JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

梅は咲いたか、桜はまだかいな ~

Tags: , ,

DSCN7062
DSCN7067あ

 昨日とは一転、寒さが逆戻り。今日の山作業は先週に引き続き、「アラカシ(粗樫)」、「ヒサカキ(非榊)」、「ソヨゴ(冬青)」などの常緑広葉樹を伐採し、「エドヒガン(江戸彼岸)」の群生林の周辺整備。写真のように、すっかり見通しが良くなった。

 そして、里に1月ほど遅れて、山にも梅が ・・・。

 「♪ 梅は咲いたか、桜はまだかいな~ ♪」なんてね。

1485879558

 さて、今宵のピアノ。1981年イスラエル、テルアビブ生まれ、現在はフランス在住のピアニスト、「ヤロン・ヘルマン/Yaron Herman」のデビュー・アルバム、「Piano Solo Variations」 (2006)。邦題は「ヤロン・ヘルマン・デビュー」。このCDを引っ張り出すのはずいぶんと久しぶり。梅の花に誘われて、Blossomを聴きたくなった・・・とでもしておきましょう。

 「ヤロン・ヘルマン」。ピアノを始めたのはかなり遅く、16歳だったという。それまではスポーツ少年だった彼は怪我をしたことが、ピアノを学ぶきっかけだった。ところが、あっという間に頭角を現し、2年後には賞を取るほどに。ボストンのバークリー音楽院で学んだあと、パリを活動拠点と定め、演奏活動をはじめたという。2006年、25歳で本作のピアノ・ソロでデビュー。

 「Variations(変奏)」というタイトルですが、例えば、冒頭の曲は、ガーシュインの名作「Summertime」ですが、その後いずれもヘルマンのオリジナルですが、「var.1」として「Blossom」、「var.2」として「Facing Him」、「var.3」として「Jerusalem Of Gold」が続くという趣向になっている。すなわち、「Blossom」、「Facing Him」は、「Summertime」をモチーフに使った変奏曲としてのオリジナル曲と見ることができ、またそのモチーフが随所に出てくるので、3曲が一体となった組曲といえるでしょう。その意味で、JAZZ的なアプローチと言えなくもない。時折、かすかに「キース・ジャレット/Keith Jarrett」ばりの唸り声が入るが、キースほど耳障りではない。

ヤロン・ヘルマン・デビュー

ヤロン・ヘルマン / ビデオアーツ・ミュージック

 主題「Summertime」と「var.1/Blossom」と「var.2/Facing Him」を続けて ・・・。

「Summertime – Blossom (var.1) – Yaron Herman」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

「Yaron Herman – Variations – Facing Him (Var. 2) 」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 同じアルバムから、「スティング/Sting」のヒット曲、「フラジャイル/Fragile」。パーカッションを加えての、ファンキーな演奏。

「Yaron Herman – 【Piano Solo Variations】 – Fragile」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

山も春を迎える準備に

Tags: , ,

DSCN7030
エドヒガン7
 (上段は開花を待つ今年のエドヒガン、下段は昨年のエドヒガンの写真)

 私が所属している森林ボランティア団体の活動フィールド、「兵庫県立一庫公園」には、兵庫県版レッドリストBランクに指定されている「エドヒガン(江戸彼岸)」桜が、60数本自生している。そのうちの2個体群28本が、川西市の天然記念物に指定されている。最も樹高の高い桜は、樹高31m、最も太いものは、直径が65cmを超え、「さくらひとくら」との愛称がついている。そんな「エドヒガン」桜が、例年通りの開花時期ならば、この月末には、「ソメイヨシノ(染井吉野)」より1週間ほど早く、開花を迎える。

 そんなことで、今日の山作業は、春を迎える準備。朝方は小雨だった雨も上がり、薄日が差し込む中で、「エドヒガン」群生地の周辺整備。「アラカシ(粗樫)」、「ヒサカキ(非榊)」、「アセビ(馬酔木)」などの常緑広葉樹を伐採して、エドヒガンを見えやすく際立たてることを目的とする作業である。開花時期までの何回かの作業をすれば、迎える準備はすっかりと整うはずである。

 さて、3月の歌と言えば、「三月の水/Águas De Marco/Waters Of March」くらいしか思い浮かばない。不確かな記憶ですが、戦前に「3月生まれは浮気者」というタイトルの洋楽(?)があったらしいが、放送禁止になったという。理由は当時の昭和天皇の皇后(長子様)が、3月生まれであったとか。ちなみに私も3月生まれですが ・・・。今宵も続けます「三月の水」。

naraalbum1

 ボサノバ創生期、「エリス・レジーナ/」と並んで、学生たちの間でミューズ、女神と呼ばれたのは、「ナラ・レオン/Nara Leão (1942年1月19日 – 1989年6月7日)」である。ナラは軍部に徹底的に目をつけられ、結局、1968年ナラは「カエターノ・ヴェローゾ」、「ジルベルト・ジル」等と同様パリに亡命し、ボサノバと決別した。しかし、自身の出自と向き合い、ボサノバとの和解を決意し、1971年、堰を切ったように全編ボサノバのアルバム「Dezanos Depois(美しきボサノバのミューズ)」を録音するが、47歳の若さで夭折してしまった。

 シンプルなギターの伴奏で、ボサノバの定番をうたう。陰影に富んだ、深みのある歌唱。その歌声はいま聴いても瑞々しさを失わず、心に染みる。「ナラ・レオン」の歌う「三月の水」。アルバム、「イパネマの娘/Garota De Ipanema」から。

Garota De Ipanema

Nara Leao / Universal Brazil

「NARA LEÃO – ÁGUAS DE MARÇO」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 「ジョン・ピザレリ/John Pizzarelli」のアルバム・タイトルは、ずばり「ボサ・ノヴァ/Bossa Nova」(2007)から。イケメンで人気ジャズ・ヴォーカリスト&ギタリストの全編ボサ・ノバ・アルバム。本作では本業のギターは控えめ、あくまでも歌で勝負している。名人「ドン・セベスキー/Don Sebesky」のアレンジも素晴らしい。

ボサ・ノヴァ

ジョン・ピザレリ / ユニバーサル ミュージック クラシック

「John Pizzarelli – Águas De Marco」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

失敗の本質は ・・・

Tags: , ,

DSCN0942

 2012年に新たに森林ボランティアのグループを立ち上げ、炭焼きを引き継いでから、5年目の炭焼きを終えた。それ以前の炭焼きはといえば、ノウハウを知っている長老格の采配に従って、作業をするだけで、炭焼きの奥深いところや、詳細なノウハウなどはほとんど教えてもらえなかった。

 新しいクラブを立ち上げてからは、「炭焼き技術の伝承」という目標を掲げるなら、そんなやり方を改めようと、「より美しい菊炭をめざす」、「科学的なアプローチで」、「全員参加でノウハウ共有」を方針としてやってきた結果、昨年は、今までの私の炭焼体験では最高レベルとも言える菊炭が焼けた。しかし、「今年も!」と意気込んで焼いた炭は、失敗とまでは言えないが、昨年の品質に比べたら大幅に品質ダウンを認めざるを得ない結果であった。

b0102572_1820427

 しかし、今回のこの結果の反省から得られるものも、相当大きかったと実は思っている。そのひとつは、かって先達に教えてもらった常識、定説を疑ってみたことである。ただひたすら薪を焚くだけと、いままであまり目を向けて来なかった「窯焚き」の有り様が、結果として炭の出来栄えに大きく影響するということがわかったこと。焼き急ぎをしないよう、むしろ温度上昇を抑え、時間をかけてじっくりと焼くことなど、目からウロコが落ちたように、新たな知見も得られた。来年に向けての新たな目標や確かめたい課題が設定でき、もう来年の炭焼きが待ち遠しくてならないのだ。

 素人がプロの炭焼き師に少しでも近づくためには、データを収集し、それを分析・活用することが、よりよき菊炭づくりにつながると思ってやってきたが、その方向は間違っていなかったと思う。そして、失敗は、成功するためへの必然であり、いつまで続けられるかわからないが、失敗は私の炭焼きへの挑戦や、森林ボランティアへ駆り立てる原動力となっている。とはいえ、年に2回しかできない炭焼き。できるだけ失敗はしたくないのが本音ではあるが ・・・。

Dianne-Reeves-Hair-Up

 今宵の春の歌。「There’ll Be Another Spring」。「待っていればもう一度春がやってくる」という傷心を自ら慰める女心を歌った古いスタンダード。歌姫は、「ダイアン・リーヴス/Dianne Reeves」。ちょっと地味な歌手ですが、アルバムで4度のグラミー賞を獲得、ベスト・ジャズボーカル賞も受賞、卓越した歌唱力に恵まれたシンガーで、私のご贔屓のひとり。

 この歌は、近年、「ダイアン・リーヴス」が、音楽を担当し、自らもクラブ歌手役として登場した、「ジョージ・クルーニー/George Clooney」監督・主演の映画、「グッドナイト&グッドラック/原題:Good Night, And Good Luck」(2005)の挿入歌としても使われた歌。作詞・作曲は、あの「ペギー・リー/Peggy Lee」と、「ヒュービー・ホィーラー/Hubie Wheeler」で、1959年の作品。たしか「ダイアナクラール/Diana Krall」も、アルバム、「Love Scenes」の中で歌っていました。

 映画の舞台は、1950年代アメリカ。「ジョセフ・マッカーシー/Joseph Raymond “Joe” McCarthy」上院議員による「赤狩り」が、数千人に及ぶ国民から職を奪い、恐怖がアメリカ全土を覆っていた。報復を恐れるマスコミが批判を控える中、議員の真の姿を報じ、アメリカに自由を取り戻したのは、一人のニュース・キャスターで、「テレビ・ジャーナリズムの父」と今も讃えられている、「エド・マロー/Edward R. Murrow」。彼と共に闘った記者たちの実話基づく物語である。タイトルの「Good Night, And Good Luck」は、番組を締めくくるのにマローが毎回使っていた言葉だという。

 この映画が製作されたのは、9.11テロ後の2005年、アメリカがテロによって右傾化してゆくブッシュ政権時代。そしてまさかのトランプ政権誕生後、人種差別的傾向や、言論封鎖、政権とマスコミとの敵対が強まっているアメリカの今、この国に再び「エド・マロー」は現れるのであろうか。そして、このような映画をつくる映画人も ・・・。そして、我が国はとも ・・・。もう一度、この映画を観てみたいと率直に思う。

グッドナイト&グッドラック 通常版 [DVD]

東北新社

【映画「グッドナイト&グッドラック」(05 米/06 日本公開) 予告編】

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

o-DIANNE-REEVES-facebook

 さて、話を元に戻して、「ダイアン・リーヴス」。 1956年ミシガン州デトロイト生まれのジャズ歌手。ダイアンの家族は音楽一家で、父親は歌手、母親は、トランペット奏者だったという。子供時代、ダイアンはピアノのレッスンを受け、あらゆる機会に歌を歌った。11歳のとき、音楽が生徒を最善の道へ導くと教えている教師によってインスパイアされ、彼女の音楽への関心はより高まったという。

 やがて歌手を志した彼女に、叔父は、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」から「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」まで、ジャズ・シンガーを彼女に教えた。ダイアンは、特に「サラ・ヴォーン/Sarah Vaughan」に感銘を受け、デンバー大学で音楽を学び始めた。その後、歌手としての道を歩み始め、現在に至っている。

【 There’ll Be Another Spring 】 by Peggy Lee /Hubie Wheeler

「♪ Don’t cry, there’ll be another spring  泣かないわ、きっとまた春は来るから
   I know our hearts will dance again  わかっているの、二人の心はもう一度弾み、歌う
   And sing again, so wait for me till then だからその日まで待ちましょう

   Be glad the bird is on the wing    喜びましょう、鳥が羽ばたき
   Another time to love         いつか再び愛しあい、共に笑える日が来ることを
   And laugh with me, just wait and see  その日がくるまで見守って待ちましょう

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 映画のサントラ盤から、「There’ll Be Another Spring」。

Good Night, and Good Luck.

Concord Records

「Dianne Reeves – There’ll Be Another Spring」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

気分はもう「サクラサク」

Tags: , ,

DSCN7015

 春一番、春二番 ・・・が吹き荒れた。今日の山遊びは、ナラ枯れや松枯れにより枯死した「コナラ(小楢)」や松が、散策路に倒れたり、枝折れしていないかをチェックする。やはり結構な強風だったため、一抱えもあるナラ枯れした「コナラ」の大木の周辺には、折れた大きな枝が散策路に散乱している。枝に引っかかって宙ぶらりんの危険な状態のものもある。とりあえず、片付けたが、気候がよくなる前に、早く伐採せねばならないが、。

 そして、3月の山遊びは、川西市より市の天然記念物に指定されている「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の群生地の周辺整備をする予定。桜情報によれば大阪の「ソメイヨシノ(染井吉野)」の開花は3月29日頃だという。「エドヒガン」は「ソメイヨシノ」より1週間ほど早く咲くため、そろそろ準備をしておかなければならない。どこをどう伐採すれば、「エドヒガン」群が美しく見えるのか想像しながら、伐採計画を立てる。気分はもう「サクラサク」。

schloss

 さて、「オイゲン・キケロ/Eugen Cicero」というルーマニア出身のJAZZピアニストがいます。おしいことに1997年57歳の若さで亡くなってしまいましたが ・・・。この人のデビュー・アルバム、「ロココ・ジャズ/Rokoko Jazz」(1965)を聴いたときは衝撃的でした。それまでは、バロック・ジャズといえば、「プレイ・バッハ」に代表される「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」とばかり思っていたから。「ジャック・ルーシェ」が「プレイ・バッハ#1/Play Bach No.1」で鮮烈なデビューをしたのが、1959年。それから遅れること6年、これまた鮮烈なデビューであった。

 ルーマニアのクラウゼンブルク出身。幼い頃よりクラシックのピアニストであった母親からピアノを習い、10歳の時にはリサイタルを開いたというからかなりの天才ぶり。しかし、兄の影響でジャズに興味を持ち始めるようになり、ルーマニアからオーストリアに移って活躍を続けているうちに見いだされ、デビュ―したのが、クラシックの曲をジャズ化した「ロココ・ジャズ」であった。

 今宵のアルバムは、「春の歌/Spring Song」。 日本盤のジャケットは「マリー・ローランサン/Marie Laurencin」の絵。

春の歌 (紙ジャケット仕様)

オイゲン・キケロ / BMG JAPAN

タイトル曲、「メンデルスゾーン/Felix Mendelssohn」の「春の歌」。

「Eugen Cicero Trio - Cicero’s Spring Song In A, Op. 62, No. 6」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

春の兆し、里は梅、山は馬酔木から

Tags: , ,

b0102572_16525532
DSCN6980
鹿の親子

 ポカポカ陽気の中での山作業は久しぶりである。炭焼きも終わり、炭材の「クヌギ(椚、椚)」を伐ったあとの林床整備を行う前に、山頂まで登る。春の訪れを告げるのは、里は梅、山は馬酔木。先週は雪で隠れていた馬酔木がいたるところで花を咲かせている。上を見上げると、すっかり葉が落ちた枝先に「スズメバチ(雀蜂)」。いまは、放棄されてはいるが、あの下で伐採をしていたかと思うと、ちょっと怖い。

 再生林の斜面を深々と覆っていたクヌギの枝や葉を取り除く。こうすることによって、台場クヌギの周りを取り巻く動植物の多様性が保たれる。作業を始めようとすると、はやくも敵情偵察なのか、3頭の親子連れの鹿がクヌギ林の斜面を、怖がる様子もなく、ゆっくりと横切っていった。

 ところで、今年の「ソメイヨシノ(染井吉野)」の開花予想、大阪は平年並みの3月29日だという。とすれば、この山の「エドヒガン(江戸彼岸)」もその頃か。周辺整備の予定を立てねば ・・・。

 今宵も春の歌。「Spring Is Here/邦題;春が来たと云うけれど」。1938年、「リチャード・ロジャース/Richard Rodgers」、「ローレンツ・ハート/Lorenz Hart」のゴールデン・コンビの手になる、古い時代のミュージカルの曲であるが、「春が来た。でも楽しくない、憂鬱なだけ」という、ちょっとグルーミーなムードの漂うクラシック・スタンダード。

【 Spring is here 】
            by Richard Rodgers, Lorenz Hart

「♪ Sprinh is here             春が来たって
   Why doesn’t my heart go dancing   でも、私の心が浮き浮きしないのはなぜ
   Spring is here             春が来たって
   Why isn’t the waltz entrancing     でも、ワルツを聴いても心が弾まないのはなぜ
   No desire no ambition leads me    欲しいものもやりたいことも何もない
   Maybe it’s becaus nobody needs me  多分誰も私のことを必要としていないから

   Spring is here             春が来たって
   Why doesn’t the breeze delight me  でも、そよ風に私の心が浮き立たないのはなぜ
   Stars appear              美しい星たちも
   Why doesn’t the night invite me    でも、夜が私を誘わないのはなぜ
   But maybe it’s because nobody loves me 多分誰も私のことを愛していないから

   Spring is here               春が来たって
   Spring is here               春が来たって
   Spring is here I hear           春が来たっていうけど ♪」

 「Spring Is Here」。「ミリー・ヴァーノン/Milli Vernon」です。 アルバム、「Introducing Milli Vernon」から。ミュージカル・ナンバーなのでヴァースから始まりますが ・・・。

イントロデューシング

ミリー・ヴァーノン / ミューザック

「Spring Is Here ー Milli Vernon」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 そして、この曲をリリカルに奏でるのは、ご存知「ビル・エヴァンス・トリオ/Bill Evans trio」。名盤「ポートレイト・イン・ジャズ/Portrait in Jazz」。1959年にリリースされた「ビル・エヴァンス(p)」、「スコット・ラファロ/Scott LaFaro(b)」、「ポール・モチアン/Paul Motian(ds)」からなるトリオのスタジオ・アルバム。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Bill Evans trio-Spring is here」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

窯のぬくもりが伝わってくる

Tags: , ,

DSCN6978
DSCN6962

 温かい。まだ窯のぬくもりがかすかに触れる手に伝わってくる。窯出しホヤホヤの炭である。早速、断面を確かめるために切ってみる。美しい漆黒の菊の花の文様が浮かび上がる。今年の炭焼きは、来年への課題を残して、これで終わり。また来年、より美しい菊炭をめざすチャレンジが始まる。

b0102572_9471925

 ぬくもりの感触。今宵の曲は、そんな「タッチ/touch」をテーマに。まずは、スタンダードから、「The Touch of Your Lips」。「チェット・ベイカー/Chet Baker」の歌唱が有名ですが、今宵は麗しの美女、「カラブリア・フォーティ/Calabria Foti」。

 ニューヨーク生まれ。音楽一家に育ち、幼い頃から回りには音楽があふれていたという。12歳になる頃には、もう両親たちとホテルやナイトクラブのステージにたっていたともいう。「エラ・フィッツ・ジェラルド/Ella Fitzgerald」、「ペギー・リー/Peggy Lee」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」・・・などの大物シンガーの歌をよく歌っていたというが、すでにどうすれば彼らと同じように観客の心を掴めるのかということを意識して歌っていたというから、末恐ろしい12歳であったようだ。

 寡聞にして、彼女のアルバムは一枚しか知らないのだが、その育ちの良さ、品のいい色気を感じさせる容姿は、かっての「ジュリー・ロンドン/Julie London」を思わせる。アルバムは、「A Lovely Way To Spend An Evening(恋に過ごせし宵)」から。

【 The Touch of Your Lips 】  作詞・作曲:Noble Ray

「♪ The touch of your lips upon my brow  僕の額に触れている君の唇
   Your lips that are cool and sweet    それは冷たくて、そして甘い
   Such tenderness lies in their soft caress やさしくて柔らかなその感触に
   My heart forgets to beat         僕の心臓は止まってしまいそう
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

恋に過ごせし宵

カラブリア・フォーティー / キングレコード

「Calabria Foti – The Touch Of Your Lips」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 ピアノ・トリオも一曲取り上げましょうか。ノルウェイ出身の「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」。曲は、「Graceful Touch」。アルバムは、ECM、2003年リリースの「Changing Places」。この演奏もほっとするぬくもりを感じさせてくれる。

Changing Places

Tord Gustavsen / Ecm Records

「Graceful Touch — Tord Gustavsen trio」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

雪景色もまた ・・・

Tags: , ,

DSCN6939
DSCN6934

 天気予報通り、朝から雪混じりの雨。活動日を年間予定に組み込んであり、急に休止になってもすることがないので、台風か積雪で上がれない限り、原則として山の定例活動は実施することにしている。道具の手入れや工作室の片付け、年寄り談議などすることはいくらでもあるのだ。トンネルを抜けるとすっかり雪に。積雪にまでは至っていないので、メンバーが次々と集まってくる。炭焼きで山頂まで登っていなかったので、雪景色を見ようと登る。この時期、一番手の「アセビ(馬酔木)」が咲き始めているが、美しい雪の華の陰にすっかり隠れてしまった。鹿はこの木が苦手。だから奈良公園は「馬酔木」の名所になったという話を聞いたことがある。雪景色を十分に楽しんだあとは、コーヒーを飲んで下山。

 深夜に深々と降り積もる雪をイメージさせるピアニストは、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」。ノルウェー生まれのピアニストで、このブログでも何回もとりあげている。雪に覆われるノルウェーの大地を彷彿とさせる曲でちりばめられている、第2作、「Ground」(2004)から、「Tears Transforming」。
 

Ground

Tord Gustavsen / Ecm Records

「Tord Gustavsen Trio – Tears Transforming」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

8e0aed31b8193700a240f099b1d42

 2009年からは、トリオでの活動を離れ、カルテットやアンサンブルでのアルバムをリリースしているが、最新作は、ピアノ、ドラムスに女性ヴォーカルが加わった変則的なトリオ編成の「What Was Said」。ボーカルはドイツ生まれのアフガニスタン系女性、「シミン・タンデール/Simin Tander」を迎えたコラボ・アルバムである。「トルド・グスタフセン」の新たなプロジェクト、「Hymns and Visions」による本作は、彼が子供の頃から親しんだ賛美歌のパシュトー語訳と、13世紀に開基されたイスラム教のイスラム神秘主義(スーフィズム)の教団の一つの、「メヴレヴィー教団( トルコ語;Mevlevilik、英語;Mevlevi Order)」の始祖である「ジャラール・ウッディーン・ルーミー/トルコ語: Mevlânâ Celaleddin-i Rumi」の英訳された詩を取り上げているという。私は全く知らないが、「ルーミー」は、13世紀の教祖にて詩人、スピリチュアルな詩が印象的で、現代の今、米国を始めとして、世界で最も人気のある詩人という。

 「シミン・タンデール」は語るように歌う。静かに浮かび上がる声。神秘的なパシュトー語の響き。イスラムとキリスト教文化の融合。国境や国籍、文化、宗教など境界を越えたアイデンティティの複合性。まさにJAZZという開かれた精神が生み出したもの。そのJAZZを生み出した母国アメリカでは ・・・。

 「What was said」は2015年4月、オスロの 「Rainbow Studio」で録音され、ECMよりリリースされた。パーソネルは、「Tord Gustavsen(piano, electronics)」、「Simin Tander(voice)」、「ヤーレ・ヴェスペシュタ/Jarle Vespestad(drums)」。雪を思わせるようなジャケットも好ましい。

what was said

gustavsen/tander/ves / ecm


 

「Tord Gustavsen: What was said. With Simin Tander and Jarle Vespestad (Album EPK) 」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video


「Tord Gustavsen & Simin Tander - Journey Of Life (Norwegian Traditional)」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

探検隊がやってきた!

Tags: , ,

DSCN6903
DSCN6932

 雲一つない快晴、ぽかぽか日和。この気持ちよさ。そんな日、例年の「こども北摂里山探検隊」が公園にやってきた。総勢24家族80名ほどの参加者。この日はそのイベントのお手伝いである。探検のメニューは、飾り炭の材料採集や里山を知ってもらうための探検ツアー、飾り炭焼き、竈での火焚き、飯炊き体験、椎茸ほだ木作り、薪割り、ノコギリ体験などである。

 熱さに顔を火照らせながら、一生懸命火吹き竹を吹く。ノコギリをうまく使えず、なかなか木が切れない。葉っぱでもどんぐりでもなんでも、そのままの形で炭になるという驚き。子供たちにとっては、全てが新鮮な経験だったようだ。そして昼ごはんは、竈で炊いた古代米と豚汁。

b0102572_22191948

 さて、今宵の曲。バレンタイン・ディも近づいてきたことだし、黒人女性シンガー、パティと白人男性ギタリスト、タックの夫婦デュオ、「タック&パティ/Tuck & Patti」の「Adventures In Paradise」。アルバムは、「Paradise Found」(1998年)。

 1979年に結成というから、40年近いキャリアである。1984年に「モンタレー・ジャズ・フェス」に出演して絶賛を浴び、1988年に「ウィンダム・ヒル/Windham Hill」レーベルから「Tears of Joy」でデビュー。ビルボード誌のコンテンポラリー・ジャズ部門で半年に渡ってトップ10にランクされる大ヒットとなり、人気を獲得。以後も現在に至るまで、一線で活躍を続けている。オリジナルから、POPS、ロック、JAZZと幅広いジャンルで、そのアットホームで新鮮な歌唱は、いまでも人気を集めている。  

Paradise Found

Tuck & Patti / Windham Hill Records


  
「Adventures in Paradise – Tuck & Patti」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

炎とけむり ~ 燃えさかる赤、神秘の赤、安堵の浅葱色 ~

Tags: , ,

DSCN6826
DSCN6872
DSCN6864

 炭焼きの過程でいつも惹かれる色がある。ただひたすらに薪を焚く「窯焚き」の燃え盛る紅蓮の炎の「赤」。「くどさし」の直前、「練らし」の空気孔から見える窯木が炭化していく過程で見せるほの暗く輝く神秘の「赤」。そして、この色の煙が見えると一安心。炭化がほぼ終了に近づいたサインで、排煙口からうっすらと立ち上る「浅葱色(あさぎいろ)」。いずれも炭焼きの出来・不出来を占ったり、タイミングを判断する大事な色でもある。

 炎の色、けむりの色に因んだロックの名曲から、リフがすごく印象的な2曲を。「ディープ・パープル/Deep Purple」の「Smoke On The Water」から。


「Deep Purple – Smoke On The Water (Live At Montreux 2006) 」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 次は懐かしく思い出のある曲。学生バンド時代のレパートリーだった「ジミ・ヘンドリクス/Jimi Hendrix」の「Purple Haze(邦題:紫のけむり)」(1967)。この曲で使用されている「E7(#9)」というコードは、元々はブルースやジャズなどにおいて使用されていたものだが、ヘンドリックスの同曲の演奏によって「サイケデリックな響きのするコード」として有名になった。ミュージシャンなどの間では「ヘンドリックス・コード」(日本では「ジミヘンコード」)などと呼ばれることもあるという。(Wikipedia より)

「The Jimi Hendrix Experience – Purple Haze」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

炭焼きの合間も ・・・

Tags: , ,

DSCN6861
DSCN6809
DSCN6855

 1月は炭焼きであっという間に終わってしまった。この日、炭焼き3日目である。主たる仕事は窯の温度計測、煙の状態の観測くらいで、もっぱら窯の状態の推論に話が集中し、時間的にはほとんど暇である。

 しかし、この合間を縫って、いろいろやっておかなくてはならない。その大事なひとつが、2年先の薪の準備である。1回の炭焼きの窯焚きに必要な薪、約60本(計約120本)は、強い着火力と火力を必要とするため、2年間乾燥させたものを使うと決めている。薪材は太すぎて窯木には使えない「クヌギ(櫟、椚)」。伐採してから時間が経つと、硬くなって割りにくくなるから、伐採間もない生木のうちに割るのがいい。鉞(まさかり)で一刀両断というのは、なかなか難しいし、危険でもあるので、楔(くさび)と玄能で割っていく。長さが短ければ、油圧式の薪割り機でという手もあるのだが、長いため手作業に頼らざるを得ない。大変といえば大変なのだが、割ると得られる快感があるので、みんなが順番に割り、瞬く間に薪が溜まっていく。管理のため、割った年度を書き、竈に使う薪と合わせ、窯横や薪小屋に積み上げていく。この日も2年後に十分な薪を確保できた。

DSCN6850

 道具の手入れも大事な作業の一つ。チェーンソーの掃除、手入れ、刃の目立ては欠かせない作業である。異シーズンの窯木、玉木作りを終えると、刃が相当に摩耗するという。一心に目立てをするボランティア仲間の姿には、プロの木樵(きこり)の風格さえ感じる。決して言いすぎではありませんよ。

b0102572_14335614

 さて今宵のピアノ、木樵(きこり)の歌、「北島三郎」の「与作/yosaku」。「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/The European Jazz Trio (EJT)」のアルバム、「ジャパネスク~日本の詩情/JAPANESQUE」から。

 このトリオ、結成は1984年。その後、たび重なるメンバー・チェンジを経て、1995年に「マーク・ヴァン・ローン/Marc van Roon(p)」、「フランス・ホーヴァン/Frans van der Hoeven(b)」、「ロイ・ダッカス/Roy Dackus(ds)」に落ち着いた。ヨーロッパジャズらしくクラシックを基調に、哀愁漂うリリカルなサウンドと気品を感じさせる洗練されたアレンジが特徴で、わたしがヨーロッパジャズ、とりわけピアノに傾倒してゆく鳥羽口となったトリオである。

 「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」のデビュー20周年記念盤として、世代を越えて歌い継がれる日本の名曲を日本人ファンから募集し、EJTがアレンジ&演奏した企画物のアルバム。

ジャパネスク~日本の詩情

ヨーロピアン・ジャズ・トリオ / M&I Company,LTD.(PC)(M)

「European Jazz Trio -yosaku」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.