JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

何かひとつくらいいいこともないと ・・・

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 豪雨明けの朝。妻は待ちかねたようにミニミニ家庭菜園の手入れ。「オカワカメ(雲南百薬)」、「ミョウガ(茗荷、蘘荷)」がたくさん採れたと自慢げに報告。

 「オカワカメ」の正式な名称は、「アカザカズラ(藜蔓)」という蔓性の植物。日本には中国から長寿の薬草として伝わり、「雲南百薬(うんなんひゃくやく)」とも呼ばれているという。海藻の「ワカメ」のように粘り気のある食感があるところから、その名が付けられたらしいが、「百薬」というように、葉酸やミネラル(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅)やビタミンAを多く含み、栄養価が高いことから、健康野菜として注目されている。我が家では、さっと茹でて、サラダかおひたしで食べる。

 「この雨で、水と肥料が充分行き渡ったのでは」と妻は言っているが、我が家には全く被害がなかったとは言え、先月の地震に続き、各地に大きな被害をもたらした今回の豪雨。何かひとつくらいめぐみと思えるものもあってもいい。

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 さて、今宵のピアニスト、1965年、イタリア・ミラノ生まれの「ステファノ・バターリア/Stefano Battaglia」。私は初めてであるが、これまでに、数多くのアルバムをECMレーベルから発表し、その透明で自由なインプロヴィゼーションに魅せられているファンは多いという。その初めてのアルバムが、「In the Morning: Music of Alec Wilder」(2014)。2014年4月、「Torino Jazz Festival」での「Stefano Battaglia Trio – The Alec Wilder Art Songs」と題されたステージのライブ・アルバム。

 「アレック・ワイルダー/Alec Wilder」は、アメリカの作曲家で、クラシック音楽の作曲を行う一方、ポピュラー音楽の分野でも多くの歌曲を残した。「Moon And Sand」が最も有名でしょうか。その「アレック・ワイルダー」の曲、7曲のライブ演奏を収録。

 これぞ、典型的なECMサウンド。私は、1曲目が終わるまでライブ・アルバムとわからなかった。メンバーは、「Stefano Battaglia (piano)」、「サルヴァトーレ・マイオーレ/Salvatore Maiore (double bass)」、「ロベルト・ダニ/Roberto Dani (drums)」。プロデュースは、「ECMレコード/Editions of Contemporary Music)の創始者、「マンフレート・アイヒャー/Manfred Eicher」。

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In the Morning
ステファノ・バターリア/Stefano Battaglia
Ecm Records


     
     

    
 プロモーション・ビデオから。「Why is this album necessary?」。このアルバムの意義付けについて彼自身が語っている。

「Stefano Battaglia – In the Morning – ECM」

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 アルバムからアップされている動画がなかったが、同じメンバーで、2015年、トスカーナ州、シエーナのジャズ・クラブで行ったライブがあった。「アレック・ワイルダー」の代表曲、「Moon and Sand」。ちょっと音質が悪いですが ・・・。

「Stefano Battaglia trio ー Moon and Sand」

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豪雨の後の清々しさ

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 久しぶりに雨音の聞こえない朝。雨戸を開け、傘を差さずに新聞を取りに行く。見上げると、わずかながら青空がのぞいている。穏やかな朝に感謝。先日、豪雨をついて山で採ってきた「ヤマモモ(山桃)」の実で作ったジャムとジュースが朝食に。酸味のきいたこの味が、いつも清々しい。公園の「ヤマモモ」の実は、この激しい雨風で多分全部落ちてしまっただろうと思うと、豪雨をついて採った甲斐があった貴重な食材。

 玄関先に目に鮮やかなのが、長い豪雨にも耐えた、「シロタエギク(白妙菊)」。別名、「ダスティー・ミラー(Dusty miller)」。この雨上がりは特に清々しく感じる。特に「梅雨明けの花」というわけではないのだが、白い茎と葉っぱが30cmぐらいに伸びて、いつもこの時期にオレンジ色の花を咲かせるので、我が家では、なんとなく「梅雨明けの花」の印象がある。

クマノミズキ
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 久しぶりのウォーキングで見かけた花。園内や周辺の状況が、この大雨で心配な活動フィールドの公園の麓のダム湖周辺にたくさん自生しているが、団地でも梅雨の時期に見かける花。「クマノミズキ(熊野水木)」。同じ仲間の「ミズキ(水木)」とよく似て見分けがつきにくいが、「ミズキ」の花が咲き始めるのは、4月下旬から5月上旬、「クマノミズキ」は6月上旬と遅い。また、「ミズキ」の葉は、枝に対して交互に葉が出る「互生」だが、「クマノミズキ」の葉は対称的に葉が出る「対生」、そんなことで見分けるようです。

 関西地方は、梅雨が明けないまま、記録的大雨に突入、それも過ぎたが、梅雨が明けたのか明けないのかよくわかない。気温はうなぎのぼり。しかし、あの豪雨ですっかり怯えて出てこないのか、まだ「セミ(蝉)」の声は聞こえない。

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 さて、今宵は、「梅雨明け」を待ちかねて聴く、ボッサ・ノヴァ。ブラジル出身の女性シンガー、「カミーラ/Camila Benson」の「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」へのトリビュート・アルバム、「Wave」(1993)から。

 「カミーラ(カミーラ・ベンソン)」。世界を駆けめぐって活躍している、ブラジル生まれのギタリスト、シンガー、作曲家。アマゾンの密林に大農場を営む両親のもとに生まれたという。4歳の時に歌、ギターをはじめた。同時にサーカスのメンバーとなり、サーカスの楽団員と一緒にブラジルのフォルクローレを演奏していたという。

 9歳になると、バイオリン、アコーディオンに加え、教会でオルガンの演奏まで手がけた。さらに12歳でテナーサックス、15歳ではトロンボーンが彼女のレパートリーに加わった。やがて、17歳になると、サーカスをやめ、プロの音楽家のキャリアをスタート、以後30年間、80カ国にわたって放浪の旅を続け、音楽活動を続けてきたが、1975年にイギリスの永住権をとって、ロンドンに住んでいるという。

 「アントニオ・カルロス・ジョビン」と「ヴィニシウス・ヂ・モライス/Vinicius de Moraes」のコンビの愛の詩、「Eu sei que vou te amar(あなたを愛してしまう)」。そして、フル・アルバムがアップされていましたので、それを ・・・。

【 Eu sei que vou te amar 】    A. C. Jobim / Vinícius de Moraes

「♪ Eu sei que vou te amar,          あなたを愛してしまう
   por toda a minha vida eu vou te amar  一生かけて、あなたを愛してしまう
  A cada despedida eu vou te amar      別れ別れになってもあなたを愛してしまう
  Desesperadamente eu sei que vou te amar 絶望に打ちひがれてもあなたを愛してしまう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」     

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Wave/Antonio Carlos Jobim Tribute
カミーラ/Camila Benson
One Voice Records


      
     


「Eu sei que vou te amar – Camilia Benson」

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 1. DINDI  2. THE GIRL FROM IPANEMA  3. HOW INSENSITIVE  4. LITTLE BOAT  5. AGUA DE BEBER  6. ONE NOTE SAMBA  7. NO MORE BLUES  8. WAVE  9. TRISTE  10. EL PRECISO APRENDER A SER SO  11. VIVO SONHANDO(Dreamer)  12. EU SEI QUE VOU TE AMAR

「Camila Benson ー Wave/Full Album」

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買い物に行き、今日が七夕ということを思い出した

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 とにかく、続く豪雨と強風 ・・・。家からも出るに出られないので、引きこもり状態が続いている。すこし雨足が収まったので、食料などの買い出しにスーパーへ。休日ということもあって、結構多くの人でいっぱい。しかし物流に支障が出ているため、品不足の商品もあるようだ。店内には、「七夕セール」のポスター。それを見て、今日が七夕ということを思い出した。心の余裕がなかったんでしょう。

 ふるさと松本の七夕は、八月七日、旧暦で行われるが、松本地方の風習で、七夕にお雛様や五月人形と同じように、子供たちの健やかな成長を祈って、男女一対の木製や和紙で作られた「七夕人形」を飾る習わしがある。家に帰ってから、さっそく「七夕人形」を飾った。

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 こんな時こそ、夜はピアノをじっくりと聴く。届いたばかりの、イタリアの巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」の最新ソロ・アルバム、「Wine and Waltzes(ワインとワルツ)」。タイトル通り、2017年6月6日、イタリア・ワインのワイナリー、「Bastianich Winery」の酒蔵でのライブ・アルバムである。使用したピアノは、「ファツィオリ社/Fazoili」の F278 という。薫り、味、色、音の響き ・・・。研ぎ澄まされた五感や想像力、感受性を全開にして演奏したワルツは8曲。ワインのように複雑で芳醇な味わいに仕上がっている。私もワインが欲しくなった。

 「ワインを作り出したローマの酒の神バッカスや、このワイナリーで演奏の機会を与えてくれた皆さんに感謝する」と上機嫌で語るピエラヌンツィ。

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Wine & Waltzes
Enrico Pieranunzi
Cam Jazz


      
      


「Wine and Waltzes – Enrico Pieranunzi」

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 この曲が本アルバムでの白眉ではと思うのは、「フェリーニのワルツ/Fellini’s Waltz」。

「Enrico Pieranunzi – Fellini’s Waltz」

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半夏雨

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 7月2日は、半月毎の季節の変化を示す「二十四節気(にじゅうしせっき)」をさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせる「七十二候(しちじゅうにこう)」でいう、「半夏生(はんげしょう)」。この頃に降る雨を「半夏雨(はんげあめ)」といい、大雨になることが多いという。その通りの台風7号の接近による大雨。時折、強風を伴い、断続的に降ったり止んだりを繰り返している。今日は一日引きこもりでしょうか。

 さて、まず「ストーミー・ウェザー/Stormy Weather」。「ストーミー・ウェザー」は、1943年に制作・公開されたアフリカ系アメリカ人キャストによるミュージカル映画の主題歌。スタンダードでしょう。

【 Stormy Weather 】  by Harold Arlen、Ted Koehler

「♪ Don’t know why there’s no sun up in the sky   どうして空に太陽が昇らないの
  Stormy weather since my man and I ain’t together あの人と別れてから荒れ模様よ
  Keeps raining all the time, the time         ずっと雨が降り続いている
  Life is bare, gloom and misery everywhere   人生ってどこででもうつろで憂鬱で惨め
  Stormy weather,                 荒れ模様の天気
        just can’t get my poor self together  これ以上わたしを惨めにさせないで
  It’s raining all the time, the time         でも、まだ雨が続くの、ずっとね

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 さて、スタンダードです。誰のパフォーマンスにしましょうか。「ヘイリー・ロレン/Halie Loren」。アルバムは、「Butterfly Blue」(2015)から。

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 アラスカ生まれ。幼少期に、「エタ・ジョーンズ/Etta Jones」や「ナット・キング・コール/Nat King Cole」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」などを愛聴し、10代で「ダイアナ・クラ―ル/Diana Krall」に夢中になったという。15歳でプロ活動を開始。2作目の「THEY OUGHTA WRITE A SONG(邦題:青い影)」が大ブレイクした。

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Butterfly Blue
ヘイリー・ロレン/Halie Loren
ビクターエンタテインメント


     
     

「Stormy Weather – Halie Loren」

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 演奏でも ・・・。「バラッドの帝王」と呼ばれる、テナー・サックスの雄、「エリック・アレキサンダー/Eric Alexander」。アルバムは、「Gentle Ballads」(2005)。

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エリック・アレキサンダー・カルテット / ヴィーナスレコード

「Eric Alexander ー Stormy Weather」

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 さて、「ブルースの定番中の定番」とされているのが、「ストーミー マンデイ/Stormy Monday(嵐の月曜日)」。1910年生まれのブルースのギタリストで、ブルースにエレキギターを持ち込んだ最初の人物と言われ、モダン・ブルース・ギターの父とも称される「T-ボーン・ウォーカー/T-Bone Walker(本名;Aaron T. Walker)」の代表曲。

【 Stormy Monday 】  by Aaron T. Walker

「♪ They call it stormy Monday  月曜日は嵐だっていうが
  But Tuesday’s just as bad    火曜日だって同じさ、ひどいもんさ
  They call it stormy Monday   月曜日は嵐だっていうが
  But Tuesday’s just as bad    火曜日だって同じさ、ひどいもんさ
  Lord, and Wednesday’s worse  水曜日は最悪
  And Thursday’s all so bad     だから木曜日ももっと最悪

  The eagle flies on Friday     イーグルは金曜日に飛ぶ
  Saturday I go out to play     土曜日は遊びに出る
  The eagle flies on Friday     イーグルは金曜日に飛ぶ
  Saturday I go out to play     土曜日は遊びに出る
  Sunday I go to church, yeah    日曜日は教会へ行って
  Gonna kneel down and pray    ひざまづいて祈るのさ

  Lord have mercy          主よ、お慈悲を
  Lord have mercy on me       主よ、私にお慈悲を
  Lord have mercy          主よ、お慈悲を
  My life is in misery          惨めな人生の俺に
  You know I’m crazy ’bout my baby   俺があの娘に首ったけだって知ってるだろ
  Lord, please send my baby back on to me 主よ、どうかあの娘を返してくれ

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Sacha-Butros
 サウス・カリフォルニアのディーバと呼ばれる、「サシャ(・ボルトロス) /Sacha Boutros」のアルバム、「Simply Sacha」(2008)から。写真は相当に妖艶なディーバに見えますが、実際は、どうもなかなか太めのようです。推測するのに、現在30歳そこそこと思われるが、カリフォルニア、サンディエゴ出身、最初は地元で活動し、「Simply Sacha」でアルバム・デビューも果たした。そのチャーミングでスウィートな歌声が目に留まり、2008年に日本でも「サンディエゴの恋人」というタイトルでデビューを果たす。粗削りながら、妖艶で情熱的なラテン系の血を感じさせる彼女の情熱的なボーカルと美貌は結構話題になったという。

 この「Simply Sacha」、日本でのデビュータイトルは、「サンディエゴの恋人」。ジャズ、ボサノヴァ、ラテン、フレンチなどをちりばめた、「Jazzy,Not Jazz」路線で、ボサノヴァ・テイストの曲が多いのも好ましい。ジャケについては、私は日本盤の方に軍配を ・・・。

Simply Sacha

Sacha Boutros / CD Baby

サンディエゴの恋人

サーシャ / ミューザック

「Sacha Boutros – Stormy Monday (Feat. Red Holloway)」

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 さて、演奏の方は、「ジュニア・マンス/Junior Mance」。アルバム、「Soul Eyes」(2004)から。

「Junior Mance Trio – Stormy Monday」

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 明日は晴れるかな。
   

    

雨の日にはジャズを聴く (8) ~ 懐かしい雨音 ~

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 私が洋楽やジャズに目覚めたに’60、70年代の懐かしの「雨POPS」から。

 まずは、作詞、「ハル・デヴィッド/Hal David」、作曲、「バート・バカラック/Burt Bacharach」という一世を風靡したゴールデン・コンビの「雨にぬれても/Raindrops Keep Fallin’ On My Head」から。「B. J. トーマス/Billy Joe “B. J.” Thomas」が、1969年に発表した大ヒット曲。1969年秋に公開された、「ジョージ・ロイ・ヒル/George Roy Hill」監督、「ポール・ニューマン/Paul Newman」、「ロバート・レッドフォード/Robert Redford」主演の西部劇映画、「明日に向って撃て!/原題: Butch Cassidy and the Sundance Kid」の挿入歌である。その後も多くのアーティストたちにカバーされている。

明日に向って撃て! ―特別編― [DVD]

20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント

【 Raindrops Keep Falling On My Head 】 by Hal David,Burt Bacharach

「♪ Raindrops keep fallin’ on my head   僕の頭に落ちてくる雨が降り止まない
  And just like the guy           足が長すぎてベッドに収まらない
     who’s feet are too big for his bed          男のように
  Nothing seems to fit           なにもかもぴったりこない
  Those raindrops are fallin’ on my head  雨が頭の上に落ちてくる
  They keep fallin’             その雨が降り止まないんだ

  So I just did me some talking to the sun  だから、太陽に話しかけて見たんだ
  And I said I didn’t like the way       俺は好かんよ 
          he got things done     おまえのやり方は良くないぜ
  Sleeping on the job            仕事をサボるなんて
  Those raindrops are fallin’ on my head   雨が頭の上に落ちてくる
  They keep fallin’              その雨が降り止まないんだ
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 さて、今宵は、キュートな歌声と可憐なルックス、カナダ出身の「エミリー・クレア・バーロウ/Emilie-Claire Barlow」が歌う雨の歌、「Raindrops Keep Falling On My Head」。アルバム、「The Beat Goes On」(2010)から。

Beat Goes on

Emilie-Claire Barlow / Ais

「Emilie-Claire Barlow – Live in Tokyo – Raindrops Keep Fallin’ On My Head」

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 アジアの癒し姫、「ジャシンサ/Jacintha」の歌唱も。「Jacintha Goes to Hollywood」(2007)から。

 Jacintha Goes to Hollywood
 Jacintha / / Groove Note
 ISBN : B000TP5TAC
    

「Jacintha – Raindrops Keep Falling On My Head」

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 「なつかしい雨音」といえば、なんといっても、「悲しき雨音/Rhythm Of The Rain 」、「カスケーズ /The Cascades」でしょうか。突然の雷鳴と雨の音でイントロが始まる懐かしい曲。この時期に懐かしく思い出すこの曲、間違いなく私の洋楽的原点の曲の一つである。

【 悲しき雨音/Rhythm Of The Rain 】  by John C. Gummoe

「♪ Listen to the rhythm of the falling rain   雨音を聞いている
  Telling me just what a fool I’ve been    お前はなんて馬鹿なんだと言っているようだ
  I wish that it would go and let me cry in vain 止んでくれ 虚しさで泣かせておいてくれ
  And let me be alone again           一人にしておいてくれ

  The only girl I care about has gone away  たったひとりの愛する人が去ってしまった
  Looking for a brand new start        新しいスタートを求めて
  But little does she know that when she left that day  でも彼女は気づいていない
  Along with her she took my heart      あの時僕の心も持ち去ってしまったことを

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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悲しき雨音~ザ・ベスト・オブ・カスケーズ
カスケーズ
ダブリューイーエー・ジャパン


       
       

「Rhythm Of The Rain (悲しき雨音) – THE CASCADES」

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 次は、「パット・ブーン/Pat Boone」。これも私の洋楽的原点の曲の一つ。「With the Wind and Rain in Your Hair」。「風と雨の中、あなたの髪」という日本語タイトルが付いていたように記憶しています。

【 With the Wind and Rain in Your Hair 】
               by Clara Edwards and Jack Lawrence

「♪ Last night we met       昨日の夜僕らは会ったね
  And I dream of you yet     まだ君に夢見心地だよ
  With the wind and the rain in your hair  風と雨の中、あなたの髪

  I held you tight        君を強く抱きしめたね
  And you whispered good night   君は「おやすみ」と囁いた
  With the wind and the rain in your hair  風と雨の中、あなたの髪

  Now it will be my favorite memory  今はもう素敵な思い出
  That vision of you standing there   君がまだここにいるみたいと思えるくらい

  Oh, there in the mist        そうだ 霧の中ここで
  How you sighed when we kissed   キスしたとき君はなんてため息をもらしたっけ
  With the wind and the rain in your hair 風と雨の中、あなたの髪 そんな思い出 ♪」

「Pat Boone ー With The Wind And The Rain In Your Hair」

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 さて最後は、「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル/Creedence Clearwater Revival;CCR」の「雨を見たかい/Have You Ever Seen The Rain?」。

 1971年ころのヒット曲であるが、当時はベトナム戦争末期。雨をナパーム弾に見立てた反戦歌として、アメリカで放送禁止になった。「反戦歌」ということを忘れさせてしまうように、ブルージーで、けだるくセクシーにこの歌を歌うのは、いまや、セクシー・ジャズ・ボーカルの代表格に躍り出た、「カレン・ソウザ/Karen Souza」。この歌で、彼女が歌う「雨」とは一体どんな雨なんでしょうか? 煩悩の雨か ・・・・。

【 Have You Ever Seen The Rain? 】  by John Fogerty

「♪ Someone told me long ago,      昔、誰かが言っていたね
    there’s a calm before the storm.  嵐の前には静けさがくると
  I know, and it’s been comin’ for some time.  そうさ、いつもそうなのさ
  When it’s over, so they say,       そして静けさが過ぎるとそいつはやってくるのさ
    it’ll rain a sunny day.         晴れているのに雨が降るんだ
  I know, shinin’ down like water.    そうさ、水滴のように輝きながら落ちてくるんだ

  I want to know, have you ever seen the rain? 君はあの雨を見たことがあるかい? 
  I want to know, have you ever seen the rain 知りたいんだ 君は晴れた日に降ってくる
    comin’ down on a sunny day?      あの雨を見たことがあるかどうかを

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」
                                  

Essentials

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「Karen Souza -Have You Ever Seen The Rain」

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 梅雨も明けそうだということで、「雨ジャズ」シリーズ、今回はこれで締めくくりとしますが、ほかにも、「Gentle Rain」、「Constant Rain」、「Water Of March」、
「April Shower」、「September In The Rain」、「Singin’ in the Rain(雨に唄えば)」、「Over The Rainbow」、「Come Rain, Come Shine」などなどたくさんの曲がありますが、以前にも取り上げていますので、今回はここで中締め。

     

     

雨の日にはジャズを聴く (7) ~ ややこしい雨の歌 ~

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 雨が降ったら ・・・。必要なのは、レインコートとレインブーツ、そして雨傘でしょう。

 2016年に亡くなってしまったが、難解な歌詞を歌うことで知られるダミ声じいさん、カナダ出身の詩人にして小説家、シンガーソングライターの「レナード・コーエン/Leonard Cohen」の歌に、「フェイマス・ブルー・レインコート~もう一人の自分に宛てた手紙/Famous Blue Raincoat」という歌がある。今宵は、ここから始めます。

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 歌うのは、ダミ声ではなく、「ジェニファー・ウォーンズ/Jennifer Warnes」。1947年、アメリカ、ワシントン州シアトル出身で、南カルフォルニア育ちの歌手。大ヒットした映画「愛と青春の旅立ち/原題:An Officer and a Gentleman」(1982)の主題歌であり、アカデミー歌曲賞を受賞した、「ジョー・コッカー/Joe Cocker」とのデュエットである「愛と青春の旅立ち/原題:Up Where We Belong」を知っている方も多いのでは ・・・。

 彼女の代表作、「ソング・オブ・バーナデット 〜レナード・コーエンを歌う/原タイトル;Famous Blue Raincoat: The Songs of Leonard Cohen」(1987)からです。

 このコーエンの詩は、手紙の形になっていて、表面上、訳することはできますが、意味するところがよくわからない。嘆くべきは私の語学力なんですが、それにしてもはやり難解な詩です。

【 Famous Blue Raincoat 】   by Leonard Cohen

「♪ It’s four in the morning, the end of December  今、午前4時 12月の終わりの日
  I’m writing you now just to see         君が元気でやっているか気になって
                if you’re better   いまこの手紙を書いている 
  New York is cold, but I like where I’m living ニューヨークは寒いよ でも僕はここが好き
  There’s music on Clinton Street        ここクリントン通りでは
       all through the evening        夜通し音楽が流れている

  I hear that you’re building           聞いたよ
      your little house deep in the desert   砂漠に小さな家を建てているんだってね
  You’re living for nothing now,          今は生きてる目的を見失っているけど
    I hope you’re keeping some kind of record  生きた証を残した方がいいと思うよ

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  Ah, the last time we saw you          ああそうだ、最後に見かけた時
        you looked so much older      君はずいぶんと老け込んで見えたし
  Your famous blue raincoat was torn      君のお気に入りのブルーのレインコート
          at the shoulder          肩のところが綻びていたね
  You’d been to the station to meet every train, and 列車が着くたびに駅へ向かったけど
  You came home without Lili Marlene    君はリリ・マルレーンを連れて帰れなかった

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 とまあ、こんな具合なんですが、やはり全体像と意味するところがわかりにくい。詩全体は手紙の形になっていて、それはコーエンが、青いレインコートがお気に入りの「もうひとりの自分」に出そうとしているようです。まあ。聞いてもらいましょうか、「ジェニファー・ウォーンズ」。

 全曲がコーエンの曲であるアルバム「Famous Blue Raincoat」は1986年リリースのLPアルバムの再発。

ソング・オブ・バーナデット 〜レナード・コーエンを歌う

ジェニファー・ウォーンズ / BMG JAPAN

「Jennifer Warnes ー Famous Blue Raincoat」

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 さて、北欧のジャズ・シーンにフレッシュな驚きを与えた若き歌姫が、ノルウェイの女性シンガー・ソングライター、「トルン・エリクセン/Torun Eriksen」。

 ガット・ギター1本をバックに呟くような歌声が胸に沁みる「アンブレラ・ソング/Umbrella Song」。まどろむような温もりに包まれるアルバムは、3rdアルバム、「Passage」(2010)から。たしか、キャッチは「木漏れ日のような女性ジャズ・ヴォーカリスト」。

 1977年1月生まれの41歳のベテラン・ジャズ・シンガー。26歳でデビュー、寡作なアーティストであるが、その音楽的才能はすでに高校時代から発揮されていたという。6歳の時からゴスペル・グループで歌い、19歳でソロ・シンガーとなり、作曲活動も始めた。2003年、「グリッターカード/Glittercard」でデビュー、ちょっと上品なハスキーさで、その抑制の効いた温かい歌唱が好評を呼んだという。

 しかし、この「Umbrella Song」も難解 ・・・。雨と傘を比喩にして、愛を語っていることはわかるのですが ・・・。わかったようでわからない、ややこしい雨の歌です。

【 Umbrella Song 】  by Torun Eriksen, Kjetil Dalland

「♪ It’s not your loner personality    あなたは私にため息をつかせるような
        that makes me sigh     人嫌いの性格の人ではないわ
  But rather the smiles             でも口元にほほえみ浮かべても
    that dress your lips and not your eyes   目元には出来きない
  I know what I see              私に何が見えるかはわかっている
    but know not always what to look for   しかし私が何を求めているかまだわからない
  So when you’re not near            だから、あなたが近くにいないと
    but right beside me I get insecure     心細くなってしまう

  You know umbrellas help people stay dry   傘が人々を雨から守ってくれるでしょ
  But they don’t stop the rain          でも傘は雨をやめさせることはできない
  You know how certain clothes         どのくらい信じているのかしら 
       can make you feel unbeatable    衣服があなたを強いと思わせると
  But they must come off again          でも衣服はふたたび剥がれてしまう
  What is worse, being shut out in the cold,  もっと悪いことは寒さの中に締出されること
   or turn to ice while waiting to be let inside?  待っている間に氷になってしまうこと?
  And what’s the use in this tiptoeing around you あなたの周りを爪先立ちで歩く意味は?
  I’m not invited here to entertain you   私はあなたを楽しませるために招かれていない
  Nor to explain you to yourself.       あなた自身を説明するためにもね
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Passage

Torun Eriksen / Universal I.S.

「Torun Eriksen – Umbrella Song」

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 ややこしい雨の歌をふたつ続けたあとは、これ以上わかりやすい歌はないくらいわかりやすい歌。映画「シェルブールの雨傘/Les Parapluies de Cherbourg/The Umbrellas of Cherbourg」の挿入曲で「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」の名曲、「I Will Wait For You」。カラフルな雨傘の乱舞するシーンが忘れられない。英詩は、「ノーマン・ギンベル/Norman Gimbel」。訳は不要でしょう。

【 I Will Wait for You 】
      by Jacques Louis Raymond Marc Demy / Michel Legrand / Norman Gimbel

「♪ If it takes forever I will wait for you
  For a thousand summers I will wait for you
  Till you’re back beside me, till I’m holding you
  Till I hear you sigh here in my arms

  Anywhere you wander, anywhere you go
  Every day remember how I love you so
  In your heart believe what in my heart I know
  That forevermore I will wait for you
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

 歌姫は「ローラ・フィジー/Laura Fygi」。かって一度だけ行ったことのあるロンドンのジャズ・クラブ、「ロニー・スコッツ/Ronnie Scott’s」でのライブ・アルバム、「Laura Fygi at Ronnie Scott’s」(2003)から。ベースのイントロと、フルバンドをバックに小気味よくスウィングする軽快感が、身震いするほどたまらない。

Laura Fygi at Ronnie Scott’s

Laura Fygi / Verve

「I Will Wait For You – Laura Fygi」

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雨の日にはジャズを聴く (6) ~ 世界雨紀行 ~

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 窓の外に墨絵を思わすような世界が広がっています。我が家から見える雨の日の景観。

 さて、雨の世界一周音楽紀行とまいります。スタートはパリから。最近、活動拠点がパリに移ったようであるが、オーストラリア、メルボルンを拠点に活躍するピアノ弾き語りの女性歌手、「サラ・マッケンジー/Sarah McKenzie」の歌う、「Paris in the Rain」。サラが現在住んでいるパリをテーマにしたオリジナル曲を、アルバム・タイトルとした「Paris In The Rain」(2017)から。フランス語はさっぱりなので、歌詞は割愛です。

Paris in the Rain

Sarah Mckenzie / Imports



「Sarah McKenzie – Paris In The Rain」

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 さて、英仏海峡を超えて、ロンドンへ。 独特の歌声、元祖ロリータ・ボイスの「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」が歌う、「I Like London In The Rain」。そうですかね。霧雨みたいな雨でも、はやり傘は必要でしょう。アルバムは、「Whisper For You」(1997)から。

【 I like London in the rain 】  作詞・作曲:COUNCIL JIM/DEARIE BLOSSOM

「♪ I like London in the rain    雨のロンドンって好き
  With my boots on, in the rain  雨のロンドンをブーツで歩くって好き
  Feel the coolness in the air    ちょっと肌寒くって
  Let the rain fall in my hair    髪に雨が落ちてくるのも好き

  I like London in the rain     雨のロンドンって好き
  Wet umbrellas in the rain     雨に濡れた傘もね
  There’ll be couples arm in arm  誰かとあいあい傘で歩きたいわ
  London drizzle has its charm    ロンドンの霧雨ってなんて素敵なの
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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ウィスパー・フォー・ユー
ブロッサム・ディアリー
ポリドール


      
     


「Blossom Dearie – I Like London In The Rain」

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 さあ、大西洋をひとっ飛び。ニューヨークはマンハッタンです。イギリス、ロンドン生まれでちょっと異色のヴォーカリスト、「ノーマ・ウィンストン/Norma Winstone」。「ピアノの詩人」と呼ばれる、イギリス人のピアニスト、「ジョン・テイラー/John Taylor」の元妻。アルバムは、「Manhattan in the Rain」(1997)、日本企画のベスト盤、「London in the Rain」(2014)。歌詞が見当たらないので、割愛です。

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Manhattan in the Rain
ノーマ・ウィンストン
Enodoc


     
     

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ロンドン・イン・ザ・レイン
ノーマ・ウィンストン
コアポート


      
      

「Manhattan in the rain ー Norma Winstone」

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 パリ、ロンドン、マンハッタンときたら、雨の旅路の世界紀行、次は「東京」でしょうか。「ワン・レイニー・ナイト・イン・東京」なんて秀逸な歌謡曲もありましたが、今宵はAORの代表格、「マイケル・フランクス/Michael Francks」の歌う東京の雨の歌、「Rainy night in Tokyo」。アルバムは、「Passionfruit」(1983)。そういえば、この順番のように、パリ、ロンドン、シカゴ、ニューヨーク、東京と旅したことがありました。

 大の親日家と聞く「マイケル・フランクス」、若い頃、来日時に赤坂の日枝神社で神前結婚式を挙げたというから、その時の体験をもとにした歌でしょうか。AORです、少し肩の力を抜いて聴きましょうか。

【 Rainy night in Tokyo 】  by Michael Francks

「♪ Seventh of September  9月7日だったね
  Remember when      覚えているかい
  We met at the shrine    あの時神社で会ったんだ
  Your kimono looked so fine  君の着物姿が素敵だったね
  Temple dancers swaying    巫女さんたちは体を揺らして
  Flutes playing then       横笛に合わせて踊っていた
  I was yours and you were mine  そして僕らは結婚したんだ

  Paul Desmond on the stereo   ポール・デスモンドが流れていた
  We sipped the sake very slow   僕らはゆっくりとお酒を飲み
  Kissing in the candleglow     キャンドルの仄めきのなかでキスをしたね
  That rainy night in Tokyo     あの雨の日の Tokyo の夜

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Passionfruit
マイケル・フランクス/Michael Franks
Warner Bros / Wea


     
     


「Michael Franks – Live at Blue Note Tokyo – Rainy night in Tokyo」

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 そして、これはおまけ。「マイケル・フランクス」の雨の歌。「Somewhere In The Rain」。「Somewhere」をお好きなところにあててくださいう。元歌はなんと、「ユーミン(松任谷由実)」の「あの日にかえりたい」。「松任谷由実」の楽曲を、欧米のアーティストがカバーしたアルバム、「OVER THE SKY:Yuming International Cover Album」(2003年)から。

【 Somewhere In The Rain 】 English Lyrics by Michael Franks 

「♪ Like blossoms in the rain      雨に咲く花のように
  On a summer evening like this    ちょうどこんな夏の夜だったね
  I remember under unbrellas     僕は傘をさしながら
  How we kissed            どんな風にキスをしようかと考えていたんだ

  Clouds concealed the moonlight   雲は月を隠し
  Our wild hearts beating in time    僕たちの高鳴る鼓動は
  Lovers in a sonnet by Shakespeare  シェイクスピアの14行詩とぴったりと
  Perfect rhyme             韻を踏むかのようにテンポが合っていた

  After all the years           すべての時が過ぎ去ったあとで
  After all the songs I’ve sung      すべての歌を僕が歌ったあとでも
  I am still convinced           僕はまだ「若き日の恋は浪費」という
  ”Love is wasted on the young”     考えを捨てきれない

  We hid from the strom         僕たちは嵐を避けるため
  Under the jacaranda trees       ジャカランダに木の下に逃げ込んだ
  Lost in love               そして恋を失った
  Somewhere in the rain          雨の中で

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

OVER THE SKY:Yuming International Cover Album

オムニバス / EMIミュージック・ジャパン


   
「Somewhere In The Rain(あの日にかえりたい) ー Michael Francks」

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雨の日にはジャズを聴く (5) ~ 雨の囁きが聴こえる ~

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 ショパンの前奏曲「雨だれ」を例に出すまでもなく、「雨」を表現するのに、ピアノはなんとなくふさわしいように思える。ということで、今宵は雨を奏でるピアノから。

 まずは、大御所でしょうか、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」です。1973年、「郵便貯金ホール」で行われたコンサートのライブ・アルバム、「The Tokyo Concert 」(1973)から、「Yesterday I Heard the Rain」。

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The Tokyo Concert, Live
ビル・エヴァンス/Bill Evans
Ojc


       
      

「Bill Evans – Yesterday I Heard the Rain [Live] 」

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 「Yesterday I Heard the Rain」。この美しいタイトルをもつ曲には、詩がつけられている。邦題「雨のつぶやき」。メキシコの作曲家、「アルマンド・マンザネロ/Armando Manzanero」が1967年に作ったボレロ、「Esta Tarde Vi Llover(今日の午後、雨が降るのを見た)」が原曲だそうで、「今日の午後、雨が降るのを見た。人々が駆け去るのを見た。歌っている海を見た。でもどこにも君の姿はなかった」という詩だという。このボレロに、「ジーン・リーズ/Gene Lees」が英詩を付けたところ、アメリカでも大ヒットし、多くのアーティストたちにカバーされるようになったという。そんな美しいバラード。

【 Yesterday I Heard the Rain 】  by Gene Lees / Armando Manzanero

「♪ Yesterday I heard the rain whispering your name 昨日の雨は君の名を囁いていた
  Asking where you’d gone    君はどこへ行ってしまったのかと
  It fell softly from the clouds   雨は雲から優しく
  On the silent crowds      無言で歩く人々の上に降り
  As I wandered on        僕はその中を彷徨っていた

  Out of doorways black umbrellas   路上に行き交う黒い傘
  Came to pursue me         僕を追いかけるようにやってきては
  Faceless people             通りすぎていく顔のない人々
  As they passed were looking through me  通りすがりに僕を見るけど
  No one knew me             誰ひとり僕は知らない

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 こちらも大御所、「トニーベネット/Tony Bennett」。スペインを代表する人気歌手で、すでに合計18個ものグラミー賞を受賞しているという、「アレハンドロ・サンス/Alejandro Sanz」とのデュエット。2作目のデュエット・アルバム、「デュエッツ II/Duets II: The Great Performances」(2012)から。ちなみに、「Duets I」(2006)は、彼の80歳の記念に、「Duets II」は、85歳の記念に録音されたというから驚きです。

デュエッツII

トニー・ベネット / SMJ

「Yesterday I Heard the Rain (from Duets II: The Great Performances) 」

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 「スティーブ・キューン/Steve Kuhn」のピアノからも。ヴィーナス・レコードの印象は、イマイチだったけど、ECMなどに全く違う印象のアルバムを残している。「ジョーイ・バロン/Joey Baron (ds)」、「デヴィッド・フィンク/David Finck(b)」とのトリオ・アルバム、「リメンバリング・トゥモロウ/Remembering Tomorrow」(1995)から「The Rain Forest」。

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リメンバリング・トゥモロウ/Remembering Tomorrow
スティーブ・キューン/Steve Kuhn
Ecm Import


      
     

 アップがありませんでしたので、ECMですが、フルートを加えた別メンバーでのカルテット演奏、「Motility」(1977)から、「The Rain Forest」 ・・・。

「The Rain Forest ー Steve Kuhn」

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雨の日にはジャズを聴く (4) ~ 別れはいつも雨に ~

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 今宵の雨の歌。1996年に、皮膚癌でわずか33歳の若さで夭折した歌姫、雨中に咲く孤高の花のような「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。

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 「エヴァ・キャシディ」。1963年生まれ。小さいころからジャズとフォークに親しみギターを習っていたという。1986年に「メソッド・アクター / Method Actor」というグループ に参加しアルバムを1枚残す。その後、ワシントンDCでプロデューサーをしていた「クリス・ビオンド/Chris Biondo」と知り合い、ビオンドと一緒に暮らしながら、多くの曲を録音した。「さあ、これからアルバムをだして ・・・」という矢先、皮膚癌のために1996年11月に亡くなってしまった。

 さて、「エヴァ・キャシディ」が歌う雨の歌。最初は、「Early Morning Rain」。1960年代に活躍したカナダ出身のカントリー系のシンガー・ソングライター、「ゴードン・ライトフット/Gordon Lightfoot」の作品。「ピータ、ポール&マリー/Peter, Paul & Mary」、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」、「ハリー・ベラフォンテ/Harry Belafonte」、「エルヴィス・プレスリー/Elvis Presley」など多くの歌手によってカバーされている。アルバムは、「イマジン/Imagine」(2002)から。

【 Early Morning Rain 】 by Gordon Lightfoot

「♪ In the early morning rain        早朝の雨の中
       with a dollar in my hand    わずばかりの金を握り締めて立っている
  And an aching in my heart         痛む心と
       and my pockets full of sand   砂を噛むような思いを胸に
  I’m a long way from home          家から遠く離れ
       and I miss my loved ones so   君を失った寂しさを噛み締めながら
  In the early morning rain         早朝の雨の中に佇んでいる
        with no place to go      ゆくところなんかどこにもありゃしない

  Out on runway number nine        9番スポットから滑走路に向かって 
       big seven-o-seven set to go    707が離陸の準備を始めた
  But I’m stuck here on the ground      でも俺は吹きすさぶ寒風の中
        where the cold winds blow    ここに立ちすくんでいる
  You can’t jump on a jet plane        君は貨物列車にでも乗るかのように
         like you can a freight train  飛行機に乗るなんてありえないと思いながら
  So I’d best be on my way           でもこれでいいんだ そう思いながら
          in the early morning rain  早朝の雨の中立ちすくんでいる
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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Imagine Import
Eva Cassidy
Blix Street


     
     

「Eva Cassidy – Early Morning Rain」

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 2曲目は、「Blue Eyes Crying in the Rain」。「雨の中で泣いている青い瞳の君」。別れに雨はつきもののようです。「フレッド・ローズ/Fred Rose」の手になるカントリーの名曲のひとつにも挙げられる曲。「ハンク・ウィリアムス/Hank Williams」などもカバーしていたが、「ウィリー・ネルソン/Willie Nelson」が1975年にアルムム、「Red Headed Stranger」で取り上げるやいなや大ヒットしたという。

【 Blue Eyes Crying in the Rain 】   by Fred Rose

「♪ In the twilight glow I see them    黄昏のなか 君の目を見ると
  Blue eyes cryin’ in the rain       雨の中で青い瞳が泣いている
  When we kissed goodbye and parted   キスをして別れを告げたからだ
  I knew we’d never meet again      もう二人は二度と会わないだろう

  Love is like a dyin’ ember        愛は燃え尽きようとしている
  Only memories remain          思い出だけが残るんだ
  Through the ages I’ll remember     何年も経ってから思い出すだろう
  Blue eyes cryin’ in the rain        君の青い瞳が雨に濡れていたことを

  Some day when we meet up yonder   いつかどこかで再び出会ったら
  We’ll stroll hand in hand again      手に手を取って歩こう
  In a land that knows no partin’      もう二度と別れることのない場所で
  Blue eyes cryin’ in the rain        雨に濡れていた君の青い瞳
  Blue eyes crying in the rain        雨に濡れていた君の青い瞳  ♪」

 アルバム、「Somewhere」(2008)から。

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Somewhere
Eva Cassidy
Blix Street


     
     

「Eva Cassidy – Blue Eyes Crying in the Rain」

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雨の日にはジャズを聴く (3)  ~ ピュアな雨音 ~

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 こんな雨の日の夜は、しっとりとした「大石学」のピュアなピアノ。

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 「大石学」。1963年、横浜生まれのジャズピアノ・キーボードプレイヤー、編曲家。「ヤマハ ネム音楽院」卒業後、プロとしての活動をはじめる。「阿川泰子」、「松山千春」、「野口五郎」等のレコーディング・コンサートツアーに参加しつつキャリアを積んだという。私が知っているだけでも、「レディ・キム/Lady Kim」、「ケイコ・リー」、「伊藤君子」、「石野見幸」、「土岐麻子」などとのレコーディングやステージに、アレンジャー、歌伴として参加している。

 1997年に初リーダー・アルバム「Tears Rained Down」をリリース。2002年、「イーストワークス・エンターティメント(ewe)」より、「大石学トリオ」の1st「PAITED DESERT」を発表、以後2005年までの間に、トータルでは7枚のアルバムを発表している。 また、2010年からは、澤野工房から、「Water Mirror」「Gift」「ETERNAL」などをリリース。その澄み切った音色と、静寂の「間(ま)」の絶妙なバランスにいつも魅かれてしまう。

 ソロ・アルバム、「Water Mirror」に収録されている、「After The Rain」。彼自身の言葉によると、「WATER MIRROR=明鏡止水」だという。「ただただ、美しい音を出そう」という一念で奏でたその美しい響きが、鏡のように磨き上げられたような水面を波紋のように拡がっていく。

 アルバムからのアップがありませんでしたので、兵庫県神戸市出身のジャズサックス奏者で、歌手の「土岐麻子」は長女である、サックス奏者「土岐英史」との演奏で。

WATER MIRROR

マナブ・オオイシ / 澤野工房



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NIGHT CRUISE
Toki Hidefumi 土岐英史
Fun House


    
    

「Hidefumi Toki & Manabu Ohishi – After The Rain」

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 もうひとつのお気に入りの演奏は、「Continous Rain」。澤野からの「WISH」(2010)に収録されている。パーソネルは、「Manabu Ohishi/大石学 (piano)」、「ジャン・フィリップ・ヴィレ/Jean-Philippe Viret (bass)」、「シモン・グーベル/Simon Goubert (drums) 」。

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WISH
マナブ・オオイシ・トリオ
澤野工房


     
     

 YOUTUBEにアップされていませんでしたので、YOUTUBEで見つけた別のトリオのアルバム、「ティアーズ・レインド・ダウン~雨/Tears rained down」(1997)。から。パーソネルは、「Manabu Ohishi/大石学(p) 」、「 Yasushi Yoneki/米木康志(b) 」、「Koichi Inoue/井上功一(ds)」。

ティアーズ・レインド・ダウン~雨

大石学トリオ / トライエム

「Manabu Ohoishi – Continous Rain」

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 そのほかにも、2017年に自主制作のピアノ・ソロ・アルバム、「雨音/War Dance」がリリースされていますが、未だ聴き得ていません。
     

      



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