JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

「令和」によせて

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 「初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香」(万葉集 巻五 梅花の歌三十二首并せて序)
  初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす

 「平成に代わる新しい元号は「令和」に決まった。「厳しい寒さの後に見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、あすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込めた」と記者会見で語る総理の話を聞きながら、頭に浮かんだ曲は、「You Must Believe In Spring」。沢山ある春にちなんだ歌で、この歌が一番好きである。

「カトリーヌ・ドヌーヴ/Catherine Deneuve」が出演し、1967年に公開された「ジャック・ドゥミ/Jacques Demy」監督のフランスのミュージカル映画、「ロシュフォールの恋人たち/原題:Les Demoiselles de Rochefort、英題:The Young Girls of Rochefort」で使われた名曲。

 「誰もが辛い時はあるけれど、雪の下にはバラの花が隠されてい。季節は知っていて、必ず春になると咲く」という歌詞。英語詞は「アラン&マリリン・バーグマン/Alan & Marilyn Bergman」。 

【 You Must Believe In Spring (やがては春が・・・)】 
                  by Alan & Marilyn Bergman / Michel Legrand

「♪ When lonely feelings chill     孤独だと感じる想いが 
   The meadows of your mind,   あなたの心を凍らすとき
   Just think if Winter comes,    冬の後には春がやってくるということを
   Can Spring be far behind?    思い浮かべてみませんか?

   Beneath the deepest snows,   深い雪の下にも
   The secret of a rose       バラのつぼみが隠されていることを
   Is merely that it knows      知っていますよね
   You must believe in Spring!   だから、やがては春がくることを信じましょうよ!

   Just as a tree is sure       木々は、その葉が落ちても
   Its leaves will reappear;     再び芽吹いてくることをわかっています
   It knows its emptiness     すっかり葉が落ちてしまった時期も、
   Is just the time of year     過ぎ行く季節に過ぎないと知っているのです

   The frozen mountain dreams  氷に閉ざされた山は、
   Of April’s melting streams,    やがて来る4月の雪融けを夢見ています
   How crystal clear it seems,   今はかたい水晶のように見えても、やがて溶けると
   You must believe in Spring!   やがては春がくることを信じましょうよ!

   You must believe in love    あなたは愛を信じ、
   And trust it’s on its way,    その愛はこれから花開くのだと信じてください
   Just as the sleeping rose    眠っているバラの蕾みが
   Awaits the kiss of May     5月のキスを待ち続けているように・・・

   So in a world of snow,       雪に覆われた世界の中でも、
   Of things that come and go,    万物は変化しているのです
   Where what you think you know,  あなたが考えたり、知っている世界は、
   You can’t be certain of,       決して定まった世界なんかではありません
   You must believe in Spring and love 春を、愛が生まれることを信じましょうよ!
   You must believe in Spring and love  もうそこに春が、もうそこに愛が・・・ ♪」

 シカゴを拠点にする「ぺトラ・ヴァン・ナウス/Petra van Nuis」の歌唱で。デュオのお相手は、優しい音色で寄り添うアコースティック・ギタリスト、「アンディ・ブラウン/Andy Brown」。アルバムは、粋でぴったし息もあった絶妙のデュオを繰り広げる。「トライ・トゥ・リメンバー/Try To Remember/原題:Lessons Lyrical」(2018)。


   
トライ・トゥ・リメンバー/Lessons Lyrical
ペトラ・ヴァン・ナウス&アンディ・ブラウン/Petra van Nuis & Andy Brown
MUZAK/fab.


      
       

「You Must Believe in Spring – Petra van Nuis with Andy Brown」

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あれから24年経っても ・・・

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 昨年は自然災害が多い年だった。公園でこんなに多くの被害が出たのは、活動を始めてから記憶にない。写真は、台風21号によって折れた「アカマツ(赤松)」。10年程のまだ若い木。「アカマツ」はトーチにするほど、油を多く含む木。薪にするために玉切りにして積んであったが、油が滲み出してきて、年輪が浮き出している。

 今日、1月17日は、「阪神淡路大震災」から24年目。この地に引越してきたのは、その2年前。1995年(平成7年)1月17日の早朝5時46分52秒に発生したあの地震の揺れや状況は未だに覚えている。幸いなことに、我が家は、外壁にひび割れが少し入ってくらいで、被害というほどの被害はなかった。それでも、インフラの復旧など地震前の生活に戻るのに、ひと月くらいかかった。多分、あの体験は一生忘れることはないだろう。兵庫県各地、学校などでは、この日を忘れないように、また、近い将来発生すると言われている「南海トラフ地震」に備えていろいろなイベントが行われている。

台場クヌギ(2018台風被害木)
 昨日、天気は上々とあって、「くどさし」後、公園内をウォーキング。昨年、台風21号によって折れた「クヌギ」の木に、もう若い枝が育ち始めていた。自然の回復力の速さに驚く。

 さて、今宵の歌、「I Feel the Earth Move」。「足元の地面が動くと感じるほどあなたが好き ・・・」という、シンガー・ソングライター、「キャロル・キング/Carol King」の出世作、「つづれおり/Tapestry」(1971)に収録されていた曲。

【 I Feel The Earth Move 】 by Carol King

「♪ I feel the earth move under my feet     足元の地面が動く気がするの
  I feel the sky tumbling down, tumbling down 空も崩れ落ちてくるような気がするの
  I feel my heart start to trembling       私のハートも震えだすの
  Whenever you’re around            あなたがそばにくるといつも

  Ooh, baby, when I see your face       おおベイビー、あなたの顔を見ると
  Mellow as the month of May          5月のようなメローな気になるの
  Oh, darling, I can’t stand it          おおダーリン、もう我慢できそうにないわ
  When you look at me that way         そんな風に見つめられると

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 歌うは、オリジナル、「キャロル・キング」も交えて、違う魅力を持つ歌姫3人。まずは、アラスカ生まれ、「ヘイリー・ロレン/Halie Loren」から。2作目の「THEY OUGHTA WRITE A SONG(邦題:青い影)」が日本で大ヒットし、ジャズとニュー・ポップスを絶妙に融合した独特の「Jazzy,Not Jazz」スタイルが人気のアルバム、「Simply Love」(2013)から。

 Simply Love

 Halie Loren / Justin Time Records

「Halie Loren – I feel the earth move」

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 そして、「オリビア・オン/Olivia Ong/中国語名:王 俪婷」。すこしハスキーがかった声に、ロリータ・テイストが加わり ・・・。1985年生まれのシンガポール出身の女性歌手であるが、日本でプロデビューし、その後2008年からは活動拠点を台湾へ移し、現在は、母国シンガポールを拠点にアジア各地で活動しているという。アルバム、「Olivia」(2010)から。

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Olivia
OLIVIA/オリビア・オン
Imports


        
        

「Olivia Ong – I feel the earth move」

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 そして、オリジナルの「キャロル・キング」。「タペストリー(つづれおり)/Tapestry」(1971)から。

 TAPESTRY

 CAROLE KING / EPIC

   
「Carole King – I Feel the Earth Move」

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今年はなにか新しいことでも始めてみようかな

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 1月3日の朝日新聞の記事。「折り葉」のアーティストの「渡邊義紘」さんが紹介されていた。「クヌギ(櫟、椚)」の葉一枚で動物を折る「折り葉」を作り出して、17年になるという。

 「クヌギ」はこれから始まる菊炭を焼く炭焼きの原材料。あの「クヌギ」を美しい断面を持つ菊炭に変身させることに思いをかけてきたが、彼は、拾った「クヌギ」の葉っぱの表面に息を吹きかけて湿り気を与え、指先で優しく挟んで折り目をつけ、葉脈は背骨やしわに、葉柄はしっぽや鼻に。黄金色のキリンやカバなどができあがるという。この記事を読み、NETで調べたその作品に、インスパイアーされてしまった。

 「クヌギ」の葉はそれこそふんだんにある山の公園。秋の子供達の木工工作のメニューにしてみたらいいかない思う。そう容易くはないかもしれないが、まずは、ちょっと作ってみようかな ・・・。

 今宵の曲、「You Started Something」。もうそのまんま。1941年の古い古いミュージカル、「マイアミの月/原題:Moon Over Miami」の挿入歌だそうです。歌唱は、「アン・バートン/Ann Burton」。アルバム、「ニューヨークの想い/New York State Of Mind」(1989)から。「ビリー・ジョエル/Billy Joel」の名曲、「ニューヨークの想い出」をタイトルにしたこのアルバムは、「ニューヨークのため息」と呼ばれた、「ヘレン・メリル/Helen Merrill」が「アン・バートン」をプロデュースするというバートンのファンにとっては夢のような企画が実現した1枚。

【 You Started Something 】 by Leo Robin / Ralph Rainger

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  You were just passing by,      あなたは去ってしまったのね
   but you started something     何かを始めるために
  I may never know why,       何故行ってしまったのか理由はわからない
   but you started something     でも何かを始めるために行ってしまったのね
  With your glance           でも感じるわ
   a new romance was in the making  きっと新しいロマンスが始まったのね
  Just like the sun starts the flowers to waking  太陽の光が花を目覚めさせたように

  I knew all about love,        私は恋を十分に経験していたから
    I said this can’t happen     こんなことが起こるなんて思ってもみなかった
  But then you came along       でもあなたが現れて
    and caught my heart napping   私の心をわしづかみにしまったのよ
  Now each hour and each new day    これから、一瞬が毎日毎日が
        will always be spring    春のようになったはず
  `Cause you really started something.  でもあなたは去ってしまったのね ♪」
    

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ニューヨークの想い/New York State Of Mind
アン・バートン/Ann Burton
Inner City Jazz


      
       


「You Started Something – Ann Burton」

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 手に入りにくいらしいこのアルバム、フル・アルバムもアップされていました。

「Ann Burton – New York State of Mind ( Full Album ) 」

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勝ったのか、負けたのか ・・・

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セイタカアワダチソウ&ススキ
 ご近所の空き地。ここでは、「ススキ(芒、薄)」vs「セイタカアワダチソウ(背高泡立草)」の熾烈なテリトリー争いが繰り広げられている。何年か前までは、「ススキ」が優勢であったが、最近では逆転して、「セイダカアワダチソウ」が勝っているようだ。

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 アメリカの中間選挙。開票の結果、上院は共和党、下院は民主党がそれぞれ多数派となった。その後の分析や論評を見ていても、実のところ、トランプが勝ったのか、負けたのか、よくわからない。一昨年の大統領選でも、その後の言動でも感じていることが、これが米国の大統領の言葉かと思うような、不安、憎悪、恐怖心、猜疑心を増長し、アメリカ分断をことさら煽るようなヘイトスピーチに近い言動にへきへきしていたが、中間選挙でも、「勝つためには手段を選ばず」といった選挙戦が展開された。

 トランプが勝ったか、負けたのか容易に判断はつかないが、大統領選、中間選挙を通じ、アメリカ分断をことさら煽るような戦略が、2年後の再び大統領選に勝つための方程式と確信したに違いないトランプは、ますます過激な発言、政策で、アメリカの分断を加速していくように思えてならない。

 かって、僕らの憧れだった、あのきらきらしたアメリカはどこへ行ってしまったのだろう。もう訪れてみたいとは全く思わない。ただ、希望は今回の中間選挙で、危機感を感じた若者層の投票が増え、18~29歳では67%が民主党、というより反トランプ陣営に投票し、下院の勝利につながったという。

 「奇妙な果実/Strange Fruit」という歌がある。1930年に「ルイス・アレン/Lewis Allan」によって書かれ、1939年からは、「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」のレパートリーとした、有名なアメリカの人種差別を告発する歌である。題名や歌詞の「奇妙な果実」とは、木にぶら下がる黒人の死体のことである。作られてから90年近くたった今日、吊るされているのは、アメリカの理想、民主主義のようにも思える。

【 Strange Fruit 】   作詞 / 作曲 Lewis Allan

「♪ Southern trees bear a strange fruit       南部の木には、奇妙な実が成る
  Blood on the leaves and blood at the root    葉には血を流れ、根にまで血が滴る
  Black bodies swingin’ in the Southern breeze   黒い体は南部の風に揺れている
  Strange fruit hangin’ from the poplar trees  奇妙な果実がポプラの木に吊るされている

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・     ♪」

 目ヂカラ姉御、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」、1995年のヒット・アルバム、「New Moon Daughter」でも歌っていますが、最新アルバム、「Coming Forth By Day」(2015)からの歌唱。このアルバムは、伝説的ジャズ・ボーカリスト、「ビリー・ホリディ(1915年4月生まれ)」の生誕100年を記念して制作されたという。

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COMING FORTH BY DAY
カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson
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「Cassandra Wilson – Strange Fruit」

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 そして、やはり「ビリー・ホリディ」の歌唱も ・・・。

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奇妙な果実
ビリー・ホリディ
ユニバーサル ミュージック クラシック


     
      

        
「Billie Holiday-Strange fruit」

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我々は何者で、どこから来て、そしてどこへ往くのか

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 急速な進歩を遂げたDNA解読技術により、数万年前の人類の「ゲノム(遺伝子情報)」の抽出・分析ができるようになったため、ゲノムの痕跡を辿ることで、太古の人類から、現在の私たちへと繋がる祖先の知られざる物語が解き明かされたという。そんな「NHKスペシャル 人類誕生」の放映から、人類の進化や日本人のルーツに興味を持ち、この夏、いくつもの関連する本を、立て続けに読んだ。(参照拙ブログ 「DNAを感じた日だった」

 そこへ、今日、朝日新聞(9/11)の朝刊のこのニュース。私たちの祖先はどこから来て、どういう過程をへて今の「日本人」なったかを、現代人と古代人のゲノム解析・比較を通じて明らかにするというプロジェクトがスタートするという。現在、私たち日本人の遺伝的特徴は、「東アジア集団」に属し、基本的には、東南アジアから移動した集団によって形成されているという。また、日本人の列島内での遺伝的な地域差は、琉球列島集団と本土日本集団とは明瞭に別れ、本土集団でも、東北地方の人々遺伝的特徴は、ほかの地域と区別できることができるという。このプロジェクトに興味津々、5年後には、楽しみな結果が出そうだ。

 我々は何者で、どこから来て、そしてどこへ往くのか。今宵の歌は、「Who Are You ?」から。ボーカルの「ヘウォン/Haewon」と、プロデューサー/ソングライターでもあるトランペット奏者、「ジュハン・リー/Juhan Lee」によって結成された韓国発の人気ジャージー・ポップ・デュオ、「ウィンタープレイ/Winterplay」のアルバム、「Songs Of Colored Love」(2009)から。

【 Who Are You ? 】  by Juhan Lee

「♪ Such lies, you’ve told to me  あなたが私についてきたのは嘘だったのね
  But I’m willing to let it go     でも、私は行くわ 
  Could be, you’ve tried, before   できれば、その前に
  Say what you felt, in your heart  本当に心で感じたことを言ってよ

  One to many lies, I’ve heard, being with you 一つの嘘から始まって次々と
  I don’t know, what to think          もう知りたくないし、考えたくもない

  I still care for you, in a way, tender way まだあなたを気にかけている、優しい思いで
  Who are you? My love?          あなたってなんなの? これが愛?

  Don’t be grey, in your words       あなたの言葉は、中途半端
  Choices are black and white       黒か白か選んでよ
  Tell me please, Who are you?      教えて 一体あなたはなんなの?
  Let me see, Who are you?        はっきり分からせて、あなたってなんなの?

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・   ♪」
   

ソングス・オブ・カラード・ラヴ

WINTERPLAY / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Winterplay ー Who Are You ? (Bossa Nova Version)」

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 イケメンのトランペッター、「クリス・ボッティ/Chris Botti」。「She Comes From Somewhere」。アルバム、「Thousand Kisses Deep」(2003)から。

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Thousand Kisses Deep
クリス・ボッティ/Chris Botti
Sony


     
     

「Chris Botti – She Comes From Somewhere」

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 そして、女学生のような雰囲気を残しているスウェーデンの歌手、「フレドリカ・スタール/Fredrika Stahl」の「Where Are You Going ?」。曲のすべてを彼女自身が作詞・作曲をし、スタイリッシュなフレンチ・ポップと、フェイク・ボッサと、ちょっとアンニュイなジャズをごちゃまぜにしたようなデビュー・アルバム、「Fraction of You」(2006)から。

【 Where Are You Going ? 】   by Fredrika Stahl

「♪ Every day you wake up to the same worry 毎朝、同じ心配事で起こされてしまうあなた
  Living your life in a constant hurry       いつも急いで生活しすぎじゃないかしら
  Trying to catch up with your expectations   期待を持ちすぎていないかしら
  Living a life in constant aggravation       いつも生活が激しすぎるのよ

  Every night you dream about fame and glory  毎晩、名声と栄光ばかり夢見ているから
  Waking up to realize it’s another story   他にも生き方があるってことがわからないの
  Breaking your neck to climb that ladder そんな階段を登ってたら落ちて首の骨を折るよ
  Losing your grip while too busy together   忙しすぎてしっかり握ることができずにね

  You spread your wings      翼を広げなさい
  And you flew away        そして飛び立ちなさい
  You implored the sun       太陽に向かって行きなさい
  But got blinded by its rays     でも、太陽の光で目をくらまさないで
  Where are you going?       どこへ行こうとしているの、あなた
  You are losing your mind      心を失っているわ
  Searching for a place       居場所を探したって
  Nowhere to be found        そんなところはどこにもないわ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Fraction of You/Import
フレドリカ・スタール
Vogue Europe


      
      

「Fredrika Stahl -Where aru you going ?」

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「高齢者は避難を開始してください」と言われても ・・・

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 ここ数日ずっと雨が降り続いている。豪雨が予想されるということで、私の住んでいる市全域、約7万世帯、15万人にわたって、大雨警報、避難準備情報が出ている。避難勧告も含め、今年何回目だろうか? 正直、市内全域に避難準備と言われても戸惑ってしまう。もちろん最寄りの避難場所は知っているが、我が家の外を見てもそう大した雨ではないし、そもそもハザード・マップからも外れているし、結局高齢者ではあるが、危険性はないと判断し、家にとどまっている。ご近所でも避難した家はないし、いつものようにゴミ収集車が、走っている。

 この災害情報や避難情報などについて、今年はいろいろな問題点が取り沙汰された。聞かずに逃げ遅れ、命の危機に直面した人、我が家のように何回も出たが、これっぽっちの危険もなかったところ ・・・。もちろん空振りになっても、警報は早めに出したほうがいいことには違いないが、「市内全域で」といわれても、実際判断に困ってしまうのが現実であり、本音である。あとあとの行政サイドの責任回避のためのエクスキューズになってしまってはいないだろうか。下衆の勘繰り? ・・・。最後はやはり、自己責任による判断なのだろうか?

 さて、今宵の歌、決してあてつけではありません、「Call Me Irresponsible(無責任と呼んで)」。バンド・リーダー兼タレントとして活躍した「ジャッキー・グリーソン/Jackie Gleason」が主演した1963年のコメディ映画、「パパは王様/邦題:Papa’s Delicate Condition」の主題歌として書かれたものだという。作詞は「サミー・カーン/Sammy Cahn」、作曲は、「ジミー・ヴァン・ヒューゼン/Jimmy Van Heusen」。その年の「アカデミー映画主題歌賞/the Academy Award for Best Original Song」を受賞したという。

【 Call Me Irresponsible 】   by Sammy Cahn , Jimmy Van Heusen

「♪ Call me irresponsible     無責任って呼んでくれ
  Call me unreliable        信用できないって言ってもいい
  Throw in undependable, too   なんなら、当てにならないでもいい

  Do my foolish alibis bore you?  愚にもつかない言い訳に飽き飽きしたかもね
  Well, I’m not too clever, I     あんまり賢くないいんだ、俺って
  I just adore you          君が大好きなだけ

  So, call me unpredictable     気まぐれと呼んでくれてもいい
  Tell me I’m impractical       役立たずと言ってくれてもいい
  Rainbows, I’m inclined to pursue  虹を追いかけていたいだけなんだ

  Call me irresponsible       無責任って呼んでくれ
  Yes, I’m unreliable         たしかに信用できないね
  But it’s undeniably true       でも、これは否定できないよ
  That I’m irresponsibly mad for you  無責任になるほど君に夢中だってこと

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 好漢、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」が歌います。アルバムは、「Call Me Irresponsible」(2007)から。

 Call Me Irresponsible

 Michael Buble / Warner Bros

「Michael Buble – Call me irresponsible」

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 ライブ映像を楽しみたい方は ・・・。 「Michael Bublé – Call Me Irresponsible [Live]」

 さて、「ジュリー・ロンドン/Julie London」でもお楽しみください。アルバムは、「The End of the World 」(1963)。

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End of the World/Nice Girls Don’t Stay for Breakfast
ジュリー・ロンドン/Julie London
EMI Gold Imports


      
     

「Julie London ‎– Call Me Irresponsible」

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To be,or Not to be ・・・、そんな事を考える歳になった

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 「To be, or not to be: that is the question.」「W.シェイクスピア/William Shakespeare」の「ハムレット/Hamlet」の有名な一節で、普通は「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ。」と訳されている。けっして深刻にではなく、私も普通に反応して、そんなことを考える歳になった。

 今年もまた健康診断に行ってきた。最近、健康診断にちょっと懐疑的になっている。というのもここ10年くらい、血糖値(ヘモグロビン a1c)が、わずかに基準値を超えて高めであるが、診断結果ではいつも「糖尿病」と診断がつく。受診者の数、業務処理などを考えれば、所属する健保組合は、健康診断請負業者に、診断業務を下請けさせるのは理解できるが、問題は診断である。診断は、間違いなくコンピュータがデータ処理をして、診断を下している。不勉強だが、医者の業務をコンピュータが肩代わりできる法的根拠があるのだろうかと思う。そして、リスクを避けるため、疑わしき受診者は、「要精密検査」として、精密検査へと回しているのである。この「コンピュータ診断」、かなり杓子定規的ではないかとも思う。定年の頃の一時期、血糖値が、かなり高くなったことがあったので、医者に行き、3ヶ月ほど薬ものみ、毎日のウォーキング、食事の改善等始めた結果、ここ10年間は、数値が低下、薬はもちろん医者通いも不要、その後も数値に大きな変動もなく、若干基準値を上回る程度で安定している。ある本によると、年齢の幅を考慮した基準値では、基準内に収まっている。しかし、年齢、過去の努力や数値の経緯などは一切関係なく、コンピュータはピンポイントの数値で毎回「糖尿病」と診断するのである。「早期診断、早期発見」の掛け声に流されて、実質、「コンピュータ診断」という「健康診断」に身を委ねてしまっていいのだろうかと言う疑問が解消できないでいる。それにしても、最近の検診車、ピンクや花柄の模様。おしゃれになりました。

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健康診断「本当の基準値」完全版ハンドブック
大櫛 陽一 (著)
宝島社


      
      
      
    
        

 3年ほど前にも、肺のX線撮影で、「要精密検査」の判定で、胸部CT検査を受けたが、全く問題なかった。必要のない放射線など当てないほうがいいに決まっている。また、オプション検査の腫瘍マーカー検査では、前立腺がんの指標となるPSA値が増加、これも「要精密検査」の診断。MRI検査だけでは判定できず、入院し、体内から細胞を採る生検(生検組織診断)までした結果、全く問題なしと判定されたが、その後しばらくは、血尿と排尿障害が起きた。これも、結果論であるが、必要のなかった入院、検査であるし、排尿障害が続いたらと考えるとぞっとする。そんなことから、この「健康診断」についても、少し懐疑的に考えるようになった。

 早期診断、早期発見、早期治療。それはその通りだが、この歳になると、病名や進行度によっては、もし発見されても、手術などによる体力低下で、命は長らえるが、寝たきりとなるか、あるいは、放っておいて好きなことを体の動く限り、精一杯し、寿命が尽きるのを待つか、どちらかの選択を迫られることになるのではないだろうか。私の心情としては、後者を選択したいという気持ちが強くなってきている。

 そんなことから、今年からは、必要以上に放射線を当てるのもよくないと思って、胃レントゲンは隔年ごとに、知ってどうなるという思いから、腫瘍マーカーも数年に一度ぐらいとし、受診に工夫と思いを凝らすようにした。同窓会などでも一番の話題は、健康に関することであるが、私にとって毎日の食事(妻に感謝)、ウォーキング、簡単な筋トレ、そしてなによりも、週一、山で時間を過ごすボランティアの作業が一番の秘訣にも思える。 

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 さて、今宵、シニアの皆さんにとって懐かしの洋楽です。まず、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」。1949年5月生まれ、ニューヨーク、サウス・ブロンクス出身のシンガーソングライター、歌手、ピアニスト、作曲家。ポップなメロディと、都会的なアダルト・サウンドで、1970年代後半から1990年代前半にかけてヒットを連発し、全世界で1億枚以上のレコード・セールスを記録したという。代表曲に、「ピアノ・マン/Piano Man」、「ニューヨークの想い/New York State of Mind」、「素顔のままで/Just the Way You Are」、「ストレンジャー/Stranger」、「ムーヴィン・アウト/Movin’ Out」、「オネスティ/Honesty」など数々あるが、今宵は「マイ・ライフ/My Life」。 アルバム、「ニューヨーク52番街 /52nd Street」(1978)から。

 2005年には、未発表曲やレア曲を中心としたコンピレーションBOX「マイ・ライヴ/My Lives 」をリリースし、それに合わせ本格的なライヴ活動を再開、全米、欧州、南アフリカ、オーストラリアツアーを経て、2006年11月には8年振り10度目の日本公演を行い、全盛期と変わらぬパフォーマンスを繰り広げてファンを熱狂させた。その東京公演ライブも合わせて。

【 My Life 】  by Billy Joel

「♪ Got a call from an old friend   古い友人から電話をもらった
  We used to be real close      むかしものすごく親しくしていた友人からね
  Said he couldn’t go on        その時彼はこんなことを言ったんだ
         the American way      「アメリカ流の生活に馴染めない」って
  Closed the shop, sold the house   そういって彼は店を閉め、家を売り
  Bought a ticket to the West Coast     西海岸へ旅立っていったんだ
  Now he gives them a stand-up routine in L.A. いまでは、LAでピン芸人しているって

  I don’t need you to worry for me      かれは言ったんだ 僕の事は心配しないで  
           cause I’m alright          うまくやってるからさ
  I don’t want you to tell me          言わないでくれるだろ
         it’s time to come home         帰ってこいよなんて
  I don’t care what you say anymore,      君に何を言われても気にしない
         this is my life              これが僕の人生
  Go ahead with your own life          君は君の人生を進んでくれ
          and leave me alone      そして僕のことは放っておいてくれって

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

 初めてニューヨークを訪れたのは、1990年の晩秋。そこには、色々な映画、本、音楽などで出来上がっていた私の頭のイメージどおりのニューヨークがあった。

ニューヨーク52番街

ビリー・ジョエル / Sony Music Direct



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「Billy Joel – My Life (Official Video) 」

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 28年後、同じ曲を東京ドームのステージで歌うビリー。

「Billy Joel – My Life (In Concert” Tokyo Dome, Japan in Nov-30-2006)」

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Blood,_Sweat_&_Tears
 もう一つ懐かしいナンバーを。ビリーと同じ’70年代、ブラス・ロックで一世を風靡した「ブラッド・スウェット&ティアーズ/Blood, Sweat & Tears」の曲から、「And When I Die」。1969年に発表されたセカンド・アルバム、「Blood, Sweat & Tears」から。

 「And When I Die」は、白人ながらゴスペルやブルース色の強い歌を書く、フォーク系のシンガー・ソングライター、「ローラ・ニーロ/Laura Nyro」が17歳のときに書いた彼女の代表作のひとつで、「ピーター・ポール&マリー/Peter, Paul and Mary」、「BS & T」によって有名になった。

【 And When I Die 】    by Laura Nyro

「♪ I’m not scared of dying      わたし死ぬのは恐くはないわ
  And I don’t really care.      そうよ、本当に恐くないわ
  If it’s peace you find in dying,   もし死んで安らぎが得られるなら
  Well, then let the time be near.  それなら、そのときが近づいてきてもいい
  If it’s peace you find in dying,    もし死んで安らぎが得られるなら
  When dying time is here,      死ぬときには
  Just bundle up my coffin       わたしの棺を包んでね
  cause it’s cold way down there,   だって寒い道を行くんだから
  I hear that’s it’s cold way down there,  寒い道を行くって、わたし聞いているわ
  Yeah, crazy cold way down there.    気も狂わんばかりの寒い道だってね
  And when I die and when I’m gone,   私が死んで、そう、いなくなってしまったら
  There’ll be one child born         かわりに子供が一人生まれて
   and a world to carry on, to carry on.  それで世界が続いていくの、そうなってるのよ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」
   

Blood, Sweat & Tears

Blood,Sweat & Tears / Sony

「Blood, Sweat & Tears – And When I Die」

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記録的大雨、記憶に残る大事件

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 今朝、雨がちょっと小降りになったと思ったら、ふたたび台風のような激しい雨と風に逆戻り。現時点で、私の地域は入っていないが、兵庫県の殆どの地域に、「大雨特別警報」が出されている。たしか降り始めたのが、3日の午後からだったから、もう5日目ということになる。

 TVのニュースでは、隣接する大阪府能勢町では、6日までの24時間最大雨量が271mm、降り始めてからの総雨量が、450mmの、まさに記録的大雨だという。昨日、いつもはここまでは聞こえない一庫ダムの放水を告げるサイレンの音、緊急車両のサイレンの音が不気味に鳴り響いていた。

 この豪雨ではウォーキングはもちろん、外出するのも諦め、TVの朝のワイドショーを見ていたら、突然入ってきたのが、オウム真理教元代表、松本死刑囚ら7人の死刑執行。地下鉄サリン事件など、多くの事件が起こったが、とりわけ私にとって衝撃的だったのは、1994年6月の「松本サリン事件」。2010年に帰省した松本で、16年前を思い出し、このブログでも一度触れたことがある。(拙ブログ 「16年前、初夏の衝撃 ・・・」

 翌、1995年1月は「阪神淡路大震災」、3月は「地下鉄サリン事件」。1994年から95年にかけて衝撃的な出来事が起こったこの年は、私の中では、「森永グリコ事件」とともに記憶に残る大事件となっている。

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 さて、今日の曲は、「フラジャイル/Fragile」。「壊れやすい、もろい、割れやすい、脆弱な、か弱い、はかない、きゃしゃな ・・・」という意味の「スティング/Sting」の曲。

 2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ直後、トスカーナにある「スティング」の自宅で行われたライブ。WEBによるライブの配信を企画していたが、配信は一曲を除いて中止。「この一曲だけを犠牲者に捧げるために配信する」と語って、「スティング」は歌いだした ・・・ 。その時のライヴを収録したアルバム「・・・オール・ディス・タイム/…All This Time 」から。

 ジャケットの見開きに彼自身の哀悼の言葉が刻まれ、スティング作詞作曲の「フラジャイル/Fragile」1曲だけの歌詞が犠牲者に捧げるために掲載されている。

「This album was recorded on September 11,2001 and is respectfully dedicated to all those who lost their lives on that day.」

【 Fragile 】    by Sting(Gordon Matthew Thomas Sumner)

「♪ If blood will flow when flesh and steel are one
  Drying in the color of the evening sun
  Tomorrow’s rain will wash the stains away
  But something in our minds will always stay

  Perhaps this final act was meant
  To clinch a lifetime’s argument
  That nothing comes from violence and nothing ever could

  For all those born beneath an angry star
  Lest we forget how fragile we are

  On and on the rain will fall
  Like tears from a star
  Like tears from a star
  On and on the rain will say
  How fragile we are
  How fragile we are      ♪」

「♪ もし鋼の刃が体に刺さり、血が流れたとしても 
  その血は夕陽の真っ赤な色に染まって乾いてしまうか
   明日の雨が血の染みを洗い流してしまうだろう
   でも我々の心に残った何かはいつまでも消えずに残るだろう
      
  多分その最終的行為は、
  暴力からは何も生まれないという長い間の論争に決着をつけ
   怒れる星の下に生まれた人間たちに対しては、
  なす術がないということになるかも知れない
   我々がいかに脆くて儚い存在であるかを忘れさせないために

   いつまでも雨は降り続くだろう
   星が涙を流しているように  
   星が涙を流しているように 
  いつまでも雨は降り続くだろう
   我々はどれほど脆い存在なんだろうか 
   我々はどれほど脆い存在なんだろうか  ♪」

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Sting: All This Time [DVD] [2001]
Sting/スティング
ユニバーサル インターナショナル


    
   
    
     
    

・・・オール・ディス・タイム

スティング / ユニバーサル インターナショナル

「STING – Tribute to WTC Victims – Fragile (Live in Italy on September 11, 2001 )」

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ジャッパン・パッシングどころか ・・・

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 最近の北朝鮮を巡る一連の目まぐるしい動き。核とミサイルの開発にあれほど血道を上げ、米国を罵っていた北朝鮮が、一転融和へと向かい、米朝会談の日程、場所が決まった。一連の報道を見ていても、すべて米国~北朝鮮~中国の主導で事態は動いており、どうも「ジャッパン・パッシング/Japan Passing(日本素通り)」、蚊帳の外の印象は否めない。

 そもそも「ジャッパン・パッシング」どころか、東アジアの政治情勢に日本が主体的に関与する役割など、もともと持ってないのではないかと合点が行く刮目すべき本に最近出会った。「白井 聡」著、「国体論 菊と星条旗」 (集英社新書)。時代錯誤とも思われるセクハラ、森友・加計問題で大揺れしている政府・国会が、国際政治のその変化や振れの速さについて行けるとも思わないが ・・・。

 2018年の今年、明治維新から150年を迎え、そして2022年には、明治維新から敗戦までの時間と戦後の時間が、77年とともに同じになる年を迎える。古くはベトナム戦争、最近でも、イラク侵攻、核廃絶、原発、TPP離脱、パリ協定離脱などの国の主体的な姿勢を示さねばならない出来事でも、日本政府は終始米国を支持、容認する姿勢を示してきたといえよう。沖縄基地問題、地位協定、横田基地による首都圏制空権など、はなはだ不条理と思える問題も放置してきた。

 著者は、この自発的な対米従属とも言える姿勢を戦後70年あまり続けてきた日本。いかにすれば日本は、自立した国、主体的に生きる国になりうるのか? この呪縛の謎を解くカギは、国を動かす基本的な論理が、「戦前の国体=天皇」から「戦後の国体=アメリカ」という主役が変わっただけの「国体」という概念であるとして、明治維新~敗戦、敗戦~現代の日本がたどってきた具体的な歴史事実をあげながら、「国体」が形成、連綿として持続されてきたプロセスに鋭く切り込んでゆく。特に、占領後、サンフランシスコ講和条約、日米安保条約を通じ、主権の放棄と引き換えに、国体護持が得られ、それが冷戦時代を経て定着化し、今なお続いているという論理の展開はかなり説得力がある。

 「日本は拉致の問題をなぜ直接言ってこないのか」とまで「金正恩」朝鮮労働党委員長に言われるようでは、国民を守るという国の基本機能に触れる拉致問題さえも政府は米国頼みで、本当に解決に動いているのか疑問にさえ思えてくる。

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国体論 菊と星条旗 (集英社新書)
白井 聡 (著)
集英社


     
     
   
     
     
    
    

 そんな「戦後の国体=アメリカ」という見解に傍証を与えるバブル以後の政治情勢の衝撃的ともいえる分析を、少し前に読んだことを思い出した。「R. ターガート マーフィー/R. Taggart Murphy」著、「日本‐呪縛の構図:この国の過去、現在、そして未来 上/下 」(早川書房、ハヤカワ文庫)。

 ハーバード大卒業後、バンク・オブ・アメリカ、チェース・マンハッタン、ゴールドマン・サックスなどで投資銀行家として活躍、在日40年、現在は筑波大学教授を務める著者が描く「Japan」の肖像。上巻では、古代、平安、鎌倉、室町、戦国、江戸、明治から第二次世界大戦を経て、高度成長期に至る歴史を、日本独自の美意識、ハイカルチャーの新鮮な視点で解き明かし、下巻では、高度成長期から現在に至る政治と経済のしくみ、社会と文化の変遷、そして日本と世界との関係を解き明かしてゆく。とくに、衝撃的だったのは、鳩山民主党政権が取り組んだ「普天間基地移転問題」、「東北アジア共同体構想」が、米国の東アジア安全保障政策へ大きな影響を与え、そのことがアメリカ政府の逆鱗に触れ、政権の主要キーマンだった「小沢一郎」氏を土地スキャンダルで、政権もろとも潰してしまったという分析については、目からウロコの思いであった。しかし、先述の「国体論」を読んで、そのことに合点が言ったのである。著者は、アメリカは日本を「同盟国」と考えたことは一度もない。むしろ「保護国」に近いと考えていると看破している。

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日本‐呪縛の構図:この国の過去、現在、そして未来 上/下
R. ターガート マーフィー/R. Taggart Murphy (著)、仲 達志 (翻訳)
早川書房


     
    
    

 しかし、何を考えているのか、何をするのか、規格外、想定外で、全く読めないというトランプ大統領の登場。北朝鮮問題では、一転プラス方向へ動いているとも思える一方、中東ではイラン核合意離脱、エルサレムへの大使館移転強行ときな臭さを強める方向へ踏み出している。国際合意などお構いなしの振れ幅の大きい政策選択基準のすべてが(限られた一部のための)アメリカ・ファースト、中間選挙を前にしての票獲得のためのトランプ・ファーストに思える。

 トランプ登場、ひょっとして、ディールの条件次第では、ジャパン・ファースト、「国体の構図」、「呪縛の構図」が大きく変わり得るかも知れない、そんな淡い期待は望むべくもないようだ。明治維新150年、憲法改正、戦前価値観への回帰を悲願として突っ走ってきた一強、安倍政権。ここに来て政府も官僚も議員も、セクハラ、森友・加計問題、極めて大事ではあるが、低次元と言わざるを得ないスキャンダルで、無責任さをさらけ出している。こんなんで、回っていく不思議の国、日本。いや、これもアメリカ・ファースト、「国体」の変化を望まないアメリカの仕掛けかと思うのは、考えすぎだろうか ・・・。

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 さて、思い切り愚痴ったところで、熱くなった頭を冷やすのにもってこいのアルバム。今宵のアルバムは、「ゴンザロ・ルバルカバ&チャーリーヘイデン/Gonzalo Rubalcaba & Charlie Haden」のデュオ・ライブ・アルバム、「トーキョー・アダージョ~ライヴ・アット・ブルーノート東京/Tokyo Adagio」(2005)から。

 このアルバムは、惜しくも逝去、私が世界最高のベーシストと思っていた、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」が、キューバ出身の名ピアニスト、「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」と行った、2005年3月の「ブルーノート東京公演」が初CD化されたもの。あの名盤「ノクターンNocturne」で聴けた「ヘイデン節」、「ルバルカバ節」のまさに再現。

トーキョー・アダージョ~ライヴ・アット・ブルーノート東京

チャーリー・ヘイデン / ユニバーサル ミュージック

アルバムから3曲、「En la Orilla del Mundo (The Edge of the World)/世界の果てで」、「Sandino」、「My Love and I」を。
 

「Gonzalo Rubalcaba & Charlie Haden ー En la Orilla del Mundo」

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「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba – Sandino」

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「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba – My Love and I」

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中途半端でほっておくことなど許されない

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 行政、官僚、政治、政治屋 ・・・。日本の中枢の劣化ここに極まれり。民主主義の国ではなかったのか。こんどこそ中途半端でほっておくことは許されない。

 今宵の曲は、TVドラマ、「Mad Men」 に流れていた1960年代のヒット曲、「ユー・キープ・ミー・ハンギン・オン/You Keep Me Hangin’ On」(1966年)。「ダイアナ・ロス&シュープリームス/Diana Ross & the Supremes」になる前の「シュープリームス/The Supremes」の最大のヒット曲といってもいい。曲は「ブライアン・ホーランド、ラモン・ドジャー、エディ・ホーランド/Brain Holland、Lamont Dozier、Eddie Holland」による。

 「ユー・キープ・ミー・ハンギン・オン」は、「シュープリームス」の曲で最も頻繁にカバーされた曲で、「ロッド・スチュワート/Rod Stewart」、「ヴァニラ・ファッジ/Vanilla Fudge」、「キム・ワイルド/Kim Wilde」と言った様々なアーティストによってカバーされている。たしか私も「ヴァニラ・ファッジ」によって、この曲を知ったと記憶している。

【 You Keep Me Hangin’ On 】

「♪ Set me free why don’t cha babe   私を自由にして どうしてできないの
  Get out my life why don’t cha babe  私の人生から出て行ってよ どうしてできないのよ
  ’Cause you don’t really love me    だって本当は愛していないのに
  You just keep me hangin’ on     ただ中途半端に引き伸ばしているだけ

  Set me free why don’t cha babe   私を自由にして どうしてできないの
  Get out my life why don’t cha babe  私の人生から出て行ってよ どうしてできないのよ
    (ooh, ooh, ooh, ooh)
  ’Cause you don’t really need me   本当は必要としていないのに
  But you keep me hangin’ on      中途半端でほっとかないで

  Why do you keep a comin’ around   どうして私に近づいてきて
     playing with my heart?    私の心を弄ぶの?
  Why don’t cha get out of my life    どうして私の人生から出て行ってくれないの
     and let me make a brand new start? そうすれば新しいスタートを切れるのに
  Let me get over you          あなたを越えていきたいの
     the way you gotten over me, yeah, yeah あなたが私を超えていったように

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 1967年のアルバム、「シュープリームス・シング・H-D-H/The Supremes Sing Holland–Dozier–Holland」より。

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シュープリームス・シング・H-D-H(紙ジャケット仕様)
シュープリームス
ユニバーサル インターナショナル


     
    


「The Supremes - You Keep Me Hangin’ On」

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 そのサイケデリック・サウンドが一世を風靡した、「ヴァニラ・ファッジ」のデビュー・アルバム、「キープ・ミー・ハンギング・オン/Keep Me Hangin’ On」(1967)から。

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キープ・ミー・ハンギング・オン/Keep Me Hangin’ On
ヴァニラ・ファッジ/Vanilla Fudge
ダブリューイーエー・ジャパン


    
    

「Vanilla Fudge ー You Keep me hangin on」

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 「ロッドスチュアート」でも ・・・。 彼ってこういうカテゴリーの歌手だったんですね。アルバム、「明日へのキック・オフ(原題:Foot Loose & Fancy Free)」(1977年)より。

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明日へのキック・オフ/Foot Loose & Fancy Free
ロッド・スチュワート/Rod Stewart
ワーナーミュージック・ジャパン


   
   

「Rod Stewart ー You Keep Me Hangin’ On」

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