JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

我々は何者で、どこから来て、そしてどこへ往くのか

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 急速な進歩を遂げたDNA解読技術により、数万年前の人類の「ゲノム(遺伝子情報)」の抽出・分析ができるようになったため、ゲノムの痕跡を辿ることで、太古の人類から、現在の私たちへと繋がる祖先の知られざる物語が解き明かされたという。そんな「NHKスペシャル 人類誕生」の放映から、人類の進化や日本人のルーツに興味を持ち、この夏、いくつもの関連する本を、立て続けに読んだ。(参照拙ブログ 「DNAを感じた日だった」

 そこへ、今日、朝日新聞(9/11)の朝刊のこのニュース。私たちの祖先はどこから来て、どういう過程をへて今の「日本人」なったかを、現代人と古代人のゲノム解析・比較を通じて明らかにするというプロジェクトがスタートするという。現在、私たち日本人の遺伝的特徴は、「東アジア集団」に属し、基本的には、東南アジアから移動した集団によって形成されているという。また、日本人の列島内での遺伝的な地域差は、琉球列島集団と本土日本集団とは明瞭に別れ、本土集団でも、東北地方の人々遺伝的特徴は、ほかの地域と区別できることができるという。このプロジェクトに興味津々、5年後には、楽しみな結果が出そうだ。

 我々は何者で、どこから来て、そしてどこへ往くのか。今宵の歌は、「Who Are You ?」から。ボーカルの「ヘウォン/Haewon」と、プロデューサー/ソングライターでもあるトランペット奏者、「ジュハン・リー/Juhan Lee」によって結成された韓国発の人気ジャージー・ポップ・デュオ、「ウィンタープレイ/Winterplay」のアルバム、「Songs Of Colored Love」(2009)から。

【 Who Are You ? 】  by Juhan Lee

「♪ Such lies, you’ve told to me  あなたが私についてきたのは嘘だったのね
  But I’m willing to let it go     でも、私は行くわ 
  Could be, you’ve tried, before   できれば、その前に
  Say what you felt, in your heart  本当に心で感じたことを言ってよ

  One to many lies, I’ve heard, being with you 一つの嘘から始まって次々と
  I don’t know, what to think          もう知りたくないし、考えたくもない

  I still care for you, in a way, tender way まだあなたを気にかけている、優しい思いで
  Who are you? My love?          あなたってなんなの? これが愛?

  Don’t be grey, in your words       あなたの言葉は、中途半端
  Choices are black and white       黒か白か選んでよ
  Tell me please, Who are you?      教えて 一体あなたはなんなの?
  Let me see, Who are you?        はっきり分からせて、あなたってなんなの?

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・   ♪」
   

ソングス・オブ・カラード・ラヴ

WINTERPLAY / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Winterplay ー Who Are You ? (Bossa Nova Version)」

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 イケメンのトランペッター、「クリス・ボッティ/Chris Botti」。「She Comes From Somewhere」。アルバム、「Thousand Kisses Deep」(2003)から。

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Thousand Kisses Deep
クリス・ボッティ/Chris Botti
Sony


     
     

「Chris Botti – She Comes From Somewhere」

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 そして、女学生のような雰囲気を残しているスウェーデンの歌手、「フレドリカ・スタール/Fredrika Stahl」の「Where Are You Going ?」。曲のすべてを彼女自身が作詞・作曲をし、スタイリッシュなフレンチ・ポップと、フェイク・ボッサと、ちょっとアンニュイなジャズをごちゃまぜにしたようなデビュー・アルバム、「Fraction of You」(2006)から。

【 Where Are You Going ? 】   by Fredrika Stahl

「♪ Every day you wake up to the same worry 毎朝、同じ心配事で起こされてしまうあなた
  Living your life in a constant hurry       いつも急いで生活しすぎじゃないかしら
  Trying to catch up with your expectations   期待を持ちすぎていないかしら
  Living a life in constant aggravation       いつも生活が激しすぎるのよ

  Every night you dream about fame and glory  毎晩、名声と栄光ばかり夢見ているから
  Waking up to realize it’s another story   他にも生き方があるってことがわからないの
  Breaking your neck to climb that ladder そんな階段を登ってたら落ちて首の骨を折るよ
  Losing your grip while too busy together   忙しすぎてしっかり握ることができずにね

  You spread your wings      翼を広げなさい
  And you flew away        そして飛び立ちなさい
  You implored the sun       太陽に向かって行きなさい
  But got blinded by its rays     でも、太陽の光で目をくらまさないで
  Where are you going?       どこへ行こうとしているの、あなた
  You are losing your mind      心を失っているわ
  Searching for a place       居場所を探したって
  Nowhere to be found        そんなところはどこにもないわ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Fraction of You/Import
フレドリカ・スタール
Vogue Europe


      
      

「Fredrika Stahl -Where aru you going ?」

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「高齢者は避難を開始してください」と言われても ・・・

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 ここ数日ずっと雨が降り続いている。豪雨が予想されるということで、私の住んでいる市全域、約7万世帯、15万人にわたって、大雨警報、避難準備情報が出ている。避難勧告も含め、今年何回目だろうか? 正直、市内全域に避難準備と言われても戸惑ってしまう。もちろん最寄りの避難場所は知っているが、我が家の外を見てもそう大した雨ではないし、そもそもハザード・マップからも外れているし、結局高齢者ではあるが、危険性はないと判断し、家にとどまっている。ご近所でも避難した家はないし、いつものようにゴミ収集車が、走っている。

 この災害情報や避難情報などについて、今年はいろいろな問題点が取り沙汰された。聞かずに逃げ遅れ、命の危機に直面した人、我が家のように何回も出たが、これっぽっちの危険もなかったところ ・・・。もちろん空振りになっても、警報は早めに出したほうがいいことには違いないが、「市内全域で」といわれても、実際判断に困ってしまうのが現実であり、本音である。あとあとの行政サイドの責任回避のためのエクスキューズになってしまってはいないだろうか。下衆の勘繰り? ・・・。最後はやはり、自己責任による判断なのだろうか?

 さて、今宵の歌、決してあてつけではありません、「Call Me Irresponsible(無責任と呼んで)」。バンド・リーダー兼タレントとして活躍した「ジャッキー・グリーソン/Jackie Gleason」が主演した1963年のコメディ映画、「パパは王様/邦題:Papa’s Delicate Condition」の主題歌として書かれたものだという。作詞は「サミー・カーン/Sammy Cahn」、作曲は、「ジミー・ヴァン・ヒューゼン/Jimmy Van Heusen」。その年の「アカデミー映画主題歌賞/the Academy Award for Best Original Song」を受賞したという。

【 Call Me Irresponsible 】   by Sammy Cahn , Jimmy Van Heusen

「♪ Call me irresponsible     無責任って呼んでくれ
  Call me unreliable        信用できないって言ってもいい
  Throw in undependable, too   なんなら、当てにならないでもいい

  Do my foolish alibis bore you?  愚にもつかない言い訳に飽き飽きしたかもね
  Well, I’m not too clever, I     あんまり賢くないいんだ、俺って
  I just adore you          君が大好きなだけ

  So, call me unpredictable     気まぐれと呼んでくれてもいい
  Tell me I’m impractical       役立たずと言ってくれてもいい
  Rainbows, I’m inclined to pursue  虹を追いかけていたいだけなんだ

  Call me irresponsible       無責任って呼んでくれ
  Yes, I’m unreliable         たしかに信用できないね
  But it’s undeniably true       でも、これは否定できないよ
  That I’m irresponsibly mad for you  無責任になるほど君に夢中だってこと

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 好漢、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」が歌います。アルバムは、「Call Me Irresponsible」(2007)から。

 Call Me Irresponsible

 Michael Buble / Warner Bros

「Michael Buble – Call me irresponsible」

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 ライブ映像を楽しみたい方は ・・・。 「Michael Bublé – Call Me Irresponsible [Live]」

 さて、「ジュリー・ロンドン/Julie London」でもお楽しみください。アルバムは、「The End of the World 」(1963)。

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End of the World/Nice Girls Don’t Stay for Breakfast
ジュリー・ロンドン/Julie London
EMI Gold Imports


      
     

「Julie London ‎– Call Me Irresponsible」

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To be,or Not to be ・・・、そんな事を考える歳になった

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 「To be, or not to be: that is the question.」「W.シェイクスピア/William Shakespeare」の「ハムレット/Hamlet」の有名な一節で、普通は「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」と訳されている。けっして深刻にではなく、私も普通に反応して、そんなことを考える歳になった。

 今年もまた健康診断に行ってきた。最近、健康診断にちょっと懐疑的になっている。というのもここ10年くらい、血糖値(ヘモグロビン a1c)が、わずかに基準値を超えて高めであるが、診断結果ではいつも「糖尿病」と診断がつく。受診者の数、業務処理などを考えれば、所属する健保組合は、健康診断請負業者に、診断業務を下請けさせるのは理解できるが、問題は診断である。診断は、間違いなくコンピュータがデータ処理をして、診断を下している。不勉強だが、医者の業務をコンピュータが肩代わりできる法的根拠があるのだろうかと思う。そして、リスクを避けるため、疑わしき受診者は、「要精密検査」として、精密検査へと回しているのである。この「コンピュータ診断」、かなり杓子定規的ではないかとも思う。定年の頃の一時期、血糖値が、かなり高くなったことがあったので、医者に行き、3ヶ月ほど薬ものみ、毎日のウォーキング、食事の改善等始めた結果、ここ10年間は、数値が低下、薬はもちろん医者通いも不要、その後も数値に大きな変動もなく、若干基準値を上回る程度で安定している。ある本によると、年齢の幅を考慮した基準値では、基準内に収まっている。しかし、年齢、過去の努力や数値の経緯などは一切関係なく、コンピュータはピンポイントの数値で毎回「糖尿病」と診断するのである。「早期診断、早期発見」の掛け声に流されて、実質、「コンピュータ診断」という「健康診断」に身を委ねてしまっていいのだろうかと言う疑問が解消できないでいる。それにしても、最近の検診車、ピンクや花柄の模様。おしゃれになりました。

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健康診断「本当の基準値」完全版ハンドブック
大櫛 陽一 (著)
宝島社


      
      
      
    
        

 3年ほど前にも、肺のX線撮影で、「要精密検査」の判定で、胸部CT検査を受けたが、全く問題なかった。必要のない放射線など当てないほうがいいに決まっている。また、オプション検査の腫瘍マーカー検査では、前立腺がんの指標となるPSA値が増加、これも「要精密検査」の診断。MRI検査だけでは判定できず、入院し、体内から細胞を採る生検(生検組織診断)までした結果、全く問題なしと判定されたが、その後しばらくは、血尿と排尿障害が起きた。これも、結果論であるが、必要のなかった入院、検査であるし、排尿障害が続いたらと考えるとぞっとする。そんなことから、この「健康診断」についても、少し懐疑的に考えるようになった。

 早期診断、早期発見、早期治療。それはその通りだが、この歳になると、病名や進行度によっては、もし発見されても、手術などによる体力低下で、命は長らえるが、寝たきりとなるか、あるいは、放っておいて好きなことを体の動く限り、精一杯し、寿命が尽きるのを待つか、どちらかの選択を迫られることになるのではないだろうか。私の心情としては、後者を選択したいという気持ちが強くなってきている。

 そんなことから、今年からは、必要以上に放射線を当てるのもよくないと思って、胃レントゲンは隔年ごとに、知ってどうなるという思いから、腫瘍マーカーも数年に一度ぐらいとし、受診に工夫と思いを凝らすようにした。同窓会などでも一番の話題は、健康に関することであるが、私にとって毎日の食事(妻に感謝)、ウォーキング、簡単な筋トレ、そしてなによりも、週一、山で時間を過ごすボランティアの作業が一番の秘訣にも思える。 

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 さて、今宵、シニアの皆さんにとって懐かしの洋楽です。まず、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」。1949年5月生まれ、ニューヨーク、サウス・ブロンクス出身のシンガーソングライター、歌手、ピアニスト、作曲家。ポップなメロディと、都会的なアダルト・サウンドで、1970年代後半から1990年代前半にかけてヒットを連発し、全世界で1億枚以上のレコード・セールスを記録したという。代表曲に、「ピアノ・マン/Piano Man」、「ニューヨークの想い/New York State of Mind」、「素顔のままで/Just the Way You Are」、「ストレンジャー/Stranger」、「ムーヴィン・アウト/Movin’ Out」、「オネスティ/Honesty」など数々あるが、今宵は「マイ・ライフ/My Life」。 アルバム、「ニューヨーク52番街 /52nd Street」(1978)から。

 2005年には、未発表曲やレア曲を中心としたコンピレーションBOX「マイ・ライヴ/My Lives 」をリリースし、それに合わせ本格的なライヴ活動を再開、全米、欧州、南アフリカ、オーストラリアツアーを経て、2006年11月には8年振り10度目の日本公演を行い、全盛期と変わらぬパフォーマンスを繰り広げてファンを熱狂させた。その東京公演ライブも合わせて。

【 My Life 】  by Billy Joel

「♪ Got a call from an old friend   古い友人から電話をもらった
  We used to be real close      むかしものすごく親しくしていた友人からね
  Said he couldn’t go on        その時彼はこんなことを言ったんだ
         the American way      「アメリカ流の生活に馴染めない」って
  Closed the shop, sold the house   そういって彼は店を閉め、家を売り
  Bought a ticket to the West Coast     西海岸へ旅立っていったんだ
  Now he gives them a stand-up routine in L.A. いまでは、LAでピン芸人しているって

  I don’t need you to worry for me      かれは言ったんだ 僕の事は心配しないで  
           cause I’m alright          うまくやってるからさ
  I don’t want you to tell me          言わないでくれるだろ
         it’s time to come home         帰ってこいよなんて
  I don’t care what you say anymore,      君に何を言われても気にしない
         this is my life              これが僕の人生
  Go ahead with your own life          君は君の人生を進んでくれ
          and leave me alone      そして僕のことは放っておいてくれって

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

 初めてニューヨークを訪れたのは、1990年の晩秋。そこには、色々な映画、本、音楽などで出来上がっていた私の頭のイメージどおりのニューヨークがあった。

ニューヨーク52番街

ビリー・ジョエル / Sony Music Direct



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「Billy Joel – My Life (Official Video) 」

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 28年後、同じ曲を東京ドームのステージで歌うビリー。

「Billy Joel – My Life (In Concert” Tokyo Dome, Japan in Nov-30-2006)」

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Blood,_Sweat_&_Tears
 もう一つ懐かしいナンバーを。ビリーと同じ’70年代、ブラス・ロックで一世を風靡した「ブラッド・スウェット&ティアーズ/Blood, Sweat & Tears」の曲から、「And When I Die」。1969年に発表されたセカンド・アルバム、「Blood, Sweat & Tears」から。

 「And When I Die」は、白人ながらゴスペルやブルース色の強い歌を書く、フォーク系のシンガー・ソングライター、「ローラ・ニーロ/Laura Nyro」が17歳のときに書いた彼女の代表作のひとつで、「ピーター・ポール&マリー/Peter, Paul and Mary」、「BS & T」によって有名になった。

【 And When I Die 】    by Laura Nyro

「♪ I’m not scared of dying      わたし死ぬのは恐くはないわ
  And I don’t really care.      そうよ、本当に恐くないわ
  If it’s peace you find in dying,   もし死んで安らぎが得られるなら
  Well, then let the time be near.  それなら、そのときが近づいてきてもいい
  If it’s peace you find in dying,    もし死んで安らぎが得られるなら
  When dying time is here,      死ぬときには
  Just bundle up my coffin       わたしの棺を包んでね
  cause it’s cold way down there,   だって寒い道を行くんだから
  I hear that’s it’s cold way down there,  寒い道を行くって、わたし聞いているわ
  Yeah, crazy cold way down there.    気も狂わんばかりの寒い道だってね
  And when I die and when I’m gone,   私が死んで、そう、いなくなってしまったら
  There’ll be one child born         かわりに子供が一人生まれて
   and a world to carry on, to carry on.  それで世界が続いていくの、そうなってるのよ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」
   

Blood, Sweat & Tears

Blood,Sweat & Tears / Sony

「Blood, Sweat & Tears – And When I Die」

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記録的大雨、記憶に残る大事件

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 今朝、雨がちょっと小降りになったと思ったら、ふたたび台風のような激しい雨と風に逆戻り。現時点で、私の地域は入っていないが、兵庫県の殆どの地域に、「大雨特別警報」が出されている。たしか降り始めたのが、3日の午後からだったから、もう5日目ということになる。

 TVのニュースでは、隣接する大阪府能勢町では、6日までの24時間最大雨量が271mm、降り始めてからの総雨量が、450mmの、まさに記録的大雨だという。昨日、いつもはここまでは聞こえない一庫ダムの放水を告げるサイレンの音、緊急車両のサイレンの音が不気味に鳴り響いていた。

 この豪雨ではウォーキングはもちろん、外出するのも諦め、TVの朝のワイドショーを見ていたら、突然入ってきたのが、オウム真理教元代表、松本死刑囚ら7人の死刑執行。地下鉄サリン事件など、多くの事件が起こったが、とりわけ私にとって衝撃的だったのは、1994年6月の「松本サリン事件」。2010年に帰省した松本で、16年前を思い出し、このブログでも一度触れたことがある。(拙ブログ 「16年前、初夏の衝撃 ・・・」

 翌、1995年1月は「阪神淡路大震災」、3月は「地下鉄サリン事件」。1994年から95年にかけて衝撃的な出来事が起こったこの年は、私の中では、「森永グリコ事件」とともに記憶に残る大事件となっている。

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 さて、今日の曲は、「フラジャイル/Fragile」。「壊れやすい、もろい、割れやすい、脆弱な、か弱い、はかない、きゃしゃな ・・・」という意味の「スティング/Sting」の曲。

 2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ直後、トスカーナにある「スティング」の自宅で行われたライブ。WEBによるライブの配信を企画していたが、配信は一曲を除いて中止。「この一曲だけを犠牲者に捧げるために配信する」と語って、「スティング」は歌いだした ・・・ 。その時のライヴを収録したアルバム「・・・オール・ディス・タイム/…All This Time 」から。

 ジャケットの見開きに彼自身の哀悼の言葉が刻まれ、スティング作詞作曲の「フラジャイル/Fragile」1曲だけの歌詞が犠牲者に捧げるために掲載されている。

「This album was recorded on September 11,2001 and is respectfully dedicated to all those who lost their lives on that day.」

【 Fragile 】    by Sting(Gordon Matthew Thomas Sumner)

「♪ If blood will flow when flesh and steel are one
  Drying in the color of the evening sun
  Tomorrow’s rain will wash the stains away
  But something in our minds will always stay

  Perhaps this final act was meant
  To clinch a lifetime’s argument
  That nothing comes from violence and nothing ever could

  For all those born beneath an angry star
  Lest we forget how fragile we are

  On and on the rain will fall
  Like tears from a star
  Like tears from a star
  On and on the rain will say
  How fragile we are
  How fragile we are      ♪」

「♪ もし鋼の刃が体に刺さり、血が流れたとしても 
  その血は夕陽の真っ赤な色に染まって乾いてしまうか
   明日の雨が血の染みを洗い流してしまうだろう
   でも我々の心に残った何かはいつまでも消えずに残るだろう
      
  多分その最終的行為は、
  暴力からは何も生まれないという長い間の論争に決着をつけ
   怒れる星の下に生まれた人間たちに対しては、
  なす術がないということになるかも知れない
   我々がいかに脆くて儚い存在であるかを忘れさせないために

   いつまでも雨は降り続くだろう
   星が涙を流しているように  
   星が涙を流しているように 
  いつまでも雨は降り続くだろう
   我々はどれほど脆い存在なんだろうか 
   我々はどれほど脆い存在なんだろうか  ♪」

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Sting: All This Time [DVD] [2001]
Sting/スティング
ユニバーサル インターナショナル


    
   
    
     
    

・・・オール・ディス・タイム

スティング / ユニバーサル インターナショナル

「STING – Tribute to WTC Victims – Fragile (Live in Italy on September 11, 2001 )」

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ジャッパン・パッシングどころか ・・・

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 最近の北朝鮮を巡る一連の目まぐるしい動き。核とミサイルの開発にあれほど血道を上げ、米国を罵っていた北朝鮮が、一転融和へと向かい、米朝会談の日程、場所が決まった。一連の報道を見ていても、すべて米国~北朝鮮~中国の主導で事態は動いており、どうも「ジャッパン・パッシング/Japan Passing(日本素通り)」、蚊帳の外の印象は否めない。

 そもそも「ジャッパン・パッシング」どころか、東アジアの政治情勢に日本が主体的に関与する役割など、もともと持ってないのではないかと合点が行く刮目すべき本に最近出会った。「白井 聡」著、「国体論 菊と星条旗」 (集英社新書)。時代錯誤とも思われるセクハラ、森友・加計問題で大揺れしている政府・国会が、国際政治のその変化や振れの速さについて行けるとも思わないが ・・・。

 2018年の今年、明治維新から150年を迎え、そして2022年には、明治維新から敗戦までの時間と戦後の時間が、77年とともに同じになる年を迎える。古くはベトナム戦争、最近でも、イラク侵攻、核廃絶、原発、TPP離脱、パリ協定離脱などの国の主体的な姿勢を示さねばならない出来事でも、日本政府は終始米国を支持、容認する姿勢を示してきたといえよう。沖縄基地問題、地位協定、横田基地による首都圏制空権など、はなはだ不条理と思える問題も放置してきた。

 著者は、この自発的な対米従属とも言える姿勢を戦後70年あまり続けてきた日本。いかにすれば日本は、自立した国、主体的に生きる国になりうるのか? この呪縛の謎を解くカギは、国を動かす基本的な論理が、「戦前の国体=天皇」から「戦後の国体=アメリカ」という主役が変わっただけの「国体」という概念であるとして、明治維新~敗戦、敗戦~現代の日本がたどってきた具体的な歴史事実をあげながら、「国体」が形成、連綿として持続されてきたプロセスに鋭く切り込んでゆく。特に、占領後、サンフランシスコ講和条約、日米安保条約を通じ、主権の放棄と引き換えに、国体護持が得られ、それが冷戦時代を経て定着化し、今なお続いているという論理の展開はかなり説得力がある。

 「日本は拉致の問題をなぜ直接言ってこないのか」とまで「金正恩」朝鮮労働党委員長に言われるようでは、国民を守るという国の基本機能に触れる拉致問題さえも政府は米国頼みで、本当に解決に動いているのか疑問にさえ思えてくる。

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国体論 菊と星条旗 (集英社新書)
白井 聡 (著)
集英社


     
     
   
     
     
    
    

 そんな「戦後の国体=アメリカ」という見解に傍証を与えるバブル以後の政治情勢の衝撃的ともいえる分析を、少し前に読んだことを思い出した。「R. ターガート マーフィー/R. Taggart Murphy」著、「日本‐呪縛の構図:この国の過去、現在、そして未来 上/下 」(早川書房、ハヤカワ文庫)。

 ハーバード大卒業後、バンク・オブ・アメリカ、チェース・マンハッタン、ゴールドマン・サックスなどで投資銀行家として活躍、在日40年、現在は筑波大学教授を務める著者が描く「Japan」の肖像。上巻では、古代、平安、鎌倉、室町、戦国、江戸、明治から第二次世界大戦を経て、高度成長期に至る歴史を、日本独自の美意識、ハイカルチャーの新鮮な視点で解き明かし、下巻では、高度成長期から現在に至る政治と経済のしくみ、社会と文化の変遷、そして日本と世界との関係を解き明かしてゆく。とくに、衝撃的だったのは、鳩山民主党政権が取り組んだ「普天間基地移転問題」、「東北アジア共同体構想」が、米国の東アジア安全保障政策へ大きな影響を与え、そのことがアメリカ政府の逆鱗に触れ、政権の主要キーマンだった「小沢一郎」氏を土地スキャンダルで、政権もろとも潰してしまったという分析については、目からウロコの思いであった。しかし、先述の「国体論」を読んで、そのことに合点が言ったのである。著者は、アメリカは日本を「同盟国」と考えたことは一度もない。むしろ「保護国」に近いと考えていると看破している。

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日本‐呪縛の構図:この国の過去、現在、そして未来 上/下
R. ターガート マーフィー/R. Taggart Murphy (著)、仲 達志 (翻訳)
早川書房


     
    
    

 しかし、何を考えているのか、何をするのか、規格外、想定外で、全く読めないというトランプ大統領の登場。北朝鮮問題では、一転プラス方向へ動いているとも思える一方、中東ではイラン核合意離脱、エルサレムへの大使館移転強行ときな臭さを強める方向へ踏み出している。国際合意などお構いなしの振れ幅の大きい政策選択基準のすべてが(限られた一部のための)アメリカ・ファースト、中間選挙を前にしての票獲得のためのトランプ・ファーストに思える。

 トランプ登場、ひょっとして、ディールの条件次第では、ジャパン・ファースト、「国体の構図」、「呪縛の構図」が大きく変わり得るかも知れない、そんな淡い期待は望むべくもないようだ。明治維新150年、憲法改正、戦前価値観への回帰を悲願として突っ走ってきた一強、安倍政権。ここに来て政府も官僚も議員も、セクハラ、森友・加計問題、極めて大事ではあるが、低次元と言わざるを得ないスキャンダルで、無責任さをさらけ出している。こんなんで、回っていく不思議の国、日本。いや、これもアメリカ・ファースト、「国体」の変化を望まないアメリカの仕掛けかと思うのは、考えすぎだろうか ・・・。

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 さて、思い切り愚痴ったところで、熱くなった頭を冷やすのにもってこいのアルバム。今宵のアルバムは、「ゴンザロ・ルバルカバ&チャーリーヘイデン/Gonzalo Rubalcaba & Charlie Haden」のデュオ・ライブ・アルバム、「トーキョー・アダージョ~ライヴ・アット・ブルーノート東京/Tokyo Adagio」(2005)から。

 このアルバムは、惜しくも逝去、私が世界最高のベーシストと思っていた、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」が、キューバ出身の名ピアニスト、「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」と行った、2005年3月の「ブルーノート東京公演」が初CD化されたもの。あの名盤「ノクターンNocturne」で聴けた「ヘイデン節」、「ルバルカバ節」のまさに再現。

トーキョー・アダージョ~ライヴ・アット・ブルーノート東京

チャーリー・ヘイデン / ユニバーサル ミュージック

アルバムから3曲、「En la Orilla del Mundo (The Edge of the World)/世界の果てで」、「Sandino」、「My Love and I」を。
 

「Gonzalo Rubalcaba & Charlie Haden ー En la Orilla del Mundo」

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「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba – Sandino」

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「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba – My Love and I」

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中途半端でほっておくことなど許されない

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 行政、官僚、政治、政治屋 ・・・。日本の中枢の劣化ここに極まれり。民主主義の国ではなかったのか。こんどこそ中途半端でほっておくことは許されない。

 今宵の曲は、TVドラマ、「Mad Men」 に流れていた1960年代のヒット曲、「ユー・キープ・ミー・ハンギン・オン/You Keep Me Hangin’ On」(1966年)。「ダイアナ・ロス&シュープリームス/Diana Ross & the Supremes」になる前の「シュープリームス/The Supremes」の最大のヒット曲といってもいい。曲は「ブライアン・ホーランド、ラモン・ドジャー、エディ・ホーランド/Brain Holland、Lamont Dozier、Eddie Holland」による。

 「ユー・キープ・ミー・ハンギン・オン」は、「シュープリームス」の曲で最も頻繁にカバーされた曲で、「ロッド・スチュワート/Rod Stewart」、「ヴァニラ・ファッジ/Vanilla Fudge」、「キム・ワイルド/Kim Wilde」と言った様々なアーティストによってカバーされている。たしか私も「ヴァニラ・ファッジ」によって、この曲を知ったと記憶している。

【 You Keep Me Hangin’ On 】

「♪ Set me free why don’t cha babe   私を自由にして どうしてできないの
  Get out my life why don’t cha babe  私の人生から出て行ってよ どうしてできないのよ
  ’Cause you don’t really love me    だって本当は愛していないのに
  You just keep me hangin’ on     ただ中途半端に引き伸ばしているだけ

  Set me free why don’t cha babe   私を自由にして どうしてできないの
  Get out my life why don’t cha babe  私の人生から出て行ってよ どうしてできないのよ
    (ooh, ooh, ooh, ooh)
  ’Cause you don’t really need me   本当は必要としていないのに
  But you keep me hangin’ on      中途半端でほっとかないで

  Why do you keep a comin’ around   どうして私に近づいてきて
     playing with my heart?    私の心を弄ぶの?
  Why don’t cha get out of my life    どうして私の人生から出て行ってくれないの
     and let me make a brand new start? そうすれば新しいスタートを切れるのに
  Let me get over you          あなたを越えていきたいの
     the way you gotten over me, yeah, yeah あなたが私を超えていったように

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 1967年のアルバム、「シュープリームス・シング・H-D-H/The Supremes Sing Holland–Dozier–Holland」より。

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シュープリームス・シング・H-D-H(紙ジャケット仕様)
シュープリームス
ユニバーサル インターナショナル


     
    


「The Supremes - You Keep Me Hangin’ On」

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 そのサイケデリック・サウンドが一世を風靡した、「ヴァニラ・ファッジ」のデビュー・アルバム、「キープ・ミー・ハンギング・オン/Keep Me Hangin’ On」(1967)から。

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キープ・ミー・ハンギング・オン/Keep Me Hangin’ On
ヴァニラ・ファッジ/Vanilla Fudge
ダブリューイーエー・ジャパン


    
    

「Vanilla Fudge ー You Keep me hangin on」

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 「ロッドスチュアート」でも ・・・。 彼ってこういうカテゴリーの歌手だったんですね。アルバム、「明日へのキック・オフ(原題:Foot Loose & Fancy Free)」(1977年)より。

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明日へのキック・オフ/Foot Loose & Fancy Free
ロッド・スチュワート/Rod Stewart
ワーナーミュージック・ジャパン


   
   

「Rod Stewart ー You Keep Me Hangin’ On」

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本当に怖いのは ・・・

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 舞い落ちた「エノキ(榎)」の実、「コナラ(小楢)」の葉が工作机の上で美しい陰翳をつくる。今日は、子供たちを集め、森の手入れで出た間伐材を使っての木工教室。女の子がおぼつかない手つきでのこぎりを挽いている。最近の学校では図工の時間に、子供たちに、鋸、カッター、ナイフ、錐など怪我の危険がある道具は使わせないという。リスクを恐れるあまりであろうが、リスクはあるが慣れることが、道具を使いこなせるようになる基本である。木工教室には基本的に親子で参加するので、親の目の行き届く範囲で道具を使って慣れてもらっている。しかし、鋸の縦引きと横引きを使い分けられないお父さんも出てきた。ちなみに我々主催のイベントでは、参加者全てがレクリエーション保険に入っているが、幸いなことに一度も怪我は起こっていない。

 その一方で、SNSに繋がるスマートフォンやタブレット端末が子供たちの間でも急速に普及している。現に7歳の孫娘もスマホもタブレット端末も驚くくらい器用に操る。昨今、SNSなどによる犯罪に巻き込まれる子供のニュースがよく報じられ社会問題化しているが、持たせる持たせないは、基本的に家庭での判断の問題であるため、万が一不祥事が起こっても対応や対策が取りにくい。

 先生、親も含めて周囲の大人が子供に、IT機器の使い方やリスクを回避する利用の仕方を、ちゃんと教えられることができるのだろうか? 私に関して言えば、もうそれは無理。ロボットや人工知能(AI)、あらゆるものがインターネットに接続する「IoT(Internet of Things)」家電の時代ネットワークの中で一番弱いのが家庭の中に入ってくる端末。ここを通じてどんな攻撃が起こるか予想すらできない。便利さの数の裏にそれに倍する危険やリスクも存在する。そのリスクは、子供だけのものではないのだ。

 「ユヴァル・ノア・ハラリ」の「サピエンス全史」(河出書房新社刊、柴田裕之訳)で著者は、人類が、これまでたどってきた認知革命・農業革命・科学革命の先に、これまでの延長線上にはない、自然選択の法則を打ち破り、生物学的限界を突破した人工知能や遺伝子操作の進歩によって現れるかもしれないSFのような世界が現実になりうるかもしれないとしている。いま、もうすでにそんな世界の鳥羽口に来ているのだ。

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サピエンス全史(上) ~文明の構造と人類の幸福~
ユヴァル・ノア・ハラリ (著),‎ 柴田裕之 (翻訳)
河出書房新社


   
   
     

 スマホなどSNSやその先の世界に繋がる道具の便利さとリスク、NWやAI、遺伝子工学、サイボーグ工学、非有機的生命工学などがもたらす世界の豊かさと危うさ、負の部分。テクノロジーの進歩に導かれて、いや煽られて、評価基準や尺度、対策のないまま突き進んでいるような気がしてならない。いまごく普通に使っている、デジタル・ツール。いままで我々が使ってきた道具に比べ、本当に怖くて危ないのはどっちだろうか。きちんと向き合っていかなくてはならないのだが、その向き合い方すらわからないのも現実である。

 表と裏、善と悪、便利さとリスク、喜びと悲しみ、光と闇、未来と過去、勝者と敗者・・・。今宵の曲は、「青春の光と影/Both Sides Now」。オリジナルは、哲学的な歌詞にあふれた「ジョニ・ミッチェル/Joni Mitchell」の歌。(参照拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(56) ~青春の光と影/Both Sides Now ~ 」

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 今宵は、「スティーヴ・ドブロゴス/Steve Dobrogosz」と「ジャネット・リンドストレム(リンドストローム)/Jeanette Lindstrom」のデュオで、アルバム、「Feathers」から。

 「スティーヴ・ドブロゴス」。1956年アメリカ・ペンシルヴァニア州に生まれ、6歳からクラシック・ピアノを始めたが、バークリー音楽院卒業後の1978年、22歳の時、結婚を機に1978年に夫人の故郷スウェーデンに移り住み、ストックホルムの王立アカデミーに入学して、自身のジャズ・カルテットやピアノ・ソロの活動を積極的に展開。その後はずっとスウェーデンでポップス、ジャズ、クラシカルと幅広いジャンルにわたり活動している。

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 その彼が、デュエットを組んだのが、北欧美女シンガーシリーズで取り上げた、「ジャネット・リンドストレム」。1971年、ストックホルムから車で数時間北にある街、エステルスンドで生まれ育った。。「ルンド大学」で学んだ後、「ストックホルム王立音楽アカデミー」で学位を得たのは1995年、23歳の時であった。この年、隣国デンマークのコペンハーゲンでデビュー・アルバムも録音している。このアルバム、「Another Country」は、「Jazz In Sweden」賞を受賞したという。
 
 そして、このデュエット・アルバム、「Feathers」はこの上なく儚く美しい。

【 Both Sides Now 】  作詞作曲;Joni Mitchell

「♪ Bows and flows of angel hair        幾重にも列をなして流れる天使の髪
  And ice cream castles in the air       アイスクリームのお城が空に浮かんでる
  And feather canyons everywhere      羽の峡谷があそこにもここにもある
  I’ve looked at clouds that way        私はずっと雲をそんな風に見ていました

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  I’ve looked at life from both sides now    私が人生を見たのは二つの面からだけ
  From win and lose and still somehow     勝ちと負け、今でもそれが精一杯
  It’s life’s illusions I recall          でも、それは私の人生のイメージであって
  I really don’t know life at all        本当は何もわかっていません、人生のことは

  It’s life’s illusions I recall            人生のイメージが浮かんだだけ
  I really don’t know life             何もわかっていません、人生のことは 
  I really don’t know life at all  本当に何一つわかっていません、人生のことは何一つ ♪」 
   
   

Feathers

Jeanette Lindstrom & Steve Dobrogosz / Proprius

「Both Sides Now – Jeanette Lindstrom and Steve Dobrogosz」

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「毎日が日曜日」を12年間

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 11月からいよいよ年明けの炭焼きの窯木、クヌギの伐採を始める。急斜面での伐採、玉切り作業、グループの平均年齢も上がってきた今年は、一層安全に気を配らなければならない。

 そんな折、かって勤めていた会社のOB会報誌から、「来年は年男、何か新年の抱負を一言」という原稿依頼が舞い込んできた。気にもしていなかったが、そうか、定年してからもうすぐ12年を経つんだ。定年直後は、「これから毎日が日曜日の生活、どうなることやら」といささかの心配もあったが、皆んなたどってきた道、過ぎてみると、そんな心配も無用で、それなりに充実した生活が送れているのではと感じている。次の12年もあっという間に経つでしょう。無事でいれば84歳。今の森林ボランティアを続けることができていればいいのだが、果たして ・・・。

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 私が聴き惚れる男性ボーカリストの一人が「アンリ・サルバドール/Henri Salvador」。このブログでもよく取り上げている。(参照拙ブログ 「男唄に男が惚れて(5) ~バルー、サルバドール、セグンド 人生の達人たち~」「サルバドールからの手紙」、 「60歳過ぎたら聴きたい歌(84) ~アンリ・サルヴァドール/こもれびの庭に~ 」 などなど)そこからの再録。

 彼の歌に、「毎日が日曜日/Il Fait Dimanche」と言う歌がある。「日曜日みたいだね」という意味らしいが、そんな歌を思い出した。この歌が収録されているアルバム「サルバドールからの手紙/原題;Chambre Avec Vue(Room With A View/眺めのいい部屋)」が日本で発売されたのは2001年で、彼は当時84歳であった。

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 「アンリ・サルバドール」は、1917年南米ギニア、カイエンヌで生まれ、7歳でパリにやってきて以来、ずっと「パリっ子」として過ごし、パリで音楽活動を続け、やがて「ジャンゴ・ラインハルト」の伴奏などをつとめた。フランスへのサンバの紹介者したのも彼だったという。レジオン・ド・ヌール勲章受賞、日本で言えば、「三波春夫」か「北島三郎」のような存在だったという。そんな彼が84歳でリリースしたのが「サルバドールからの手紙」。インタビューにも「これが私がやりたかった音楽」と自信を持って答えるムッシュ・アンリ。13曲で構成されているが、「ボクは昨日生まれ、今日生き、明日死ぬ」というポリネシアのことわざを大事に守って84年間生きてきた一つの到達点である。そして、このアルバムを最後に、2008年2月、動脈瘤破裂のためパリの自宅で旅立ってしまった。享年90歳。この「手紙」がまさに彼の遺書となってしまった

 「こもれびの庭に」、「眺めのいい部屋」、「人生という名の旅」、「毎日が日曜日」、「生きてるだけじゃ駄目なんだ」・・・・などの収録された曲のタイトルをみても、彼の到達した境地を強く感じることが出来る。私はフランス語は分からないので、訳詩に頼るしかその意味は理解できないのだが、一度聴いたら忘れがたい、深くて、渋い「男」の声によって語られる「人生の物語」である。

 妻に先立たれた老年の男の心象風景を囁くように語る ・・・・。 「アンリ・サルヴァドール」は、パリ郊外、「ペール・ラシェーズ墓地」に、30年以上昔に亡くなった最初の妻のジャクリーヌといっしょに眠っている。「エディット・ピアフ/Edith Piaf」の墓の隣だという。 

サルヴァドールからの手紙

アンリ・サルヴァドール / EMIミュージック・ジャパン

Chambre Avec Vue

Henri Salvador / EMI France

【 Il Fait Dimanche 毎日が日曜日 】

「♪ Il fait dimanche quand tu souris    君が微笑めば日曜日になる
  Et par les persiennes baissées     降りた鎧戸の隙間から
  Un rayon de soleil rougit        一筋の陽光が僕らの愛の巣の壁を
  Les murs de notre nid douillet     紅く染める

  Il fait dimanche au bord de l’eau    水辺も日曜日だ
  Vin blanc glacé sous les glycines    藤の花の下にはよく冷えた白ワイン 
  Quand sur ta bouche reviennent les mots  君が何かを話そうとする時
  Ces premiers mots que l’on devine   その最初の言葉は想像できる

  Il fait dimanche et tous les jours…   毎日が日曜日
  A chaque fois que tu souris       君が微笑むたびに
   ・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・  ♪」  
                           (訳;梅原英正 ライナーノーツより)

「Il Fait Dimanche – Henri Salvador」

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 「こもれびの庭に/Jardin d’Hiver」も ・・・・。こちらはライブから。まさに伊達男。このとき、なんと88歳!!!

【 Jardin d’hiver こもれびの庭に 】           
                    Henri Salvador/ Keren Ann    

「♪ Je voudrais du soleil vert     緑色の太陽に
   Des dentelles et des théières  レースに、ティーポットに
   Des photos de bord de mer   海辺の写真が欲しい
   Dans mon jardin d’hiver     僕の冬の庭に

   Je voudrais de la lumière      光が欲しい
   Comme en Nouvelle Angleterre ニュー・イングランドのような
   Je veux changer d’atmosphère  気分を変えたい
   Dans mon jardin d’hiver       僕の冬の庭の

   ・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・・・  ♪」  
                           (訳;梅原英正 ライナーノーツより)

「Henri Salvador – Jardin d’hiver – Fête de la Chanson Française 2005」

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きな臭くなってきた

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 夏休みも半分を超えたが、山の遊び場、水の流れには相変わらず多くの子供たち。そんな平和な風景をよそに、妙にきな臭くなってきた。異様なほどエキセントリックなふたりの指導者の脅しあい、舌戦が、チキン・レースへとエスカレートしている。独裁、圧政、権力世襲がつづく隣国、北朝鮮からあのような指導者が出てくるのは、至極当たり前と思うのだが、わからないのはその対極にある米国。自由、人権擁護、民主主義のお手本のような国から、あのような大統領が選出されたこと。選挙中も、就任当初からもその行動や手腕が危ぶまれていたものの、ここに来て露骨に危惧されたとうりの正体を現してきたように思える。結局、国の体制などとは関係なしに、どこの国でも、出るときはとんでもない指導者は出てくるということか。「アメリカ・ファースト」を実践すれば、この危機が戦争になり、結果大きな被害を受けるのは韓国と日本である。我々はただ黙って、愚かなふたりの繰り広げる、この馬鹿げたチキン・レースを見守るしかないのか。
   
 かって、高校の名画鑑賞会で見た映画に、「渚にて(原題:On the Beach)」(1959)がある。第三次世界大戦が勃発し、世界全土は核攻撃によって放射能汚染が広がるという核戦争後の恐怖を淡々と描いた、「スタンリー・クレイマー/Stanley Kramer」監督、「グレゴリー・ペック/Gregory Peck」主演の映画である。有名になったその主題歌が、オーストラリアが発祥の歌で、同国を代表とする歌、「ワルチング・マチルダ/Waltzing Matilda」。「Waltzing」は「当てもなくさまよい歩く」という意味らしく、身寄りのない貧しい放浪者が、「マチルダ」と名付けた毛布とともに、オーストラリア大陸を彷徨うという歌だという。

渚にて [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

「On The Beach – opening scene – Waltzing Matilda」

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 その「ワルチング・マチルダ」を自分の歌の中で効果的に活かしきったのが、「トム・ウェイツ/Tom waits」。1976年に発表したアルバム、「スモール・チェンジ/Small Change(小銭)」の1曲目、「トム・トラバーツ・ブルース/Tom Traubert’s Blues」で、「放浪の旅」の隠喩として「Waltzing Matilda」の一節が使われている。また、このブルースが、フジテレビのドラマ、「山崎豊子」の「不毛地帯」でもエンディング・テーマとして使われたことが記憶に残っている。

【 Tom Traubert’s Blues 】   by Tom waits

「♪ Wasted and wounded,          疲れ果てて傷ついてしまったんだ
    it ain’t what the moon did       でも、それは月のせいではないんだ 
  I got what I paid for now         今になって昔の報いを受けてるだけさ
  See ya tomorrow             また明日会おうよ
    hey Frank can I borrow         ヘイ、フランク、金を貸してくれないか
  a couple of bucks from you        2、3ドルでいいんからさ
  To go waltzing Matilda, waltzing Matilda, ワルチング・マチルダさ、放浪の旅に出るんだ
  You’ll go waltzing Matilda with me     お前もいっしょに俺と行こうぜ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Small Change

Tom Waits / Elektra / Wea

「Tom Waits – Tom Traubert’s Blues “Waltzing Matilda” 」

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神戸開港150年、終戦記念日を前に思う

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 今年は、神戸港が開港して150年。神戸では、色々な行事が行われている。ということは、来年2018年(平成30年)は、明治維新から150年を迎える年だということでもある。ここ2、3年、なんとなく明治維新を肯定的に評価するキャンペーンめいたものを感じている。例えば、NHK大河ドラマ。一昨年、2015(平成27)年は、「花燃ゆ」。「吉田松陰」を中心とした長州の話。来年は「西郷隆盛」だという。明治維新に主導的な役割を果たした「薩長土肥」(鹿児島、山口、土佐、佐賀)の4県に加え政府でも、大々的にイベントやキャンペーンを計画しているという。さもありなん、首相は長州出身。そして、明治維新150年=平成30年で平成を区切りよく終え、2019年元日から新しい元号になるという。

 森友学園問題で明らかになったように、「教育勅語」を礼賛する私学や政治家、勢力があり、また明治憲法への回帰をゴールとして憲法改正を目指す団体がクローズアップされている。明治という時代、それを産み出した明治維新を、私なりに再評価せねばと感じている。150年のうち、ほぼ半分を占める戦後、そしてそれは私の人生の長さにほかならない。大日本帝国憲法下での時代、日本国憲法下での時代がほぼ半ばに達したのである。その比較評価を多面的に冷静にすることが憲法改正論議にもつながると思う。

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 昔から、日本の近代史に関して、ずっと疑問に思っていたことがある。
1)子供心に、「鞍馬天狗」や「月形半平太」は正義で、「新撰組」は悪であると思っていたが、それは刷り込みではなかったのか?
2)「勤皇の志士」というが、彼らがやった歴史的事実を今見ればどう考えても、テロであり、彼らはテロリストで、「大政奉還」、「江戸城無血開城」と強調されているが、実態はある種の暴力革命ではなかったのか?
3)「尊皇攘夷」だったはずなのだが、明治になるやいなや、「文明開化・富国強兵」と欧米文化・制度への急激な傾倒へ傾いたのはなぜか?
4)20歳そこそこの若者に本当に倒幕の資金の準備、武器調達、倒幕後の具体計画立案、新政府の運営ができたとはとても思えない。
5)国民愛読小説ともいえる「司馬遼太郎」著、「竜馬がゆく」は、なぜ「龍馬」ではなく「竜馬」なのか?  などなど。

 歴史に「if」はないのであるが、そんな疑問を解消してくれる本を最近いくつか読んだ。そして、海軍の通信兵だったが、同期が殆ど戦死する中、奇しくも生き延び、10数年前に他界した親父。戦争については殆ど語ることのなかった親父に、戦前・戦後の評価を一度聞いてみたかったと今思う。

明治維新という過ち 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト〔完全増補版〕 (講談社文庫)

原田 伊織 / 講談社

明治維新の正体――徳川慶喜の魁、西郷隆盛のテロ

鈴木 荘一 / 毎日ワンズ

石の扉―フリーメーソンで読み解く世界 (新潮文庫)

加治 将一 / 新潮社

 さて、夕日が美しい神戸港。懐かしい「プラターズ/The Platters」の歌で、「夕陽に赤い帆/Red Sails in the Sunset」。

オンリー・ユー~プラターズ・ベスト・セレクション

ザ・プラターズ / ユニバーサル インターナショナル

「The Platters – Red Sails in the Sunset」

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