JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

断捨離のお裾分け

Tags: , ,

DSC_0362a

山の仲間がご近所の盆栽を趣味とする友人から、「歳を考えると、この先もうたくさんの盆栽は育てられないからよかったらもらって欲しい」と頼まれ、持ってきた。せっかくだからと、皆でいただくことにした。「断捨離」のお裾分け。私がもらったのは、「ウメモドキ(梅擬)」、「ボケ(木瓜)」、「コバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)」、「ウツギ(空木)」、「カマツカ(鎌柄)」、「ウグイスカグラ(鶯神楽)」、「テリハノイバラ(照葉野茨)」など。盆栽として育てる気はないが、さてちゃんと花が咲くようになることやら ・・・。

それらに水遣りをしていて、両親のこと思い出した。二人共、趣味が多かったため、その残された山のような趣味の材料や作品を片付けるのに大変苦労した。私とても例外ではないのである。私の膨大な蔵書、そしてジャズを中心とした大量のCD。これらは私亡き後、その趣味のない妻や子供にとっては、多分迷惑この上ないゴミと化すであろう。私の人生の一部が、いわば凝縮されているこれらをゴミと片付けられるには、大きな抵抗感がある。しかし、現実には十分に想定できるし、事実そうなのである。と思って一念発起、まず本から片付けだした。山の仲間の友人の心境、十分に理解、共感できる。しかし、CDはもうすこし時間をくださいな ・・・。

alessandro-galati

ひさびさの美メロ・ピアノは、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」。1966年、イタリア・フィレンツェ生まれのジャズピアニスト。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」を敬愛し、独特の詩情と哀愁を持つ抒情派ピアニストである。6歳でクラシック・ピアノを始め、後にジャズに強い興味を持ち、イタリアの著名なベーシスト兼ビッグバンドのアレンジャー、「ブルーノ・トマソ/Bruno Tommaso」に師事、ジャズ・オーケストラの編曲・作曲を修得したという。「ビル・エヴァンス」や「キース・ジャレット/」などに強く影響を受け、内省的で微妙な感情に溢れ、抒情性と哀愁が見事に溶け合つた美しいインプロビゼーションを聴かせる。とてもこの強面からは想像できない。

ソロ・アルバムの「All Alone」(2005)、トリオでの「Cubiq」(2007)、ベースとのデュオ「Imaginerie」(2010)、クインテット仕立ての「UNSTANDARDS」 (2010)などを聴き進めてきたが、最新のアルバムは、2013年録音の「Seals」。再びの鉄壁のピアノ・トリオ、パーソネルは、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati (p)」、「ガブリエル・エヴァンジェリスタ/Gabriele Evangelista (b)」、「ステファノ・タンボリーノ/Stefano Tamborrino (ds)」。

Seals

Galati Alessandro Trio / Via Vento Jazz

こんな演奏を聴いてしまうと、CDを思い切る心が鈍り、まだまだ「断捨離」はできないかなと思う。「Casi Abstemia」。

「Alessandro Galati Trio – Casi Abstemia」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

タイトル曲、「Seals」。


「Alessandro Galati Trio – SEALS」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 

 

冒険小説が好き

Tags:

chin
 
去年の年末の話であるが、ボードビリアンで日本冒険小説協会会長の「内藤 陳(ないとう ちん)」さんが亡くなった。たしか「トリオ・ザ・パンチ」なんてトリオを結成していて、「ハードボイルドだど!」というギャグで一世を風靡し、日本冒険小説協会を立ち上げ、「深夜プラスワン」というバーを開いていた人である。

戦後、欧米の文化が一斉に日本に入ってきたが、1946年、戦後直後生まれの私にとっては、中学生の頃にはもう、映画や小説の一ジャンルとして、海外からのミステリー、ハードボイルド、冒険物語に心躍らせ、そして、JAZZ、POPS、ラテンなど洋楽に夢中になっていた。それ以後50年、爺さんになっても、いまだにそのカテゴリーの小説が定番になっている。「ジョン・ル・カレ」、「ジャック・ヒギンズ」、「イアン・フレミング」、「アリステア・マクリーン」、「デズモンド・バグリイ」、「ケン・フォレット」、「ハモンド・イネス」、「クライブ・カッスラー」、「トム・クランシー」、「ロバート・ラドラム」、「クレイグ・トーマス」 ・・・。枚挙にいとまがないほどである。そんな昔心躍らせた冒険小説作家たちを再び辿る道標としている本は、「冒険・スパイ小説ハンドブック (ハヤカワ文庫NV)」。

51NKenR1enL__SL500_
 

冒険・スパイ小説ハンドブック (ハヤカワ文庫NV)

早川書房


 
 
そして彼らの影響を受け、日本人にも良質のスパイ小説や冒険小説を書く作家が輩出した。「逢坂剛」、「五木寛之」、「大沢在昌」、「北方謙三」、「佐々木譲」、「谷甲州」、「船戸与一」、「藤田宜永」、「森詠」、「矢作俊彦」、「楡周平」などの著作が私の本棚に並んでいる。

なんといっても冒険小説はストーリー展開と主人公のキャラ、個性。次々と襲い来る危機を知恵と肉体で乗り越えていくノンストップの疾走感とラストの爽快感。これがたまらないのである。そして登場する拳銃や車、列車、飛行機などの小道具、大道具へのこだわりと薀蓄。まっ、男の読み物でしょうかね。「内藤陳」氏の慧眼に敬意を表し、彼イチオシの「ギャビン・ライアル/Gavin Lyall」の代表作「深夜プラス1(原題;Midnight Plus One)」を再読してみようか ・・・・。

深夜プラス1 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 18‐1))

ギャビン・ライアル / 早川書房

そして今、夜な夜な読んでいる冒険小説は、「高野和明」著「ジェノサイド」。急死したはずの父親から送られてきた一通の不可解なメールを受け取った創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、アフリカ、コンゴである極秘の暗殺計画を引き受けた。日本人の書く冒険小説も、ストーリー展開といい、スケールといい、格段に広く大きく、昔、心躍らせたあの作家たちにも匹敵すると思う。

ジェノサイド

高野 和明 / 角川書店(角川グループパブリッシング)

さて、冒険小説に似合うのは、やはりJAZZ。日本を代表する冒険アニメ「ルパン三世」のテーマ曲がいい。「ルパン三世のテーマ」をてがけたのは、ジャズ・ピアニスト「大野雄二」。彼は、いくつあるかわからないくらいのバージョンやアルバムで、「ルパン三世のテーマ」を演奏しているが、いずれもそれぞれの味があって捨てがたい。

LUPIN THE THIRD“JAZZ”

大野雄二トリオ / バップ

LUPIN THE THIRD「JAZZ」~Another JAZZ~

You & Explosion Band 大野雄二 / バップ

さあ、もっともスイング感とスピード感に溢れている「大野雄二」率いるフルバンドのライブ演奏で聴いてみましょうか。とにかくかっこいいの一言に尽きる。

「Yuji Ohno & Lupintic Sixteen – Lupin The Third ’80」
 
     You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 
              
    
 
 
  

手帳、ダイアリー

Tags:

DSCN2651
 
2012年(平成24年)用の手帳を買った。イタリア、モレスキン社の高価な手帳が人気があるらしいが、私は「能率手帳/WIC/#1711」。いつごろから使い始めたのか記憶にないくらい前から、ずっと同じ手帳を使っている。15~20年ぐらいになるであろうか。それまでに色々な手帳を使ったが、持ちやすいサイズ、見やすいレイアウト、使いやすいスペースなどが、私にとってはちょうどフィットしているので、これが気に入り、もうすっかり馴染んでしまっている。毎年、ほかのメーカーの手帳を手に取ってみたり、また実際に買って試してもみたが、1か月も経たずして、やっぱり元のこの手帳に戻ってしまったこともあった。もちろんパソコンなどの電子機器と併用して、スケジュール管理をしているのだが、この「手帳」による管理の便利さと「味」を捨て去ることはついにできなかった。出勤、出張には、この超アナログなツールのこの手帳と最先端のデジタル音楽携帯端末のiPODがいつもカバンに同居していた。

そして、完全リタイヤ後は、手帳などもう必要なくなるかとも思ったが、予想に反して、これが結構忙しく、また「毎日が日曜日」、曜日の感覚が希薄になり、生活にメリハリをつけるためにも、いまだにこの手帳、必要かくべからざる私の「ツール」となっている。そして結構何でも記入するためか、いわゆる「日記」というものをつける習慣はないのだが、このブログと並んでもう一つの「日記もどき」ともなっているのだ。まだまだ当分はこの手帳を離せそうもない。多分、皆さんもお気に入りの手帳、日記帳などおありでしょう。

yazawa
 
もうだいぶ前の現役時代の古い手帳を眺めていたら、その片隅に、「矢沢永吉/東京」の書き込み。哀愁溢れるこのバラードが気に入り、酒席にはつきものの「karaoke」のために、この歌を覚ようと思ったメモであった。「矢沢永吉」。説明は不要であろう。62歳の今でもあのカッコよさ。日本のロッカーのなかで、私が好きな一人である。そういえば「Big Beat」なんぞも「karaoke」のレパートリーでしたなあ ・・・。もう全く歌うことなどなくなってしまった「karaoke」。ちょっと往時を偲んでみますか ・・・。 

YOUR SONGS2

矢沢永吉 / GARURU RECORDS

「矢沢永吉 - 東京」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 
 
 
 

Soul Food を食べる

TAGS: None

DSCN2469
 

黒枝豆を求めての丹波篠山までのドライブといえば、昼食は定番の蕎麦でしょう。この付近に何軒かの贔屓の蕎麦屋はあるが、一番のご贔屓は波之丹州蕎麦処「一会庵(いちえあん)」。何回かこのブログでも取り上げているが、茅葺きの古民家を風情ある蕎麦屋に仕立て、メニューは「蕎麦切り」、「蕎麦そばがき」、「蕎麦ぜんざい」の3種だけ。薬味も山葵もなく、濃い目の出汁でいただくというシンプルだが、店主こだわりが感じられる蕎麦を喰わせる。もちろん「蕎麦切り」を注文する。

「蕎麦切り」発祥の地は、中央道長野線、塩尻ICからも近い木曽路の北の端、洗馬(せば)近くの「山本宿」であるという。このことは、江戸時代の粋人「太田蜀山人」の著書にそう書いてあるらしい。それまでの「蕎麦がき」、いわば「蕎麦団子」みたいな食べ方を、「蕎麦切り」、伸ばして細く切って、「団子」から「麺」としての食べ方に変えたのが始まりである。

信州・松本生まれの私にとっては、蕎麦は「ソウル・フード/soul food」。「ソウル・フード」とは、アメリカ南部で奴隷制を通して生まれたアフリカ系アメリカ人の伝統料理の総称である。「ソウル・フード」という名称が定着したのは、アフリカ系アメリカ人に関する色々な事柄を指すのに「ソウル」(「魂」)という言葉がよく用いられるようになった1960年代半ば頃であるという。(Wikipedia参照) 私は「自分の出自やアイデンティティを一番感じられる食べ物」と思っていますが ・・・。

DSCN2466
 
寒くてなかなか米が育てにくい、山ばかりで平地が少なく水田が開けにくい、火山灰に覆われた痩せた土地が多い ・・・ 、大抵の蕎麦の産地と同じように、そんな理由から信州では蕎麦が盛んに栽培されたのであろう。物心ついたときは、もう蕎麦を食していたと思う。あの貧しい時代でも蕎麦だけは美味かった。そして実家の周りには、蕎麦畑が今でも多くある。帰省時は、うまい蕎麦があると聞けば、車で松本は言うに及ばず、安曇野、木曽あたりまでも走り回って食いに行くほどの蕎麦好きでもある。蕎麦の他にも、おやき、イナゴ、蜂の子、山葵漬け、野沢菜漬け、馬刺し ・・・、信州の「ソウル・フード」はいくつもあるが、やはり一番は蕎麦である。

そして関西暮らしが長くなってからは、うどん、お好み焼き、鱧(はも)、押し寿司、いかなごの釘煮、黒枝豆なども、段々「ソウル・フード」に近くなってきたように思える。日本各地には、その土地土地の「ソウル・フード」が必ずある。仙台ならば笹かまぼこ 三陸海岸や広島なら牡蠣、北海道ならばチャンチャン焼き ・・・というように。そしてその「ソウル・フード」は、その土地の土地柄、伝統文化、気質(かたぎ)などを育んできたのである。今回の震災、原発事故によって東北地方の豊かな「ソウル・フード」が途絶えることがないように願うばかりである。まっ、何百年という長い歴史から生まれてきた「魂の食い物」、そうた易く途絶えることはないであろうが ・・・。

sammple
 
ところで話は変わって、「ジョー・サンプル/Joe Sample」が率いる「魂委員会/The Soul Committee」とはいかなるものでありましょうや。サンプルは今年72歳。「クルセイダーズ/The Crusaders 」と、のちによりシンプルに名前を変えたジャズ・フュージョン・バンド、「ジャズ・クルセーダーズ/the Jazz Crusaders」の創始メンバーの一人で、リーダーでもあった。そのサウンドは、トロンボーンとテナーサックスに、リズムと彼のフェンダー・エレクトリック・ピアノを絡ませ、独特のファンキーなフィーリングを醸し出す演奏が特徴で、相当な人気があった。1991年にその活動も事実上停止し、10年のブランクを置いて、2002年にほぼオリジナル・メンバーからなるグループ「The Crusaders 」を再結成したが、アルバムも「ルーラル・リニューアル/Rural Renewal」この一枚だけで、かっての人気も熱気もすっかり陰ってしまったようである。その一方サンプル個人では、「レイラ・ハザウェイ/Lalah Hathaway」、「ランディ・クロフォード/Randy Crawford」とのボーカルとの共演盤が大ヒットするなど活動は衰えていない。

「クルセーダーズ」の活動停止期間に、たった一度だけサンプルが率いて全盛期の「クルセイダーズ」も顔負けの熱気あふれる演奏を聴かせたことがある。それが「魂委員会/Joe Sample and The Soul Committee」であり、そのアルバムはスタジオ・ライブと言っていいほど乗りまくったファンキー色の強い「Did You Feel That?」である。メンバーは、当代きってのドラマー、「スティーブ・ガッド/Steve Gadd(ds)」をはじめ、「フレディー・ワシントン/Freddie Washington(b)」、「マイケル・ランドー/Michael Landau(g)」、「ジョエル・ペスキン/Joel Peskin(ts)」、「オスカー・ブラッシャー/Oscar Brashear(tp)」らで、Tr+Saxであるが、かっての「クルセイダーズ」のと同じ2ホーン編成であることも興味深い。アルバム頭からガッドの力強く重いショットと、ワシントンの弾けるベースが聞こえてくると、気分は瞬時にグルーヴへ。そしてサンプルお馴染みのファンキーで渋いエレピ・ソロとくれば、煮えたぎるグルーヴ感は一気に頂点へ。「ファンキー魂、ここに在り!」の叫びが聴こえるようだ。 

Did You Feel That?

Joe Sample Warner Bros.

1994年リリースの「魂委員会」たった一枚のアルバム、「Did you feel that?」から「Mystery Child」を。

「Joe Sample and The Soul Committee – Mystery Child」
 
          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 
 
さあもう一曲、景気のいいところで「Viva De Funk」。ファンキー万歳!
 
「Joe Sample and The Soul Committee – Viva De Funk」 

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 
 
 
 

爺のおもちゃ箱

Tags:

DSCN1526

 

帰省した三男から「処分してくれ」と頼まれた段ボール箱を開けてみたら、なんと「スター・ウォーズ/Star wars」のフィギャーがたくさん出てきた。私自身も大の「スター・ウォーズ」フリークということもあって、かって15~20年ほど前であろうか、何回かのアメリカ出張の際に、「スター・ウォーズ」好きの三男に土産として買ってきたものである。もう捨ててしまったか、壊してしまったとばかり思っていたが、こんなところにしまってあったのだ。もう興味をなくしてしまったのだろうか。

「スター・ウォーズ」、リアルなCGを初めて駆使したいわゆるスペース・オペラの原点となる映画である。1978年公開の第一作「エピソード4;新たなる希望/Star Wars Episode IV: A New Hope」を映画館で観てから、すっかりはまってしまった。まさに「血湧き、肉踊る」映画らしい映画であった。もちろん6作全部を映画館で観たし、DVDも持っている。さらに国立京都博物館で2回ほど開催された「アート・オブ・スター・ウォーズ展」も三男を連れて観にいったほどのフリークぶりであった。

DSCN1550

 

そして、昔からメカ工作やプラモデルが大好きであった私は、映画に登場する宇宙戦艦や戦闘機、兵器、なかでも悪役、帝国側の兵器やメカのカッコよさにもすっかり夢中になっていた。「スター・デストロイヤー」、「タイ・ファイター」、「AT-AT」、「インペリアル・シャトル」、「スピーダー・バイク」、「スカウト・ウォーカー」 ・・・ 。そんなフィギャーがゾクゾクと箱の中から出てきたのである。今考えれば、三男への土産というより、自分が欲しかったのに違いないが、「土産」という建前上、息子に渡していたのである。そして、長男が私にくれた首から提げたBOXを操作すると「ゼーー、ゼーー」という電子音声を発する「ダース・ベイダー/Darth Vader」の被り物、これも後生大事にとってある。

お宝を手に入れた私は早速、嬉々としてフィギャーを棚に並べてみた。うん、いい、いい。ジオラマでも作ってみようか。「こどもの日」は、私がすこし少年側に時間を戻した日でもあった。今回のブログは私の「いもたこなんきん」編。 

「音楽は?」って。もちろんサウンド・トラックも持っていますよ。なんていったって、あの「ジョン・ウィリアムス/John Williams」のアカデミー賞・作曲賞受賞のテーマ曲を聴いた他だけでワクワクしてくるから不思議。



ベスト・オブ・スター・ウォーズ  ジョン・ウィリアムズ / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

そして、「スター・ウォーズ」ファンなら「うんうん」とうなずいてしまう、「スター・ウォーズ」へのパロディやオマージュが随所に盛り込まれたファン必見のこんな爆笑映画がある。「ファンボーイズ/Fanboys」。SWオタク、SWフリークの心理をコミカルに描き、またサプライズの豪華ゲストでも話題となった映画。

世界中の「スター・ウォーズ」ファン達が、待望の新作「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(第4作)の公開を待ちわびていた1998年。高校時代からの仲間である「スター・ウォーズ」オタクのエリックたちは、「死ぬ前に『エピソード1』を見たい」と願う末期ガンで余命わずかの仲間のライナスの願いを叶えるため、「ジョージ・ルーカス」の本拠地である「スカイウォーカー・ランチ」に侵入し「エピソード1のフィルムを盗みだし、世界で最初に見たファンとなって、歴史に名を刻もうと、車でアメリカ横断の旅に出る ・・・ 。



ファンボーイズ [DVD]  ケンメディア

さらに「スター・ウォーズ」JAZZはないかと調べたら、なんとプロデュースとアレンジも担当した「ロン・カーター/Ron Carter(b)」、「ボブ・ジェイムス/Bob James(p)」、「ヒューバート・ロウズ/Hubert Laws(fl)」、「ビリー・コブハム/Billy Cobham(ds)」というジャズ界の大御所達が演奏、1980年にリリースしたらしいアルバム「Empire Jazz」に収録されているという「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)/Imperial March (Darth Vader’s Theme)」がYOUTUBE にアップしているではないか。レア物らしくこんなアルバムがあることを知りませんでしたが、ジャケットらしきものをみると、「C-3PO」がベースを弾き、「R2-D2」がドラムをたたき、「ダース・ベイダー」がそれに聴き入っているという遊び心に満ちているが、なんのなんの本格的なJAZZである。

「Imperial March (Darth Vader’s Theme) from “Empire Jazz”」

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video 

そして、こんなファンキーでノリノリのものもありました。つぎつぎと登場する帝国側の兵器がうれしい。 「The Imperial March . . . FUNKIFIED!」。 

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

冬色クリスタル

Tags:

DSCN0563DSCN0553                                窓辺に置いてあるクリスタル・ガラスの置物が美しい翳を映すようになった。「KOSTA BODA」社のクリスタルである。写真は、スウェーデンに出張したとき、ストックホルムのアーランダ空港で魅せられて、出張の度にいくつか買い求めたもののひとつ。わたしはこのクリスタルが、冬の陽に透かされて映し出す翳をみるのが好きである。朝のうちは、翳も長く、陰影のコントラストもシャープでくっきりしているが、昼近くになるに従って、その翳がだんだん淡くぼけてくるのである。そして、夕暮れ近くなると、朝とは違う輪郭の柔らかな翳を映し出して終わる。このような翳の移ろいは、太陽が低い位置にある冬の季節にしか見られないのだ。北欧の今の季節は、雲に覆われて太陽を見ることはほとんどなく、また昼3時過ぎると暗くなってしまうのであるが、クリスタルが映す翳を見ていると、なんとなくあの北欧の雪の閉ざされてしまう冬を前にした季節の清冽な気候を思い出すのである。  

実際、北欧の陽の光の中でこのクリスタルがどんな翳を映すのかはわからないが、今の季節であれば、キャンドルの光による翳が美しいのかもしれない。いや、それはまだ試してないのだが ・・・ 。
 
スウェーデンのピアノ・トリオのアルバムで、そのジャケットも音楽もすきな一枚がある。「Tingvall Trio」のアルバム「NORR」である。霧の林の彼方を漂う白夜の太陽であろうか、スウェーデンの清冽で透明な空気を感じさせるジャケット。そして、大地の鼓動、木々のそよぎ、深い森の静けさ、フィヨルドの水面、澄んだ空気を感じさせるピアノの響き。



Norr  Tingvall Trio / Skip

上のアルバムから、「Tingvall Trio – Snårestad Folkvisa」。 Martin Tingvall – piano, Omar Rodriguez Calvo – double bass, Jurgen Spiegel – drums

          You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 

 

残された印影  ~おやじの篆刻~

Tags:

P1050193

 

先日、帰省した折、引き出しを整理していたら、親父の彫ったと思われる篆刻(てんこく)印がいくつもでてきた。親父の晩年の趣味は、書道と掛け軸の表装であった。ずいぶん書いては、気に入ったものは自分で装丁していた。書は師範の免許をもらうほど打ち込んでいたようだ。親父の残した書には落款が押されてあったので、多分印がどこかにあるだろうと思っていたのである。

篆刻とは、木・石などの印材に文字を彫ることで、多くが、篆書体を用いることから、文字通り「篆書を刻す」ことですが、特に、書画などに用いる印章を作ることである。しかし、現在では篆書以外でも、かな・楷書・行書・草書・隷書などを用いても総称して篆刻としているようだ。

篆刻の「印」として刻された文字には、必ず「書」としての筆意と美しさが必要で、「篆刻」が「書道」あるいは「芸術」として存在している理由はそこにあるという。篆書を刻む印刀は鉄筆と呼ばれるが、筆で紙に字を書くように、鉄筆で石に書くという気持ちが篆刻において最も大切という。

残された親父の篆刻、陰影を見ると縁が欠けるなど、まだまだの腕前であると思われるが、その几帳面な字体に親父の人柄が滲み出ている。せっかく形あるものとして残してくれたのだ。気に入った印を、蔵書印か何かで使わさせてもらおうと思う。

曲は「My Heart Belongs To Daddy」。甘い女性のロリータ声ではなく、ここではお気に入りの都会派ジャズトリオ「New York Trio」のアルバム「Begin The Beguine/ビギン・ザ・ビギン~コール・ポーターに捧ぐ」をあげておきましょう。魅力的なメロディ・ラインを持つコール・ポーターの作品集。

ビギン・ザ・ビギン~コール・ポーターに捧ぐ

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナス・レコード

 

 

おやじのモノ語り(12) ~ 遊び着、仕事着 ~

Tags:

26081427_v1273381934

 

男性向け週刊誌「平凡パンチ」が創刊されたのは、46年も前の話、1964年4月28日(昭和39年)発売、「5月11日創刊号」であった。私が大学浪人生活を始めたのと同じ時期である。「平凡パンチ」は若い男性向けのファッション・情報・風俗・グラビアなどを取り扱う週刊誌だったが、団塊世代とそれ以後の世代に大きな影響を与えたといわれる。とりわけ「大橋歩」氏の描く表紙絵の若者、スポーツカーなどが人気を呼んだ。このような表紙絵や挿絵を「イラストレーション」、書き手を「イラストレイター」とよぶのが定着したのもここからだったような気がする。みゆき族、アイビー・ルック、ブルージーンズ、VAN、JUNなどというファッションや風俗が話題になったのもこの頃と前後した時期であったとおもう。   

しかし、当時私は田舎の大学浪人、このような雑誌が創刊されたことは知っていたが、興味もなく、まして定価50円というのも、とても気軽に買える額ではなかったように思う。大学生になって窮屈な詰襟の学生服から解放され、ファッションへの興味も少しは出てきたが、IVYルックとかは貧乏学生にとっては、ただあこがれるだけ。もちろん太目の私に合うサイズなどあろうはずもなかったが ・・・・。やがて、学生バンドを結成したが、当時人気のGSはミリタリールック全盛、我がバンドのユニフォームといえば、さえないベストであった。
 

P1040641

 

そして就職。メーカ-の研究所へ勤務する私にとっては、作業着が、企画職に転ずるまでその後のながい間の仕事着、ユニフォームとなったのである。会社のヨット部に入って、練習に明け暮れる週末は、Tシャツと短パン。マリン・ルックのファッションなどはなんにも考える必要はなかった。それでも、Tシャツ、セイル・バッグ、デッキ・シューズ、マリンブーツなどに個性を意識することも覚え、なかでも「HH」などは憧れのブランドであった。キングセイル製のセイルバッグは30年以上経った今でもアウト・ドアの使用に耐えている。そして定年後の今、山遊びには、ヘルメット、長靴、長袖のシャツ、ベスト、軍手、タオルというのが定番の山の遊び着。それにナップ・ザック、剪定はさみ、枝きり用の折りたたみのこぎり、鉈(なた)などの装備や道具をもって、いそいそと出かけるのである。

ファッションというような大げさなものではなく、自分が何を着てきたかを語ることが、そのまま自分史を語ることでもある。

IVYルック、ボタン・ダウンのチェックかストライプのシャツ、コットン・パンツ、スリッポンのローファー ・・・・。そんな憧れのIVYルックに身をつつんだバンドがカレッジ・フォークのブームに乗ってアメリカからやってきた。「ザ・ブラザーズ・フォー/The Brothers Four」。カレッジ・フォークの代表的バンド。ベトナム戦争の不条理や残酷さ、悲惨に反発を感ずる一方で、ブラフォーの音楽性、IVYルックの爽やかさ、そしてJAZZ、車、映画、TV、アメリカの豊かさに憧れる矛盾した自分がいた。



ブラザーズ・フォア ベスト・オブ・ベスト

ブラザーズ・フォア / プルーク

聴いてみますか? あの懐かしい「Green Slieves」。  ブラフォーも外見はすっかり我々と同世代になってしまったが、あの美しいハーモニーは変わらない。
 

You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video 

おやじのモノ語り(11) ~ 肥後守 ~

Tags:

P1040507

 

一本の小刀を買い求めた。木を削るために、前から欲しかったもので、カッターではなく「肥後守」。手ごろな値段で、気に入った感じのものがなかなかなく探していた。皺(しわ)肌といい、刃のきらめき、ひんやりとした手触りといい、バランスといい、手になじんで心地よい。私の子供の頃は、男の子だったら誰でも「肥後守」を持っていた。そして、木刀、ぱちんこ、船、鉄砲 ・・・・、なんでも遊び道具を自分で作ったものである。今、地域の子供達に遊びを教える活動をしているが、危険だということで、学校でも家庭でも使い方を教えないためか、ナイフや小刀を正しく使える子供は殆どいない。やがて職人技だとか、ものづくりへの興味だとか、大切なことが、だんだんと失われていってしまうんだろうな。大変気がかりなことではある。

P1040509

 

さて、小刀を手に入れてみると、早速何か削りたくなるというもの。山遊びで拾ってきた「南天」の小枝で、「ペーパーナイフ」を作ってみた。「南天」の木は柔らかで削りやすく、また芯の部分の色が変わっているところがあって、削っていくうちに模様が浮き出てくるのが楽しい。刃の形がまだ上手く削りだせず、失敗作ではあったが、二本の「ペーパーナイフ」が削れた。次は、妻からは「まだ気が早い」といわれたが、初孫の「お喰初め」のための匙(さじ)でも削ってみようかと思う ・・・ 。

人が人たる由縁の一つは道具を使えることである。気の遠くなるような進化の過程の中で猿が道具を手にした途端、ヒトへの進化が急速に始まったという。モノリスによって啓示を受け、最初の道具である骨を手にした猿が、それを投げると宇宙ステーションに時空が跳ぶという鮮やかなシーンは、「スタンリー・キューブリック」監督不朽の名作「2001年宇宙の旅/2001 a space odyssey」(1968年)であった。
 

2001年宇宙の旅 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

 

観てみますか、 あの有名なシーンを 

You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video 

 

そして、直立歩行を始めた猿人の進化の過程をテーマにした「チャーリー・ミンガス/Charlie Mingus」の初期の傑作アルバムは「直立猿人/Pithecanthropus Erectus」。ジャズ・ベースの巨人、「チャーリー・ミンガス」が「ジャッキー・マクリーン」(As)、「マル・ウォルドロン」(P)らと繰り広げた歴史的名盤。「進化」、「優越感」、「衰退」、「滅亡」となづけられた4楽章からなる11分近いこの曲「直立猿人」は、学生時代何度となくJAZZ喫茶で聴いた曲でもあった。

直立猿人

チャールス・ミンガス / Warner Music Japan =music=

今日も、いつものように山遊びにでかける。伐採した枝を片付ける作業の手を休めて顔を上げると、「生命の緑」と呼ぶしかないような台場クヌギの若葉の鮮やかな緑が眼に飛び込んでくる。その美しさには本当に感動する。何年か前に伐採した切り株から枝が伸び、新芽が再生し、若葉が芽吹いているのだ。こんな風に繰り返しやってくる自然の営みに感動する心もまた人が人たる由縁でもあると思うのだ。  

P1040542

 

 

おやじのモノ語り(10) ~紅いマフラー~

Tags:

P1030705

 

さて、12月も近くなり、会社のOB会の忘年会やら新年会の案内が届くようになった。何人かの気のあった会社の仲間との交流を除くと、私はこのOB会というのが苦手で、未だに一度も出席をしていないのである。思い過ごしかもしれないが、お互いに現役時代のときの肩書きや関係が透けて見える会であるような気がしてならないのである。過去の肩書きで、気を使うのも、まして使われるのも真っ平ごめんなのである。定年でリセットした時点で、私の会社での資産(正も負も)は、すべて後輩に引き継いできたとおもっている。今は地域活動など新しい世界で、新しい仲間や人の輪を作っていきたいと思っている。その意味でも、もう過去のしがらみや人間関係からはフリーでありたいし、解き放なたれていたいと思うのは、少し子供じみた考えなのだろうか?

ただ一つ、毎年出席を楽しみにしているのは、12月に行われるヨット部のOB会である。ヨットは会社へ入ってから始めたスポーツで、30歳半ばくらいまでは海に出ていたであろうか。企業内のスポーツ部なので、勝つことが至上命令の大学の体育部ほどの厳しさは無かったが、それでも実業団のヨット選手権を目指してずいぶん練習に明け暮れた。この仲間たちが毎年定年を迎えてはOB会へ入ってくるが、還暦の祝いも込めて紅いマフラーを贈ることが慣わしとなっている。沈(ちん)もあった、瀬戸内海クルージングもあった、台風が近づく中を必死で帰港したこともあった、燃料切れで漂流をしかけたことも ・・・・。船を降りてもみんな変わらぬ仲間たち。その仲間がまたひとり、人生の一つの航海を終え、港へと帰ってくる。私は、紅いマフラーをして、いそいそと迎えに出かけるのである。「ようこそホーム・ポートへ」と・・・。

人生を航海になぞらえたような選曲で構成された名盤。「ハービー・ハンコック/処女航海」。

処女航海
ハービー・ハンコック / / 東芝EMI
スコア選択:
 
ヴィブラフォン奏者「ジョー・ロック」がリーダーとなり、「素顔のままで」や「やさしく歌って」などのヒット曲を小気味にスイングして聴かせる。タイトル曲「セイリング」にはじまり、「港の灯」で終わる小粋なアルバム。
 
セイリング
ジョー・ロック&ザ・ニューヨーク・カルテット / / エムアンドアイカンパニー
スコア選択:



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.