JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

ころもがえ 夏仕舞い 冬支度

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 朝起きてみると、あたりは一面の霧に包まれている。今シーズン初めての濃霧の発生。昼頃までにはすっかり晴れてしまうが、いわゆる放射冷却のもたらす霧である。この霧は、私の住む北摂・丹波地域の秋の風物詩となっていて、これが発生すると、紅葉が一段と進む本格的な「秋」の到来を告げている。
 
 雲海に浮かぶ神秘的な風景で、「天空の城」と呼ばれる有名な兵庫県朝来(あさご)市の「竹田城跡」ほか、雲海のもたらす絶景がこの地方にはいくつかあるが、いずれもこの濃霧が生み出す光景である。もっと元気のある頃は、朝、この霧が発生すると、写真のような雲海に浮かぶ「有馬富士」の絶景を見たくて、三田市にある「花山院」へと車を走らせたものです。(竹田城跡、花山院の写真はNETより拝借)


 この霧が発生したので、私は例年よりちょっと遅いが、「ころもがえ」のため、箪笥の中の入れ替え、夏仕舞い、冬支度を行う。定年になり、普段着のほかは、それほど数も必要なくなり、また歳をとって、サイズもふた回りほど小さくなったので、いつも「こんなに多くの衣類はいらないのだが」と思いつつ、なんとなく愛着があって捨てきれないでいる。「ころもがえ」。季節感に溢れた美しい響きの日本語であるが、気候変動のため、春と秋を感じる季節が極端に短くなってきているのを実感する。


 今宵のピアノ、ドイツ出身のピアニスト、「ウォルター・ラング/Walter Lang」率いるトリオの「Country」。アルバム、「The Sound Of A Rainbow」(2005)から。
  
 私が「ウォルター・ラング」を知ったのは、ドイツを代表する女性ジャズ・シンガー、「リザ・ヴァーラント/Lisa Wahlandt」のアルバム、「Stay a While」(2010)。日本のレーベル「M&I」、「澤野工房」も含めて、10枚以上のアルバムをリリースしている。そして、昨年の「HYOGO クリスマス・ジャズ・フェスティバル2018」でのコンサートでライブを初めて聴いた。
   
リーダーの「ウォルター・ラング」は、1961年生まれのドイツ出身のピアニスト。現在のトリオを組むベースの「トーマス・マークッソン/Thomas Markusson」はスウェーデン出身、ドラムの「セバスティアン・メルク/Sebastian Merk」は同じドイツ出身。幼少の頃は、祖父や父のアコーディオン、ピアノ演奏といった音楽的環境に恵まれた家庭に育ち、9歳でピアノの練習を始めたという。その後、ボストンの「バークリー音楽学校」で、ピアノや作曲を学び、ヨーロッパへ帰って活躍している。ヨーロッパでは数々の賞を受賞、その陰影に満ちたプレイで日本でも多くのファンを獲得している。
   
 このアルバムでの、パーソネルは「walter lang(p)」、「ニコラス・タイズ/nicolas thys(b)」、「リック・ホランダー/rick hollander(ds)」。

The sound of a rainbow
Walter Lang Trio/ウォルター・ラング・トリオ
M&I


      
     

「walter lang trio – country」

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二人法事

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 母親の命日が近づいてきた。父親の命日、義父母の命日もそうであるが、お墓がある故郷松本から遠くはなれているし、親戚や子供も集まりにくいので、最近は、妻と「二人法事」を行っている。しかし、法事にかこつけて、なにか美味しいものを食べるということになってしまっているが実体であるが、これもひとつの供養のあり方と勝手に理屈をつけ、納得している。

 この日の「二人法事」は、箕面の和食カフェでランチ。大きく開いた窓から見える大阪平野の眺望が素晴らしいので、時折訪れているカフェ。入口に置かれた華やいだ正月飾りが目を惹く。この日は、客もあまり多くなく、静まり返ったロビーから見える眺望は、やはり素晴らしかった。

 今宵のピアノ、ちょっと前にも取り上げた、1974年スウェーデン生まれで、現在はドイツ・ハンブルグを中心に活動しているという俊英ピアニスト、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」のピアノ・ソロ・アルバム、「ディスタンス/Distance」(2015)から。アイスランドを旅してインスプレーションを得たという全12曲全てが彼のオリジナル。その優しく繊細なタッチの音色に心から癒される。

 「Quiet Days」、「レクイエム(鎮魂歌)/Requiem」、「Last Summer」の3曲を。

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Martin Tingvall / Skip

「Quiet Days – Martin Tingvall」

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「Requiem – Martin Tingvall」

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「Martin Tingvall – Last Summer」

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初詣に向かう目に鮮やかな ・・・

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 元旦の初詣。私の住んでいる地域には、源氏の祖、「源満仲」を祀るこの地域一番のブランド神社、多分初詣には数万人が訪れると思われる「多田神社」と、地元の氏神様で、延喜式にもその名の記載がある古社、「多太神社」とがある。かっては「ただ」という地名にもとづく同じ呼び名であったらしいが、前者の方が圧倒的に有名になり、混同しやすいということで、後者は「たぶと」と呼んでいる。以前は、もっぱら「多田神社」への初詣をしていたが、そちらは七五三、お宮参り、紅葉狩りなどで詣でる機会が多いので、ここ数年は氏神様である「多太神社」へ詣っている。

 道すがら、もう咲き始めた梅の花?、いや木肌を見ると「寒桜」か。その鮮やかなピンクが初詣に向かう目を止めさせた。

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 さて、新春ボーカルは、オーストリア出身のジャズ・シンガー、「シモーネ・コップマイヤー/Simone Kopmajer」。「シモーネ」という名で、「ヴィーナス・レコード」からデビューした頃はその初々しい色気を感じさせるJAZZYな歌唱に結構惹かれていたが、レーベルの企画でしょう、ハワイアン、クラシックなどちょっと私が求める「JAZZYさ」と違った方向に行ったので、最近のアルバムは聴かなくなっていた。そこへ、風呂井戸さんよりこの新譜、「Spotlights on Jazz」(2018)を紹介された。ヴィーナスとは別のレーベルからのリリースであり、タイトルが示すように、ジャズ・スタンダードにスポットライトを当てたアルバム。馴染みのない曲が多いようだが、そこに彼女本来の持ち味である「王道のJAZZYさ(変な言葉ですが)」を感じる。デビューから15年、円熟味を増したいま、初心に帰ったというところか。そして、デビュー当時感じたあのキュートさは余韻のように残っている ・・・。新春からあったかいボーカルに包まれていい気分で乾杯。

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SPOTLIGHT ON JAZZ
SIMONE KOPMAJER/シモーネ・コップマイヤー
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 アルバムの多くの曲がYOUTUBEにアップされています。その中からいくつかを ・・・。
  

「Simone Kopmajer & Band – Spotlight」

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「YOU DON´T CALL ME – Simone Kopmajer」

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「Mood Indigo – Simone Kopmajer」

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「Poinciana · Simone Kopmajer」

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「Stompin’ at the Savoy – Simone Kopmajer」

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年越しにはちょっと早いが蕎麦を喰う

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 年越しにはまだちょっと早いが、住んでいる団地内にある蕎麦屋で蕎麦を喰う。この蕎麦屋、けっこう美味しい蕎麦を食わせてくれる。この日はもちろん新蕎麦で、富山県産の蕎麦粉を使った十割蕎麦で「粗挽き田舎蕎麦」を食す。

 いつもこの蕎麦屋はBGMにジャズが流れているが、この日は懐かしいビ・バップを’80年代に復活させ大ヒットさせたバンド、「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」。学生時代に聴いた懐かしいジャズを再び聴けるということで、結構MJQに夢中になって、CDを買ったりコンサートに行ったものである。

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 ということで、今宵は、「マンハッタン・ジャズ・クインテット」。「デヴィッド・マシューズ/David Matthews」を中心に結成され、1984年にアルバム、「マンハッタン・ジャズ・クインテット」でデビュー。元々は「スイングジャーナル」誌と「キングレコード」の発案によるプロジェクトだったそうだ。日本向けに結成されただけに、毎年のように来日しており、とりわけ「デヴィッド・マシューズ」は大の親日家で、日本語での会話はもちろん、ひらがな、カタカナの読み書きもお手のもので、来日は80回を超えるという。私も現役時代、貸切で同席はできなかったが、ご贔屓にしていた北新地のジャズ・バーで出会ったことがある。趣味はセイリングで、そのため、彼のトレードマークであるキャプテン・ハットはそれに由来しているという。

 1987年に行われた中野サンプラザ・ホールでのライブがYOUTUBEにアップされていた。このライブは、「マイ・フェイバリット・シングス/My Favorite Things: Live In Tokyo」(1987年)というタイトルで、CDでもリリースされている。

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マイ・フェイバリット・シングス/My Favorite Things: Live In Tokyo
マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet
キングレコード


       
      

 パーソネルは、「デヴィッド・マシューズ/David Matthews(Piano)」、「ジョージ・ヤング/George Young (Tenor Saxophone)」、「ルー・ソロフ/Lew Soloff(Trumpet)」、「エディ・ゴメス/Eddie Gomez(Bass)」、「スティーヴ・ガッド/Steve Gadd(Drums)」。ベースが、結成当初のメンバー、「チャーネット・モフェット/Charnett Moffett」から、「エディ・ゴメス」に代わっている。

 アルバムとは曲順などが変わっていて、
00:00 — Big Apple Jam
08:20 — Recado Bass Nova
17:00 — My Favorite Things
26:12 — No Groovin’ Allowed
34:52 — [Introduction of band members]
35:59 — You’d Be So Nice To Come Home Too
41:28 — The Sidewinder
51:50 — Autumn Leaves


「Manhattan Jazz Quintet Tokyo 87 – S.Gadd,E.Gomez,L.Soloff,D.Matthews,G.Young 」

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年が明けるまでにしておかねばならないことを片付ける

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 何年ぶりだろうか、妻に頼まれていた障子の張替え、玄関周りの清掃、家具の修繕、蛍光灯の取替え、雪のたよりも聞こえてきたので冬タイヤへ交換と洗車、e-taxに必要なID、PWの取得、年賀状・クリスマス・カードの投函など、年が明けるまでにしておかねばならないことを大急ぎで片付ける。最近は、とりたてて大掃除はしないが、正月を迎える前に、家の掃除や片付けをしたり、生活に区切りをつけたり、見直しをすることは、日本古来のいい習慣には違いない。残るはミニ門松の製作だが、これは時間があるので、もう少し後で ・・・。

 今宵の曲、「Fixing A Hole」。1967年に発表された「ビートルズ/The Beatles」のアルバム、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」に収録された曲。

 この曲は直訳すると「穴を修理する」となるが、スラング読みだと「(覚せい剤などの)液体の麻薬を注射した跡」となってしまうため、BBCでは放送禁止に指定されてしまったというエピソードを持つという。ポールはこの曲の意味を「雨漏りする屋根を直す」という意味で、「考えを変えない」と言う意味の比喩だと言っているという。

【 Fixing A Hole 】  by John Lennon, Paul McCartney

「♪ I’m fixing a hole where the rain gets in  僕は雨漏りがする穴を直している
  And stops my mind from wandering    漏れた雨がどこに行くかなんて
  Where it will go               考えはしない

  I’m filling the cracks that ran through the door ドアのひび割れを直しながら
  And kept my mind from wandering    このひび割れがどこまで続いているのかなんて
  Where it will go                考えはしない

  And it really doesn’t matter          僕が正しいか間違っているかなんて
         if I’m wrong I’m right       そんなことは問題じゃない
  Where I belong I’m right           どこにいたって僕が正しい
  Where I belong.                どこに居てもね

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」の歌唱で。この人器用な歌手で、スタンダード、ラテン、ボッサから「ビートルズ」まで、なんでも上手にこなす。アルバムは、「Let It Be Jazz: Connie Evingson Sings the Beatles」(2003)から。

 Let It Be Jazz-Connie Evingson Sings the Beatles

 Connie Evingson / CD Baby

「Fixing a Hole – Connie Evingson (Sings the Beatles) 」

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 ご本家も。

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サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド/Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
ザ・ビートルズ
ユニバーサルミュージック


      
         

   
「The Beatles – Fixing a Hole」

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年に一度の生存報告と思って ・・・

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 年賀状を書く時期となった。この時期「喪中欠礼」のハガキも多く届く。今までは「親が亡くなったので」というのが多かったが、ここ何年か前から、年賀状を取り交わしていた友人、知人、その本人が亡くなり、家族からの「喪中欠礼」の便りが増えてきた。なんとも寂しいかぎりである。この歳になると年賀状が、年一度の生存報告になりつつあるのだ。まあ、それもよかろうと、私は、森林ボランティア、炭焼きなどのこと、妻は、二人目の孫の誕生、ミニ家庭菜園での野菜作りの忙しい毎日、育てている「ヒオウギ(檜扇)」が、やっと咲いたことなど、日頃の生活ぶりを写真に書き添えて、年賀状づくりを終えた。

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 さて、今宵の曲、まず、女性3人のジャズ・ピアノ・トリオ、「Sophisticated Ladies」の演奏で、「The Letter」から。「寺島靖国」氏のシリーズ、「Jazz Bar 2011」(2011)からであるが、オリジナルは、「To You」(録音1995年、リリース2013年)。

 「ソフィスティケイテッド・レディズ/Sophisticated Ladies」。「デューク・エリントン/Duke Ellington」の有名な曲をバンド名にした、デンマークはコペンハーゲンを中心に活動するピアノ・トリオ。元々はトロンボーンも加えた、カルテットだったらしいが、形をピアノ・トリオに変え、2017年に結成30年を迎えたという。写真から想像するに、結構なお歳の「ばあばバンド」のようだが、年齢を感じさせない美メロ。パーソネルは、「マリー・ルイーズ・シュミット/Marie Louise Schmidt(p)」を中心に、「Helle Marstrand(b)」、「Benita Haastrup(ds)」。

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JAZZ BAR 2011 Compilation
V.A.(寺島靖国)
寺島レコ-ト゛


         
        

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To You
Sophisticated Ladies
Music Mecca


       
       

     
「The Letter ー Sophisticated Ladies」

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 同名異曲ですが、もうひとつの「The Letter」。歌唱は「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。1996年1月3日、ワシントンDCにある老舗のジャズクラブ、「Blues Alley」での最後の絶唱をすべて収録した追悼盤、「Nightbird」(2015)にも収録されているが、アルバム、「Time After Time」(2000)から。

【 The Letter 】  by Wayne Carson Thompson

「♪ Send me a ticket for an airplane    エアチケットを送ってよ
  I ain’t got time to take a fast train    一番速い列車でも待ちきれないわ
  Lonely days are gone I’m coming home  寂しい日々とはおさらばよ 家へ帰るの
  My baby wrote me a letter         だってあの人が手紙をくれたから

  I don’t care how much I got to spend   今までの日々なんてもうどうでもいい
  I gotta get back to my baby again     あの人の元に帰るんだから
  Lonely days are gone I’m coming home  寂しい日々とはおさらばよ 家へ帰るの
  My baby wrote me a letter         だってあの人が手紙をくれたから

  Well he wrote me a letter said       彼ってこんなふうに書いてきたの
  He couldn’t live without me no more     君がいなくちゃやっていけないって
  Oh listen mister can’t you see I gotta get back ねえ聞いて 私は帰るのよ
  To my baby once more anyway        なにがあってもあの人のもとへ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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Nightbird
Eva Cassidy
BLIX


     
     

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Time After Time
Eva Cassidy
Blix Street


       
       

    
「Eva Cassidy – The Letter」

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百日を祝うお食い初め

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 近所の和食ファミレスで二人目の孫の「お食い初め」の宴。「百日祝い」ともよばれる「お食い初め」、献立は作法通り、一汁三菜で、鯛、赤飯、お吸い物、煮物、香の物、歯固めの石が用意されている。これには赤ちゃんが生きてゆくうえで必要な食材として、穀物、海のもの、山のもの、飲み物、塩を与えるという意味、お祝いごとを祝い、邪気を払うと同時に、吸う力が強くなるように願ったり、赤ちゃんに丈夫な歯が生まれることを願うためのものだという。

 もちろん、自分が「お食い初め」をしてもらったかどうかは、親からは聞いていないが、時期とすれば、敗戦の翌年の6月、とてもそんな余裕があったとは思われない。二組のじじ、ばば、父と母、姉に囲まれて祝ってもらえるなんて、君はなんて幸せ者なんだ。こう語りかけると小さな手が、ぐっと握り返してきた。

 君に贈る最初の歌は、「I Was Born To Love You」。たしか11月24日が命日だった、「クイーン/Queen」のボーカル、「フレディ・マーキュリー/Freddie Mercury」の曲。今、映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしているという。歌うのは、「タック&パティ/Tuck & Patti」。アメリカのジャズ・デュオ。ギター担当の「タック・アンドレス/Tuck Andress」と、ボーカル担当の「パティ・キャスカート/Patti Cathcart」の二人。デビューは、1988年。

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 1978年、スタジオ・ミュージシャンとして活動していた「タック・アンドレス/Tuck Andress」と、当時は無名のシンガーだった「パティ・キャスカート/Patti Cathcart」が、オーディションで出会って、意気投合したという。翌年にデュオが結成され、さらに二人は1981年に結婚した。デビュー前からライブの上手さが話題となり、その後「ウィンダム・ヒル・レコード/Windham Hill Records」と契約して、アルバム、「ティアーズ・オブ・ジョイ/Tears of Joy」(1988年)でデビュー。現在まで多くのアルバムをリリースしている。

 「I Was Born To Love You」が収録されてるアルバムは、「愛の贈り物~ギフト・オブ・ラヴ/Gift Of Love」(2003)。バレンタイン・ディに合わせて、日本のレコード会社からのオファーで作ったバラードを中心としたラブ・ソング・アルバムだという。

【 I Was Born To Love You 】  by Freddie Mercury

「♪ I was born to love you         俺は生まれた 君を愛するために
  With every single beat of my heart    俺の心のビート、一拍一拍のすべてをかけて
  Yes, I was born to take care of you, ha  そうさ 俺は君を守るために生まれてきたんだ
  Every single day…            一日一日すべての日をかけて
  Alright, hey hey             そうなんだぜ ヘイ、ヘイ

  I was born to love you         俺は生まれた 君を愛するために
  With every single beat of my heart   俺の心のビート、一拍一拍のすべてをかけて
  Yes, I was born to take care of you   そうさ 俺は君を守るために生まれてきたんだ
  Every single day of my life       俺の人生すべての日をかけて

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」
  

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愛の贈り物~ギフト・オブ・ラヴ/Gift Of Love
タック&パティ/Tuck & Patti
Universal Music LLC


        
      

 
「Tuck & Patti – I was born to love you」

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 そして、この愛のデュオ、もう一曲は、「One Hand, One Heart」。ミュージカル映画不朽の名作、「ウエスト・サイド物語/West Side Story」(1961)の挿入歌。「レナード・バーンスタイン/Leonard Bernstein」作曲、「スティーヴン・ソンドハイム/Stephen Sondheim」作詞。

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 周囲に結婚を認めてもらえないトニーとマリア。マリアの働くブライダル・ショップの結婚衣装の展示室で、トニーとマリアは、マネキンを両親や介添え人に見立て、結婚式の真似事を始め、ウエディング・ヴェールを被った二人は、口づけを交わし永遠の愛を誓うというシーンで歌われた曲。

【 One Hand, One Heart 】  by Leonard Bernstein , Stephen Sondheim

「♪ Make of our hands one hand  ふたりの手を ひとつの手に
  Make of our hearts one heart  ふたりの心を ひとつの心に
  Make of our vows one last vow: ふたりで誓うのは これが最後の誓い
  Only death will part us now   死のみが ふたりを分かつ

  Make of our lives one life    ふたりの人生を ひとつの人生に
  Day after day, one life     来る日も来る日も 同じ人生を一緒に歩む

  Now it begins, now we start   今から始まる ふたりの人生が
  One hand, one heart;      ひとつの手と ひとつの心で
  Even death won’t part us now  いまや 死さえもふたりを分けることはできない

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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ドリーム /Dream
タック&パティ/Tuck & Patti
BMG JAPAN


        
        

「TUCK&PATTI – ONE HAND, ONE HEART」

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今年は長雨で黒枝豆は不作というので

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 朝から快晴。一昨日、信州・松本へ日帰りの弾丸帰省をしたばかりであるが、丹波篠山まで出かけようと思い立つ。丹波篠山は、10月初旬、今年は5日からが「黒枝豆」の販売の解禁日。毎年、知人へ贈る分と我が家分とを、ドライブを兼ねて、丹波篠山の老舗の「小田垣商店」で買い求め、発送の手続きをしている。しかし今年は、夏の長雨、台風で生育状態が悪く、品薄になっていると報じられていたため、知人へ贈る「黒枝豆」は事前に発送依頼を済ませ、我が家の分をどうしようかと思っていたが、朝から快晴で、休日のため、渋滞や混雑も予想されたが、手に入れやすいうちにと、出かけろことにした。毎年通っているルート、渋滞が予想されるルートや時間帯は避け、「黒枝豆」と「丹波栗」を購入するという目的のみに徹してのドライブ。帰りは、篠山をめざす車の渋滞の列を尻目に、午前中に帰宅。

 鉄道や高速道路から外れたため、古い商家や、城跡、武家屋敷が残る篠山の町並みは、故郷、松本に似た雰囲気を感じさせ、いつ訪れても、懐かしさを感じさせ、ホッとする町である。

 丹波連山の向こうに広がる青空を見て、思い出した曲は、大昔、家にあった「電蓄」、「電気蓄音機」で母親が時々かけていた、「アルフレッド・ハウゼ楽団/Alfred Hause And His Tango Orchestra」の「碧空/Blauer Himmel」。まだLPレコードはなく、78回転のSPレコードだった。

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アルフレッド・ハウゼ
アルフレッド・ハウゼ/ALFRED HAUSE AND HIS TANGO ORCHESTRA
ユニバーサル ミュージック株式会社


      
       

「碧空/Blauer Himmel ー アルフレッド・ハウゼ楽団」
 
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お宮参りに

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 8月下旬に生まれた次男夫婦の二人目の孫、長男のお宮参り。いつものように、氏神様ではないが、この地域のブランド神社、源氏の始祖を祀る多田神社へ詣る。3連休の最後で最高のお天気、ここしばらく続いた台風で日延べになったお参りが集中したためか、結構多くのお宮参りの参詣客がお祓いを受けている。少子化など、どこの国の話かと思うばかりのお宮参りの家族数である。出産直後は保育器に入っていた孫も、1ヶ月半を無事サバイバル。ともあれめでたしと、参詣後、お嫁さんの両親も交えて祝杯をあげる。

 今宵の曲。「ウェイン・ショーター/Wayne Shorter」の「インファント・アイズ/Infant Eyes」。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」以降に登場した最も詩的なジャズ・ピアニストのひとりと言われ、ECMレーベルから彗星のごとく登場したピアニスト、「リッチー・バイラーク/Richie Beirach」のソロ・ピアノによるカバーをと思ったのだが、残念なことに、YOUTUBEにアップされていない。
 

バラッド(期間生産限定盤)

リッチー・バイラーク / SMJ

 「エンリコ・ピエラヌンツィ・トリオ/The Enrico Pieranunzi Trio」が「ウェイン・ショーター」に捧げたアルバム、「Plays The Music Of Wayne Shorter」(2000)から。

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Plays the Music of Wayne Shorter: Infant Eyes
エンリコ・ピエラヌンツィ・トリオ /Enrico Pieranunzi Trio
Challenge


        
       

「ENRICO PIERANUNZI – Infant Eyes」

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DNAを感じた日だった

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 お盆。特別な供養などはしないが、いつもどおり、仏壇を開け、お供えをして手を合わす。飾ってある私、妻双方の両親の写真を見ながら、在りし日を思い浮かべる。先祖、両親、そして私、妻、兄弟、子、孫と受け継がれてきたDNAを感じる日でもある。

 少し前の「NHKスペシャル」で「人類誕生」という3回シリーズの放映があり、興味深く観た。私は、元来考古学に興味があり、高校時代は考古学クラブに所属し、春休み、夏休みなどには教育委員会の発掘の手伝いなどに明け暮れたことから、縄文文化、弥生文化の違いを実感として感じ、それぞれの文化の担い手としての日本人のルーツは何であったのかということにも関心を持っていたからである。

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 アフリカのか弱い生き物に過ぎなかった「サル」が、なぜ700万年の間に「ヒト」へと進化できたのか? その人類進化の壮大な物語を、最新科学で解き明かすシリーズ。その解明に大きく寄与したのが、急速な進化を遂げたDNA解読技術。数万年前の人類の「ゲノム」の抽出・分析ができるようになったため、ゲノムの痕跡を辿ることで、太古の人類から、現在の私たちへと繋がる、祖先の知られざる物語が解き明かされたという。そんなことに触発されて、いくつもの関連する本をこの夏立て続けに読んだ。

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 地球のあらゆる場所に生息し、生物史上、類を見ないほどの大繁栄を遂げた、現人類、私たちホモ・サピエンス。およそ700万年前にアフリカで誕生した人類は、その後、いくつもの種に枝分かれし、誕生と絶滅を繰り返しながら進化してきた。最新の研究によれば、分かっているだけでもおよそ20種もの人類が地球上に暮らしていたと考えられているという。かつての最強のライバル、ヨーロッパで独自の進化を遂げた「ネアンデルタール人」。私たちの祖先は、今から5万年ほど前の中東地域で彼らと出会い、何度も交配しながら、それによって獲得した遺伝子が、私たちの進化に大きく貢献し、狩猟から農耕への移行を加速させ、熾烈な生存競争を繰り返し、地球上で唯一の人類として生き残ったという。ヒトゲノム計画以降、急速な進化を遂げたDNA解読技術によって、明らかになったのだ。いずれの本もそんな概要では似ているが、日本人のルーツ、人種、遺伝と病気、ゲノム編集と遺伝子操作、犯罪遺伝子、さらなるホモ・サピエンスの進化と未来、あるいは人類の絶滅などへの展開もあり、知的興奮を誘う。

 「人類=ホモ・サピエンス/Homo sapiens」は、「homo = man」+「sapiens = wise」の合成語とされているが。果たして「wise」なのか? 終戦の日に思う。

 さて今宵の曲、「Human Nature」。「マイケル・ジャクソン/Michael Jackson」の曲。「スティーブ・ポカロ/Steve Porcaro」、「ジョン・ベティス/John Bettis」の手になる曲で、マイケルがスーパースターになったため、セキュリティーに囲まれて、自由に外を出歩くことができない。旅先でもホテルから一歩も出られない。「普通の人とふれあい、普通の生活をしたい」。そんなマイケルをイメージして書かれたといわれている。

【 Human Nature 】  by Steve Porcaro / John Bettis

「♪ Looking out across the nighttime  夜の向こう側を眺めると
  The city winks a sleepless eye    街がその眠らない目でウィンクしてくる
  Hear his voice, shake my window   そのざわめきが僕の心の窓を揺らし
  Sweet seducing sighs         あまい誘惑のため息を吹き付ける

  Get me out into the nighttime    僕をあの夜の中に連れ出してくれ
  Four walls won’t hold me tonight   今夜は壁に囲まれていたくない
  If this town is just an apple      もしこの街が林檎だというなら
  Then let me take a bite        一口でいいから味合わせてくれ

  If they say,                もし、どうしてって聞かれたら
  Why, why, tell ‘em that it’s human nature  「彼だって普通の人間さ」と答えて
  Why, why, (does he do me that way)  なぜ神様は僕をこんな風にしてしまったのだろう
  If they say,                 もし、どうしてって聞かれたら
  Why, why, tell ‘em that it’s human nature  「彼だって普通の人間さ」と答えて
  Why, why does he do me that way   なぜ神様は僕をこんな風にしてしまったのだろう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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 カバーは、まずオランダが誇る国民的シンガー、「トレインチャ/Traincha(本名;トレインチャ・オーステルハウス/Trijntje Oosterhuis)」が「キング・オブ・ポップス」ことマイケルに敬意を表した渾身のカヴァー・アルバム「ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ/Never Can Say Goodbye」(2010)から。 1973年生まれの45歳。脂の乗り切ったベテランといっていいでしょう。音楽一家に育ち、10歳の頃から音楽を始め、ジャズ・サックス奏者の「キャンディ・ダルファー/Candy Dulfer」のバンドのボーカルも務めたが、やがて、ポップ・グループ、「トータル・タッチ/Total Touch」を結成、1996年にデビュー、ミリオン・セールスも記録し、着実にキャリアを重ね、4年間程活動したという。しかし彼女は、そのキャリアをあっさりと捨て、元来興味を持っていたソウル、ジャズの世界に進んでいった。

 ほぼ全編、ギターと歌だけで作られていて、自宅のスタジオで録音されたらしいが、そのアコースティックな音に、単なるロックのカバーだけではない彼女自身のマイケルへのリスペクトや世界観が込められている。

ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ

トレインチャ / EMIミュージックジャパン

「Trijntje Oosterhuis – Human Nature」

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 そして、大御所「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」。1985年に発表した「You’re Under Arrest」に収録されている。長い音楽生活の最後にマイルスがたどり着いたのが、本作に聴かれるポップな世界だったという。当時のマイルスは「マイケル・ジャクソン」と「プリンス」に関心を寄せていたそうで、本作でもマイケルの「ヒューマン・ネイチャー」とシンディの「Time ・・・」をカヴァーしている。本アルバムにおけるポップ・サウンドは、マイルスの一つの到達点といってもいい。

ユア・アンダー・アレスト

マイルス・デイヴィス / ソニー・ミュージックレコーズ


「human nature - miles davis」

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 さて、人類史とくれば、この曲を上げないわけにはいかないでしょう。直立歩行を始めた猿人の進化の過程をテーマにしたといわれる、「直立猿人/Pithecanthropus Erectus」。「チャーリー・ミンガス/Charles Mingus」の1956年、同名のアルバムから。このアルバムも、学生時代のジャズ喫茶でよく耳にしたアルバム。

 直立猿人

 チャールス・ミンガス / Warner Music Japan =music=

「Pithecanthropus Erectus ー Charles Mingus」

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