JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

ごぶさたのいもたこなんきん 

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妻に誘われて、趣味を通じての妻の友達の「絵手紙」の展示会を見に行ってきました。女性10人ぐらいのサークルで楽しんでいるとのこと。「絵手紙」というのは、「絵葉書」とは少し違って、葉書などに、そのときの季節感や心情を簡単な詩画に描いて送るものらしい。図書館のホールに展示してあったその作品からは、主婦や女性らしいこまやかな感性が感じられました。そういえば、かっての上司の趣味が絵であり、定年後、旅した異国の場所スケッチした水彩をいくつかもらったことがある。そして、現役時代に時折利用していた割烹の女将から、自らの筆で、季節の食材を描いた「絵手紙」の案内をずっともらっていた。その絵があまりにも素晴らしいので、気に入って残してあったのを思い出した。写真の夥しい「絵手紙」がそれである。その女性は、割烹の女将をしながら、ソムリエの資格も取り、自ら欧州へワインの買い付けに走る。その上に、こんな絵も描くというその多才ぶりに大変感心した女性。大胆な構図、ダイナミックな色使いとユーモア溢れる食材の姿が実に楽しい。もはや余技を超えているような気もするのだが・・・。

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我々夫婦は、子供達に編み物や工作、遊びなどを教えているボランティアに参加しているのであるが、編み物への子供達の興味をおこさせるための見本として、妻が作った最近の作品の一つである。そのいくつかは、それを気に入ったお嫁さんに差し上げたりしているようであるが、この熊は、作った本人が大のお気に入り。「絵手紙」にしろ、「編み物」にしろ、何かの趣味に一生懸命、夢中になっている人を見るのは楽しい。
ひさしぶりの「いもたこなんきん」レポートでした。

 

 

最近家事の最中も、繰り返し流れているアルバムは「鈴木重子/Silent Stories」、「英珠/Songs」、「noon/Smil’n」など、まったり系の音楽。冬の気配が感じられるほど冷え込んできた最近の日々。午後のお茶の時間に、こんなBGMが流れていると話が弾むかもしれません。

サイレント・ストーリーズ

鈴木重子BMG JAPAN

 

Songs

英珠 /

お嫁さんの誕生日に・・・

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今月の「いもたこなんきん」です。昨年暮れに結婚した次男のお嫁さんの誕生日が7月にやってきました。若い女性の誕生日にプレゼントを贈るなど多分初めての経験。何を贈ろうかと、妻はしきりに考えていましたが、狭いながらも新居を構えているので、二人の生活に和らぎを与えてくれる何か「鉢植え」を贈ろうということに・・。そして、二人とも働いているので、花などより手がかからない室内の観葉植物かアイビーあたりにしようと考えたようです。

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早速、プレゼント選びに向かったのは、近くにある「Area +2」というお店。若い女性が、古い民家を改造して、アイビーや観葉植物、彼女の感性で集めたアンティック雑貨を中心においてある、ごく小さなブティックです。趣旨を話して、手ごろな観葉植物をアンティックなアルミの「蒸し器」の鉢カバーにしつらえてもらい、早速お嫁さんに届けました。大変気に入って喜んでもらえたようです。

最近神戸、わが故郷松本といい、今住んでいるわが街といい、若い人たちが自分の感性で開いた小さなお店が増えてきて、そこを訪れることが多くなっています。「Area +2」も私の住んでいる街にあるそういったブティックのひとつ。街に活気や個性、新しいセンスを与えてくれる小さくてもきらりと光るこんなお店が増えればいいなと思う。

最近の妻の「いもたこなんきんCD」は、徳永英明、伊東ゆかり、高橋真梨子と続いて、熟年歌手の日本のPOPSのカバー・アルバムに凝っているようです。「布施明/BalladeII」。

BalladeII

布施明 / ユニバーサル シグマ


そして、ニュージーランドの21歳のクラシック畑の歌姫「ヘイリー」がJ-POPSを英語で歌う「純~21歳の出会い」。

純~21歳の出会い~ヘイリー・ミーツ・ジャパニーズ・ソングス-デラックス・エディション(初回限定盤)

ヘイリー / UNIVERSAL CLASSICS(P)(M)

今年の「いもたこなんきんコンサート」は高橋真梨子

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子供がみんな家を離れて、時間のゆとりが出来たためか、妻は、前にもまして手芸、編み物に時間を費やしています。月1回の地域の子供にいろいろな遊びを教えるボランティア活動に夫婦で参加していますが、毎回多くの女の子が妻の「編みものコーナー」に集まってくるので、結構教えることに張り合いがあるようで、写真にあるような、アルファベットやきんぎょ、ヨット、花など子供向けの教材見本というか、子供でも簡単に編める見本などをせっせと作っています。

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さて、恒例、妻のリクエストをかなえる今年の「いもたこなんきんコンサート」は、「高橋真梨子」。去年は、「小野リサ」でした。わたしも「高橋真梨子」のコンサートは初めてです。多分、大阪フェスティバル・ホールが改築のため一時休館しているので、会場は、久し振りの大阪厚生年金会館・大ホール。最近発売されたアルバム「No Reason」をコンセプトにしたコンサートでした。お客さんは7割方が我々と同世代の夫婦連れ、残り3割が30代の女性といった感じ。高橋真梨子の歌の世界、音楽活動の姿勢、パートナーであるヘンリー広瀬氏とのライフ・スタイルなどが特に女性の共感を呼ぶのでしょうか。

一度JAZZを歌わせてみたいと思うほど、かねてから歌唱力には定評がありましたが、絶唱の場面でも、歌の歌詞が客席の隅々までクリアに聴こえるほど鍛えられたその歌唱力には舌を巻きました。ステージの床から背面にかけて巨大なLEDスクリーンを使ったステージ演出、アレンジのセンスのよさ、バック・バンド、ヘンリー・バンドのJAZZYで切れのよい演奏。どれをとっても一流で、あでやかなコンサート。「勝手にしやがれ」、「「ワインレッドの心」など新作カバー・アルバムからのいくつか、「for you」、「ごめんね」など定番のヒット曲、「別れの朝」、「ジョニーへの伝言」など「ペドロ&カプリシャス」時代のなつかしの曲、19曲に酔いしれたあっという間の2時間でした。

高橋真梨子には、「紗」、「紗Ⅱ」というカバー・アルバムがありますが、この5月、19年ぶりにコンサート・ツアーのコンセプトにもなっているカバー・アルバムがリリースされました。しかも「徳永英明/VOCALIST」シリーズと逆バージョンの、男性歌手の数々の名曲を歌うという「No Reason ~オトコゴコロ~」。妻のいもたこなんきん曲「ワインレッドの心」が収録されていますが、アレンジのセンスもよく「紗」以上のできばえのカバー・アルバムである。こんなキャッチが付いていました。

「女心が桃色なら、男心は何色だろう。
 ”本物”に理由はいらない。”名曲”に理由はいらない。そして、”オトコゴコロ”にも理由はいらない・・・。」

No Reason ~オトコゴコロ~

高橋真梨子 / Vicctor Entertainment =music=

今年の母の日は・・・

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妻にとって今年の「母の日」はいつもとちょっと違った格別な日になったようである。私達夫婦の子供は男の子が三人。幼少の頃は別として、長じてからは「母の日」のプレゼントなど息子たちからもらったことなどなかったように私は記憶している。それが昨年末に二男が結婚してから、ちょと情況が違ってきた。二男夫婦からミニバラと紅茶のプレゼントがあったのだ。多分、お嫁さんから二男へ強力なアドバイス?があったに違いないだろうが、さぞかし嬉しかったのであろう、妻は「気を使わなくていいのに」といいながらも、素直に喜んでいた。こんなことから新しい家族が増えたことをきっと実感できたに違いないのである。

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(写真;ハーバーランドから見るメリケンパーク)

「私も何かしてあげよう」と遅ればせながら希望を聞くと、「神戸をぶらぶらしたい」ということで早速神戸で街歩きを・・。港が見えるメリケンパークのホテルで昼食をしたあとは、お気に入りの街・栄町界隈から元町、三宮への街歩きコース。メリケンパークで気がついたのですが、神戸は明治29年(1896年)に外国映画が初めて日本に上陸し、洋画シアターが誕生した街。そのことを記念した、映画ファンの私としては見逃せない碑が建っていました。記念碑の裏側には、神戸出身の映画評論家、故・淀川長治さんがえらんだチャップリン、ヘップバーンなど世界の映画スター42人の名前が刻んでありましたね。ちょっと感激・・・。かって神戸はゴルフ、JAZZ、映画などが日本で一番早く上陸したエンタメ最先端の街であったのです。  

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さて、「いもたこなんきん」へと話を戻すと、ぶらり歩きの最初は、ダイエット中もなんのその、乙仲通のちょっとレトロでオシャレなパティスリー モンブリュの紅茶とケーキのデザートから始まったのです。私は辛党でありながら、餡子(あんこ)の和菓子に眼がない両刀使いですが、普段は洋菓子、ケーキの類は殆ど食べないのです。しかし妻のお相伴で食したこのバナナのミルフィーユは絶品でしたね。しっかりと焼き上げたパイ生地にカスタードと季節のフルーツはバナナ。食感といい、しつこくない甘さといい、食後の爽やか感といい、和菓子派の私が、宗旨を変えたくなるほど本当においしかった。

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そして、本日一番のお買い物は、乙仲通から目立たない路地をちょっと入った赤レンガ造りのビルにあったブティックH.P.FRNCE アッシュペーブチックで、彼女が一目で気に入った小物入れ。中南米あたりの雰囲気を感じさせるデザインで丁寧に編み上げてある。話を聞くと、デザイナーはパリ在住のブノア・ジャマンとイザベル・マリー・ビュエッシュの若手二人だそうで、変わった手触りの素材はドミニカ?の椰子の繊維を染色して編み上げているとのこと。妻、一番のお気に入りの持ち物になりそうな気配である。

そして、彼女が趣味としている編み物の材料やお気に入りの播磨屋のおかきなどを買い、彼女、大満足の半日であった。今回は、タウン情報誌風の「いもたこなんきん」レポートでした。さあ、いくつ「いもたこなんきん」が増えたことやら・・・。

私はといえば、ご贔屓のレコードショップディスク・デシネで、店長ご推薦のスエーデンの新人ピアノトリオのアルバム「Tingvall Trio(ティングヴァル・トリオ)/NORR」を購入、帰宅後早速聴いてみたがこれが大当たり・・。

「そのメロディは初めてなのに懐かしいデジャ・ヴュを引き起こしてくれる。大自然の鼓動に耳を澄ましているかのような錯覚にとらわれ、せつなく甘い郷愁に包まれる官能的でドリーミーなTingvall Trioワールドにワープする。」 ~ライナーより抜粋~

派手さはないものの美しいメロディがちりばめられている。しかし決して耽美に走るのではなく、聴くほどに味わい深い演奏。霧のたちこめる白夜の森のジャケットも美しく、聴いた瞬間、北欧の乾いた空気と北欧JAZZ特有の感性を感じるアルバムで、「Tingvall Trio」は、今後注目すべき新人の一人となった。

「北の大地は静けさの中/孤独の歌を奏でるのはただ海だけ/踊るのは森の樹木達だけ・・」

NORR (輸入盤 帯・ライナー付)

TINGVALL TRIO / DISK UNION (原盤:skip records)


ドイツ語ですが「Tingvall Trio」のHPはこちら。試聴やビデオクリップが楽しめます。

早春のいもたこなんきん

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手作りのカーディガンとカレンダー)

別に文句が出たわけではありませんが、私の思い出話ばかりが続いたので、久し振りの「いもたこなんきん」。

昨年末に次男が結婚し、ここ2年の間に子供達がすべて巣立って行ったので、やっと夫婦二人きりの生活がスタート。そして、妻にとって、極端に家事に費やす時間が減り、自分のために自由に使える時間が、かなり増えました。息子がおいていった、今まで聞いていたものより、数段音質のいいオーディオをリビングに移し、編み物やクラフトに精を出しながら聴いています。写真は、友達と寄り合いながら楽しんでいる趣味の成果です。

そして、2階の部屋がまるまる空いたので、一部屋は早々に我が音楽部屋、ブログ部屋として確保しましたが、妻の趣味のための部屋として、日当たりの良い二階に一部屋をしつらえようと準備に取り掛っています。
春近し、そんな編み物や折り紙細工、クラフトをしながら、最近聴いているアルバムは、「伊東ゆかり」のカバー集、「Touch Me Lightly」。

「伊東ゆかり」というと、昔、中尾ミエ・園マリとあわせて「3人娘」とよばれ、ポップスを唄っている「ナツメロ歌手」というイメージか、あるいは「小指の思い出」、「恋のしずく」を歌った歌手という認識しかないかもしれません。私は、「3人娘」時代から派手な歌唱力はないが、歌のうまさでは一番ではないかと思っていました。
1947年4月生まれの61歳。彼女の歌の上手さは承知していたが、60を超えて円熟期を迎え、最近は、女優としても活躍しているようである。

このカバー・アルバム、「卒業写真」、「 いい日旅立ち」、「百万本のバラ」、「セカンド・ラブ」 などユーミン、谷村新司、松田聖子、中森明菜らの昭和のヒットソングを、ピアニストたちとコラボレーションしたアルバム。彼女のナチュラルな声の響きとピアノの響きを大事にしたアレンジが聴いていてゆったりとした気持ちにさせてくれる。昔と変わらない声の質、無理のないナチュラルな響き、決して熱唱するわけでもないのに心に響いてくる。「荒井由実/卒業写真」は、オリジナルや今までの他の歌手のカバーより、かなりスローなテンポでうたわれ、このテンポがこの歌を、彼女にとって最も表現しやすいテンポなんだと実感するし、「さだまさし」の歌はどれもストーリー性があるが、このアルバムの「無縁坂」も映画のように情景がこころに浮かんでくる。

休日の朝などに、ろくでもないニュース満載の新聞を拡げながら、コーヒーとともこのアルバムを聴けば、すさむ心を少しは中和してくれるに違いない。
アルバム・タイトルのように・・・・。

Touch Me Lightly

伊東ゆかり / ユニバーサル インターナショナル

倉敷の「いもたこなんきん」  ~ごちそうのおもちゃ箱 平翠軒~

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上の写真は平翠軒HPより

妻のリクエストにより、その名通り「蔵」の町並みが美しい倉敷へドライブ。それならばと、お目当ては、ごちそうのおもちゃ箱「平翠軒」。

そのお店は、美観地区の程近く、渡来人の阿知使主(あちのおみ)一族を称えるため建立された阿智神社が鎮座する鶴形山のふもとにあって、蔦が絡まる入り口とかわせみの小さな看板が目印のこじんまりとしたお店。本業の酒造り「森田酒造」の傍らに、現社長の「森田昭一郎」氏が1990年に始めた店である。百平米ほどのそれほど広くない、むしろ狭い店内に、干物からジャム、チーズ、麺、ハム、調味料などが千点を近い食品たちが、所狭しと並んでいる。まさにおもちゃ箱をひっくり返したようだ。店主自らが国内外を廻り、作り手に会い、自分の舌で確かめた食材を厳選しておいてある。そのこだわりは食材の傍らに置かれた手書きの説明ポップカードに見ることが出来る。誰がどこでどのように作ったか、今では当たり前とも言える商品の素性が書き記されているのだ。

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お店のカタログともいえる「ごちそうの絵本」には、このお店のコンセプトがこんな風に記されています。
「今、私たちは望むならばありとあらゆる種類の食べ物をテーブルにならべることができます。 世界中のどの国のものも、そしてどの季節のものも。そうしたかつてない豊かさの中でふと感じる飢えは一体なんでしょうか 。“飽食の中の飢餓”という言葉を想うとき、あることに気付きます。私たちにとって食べ物とは風土との素晴らしい関係の象徴ではないか、自然と人間とのかけがいのない交わりの結晶ではないかということです。  ・・・・・・・・・
干す、煮る、燻す、漬ける、練る、醸すといった人間の食べ物への知恵と技術が、 陽の光、潮の香り、土の息吹きといった自然の記憶とからみあい、豊かな素材に もう一つの命を吹き込む、そうした人間の技と自然の恵みが溶けあったものこそ 本当の食べ物といえるのではないでしょうか。 ・・・・・・・・・」

食の安全と自給率、少しバブリーな浮ついたグルメブーム、一部の食を扱う人にみられる誇りとモラルの欠如。そんなことが日本で話題となっている。「Soul Foods」という言葉があるが、この店のこのような見識は、作り手、流通、料理人、消費者、食に関係するすべての人にとって、揺らいではならない大切な原点のように思えるのだ。良心的な作り手と消費者が直結することが理想であるが、便利さなどを考えると直結というのもなかなか難しい。森田氏のような「食の先達」が流通に立ってくれることも、作り手、消費者双方にとってもうれしいことである。

2Fはギャラリー兼喫茶コーナー「破”流知庵(ばるちあん)くらしき」。展示されている硝子工芸品を愛で、旧家の酒造会社の中庭に眼をやり、蔵屋敷の甍と町並みを眼で追い、階下で求めたかぼちゃケーキに舌鼓をうち、お茶をいただく。そんなゆったりとした時間を過ごし、そのうえたっぷりの食材を仕入れ、妻はたいそうご機嫌な一日であった。
今月の「いもたこなんきん」は、ごちそうのおもちゃ箱、倉敷「平翠軒」。

そして朝食には、昨日平翠軒で求めた青森・上北郡は朝採れの「アカシアの蜂蜜」。口に含んだ途端、まろやかで上品、混じり物のないピュアーな味、口の中に爽やかさが拡がるまさに宝石のような蜂蜜であった。

また、「食」に感心のある方にとって、食とは何か?伝統とは何か?技とは何か?、自然とは、日本とは?を、料理を通じて我々に問いかけてくる人気コミック、雁屋 哲作、花咲アキラ画「美味いしんぼ」シリーズもおすすめしたい本。最近100巻を超えたが前半60巻ぐらいまでは本当に面白かった。最近はやや解説が多く、説教くささが気になるが・・・・・。

美味しんぼ (1) (ビッグコミックス)
雁屋 哲 / / 小学館
ISBN : 4091807518
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さあ、音楽のおもちゃ箱はといえば、コンピレーション・アルバムでしょうか? いいとこ取りで楽しさ一杯、そしてリーゾナブル価格で大人気のコンピ・アルバム「スムース・ジャズ」シリーズが入門編としても、BGMとしてもおすすめである。そのシリーズ3作目と新しくボーカル版も出たようである。

スムース・ジャズ3
オムニバス / / EMIミュージック・ジャパン
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スムース・ジャズ-ベスト・ソングス
オムニバス / / EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
ISBN : B001B56J6M
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職人のわざを見て  ~創作意欲復活?~

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夏の帰省のおり、実家のすぐ近くの松本民芸館で「野山が育てた技 ざる・かご展」が展示されていたので、しばらくぶりに民芸館へ行ってきました。この「松本民芸館」は、現在は松本博物館の付属施設となっているが、昭和37年の創館当初は、松本市内の中町で「ちきりや」という工芸品店を営んでいた「丸山太郎」氏が柳宗悦の民芸運動に共鳴し、「無名の職人たちの手仕事で日用品」であるものに美を感じ蒐集した数々のいわゆる民芸品を展示した、個人の情熱によって建てられた民芸館です。現在は周りに住宅が建て混んできたが、創館当時は、田んぼの中にぽつんと立つ、雑木林に囲まれたなまこ壁の美しい蔵作りの建物であった。

「野山が育てた技 ざる・かご展」は、「丸山太郎」氏が蒐集した多岐にわたる編組品を展示した企画展。運搬や収納、食器など生活の必需品であるざるやかごなどの製作は、主に農家などの副業として行われることが多かったようである。作り手は、自然から材料である竹、蔓などを自分で手に入れ、つくり、売って歩いていたたものが、技術がだんだんと専門化し、職人として独立し、特産地も形成されていったようである。

ともあれ、その織りなす編み目や造形の素朴な美しさ、実用としての用途の多様さ、力強さにはおどろき、職人の技の見事さにも感心してしまった。そういえば、子供の頃の川で魚を取る仕掛けや、つりの魚籠、野菜や果物を冷やしておくざるなど生活の身近なところに職人の作った日常品が沢山あった。

いつの間にか大量生産のプラスチックによる工業製品に囲まれているのが当たり前となり、いまとなって、やれエコロジーだ、リサイクルだ、温暖化防止などといっているが、この展示を見て日常生活や日用品と自然とのかかわり、もともとものづくりとは何のためだったのかという職業観、消えていこうとする職人の技や社会、手仕事の伝承などを考えてみるいい機会となった。

さて、「いもたこなんきん」は?といえば、しばらくお休みをしているが、元来の趣味あった「篭編み」や自然の素材を使った「人形作り」などの創作意欲をいたく刺激されたようで、ご満悦。そのため私は、秋になったら素材集めに山野を歩き回らされそうで、戦々恐々たる想いである。

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その後は猛暑の中を市内へと、丸山氏の民芸店「ちきりや」のある中町を散策。この中町は、私の親戚も深く関わっていたらしいが、この街にかって軒を並べていた「蔵」を現代の街づくりに活かし、活性化を遂げた街として有名である。その一軒の蔵作りの茶店で、暑さしのぎに一服して冷たい和風SWEETを味わう喜び。しかし、冷房をこんなにありがたく思うようでは「ロハス」な生活をと思う気持ちもたかが知れようというもの。

しかし、こんなうだるような暑い時に聴く音楽は、軽快なボサノバが一番。2年ほど前にデビューした新人で注目された「グレース・マーヤ」(「「Birth」、そして「Rebirth」」、「春二番  ~期待の新人待望の第2作~」参照)の新作、「イパネマの娘」が軽快で爽快。デビュー4作目なるが、ジャズ・ファンにもボサノバ好きの女性ファンにもこの夏一番のおすすめ。
『イパネマの娘』『コルコヴァード』『11時の夜汽車』等のサンバ&ボッサの名曲から、スティングの『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』、シャーデの『スムース・オペレーター』などクールでオシャレなポップスもマーヤ風のアレンジで収録。

イパネマの娘
グレース・マーヤ / / Village Records(SME)(M)
ISBN : B001AO15YA
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蜷川版「さらば、わが愛 覇王別姫」を観て・・・

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(公演パンフレットより)

久し振りに芝居を観てきました。話題の芝居、蜷川幸雄演出、東山紀之主演「さらば、わが愛 覇王別姫(はおうべっき)」です。東山紀之が主演というミーハー的な興味も勿論あったのですが(妻のいもたこなんきん的動機のほとんどがこれか?)、私は、これまでに観た中国映画で間違いなく5本の指に入ると思われる同名の中国映画があり、それをどう蜷川が舞台劇として見せてくれるのか、多大なる興味があったからです。

映画「さらば、わが愛 覇王別姫」。チェン・カイコー監督1993年の中国作品で、同年のカンヌ映画祭パルム・ドール賞、ゴールデン・グローブ最優秀外国語映画賞など数々の映画賞の受賞作である。
開放改革後の間もない中国にあって、これほどの映画が創れたとは!と誰もが驚嘆し、絶賛した映画であり、私もその一人に他ならない。

日中戦争~文化大革命という、激動の時代の中国に生きた京劇俳優の程蝶衣と段小樓。女形の蝶衣は段小樓を愛していたが、彼は娼婦と結婚してしまう…。戦争や革命が、京劇という芸術の世界も侵しつつあった時代を背景に描かれる、愛と演劇を貫くふたりの男たちの愛憎のドラマ。段小樓を愛しながらも、その愛を得ることができず、苦悩する程蝶衣を演じるは、レスリー・チャン、段小樓と結ばれる娼婦はコン・リー。

さらば、わが愛 覇王別姫
/ アスミック
ISBN : B000BM6HMC
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蜷川演出による初の舞台化作品で、程蝶衣を初の女形で挑戦する東山紀之 。段小樓は遠藤憲一、段小樓と結ばれる娼婦・菊仙を木村佳乃が好演。そして京劇の権威、袁世卿を「東山をベッドに連れて行くことができる俳優として他に想像できなかった」と蜷川が語る、西岡徳馬が演じている。蜷川演出は、中国の歴史、京劇の伝統、権力の変遷という太い3本の縦糸に男女の愛憎をからめ、原作映画のストーリーを忠実になぞっているが、映画よりも、程蝶衣の愛するがゆえの心の悲しみに強く焦点をあてている。幕間などのストーリーを中断するような間や休憩を取らず、クライマックスまでの2時間をまったく長いと感じさせない演出はさすがであった。また映画と違って、音楽劇という形式をとっているが、歌手の東山の歌唱力を活かすのがその動機であったかもしれないが、京劇のきらびやかな衣装や世界を際立たせる一方、男同士の愛憎、三角関係という生々しい世界にうまくベールを掛け、豪華絢爛さと愛の悲しみを両立させた演出として成功しているように思える。ただ、映画がチェン・カイコー監督の体験に基づく文化大革命の恐怖や大衆の狂気、歴史の非情さを描いている歴史叙事詩としての色合いはかなり薄れてしまっている様に感じた。

いずれにせよ、この日をもって、妻の「いもたこなんきんメニュー」が間違いなく一つ増えました。

それにしても、多分その日のお客さんの99%は女性。「恐るべしジャニーズ・パワー!」を実感。
     

弥生のいもたこなんきん  ~ おひなまつり ~

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隣町に住む妻の趣味のお友達が、古民家で「おひなまつり」の開催のボランティアをしているということで早速お出かけ。隣町の旧家に伝わる「雛人形」を集めて、わらぶきの古民家に展示し、併せて「創作雛人形展」や「お点前」のサービス、「筝曲」、「フルート&ギター」のミニ・コンサートが開催されていました。どのくらい古い「雛人形」かわかりませんが、とにかく古民家の座敷に一杯の見事な展示。

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内裏様、お雛様も、古風で柔和なお顔。人形の着物や小道具の箪笥・ぼんぼりなどの細工も確かな職人技。今と違って、娯楽や遊びの少ない昔のお金持ちの子供の雅な遊びだったろうが、お点前を頂き、フルート&ギターのデュオを聴きながら、雛人形を眺めて過ごす今の一時も極めて優雅。

そしてその後は、春の気配が濃厚になった北摂の里山を久し振りの陽光を浴び、ゆっくりとドライブ。こんな陽気のいい春のドライブのBGMとして流す私の定番は、ジャケットもほほえましい「ハリー・アレン/アイ・キャン・シー・フォーエヴァー」。
西海岸特有の陽気なヒスパニックな空気を濃厚に感じさせる「ハリーアレン」の、明るいおなじみのボサノバのナンバーが、こんな春の兆しを感じさせる自然の中のドライブに本当によく似合う。
  

アイ・キャン・シー・フォーエヴァー
ハリー・アレン ギルヘルム・モンテリオ ジェイ・バーリナー ロン・カーター グレディ・テート ジョー・アシオン / BMG JAPAN
ISBN : B000065B6G
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