JAZZYな生活

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キレとノリのいいスウィングに酔う ~ エルマー・ブラス・トリオの夜 ~

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 今年の「Hyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバル2017」、「渡辺貞夫」、「小曽根真」、「アン・サリー」など7つほどのプログラムがある中で、選んだのは、今年も「アトリエ澤野スペシャル」、今年のアーティストは、「エルマー・ブラス・トリオ/Elmar Brass Trio」。この「エルマー・ブラス・トリオ」、私は、「うん!」と思った澤野からのデビュー・アルバム、「Night Dreamer」(2010)以外は聞いていないのだが、何枚かのアルバムをリリースしている。

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 「エルマー・ブラス/Elmar Brass」。あまり馴染みがないが、ドイツのピアニスト。1979年生まれ、まだ38歳という若さ。ナイジェリアで育ったが、帰国後11歳の時よりピアノのレッスンを始め、その後音楽学校で、ジャズ&クラシック・ピアノを学び、その後ジャズに転向し、「モントルー・ジャズ・フェスティバル」にも参加したという。「澤野工房」が注目し、2010年に期待して日本でデビュー作をリリースした。

 ホールは、西宮にある「兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール」、総客席数417席のステージ、客席、床、壁、すべて木が貼られた八角形の小ぶりのホール。音響のいいことでも知られている。シートは前から2列目、プレイヤーまで手が届きそうな距離である。「エルマー・ブラス」の印象は、地味な容姿と服装。まるでビジネスマンのようである。しかし、ピアノに向かうとその印象は一変する。

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 オープニングは、「Honeysuckle Rose(Fats Waller)」。今まで聴いたことのないアプローチから始まり、軽快な高速スウィングが展開、つづく「Steeplechase(Charlie Parker)」ではやグルーヴ感は最高潮、すっかり観客の心を掴んでしまったようだ。スタインウェイがこんなに弾けた音を出すピアノとは ・・・。4曲目は一転バラード、「Memories of You」。その美しさに酔う。2ndセットは、彼が魅了されたという日本のウィスキーや大阪の街、寿司に因んでのオリジナル、「Yamazaki 12」、「B728(ブラスなにわ)」、「Wasabi」が中心。観客総立ちのアンコール曲をまで、13曲、キレとノリのいいスウィングにすっかり酔った約2時間であった。

 ピアノの「エルマー・ブラス」のほか、ベースは「マーチン・ヤコノフスキ/Martin Gjakonovski」、ドラムは「クリスチャン・シェーネフェルト/christian Schoenefeidt 」。先行発売されていた新アルバム、「Brassabi!」(Brass + Wasabiのダジャレ?)からの演目であった。

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BRASSABI!
エルマー・ブラス・トリオ
澤野工房

    
    

 YOUTUBEにはほとんどアップされていないので、アップされている中からセレクト。アンコールで演奏された「The Big Hang」。どこかのライブから。

「Elmar Braß Trio – The Big Hang – LIVE !!! 」

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「Elmar Braß Trio – Blues For Monty – LIVE !!! 」

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【 演目 】

1st セット
1)Honeysuckle Rose
2)Steeplechase
3)I’ll Remember April
4)Memories of You
5)Birk’s Works
6)Days of Wine and Roses

2nd セット
7)A Beautiful Friendship
8)Yamazaki 12
9)Dreamsville
10)B728
11)Wasabi

アンコール
・Do Nothing till You Hear from Me
・The Big Hang

柚子と柿を頂く

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 お隣さんの庭にたくさん実っていた「ユズ(柚子)」の実を頂く。一部は冬至の「柚子湯」に使い、残りは「柚子味噌」か、「マーマーレード」にでもしてみようかと妻と相談。そしてもうひとつのご近所からの頂きものは、「渋柿」。こちらは、迷うことなく「干し柿」に。私が子供のころの家の軒先や縁側には、必ずと言っていいほど、「吊るし柿」がぶら下がっていたものだ。

 かってはフルーツのような雰囲気のシンガー、と思っていたが、けっこうガッツがあり、野心家でセレブ志向であった元フランス大統領夫人の歌声を聴いてみましょうか。「カーラ・ブルーニ/Carla Bruni」。  

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 1967年、イタリア・トリノ生まれ。身長176cmのフランスで活躍するスーパー・モデルが突然歌手に変身したのは2002年。「美貌と知性、そして素晴らしい音楽的才能。そのすべてを神様から与えられた類まれなる逸材、カーラ・ブルーニ」はデビュー当時のうたい文句。もともと、自作のギター弾き語りの歌を溜めて、デモ・テープを音楽プロデューサーに自ら売り込んで、CD化したと言うからガッツがある。カバー曲以外は全て彼女が作詞作曲したこのアルバム。「ケルカン・マ・ディ〜風のうわさ/Quelqu’un m’a dit」は、。世界中で100万枚を超えるヒットになった。

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 そして再びの衝撃サプライズは、「ニコラ・サルコジ」仏大統領との交際・結婚。この報道はフランスのみならず、世界中のマスコミを賑わせたが、政治と無関係の話題提供ぶりには批判も高まり、サルコジ大統領の支持率は一時急落。前後してブルーニのヌード写真がファッション誌に発表されるなどして、本人への批判も高まった。2010年末には仏雑誌VSDによる読者投票で「最もムカツク有名人」に選ばれるなど、ブルジョワ的なライフ・スタイルや権力への近さが反感を買っていたという。

 そんな後々の評判を抜きにすれば、デビュー当時の印象は、自作の詩も巧みで素晴らしく、ライナーノートのいうように「ノラ・ジョーンズ」にも通ずる印象。ジャケもいい。タイトル曲「Quelqu’un m’a dit」は、「ケルカン・マ・ディ ~ 風のうわさ」という邦題が付けられているが、「誰かが私に言った」という意味のようだ。NETで見つけた訳を ・・・。

【 Quelqu’un m’a dit  誰かが私に言った 】

「♪ On me dit que nos vies ne valent pas grand chose
      人々は私に言った。私たちの生きていることに大きな価値はないと。
   Elles passent en un instant comme fanent les roses.
      人生は色あせていくバラのように、はかない。
   On me dit que le temps qui glisse est un salaud
      人々は私に言った。月日がたつのは嫌なことだ。
   Que de nos chagrins il s’en fait des manteaux
      それは私たちの悲哀に悲哀を重ねていくことである。
   Pourtant quelqu’un m’a dit…
      けれども、誰かが私に・・・と言った。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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カーラ・ブルーニ/Carla Bruni
V2 North America


   
   

「Carla Bruni – Quelqu’un m’a dit」

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 興味のある方はフル・アルバムもどうぞ。

「Carla Bruni – Quelqu’un m’a dit (Full Album)」

バタバタと冬支度に追われた翌朝はこの冬初めての積雪

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 ここ一両日中の間にバタバタと冬支度やら12月のイベントの材料準備に追われる。その一つが、スタッドレス・タイヤへの交換。私の住んでいる地域は、あまり雪が積もらない地域。それでも年に2,3回は積もるでしょうか。冬に頻繁に母親のケアに信州・松本に帰っていたときに、そのありがたみは実感している。気象予報によると、黒潮大蛇行やらラニーニャ現象の影響もあって今年の冬は寒く、雪も多いとのこと。昨年装着をサボっていたため、こわい思いをしたので、真冬の炭焼きに備えて早めにスタッドレス・タイヤを履いた。するとドンピシャ、今朝はうっすらとこの冬初めての積雪が ・・・。やはり、ちょっと早い。

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 そして、ちょっと大変なのが、12月に行うクラブのイベント、「ミニ門松とクリスマス・リース作り」の材料の準備。もうひとつのクラブがおこなう竹馬作りと併せて、約100本近くの青竹を伐採しなくてはならない。例年、近くの竹林まで行って伐採していたが、今年はなんと市の好意で市有地で繁茂して困っている竹を伐採までして届けて頂いた。これも我々の活動の輪が広がった証拠だろうか。

 そして、故障したプリンタを買い替え、デザインも決め、年賀状の準備を終えた。

 話は変わるが、「履く」といえば、スカートをはく人がめっきり減ったという実感がある。都会に出ればもっと多く見かけるかもしれないが、近所のスーパーなどではほとんど見かけない。妻のスカート姿など何年前のことか思い出せないくらい昔のこと。それでもコアなスカート派はいるもので、見かけると、「おっ! めずらしや!」となる。私は決して「足フェチ」ではないのだが、スカートも立派な服飾文化。このまま衰退していくとしたらちょっと寂しい気もする。

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 女性ジャズ・アルト・サックス奏者、「矢野沙織」の曲に、「砂とスカート」という曲がある。女性ジャズ・サックス奏者といえば、「キャンディ・ダルファー/Candy Dulfer」が一番早く活躍を始めまたようだが、最近は日本でも、矢野の他、「小林香織」や「寺久保エレナ」などの活躍により、そう珍しくもなくなった。かっては、ジャズ・プレイヤーといえば、酒、麻薬がつきものといった男の世界、それをジャズ喫茶という異様な空間で聴くというイメージだったのが、もっと健康的で普段着の世界に変わってきた。それは、女性のアーティストたちの影響が大きいと言わざるを得ない。

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Saori Yano/矢野沙織
日本コロムビア


   
  

 「矢野沙織」、「砂とスカート」。昔何回か足を運んだ北新地のジャズ・クラブ、「ロイヤル・ホース/ROYAL HORSE」でのライブ。


「矢野沙織 - 砂とスカート」

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 そして、おまけ。

「矢野沙織 - ウィスキーが、お好きでしょ」

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今年も神戸の夜は ・・・

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 12月に入ると各地でLEDやプロジェクション・マッピングなどを使ったライトアップ・イベントが開催される。今年も神戸では、阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、記憶をつなぐための催しで、今年で23回目を迎える「神戸ルミナリエ」(開催:8~17日)が開幕するのを前に4日夜、試験点灯があった。(写真は神戸新聞より)

 また、神戸港開港150年を記念し、川西市で造園業「そら植物園」を営む、プラントハンター、「西畠清順」氏がプロデュースする高さ約30mの「あすなろ」の木による「世界一のクリスマス・ツリー」(開催:2~26日)が、メリケンパークに設置され、試験点灯が行われた。(写真は毎日新聞より) 有名な「ニューヨーク・ロックフェラー・センター」のクリスマス・ツリーを凌ぐものだという。いや見てみたいですね。さて今年はどうしようか。

 そして、4日の夜は「スーパー・ムーン」だったそうである。「スーパームーン」とは、楕円形の軌道を描く月が地球に接近したときの満月で、通常の満月より大きくて明るい満月だそうだ。しかし、この天体ショー、残念ながら、あいにくの天気で全く見ることができなかったが、5日の夜は快晴。たっぷりと ・・・。

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 月見の代わりにということで、今宵引っ張り出したのは、イタリア生まれのジャズ・ピアニスト、「ダニーロ·レア/Danilo Rea」。イタリア・ジャズ界では大物、重鎮らしく、いろいろな名義のグループやコラボで多くのアルバムを出している。アルバムは、ソロピアノの「リリコ/Lirico」。「プッチーニ」、「ヴェルディ」、「マスカーニ」らのオペラのメロディーによる即興演奏集である。静かに沁みゆくピアノの音色、これからの冬の夜、寝る前のひとときに聴くにはオススメの一枚。

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Danilo Rea / Egea


 
オペラ、「カヴァレリア・ルスティカーナ」から間奏曲のほか、何曲かを ・・・。

「Danilo Rea – Intermezzo da Cavalleria Rusticana di Pietro Mascagni」

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「Danilo Rea – Recondita Armonia」

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「Lucean le stelle – Danilo Rea」

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師走の梅田、雑踏を抜けて

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 師走の梅田界隈。せわしく人々が行き交っている。私も妻ももうあんな流れに乗って歩けなくなっている。そして、ここ数年、梅田の再開発で、風景がすっかり変わってしまった。それでも、昔の土地勘を頼りに、デパ地下、本屋などで用事を済ませたが、あの人ごみに圧倒されたせいか、いくつかの買い物を忘れてしまった。

 大都会の雑踏、その中で埋没していく人間の孤独や悲哀。そんな背景やテーマの映画は数多いが、衝撃的で忘れられない映画の一つが、「リチャード・ブルックス/Richard Brooks」監督、私が好きな女優、「ダイアン・キートン/Diane Keaton」主演の映画、「ミスター・グッドバーを探して/Looking for Mr. Goodbar」(1977年)。美しい女教師が麻薬とセックスに溺れ、やがて身を滅ぼしていくというちょっと凄惨でやりきれない映画。その女教師を「ダイアン・キートン」が体当たりの演技で演じているのが見ものだが、未だにDVD化されず、VHSのみ。扱いの難しい問題作ということで、配給元も尻込みしているのだろうか。

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ミスター・グッドバーを探して [VHS]
ダイアン・キートン (出演),‎ リチャード・ブルックス (監督)
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 しかし、この映画の主題歌、「Don’t Ask To Stay Until Tomorrow」。「何も言わずに朝までいて」、そんな意味でしょうか。この歌を歌っていたのは、個性派、「マリーナ・ショウ/Marlena Shaw」。1942年生まれというからもう相当なお年。デビュー当時の、あの超イケイケのアフロ・ヘアの、「Who Is This Bitch, Anyway」(1975)から、もう40年以上も経ってしまったんですねえ。この歌は、もうベテラン・ジャズ・シンガーとして来日した時のアルバム「ライブ・イン・TOKYO」(2002)に収録されている。

 円熟したJAZZシンガーとしての魅力と、30年の年輪とともに落ち着きと、深みを増したこのシンガーの歌唱力が、なんとも言えない味を醸し出す。円熟のシニア・JAZZファンにおすすめする。今も彼女は精力的にレコーディングや公演を続けているらしく、2001年と2007年には オランダにて開催された「ノース・シー・ジャズ・フェスティバル」にも出演しているという。

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Live in Tokyo
マリーナ・ショウ/Marlena Shaw
441 Records


   

【 Don’t Ask To Stay Until Tomorrow 】   by Carol Conners , Artie Kane

「♪ Don’t promise moments forever     「いつ」なんて絶対に約束しないわ
  This night will fade to haunted memories  この夜の記憶だってやがては褪せてしまう 
  And don’t relive each kiss          だからキスや吐息を
  And whispered sigh             思い出さないで
  Love me then leave before the dawn    私を愛して そして夜明けまでには消えてね
  Don’t believe it’s not goodbye       それでさよならなのよ
  Don’t pretend I love you          愛している振りなんてしないわ        
  Don’t ask if you can stay until tomorrow   朝まで一緒に居ていいかなんて聞かないで
  Don’t stay long enough for me to miss you  寂しくなるくらい長く一緒にいるなんて嫌
  Ooooo love me now then go          愛して そして去っていって

  Words I do not hear             孤独
  Loneliness                  そんな言葉は私とは無縁
  Removes the need for bitter lies       苦い嘘をつく必要もないわ      
  Laughter through each tear         互いの涙の後の
  Silently                    無言の笑い          
  Sneaks in behind love shadow dreams    愛の陰に潜む蛇たちは夢を影で覆う
  Don’t believe this moment will not mean goodbye  これきりじゃないなんて信じない
  Don’t pretend that I’m in love with you    あなたに恋している振りなんてしないわ

  No no no no                 もういいから何も言わないで
  Don’t ask to stay until tomorrow       何も言わずに朝までいて
  Don’t ask to stay until tomorrow       お願いだから

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」
  
「Marlena Shaw — Don’t Ask To Stay Until Tomorrow – Live In Tokyo」

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おんがくかいがすごい

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 孫娘の通う小学校の音楽会。学校の体育館でやるとばかり思ってたが、学校のすぐ近くの市の文化会館だという。客席は1000席近くあるだろう。休みの日に、ちゃんとしたステージで演奏し、親たちにも観てもらいたいという学校側の思いとか。なんと満員、立ち見も出るほどの盛況であった。

 いや、私たちの頃のそれと全然ちがう。ただ曲を歌ったり、合奏するのではなく、各学年がひとつとなり、学校生活のなかで体験したり感じたことを、テーマやストーリーにし、そのことを3,4曲程度の合唱、合奏で表現するという形で、音楽劇に近いものもあった。教育の中で相当重きを置いているという印象も受けた。

 生徒が演奏する楽器も大違い。わたしのころの頃といえば、戦後まもない頃で、ハ-モニカ、木琴、カスタネット、太鼓、オルガン程度。それも買う予算がないので、全校生徒総出で、稲刈後の田んぼに繰り出し、イナゴを獲っては、佃煮屋へ持って行って売り、予算の足しにするといった始末。今は、ピアノ、キーボード、アコーディオン、ピアニカ、リコーダ、マリンバ、ヴィブラフォン、各種パーカッションと多彩だし、ちゃんと演奏出来ているからたいしたもの。

 なかでも感心したのが、5年生。自然学校で体験した星空の印象、キャンプ・ファイヤーでの大盛り上がりの思い出を、なんとスタンダードの、「星に願いを/When You Wish Upon a Star」、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me To The Moon」、そして、ラテンの「テキーラ/Tequila」で表現した。「テキーラ」は、掛け声と楽器の振りもつき、ラテン・バンド顔負けで、アンコールの声がかかるノリ。子供たちの活き活きした演奏。まさに「音」「楽」。いや、日本の音楽界の未来は間違いなく明るい。

 ということで、今宵の曲は、「When You Wish Upon a Star」、「Fly Me To The Moon」、そして、「Tequila」。

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 まず、「星に願いを」は、「リンダ・ロンシュタット/Linda Ronstadt」。大変若い頃の写真ですが、私と同じ、1946年生まれのアリゾナ州ツーソン出身の歌手である。「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」や「サラ・ヴォーン/Sarah Vaughan」などの女性ジャズ・シンガーなどに影響を受けながら、音楽活動を始める。甲状腺の病気やパーキンソン病を患っており、そのため歌手活動をやめたことを2011年に故郷アリゾナの地元紙のインタビューで引退したことを明らかにした。

 「リンダ・ロンシュタット」が、シナトラのアレンジャーとして有名な、ネルソン・リドルと80年代半ばから、コラボした3枚のアルバム、「What’s new」、「Lush life」、「For sentimental reasons」を2枚組で再発した「’Round Midnight with Nelson Riddle and His Orchestra」から。「リンダ・ロンシュタット」はJAZZ歌手ではなく、POPS歌手だが、キュートな声で、素直なくせのない歌い方で、JAZZのスタンダードということをあまり意識せず、スムーズかつ朗々と歌っている。

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ネルソン・リドル リンダ・ロンシュタット
Elektra / Wea


  
   
   

「When You Wish Upon a Star ー Linda Ronstadt (with Lyrics) 」

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 「ダイアナ・パントン/Diana Panton」。「ホリー・コール/Holly Cole」、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」に続くカナダ出身の人気シンガー。カナダ・ジャズ界の重鎮「ドン・トンプソン/Don Thompson」のサポートを得て2005年に「Yesterday Perhaps」でアルバム・デビュー。その後、日本でも安定した人気を保っている。

 曲名や歌詞に「月」や「星」がでてくるラヴ・ソングばかり全16曲を集めた2枚目のアルバム、「ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた/If The Moon Turns Green…」(2007)から、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン/Fly Me To The Moon」。サポートは、ピアノ、「ドン・トンプソン/Don Thompson」、ギター、「レグ・シュワガー/Reg Schwager」、ベース、「ニール・スウェイソン/Neil Swainson」。

ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた

ダイアナ・パントン / MUZAK/fab.


  
   
「Fly Me to The Moon – Diana Panton」

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 そして「テキーラ」は、「デヴィッド・サンボーン/David Sanborn」。1945年生まれ。我々とご同輩。昔のようなソウルフルな音は影を潜めた代わりに、年輪を重ねて、「円熟」の境地に達した大人が、情感豊かにSAXを奏でる、そんな感じ。このアルバムは彼の円熟さが醸し出す、極上のウィスキー、いやテキーラ。そんなアルバム、「タイムアゲイン/Timeagain」から。

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タイムアゲイン
デビッド・サンボーン
ユニバーサル ミュージック クラシック


   
   
   

「DAVID SANBORN ー Tequila」

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夕暮れの都市美に見入る

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 久しぶりの梅田。一年ぶりのヨット部のOB会である。梅田の居酒屋に、10人ほどの仲間が集まった。寄り道をしようと少し早めに家を出て、阪急梅田駅からグランフロント大阪、そしてJR大阪駅を通り抜ける。この界隈、景観が最近大きく様変わりしたが、まだ私の土地勘は残っているとみえて、迷うこともなく飲み会の場所へとたどり着く。ちょうど夕暮れどき、グランフロント大阪のビル群が夕日に映える。こんな都会の美しい夕暮れを久しぶりに見た。そして駅へと足を急ぐビジネスマンたち。もうそのスピードや流れにもう、ついていけなくなっている。10年ほど前までは、あの群れのひとりだったのだ。1年ぶりに仲間と歓談、痛飲。

 今宵のピアノ。まだ馴染んではいないのだが、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のリリシズムを継ぎ、「ブラッド・メルドー/Brad Mehldau」などからもリスペクトされ、現代最高峰のピアノの詩人とも囁かれる「フレッド・ハーシュ/Fred Hersch」を聴いてみる。

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 その名を聞いてはいたが、なぜか聴く機会のなかった「フレッド・ハーシュ」。『至高のソロ再び・・・現代最高峰のピアノの詩人フレッド・ハーシュ唯一無二の世界。ここでしか感じられない感動。ラストのビリー・ジョエルの楽曲は心を揺さぶってやまない名演!』そんなコピーに誘われて聴いてみました。

 1955年、オハイオ州シンシナティ生まれ。4歳の時にピアノを始め、両親から熱心な教育を受け、9歳ころからは作曲も始めたという。音楽的にはかなり早熟で、9歳から13歳まで理論、作曲、アナライズのレッスンを受ける。音楽学校に入学した15歳の時には、四声や対位法、様々なスタイルで作曲できるようになっていたという。1980年代にデビューし、ジャズの伝統とクラシックの語法を消化したピアノスタイル、ジャズ・スタンダードの再解釈などで人気を集め、若手のピアニストに大きな影響を与えたという。

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 2008年、HIVウィルスが脳に転移し、発作と2ヶ月間の昏睡状態に陥るが、死の淵を乗り越え、2010年のアルバム「Whirl」で完全復活を果たしたという。そのことによる彼の死生観が、その陰影あるタッチに深みを与え、感性を一層研ぎ澄ましたのではなかろうか。そんな心境が、アルバムに添えられている彼の言葉から読み取れる。

 『私は、もう40年以上、ジャズを演奏してきました。そして今、ピアノの前に座ったときの最良の心理状態は、「さあ、何が起こるのか、見てみよう!」という気分だと思うようになりました。・・・ 経験を積んできた今の私にとって、フレーズからフレーズへ身を任せ、ひたすら演奏するという自由が、非常に心地良く思えるようになったのです。』(フレッド・ハーシュ、寺井珠重訳)

 そんな彼の心根が感じ取れるでしょうか。聴いてみましょうか、「フレッド・ハーシュ」。夕暮れの都市美のように聴き入ってしまうかもしれません。

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Open Book/オープン・ブック [日本語帯・解説付]
Fred Hersch
Palmetto Records / King International

    
    
    

「Plainsong ー Fred Hersch」

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「Eronel – Fred Hersch」

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木枯らし1号襲来 慌てて冬服を出す

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 台風の後は、木枯らし1号。今朝は本当に寒かった。ボランティア活動に出かけるために、慌てて冬用の作業着を引っ張り出す始末。だんだんと朝布団から離れるのが辛くなってくる季節。

 寒くなるにしたがって、その紫色が深みを増してくるのが、「ムラサキシキブ(紫式部)」。花も楽しいが、実もしばらくは目を楽しませてくれる。

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 今宵は、ブラック・コンテンポラリーの異才、そのとろけるような深みのあるファルセット・ヴォイスで、人気がある「アーロン・ネヴィル/Aaron Neville」。

 1941年生まれ、ルイジアナ州ニューオーリンズ出身のR&Bシンガー。「ドリフターズ/The Drifters」、「プラターズ/The Platters」などに影響を受けたアーロンは、いくつかのヴォーカル・グループで活動した後、1960年、ニューオーリンズのレコード・レーベル、「ミニット・レコード/Minit Records」よりソロ・デビュー。1989年には、「リンダ・ロンシュタット/Linda Ronstadt」のアルバム、「Cry Like a Rainstorm」、「Howl Like the Wind」に参加。このアルバムに収録された「Don’t Know Much」、「All My Life」の2曲がそれぞれ1990年、1991年のグラミー賞ベスト・デュオ賞を受賞したという。

 ヨーデルを彷彿させる甘い独特な美声は、その後も根強い人気を保っている。ジャズ・スタンダードに取り組んだアルバム、「ネイチャー・ボーイ~ザ・スタンダード・アルバム/Nature Boy: The Standards Album」(2003)からいくつかを。
   

ネイチャー・ボーイ~ザ・スタンダード・アルバム

Aaron Neville / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Nature boy ー Aaron Neville」

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「Aaron Neville – Blame It On My Youth」

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「In The Still of the Night – Aaron Neville」

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ほの暗い中で咲く

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 黄昏時、ほのかな闇の中で妙に艶かしく見えるのは、「ホトトギス(杜鵑草)」。季節の花である。若葉や花にある斑点模様が、鳥の「ホトトギス(杜鵑)」の胸にある模様と似ていることから、この名がついたという。

 今宵のピアノは、イタリア人ピアニスト、「フランチェスコ・マッチアンティ/Francesco Maccianti」。トリオに加え、サックスを加えたカルテットのアルバム、「Passo a due」から。イタリア語はわかりませんが、「二歩進む」というような意味でしょうか。

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 「フランチェスコ・マッチアンティ/Francesco Maccianti」。1956年イタリア生まれということくらいしか、バイオグラフィもキャリアもわかっていません。このピアニスト、イタリア人ということもあって、かなり抒情性に富んでいるのだが、同じヨーロッパでも、ウェットでぬくもりがあって、北欧のそれとはちょっと違う感じがする。そこにサックスを加えると、さらに官能的な音世界の深みが増す。光と影、やはりイタリアの生み出す風土のためか。

 パーソネルは、「Francesco Maccianti(p)」、「アレス・タヴォラッジ/Ares Tavolazzi(b)」、「エリオット・ジグムンド/Eliot Zigmund(ds)」、「ピエトロ・トノーロ/Pietro Tonolo (ts,ss)」。

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Passo A Due
Maccianti Francesco
Almar Records

   

「Francesco Maccianti Quartet ー Passo a due」

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「Francesco Maccianti ー Moon Waltz」

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「The Unknowing Face · Francesco Maccianti Quartet」

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 2004年録音盤のトリオ演奏、「Crystals」からも。

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Francesco Maccianti / Imports

「Francesco Maccianti - Distant Call」

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10月が過ぎると ・・・

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 台風22号の接近で、今日予定されていた、地域の活性化イベント、「黒川里山まつり」が中止となってしまった。わがグループも参加を予定していたのであるが ・・。私の住む町の北部にあり、かっては、「菊炭」が特産品。その原木である台場クヌギ林の輪伐の景観が残り、「日本一の里山」とも呼ばれているが、やはり住民減少、高齢化、過疎に喘いでいる。この地域の活性化のために始めたこのイベント、地域住民はもとより、市やその地域をフィールドとして活動しているボランティア・グループなどの協力によって、なんとか今年12回目を迎えるはずだったが、残念である。

 2週続けての台風の襲来とともに去っていく10月。ハロウィンの盛り上がりもいまひとつのように感じる今宵の曲は、「When October Goes」。「10月が過ぎると ・・・」とでも訳しましょうか。「バリー・マニロウ/Barry Manilow」の自身の作曲になるヒット曲。「ミスター・アメリカ」と呼ばれ、「Moon River」、「The Days Of Wine And Roses」などでオスカーをとった有名な作詞家、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」(1976年没)の作詞である。彼の妻が彼の死後、遺品を整理していた時に偶然見つけたそうである。彼女は、そのとき直ちに「マニロウに曲をつけて歌ってもらおう」というインスピレーションが閃いたそうで、また詩を渡されたマニロウも、この詩の奥に流れている「スピリチュアルなもの」に動かされ、曲を完成させるのに15分もかからなかったそうである。

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 「バリー・マニロウ」。1943年生まれ。私と同世代で、「コパカバーナ/Copacabana」という大ヒット曲をもつアメリカのポピュラー音楽の歌手、ピアニスト・作曲家・アレンジャー・プロデューサー。この歌は、ポピュラー畑の彼にしてはJAZZ・ブルース色の濃厚な、全曲オリジナルで構成されたアルバム、「2:00 AM Paradise Cafe」(1984年)に収録されている。これからの秋の夜長、グラスを傾けながらゆったり聴くにはぴったりの一枚であろう。まるでNYあたりの小さなジャズ・クラブの片隅に居るような気分に浸れる極上のジャズ・バラード・アルバム。

【 When October Goes 】  by Johnny Mercer,Barry Manilow

「♪ And when October goes    そして、十月が過ぎ去ると
   The snow begins to fly     雪が降り始める
   Above the smokey roofs    煙たなびく煙突の上に
   I watch the planes go by    飛行機が飛んでゆく
   The children running home  子どもたちは家路を急ぐ 
   Beneath a twilight sky      暮れなずむ空の下
   Oh, for the fun of them     なんと楽しかったか
   When I was one of them    私もそんな子供達の一人だった

   And when October goes      そして、十月が過ぎ去ると
   The same old dream appears   かってのあの夢がよみがえってくる
   And you are in my arms      今あなたは私の腕の中で
   To share the happy years     幸せな時を共に味わっているが
   I turn my head away         私は頭を逸らせ         
   To hide the helpless tears      流れる涙を隠す
   Oh how I hate to see October go   ああ、十月よ、行かないで
   ・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

2:00 Am Paradise Cafe

Barry Manilow / Sbme Special Mkts.

「Barry Manilow ー When October Goes」

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 「ローズマリー・クルーニー/Rosemary Clooney」でも聴いてみましょう。アルバムは、「Sings Johnny Mercer」(1987)。

Sings Johnny Mercer

Rosemary Clooney / Concord Records

「Rosemary Clooney – When October Goes」

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