JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

耳を澄ませば秋の音が

Tags: , ,

DSCN8715
DSCN8711
DSCN8730あ
 今日は地元の小学4年生100人が、里山体験学習で公園にやってくる日。この公園はダムが出来る前は、里山として利用されていたので、それを活用して、春と秋に里山体験学習を行っている。この日は、朝から小雨が降っていたが、スタートの頃にはほぼ止んだので、予定のウォークラリーを実施することに。受け持ちの場所で小学生がやって来るのを待つ。静かである。鳥のさえずりしか聞こえない。しかし耳を澄ますと、時折、「コ~~ン」という音が聴こえる。どんぐりが落ちて、ウッドデッキにあたる音である。しばしそんな秋の音の余韻に浸っていたが、やがて元気いっぱいの子供たちの声。

 そんな宵にしみじみと聴くピアノは「ダスティン・オハロラン/Dustin O’Halloran」。「色彩のピアニスト」とも呼ばれ、「ソフィア・コッポラ/Sofia Coppola」監督の映画「マリー・アントワネット/Marie-Antoinette (2006年)」への楽曲提供で注目を集めたピアニストである。

b0102572_1729221

 「ダスティン・オハロラン」。1971年生まれ、ベルリン在住のアメリカ人ピアニスト/作曲家。1990年後半にデビューし、これまでに数枚のアルバムをリリースしている。そんな彼がソロ・アーティストに転身したのは、2004年のこと、ソロ・ピアノ作品「Piano Solos」をリリースし、その後、2006年には2作目の「Piano Solos Vol.2」をリリースした。これらの作品には「ソフィア・コッポラ」の依頼で作曲した「マリー・アントワネット」のための曲も含まれてる。この映画への仕事をきっかけに、彼の知名度は世界的に広まったという。2012年9月には初来日を果たしている。

 彼のアルバムに、ドイツ・ベルリンのグルネヴァルド教会での2009年の演奏を録音した「Vorleben」というアルバムがある。「Vorleben」は、ドイツ語で「過去、前歴、前身、素性 ・・・」という意味である。「Opus(作品)××」とだけ名づけられた曲のタイトルは、その奥に潜む「物語」を聴き手に自然に想起させる。

Vorleben

Dustin O’Halloran / Fat Cat

研ぎ澄まされたような「ダスティン・オハロラン」のピアノの音色を何曲か ・・・。

「Dustin OHalloran Opus 54」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「Dustin O’Halloran – Opus 17」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「Dustin O’Halloran – Opus 23(Mαrie Antoinette)」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「Dustin O’Halloran – Opus 28」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

枯れ木に花はもう咲かない

Tags: , ,

b0102572_9122711
b0102572_9124127
 枯死した「コナラ(小楢)」の木である。いわゆる「ナラ枯れ」である。原因は、
「カシノナガキクイムシ」。「ナラ枯れ」とは、「ナラ菌」というカビの仲間の病原菌と、その病原菌を媒介する「カシノナガキクイムシ」という体長5㎜ほどの昆虫によって、ナラ類、シイ、カシ類の樹木を枯らす「樹木の伝染病」である。根元には、孔を穿つときに出る粉、「フロス」が堆積している。この付近の山でも茶色に変色し、枯死した木が目立つようになってきた。

 「カシノナガキクイムシ」は、病原菌を体内に入れて運び、夏から秋に樹木に無数の穴をあけ、卵を産み付け、翌年の6月にその幼虫が羽化し、また新しい樹木に卵を産み付け ・・・といったことを繰り返すのである。ナラ菌は孔道を伝わって蔓延するため、水分が上がらなくなり、真夏から晩夏にかけ急速に葉が萎れ、茶色や赤茶色に枯れてしまう。1本の木から数万頭が羽化するといわれ、一度罹ると、その森には爆発的に被害が拡がるという。「ミズナラ」、「ブナ」、「コナラ」、「クヌギ」などのナラ類、「シイ」、「アラカシ」、「シラカシ」などのカシ類は、身近な森林を形成している馴染のある樹木であるから、「ナラ枯れ」は身近な自然に係わる深刻な問題でもある。

 本日の山作業、「ナラ枯れ」をひこ起こす原因である「カシノナガキクイムシ」の対策として、この春に被害木にまいた粘着シートを剥がす作業を行った。この対策を4年前、この山で被害木を見つけて以来毎年時実施した結果、2年前をピークに被害木は減ってきている。しかし、安心してまだ手を抜くわけには行かない。枯れてしまったら、もう花は咲かないのだ。(参照拙ブログ「熱中症も怖いですが ・・・」「続・秋が少し見えた ~カシナガの活動も始まる~」「虫、虫、虫 ・・・ 」「小雨の中で「カシノナガキクイムシ」を数える」「虫は嫌いではありませんが ・・・」  などなど)

 さて、今宵は木が憂いなくぐっすり眠れるようにと、「木の葉の子守唄/Lullaby of the Leaves」。大昔の1932年、「バーニス・ペトキア/Bernice Petkere」(といっても全く知りませんが)が発表した曲。演奏と歌とで。

 最初は、「エディ・ヒギンズ/Eddie Higgins」と「スコット・ハミルトン/Scott Hamilton」のコラボ・アルバム、「煙が目にしみる/Smoke Gets In Your Eyes」から。

煙が目にしみる

エディ・ヒギンズ&スコット・ハミルトン / ヴィーナス・レコード

「Lullaby of the Leaves - Eddie Higgins & Scott Hamilton」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

【 Lullaby of the Leaves 】 by Joseph Young / Bernice Petkere

「♪ Cradle me where Southern skies   南国の空の下、ゆりかごで私を寝かせておくれ
  Can watch me with a million eyes    百万の星と見守ってくれることができるから
  Sing me to sleep            眠りにつくまで歌ってくれ
  Lullaby of the leaves          木の葉の子守唄を

  Cover me with heaven’s blue      空の青さに覆われて
  And let me dream a dream or two   一つ、二つの夢を 見てみたい
  Sing me to sleep            眠りにつくまで歌ってくれ
  Lullaby of the leaves           木の葉の子守唄を

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

 まずは、「コニー・エヴィンソン/Connie Evingson」。小気味の良い「ジプシー・ジャズ(ジプシー・スウィング)」を聴かせてくれるアルバム、「Gypsy in My Soul」(2004)から。

Gypsy in My Soul

Connie Evingson / Minnehaha Music

「Connie Evingson - Lullaby of the Leaves」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 金髪をなびかせ、ベースを弾きながら歌う「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」。四季それぞれの歌を歌ったシリーズアルバム、「枯葉/Autumn Leaves」(2012)から。

91kjyBD1CSL__SL1500_

枯葉/Autumn Leaves
ニッキ・パロット
ヴィーナスレコード

  
  
  
   

「Lullaby of the Leaves - Nicki Parrott」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

落ち葉のダンス

Tags: , ,

DSCN8652
DSCN8653
 山はいたるところで「落ち葉のダンス」。朝方の雨で少し濡れた葉が、こもれびに反射している。この日の山作業は、春に巻いたナラ枯れ対策の粘着テープ剥がし。こんな地道な作業が、森を守ることにつながっていく。

Thelonious+Monk+Institute+International+Jazz+MyY3cY5ECLUl

 山の秋の定番曲は、「デイヴ・グルーシン/Dave Grusin」の「マウンテン・ダンス/Mountain Dance」(1980)。ここ数年は毎年決まってこの時期に聴いているような気もする。「ロバート・デ・ニーロ/Robert De Niro」、「メリル・ストリープ/Meryl Streep」主演の映画、「恋に落ちて/Falling in Love」(1984)のテーマ曲ともなった曲である。

 「デイヴ・グルーシン」。1934年、コロラド州出身、アメリカのジャズ、フュージョン、映画音楽を代表するピアニスト、編曲家、作曲家、プロデューサーである。米国グラミー賞受賞10回、ノミネーション1回、アカデミー賞受賞1回、ノミネーション7回、ゴールデン・グローブ賞ノミネーション4回という輝かしい経歴を持つ強者。

 「マウンテン・ダンス」がリリースされた1980年当時、その新鮮に響きに、なんて才能あるミュージシャンが現れたものかと思ったこともある。そんな懐かしの一枚で、クロス・オーバーの名盤が、「マウンテン・ダンス」。

マウンテン・ダンス

デイヴ・グルーシン マーカス・ミラー ジェフ・ミロノフ イアン・アンダーウッド エドワード・ウォルシュ ハービー・メイソン ルーベンス・バッシーニビクターエンタテインメント


「Dave Grusin – Mountain Dance」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

山の秋が深まりゆく

Tags: , ,

シバグリ
カキ(ひとくら)
サンシュユ
シカ2
 山の秋も深まってきた。自生している「シバグリ(柴栗)」、「カキ(柿)」。「アキサンゴ(秋珊瑚)」とも呼ばれる「サンシュユ(山茱萸)」の実も色づいてきた。そして、「ドングリ(団栗)」も大豊作。ところがである。これらは鹿の大好物。やはり日中でも出てきます。これから、繁殖期に入るとあってか、我が物顔に闊歩し、食べ漁っている。

 山の秋。今宵のピアノは、「里の秋/Sato No Aki」。「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」の演奏。彼らのアルバムには、日本の曲を演奏、収録したしたアルバムがいくつかある。その一つ、「モナリザの微笑み/Mona Lisa」から。

 「日本の詩情」という形容にまったく違和感のない情感あふれる演奏である。それはとりもなおさず、ヨーロッパに住む彼らが、日本の曲に感じた心象風景が、我々のそれとそう違いはないということであろうか。やはり日本の四季の美しさは世界に誇れるのであろう。

モナリザの微笑み

ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / ポニーキャニオン

「European Jazz Trio with strings – Sato no Aki (里の秋)」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

朽ちてゆく木 芽生えてくる木

Tags: , ,

DSCN8520
DSCN8522
 台風通過後の山仕事は、森、観察路の被害のチェック、強風による折損木の片付けから始まる。一通りチェックをしながら、山頂まで登り、短時間ではあるが間伐を行う。最近の伐採ですっかり明るくなった地面には、これは「ソヨゴ(冬青)」でしょうか、いろいろな幼木が芽生え出している。朽ちてゆく木、芽生える木。目立たないが、山の木々の世代交代も着実に進んでいる。我々の活動が、そんな手助けに多少でもなれば ・・・。

 今宵は、わがJAZZミューズだった?、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」。曲は、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」の大ヒット曲、「素顔のままで/Just The Way You Are」。

Diana+Krall+In+Concert+kMg36O5K1b2x

 1964年、カナダ生まれの女性ジャズ・ピアニスト、歌手。1990年代以降に最も成功したジャズ歌手の一人と言われている。15歳の時、レストランでピアノ演奏を始め、17歳になってからは奨学金を得て、ボストンにあるバークリー音楽大学に入学、卒業した。 バークリー音楽学院では、同級生に「小曽根真」がいたという。

 デビュー・アルバムは、「ステッピング・アウト/Stepping Out」。サード・アルバム、「オール・フォー・ユー~ナット・キング・コール・トリオに捧ぐ/All for You: A Dedication to the Nat King Cole Trio」(1996年)は、グラミー賞にノミネートされ、また70週間もの間、ビルボード誌のジャズ・チャートに上がっていたという。「ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ/When I Look In Your Eyes」(1999年)では「ジョニー・マンデル/Johnny Mandel」によるオーケストラ・アレンジのバックもあり、再度グラミー賞にノミネートされ、クラールはその年の最優秀ジャズミュージシャンとして表彰された。2001年9月にクラールはワールドツアーを開始し、フランス・パリのパリ・オリンピア劇場でのライブは彼女の初めてのライブ・アルバムとしてリリースされた。これにより彼女は二つ目のグラミー賞(最優秀ジャズボーカル)を受賞したのだ。

 2003年12月にイギリス生まれのロック・ミュージシャン、「エルヴィス・コステロ/Elvis Costello」と結婚し、ファンを落胆させた。2006年12月には双子の男の子を出産し、一時音楽活動を休止したが復活した。しかし、その頃から、私は、なにか彼女が方向を見失っているようで、リリースされたアルバムに物足りなさを感じて遠ざかっていた。若手への世代交代か、と思っていたが、しかし、今年に入っての、アルバム「Turn Up the Quiet」のリリース。「やっとダイアナが帰ってきた」と安堵の胸をなでおろしたものである。

 ダイアナが最も輝いていた時代のアルバム、「ライヴ・イン・パリ/Live In Paris」(2002)から。

ライヴ・イン・パリ

ダイアナ・クラール / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Diana Krall – Just the way you are」

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

   

  

山からの見晴らしと森の明るさを取り戻す

Tags: , ,

DSCN8500
DSCN8497
 ここ2ヶ月ほど続けていた山頂付近の間伐。すっかり明るくなって、見通しが利くようになった。地面に陽が届くようになったため、幼木も芽生え出すでしょう。2枚目の写真のように、森の明暗がはっきりし、伐採の効果は一目瞭然。視線のその先に見えるようになったのは、一生懸命に間伐作業をしている写真の仲間が住んでいる団地。自分の住んでいるところが山頂から見渡せるようにしたい。そんな彼の単純な思いが、山からの見晴らしと森の明るさを取り戻す。

 秋、青空、吹き上がってくる風の爽やかさ、作業後のコーヒーの旨さ。そんなことに喜びを感じるための山作業といってもいいかもしれない。さすれば、この山とボランティアは、天然の癒しのカフェなのかも知れない。

o-BARRY-MANILOW-facebook

 さて、今宵は「バリー・マニロウ/Barry Manilow」のJazzyなアルバム、「2:00 A.M. Paradise Cafe」(1984)からの一曲。「パラダイス・カフェ/Paradise Cafe」。

 「バリー・マニロウ」。1943年生まれ。私たちと同世代で、「コパカバーナ/Copacabana」という大ヒット曲をもつアメリカのポピュラー音楽の歌手、ピアニスト・作曲家・アレンジャー・プロデューサー。この歌は、1984年ポピュラー畑の彼にしてはJAZZ・ブルース色の濃厚な、全曲オリジナルで構成されたアルバム、「2:00 AM Paradise Cafe」に収録されている。これからの秋の夜長、グラスを傾けながらゆったり聴くにはぴったりの一枚であろう。まるでNYあたりの小さなJAZZクラブの片隅に居るような気分に浸れる極上のジャズ・バラード・アルバム。

【 Paradise Cafe 】  
           music: Barry Manilow; Lyrics: Bruce Sussman and Jack Feldman

「♪ The night is new     日が変わっても
  The faces are friendly   おなじみの顔のフレンドリーな仲間たち
  So have a few       もうちょっと飲んだら
  And let me play       演奏を始めようか
  Some new songs, some blue songs あたらしい歌を覚えたんだ ちょっとブルーな歌をね
  The mood is always right  いつもいいムードだね この店は
  Every night at the Paradise Cafe 毎晩 パラダイス・カフェで

  The world outside       店の外では
  May make its own madness  馬鹿をさらけ出しても
  But here we hide        ここに隠れてしまえば
  The world away         そんな世界とは無縁さ
  No headlines, no deadlines   大事件や締め切りに右往左往することもなく
  We’ll make them disappear   そんなものは何処かへやってしまおう
  While you’re here at the Paradise Cafe 君がこのパラダイス・カフェにいる間はね 

  ・・・・・・・・・・・・・・・・

  Just me and you around the piano    君と僕、ピアノのそばでふたりっきり
  Not much to do but dream away     夢だけを見ながら過ごす
  So stay on I’ll play on          そのままでいて、僕が演奏する間は
  I’m all yours for a song         演奏する歌はすべて君に捧げるから
  All night long at the Paradise Cafe    一晩中ずっとこのパラダイス・カフェで
  All night long at the Paradise Cafe    一晩中ずっとこのパラダイス・カフェで ♪」

2:00 Am Paradise Cafe

Barry Manilow / Sbme Special Mkts.

「Paradise Cafe」と「Where Have You Gone」の2曲を続けて。

「Barry Manilow – Paradise Cafe and Where Have You Gone?」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

ヤマボウシの実を口に含んでみる

Tags: , ,

ヤマボウシの実
ヤマボウシa
 間伐を行うため、山頂へと登っていく途中、この公園に多く植えられている「ヤマボウシ(山法師、山帽子)」の実が熟れだしているのに気が付く。

 オレンジ色の実は、ツンと上を向いて、つぶつぶのあるちょっとユーモラスな形。その実を摘んで口に含んでみる。果肉は黄色で、クリーミィな食感。マンゴーに似た味がする。ジャムや果実酒にする人も多いと聞く。山作業の前の元気づけになる甘い秋の味覚。定年後の森林ボランティア生活の中で覚えた味。ちょっと得をしたような気分で作業へと向かう。

tomwaits20150310

 今宵の曲は、「酔いどれ詩人」という異名で知られ、独特のしゃがれ声、ジャズ的なピアノ演奏で、社会の底辺に生きる人々の心情を温かい独特な視線で見つめるシンガー・ソングライター、「トム・ウェイツ/Tom Waits」のデビュー・アルバム、「クロージング・タイム/Closing Time」(1973)から、「Grapefruit Moon」。

 1949年、カリフォルニア生まれ。幼い頃に両親の離婚を経験した「トム・ウェイツ」は、母親と共に、サンディエゴで暮していた。15歳になった頃から、ピザハウスで深夜、皿洗いやフロアの掃除という雑役をし、そこで様々な人々の生き方を学んだという。そして、20歳の頃は、ナイトクラブのドアマンをし、閉店後の誰もいなくなった店内で、ピアノやギターを弾き、詩を綴り、曲を書くようになったという。そして、24歳の時に発表した1stアルバムが、「Closing Time」であった。

71hL4UChUaL__SL1425_

 ジャケットのかすかに見える時計の針は、午前3時22分。くたびれたシンガーがひとり、バーの古びたピアノの前に座っている。ウイスキーのグラス、吸殻でいっぱいの灰皿。ウェイツそのものなんだろう。
 
 「Closing Time」。「人生の終い時」、そんな意味なんだろうか。ワルツ、ララバイ、ブルース、ジャズ、カントリー ・・・。当時まだ24歳だというのに、こんなに人生の酸いも甘いも悟ってしまってどうするんだろう。「あのメロディを聴くたびに、心の中で何かが砕け散るのさ」とつぶやくようにウェイツが歌う「Grapefruit Moon」。
  
  
【 Grapefruit Moon 】  by Tom Waits

「♪ Grapefruit moon, one star shining  グレープフルーツのような月と星が一つ光っている
  Shining down on me         俺を照らしてくれている
  Heard that tune, and now I’m pining あの歌を聴いちまったから、まだここにいる
  Honey, can’t you see?          ハニー、わかってくれるかな
  ‘Cause every time I hear that melody   あのメロディを聴くたびに
  Well, something breaks inside       心の中で何かが砕け散るのさ
  And the grapefruit moon, one star shining グレープフルーツのような月と星が一つ
  Can’t turn back the tide           もう潮の流れは引き戻せない

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Now I’m smoking cigarettes      今、煙草をふかしながら
  And I strive for purity         清らかに生きようと懸命に努力している
  And I slip just like the stars      でもあの星のように滑り落ちてしまうんだ
  Into obscurity              曖昧な闇の中へ
  ‘Cause every time I hear that melody  あのメロディを聴くたびに
  Puts me up a tree            樹の上へと押上げてもらえるんだ
  And the grapefruit moon, one star shining グレープフルーツのような月と星が一つ
  Is all that I can see             それが俺が見えるすべてさ   ♪」
   

Closing Time

Tom Waits / Elektra / Wea

「Tom Waits ー Grapefruit Moon」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

不思議な文様、山のアート?

Tags: , ,

DSCN8465
 実に不思議な文様である。自然観察路のウッド・デッキの表面につけられていた文様。なんだろう? 答えは「イノシシ(猪)」がつけたのである。鼻面を擦りつけることによってできた文様。猪は雑食性。朽ちた切り株や倒木などを崩し、その中にいる虫の幼虫などを食べる。ウッド・デッキも何かいるかと思って嗅ぎまわったのでしょう。それにしてもこの猪、マメに嗅ぎまわったものである。

71cFPlERT8L__SY355_

 さて、今宵のお久しぶり歌姫は、「ローリー・ホィーラー/Laurie Wheeler」。「ダウンビート」誌の読者人気投票、世界の女性ジャズ・ボーカル部門で、2年連続トップ10入りをし、もう20年以上もテネシー州、ナッシュビルを拠点に活動している大ベテランだという。その割には、知名度もほとんどなく、リリースされたCDも4枚ほどといたって寡作である。

 かって、ジャケ買いしたアルバムが、あの「ラリー・カールトン/Larry Carlton」が全面参加、プロデュースしたアルバム「トワイライト/Twilight」だった。大人の雰囲気。そして、声をまるで楽器のようにコントロールしている。高速スキャットになると、それがさらに際立ってくる。しかし機械的でなく、伸びやかで暖かい声なのだ。

 「Killer! This girl sings jazz. (いやあ参ったね!彼女まさにジャズっているね)」とは、彼女を評した「ラリー・カールトン」の言葉。変な言い方だが、まさに、「アメリカン・ジャズ・ボーカル」。

Twilight

Laurie Wheeler / 335 Records

 音質のいい動画が、YOUTUBEにほとんどアップされていないが、数少ない動画が、アルバムにも収録されている「Easy To Be Happy」。何回か行ったなつかしのニューヨーク「Blue Note」での「ラリー・カールトン」とのコラボ・ライブ。


「Laurie Wheeler & Larry Carlton – Easy to Be Happy(at NYC Blue Note)」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 参考までに、彼女のHPはコチラ。そして、「Twilight」のさわりが聞けるのはコチラ。
  

  

秋のサインが ・・・

Tags: , ,

DSCN8442
 秋のサインの「ドングリ(団栗)」。可愛らしい「コナラ(小楢)」の「ドングリ」(写真)は、この春に受粉したもの。そして、2年かかって大きな「ドングリ」に成長するのは、「クヌギ(櫟、椚)」の「ドングリ」。何年か前に、子供たちの工作に必要な「ドングリ」が採れなくて、困ったことがあったが、今年は豊作のようだ。

DSCN8449
 自生している「シバグリ(柴栗)」も大きくなってきた。鹿や猪たちが器用にイガを剥いて食べる。

プラム
 ウォーキングの途中で見かけた「プルーン」でしょうか。雨の少ないふるさとの信州では、時折栽培しているのを見かけたが、この地域で見かけるのは珍しい。その瑞々しい「プルーン」は今が旬。

tumblr_inline_ne2pkfmJSg1rxv6dg

 さて、今宵のアルバム、「ポール・デスモンド/Paul Desmond」の「ボッサ・アンティグア/Bossa Antigua」(1964)。

 1曲目のタイトル曲、「Bossa Antigua」が始まった瞬間に、「あっ、デスモンド」とわかる瑞々しい彼のアルトが、聴き手を心地よいボッサに包んでくれる。そして、これまた私ご贔屓の「ジム・ホール/Jim Hall」のギターが優しく絡む。癒しのJAZZ、これぞBGMのJAZZアルバムとして、50年間私が愛聴しているアルバムのひとつ。 「Bossa Nova」が「the new thing」という意味なのに対し、「old thing」を意味する「Bossa Antigua」というアルバム・タイトルも洒落ている。

 パーソネルは、「Paul Desmond(as)」、「Jim Hall(g)」、「ユージン・ライト/Eugene Wright(b)」、「コニー・ケイ/Connie Kay(ds)」ら。

Bossa Antigua

Paul Desmond / RCA Victor Europe

 タイトル曲、「Bossa Antigua」を。

「Paul Desmond - Bossa Antigua」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 フルアルバムでも ・・・。

「Paul Desmond ー Bossa Antigua Jazz Album」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

How High Is The Sky

Tags: , ,

DSCN8440

 9月です。空も雲も高いのが実感できます。風が爽やかです。汗ばむのが心地よい。山仕事にはいい季節になってきた。

 さて、今宵の曲は、多くのアーティストがカバーしているスタンダード、「How Deep Is The Ocean (How High Is The Sky)」。

 この曲は、1932年に「アーヴィング・バーリン/Irving Berlin」の作詞、作曲したもので、発表当時はヒットしなかったが、1946年に、映画「Blue Skies」で、「ビング・クロスビー/Bing Crosby」が歌い、その後、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」も映画の中で歌い、有名な曲となった。

 今宵の歌姫は、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」。私にとって、彼女が最も輝いていた頃の4作目のアルバム、「ラヴ・シーン/Love Scenes」(1997)から。

【 How Deep Is The Ocean (How High Is The Sky)  】
                            by Irving Berlin

「♪ How much do I love you?  私がどれくらい愛しているかわかる?
  I’ll tell you no lie       嘘なんか言わない
  How deep is the ocean?    海がどれくらい深いかわかる?
  How high is the sky?     そして空がどれくらい高いか?
  How many times in a day   1日に何回、
  Do I think of you?       あなたのことを想っているかわかる?
  How many roses are      どれだけの薔薇が
  Sprinkled with dew?      露に濡れているかわかる?

  How far would I travel     あなたに逢うために
  Just to be where you are?   どんなに遠い旅をしてきたかわかる?
  How far is the journey     ここから星まで行くのに
  From here to a star?      どれくらい旅すればいいかわかる?
  And if I ever lost you      もしあなたを失ってしまったら
  How much would I cry?     どれだけ私が泣きくれるかわかる?
  How deep is the ocean?     海がどれくらい深いか
  How high is the sky?      そして、空がどれくらい高いかわかる? ♪」

Love Scenes

Diana Krall / Grp Records

 ニューポート・ジャズ・フェスティバルのライブ・バージョンで。

「Diana Krall – How Deep is the Ocean – 8/15/1998 – Newport Jazz Festival (Official) 」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
   

Together: The Complete Studio Recordings

Chet Baker / EPIC


  
「HOW DEEP IS THE OCEAN-Chet Baker & Paul Desmond」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.