JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

DNAを感じた日だった

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 お盆。特別な供養などはしないが、いつもどおり、仏壇を開け、お供えをして手を合わす。飾ってある私、妻双方の両親の写真を見ながら、在りし日を思い浮かべる。先祖、両親、そして私、妻、兄弟、子、孫と受け継がれてきたDNAを感じる日でもある。

 少し前の「NHKスペシャル」で「人類誕生」という3回シリーズの放映があり、興味深く観た。私は、元来考古学に興味があり、高校時代は考古学クラブに所属し、春休み、夏休みなどには教育委員会の発掘の手伝いなどに明け暮れたことから、縄文文化、弥生文化の違いを実感として感じ、それぞれの文化の担い手としての日本人のルーツは何であったのかということにも関心を持っていたからである。

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 アフリカのか弱い生き物に過ぎなかった「サル」が、なぜ700万年の間に「ヒト」へと進化できたのか? その人類進化の壮大な物語を、最新科学で解き明かすシリーズ。その解明に大きく寄与したのが、急速な進化を遂げたDNA解読技術。数万年前の人類の「ゲノム」の抽出・分析ができるようになったため、ゲノムの痕跡を辿ることで、太古の人類から、現在の私たちへと繋がる、祖先の知られざる物語が解き明かされたという。そんなことに触発されて、いくつもの関連する本をこの夏立て続けに読んだ。

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 地球のあらゆる場所に生息し、生物史上、類を見ないほどの大繁栄を遂げた、現人類、私たちホモ・サピエンス。およそ700万年前にアフリカで誕生した人類は、その後、いくつもの種に枝分かれし、誕生と絶滅を繰り返しながら進化してきた。最新の研究によれば、分かっているだけでもおよそ20種もの人類が地球上に暮らしていたと考えられているという。かつての最強のライバル、ヨーロッパで独自の進化を遂げた「ネアンデルタール人」。私たちの祖先は、今から5万年ほど前の中東地域で彼らと出会い、何度も交配しながら、それによって獲得した遺伝子が、私たちの進化に大きく貢献し、狩猟から農耕への移行を加速させ、熾烈な生存競争を繰り返し、地球上で唯一の人類として生き残ったという。ヒトゲノム計画以降、急速な進化を遂げたDNA解読技術によって、明らかになったのだ。いずれの本もそんな概要では似ているが、日本人のルーツ、人種、遺伝と病気、ゲノム編集と遺伝子操作、犯罪遺伝子、さらなるホモ・サピエンスの進化と未来、あるいは人類の絶滅などへの展開もあり、知的興奮を誘う。

 「人類=ホモ・サピエンス/Homo sapiens」は、「homo = man」+「sapiens = wise」の合成語とされているが。果たして「wise」なのか? 終戦の日に思う。

 さて今宵の曲、「Human Nature」。「マイケル・ジャクソン/Michael Jackson」の曲。「スティーブ・ポカロ/Steve Porcaro」、「ジョン・ベティス/John Bettis」の手になる曲で、マイケルがスーパースターになったため、セキュリティーに囲まれて、自由に外を出歩くことができない。旅先でもホテルから一歩も出られない。「普通の人とふれあい、普通の生活をしたい」。そんなマイケルをイメージして書かれたといわれている。

【 Human Nature 】  by Steve Porcaro / John Bettis

「♪ Looking out across the nighttime  夜の向こう側を眺めると
  The city winks a sleepless eye    街がその眠らない目でウィンクしてくる
  Hear his voice, shake my window   そのざわめきが僕の心の窓を揺らし
  Sweet seducing sighs         あまい誘惑のため息を吹き付ける

  Get me out into the nighttime    僕をあの夜の中に連れ出してくれ
  Four walls won’t hold me tonight   今夜は壁に囲まれていたくない
  If this town is just an apple      もしこの街が林檎だというなら
  Then let me take a bite        一口でいいから味合わせてくれ

  If they say,                もし、どうしてって聞かれたら
  Why, why, tell ‘em that it’s human nature  「彼だって普通の人間さ」と答えて
  Why, why, (does he do me that way)  なぜ神様は僕をこんな風にしてしまったのだろう
  If they say,                 もし、どうしてって聞かれたら
  Why, why, tell ‘em that it’s human nature  「彼だって普通の人間さ」と答えて
  Why, why does he do me that way   なぜ神様は僕をこんな風にしてしまったのだろう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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 カバーは、まずオランダが誇る国民的シンガー、「トレインチャ/Traincha(本名;トレインチャ・オーステルハウス/Trijntje Oosterhuis)」が「キング・オブ・ポップス」ことマイケルに敬意を表した渾身のカヴァー・アルバム「ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ/Never Can Say Goodbye」(2010)から。 1973年生まれの45歳。脂の乗り切ったベテランといっていいでしょう。音楽一家に育ち、10歳の頃から音楽を始め、ジャズ・サックス奏者の「キャンディ・ダルファー/Candy Dulfer」のバンドのボーカルも務めたが、やがて、ポップ・グループ、「トータル・タッチ/Total Touch」を結成、1996年にデビュー、ミリオン・セールスも記録し、着実にキャリアを重ね、4年間程活動したという。しかし彼女は、そのキャリアをあっさりと捨て、元来興味を持っていたソウル、ジャズの世界に進んでいった。

 ほぼ全編、ギターと歌だけで作られていて、自宅のスタジオで録音されたらしいが、そのアコースティックな音に、単なるロックのカバーだけではない彼女自身のマイケルへのリスペクトや世界観が込められている。

ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ

トレインチャ / EMIミュージックジャパン

「Trijntje Oosterhuis – Human Nature」

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 そして、大御所「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」。1985年に発表した「You’re Under Arrest」に収録されている。長い音楽生活の最後にマイルスがたどり着いたのが、本作に聴かれるポップな世界だったという。当時のマイルスは「マイケル・ジャクソン」と「プリンス」に関心を寄せていたそうで、本作でもマイケルの「ヒューマン・ネイチャー」とシンディの「Time ・・・」をカヴァーしている。本アルバムにおけるポップ・サウンドは、マイルスの一つの到達点といってもいい。

ユア・アンダー・アレスト

マイルス・デイヴィス / ソニー・ミュージックレコーズ


「human nature - miles davis」

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 さて、人類史とくれば、この曲を上げないわけにはいかないでしょう。直立歩行を始めた猿人の進化の過程をテーマにしたといわれる、「直立猿人/Pithecanthropus Erectus」。「チャーリー・ミンガス/Charles Mingus」の1956年、同名のアルバムから。このアルバムも、学生時代のジャズ喫茶でよく耳にしたアルバム。

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 チャールス・ミンガス / Warner Music Japan =music=

「Pithecanthropus Erectus ー Charles Mingus」

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今年も半夏生に蛸を食う

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 ウォーキングの道筋に、「ハンゲショウ(半夏生、半化粧)」が一面に咲いている。名前の由来は、旧暦の「七十二候」の1つである「半夏生」の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して、片面(表面)だけが白く変化する様子から、「半化粧」とする説がある。後者の意味で、「カタシログサ(片白草)」とも呼ばれているという。
 
 7月2日は、「半夏生(はんげしょう)」。「半夏(からすびしゃく)」が生え始めるころという意味の「半夏生ず(はんげしょうず)」から作られた暦日で、農家にとっては、この日までに田植えなどの農作業を終わらせる大事な節目の日とされ、この頃に降る雨を「半夏雨(はんげあめ)」といい、大雨になることが多いという。
 
 関西地方では、「半夏生」の日に、「蛸」を食うという習慣がある。この日もスーパーの魚売り場には、蛸が山と積まれ、「稲の根が蛸の足のように地面にしっかりと張って豊作になりますように」という願いを込めて蛸を食べるようになったと書いてあった。今年もやはり「半夏生」には蛸を食う。もちろん、食べるのは「明石の蛸」 ・・・。

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 久しぶりに、「和」テイストのジャズ・アルバムを聴く。W杯予選リーグで負けた相手、ポーランドの歌姫、「アンナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」が、ジャズ・ピアニスト、「小曽根真」、邦楽篠笛奏者の「福原友裕」とコラボし、日本とポーランドの伝統音楽を結びつけた極上のセッションのアルバム「HAIKU(俳句)」。
 
 「アンナ・マリア・ヨペック」。1970年、ワルシャワ生まれの音楽家、歌手。作詞家、作曲家、音楽プロデューサー。父親の舞踏団の花形ソリスト、母親は舞踏団の歌手でダンサー、妹は現役のバイオリニストという。音楽一家に生まれ育つ。ワルシャワの名門、「ショパン音楽アカデミー」で学ぶ。卒業後はニューヨークにある「マンハッタン音楽院」でジャズを学ぶ。1997年アルバム、「Ale jestem」でデビュー。その後、2002年に「パット・メセニー/Pat Metheny」とのコラボレーション・アルバム、「Upojenie」(ポーランド国内盤)を発表し、2008年に同作品のインターナショナル盤をリリース。このあたりから、世界中に彼女の名が知られることになる。2017年の最新アルバム、「Minione」はキューバ出身の実力派ピアニスト、「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」とのコラボ・アルバム。
 
 まずは、2014年3月、「ブルーノート東京」で、「小曽根真」をゲストに迎えた、一夜限りのプレミアム・ライヴのプロモーション映像から。
 
「ANNA MARIA JOPEK : BLUE NOTE TOKYO 2014」

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 このアルバム、「俳句(Haiku)」は、福原の作曲になる「Yoake(夜明け)」に始まり、「和泉式部」の和歌に着想を得たという「Biel/ビェル(白)」、ポーランドの民族舞曲「OBEREK / オベレック」や「KUJAWIAK /クヤヴィアク」などを経て、やはり福原の手になる最終曲の「Yuugure(夕暮れ)」で幕を閉じる。さらに歌舞伎から題材をとった「Do Jo Ji(道成寺)」では、和太鼓、大鼓、小鼓などが演奏に使われている。福原の奏でる篠笛、そして和太鼓などが、ポーランドのミュージシャンたちとのコラボに違和感なく溶け込み、「和と洋との邂逅」を際立たせていることに驚嘆する。
 

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Anna Maria Jopek / Universal Poland


 
上記アルバムからYOUTUBEにアップされている2曲を続けて ・・・。いずれもポーランド民謡で、「Dolina/ドリナ (谷)」、「O, Mój Rozmarynie/オー・ムイ・ロズマリーニェ(ローズマリーよ)」、「Biel(白)」」などを。
 
「Anna Maria Jopek & Makoto Ozone – Dolina, O Mój Rozmarynie」

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「Anna Maria Jopek, Makoto Ozone – Biel(白)」

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「Anna Maria Jopek & Makoto Ozone – KUJAWIAK」

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口に含めばもう夏の気分

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 静岡の親戚から大きな夏みかんがたくさん届いた。家のみかん山から採れたものとのこと。みずみずしく、ジューシーで、酸味と甘さが程よくバランスしている。一足先に口の中はもう夏。

 今宵の曲は、「オレンジ・エキスプレス/Orange Express」。「渡辺貞夫」である。「オレンジ郡/Orange County」は、アメリカ、カリフォルニア州南部の郡。「オレンジ・シティ/Orange City」は、フロリダ州オーランド近くの街。どちらも車で通過したことがある街。

 アルバムは、彼の代表作とも言える「オレンジ・エキスプレス/Orange Express」(1981)。もう37年も昔のアルバムであるが、ポップでメロディアスな音作りは、いまだに新鮮。盟友「デイヴ・グルーシン/Dave Grusin」とのコンビが頂点を迎えた大ヒット・アルバム。

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オレンジ・エクスプレス/Orange Express
渡辺貞夫
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「Sadao Watanabe – Orange Express」

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さすがに丸かぶりは ・・・

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 2月3日は節分。こども探検隊のサポートから帰ると、自家製の太巻き寿司が待っていた。関西地方に住んでから知ったのだが、節分は「豆まき」もさることながら、この夜に、「恵方(えほう)」を向いて「巻ずし」(関西弁で「のり巻き」のこと)を、無言で「丸かぶり」(関西弁で「丸かじり」のこと)をする。そうすると、その年は幸運がめぐってくると言い伝えられているからだ。この節分に食べる巻き寿司を「恵方巻き」というが、この「恵方巻き」、関西だけの風習だったのが、大手コンビニの「セブン・イレブン」が目を付け、全国で展開したことから、近年全国的に広がったという。

 歳です。さすがにもう丸かぶりはできなくなったが、今年も恵方、「南南東」を向き、心の中で家族の安全と健康を願い、黙して「太巻き」を喰う。

 ということで、今宵の曲は、なつかしい「Seasons of the Heart」。1982年にリリースされたシンガー・ソングライター、「ジョン・デンバー/John Denver」の曲。同名のタイトルのアルバムに収録されている。

【 Seasons of the Heart 】 by John Denver

「♪ Of course we have our differences  僕たちの間に違いはあるさ
  You shouldn’t be surprised      そんなに驚くべき話じゃない
  It’s as natural as changes       変化なんてごく自然なこと
  In the seasons and the skies      季節の中で、そして空の中で
  Sometimes we grow together      時には一緒に成長し
  Sometimes we drift apart        時には別々に押し流されることもある
  A wiser man than I might know    僕より賢い男は知っているかも知れないよ
  The seasons of the heart        シーズン・オブ・ハートを

  And I’m walking here beside you   君と一緒に夕暮れのひんやりとした空気の中を
  In the early evening chill         連れ立って歩いている
  A thing we’ve always loved to do   ずっとしたいと思ってきたひとつのこと
  I know we always will         それをこれからもしたいと思っている
  We have so much in common     僕たちに共通する多くのことがある
  So many things we share       僕たちが分け合ってきた多くのこともある
  That I can’t believe my heart     きみはもうそこにはいないとほのめかされても
  When it implies that you’re not there  僕には信じられない 

  Love is why I came here in the first place  愛はなぜ僕が最初にここに来たかという理由
  Love is now the reason I must go      そして今、愛は僕が行かねばならない理由
  Love is all I ever hoped to find here     愛はここをみつけたいと願った理由の全て
  Love is still the only dream I know     そして愛はまだ僕のたった一つの夢

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Seasons of the Heart  Import/CD
ジョン・デンバー/John Denver
RCA


   
   

「Seasons of the Heart ー JOHN DENVER」

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家族が集まり、祝い膳を囲む

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正月
 関西在住の次男家族、三男が集まり、正月の祝い膳を囲む。今年は戌年、私は歳男。強がり半分であるが、そんなに老いたという実感はまだない。親父が他界した歳には、まだ14年もある。まだまだ何かできそうだし、何かをしたい。そんな充実した一年、家族が安寧で健やかな一年を祈念して、みんなで乾杯。

 さて、新春の歌姫は、「アガ・ザリアン/Aga Zaryan」。ポーランド出身。ポーランドの歌姫といえば、大のご贔屓の「アンナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」が思い浮かぶが、ここ数年トップの座を占める若きジャズ歌姫が、「アガ・ザリヤン」であるという。

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 1976年、ポーランドの首都ワルシャワ生まれ。父親はクラシック・ピアニスト、母親は英語教師であり作家で、彼女は幼い頃から両親とともにヨーロッパ中を広く旅し、イギリスのマンチェスターの小学校にも通学したという。クラシック音楽とともに、アガの両親は、「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」、「ウェザー・リポート/Weather Report」、「ジミ・ヘンドリックス/Jimi Hendrix」、「ボブ・マーリー/Bob Marley」、「ビートルズ/The Beatles」などのポップス・アーティストの音楽にも、小さい頃から親しむ機会を与えたという。やがて、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」や「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」を聴き、アガはヴォーカリストになることを決意、その道へと進んだ。2010年3月に発売された「Looking Walking Being」がデビュー・アルバム。

 「アガ・ザリヤン」本人による歌詞や、哲学的な米国詩人「デニーズ・レヴァトフ/Denise Levertov」の詩で綴られたアルバムで、ジャズだけでなく、ボサノバ、サンバ、アフリカン・リズム、ジャズ・ロックなどのサウンドがちりばめられたアルバムで、2010年、ポーランド国内で最も売れたジャズ・アルバムとなったという。

 今、ジャズが熱いというポーランド。「アナ・マリア・ヨペック」と共に、ポーランドを代表する現代感覚溢れる女性シンガーとして、更に世界から注目される存在。「Looking Walking Being」から、「For the New Year, 1981」を ・・・。

 前回取り上げた「カレン・ソウサ/Karen Souza」の歌う「New Year’s Day」のオリジナルは、アイルランドのロックバンド、「U2」が1983年に発表したアルバム「WAR(闘)」に収録され、ポーランド民主化運動に捧げられたもの。それに続く今回のこの歌のタイトルの「1981年」は、ポーランド民主化運動のなかで、非合法化された「連帯」を合法化した民主化の出発点とも言える年。「For the New Year, 1981」は、これらのことを踏まえたうえでの曲のタイトルであり、内容であろうと思われ、アガがこの歌に込めた心意気が感じられる。

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Looking Walking Being
Aga Zaryan
EMIミュージックジャパン


    
    

【  For the New Year, 1981 】   Lyrics: Denise Levertov; Music: David Doruzka

「♪ I have a small grain of hope -   私はささやかな希望を抱いている
  one small crystal that gleams    その透明な結晶から澄んだ色を光らせる
  clear colours out of transparency.   小さな水晶のかけらのような

  I need more.             もっと欲しい

  I break off a fragment to send you.  その水晶を割ってかけらをあなたに届けたい

  Please take             どうぞ受け取ってね
  this grain of a grain of hope     このささやかな希望のそのまたかけらを
  so that mine won’t shrink.      そうしても、私の希望が小さくなることはないわ

  so that yours will grow.       そしてあなたの希望が大きくなるように

  Only so, by division,         ふたりで分け合うことで  
  will hope increase,          希望はさらに大きくなるの

  like a clump of irises,           株分けしないかぎり 
     which will cease to flower      やがては咲くのを止めてしまう 
  unless you distribute            群生するアイリスのように  
  the clustered roots, unlikely source -   複雑に絡みあう根っこ、
  clumsy and earth – covered        不格好で想像もできないような源
  of grace.                 そして気品に満ちた大地    ♪」

「Aga Zaryan – For The New Year , 1981」

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ちょっと早いが年越し蕎麦を喰う

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 ちょっと早いが年越し蕎麦を喰う。車で向かったのは、20数年前まで住んでいた大阪市内のマンション近くの蕎麦屋。住んでいた頃、大変お世話になった方が体調を崩して入院したというので、ちょっとお見舞いに行ったそのついでに立ち寄った。今の住居に引っ越してからも、年に1、2回ほどは行っているし、成長した子供たちも、今もそれぞれに行っているようだ。家族で行くのが楽しみだったし、それだけ美味く、忘れがたい味であるということだ。蕎麦粉は北海道産の石臼挽き。私は大抵は「ざる蕎麦」を喰うのだが、冷え込んだこの日は、ちょっと邪道だが、温かい「肉蕎麦」。もう昔のように量は喰えないが、久し振りに堪能した。

 さて、押し迫ってきた今年。「Save the Best for Last」なんかどうでしょうか。「一番大切なものは最後に取っておく」というような意味ですが、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」の「Here’s to Love」(2004)の歌唱が好きですが、アップされていませんので、「ヴァネッサ・ウィリアムス/Vanessa Williams」の歌唱で ・・・。アルバムは同名のタイトル、「Save The Best For Last」(1992)から。

【 Save the Best for Last 】 
by Philip Galdston,Jon Lind,Wendy Waldman-Parker

「♪ Sometimes the snow comes down in June  6月に雪が降ることだってあるわ
  Sometimes the sun goes ’round the moon   太陽の方が月を回ることだってあるかも
  I see the passion in your eyes         あなたの瞳の奥に情熱を感じるわ
  Sometimes it’s all a big surprise        すべていつもは起こらないサプライズよ

  Cause there was a time           あなたは私が望んでいることだと思って
  when all I did was wish,           全てやってきたという
  You’d tell me this was love         これこそが愛なんだと言ったけど
  It’s not the way I hoped or how I planned  それは私が思ったり願ったことではないの
  But somehow it’s enough           そのときは満足していたけど

  And now we’re standing face to face     いまこうして顔をつきあわせて立っていると
  Isn’t this world a crazy place?         世の中っておかしいところと思わない?
  Just when I thought a chance had passed   もうチャンスはないと思っていたけど
  You go and save the best for last       一番大切なものを最後に残してくれたわ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Save the Best for Last / Maxi, Import
Vanessa Williams
Polygram Records


  
   


「Vanessa Williams ー Save The Best For Last」

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新年を迎えるために門松を作る

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 今年最後?の仕事は、いつものように、ミニ門松を作ること。我が家と次男の家、次男のお嫁さんの実家へと、片門松になってしまうのだが、3基作って2基渡すのが、喪中が続いた2年間を除いて、年末の恒例になっている。竹は、ボランティア・クラブのイベントで使った竹をあらかじめ用意し、松の枝と「ウラジロ(裏白)」は、作るその日に近所の山へ採りに行く。100均で買ってきた手頃な鉢に、竹を立てて固定し、松の枝で埋め、ウラジロ、梅の枝、縁起の正月飾りを配すれば出来上がりである。結構好評で、これを作って渡すと、新年を迎える用意ができたと実感する。ふと目を上げると、「クロモジ(黒文字)」の新芽が大きくなっているのにも気が付く。来年も家族が無事過ごせるようにと、門松に鋏を入れ、形を整える。

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 さて、今宵はちょっとなつかしいディスコ・サウンドを。「スライ&ザ・ファミリー・ストーン/Sly & The Family Stone」の「ファミリー・アフェア/Family Affair」。「家族の問題」とでも訳しましょうか。

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 バンド・リーダーは、1960年代から1970年代にかけて、ソウル・ファンク・サイケデリック音楽の発展に大きな貢献を果たしたと言われる「スライ・ストーン/Sly Stone」。この曲が発表されたのは、1971年、ベトナム戦争真っ只中。この頃、アメリカのヒッピーは、「フラワー・チルドレン/Flower Children」と呼ばれ、あの「ウッドストック・フェスティバル/Woodstock Music and Art Festival」が開催されたのが、2年前、1969年8月であった。そのころの世相を反映してか、反体制で強烈な歌詞が込められている。そして、「電子リズム・マシーン/programmed rhythm machine」が録音に使われた最初の曲でもあったと言う。

【 Family Affair 】  by Sly Stone(Sylvester Stewart)

「♪ It’s a family affair  それは家族の問題さ
  It’s a family affair   それは家族の問題さ
  It’s a family affair   それは家族の問題さ
  It’s a family affair   それは家族の問題さ

  One child grows up to be      ある子は成長して
  Somebody that just loves to learn  学ぶことが好きになる
  And another child grows up to be   また、ある子は
  Somebody you’d just love to burn  人を傷つけることに快感を覚えるようになる

  Mom loves the both of them     母親はどちらの子も愛しているさ
  You see, it’s in the blood       それは血を分けた子供だから
  Both kids are good to mom     どちらの子も母親にとっては甲乙つけがたいのさ
  Blood’s thicker than the mud     「血は泥よりも濃い」って言うだろ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

アルバム、「暴動/There’s a Riot Going’ on」から。

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THERE’S A RIOT GOIN’ ON CD, Import
SLY STONE
EPIC


  
  

   
「Sly and The Family Stone – Family Affair」

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中秋の名月に

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 昨夜は「十五夜」。旧暦の九月十五日、「中秋の名月」の日である。ウォーキングの途中で「ススキ(薄、芒)」を採り、団子を作って、晴れの予報が出ている夜に備える。「ススキ」。「尾花」とも呼ばれる「秋の七草」の一つ。またかっては「茅(かや)」、「萱」とも呼ばれ、農家で茅葺(かやぶき)屋根の材料に用いたり、家畜の餌として利用することが多かった。そのため集落の近くに定期的に刈り入れをするススキ草原があり、これを「茅場(かやば)」と呼んでいた。現在でも、集落50戸のうち38棟が、かやぶきの屋根であり観光名所ともなっている、京都府南丹市美山町北の、「かやぶきの里」のはずれには、茅場が残っている。

 そして、一面のススキが名所となっているところが関西にはいくつかあり、大阪府河内長野市の岩湧山、映画「ノルウェイの森」の舞台ともなった兵庫県神崎郡の砥峰高原、また奈良県宇陀郡の曽爾(そに)高原などは、その一面のススキの美しさに圧倒される。

 月の出を待つ。私の家の東に小さな丘というか、山があるのだが、そこから大きな月が登ってきました。写真にはうまく写らなかったが、文様までくっきりと見える。こんなにはっきりと美しく見える「中秋の名月」は久しぶり。ちょっと感動的だった。

 わたしの好きな曲、もう症候群的といってもいいが、その一つに、「Moon and Sand」という曲がある。邦題「月と砂」。作曲家、「アレック・ワイルダー/Alec Wilder」と、彼と40年間に渡ってコンビを組んだ作詞家、「ウィリアム・エングヴィック/William Engvick」の作品。ワイルダーは、ボストンで銀行を経営する資産家の跡取りでありながら、自ら実家とは縁を切り、ニューヨークに飛び出してきて、作曲に一生を捧げた男。人付き合いが嫌いで、生活もホテル住まい。ずっと独身を通したというちょっと変わり者。エングヴィックが、唯一といってもいい気の許せる相手だったらしく、全ての作詞を彼に託し、エングヴィックもまた、ワイルダーの曲にしか詩を付けていないというこちらもちょっと変わり者だったらしい。

【 Moon and Sand 】

「♪ Deep is the midnight sea   真夜中の海は深く感じ
  Warm is the fragrant night   かぐわしい夜は暖かく感じる
  Sweet are you lips to me    口づけられた君の唇は甘い
  Soft as the moon and sand   そしてやわらかい 月と砂のように

  Oh when shall we meet again  いま再び会えるのだろうか
  When the night has left us    この夜が二人を置き去りにしてしまっても
  Will the spell remain       この魔法がずっと効いていて欲しい

  The waves invade the shore   波は浜辺に絶え間なく打ち寄せては引いていく
  Though we may kiss no more   たとえ僕たちがもうキスをしなくなったとしても
  Night is at our command     夜は僕たちのもの
  Moon and sand           月も砂も

  The waves invade the shore
  Though we may kiss no more
  Night is at our command
  Moon and sand                               ♪」

 去年も「十五夜」に聴いたのは、JAZZYな月と星のラヴ・ソングがぎっしりつまった「ダイアナ・パントン/Diana Panton」のアルバム、「ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた(原題:If The Moon Turns Green)」(2007)。

ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた

ダイアナ・パントン / MUZAK/fab.

「Diana Panton – Moon and Sand」

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 そして、死の直前に撮影されたドキュメンタリー、「Let’s Get Lost」のサウンド・トラックに収録されているのは、「チェット・ベイカー/Chet Baker」。

Let’S Get Lost

Chet Baker / RCA Victor Europe

「Chet Baker – Moon & Sand」

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 「ケニー・バレル/Kenny Burrell」のギターも上げておかなくては ・・・。「ギル・エヴァンス・オーケストラ/Gil Evans Orchestra」とのコラボ・アルバム、「ケニー・バレルの全貌/GuitarForms」(1964)から。

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ケニー・バレルの全貌 Limited Edition
ケニー・バレル、ギル・エバンス
ユニバーサル ミュージック クラシック


  
    


「Kenny Burrell with Gil Evans Orchestra – Moon and Sand」

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織姫と彦星のみる夢は

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 七月七日。今年も「七夕人形」を飾る。孫娘の誕生から我が家の習わしとなっている。ふるさと松本の七夕は、八月六日から七日にかけて、旧暦で行われる。全国でも松本地方だけの風習らしいが、この地方では七夕に「人形」を飾るのである。一般的な「七夕飾り」と共に、男女一対の木製や和紙製で作られた「七夕人形」を軒下につるしてお祝いをするのである。

 この「七夕人形」を飾る風習は、江戸時代から今に伝えられている風習で、お雛様や五月人形と同じように、赤ちゃんの誕生の初節句に、その健やかな成長を祈って贈られる人形である。そんな所以で、我が家でも孫娘の健やかな成長を願って、今年も「七夕人形」を飾る。その孫娘を今日は預かって、夕刻、3月に卒園した保育園の縁日、「七夕夕涼み会」につれて出かけることになっている。

 さて、「ドリーム」といえば、この曲、多くの歌手に歌われ、多くの人に愛された曲、1944年、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」によって作られた「ドリーム/Dream」でしょう。もう70年以上愛されているスーパー・スタンダード。

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  「ジョニー・マーサー」 (1909年 – 1976年)。アメリカの作詞家・作曲家で、「キャピトル・レコード」を共同設立したことでも知られている。「ヘンリー・マンシーニ/Henry Mancini」とのタッグで数々のヒット曲、例えば、「ムーン・リバー/Moon River」(1961)、「酒とバラの日々/Days of Wine and Roses」 (1962)、「シャレード/Charade」(1963)を飛ばし、アカデミー音楽賞にノミネートされること19回、そのうち4回は受賞。外国語曲にも作詞し、最も有名なのは、「枯葉/Autumn Leaves(フランス語:Les Feuilles Mortes)」。生涯、1500曲以上書きたと言われる。

【 Dream 】   by Johnny Mercer 

「♪ Dream when you’re feelin’ blue      ブルーな気持ちの時は夢を見ることね
  Dream that’s the thing to do        夢を見ることがするべき方法よ
  Just watch the smokerings rise in the air  タバコの煙の輪が浮かぶのを見れば
  You’ll find your share of memories there   きっとなにか思い出すわ

  So dream when the day is thru       一日ずっと夢を見ていようよ
  Dream and they might come true      夢を見てさえいればきっとかなうから
  Things never are as bad as they seem    考えているほど物事は悪くないよ
  So dream, dream, dream           だから、夢を、夢を見ようよ ♪」
  

 さて、空模様が怪しいが、織姫と彦星のみる夢、「Dream」は、好漢、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」の歌唱。オーソドックスでシンプル、しかし、エモーショナルにうたわれる。アルバムは、「Call Me Irresponsible」から。

Call Me Irresponsible

Michael Buble / Warner Bros

「Michael Buble – Dream」

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やはり半夏生には蛸を食う

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 7月2日は、「半夏生(はんげしょう)」。「七十二候」の1つである「半夏生ず」(はんげしょうず)から作られた暦日。関西地方では、「半夏生」の日に、「蛸」を食うという習慣がある。今日もスーパーの魚売り場には、蛸が山と積まれ、「稲の根が蛸の足のように地面にしっかりと張って豊作になりますように」という願いを込めて蛸を食べるようになったと書いてあった。無論、「明石の蛸」が食卓に ・・・。

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 「明石の蛸」が美味いのは、明石海峡の激しい潮流にもまれて身が締まっているからだとか。ということで、今日の曲は「ビル・エヴァンス/Bill Evans」と「ジム・ホール/Jim Hall」のデュオの名盤、「Undercurrent」(1962)から蛸に関する曲、いや夢に関する曲を ・・・。

 水面下で女性が漂う。あの世とこの世の境界、「黄泉比良坂(よもつひらさか)」という言葉を思い浮かばせるようなジャケット。

 そして、「ビル・エヴァンス」のピアノと「ジム・ホール」のギターが交錯する美しくも絶妙なプレイは、その後のジャズ界に「インタープレイ/Interplay」という言葉を流行させたという。「インタープレイ」とは、ジャズの専門用語で、「優れたプレイヤーたちが 共演し、互いに触発し合いながら、素晴らしいインプロビゼーション (アドリブ)・ソロを生み出すこと」 と、「ジム・ホール」も参加している「ビル・エヴァンス」のアルバム 「Interplay」の 解説文には、書かれている。

Undercurrent

Evans / Blue Note Records


「Bill Evans and Jim Hall – Dream Gypsy」

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「Darn That Dream – Bill Evans & Jim Hall」

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 投票によって潮目も底流も変えられるのである。



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