓜」だと思っていたが、花形をみると「ウメ(梅)」のようにも思える。ちょっと自信をなくす。

 しかし、艶やかな木肌や、名前の由来でもある立派な棘(トゲ)があるところをみると、「ボケ(木瓜)」ではないだろうか。まっ、どっちにせよ、毎年、公民館の入口の脇に、「梅」と同じこの頃に咲いて、ウォーキングの目を楽しませてくれる。我が家にも、知人よりいただいた鉢植えの「木瓜」があるが、それが咲くのはまだまだずっと先のこと。

 だいぶ、木や花の名前を覚えられるようになったが、まだ、確信を持てない場合も多い。ということで、今宵の曲は、「In The Name Of Love」。「愛という名のもとに」という意味でしょうか。「もうこれ以上私を苦しめないで 愛してるなんてうそぶいて ・・・」。そんな、辛く苦しい心の内を吐露した歌のようです。

【 In the Name of Love 】   by Kenny Rankin , Estelle Levitt

「♪ What burns and glows without flame?  炎がなくても燃えて輝くものは何?
  What lives and grows without rain?    雨が降らなくても育つものは何?
  What brings a smile that lasts for a little while 恥かしさも忘れて泣きじゃくる私に
  That makes me cry without shame?  少しの間だけでも微笑みを運んでくれるのは何?

  How can you please me then torture  このひどい苦悩の後、どう私を喜ばせるというの
  And tease me               私をまだからかうつもり?
     and do it in the name of love?    愛してるなんてうそぶいて

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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 オリジナルは、1970年代、AOR畑で人気を博したシンガー・ソングライター「ケニー・ランキン/Kenny Rankin」の曲。カバーする歌姫は、オーストラリア、メルボルンを拠点に活躍するピアノ弾き語りの女性歌手、「サラ・マッケンジー/Sarah Mckenzie」。最近、活動拠点を移したというパリをテーマにした、日本デビュー・アルバム、「雨のパリで/Paris In The Rain」(2017)から。

 スキャットやハミングなどもなかなか達者で、よくスウィングする高めの声質ながら、かといって決して冷たい印象はない。「ほっこりおばさん」こと「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」亡き後の癒し系、最近注目のオーストラリア出身の女性ジャズ・ボーカル。軽快なガット・ギターは、ブラジル出身のギタリスト、「ホメロ・ルバンボ /Romero Lubambo」。

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雨のパリで/Paris in the Rain
サラ・マッケンジー/Sarah McKenzie
ユニバーサル ミュージック


     
     

「In The Name Of Love – Sarah McKenzie」

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変わりゆく山里で ・・・

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 用事のついでにちょこっと里山ドライブ。今日は、車の暖房は必要ないくらい暖かい。隣町の猪名川町、阿古谷の里、寒天農家の「糸寒天」の天日干しの風景である。わたしも直接分けてもらったこともあるが、多くは京都あたりの高級和菓子屋で材料として用いられているという。寒暖の差が大きいというこの地方の気候の特性を利用して、かっては多くの寒天農家があったので、こんな風景は当たり前だったというが、今では、時代は変わり、たった1軒だけが残る。

 私の住んでいる北摂・能勢地域。かってこの地方の伝統特産物を「三白・三黒」と呼んだという。「三白」とは、米、高野豆腐、寒天で、「三黒」とは、栗、黒牛、炭のことである。炭焼き技術を伝えよう、我々ボランティアが、細々と炭を焼いてはいるが、寒天同様、炭もそれを生業としている農家は1軒だけになってしまった。戦後この方、それだけ食生活や、生活環境が革命的と言えるほど、変わってしまったということ。さて、「平成」ももうすぐ終わり。残る特産品も次の時代に生きながらえていけるのだろうか。

手作り味噌(仕込み)
 途中、道の駅で妻は手作り味噌を仕込むために、米麹を買い求めた。私の子供の頃は、各家の軒下に味噌玉がぶら下がっていたものである。うまくいけば、手作り味噌の味噌汁が楽しめるのは、8月頃であろうと妻はいう。

 今宵の曲、「黒と白のポートレート/Portrait In Black and White」。「ジンガロ/Zingaro」、「Retrato Em Branco E Preto」、「Photograph in Black and White」のタイトルでよく知られているボサノバの名曲。「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」が1965年に、「ジプシー」、「放浪の民」という意味の「ジンガロ/Zingaro」というタイトルで作曲したが、その後、1968年に「シコ・ブアルキ/Chico Buarque」が歌詞を付け、「Retrato Em Branco E Preto」に変更されたという。「別れた恋人との想い出がなかなか忘れられずに、写真を見てしまう」という内容の歌。

「♪ ・・・・ 思い出すのは いつも 同じシーン 
             古いアルバムの中の 写真のように ・・・・ ♪」。

 「チェット・ベイカー/Chet Baker」から始めましょうか。亡くなるちょっと前の日本公演のライブ、「Chet Baker in Tokyo」(1987)から。

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Live in Tokyo  2枚組CD, ライブ
チェット・ベイカー/Chet Baker
Evidence


     
      

「Portrait In Black and White - Chet Baker」

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 ロマンティックなピアノなら、「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」でしょうか。トリオ演奏のアルバム、「黒と白の肖像/Portrait In Black and White」(1996)から。

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黒と白の肖像 (紙ジャケット仕様)
Eddie Higgins/エディ・ヒギンズトリオ
ヴィーナス・レコード


      
      

「Eddie Higgins Trio — Retrato Em Branco E Preto (Portrait in Black and White) 」

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イタリア男のクールなパッションを感じるのは、「エンリコ・ラヴァ/Enrico Rava(tp)」と「ステファーノ・ボラーニ/Stefano Bollani(p)」のデュオで。アルバム、「The Third Man」(2007)から。
  
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ザ・サード・マン/The Third Man
エンリコ・ラヴァ&ステファノ・ボラーニ/Enrico Rava & Stefano Bollani
ユニバーサル ミュージック クラシック


     
      

「Retrato Em Branco Y Preto – Enrico Rava & Stefano Bollani」
   
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 静寂の中に優しい音色が響く。異色の美メロピアニスト、「フレッド・ハーシュ/Fred Hersch」のソロ・アルバム、「オープン・ブック/Open Book」(2017)から。

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オープン・ブック/Open Book
フレッド・ハーシュ/Fred Hersch
Palmetto Records / King International


      
      

「Zingaro – Fred Hersch」

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 最後はブラジル、ボサノバの巨匠で締めましょう。「ジョアン・ジルベルト/João Gilberto」。「Amoroso(イマージュの部屋)」(1993)から。

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AMOROSO (イマージュの部屋)
ジョアン・ジルベルト/João Gilberto
ダブリューイーエー・ジャパン


      
      

「João Gilberto – Zingaro (Retrato Em Branco e Preto) 」
 
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路傍の花、樹々の鳥(338) ~ 里山の名残が残る小径を歩く ~

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 私の住む団地は、5000戸を超える大住宅団地。昭和40年頃に丘陵地を切り開いて、大規模開発が始まった。その周辺には僅かであるが、まだ里山の名残が残っている。多分、樹齢100年は優に超える「台場クヌギ」。かって炭焼きが行われた頃の名残り。桑の木の生垣が残された家も。多分、養蚕がされていたのであろう。暖かくなったので、そんな名残が残る小径をウォーキング。

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 可憐な水仙、水音響く渓流、いつも花が手向けられている野仏、今がさかりの馬酔木、切通し、竹林、見事に咲き誇る梅の花、忘れられたような雑木林と小高い山へと続く山道 ・・・・。全てが懐かしい風景となりつつある。こんな風景がいつまで残っているのであろうか。そして、平成も終わっていく。

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 今宵の歌、「Two for the Road」。「二人はまだ旅の途中」という意味でしょうが、「スタンリー・ドーネン/Stanley Donen」監督、「オードリー・ヘプバーン/Audrey Hepburn」主演のシニア世代には懐かしの映画、「いつも2人で/原題:Two for the Road」(1967)の主題歌です。

 倦怠期を迎えた結婚12年目の夫婦が、今再び愛を取り戻そうと、車でフランスの旅に出る。「いつも2人で」は、そんな大人のロード・ムービー。古い映画で、地味ですが好きな映画の一つ。作曲は、あの「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」、作詞は「レスリー・ブリカス/Leslie Bricusse」。

 奇しくも、この記事を書いている最中報じられたのが、「ハリウッド・ミュージカルの王様」と称された「スタンリー・ドーネン」氏の訃報。「雨に唄えば/原題:Singin’ in the Rain」 (1952)」などミュージカル映画や、「パリの恋人/原題:Funny Face (1957)」、「いつも2人で」、「シャレード /原題:Charade」(1963)など、「オードリー・ヘプバーン」主演のロマンチックな作品を世に送り出したを手掛けた「スタンリー・ドーネン」氏が、ニューヨークで21日、心不全のため94歳で死去したと ・・・。「Two for the Road」が彼へのトリビュートとなる。

 合掌 ・・・・。

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いつも2人で [DVD]
オードリー・ヘプバーン (出演),アルバート・フィニー (出演),スタンリー・ドーネン (監督)
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント


     
   
    
     
       

【 Two for the Road 】  by Henry Mancini , Leslie Bricusse

「♪ If you’re feeling fancy free        もしあなたが自由でありたいと思うなら
  Come wander through the world with me  私と一緒にこの世界を歩んでいこう
  And any place we chance to be       そして訪れたその時々の場所が
  Will be a rendezvous           二人の新しいめぐり逢いとなるでしょう

  Two for the road             二人で過ごす人生という旅のまだ途中
  We’ll travel through the years      この旅は何年か経ったら
  Collecting precious memories     たくさんの大事な思い出が積み重なり
  Selecting souvenirs           二人で選んだ旅のお土産も集まる
  And living life the way we please   これからもこの楽しい人生の旅を歩んでいこう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 さて、歌姫。まずは、ピアノの弾き語り。女性ジャズ・ボーカル王国、カナダを代表する本格派シンガー&ピアニスト、「キャロル・ウェルスマン/Carol Welsman」。「旅」をテーマにしたアルバム、「Journey」(2012)から。

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Journey
Carol Welsman/キャロル・ウェルスマン
Justin Time Records


      
      

「Two For The Road – Carol Welsman」
 
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 極めて寡作であるが、私ご贔屓の、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」の歌唱。「笹島明夫」のギターとのデュオ・アルバム、「Quiet Intentions」(2013)から。

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Quiet Intentions
Carla Helmbrecht & Akio Sasajima(笹島明夫)
Tonegold Records


      
      

「Two for the Road – Carla Helmbrecht」
  
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 さて、こちらはピアノとのデュオ。デンマーク出身の女性ボーカル、「キャサリン・レガール/Cathrine Legardh」とベテラン・ピアニスト、「ブライアン・ケロック/Brian Kellock」。端正なバラードとスウィンギーなリズム感が魅力のアルバム、「Love Still Wears A Smile」(2013)から。

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Love Still Wears A Smile
Cathrine Legardh & Brian Kellock/キャサリン・レガール&ブライアン・ケロック
Storyville


             


「Two for the Road – Cathrine Legardh/Brian Kellock」

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電鉄会社の地域おこしセミナー

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 定年後は車に頼ることが多くなってしまったが、私の住んでいる地域の通勤通学、買い物の足となっているのが 地域の電鉄会社、能勢電鉄。この会社、ハイキング、旬菜マルクト、バーベキューテラス、ハロウィン・トレイン、のせでんおでん電車など、活性化のための地域おこしのイベントをいろいろやっているが、その一つに、地域の歴史や自然などに関するテーマを、専門家がやさしく解説してくれるセミナー、「のせでん悠遊セミナー」がある。歴史的にも多くの話題がある北摂地域だが、高齢化が進んで時間に余裕があるシニアが多いこともあって、ほぼ隔月に主催されているセミナーは、毎回定員を上回る結構な人気で、今回で第48回を数える。

 今回のテーマは、「多田源氏の成立」。清和源氏の祖、「源満仲」を祀る「多田神社」がある地元だけあって、この種のテーマは、いつも大人気である。NHK大河ドラマ「平清盛」の時代考証を担当したという神戸大学名誉教授「髙橋昌明」氏より、「多田源氏」の成立について、興味深い話を伺った。たまにはこんな座学も、内容には興味もあり、脳の活性化には良さそうとあって私も出来る限り参加している。

Michel+Bisceglia+Trio

 ところで家系、系図。もともとはといえば、誰かの誕生から始まる。ということで、今宵のピアノは、「(Waiting for)The Birth」。ベルギーの人気ピアニスト、「ミシェル・ビスチェリア/Michel Bisceglia」の演奏。トリオでのアルバム、「Blue Bird」(2016)からである。サブ・タイトルに「ミュージック・フォー・ザ・フィルム・コンサート」とあるように、「ガスト・ヴァン・デン・ベルジュ/Gust Van den Berghe」という映画監督の「青い鳥/Blue Bird」(2011)というトーゴ共和国で撮影された作品にインスパイアされたものということで、実際その映画音楽も担当しているという。

 1970年生まれ。一家の出自はイタリアだという。6歳の時にはもう電子キーボードを始め、その後クラッシック・ピアノを習ったが、ほどなくジャズへ転向、19歳の時にはシンセサイザーなどで演奏ツアーに参加したという。「Werner Lauscher (bass)」、「Marc Léhan (drums)」と自身のトリオを結成したのは26歳の時。その後、世界各地のジャズ・フェスティバルへの参加でキャリアを積み重ね、現在までに5枚のアルバムをリリースしている。日本で注目されたのが、3作目のアルバム「Inner You」(2007)。ただただ、ため息が出るような透明感と哀愁に満ちた独自のピアノ世界を目の前に展開して見せてくれた。

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Blue Bird
Michel Bisceglia/ミシェル・ビスチェリア
Prova Records


      
      


「The Birth – Michel Bisceglia Trio」

 
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 映画「Blue Bird」から。こちらはオーケストラと聖歌隊のコーラスのバージョンとなっている。
 

「Waiting for the birth (from the film Blue Bird) – Michelino Bisceglia &Michelino &
AMK Choir 」

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路傍の花、樹々の鳥(337) ~ 路傍の早春 ~

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ウメ
スイセン
 ちょっと暖かくなった日差しの中を歩く。久しぶりの路傍の花。「梅」と「水仙」。春近し。ウォーキングが楽しくなる季節の訪れももうすぐ。

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 今宵、春の定番曲を、ちょっと知的でオーガニック。「ビヴァリー・ケニー/Beverly Kenney」を思わせるような端正な佇まいであるが、「ダイアナ・パントン/Diana Panton」のような癒しの雰囲気も持ち、シカゴを拠点にする「ぺトラ・ヴァン・ナウス/Petra van Nuis」の歌唱で。

 デュオのお相手は、優しい音色で寄り添うアコースティック・ギタリスト、「アンディ・ブラウン/Andy Brown」。アルバムは、粋でぴったし息もあった絶妙のデュオを繰り広げる。「トライ・トゥ・リメンバー/Try To Remember/原題:Lessons Lyrical」(2018)。冒頭の「Speak Low」に始まり、ラストの先日亡くなった「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の名曲、「You Must Believe In Spring」までアルバム収録は17曲。

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トライ・トゥ・リメンバー/Lessons Lyrical
ペトラ・ヴァン・ナウス&アンディ・ブラウン/Petra van Nuis & Andy Brown
MUZAK/fab.


      
        

「You Must Believe in Spring – Petra van Nuis with Andy Brown」
 
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路傍の花、樹々の鳥(336) ~ 大寒に咲く ~

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 まるで蝋細工のような半透明でにぶいツヤのある質感の花びら。日差しを受け、いっそう鮮やかさを増した黄色が目を惹く。中国原産の落葉樹、「ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅)」である。「カラウメ(唐梅)」とも呼ばれる。蝋細工のような花びら、かつ臘月(ろうげつ:旧暦12月)に咲くことにちなむという。「大寒」ではあるが、この花を見ると、「もうすぐ春が ・・・」という期待がわく。

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 今宵のピアノ。「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」と並んで、クラシックの曲をジャズ・アレンジにして一時代を築いたバロック・ジャズの名手、「オイゲン・キケロ/Eugen Cicero」の演奏。

 1940年生まれ、ルーマニアのクラウゼンブルク出身。幼い頃よりクラシックのピアニストであった母親からピアノを習い、10歳の時にはリサイタルを開いたというからかなりの天才ぶり。しかし、兄の影響でジャズに興味を持ち始めるようになり、ルーマニアからオーストリアに移って活躍を続けているうちに見いだされ、1965年初めてレコーディングし、デビュ―したのが、一躍その名を知られるようになったアルバム、「ロココ・ジャズ/Rococo Jazz」であった。

 「モーツァルト/Mozart」の「春への憧れ/Sehnsucht Nach Dem Frühling」。アルバムは、「ロココ・ジャズ2/Rococo Jazz 2」(1987)から。

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ロココ・ジャズ 2/Rococo Jazz 2
オイゲン・キケロ/Eugen Cicero
Timeless Records


      
      

    
「春への憧れ/Sehnsucht Nach Dem Frühling – Eugen Cicero」
  
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 暖かい春の気配を運んでくれるのは、「メンデルスゾーン/Mendelssohn」の「春の歌/Spring Song(Song Without Words for piano No. 30 in A major (“Frühlingslied”), Op. 6
)」。バッハのリズミカルな「平均律クラヴィア曲集前奏曲第2番」に始まり、タイトル曲、そして、ショパンの「プレリュード第4番」、バッハの「 G線上のアリア」とつづくのは、「ロココ・ジャズの詩人」と呼ばれたキケロの華麗なアルバム、「春の歌/Spring Song」(1983年)。「マリー・ローランサン/Marie Laurencin」風?のジャケットもいい。

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春の歌/Spring Song
オイゲン・キケロ/Eugen Cicero
BMGメディアジャパン


       
        

   
「Eugen Cicero Trio ‎– Spring Song(春の歌)」

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路傍の花、樹々の鳥(335) ~ 初春、寒桜が満開 ~

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 正月に増えた体重を少しでも減らそうとウォーキングに ・・・。やはり「多田神社」へも詣でてみようと向かう。神社近くの家の庭に咲く満開の「寒桜」を見かける。やはり、心に浮き立つものを感じ、「なにか新しいことでもはじめてみようか」というすこし前向きの意欲も芽生える。

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 普段、いつもは入れない神域にも、正月には入ることができる。この神社は氏神様ではなく、源氏の祖を祀ってある、地域有数のブランド神社。初詣に詣る地域の氏神様の延喜式社「多太(たぶと)神社」は、露店も何もないのに比べ、破魔矢、おみくじ、お守りなどが売られ、それを求める人も多い。今年一年の安寧を願う人のおみくじがぎっしりと結んであった。

 さて、今宵の曲、「ビギン(当時流行していダンス)を始めよう」という意味の「ビギン・ザ・ビギン/Begin the Beguine」。言葉遊び、駄洒落ですね。「コール・ポーター/Cole Porter」の名曲、スタンダード・ソングです。

【 Begin the Beguine 】 by Cole Porter

「♪ When they begin the beguine        ビギンが始まると
  It brings back the sound of music so tender, 優しい音色が帰ってくる
  It brings back the days of tropical splendor, 南国で過ごしたあの日々が蘇る
  It brings back a memory ever green.     あの時の色褪せない思い出が

  I’m with you once more under the stars,   君と再び星空の下にいるような気分に
  And down by the shore an orchestra’s playing 浜辺ではオーケストラが奏で
  And even the palms seem to be swaying    椰子の木もそれに合わせて揺れている
  When they begin the beguine.        ビギンが始まると

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

 ボーカルでピアニスト、温かい雰囲気に包まれる弾き語り。残念ながら、2017年に62歳の若さで亡くなってしまった「ほっこりおばさん」こと、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel 」の演奏で。アルバムは、「コール・ポーター」に捧げた「コール・ポーターと私~スウィーテスト・ライヴ/Delovely」(2006)から。パーソネルは、「ジャネット・サイデル(ヴォーカル・ピアノ)」、「チャック・モーガン(ギター・ウクレレ)/Chuck Morgan」、「デヴィッド・サイデル(ベース)/David Seidel」。 お馴染みのドラムレス・トリオ。

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コール・ポーターと私~スウィーテスト・ライヴ/Delovely
ジャネット・サイデル/Janet Seidel
MUZAK,Inc.


      
     

「Begin the Beguine – The Janet Seidel Trio」

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 ロマンティック・BGMピアノというか、イージーリスニング・ポップス・ピアノとでもカテゴライズしたらいいでしょうか、女性に人気のピアニストがいる。1937年、ケンタッキー州出身、御年81歳の女性ベテラン・ピアニストの「ビージー・アデール/Beegie Adair」。2017年にもアルバムをリリースしているから驚き。あまり聴くことはないが、ご長寿でのご活躍に敬意を評して、アップします。アルバム、「センチメンタル・ジャーニー/Sentimental Journey」(2006)から。

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センチメンタル・ジャーニー/Sentimental Journey: Saluting the Greatest Generation With Classic Gems Of The World War ⅡEra
ビージー・アデール/Beegie Adair
Green Hill


      
       

「Begin the Beguine – Beegie Adair」

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路傍の花、樹々の鳥(334) ~ 新しい芽生えを感じる ~

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 いつものウォーキング・コース。すっかり葉が落ちた「ハナミズキ(花水木)」の枝にあらわになった鳥の巣。廃棄されているようで、うら寂しく、冬らしい光景。しかし僅かに膨らんでいる新芽が春を予感させる。

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 枝の間をびっしりと埋めているのは、「モチノキ(黐の木)」の実。常緑の葉、夥しく実ったその真っ赤な実は、確かな生命力を感じさせる。

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 さて、年の瀬も近づいた今宵聴くピアノは、1974年生まれのスウェーデン出身で、現在はドイツ・ハンブルグを中心に活動しているというご贔屓の俊英ピアニスト、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」。彼のピアノ・ソロ・アルバム、「En Ny Dag」(2012)。「A New Day」という意味だそうだ。

 彼はまた「ティングヴァル・トリオ/The Tingvall Trio」を率いるリーダーでもあるが、このトリオとつきあいは、2ndアルバム「NORR」(2008)からであった。仕事であるが、何度となく訪れた北欧、私が感じたその空気、景色、時間にぴったりと思えたのが、「マーティン・ティングバル」であった。

 流れ星、犬、雷鳴、子供たち ・・・といったタイトルを付された美しい曲は、透明感、哀愁、儚さ、ロマンティシズムといった北欧らしさを強く感じるとともに、この大地で育った彼のメンタリティを色濃く感じる。

 En Ny Dag

 Martin Tingvall / Skip

上のアルバムから、うっとりするような美メロを5曲を ・・・。

「Martin Tingvall – En stjärna faller (A Falling Star) 」

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「Martin Tingval – Efter VI Skildes at (After We Had Parted) 」

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「Martin Tingvall – Kvällens sista dans (The Last Dance Of The Evening)」

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「Martin Tingvall – När barnen sover(when the children are sleeping)」

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「En ny dag(A New Day)- Martin Tingvall」

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路傍の花、樹々の鳥(333) ~ 塀に沿って咲く ~

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 塀に沿って季節の花が咲いている。「ノギク(野菊)」、「サザンカ(山茶花)」、「バラ(薔薇)」。蔦系の紅葉も美しい。「花の壁」なら、「Flowerwall」、「壁の花」なら「Wallflower」。「Wallflower(壁の花)」というのは、パーティーなどで社交の輪に加わらずに壁際でひとりじっとしている女性、もともとは、舞踏会で、踊りに誘われず壁際に立っている女性をいった言葉と記憶している。

 ということで今宵の曲は、「ウォ-ルフラワー/Wallflower(壁の花)」。「ボブ・ディラン/Bob Dylan」によって、1971年に作られ、録音された曲だという。「ダイアナ・クラール/Diana Krall」のアルバム、「Wallflower」(2015)のアルバム・タイトル曲。

 実は「壁の花(wallflower)」という花が実際にあるんですね。黄色やオレンジの香りのよい花で、「ニオイアラセイトウ(匂紫羅欄花)」という和名をもつアブラナ科の多年草だという。

【 Wallflower 】   by Bob Dylan

「♪ Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won’t you dance with me?            僕と踊りませんか
  I’m sad and lonely too              僕も一人だから
  Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won’t you dance with me?             僕と踊りませんか
  I’m fallin’ in love with you             あなたに恋してしまったから

  Just like you I’m wonderin’            何をしてるんだろうと
         what I’m doin’ here                不思議に思ってるね
  Just like you I’m wonderin’            何が始まるんだろうと
         what’s goin’ on                  不思議に思ってるね

  Wallflower, wallflower,               寂しそうにしているそこの君、
       won’t you dance with me?              僕と踊りませんか
  The night will soon be gone            だって夜は短いから

   ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 アルバム・バージョンと弾き語りバージョンがアップされているようですが、弾き語りバージョンで ・・・。

 WALLFLOWER

 DIANA KRALL / VERVE

「Diana Krall – Wallflower (Session Off TV) 」

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路傍の花、樹々の鳥(332) ~ 孤高に咲くこの花が好き ~

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皇帝ダリヤ2
 日課のウォーキング。この季節、団地では、「サザンカ(山茶花)」、「ノギク(野菊)」、「バラ(薔薇)」などを見かけることが多いが、目立つのが「コウテイ・ダリヤ(皇帝ダリヤ)」。年々見かけることが多くなってきている。木ではないのに高さは3mを優に超え、周りの木より抜きん出て高く育つ存在感。大輪。名の由来のように優雅さの中にも清廉さがあり、孤高の気高さが感じられるためか人気がたかいようだ。

 私は外来の園芸種にあまり興味はないのだが、この「皇帝ダリヤ」には目を奪われてしまう。高さも低く、数株で群れて栽培されているのもあるが、私は、すっくと高く一本立ちで、孤高に咲くこの花が好きである。

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 今宵のピアノ、「スティーブ・ドブロゴス/Steve Dobrogosz」。1956年アメリカ・ペンシルヴァニア州に生まれ、6歳からクラシック・ピアノを始めたが、バークリー音楽院卒業後の1978年、22歳の時、結婚を機に1978年に夫人の故郷スウェーデンに移り住み、ストックホルムの王立アカデミーに入学して、自身のジャズ・カルテットやピアノ・ソロの活動を積極的に展開。その後はずっとスウェーデンでポップス、ジャズ、クラシカルと幅広いジャンルにわたり活動している。

 また女性ヴォーカリストたちとのデュエット作品にも力を入れ、このブログでも紹介した、ノルウェーの生んだ伝説的名歌手、「ラドカ・トネフ/RadkaToneff」のピアノ伴奏を務めた「フェアリー・テイルズ/Fairy Tales (おとぎ話)」(1982年)はジャズ・ピアニストとしての彼の名を高めた。

 ジャズやポピュラー・ミュージックのソング・ライターとして注目を集めていたドブロゴスは1980年代に入ってからは、クラシックの声楽作品にも力を入れ始め、彼の最初の「ミサ曲(Mass 1998)」は高い評価を得て、現在では20ヶ国を超える国々で演奏されているという。

 そんな彼のソロ・アルバム、「エボニー・ムーン/Ebony Moon」(2006)から、「Glade / The Trees」。「glade」とは、「低湿地、林間の空き地、凍らずに残った場所」という意味だが、そんな場所にある木々が、孤高の美メロとともに浮かんでくるような演奏。

 エボニー・ムーン

 スティーブ・ドブロゴス / BLUE GLEAM

「Glade / The Trees – Steve Dobrogosz」

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