JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

こんな日は隠れBGM名盤でも聴いて

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 朝からまた雨。ウォーキングもできない。腕時計の文字盤が結露して、読みにくい。10年近く愛用しているコンデジの調子がどうもおかしい。そこへ追い打ちをかけるように、TVはニュースと朝ドラくらいしか見ないので、ほとんど毎日観ている映像配信サービス用のAmazonの端末がWiHiとつながらない。つながったと思ったら。こんどはHuLuが立ち上がらない。そんなトラブル・シューティングに1時間以上かかってしまった。どうもテンションが上がらない一日。


 天気も体も生活もかったるかった今宵、軽めの音楽がいいだろうと思って引っ張り出してきたのは、ジャズとして聴けば、甘っちょろいベタな作品だが、BGMとしてなら、なんとなくまた聴きたくなる、そんな隠れBGM名盤と呼んでもいいようなアルバム、「Stories」(1994)。オーストラリア・シドニーを活躍の拠点とするピアノ・トリオ、「ビル・リスビー・トリオ/Bill Risby Trio」である。人にそれぞれにあるストーリー。そんなことを想起させ、スムース・ジャズと簡単に切って捨てられないような、透明で澄んだ音と静寂な余韻、抒情性がある。キャリアなど詳しいことは分からないが、「寺島レコード」から毎年年末にリリースされる「Jazz Bar」シリーズ、「Jazz Bar 2013」で取り上げられていたピアニストだと記憶している。録音は、1994年3月、シドニーにて。メンバーは、「Bill Risby(p)」、「クレイグ・スコット/Craig Scott(b)」、「サイモン・ベイカー/Simon Barker(ds)」。

 そのアルバムからの曲、「When Photogen Met Nycteris」。辞書によると、「Photogen」は「発光生物」、「Nycteris」は「闇夜」という意味らしいが、タイトルとしての意味がわからない。そこで、好奇心が頭をもたげ、ちょっと調べてみたら、「指輪物語」の作者の「J・R・R・トールキン/J. R. R. Tolkien」などにも大きな影響をあたえた「ファンタジーの父」と呼ばれるスコットランド出身の作家、「ジョージ・マクドナルド/George MacDonald(1835-1905)」の小説に関する「The History of Photgen and Nycteris:A Day and Night Mährchen/フォトジェンとニュクテリスの物語」(1879)という論文があった。

 あらすじはこう。魔女「ワトー/Watho」に城に呼び寄せられた、貴婦人と未亡人の二人の妊婦。未亡人は女の子を出産し、「ニュクテリス/Nycteris」と名づけられ、墓場に幽閉されて育つ。暗闇で育った彼女は、この世に太陽があることも知らなかった。一方、貴婦人は男の子を出産し、「フォトジェン/Photogen」と名づけられた。彼は太陽の光だけを浴びて育つ。林や森に行くことを禁じられ、太陽が落ちる前に眠りにつくように育てられ、この世に影があることも夜の闇があることも知らなかった。そんな二人が夜の闇で出会った ・・・。 (参照 ジョージ・マクドナルド『フォトジェンとニュクテリスの物語』――昼と夜のメルヘン解読――山田 敦子日本大学大学院総合社会情報研究科 ) 

 「この小説なんだ、この曲は、この小説にインスパイアされたんだ」と合点がいった。私は、「J・R・R・トールキン」の本や映画はもちろん、かなりのファンタジー好き。しかし、「ジョージ・マクドナルド」は、全く知りませんでした。「曲のタイトルから、新しい世界の入口を発見することもあるんだ」と妙に納得。


   
   
The Day Boy and the Night Girl(The Romance of Photogen and Nycteris)
George MacDonald
Independently published


    
     
    

 その、きっかけとなった曲、「When Photogen Met Nycteris」を。


   
Stories
Bill Risby
CD Baby


   
   

「Bill Risby - When Photogen Met Nycteris」

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 YOUTUBEで見つけた動画もアップします。アルバム、「Blue Azure」(2008)から、お馴染みの「Moon River」を。

Blue Azure
Bill Risby
CD Baby


   
   

「Moon River – Bill Risby」

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いったんは鳴き始めたのに ・・・

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 3日ほど前、ウォーキングをしていたら、今年初めての「セミ(蝉)」の鳴き声を聞いた。この地域で最初に鳴くのは、決まって「ニイニイゼミ」である。「もう梅雨明けも近いかな」と思った矢先、台風で梅雨前線が刺激されたと元の雨模様に逆戻り。しかし、炎天の花はちゃんといつものようにに咲いている。急に庭先が華やかになった、「ヒオウギ(檜扇)」、定番の「サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ)」と「ムクゲ(木槿)」、そして花屋の店先の「ヒマワリ(向日葵)」。

 さて、今宵に聴くピアノ。CDを整理していたら目にとまった久しぶりの「ヤロン・ヘルマン/Yaron Herman」のデビュー・アルバム、「Variations - Piano Solo/邦題:ヤロン・ヘルマン・デビュー」(2006)。1981年イスラエル生まれでパリ在住のピアニスト。


 「ヤロン・ヘルマン」。ピアノを始めたのはかなり遅く、16歳だったという。それまではスポーツ少年だったが、怪我をしたことが、ピアノを学ぶきっかけだった。ところが、あっという間に頭角を現し、2年後には賞を取るほどに。ボストンのバークリー音楽院で学んだあと、パリを活動拠点と定め、演奏活動をはじめたという。2006年、25歳で本作のピアノ・ソロでデビュー。

 「Variations(変奏)」というタイトルだが、例えば、冒頭の曲は、ガーシュインの名作「Summertime」。その後に続くのは、いずれもヘルマンのオリジナルで、「var.1」として「Blossom」、「var.2」として「Facing Him」、「var.3」として「Jerusalem Of Gold」という趣向になっている。すなわち、「Blossom」、「Facing Him」は、「Summertime」をモチーフに使った変奏曲としてのオリジナル曲と見ることができ、またそのモチーフが随所に出てくるので、アレンジの妙を何度となく味合うことができる、3曲が一体となった組曲といえるだろう。時折、かすかに「キース・ジャレット/Keith Jarrett」ばりの唸り声が入るが、キースほど耳障りではなく許容できる範囲か。


   
ヤロン・ヘルマン・デビュー/Variations – Piano Solo
ヤロン・ヘルマン/Yaron Herman
ビデオアーツ・ミュージック


    
    

 まずは、その主題となる「サマータイム/Summertime」から。

「Yaron Herman – Summertime」

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 次なるアレンジの妙は、「スティング/Sting」のカバー、「フラジャイル/Fragile」。この曲は、「スティング」が、アルバム、「Nothing Like The Sun」(1987)に収めた曲。このアルバムを作る前、彼は中南米のツアーを行ったが、そこの国々で内戦や弾圧といった事態を目にして、何曲か政治的メッセージが込められた曲を作るが、この曲もその一つだという。その後、2001年9月11日、イタリア・トスカーナの自宅で全世界に向けての配信コンサートを行う直前、「9.11」テロがが起こり、彼は、配信は中止し、そのライブをCD、DVDでリリースをした。「fragile」は、「壊れやすい、脆い、儚い ・・・」という意味で、このアルバムの中核をなしており、その後、彼の反戦、反暴力の代名詞とも言える曲となった。

「Yaron Herman – Fragile」

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 次の曲は、「オズ・シャローム/Ose Shalom」。ユダヤ伝承歌の一つらしいが、「シャローム」は「平和、平安」という意味。なんとなく中東がまたきな臭くなってきた今、聴いてみましょうか。

「Yaron Herman – Ose Shalom」

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最初に咲いたのは ・・・

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 「ヌバタマ(射干玉)」と呼ばれる真っ黒い種を頂いたので、三年ほど前から庭先で育てている万葉の花、「ヒオウギ(檜扇)」。その花が一輪、今朝開花した。濃いオレンジ色に赤い斑点が入る、「シンリュウ(真竜)」と呼ばれる品種。これは結構好評で、知人にも去年採種した「ヌバタマ」を分けてあげたが、さて今年咲くだろうか。

   
 今宵聴きたくなったのは、スペイン・ジャズの枠を超えて、今、ヨーロッパ・ジャズを代表する歌姫に数えられているという「カルメ・カネラ/Carme Canela」。
 
 1962年、バルセロナ生まれ。円熟味を増した57歳。16歳の時、ジャズ・オーケストラのボーカルとしてキャリアをスタート、1996年にアルバム・デビュー。カタルーニャ出身のアーティストらしく、民族的メッセージが込められたアルバムをリリースしてきたが、最新作、「バラッド/Ballads」(2018)では、スタンダード・ナンバーを中心に、「マル・ウォルドロン/Mal Waldron」の「レフト・アローン/Left Alone」や「ガーシュイン/Ira & George Gershwin」の「エンブレイサブル・ユー/Embraceable You」などを取り上げており、「ジョアン・モネ/Joan Monne」の美しいピアノをバックに、繊細で円熟した歌唱が心に響く。これぞ大人の女性ボーカル。「カルメ・カネラ」と「ジョアン・モネ」のデュオ・アルバム、「Ballads」は、「ジャズオーディオ・ディスク大賞2018 ヴォーカル部門金賞」を受賞した。その中から、「エンブレサブル・ユー/Embraceable You」。


    
Ballads
Carme Canela / Joan Monne
Fresh Sound


    
  

「Canela Monné Duet – Embraceable you」

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 前述のアルバムを聴いてから、もう少し彼女を聴いてきたいと思ったのが、アルバム、「Granito de Sal」(2013)。「ジョアン・モネ」や、ベースの「Marko Lohikari」、ドラムの「ダビ・クシルグ/David Xirgu」といったスペインの気鋭ジャズメンたちが軽やかなサウンドを奏で、カルメはメロディをしっとりと、情感豊かに歌う。「エドゥ・ロボ/Edu Lobo」などのブラジリアン・ナンバーに混じり、「ビートルズ/The Beatles」や「セロニアス・モンク/Thelonious Monk」を取り上げるなど、さまざまなジャンルからいい曲を集め、カルメらしいアレンジで聴かせる。の本領発揮といったところ。さまざまなジャンルからいい曲を集め、それを独自のジャズに料理する彼女の卓越したセンスに脱帽させられます。タイトル曲、「Granito de Sal」は、古くは「トリオ・ロス・パンチョス/Trío los Panchos」あたりも歌ったというラテンの名曲で、意味は「塩の花崗岩」。


   
   

 
Granito de Sal
Carme Canela/カルメ・カネラ
Fresh Sound New Talent


    
  

 
 残念ながらYOUTUBEにはアップされていないので、聴きたい方は、上のアルバム紹介から、さわりだけを ・・・。

梅雨の最中、伸びているのは ・・・

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 ずっと梅雨、すっきりしない天気。恵みの雨とばかりに伸びているのは、別名、「モジズリ(綟摺)」と呼ばれる「ネジバナ(捩花)」、もうしばらくすれば咲く万葉の花、「ヒオウギ(檜扇)」の花芽、「ゴーヤー」の方が一般的な呼び名になってしまった「ニガウリ(苦瓜)」。

 今宵の曲、「Watch What Happens」。直訳すれば、「さあ、どうなるか見てみよう」。元々は、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」が、「ジャック・ドゥミ/Jacques Demy」監督の映画、「ローラ/Lola」(1961年)のテーマ曲として書いたもの。それをドゥミ監督自身がフランス語の歌詞を付け、映画、「シェルブールの雨傘/Les Parapluies de Cherbourg 」(1964年)で使用し、ヒットした。アメリカでは、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」が英語詞を付け、1967年、「セルジオ・メンデスとブラジル’66/Sergio Mendes & Brasil ’66」でヒットしている。

【 Watch What Happens 】    by Michel Legrand/Norman Gimbel

「♪ Let someone start believing in you,  誰かさんが君に想いを寄せようとしている
       let him hold out his hand     彼は腕を伸ばして
   Let him touch you               君に触れようとする
       and watch what happens     さあ、何が起こるかな

   One someone who can look in your eyes,  誰かさんが君の瞳を見て
       and see into your heart           君の心をみつけようとしている
   Let him find you                 そして、見つけてしまうだろう
       and watch what happens      さあ、何が起こるかな

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

絵に書いたような女性ジャズ・ボーカルとして我々を魅了する、「リン・スタンレー/Lyn Stanley」の歌唱から。アルバムは、「Lost in Romance」(2013)。

  
   
Lost in Romance
Lyn Stanley
CD Baby
 

    

   
「Watch What Happens – Lyn Stanley」

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 「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」のスローなボッサはいかがでしょうか。アルバム、「In the Moonlight」(2011)から。


    
In the Moonlight
ソフィー・ミルマン/Sophie Milman
Ent. One Music


    
     

「SOPHIE MILMAN – Watch what happens」

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味噌を舐め、ビールを飲みながら哀愁のモルナを聴く

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 雨が降ったり降らなかったり、どうもすっきりしない毎日が続いている。しかし、ピーカンの青空より曇り空のほうが、花の色は鮮やかさが増す。



 いまだ梅雨が明けない今宵は、自家製の味噌を舐め、「父の日」にもらったメキシコ(?)産のビールを飲みながら聴くのは、哀愁の「モルナ/Morna」。歌い手は、「セザリア・エヴォラ/Cesária Évora」。大西洋の中央、北アフリカの西沖合いに位置する「カーボ・ベルデ共和国/Republic of Cabo Verde」出身で、同国を代表する音楽ジャンルである「モルナ」の歌い手。
   
 この「モルナ」、哀愁を帯び、ゆったりとしたメロディーが特徴の音楽で、悲しみやあこがれ、郷愁などをテーマにした歌が歌われることが多いという。15世紀から1975年までポルトガル領であったことから、ポルトガルのファドに極めて近いトラディショナルなフォーク・ソング、いわば日本の歌謡曲にあたる音楽のようだ。その「モルナ」にアフリカン・ブルースを融合させ、独特の哀愁感、寂寥感漂うバラードに仕立てたのが、「セザリア・エヴォラ」である。
   
 「セザリア・エヴォラ」。1941年、生まれ。もともとは国内の盛り場で歌を歌って糊口を凌ぐ生活を送っていたが、40代半ばの1988年、パリに渡り、47歳という年齢で制作したメジャー・デビューアルバム、「裸足の歌姫/La Diva aux pied nus」で一躍世界の注目を集めた遅咲きのディーヴァである。1992年にフランスでリリースしたCDの中に収められた曲、「ソダージ/Sodade」が大ヒットし、その後世界各地で活躍するようになったという。1995年、「Cesaria」がグラミー賞ベスト・ワールド・ミュージック・アルバムにノミネートされ、2004年には「Voz d’Amore」で、グラミー賞ベスト・コンテンポラリー・ワールド・ミュージック・アルバムを受賞している。2011年12月17日、70歳で生涯を終えたが、「マドンナ/Madonna」を始めとして、多くの若い世代のミュージシャンに影響を与えたという。「『モルナ』という音楽は、人生の苦痛を音楽で表現したブルースのようなもの」と彼女は語っている。(Wikipediaなど参照)    

 そのフランスでリリースされたアルバム、「Miss Perfumado」(1992)から何曲か ・・・。


  
MISS PERFUMADO
セザリア・エボラ/Cesaria Evora
RCA Victor


   
    

 世界的にブレイクするきっかけとなった「ソダージ/Sodade(ノスタルジー/Nostalgie)」。ポルトガル語の「サウダージ/saudade」と同じ意味。「♪ かくも長いその道を/指し示したのは 誰/かくも長いその道を/教えたのは 誰 ・・・ ♪」

「Cesaria Evora – Sodade」

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 「Lua Nha Testemunha(月は証人)」。「♪ 可愛い君/きっと想像もつかないよ/君のいない場所で/私がどんなの苦しんでいるか/空にかかる月に尋ねてごらん/月は私の証人だから ・・・ ♪」

「Cesaria Evora – Lua Nha Testemunha」

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 「Tortura(拷問)」。「♪ 人生の道しるべをおくれ/この船を操ることができるように/お前の愛の海を渡ることができるように ・・・ ♪」

「Cesaria Evora – Tortura」

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 注)訳はいずれもライナーノート(国安真奈対訳)から拝借
   
   
   

手作りのジュースとジャムで朝食を

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 今日の朝食は、昨日、山で採ってきた「ヤマモモ(山桃)」の手作りジュースとジャム。完熟しているので砂糖を加えなくても十分に甘さを感じる100%果汁の山桃ジュース。その爽やかさが好きである。砂糖を少なめにしているので、とろ味は市販のジャムに比べて少ないが、酸味が効いた自然な味がはやり好物の山桃ジャム。ここ何日かは食卓に上がる。


 さて今宵のアルバムは、わがジャズ・ミューズの一人、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」の「市街電車で朝食を/Breakfast on the morning tram」(2007)。あのノーベル文学賞受賞の日系人作家、「カズオ・イシグロ」が4曲ほどの詩を提供した最初のアルバムである。その特派まさかノーベル文学賞を受賞するとは思ってもいなかった。「彼の詩は、良質の短編小説を読むような感性豊かな情景が拡がる」とステーシーは語っている。


   
市街電車で朝食を/Breakfast on the morning tram
ステイシー・ケント/Stacey Kent
EMIミュージック・ジャパン


     
    

 「傷心のあまり眠れなかった朝を迎えるには朝の路面電車で朝食をとることが一番」と歌う「市街電車で朝食を/Breakfast on the morning tram」。

【 Breakfast on the Morning Tram 】
                 作詞:Kazuo Ishiguro 作曲:Jim Tomlinson

「♪ So here you are in this city     この街に佇んでいる そうあなた
  With a shattered heart, it seems   こころを閉ざしているように見えるわ
  Though when you arrived       この街についたときから
        you thought you’d have   ずっと夢で考えていたような
  The holiday of your dreams        休日を過ごせるなんて思っていた
  You’d cry yourself to sleep if you could  できることなら泣きながら眠ってしまいたいと
  But you’ve been awake all night     しかし残念ね 一晩中起きていたんでしょ
  Well here’s something that you need to do  何が必要か教えてあげようか
  At the first hint of morning light      夜が明けてしなくてはならない最初の事を

  Walk right across the deserted city   まだ誰もいない街を歩いて 
  To the Boulevard Amsterdam      アムステルダム大通りへ行き
  And wait there             しばらく待ってなさい
  For what the citizens here        この街の人たちがこう呼ぶ
  Refer to as the Breakfast Tram    「ブレックファスト・トラム」に乗ることを薦めるわ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
  
  And even though you’re a stranger  初めて訪れた土地にもなのに
  They’ll make you feel         街の人たちは
  Right at home             家にでもいるように心地よくさせてくれる
  They’ll be offering to refill your coffee  コーヒーのおかわりを注いでくれたりして
  They won’t have you sitting there alone  人々はあなたを一人で放って置きはしない
  ’Cause they’ve seen many others just like you  あなたのような人は大勢見てきたから
  And each one of them has had it happen too   みんな同じようなことを経験している
  So just enjoy your fresh croissant and jam  さあ、クロワッサンとジャムを楽しんで
  And don’t neglect the Belgian waffles     ベルギー・ワッフルも忘れないで
  You’ll soon forget your troubles        食べれば、悩みなんかすぐ消えるわ
  When you have breakfast on the morning tram  朝の電車で朝食をとれば   ♪」
   
    
「Stacey Kent – Breakfast on the Morning Tram(Live)」

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 「二人の愛を確かめる旅にふさわしいのは北極よ」と誘う「アイス・ホテル/The Ice Hotel」も ・・・。

【 The Ice Hotel 】  作詞;Kazuo Ishiguro  作曲;Jim Tomlinson

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  Let’s you and me go away     二人で行きましょうよ
  To the Ice Hotel             アイス・ホテルへ

  They’ve built it all with ice that’s pure and clear  透明で純粋な氷で造られているの
  The sofas, the lobby          ソファーも、ロビーも
  Even the chandelier          シャンデリアさえも
  A thermostat guarantees      温度は常に
  A steady minus 5 degrees     マイナス5度に保たれていて
  What other place could serve our needs so well 私たちのニーズに叶う所は他にないわ
  Let’s you and me go away     二人で行きましょうよ
  To the Ice Hotel             アイス・ホテルへ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
   

「Stacey Kent – The Ice Hotel」

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雨の日の朝、爽やかさを運んできたのは ・・・

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 今日も朝から雨、「ゴーヤ(ニガウリ)」の花が鮮やか。小さな実も可愛らしい。大きく育ってほしい。
   

 雨の日の朝、爽やかさを運んできたのは、「エマ・フランク/Emma Frank」。なんとも爽やかである。

 ニューヨークとカナダ・モントリオールで活躍するコンテンポラリーなシンガー・ソングライター。30歳前後であろうか。ボストン出身、2006年からモントリオールの大学で学ぶ傍ら、2枚のアルバムをリリースしたという。2015年からは、ブルックリンに居を構え、ニューヨークでも活動を開始。そして実質のデビュー・アルバムともいえる、「Ocean Av」(2018)をリリース。そして、今年6月にリリースされたのは、彼女の4作目となる最新作、「カム・バック/Come Back」。
  
 キャッチには、「グレッチェン・パーラトやベッカ・スティーヴンスの系譜に連なる女性ジャズシンガーで、美しく繊細な空気をまとった、シンガー・ソングライター」とあったが、ジャズの他、フォークやカントリー、R&Bのテイストも感じられ、むしろ「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」の系譜を感じる。全9曲。そのうち、3曲を除いて(1曲は作詞のみ)全て彼女の作詞・作曲になる。

 冒頭の「I Thought」、「Two Hours」、「Sometimes」、「Promises」 ・・・、タイトルを見ただけでも彼女の世界観がなんとなく想像できる。数多くの女性ボーカルを輩出してきたカナダ。また新しい才能、スターを育てたようだ。


 
     
COME BACK
EMMA FRANK/エマ・フランク
インパートメント


    
    

【 I Thought 】  by Emma Frank

「♪ You’ll come back, I know  あなたはきっと帰ってくる
  When the waves have opened  この波のような高まりが解放され
  And I’m fully grown      私が完全に大人になったら
  There’s never a limit     どれだけ変われるかなんて
  On how much we change      そんな限界はないのよ
  And I thought we’d finished  でもきっと私たちは終わったのね
  I thought I was to blame    それは私のせいね

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・  ♪」
   


    

「Emma Frank – I Thought (Official Music Video)」
    
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 アメリカのロックバンド「ウィルコ/Wilco」のカバーで、「Either Way」。

「Emma Frank – Either Way (Official Video)」
   
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お願いだから

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 朝から雨。地域のボランティア活動も中止の連絡。どうも嫌な予感が的中したようだ。遅れていた梅雨入り宣言が出た途端、昨年7月の西日本豪雨と同じような状況になってきた。各地に避難指示が出ているとニュースが伝えている。妻の「いもたこなんきん」、ミニミニ家庭菜園や花の鉢に水遣りする手間がないのはいいが、やっぱり長雨、豪雨はもう勘弁して欲しい。

 今宵の曲、これも古い古いスタンダードで、「For Heaven’s Sake(お願いだから)」。「お願いだから恋をさせて」というロマンチックでムーディな「ビリー・ホリディ/Billie Holiday」の歌唱で知られる恋唄。1946年の「ドン・メイヤー/Don Meyer」、「エリス・ブレトン/Elise Bretton」、「シャーマン・エドワーズ/Sherman Edwards」の共作になる作品。元は、1947年の「クロード・ソーンヒル楽団/Claude Thornhill and his Orchestra」と楽団の専属女性歌手だった「フラン・ウォーレン/Fran Warren」のレコーディングによって紹介された歌だというが、ジャズのスタンダードとして定着したのは、最晩年の「ビリー・ホリデイ」が、アルバム、「レデイ・イン・サテン/Lady In Satin」(1958)で取り上げてからだという。

【 For Heaven’s Sake 】 by Don Meyer, Elise Bretton, Sherman Edwards

「♪ For heaven’s sake let’s fall in love  お願いだから彼と恋をしたいの
  It’s no mistake to call it love     この気持ちは間違いなく恋なのよ
  An angel’s holding hands with me    だって天使が私の手を握っているし
  How heavenly heaven can be        天国にいるような気持ちよ

  Here is romance for us to try      私たちにふたりにロマンスが芽生えたこと
  Here is a chance we can’t deny      それは否定できないわ
  While heaven’s giving us a break     神様がそれを壊さないうちに
  Let’s fall in love for heaven’s sake   恋をしたい お願いだから

  Don’t say a word my darling      何も言わないで 貴方
  Don’t break the spell like this    この魔法のような時を壊さないで
  Just hold me tight; we’re alone in the night 強く抱きしめて 二人はひとつ
  And heaven is here with a kiss     キスされたらもう天国に行っちゃいそう

  This pair of eyes can see a star   星が見えるわ
  So paradise can’t be so far       だから楽園はもうすぐそこ
  Since heaven’s what we’re dreaming of  ずっと夢見てきた天国はすぐそこに
  For heavens sake, let’s fall in love  お願いだから 恋をさせて   ♪」

 最初は、「チェット・ベイカー/Chet Baker」。亡くなるその1年前に、波乱万丈の人生を描いたドキュメンタリー映画、「ブルース・ウェーバー/Bruce Weber」監督、「レッツ・ゲット・ロスト/Let’s Get Lost」(1988)のサウンド・トラック・アルバム、「Chet Baker Sings and Plays from the Film “Let’s Get Lost」(1987)から。老残とも言えるその姿がすこし痛々しい。


   
Let’s Get Lost
チェット・ベイカー/Chet Baker
Novus


    
    

「Chet Baker – For Heaven’s Sake (Let’s Get Lost) 」

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 「ケニー・バロン/Kenny Barron」と「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」が、1996年、NYのジャズクラブ、「イリジウム/Iridium」で繰り広げたこのデュオ・ライヴ。ライブとは思えないほど、静まリかえった中に漂う緊張感が最高。アルバム、「Night and the City」(1996)から。


    
Night and the City
ケニー・バロン & チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden and Kenny Barron
Verve


    
    

「Charlie Haden and Kenny Barron – For Heaven’s Sake」
    
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 「ビリー・ホリディ」も聴きましょうか。しかし正直言って、私はこの歌唱はあまり好きではありません。「Lady in Satin」(1958)から。


   
レディ・イン・サテン +4 /Lady in Satin +4
ビリー・ホリディ/Billie Holiday
SMJ


    
    

「Billie Holiday – For Heaven’s Sake」
    
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今年は穏やかな雨であって欲しい

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 梅雨入りした途端、熱帯低気圧から変わった台風3号が接近、足早に通り過ぎていった。今日から大阪で開催のG20サミットにもあまり影響はなかったようで何よりである。嫌な予感。思い出すのは、去年、7月の西日本豪雨。西日本一帯に広い範囲で土砂崩れや河川の氾濫が多発し、甚大な被害をもたらしたが、我々が活動する「兵庫県立一庫公園」も甚大な被害を受けた。7月5日、ちょうど採り頃となっていた「ヤマモモ(山桃)」の実を採集している頃、急に土砂降りとなってきたので、帰路に着いたが、その直後にアクセス道路が土砂崩れで埋まり、以後1ヶ月近く公園は休園、後始末やら復旧に我々の活動も大きな影響を受けた。最近の梅雨は、いわゆる「しとしと雨」、「優しい雨」といった印象ではなく、「集中豪雨」、「暴れ雨」といった猛々しい印象が強い。今年は、本当に穏やかな雨で終わって欲しい。

 本格的に梅雨入りした蒸し暑い一日を終え、今宵は思い切り哀切のスムース・ジャズで ・・・。「エスターテ/Estate(夏)」。定番曲ですね。ボサノバのイメージが強い曲ですが、元々は、1960年、「ブルーノ・マルティーノ/Bruno Martino」作曲、「ブルーノ・ブリゲッティ/Bruno Brighetti」作詞のイタリアの曲。「Estate」はイタリア語で「夏」という意味で、「夏は嫌い、あのひとを思い出させるから」という内容の詩から、このタイトルがつけられたという。ボサノヴァ創始者の一人であるブラジルのレジェンド、「ジョアン・ジルベルト/João Gilberto」が取り上げてからは、すっかりボサノヴァの代名詞のような曲として世界的に知られるようになった。

 ジャズや映画の評論家、レコード・プロデュ―サーの、「ジョエル・シーゲル/Joel Siegel」による「Estate」、伝説のジャズ・シンガー、「ジョン・ヘンドリックス/Jon Hendricks」による「In Summer」という2つの英語版歌詞が作詞されているが、今宵は、「ジョエル・シーゲル」バージョンを ・・。

【 Estate 】  Music:Bruno Martino Words: Bruno Brighetti English Lyrics:Joel Siegel

「♪ Estate                 夏
  You bath me in the glow of your caresses  あなたの熱い抱擁に溺れてしまった夏
  You’ve turned my eager no to tender yeses  優しくイエスと言って欲しかった私の願いも消えた夏 
  You sweep away my sorrow with your sigh   あなたのため息が私の哀しみを消し去った夏

  Estate                   夏
  Oh how the golden sunlight bends the willow  柳が撓んでしまうほど日差しが強かった夏
  Your blossoms send the perfume to my pillow  私の枕元へ貴方の香りを運んできた夏
  Oh who could know you half as well as I    私ほど貴方のことを知っている人はいない

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

 「ダイアナ・パントン/Diana Panton」の可憐な歌唱から。アルバムは、「Solstice~Equinox/シーズンズ~美しい季節」(2017)から。


     
シーズンズ ~ 美しい季節/Solstice~Equinox
ダイアナ・パントン/Diana Panton
MUZAK/fab.


     
      

「Diana Panton – Estate」

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 甘いピアノはどうでしょうか? 「アン・バートン/Ann Burton」の歌伴で有名な「ルイス・ヴァン・ダイク・トリオ/Louis van Dijk Trio」、アルバム、「BALLADS IN BLUE」(2004)から。


      
バラード・イン・ブルー/BALLADS IN BLUE
ルイス・ヴァン・ダイク・トリオ/Louis van Dijk Trio
ポニーキャニオン


     
      

「ESTATE – Louis Van Dijk Trio」

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 英語詩を作詞した「ジョエル・シーゲル」は、「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」のプロデューサだったこともあるという。ちょっと重いかもしれませんが、その「シャーリー・ホーン」の歌唱。名盤、「Here’s To Life: Shirley Horn With Strings」(1992)から。


   
Here’s to Life
シャーリー・ホーン/Shirley Horn
Universal Jazz


     
      

「Shirley Horn – Estate(Summer)」

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梅雨らしくなってきた

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 朝から小雨と曇りを繰り返す。関西地方、梅雨入り宣言は出ていないが、大分、梅雨らしくなってきた。庭に咲くのは、定番、「アジサイ(紫陽花)」、「テリハノイバラ(照葉野茨)」、「シロタエギク(白妙菊)」、そして「ユリ(百合)」。

 さて、今宵の曲。ブラジルのシンガー・ソングライター、「ジャヴァン/Djavan」の曲で、「Flor de Lis(ゆりの花)」。この曲は、先日、「ジャズとホタルの夕べ」で初めて聴いてちょっと気になった曲。オリジナルの「ジャヴァン」を含め、いずれもYOUTUBEからの4人の動画で ・・・。



Djavan Ao Vivo ライブ
ジャヴァン/Djavan
Sony / Bmg Brazil


     
     

「Djavan – Flor de Lis」
  
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 そして、ちょっと前に紹介したスペイン・バルセロナ出身、1995年生まれ、23歳の若さの女性ジャズ・シンガーで、トランペッター/アルト・サックスも手がけるという「アンドレア・モティス/Andrea Motis」が歌う「Flor de Lis(ゆりの花)」。スペイン・サン・セバスティアンで開かれる「ジャサルディア/Jazzaldia」と呼ばれる「サン・セバスティアン国際ジャズ・フェスティバル」でのライブ映像。アルバムは不明。

「Flor de lis – ANDREA MOTIS & JOAN CHAMORRO Quintet」

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 「アンドレア・モティス」が音楽学校でジャズを学んだ時の講師が、ベーシストで、バリトン・サックス、テナー・サックスも手がけるマルチ・ミュージシャン、「ジョアン・チャモロ/Joan Chamorro」。この人よほど「可愛コチャン」好きと見えて、アンドレアに続き、1999年、バルセロナ生まれ、なんと20歳の美少女トロンボーン奏者&ボーカリスト、「リタ・パイエス(リタ・ペイエスとも)/Rita Payés」とも頻繁にコラボしている。「イグナシ・テラーサ/Ignasi Terraza(p)」、「アンドレア・モティス/Andrea Motis(tp)」もサポートするライブから。アルバムは、「Lua Amarela」(2016)に収録。

Lua Amarela
Joan Chamorro & Rita Payes
Jazz To Jazz


     
     

「Flor de lis - Rita Payés & Joan Chamorro」

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 最後はNYジャズ・ヴォーカルの頂点として活躍する、「グレッチェン・パーラト/Gretchen Parlato」。若手ジャズ・ミュージシャンの登竜門として知られる、通称「モンク・コンペ」と呼ばれる「セロニアス・モンク・インスティチュート・オブ・ジャズ/Thelonious Monk Institute of Jazz」(今年から「ハービー・ハンコック・インスティテュート・オブ・ジャズ/The Herbie Hancock Institute of Jazz」に名称変更)で2004年のウィナー。翌年、「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」、「ウェイン・ショーター/Wayne Shorter」ら大御所たちからも絶賛を受けたという、セルフ・リリースのファースト・アルバム、「Gretchen Parlato」(2005)から。


    
グレッチェン・パーラト/Gretchen Parlato
グレッチェン・パーラト/Gretchen Parlato
コアポート/Cloud9music


     
     

    
「Gretchen Parlato – Flor De Lis」
    
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