JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

よくぞ育ってくれたと

Tags: ,

DSC_0263a
b0102572_23385489

 孫娘が通っている保育園での「生活発表会」。この一年間で、集団行動、コミュニケーションなどの能力、リズム感や表現力などが、どれだけ身に付いたかを保護者にみてもらう発表会のようである。くわえて、孫娘は3月で卒園、4月からは小学校、3年間の成長ぶりの発表会でもあった。贔屓目もあるが、「よくできました」の「はなまる」印をあげていいくらい大変上手にでき、成長ぶりに保育園にも感謝。

 振り返ってみれば、0歳児の時に母親が手術を受け、長期入院。息子は「イクメン」、お嫁さんの実家も、我々も「イクじじ」、「イクばば」と大変な時期もあったのだが、ここまで無事で素直にすくすくと育ってくれたもんだと、自分の子供とはまた違った感慨。産まれたばかりのことを思い出して、ちょっとウルウル ・・・。

 さて、今宵は子守歌を選んでみました。「ハッシャバイ・マウンテン/Hushabye Mountain(お山の子守歌)」。「hushabye」という英語は、日本語で言えば、「ねんねんころりよ、ねんねしな」という意味らしいが、この「Hushabye Mountain(お山の子守歌)」の美しくやさしいメロディーは、ミュージカル映画「チキ・チキ・バンバン/Chitty Chitty Bang Bang」(1968年公開)の挿入歌として有名な子守歌である。今宵の「Hushabye Mountain」は、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」のアルバム「Dreamsville」からの歌唱である。

【 Hushabye Mountain (お山の子守歌) 】 
               作詞・作曲: R.B.Sherman/R.M.Sherman

「♪ A gentle breeze from Hushabye Mountain ねんねん山から柔らかな風が
   Softly blows o’er lullaby bay       ララバイ湾をこえて優しく吹いてくるよ
   It fills the sails of boats that are waiting その風はね、帆を一杯に膨らますの
   Waiting to sail your worries away     嫌なことを吹き飛ばす航海へ旅立つ船のね
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・

   So close your eyes on Hushabye Mountain  さあ目を閉じておやすみ
   Wave good-bye to cares of the day      今日一日にさよならをして
   And watch your boat from Hushabye Mountain  夢の中で船をごらんよ
   Sail far away from lullaby bay      ララバイ湾から遠くへ旅立って行くんだよ ♪」

Dreamsville

Stacey Kent / Candid Records

「Stacey Kent – Hushabye Mountain」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

同じことを繰り返しながらも、少しづつ変ってゆく

Tags: , ,

dsc_0192

庭の「クロモジ(黒文字)」である。つい先日まで紅葉を楽しませてくれた。しかし、もう春への準備、おおかたの古き葉は散り、新しい若芽が顔を出している。こうやって入れ替わりを毎年同じように繰り返しながらも、季節は変わっていく。同じように見える自然の営みも人の生活もよく見ると、少しづつ変化していることに気が付く。私の生活もそうである。定年後、毎日同じような生活を繰り返しているようであるが、中身も意識も、そして環境も少しずつではあるが確実に変わっていっているのである。孫も来春は小学校1年生。

b0102572_14193966

「Everything must change」という曲がある。「万物は流転する」、「すべてのものは移ろいゆく」というような意味である。この曲は、作曲家としても知られている、米国ヒューストン出身のソウル・シンガー、「ベナード・アイナー/Benarad Ighner」が1974年に作詞作曲した曲で、同年、「クインシー・ジョーンズ/Quincy Jones」のアルバム、「ボディー・ヒート/Body Heat)」に、「ベナード・アイナー」自身による歌唱が収録されている。「ニーナ・シモン/Nina Simone」の歌唱が有名であるが、ソウル・シンガーだけではなく、多くのジャズ・シンガーにも歌われるようになり、今ではスタンダード・ナンバーの一つと言ってもいい曲になった。

【 Everything must change 】 作詞・作曲 Benarad Ighner

「♪ Everything must change  全てのものは移ろいゆく 
   Nothing stays the same  何一つとして同じところにとどまることはない
   Everyone must change   全ての人も変わりゆく
   No one stays the same   変わらない人など誰一人いない

   The young become the old   若き人もやがては老い
   And mysteries do unfold      不思議はやがて不思議ではなくなる
   Cause that’s the way of time    時というものはそういうもの
   Nothing and no one goes unchanged  移ろわないものなど何一つないのだ
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・        
   And music makes me cry      そして、音楽は私を泣かせる    ♪」

謡曲、「敦盛」の死生観にも通ずるようだ。「・・・ 一度生を受け 滅せぬ者のあるべきか ・・・」。

Body Heat

Quincy Jones / A&M


「Quincy Jones Feat. Benard Ighner – Everything Must Change」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

photo

続いては、「レディ・キム/Lady Kim」の歌唱。メイン州生まれ、マサチューセッツ州ボストン育ち。幼少の頃から、「バーブラ・ストライザンド/Barbra Streisand」に憧れ、歌うことに興味をもち、17歳の時に見た「ダイアナ・ロス/Diana Ross」主演の映画「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」で「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」を知り、一気に魅了されたという。その後、「ビリー・ホリデイ」を主人公とするミュージカルの主役に抜擢され、「ビリーが蘇った」と称賛される。そして、2004年7月に「レフト・アローン/Left Alone」でデビューを飾った新人女性ヴォーカリストである。ややスモーキーながら、ビロードの様にやわらかくしなやかな歌声、私もこのデビューアルバムから魅了されてしまった一人である。

エヴリシング・マスト・チェンジ(紙ジャケット仕様)

レディ・キム 大石学 坂井紅介 トミー・キャンベル 土岐英史 井上信平Village Records


「Lady Kim – Everything Must Change」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

スポーツ・スペクタキュラー・パラリンピック

Tags: , ,

remremre-mu-620x353

「リオ・パラリンピック/Rio 2016 Paralympic Games」が9月7日(現地時間)より12日間の予定で開幕である。

ところで、7月の下旬に放映されたNHKスペシャル「ミラクル・ボディ」第3弾で取り上げられたのは、ドイツの義足の走り幅跳びの注目のジャンパー、「マルクス・レーム/Markus Rehm」であった。

「マルクス・レーム」。1988年、ドイツ・バイエルン州生まれ。28歳。2003年夏、ウェイクボードの練習中に事故に遭い、右足のひざ下を切断。しかしスポーツを断念することなく、ドイツの大会では、ウェイクボード、走り幅跳び、100M走、200M走などで優勝、そして、2012年のロンドン・パラリンピック(障がいクラス:T44/ひざ下より切断)では、走り幅跳びで金メダル、400Mリレーで銅メダルと活躍。この時の彼の走り幅跳びの記録は、7m35cm。ちなみにロンドン・オリンピック(パラリンピックではない)における同種目の金メダルの記録は、8m31cm、銀メダルは、8m16cmであった。

ところが、2014年7月には、ドイツ陸上選手権で健常者を、8m24cmという記録で破って優勝し、2015年の障がい者陸上世界選手権では障がい者世界新記録である8m40cmという跳躍をして、ロンドン・オリンピックの金メダル記録をも超えてしまったのである。

markusrehm02

当然、レーム選手としては、リオ・オリンピックへ出場して、健常者と同じ土俵で競いたいと思うようになる。しかし、「義足の公正性」について、様々な角度から議論が噴出、国際陸連は「マルクス・レーム」に「踏切の際に義足が有利に働いていないことを科学的に証明出来なければ、リオ・オリンピック出場は認めない」としたのである。この条件に対し「マルクス・レーム」は、専門家に依頼し、義足の優位性を否定する科学データを今年5月末に提出したが、国際陸連は6月の理事会で「証明は十分ではない」と結論を保留。結果、7月1日に「マルクス・レーム」自身が、「リオ・オリンピック」への出場希望を取り下げるという結果に終わってしまった。

NHKスペシャルでは、彼の驚異的な運動能力の科学的な分析やリオ五輪への出場を断念するまでのいきさつが放映されていた。彼はリオ・パラリンピックへ出場する。障がい者が、健常者の国際大会へ参加できるルール改正にチャレンジしてきたのだから。

『自分が新記録を樹立する度に、「彼は義足だから」と言われることを残念に思います。私の記録は、トレーニングの賜物です。義足は、一発逆転を可能にする魔法の道具ではありません。(中略)昨年、まずはドイツで健常者と一緒に競技することができました。これはとても素晴らしい試みだったと思います。今はまだ問題点にばかり議論が集まっていますが、障がい者と健常者が一緒に競技をすることの意義にもっと光が当たればと願っています。』 マルクス・レーム (参照 「ドイツ・ニュース・ダイジェスト」>、写真はNETより拝借)

健常者、障がい者の区別なくできるスポーツがあれば、その世界レベルの競い合いを見てみたい。走り幅跳びが可能とすれば、オリンピック種目でいえば、3段跳び、走り高跳び、棒高跳びなども、一緒に競技できそう気もする。そして、射撃、アーチェリー、馬術 ・・・なんかもそんな気がする。荒唐無稽な夢でしょうか? リオ・オリンピック走り幅跳びの金メダル記録は、アメリカ、ジェフ・ヘンダーソン選手の8m38cmであった。パラリンピアンがオリンピアン金メダリストの記録を上回る可能性があるのである。その瞬間を見てみたい。スポーツ・スペクタキュラー・パラリンピックを ・・・。

さて今宵の一曲は、「ライマン・ウッダード/Lyman Woodard」率いる「ライマン・ウッダード・オーガニゼーション/The Lyman Woodard Organization」の、疾走感溢れる「 Theme in Search of a Sportspectacular」。アルバムは、「Don’t Stop the Groove」。

「spectacular」とは、
【名】豪華ショー、超大作
【形】目を見張るような、壮大な、壮観な、アッと言わせる

ドント・ストップ・ザ・グルーヴ

ライマン・ウッダード・オーガニゼーション アラン・バーンズ ケリー・キャンベル マーカス・ベルグレイヴ ライマン・ウッダード レオナード・キング ロバート・ロウ ロレンツォ・ブラウン ロン・ジャクソンブルース・インターアクションズ

「Lyman Woodard – Theme in Search of a Sportspectacular」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

スポーツのチカラに期待したい

Tags: , ,

DSCN2017

リオ・オリンピックが終わった翌日、近くの小学校のグランドでは、少年サッカーチームが、この暑さの中、練習をしていた。きっと日本の選手の活躍に鼓舞されたのだろうか、明日の五輪アスリートを夢見ているのだろうか、いつもより大きな声で気合が入っていたように思える。

メダル総数41個。それ以上の数々の名場面、戦いが我々を感動させてくれたまれに見るオリンピックであった。バトミントン、卓球、柔道、レスリング、水泳、競歩、400mリレー ・・・・。

この子等も、きっと「TOKYO2020」を超えて、明日につなげていってくれるだろう。その「スポーツのチカラ」に期待したい。

「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」の歌う「明日に架ける橋/Bridge Over Troubled Water」。「ブルース・アレイ/Blues Alley」でのライブ・アルバムから。

Live at Blues Alley

Eva CassidyEva Music

Nightbird

Eva Cassidy / Imports

【 Bridge Over Troubled Water 】

「♪ When you’re weary feeling small
   When tears are in your eyes
   I’ll dry them all, all
   I’m on your side
   Oh, when times get rough
   And friends just can’t be found

   Like a bridge over troubled water
   I will lay me down
   Like a bridge over troubled water
   I will lay me down

   ・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

「Eva Cassidy ー Bridge Over Troubled Water」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

宴は終わった ~ リオ五輪閉会式を観て ~

Tags: , ,

DSC_0050

リオ・デ・ジャネイロ・オリンピックが終わった。運営上の大きな不祥事やジカ熱などの問題はなかったようで、成功裏に終わったといえよう。私はいつも閉会式を観るのを楽しみにしている。その国のトップ・ミュージシャンのパフォーマンスが繰り広げられるからである。今回はサンバの国。ボサノバやブラジル音楽のレジェンドたちが出演するのでは ・・と期待していたが、残念ながらそれは叶わなかった。やはりブラジルではボサノバは「懐メロ」となっているようである。

b0102572_10322182

しかし、開会式には、A.C.ジョビンの「イパネマの娘」が流れ、閉会式のフィナーレには、同じくジョビンの「薔薇に降る雨(Chovendo Na Roseira)」が使われた。ボサノバの創始者「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」。幼い頃にブラジルの大自然に囲まれ育った彼は、環境問題に対する関心が深く、アマゾンの熱帯雨林を保護するための活動を行っていたという。そしてジョビンの曲には自然を題材にしたり、自然に対する彼の思いを込めた曲が多くある。

閉会式、フィナーレのパフォーマンス。ブラジルの自然やアマゾンの森の多様性。それを象徴するような大きなネットの木。流れるジョビンの「薔薇に降る雨」。それを見ながら、ジョビンの言葉を思い出していた。アマゾンの熱帯雨林破壊については地球規模での気象に与える影響も懸念されている。単なる閉会式でのパフォーマンスで終わらねばいいのだが ・・・。

『この地上で樹が切り倒されるごとに、
 その樹はきっと別の場所で、
 どこか他の世界で再び成長するのだと、
 私は信じている。
 だから、死んだら、私はそこへ行きたい。
 森たちが平和に暮せるその場所へ。』  アントニオ・カルロス・ジョビン
 (青土社刊;「アントニオ・カルロス・ジョビン~ボサノヴァを創った男」より引用、写真も)

STONEFLOWER

ANTONIO CARLOS JOBIM / SONY

ここでは、「Children’s Games」というタイトルに ・・・。

「Tom Jobim – Chovendo na Roseira」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「エドゥ・ロボ/Edu Lobo」と「トム・ジョビン」とのデュオ・アルバムから。私はこちらの方が好き。

エドゥ&トム、トム&エドゥ

エドゥ・ロボ&トム・ジョビン / ユニバーサル ミュージック

「Edu Lobo & Tom Jobim – CHOVENDO NA ROSEIRA」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

いろいろな形があっていい

Tags: , ,

DSC_0043

お盆である。母が逝去押してから1年半、2回目のお盆。位牌などは持ち帰ってきて、小さな祭壇を設え祀っていたが、最近まで仏壇、盆提灯などは実家に置いたままであった。何しろ実家の仏壇は結構大きいし、運送業者も普通では運んでくれない。小型の仏壇に買い替えるにしても、魂抜きだ魂入れだとややこしい。仕方ないので、仏壇の半分だけは前回帰省したときに車に積んで運んできた。残り半分がまだ実家に残っているので、菩提寺に回向をお願いし、今年は仮祭壇で我慢をしてもらうことにした。

特に仏教徒ではないので、お寺さんとの関わりは、葬式、法事、お墓ぐらいしかない。いずれも亡くなった人の祀りに関わることであり、今を生ている人の生き方や悩みに直接関わってくることではない。また核家族化が進んだ私たち世代に共通する、親の墓、私たち夫婦の墓、仏壇、いづれも避けられない問題も今後発生する。かの「白洲次郎」の遺言書には「葬式無用 戒名不用」とあったという。知人は散骨を決心したという。

私の場合も、多額のお金のかかる葬式、法事、お墓、仏壇なども無用に願いたい。弔いの形は、いろいろな形があっていい。妻や息子たちが、生きていく自分たちのために、心に残る形を選んでくれればそれでいい。

600_400_BM

今宵のピアノトリオは、「ブラッド・メルドー ・トリオ/Brad Mehldau Trio」。実は、この「ブラッド・メルドー」、あまり取り上げてこなかった。なんというか、相性が悪いというか、いじくりすぎというか、素直にいいと思えないのだ。かって取り上げたのも、エレジー(哀歌)をテーマにしたソロ・ピアノ集、「Elegiac Cycle/エレゲイア・サイクル」だけだったと思う。私にとっての相性の悪さは、「キース・ジャレット/Keith Jarrett」と双璧をなす。

その「ブラッド・メルドー」が新譜を出したという。タイトルは至極シンプルで「Blues & Ballads」。怖いもの聴きたさで聴いてみました。シンプルなアルバム・タイトル通り、1曲目の「Since I Fell for You」から、聴きやすく決してテクニックに走ることなく、翳のある美しい叙情に満ちた優しい旋律が紡ぎ出される。ちょっと認識を改めなくてはならないかな。

パーソネルは、「Brad Mehldau(p)」、「ラリー・グレナディア/ Larry Grenadier(b)」、「 ジェフ・バラード/Jeff Ballard(ds)」。

Blues & Ballads

Brad -Trio- Mehldau / Nonesuch

「Brad Mehldau Trio – Little Person」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「Brad Mehldau Trio – And I love her」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

華々しい選挙戦の陰で地方は ・・・

Tags: , ,

b0102572_23351587
IMG_04911

毎年11月、「日本一の里山」と称されている黒川地区で、地域振興のため、地元の自治会、街づくり協議会を中心に、行政やわれわれも含めた地域のボランティア団体、地元企業などが協力して行われている「黒川里山まつり」。今年の「里山まつり」についての実行委員会の会合があった。会合の開催された場所は、かって明治37年(1904年)に建築された旧黒川小学校の木造校舎で、過疎化の進行などで廃校され、現在は地区の公民館と資料館になっている小学校の跡地。

地域振興のため、まつりを10年間続けてきたが、今年は開催が非常に厳しくなってきている。理由は過疎化、高齢化である。この地区の現在の戸数は40戸弱、人口は100人を割っている。最盛期には30軒程が生業として行っていた炭焼きも、いまはたった一軒のみ。主催母体であった街づくり協議会が、高齢化、人口減で役員のなり手がおらず解散を余儀なくされたという。そんな中での実行委員会のスタート。人、もの、金、加えて時間も知恵までも、すべてが足りないのである。そんな中でなんとか街おこしをしようと必死で頑張っている住民たち。

その一方、人口1,300万人、職員16万人、予算13兆円という超巨大都市、東京都の3年間で4回目というという都知事選挙が、華々しく報じられている。曰く、オリンピック、曰く、待機児童、曰く、高齢者対策 ・・・、、その規模、その数字。同じ日本の話なのかという疑問、感じるギャップをどうしても拭い切れない。

charlie-haden-and-gonzalo-rubalcaba-2015-promo-650

とはいえ、現役時代の終わりの頃は、東京の組織も担当していたので、ほぼ毎週のように出張していた。東京の夜は、刺激的で魅惑に溢れ、夜の帳が訪れると、高層ビルの夜景が一層魅力的になる。香港もNYもそうだった。そんな都市の夜景にぴったりのアルバムはいくつもあるが、今宵は、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」と「ゴンザロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」のコラボ・アルバム、「Land Of The Sun」(2004)を ・・・。

本作は「Nocturne」に次ぐ、「ゴンサロ・ルバルカバ」とのコラボ。タイトルからは、前作から一転して、ラテンの大地の「昼」のイメージを強調しているようにも思えるが、そこはラテンの哀愁、私には大都会の夜のイメージが浮かび上がってしまう。

Land of the Sun

Charlie Haden / Verve

「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba - Solamente Una Vez」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video


「Cuando Te Podre Olvidar (When Will I Forget You) – Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba – Esta Tarde vi LLover」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

 

リオ・デ・ジャネイロの憂鬱

Tags: , ,

EBP11-34379A

リオのオリンピック開幕まであと2週間ほどだというのに ・・・。

ロシアのドーピング問題で、CAS(Court of Arbitration for Sport/スポーツ仲裁裁判所)は21日、国家ぐるみのドーピングが行われたとして、国際陸連がロシアの陸上選手の、リオ・デ・ジャネイロ・オリンピックへの出場を禁止する処分を支持する裁定を出し、ロシアの陸上選手68人らの処分の取り消しの訴えを却下した。

また、WADA(World Anti-Doping Agency/世界アンチ・ドーピング機関)は、ソチの冬季オリンピックでも同様な国家ぐるみのドーピングが行われたとされ、「国際オリンピック委員会(IOC)」に対しても、陸上だけにとどまらず、全種目についてロシア選手の参加を認めないよう勧告をしており、その可能性も出てきた。

今回の裁定を受け、ロシア選手全員のオリンピック出場禁止を検討している「IOC」は、24日にも最終判断を示す見通しだという。

一方、ブラジルでは大統領が汚職で弾劾され、犯罪は一向に減る気配がなく、この期に及んで施設やインフラの完成も一部危ぶまれ、給料未払いで、治安を担う警察官や消防士がストライキをする始末。それに加え、今回のドーピング問題。リオ五輪の関係者にとっては、まさに「リオ・デ・ジャネイロ・ブルー」、「リオ・デ・ジャネイロの憂鬱」である。

ドーピング問題は、国威発揚が最優先の旧共産主義国を中心に、ステート・アマと呼ばれていた時代から、ずっと囁かれていた問題である。それに対し、西側、資本主義国はオリンピックの商業化へ突き進み、巨大な利権・マネーの温床となった。2020年東京オリンピックですら建設費・運営費の当初に比べた巨額な水ぶくれ、それにくわえて招致時の不明朗な金の発生もそれを窺わせるに十分である。薬まみれ五輪、金まみれ五輪から離れて、もう一度オリンピック精神、その原点に立ち返るということはできないものだろうか。競技場仕様の簡素化、国別入場行進、国旗掲揚などやめてみるのもひとつのアイデア。

今回の問題で、ロシアが参加出来るか、参加できないか、いずれにせよ次回の東京オリンピックにも影響が及ぶのは必至である。JOC当局にとっても、新都知事にとっても、頭の痛い問題を抱えそうな気がする。

randy%20crawford%2010

今宵、皮肉な一曲は、「リオ・デ・ジャネイロ・ブルー/Rio De Janeior Blue(リオ・デ・ジャネイロの憂鬱)」。「もう二度とあなたに会うことはない そんな気がする リオ・デ・ジャネイロの憂鬱 ・・・ 」と歌う恋の歌。「ジョー・サンプル&ランディ・クロフォード/Joe Sample & Randy Crawford」という最高のコンビによる極上のジャズ・アルバム「フィーリング・グッド」からがおすすめ。リズミカルで、メロディアスな名唱である。

【 Rio De Janeior Blue 】  作詞・作曲:John Haeny & Richard Torrance

「♪ The clouds come on creepin’         雲が空をゆっくりと覆い
     and you got me weepin’ this moment  そして君は僕を泣かした
   I can’t believe              信じられないよ
     you’re really gonna leave this town 君が本当にこの街を去ろうとしているなんて

   Everyone knows,             誰も知っている話しさ
     I can’t make a move with you      君とでなければ僕は何もできないって
   You’re turnin’ my whole world, upside down 君は僕の全てを一変させてしまう
   And I get a feelin’              そんな気がするんだ
     that I’ve seen the last of you       もう二度と君に会うことはないと
   Rio de Janeior blue             リオ・デ・ジャネイロ・ブルー

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

フィーリング・グッド

ジョー・サンプル&ランディ・クロフォード / ビデオアーツ・ミュージック

「Randy Crawford & Joe Sample – Rio De Janeiro Blue」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

明日はどっちだ

Tags: , ,

r

イギリスがEUからの離脱を決めたショック・混乱がまだ冷めやらない。アメリカ、トルコ、イラク、バングラディッシュと相次ぐISがらみのテロが一向にどどまる所を知らない。アメリカ、ヨーロッパ各国をはじめ各地でEU批判、移民排斥などの内向きの政治的機運が盛り上がっている。根底に流れる格差の拡大。市場を求めて、資本の投資先を求めて、グローバリゼーションという名のもとに膨張を続けてきた資本主義がもう限界に達し、経済的なプラス側面だけではなく、マネーゲームと化してしまった負の側面も世界規模で拡大したというその矛盾が一気に露呈した感じもしないわけではない。

エスタブリッシュメントVS非エリート層、高齢者VS若者、過激思想VS穏健思想、富裕層VS貧困層、先進国VS発展途上国、資源国VS非資源国、イスラムVS非イスラム ・・・ あらゆる側面、切り口でその矛盾が顔を変えて出てきているが、その底に流れる通奏低音は同じに見える。

そして気になるのは、終始覇権を追い求めてきた中国やロシアの動向。核・ミサイル保有のみが生き残れる唯一の道だと信じて疑わない北朝鮮。 

様々な問題を克服し、人類が共存共栄しうる新しい秩序への道はあるのか、2極分化の混沌の時代に突入するのか、はたまたかってのような冷戦の時代に逆戻りしてしまうのか。明日はどっちだ ・・・。 (写真はNETより拝借)

参議院選挙の期日前投票を済ませた。

gerry-goffin_2948798b

良き明日を願って、「キャロル・キング/Carole King」の名曲のカバーから、「Will you still love me tomorrow」。「ゲリー・ゴフィン/Gerry Goffin」、「キャロル・キング」の作。この曲を書いたとき、「キャロル・キング」は18歳。「ゲリー・ゴフィン」は後にキャロルの夫となるが、離婚。しかし音楽制作の上では、二人のコンビでたくさんのヒット曲を送り出した。

「Will you still love me tomorrow」は、「ザ・シュレルズ/The Shirelles」という女性コーラス・グループが1960年にレコーディングし、大ヒットした。キャロルの高校時代のボーイフレンド、「ニール・セダカ/Neil Sedaka」の「おお! キャロル/Oh! Carol」に対するアンサー・ソングといわれている。EUのイギリスに対する未練たっぷりの歌にも聞こえなくはない。

【 Will you still love me tomorrow 】
                Written by: Gerry Goffin, Carole King

「♪ Tonight you’re mine, completely   今夜、あなたのすべては私のもの
  You give your love so sweetly   あなたは私を優しく愛してくれる
  Tonight the light of love is in your eyes 今夜のあなたの瞳に愛の光が輝いているけれど
  But will you love me tomorrow?  明日も愛してくれるのかしら?

  Is this a lasting treasure  こんな宝物のようなときは、いつまでも続くのかしら
  Or just a moment’s pleasure?  それとも、束の間の楽しみなの?
  Can I believe the magic of your sighs? あなたのため息に潜むマジックは信じていい?
  Will you still love me tomorrow?   明日も愛してくれるのかしら?
  ・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・   ♪」

orig_Inger_Marie_Gundersen7B07D

さて、こんな歌は、抑制された熟女の落ち着いた歌声のほうがいい。まず、ノルウェーのシンガー、「インガー・マリエ(グンナシェン)/Inger Marie Gundersen」です。1959年生まれ、2004年、45歳のデビューというから相当な遅咲きである。アンニュイで少しダーク。大人のムードを湛え、いぶし銀のように鈍い光を放つ。一度聴いたら、その声が深く心に刻まれる、そんなシンガー。アルバムは、デビュー・アルバムで、ポップスやジャズ・スタンダードのカバーが中心のアルバム、「メイク・ジス・モーメント/Make This Moment」。

Make This Moment

Inger Marie Gundersen / Stunt


「Inger Marie Gunderson – Will You Still Love Me Tomorrow」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

200403_026_depth1

もうひとりは、「シェリル・ベンティーン/Cheryl Bentyne」。1954年生まれというから、ちょうどさきほど還暦、60歳をちょっと過ぎたばかり。人気ボーカル・カルテット「マンハッタン・トランスファー/The Manhattan Transfer」のボーカルである。交通事故で大けがをした「ローレル・マッセ/Laurel Masse」の後任のソプラノ担当として「マンハッタン・トランスファーに加入、現在のメンバーとなった。1992年には初のソロ・アルバム、「サムシング・クール/Something Cool」を発表して以来、コンスタントにソロ・アルバムを発表、もはや円熟の域に達したといっていい。アルバムは、「ソングズ・オブ・アワ・タイム/Songs Of Our Time」から。

ソングズ・オブ・アワ・タイム

シェリル・ベンティーン / キングレコード

「Cheryl Bentyne – Will You Still Love Me Tomorrow」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

明るいミライが思い浮かばない

Tags: , ,

5cf4207a

G7伊勢志摩サミットが終わった。一連の報道を見ていても、セレモニー的な印象が強く、世界経済、中東情勢、難民、ロシア問題、核、テロ ・・・、様々な世界の不安定要素対し、具体対策が討議・決議され、明るい未来を思い描けるといった印象は全くなかった。消費増税の再延期のお墨付きをもらったという印象だけが残った。あれがサミットの限界と言ってしまえばそれまでだが、本当にG7は世界の舵取りに機能しているんだろうかという疑問も残った。サミットのもともとの発端はそうではなかったと思うのだが ・・・。(写真は官邸HPより拝借)

来年はイタリア開催らしいが、米大統領選挙で共和党の指名獲得が確実となった「ドナルド・トランプ/Donald Trump」氏、フランス人至上主義を掲げ、民族主義的な色合いの強いフランスの右翼政党・国民戦線の党首、「マリーヌ・ルペン/Marine Le Pen」氏、英国のEU離脱を声高に唱えている「ボリス・ジョンソン/Boris Johnson」前ロンドン市長。もし、ポピュリズムを代表するような彼らが次回サミットに顔を揃えたら ・・・と考えるだけでも空恐ろしい。そんな危機感をユンケル欧州委員長の側近が覚え、警鐘を鳴らしたという。

確かにそう思う。しかし、どうせ機能しないなら怖いもの見たさ。G7サミットが修羅場になるのかどうか、その顔ぶれでちょっと見てみたい気もする ・・・。いや、ブラック・ジョークです。

leonard-cohen-poet-large

未来は難解で、過激で、超暗い。そんな強い印象を与える歌がある。しゃがれ声のネクラ・シンガー、「レナード・コーエン/Leonard Cohen」が歌う「ザ・フューチャー/The Future」。

1934年生まれのカナダの詩人・シンガーソングライター。詩人、小説家として成功した後、歌手デビューを果たした異色の経歴を持つ。その最大の魅力は、超難解、超過激、超ネクラな歌詞と、超低音のしゃがれ声。

未来は明るいはずなのだがやりきれないほどの暗い未来を歌っている歌がある。「ザ・フューチャー」。同名のアルバム、「The Future」(1992)の冒頭に収録。この歌は、「オリバー・ストーン/Oliver Stone」監督の映画、「ナチュラル・ボーン・キラーズ/Natural Born Killers」(1994)で使用された曲でもある。歌中、「Give me ~」という詞がリフレインされるが、それは、その時によって、「ベルリンの壁」だったり、「スターリン」だったり、「Hiroshima(広島)」だったりするという。最後には、「I’ve seen the future, brother: It is murder (自分は未来を見てきた。それは殺人だ)」と締めくくられる。

【 The Future 】  By Leonard Cohen

「♪ Give me back my broken night    壊れちまった俺の夜を返せ
   My mirrored room, my secret life   俺の鏡張りの部屋も、俺の秘密の生活も
   It’s lonely here                 ここでは俺、たった一人だ
   There’s no one left to torture      拷問する輩もいない
   Give me absolute control         絶対的な支配権を俺に与えろ
   Over every living soul           他のすべての生きた魂や
   And lie beside me, baby          私の周りにある嘘を支配する力を
   That’s an order!                ベイビー、それは、命令だ!

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・             ・・・・・・・・・・・・・

  Give me back the Berlin wall
  Give me Stalin and St. Paul
  I’ve seen the future, brother:
  It is murder

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Future

Leonard Cohen / Sony

1988年以降に発表されたライヴを含む彼の初期の暗~い3枚のアルバムからベスト盤「More Best of 」(1997)にも収録。

モア・ベスト・オブ・レナード・コーエン

レナード・コーエン / ソニーレコード

「Leonard Cohen – The Future」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.