JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

雪が降る

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雪が降っている。視界が利かないほどに ・・・。北陸に流れ込んでる寒気団の影響であろう、これほど吹雪のように激しく降る雪は、久しぶりである。今日は積もるのだろうか? 明日が山の「遊初め」だというのに。まっ、しばらくすれば止んで積もりはしないだろうとたかをくくる。豪雪地帯に住んでいる人には申し訳ないが、私の住んでいる地域では、雪はたまに降ったとしても、めったに積もらない。そして、積もったとしても、一年に一、二回、数cm程度。それも、積もってもすぐに溶けるため、ご近所で車にスノー・タイヤを履いている人はほとんどいないといっていい。しかし北に隣接する猪名川町、そして、かっては「大阪のチベット」と揶揄されたように、大阪府で唯一「根雪」が積もるところであった能勢町では、多くの人がスノータイヤを装着するという。だいぶ状況が違うようである。いずれも数㎞、車で10分ほどのわずかな距離であるが、気候はガラッと変わるのである。

こんな日は家で暖かくして、音楽を聴くか、DVDでも見て、熱い風呂に入り、早く布団にもぐりこむに限る。しかし、何ということであろうか、給湯器の調子が悪く、シャワーの温水の温度が上がらない。多分、耐用年数には達していないのに、給湯器を取り替えねばならないようだ。新春早々文句に一つも言いたくなる。

こうなったら、「暖まるかな?」と引っ張り出してきたアルバムは、「リャンビコ/LYAMBIKO」。変わった名前の歌手であるが、「リャンビコ」は、タンザニア人の父親とドイツ人の母親の間に生まれたドイツ出身のJAZZ女性歌手。個性的な美貌に加え、オーソドックスなスタンダードとボサ・ノヴァを歌うジャズ・ヴォーカルは、スモーキーで艶っぽく、私好みの歌手である。「The nearness of you (あなたのおそばに)」なんていいなあ。

LYAMBIKO

リャンビコ マーク・ローウェンサル ロビン・ドラガニック トルステン・ツィンゲンベルガー ジョルジオ・クロブ ヘルマー・マルチンスキーソニーミュージックエンタテインメント

「LYAMBIKO -The nearness of you」
 
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路傍の花、樹々の鳥 (21) ~冬鳥来たる~

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正月だからと言っても休むことなく、日課のウォーキングを続けている。私の住んでいる団地には、かって住宅地になる前に利用されていた結構広い灌漑用のため池が、いくつか残されているが、そこは冬になると、いつもきまって水鳥が飛来する。かっては「白鳥」も来たというが、「カモ(鴨)」、「おしどり(鴛)」、「キンクロハジロ(金黒羽白)」などは、毎年決まってみることができる。この冬はまだそれらの姿は見ていないが、最近はいつも通るたびに五羽の白い「ダイサギ(大鷺)」が枝にとまり、優美な姿を見せてくれている。「ダイサギ」は、日本国内では冬鳥として見られる、体長は90cmほどの白鷺の一種で、日本では「アオサギ」と並ぶ最大級の「サギ」。こんな四季を感じながらの日課が今年も始まった。

「二羽のキジ鳩が、いちゃつく時のさえずりを聞いたことがある?」なんてフレーズがある歌は、「バードランドの子守歌/Lullaby of Birdland」。「ジョージ・シアリング/George Shearing」作曲、「ジョージ・デビッド・ワイス/George David Weiss」が「B.Y.フォスター/B.Y. Forster」というペンネームで1952年に作った有名なスタンダード曲。そして、「バードランド」というのは、「チャーリー・パーカー/Charles Parker」の愛称「バード/Bird」にちなんでつけられ、1965年までマンハッタン52丁目にあった有名なジャズ・クラブ。

「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   Have you ever heard two turtle doves  二羽のキジ鳩がいちゃつく時の
   Bill and Coo when they love?         さえずりを聞いたことがある?
   That’s the kind of magic music         まるで魔法の音楽のようね
   We make with our lips when we kiss    キスする私たちの唇の音のように
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

私も観ていた最近のテレビ・ドラマ、「DOCTORS 最強の名医」のエンディング・テーマに使われていたせいか、ニューヨーク在住の日本人女性ジャズ・ヴォーカリスト、「JUJU」の歌う「Lullaby Of Birdland」をよく耳にする。なかなかの新人の歌い手と思っていたが、これまたTVドラマの主題歌、「この夜を止めてよ」という曲で、「日本レコード大賞2011/優秀作品賞」を獲得したというから、今、若者に人気のシンガーであるようだ。初のJAZZアルバムがリリースされたというから、機会があれば一度聴いてみよう。期待できればいいのだが ・・・。

DELICIOUS

JUJU / SMAR

しかし、「バードランドの子守唄」といえば、やはり定番の「クリス・コナー/Chris Connor」でしょうか。

バードランドの子守唄

クリス・コナー / EMIミュージック・ジャパン

「Chris Connor – Lullaby of birdland」
 
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マッチ一本、火事の元

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地域の年末恒例の夜間パトロール、夜回りの行事に参加をした。完全リタイアしてからは、できるだけ地域の人と顔見知りになり、仲良くなっておこうと、地域の行事には積極的に参加をしている。今日の参加者は、子供も交え、10数人。昔ながらの拍子木を叩き、「火の用心」を呼びかけながら回る。「マッチ一本、火事の元 ・・・」。しかし、「マッチ」もだんだん死語になりつつあるし、日本での主な火災原因は、上位から順に、放火、たばこ、コンロ、たき火となっているので、夜回りがどれだけ効果があるといわれると、少々つらいところである。かって現役時代は、「火災報知システム」、「火災警報器」などの事業に携わり、最新テクノロジーによる火災予防に取り組んでいた私であったが、今日は、拍子木と連呼という何とも超アナログな火災予防運動にすこし苦笑しながらの夜回りであった。まっ、すこしでも火災予防意識の喚起や地域の連携につながればいいと思って、声を上げ拍子木をたたいたのである。「マッチ一本、火事の元 火の用~~心」、「タコ焼き焼いても家焼くな 火の用~~心」 ・・・。

昼間は小雪を舞わせる雪雲が垂れ込める空であったが、夜になると、すっかり晴れて満天の星空。冬の夜空の象徴、オリオン星座がくっきりと輝き、そして月は三日月、大きく西に傾いている。

どうも入れ込み始めてしまった「ダイアナ・パントン/Diana Panton」のアルバムに、月と星をモチーフにした楽曲ばかりを集めたアルバムがある。「ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた」。夜回りで冷えた体を温めるには、ミルクたっぷりのスモーランド紅茶とこのCDがいい。

ムーンライト・セレナーデ~月と星のうた

ダイアナ・パントン / MUZAK/fab.

「Diana Panton – Fly me to the Moon (In Other Words) 」
 
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路傍の花、樹々の鳥 (20) ~師走の花~

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毎日のウォーキングの道筋のあちらこちらに「山茶花(さざんか)」がまっ盛りである。まさに、師走の花。しかし、「椿」ほどの華やかさはなく、どちらかというと目立たない花である。「山茶花」と書いて「さざんか」と読むと知ったのは、高校生のころであろうか。それまでは、「やまちゃか」と読んでいた。黒澤映画で、「山茶花 究(さざんか きゅう)」を知り、好きな俳優となったからであった。

大阪出身、戦後、「坊屋三郎」、「益田喜頓」と「あきれたぼういず」を再結成、「喜劇人」として一世を風靡したという。その後は、喜劇役者として舞台や映画で活躍。いわゆる「日本映画黄金時代」を通じて、140作品以上という多数の作品に脇役として出演している。「黒澤明」の「悪い奴ほどよく眠る」(’60東宝)、「用心棒」(’61東宝)、「天国と地獄」(’63東宝)などにおけるシリアスな役や、「川島雄三」作品、ことに「女は二度生れる」(’61大映東京)、「雁の寺」(’62大映京都)、「しとやかな獣」(’62大映東京)などに強いインパクトを残している。また、「社長シリーズ」、「駅前シリーズ」など喜劇映画で、本来の持ち味を発揮するなど、エラの張ったギョロ目の風貌で、悪役から善玉までこなす個性的な役者として天下一品であった。芸名は、「バスター・キートン」に由来する「益田喜頓」などと同じく、喜劇人らしく、九九の「さざんがきゅう(3×3=9)」をもじったものであるという。

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山茶花究(さざんかきゅう)。かっては「森繁久彌」、「伴淳三郎」、「渥美清」、「藤田まこと」、「いかりや長介」、「長門勇」、「三木のり平」、「藤山寛美」、「芦屋雁之助」 ・・・など、今なら「伊東四郎」、「財津一郎」、「ビートたけし」など、綺羅星のごとく多数いた喜劇から出発し、日本映画を支えた名役者、名脇役たち。今はお笑い全盛時代。映画に出演するお笑い芸人も数多いが、真の喜劇人、役者は減ってしまった。その他残っているのは「小松政夫」くらいである。そして、今後期待を持てるのは、ギョロ目、エラ張りで同じような風貌を持つ、「原田泰造」ぐらいであろうか。

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「ビル・エヴァンス/Bill Evans」を支えた名脇役の訃報。ジャズドラマー、「ポール・モチアン/Paul Motian」が11月22日に80歳で亡くなった。これで全盛期の「ビル・エヴァンス・トリオ」のメンバー全員が逝ってしまった。彼は1950年代から1960年代にかけて、「ビル・エヴァンス・トリオ」の不動のドラマーとしてベースの「スコット・ラファロ/Scott LaFaro」と活躍、「ポートレイト・イン・ジャズ/Portrait in Jazz(1959)」や「ワルツ・フォー・デビイ/Waltz for Debby(1961)」、「エクスプロレーションズ/Explorations(1961)」、「サンデー・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード/Sunday At The Village Vanguard」などの名盤を残した。ピアノ、ベース、ドラムが対等に演奏するという革新的なエヴァンスの演奏スタイルの中で、先鋭的だが美しい響きを重視した精緻で冷徹なドラミングは、エヴァンスのピアノを一層美しく輝かせるとともに、自身の存在をも輝かせ、その後のジャズに大きな影響を与えた。   合掌 ・・・・。

結成後、ライヴ活動を通じて互いの音楽的信頼感を高めてきた「ビル・エヴァンス・トリオ」は、結成後1年半たった1961年6月25日、ニューヨークの名門ジャズ・クラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード/Village Vanguard」に出演し、歴史的ライヴ録音を行った。

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ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Bill Evans – Waltz For Debby」

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小春日和には

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昨日の冷たい土砂降りの雨は一転して、今日は雲は垂れ込めているが、陽が顔を出す小春日和。車の6か月点検とメンテをお願いしている間に、猪名川岸をウォーキング。今年はいつまでも暑かったためか、五月山は色づき始めているが、例年のような燃えるような赤は見られない。休日、小春日和、ウォーキングやランニングを楽しむ人、少年野球やサッカーの練習の声、鉄橋を渡る阪急電車、水辺に遊ぶカモたち。何の変哲もない日常的な普通の光景。すべてが穏やかで好ましい。

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妙見さん、丹波へと通ずる古くからの街道、今は国道173号線となっている「能勢街道」を歩いていくと、いつごろ建てられたのかは分からないが、古い洋館づくりの家、うだつの上がった古民家、創業は江戸時代という饂飩屋、かっては盛んであった林業のための道具屋、洋品雑貨屋、かって銀行だったレトロな建物などが和洋折衷というか、新旧混在というか、ちょっと変わった雰囲気を味わえるので、少々車の音が喧しいが、お気に入りのウォーキング路となっている。

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そんな、街道の雑貨屋さんの店の脇にあった大きなブーツのオブジェ。石膏か粘土で造ったものみたいだが、相当にでかい靴である。さりげなく鉢がわりに使っているところが面白い。約1時間ちょっとの猪名川ウォーキング。日が翳って少し寒くなってきたので、暖かい昼食をと、前に見つけた「うどん研究所」へと駆け込んだ。

こんな穏やかな日に聴きたいのは、前回に続く「アジアの癒し姫」の二人目、「ジャシンサ/Jacintha」。中国人の母とインド人の父を持ち、シンガポールで活躍しているJAZZボーカリスト。何枚ものアルバムがリリースされているが、彼女の天性の美声とSACD仕様の録音の質の良さでオーディオ・ファンはシステムのチェック用にしているという。私は普通のCDデッキを使っているが、それでも、その録音の良さは特筆といえる。振幅の大きなヴィブラートを特徴とし、「レスター・ヤング/Lester Young」や「コールマン・ホーキンス/Coleman Hawkins」と並んで、モダン・ジャズ・テナー・サックスの祖と称された「ベン・ウェブスター/Ben Webster」をトリビュートしたアルバムが「Here’s to Ben」。「The Look Of Love」、「Stardust」、「Tenderly」などのスタンダード曲が続くが、圧巻は「Danny Boy」。「ア・カペラ」で歌いはじめ、その吐息が感じられるほどの臨場感と、鳥肌が立つほどの歌唱力に圧倒される。

Here’s to Ben

Jacintha / Fim [1st Impression]

注)上記のアルバムはSACD/CDのハイブリッド仕様なので普通のCD再生機で再生可能である。

「Jacintha / Danny Boy」
 
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路傍の花、樹々の鳥 (19) ~群れない花~

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ウォーキングを楽しむ道の傍らに、いつものように「桜」に似た花が咲きはじめた。木枯らしが吹きそうなこの時期になると、きまっていつも咲き出す。「寒桜」とも思ったが、少し時期が早すぎるようにも思える。普通の桜の狂い咲きかとも思うが、それにしても毎年のように、この時期から冬にかけて咲くのは解せない。そこで思い出したのは奈良「白毫寺(びゃくごうじ)」。たしか11月のこの時期に訪れたとき、「子福櫻」と称されている「寒櫻」が咲いていたのを思い出した。確かなことは判らないが、うん、この花、「寒櫻」としておきましょう。季節を違えて咲き、そして群れない花もまた美しい ・・・。

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前回、秋、JAZZ、シャンソン ・・についてちょっと触れたが、「フランス的だなあ」と思う日本人女優がいる。むかし「絹の靴下」とかいうお色気路線の曲でデビューした「夏木マリ」。女優になってからの一段と磨きがかかったその演技力に注目してきた。最近では映画「パーマネント野ばら」の演技が印象に残っている。映画、舞台、ミュージカル、TVドラマ、歌、コンサート ・・・何でもこなして、それが個性的で際立っている。この辺が、バルドー、モロー、ラフォレ、ダルク、バーキンなどを想起させて、極めてフランス的な日本の女優と思う由縁である。

私は観てないが、最近は、「小西康陽」のプロデュースを受け、ひとり芝居とコンサートを合体させたようなステージを開いている「夏木マリ」。そこで聴かれるアンニュイにして、独自な大人の女の世界を作り上げた絶妙の「語り+歌」を活かしたいくつかのアルバムがある。そんな散発的なアルバムを集大成したのが、「13シャンソンズ」。コンピ・アルバムながら、アルバム全体を通して流れる「夏木マリの世界」を強く感じることができる。
きっとこのアルバムは、「3分間の芝居」といわれるシャンソンに一番近いのだろう。歌と言うよりも、「夏木マリ」の一人芝居なのだ。

13シャンソンズ

夏木マリ 小西康陽 ジェームス・テイラー 菊地成孔 河野伸徳間ジャパンコミュニケーションズ

このアルバムからお気に入りを一つ。オリジナルのアルバムは「9月のマリー」に収録されていたボッサ・テイストの「My Favorite Things/いちばん好きなもの」。

「夏木マリ – My Favorite Things ~いちばん好きなもの~」

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子供は皆アーティスト

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この週末の土、日、私が住んでいる地域の自治会主催で「秋の文化祭」が行われた。地域の多くの皆さんが参加している、いろいろなジャンルの文化活動の最大の発表の場である。団地内の4か所の会場で、菊花、園芸、絵画、写真、書道、手芸などの作品展、合唱、ギター、吹奏楽、詩吟、民謡、舞踊などの演技の発表が行われた。私たち夫婦がお手伝いをしている小学生の子供たちに「ものづくりや工作、遊び」を教える活動をしているグループも、そこに毎年「手作りと遊びの広場」を開いているのだ。木の実工作、折り紙、手編み、ゴム鉄砲、紙飛行機 ・・・などの工作、輪投げ、コマ、竹トンボ、お手玉 ・・・などのメニューを今年も準備をした。これが毎年大人気で、今年も雨模様の天気にもかかわらず、二日間で延べ200人をはるかに超える子供たちが集まった。この日のために、一か月ほど前から、ドングリや松ぼっくりなどの木の実や工作材料を大量に集めなければならなかったのである。その苦労して集めた大量の材料も、子供たちの創作意欲によって、見事といっていいほど、ほとんど消費してしまった。うれしい悲鳴である。子供たちの作品を見ていつも感ずることであるが、本当に子どもたちの想像力と創造力には感心してしまう。全員に「花丸」をあげてもいい出来栄え。まさに「子供は皆アーティスト」を実感する。この子供たちがその実力を発揮でき、生きがいを感じて生きていける未来、国を残す義務が我々には間違いなくあるのだ。

「子供/Child」にまつわる曲やアルバムはいくつかある。このブログでも何回か紹介したが、そのほかPOPSでも、思い浮かべると、「Song To Aging Children Come/Joni Mitchell」、「What Shall We Do With The Child/Carly Simon」、「Let The Children Play/ Santana」などが上がってくるが、ちょっと渋めの曲「Children Of The Night/Cassandra Wilson」を紹介しておきましょうか。

「カサンドラ・ウィルソン」。思うがままに素材を選び、それを見事に自分のイメージに作り変えてしまうことから、私が「千手観音」になぞらえている「ジャズ・ディーバ」である。「Children Of The Night」が収録されているアルバム「Blue Light Til Dawn」もまた、ジャンルにこだわらず「Blue」というコンセプトに基づいて選んだ曲すべてを、彼女の天才的といってもいい表現力で彼女の世界に再構築している。スタンダード、「ジョニ・ミッチェル/Joni Mitchell」、「ヴァン・モリソン/Van Morrison」、「チャールス・ブラウン/Charles Brown」など。そしてバック・ミュージシャンたち。ギター、ヴァイオリン、スティール・ギター、クラリネット、パーカッション。JAZZではあまり使われない楽器が、静かで控えめながらも輝いて、カサンドラ・ウィルソンの世界への道を照らす道案内人のようだ。まるで呪文のような彼女の歌声が、聴く人を異次元の世界へ引き込んでいく。まさしく現代の巫女、シャーマン。

「♪     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  So I go into the darkness of the night   夜の暗闇へ歩き出す
  All alone I walk the streets until I find   ひとりぼっちで歩いてゆく
  Someone who is just like me          私に似た誰かを見つけるまでは
  Searching for some company          仲間を探すのよ
  Children of the night                 夜の子供たちよ
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

Blue Light Til Dawn

Cassandra Wilson / Blue Note Records

「Cassandra Wilson – Children of the night」

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路傍の花、樹々の鳥 (18) ~秋深まれば~

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さあ、11月。秋も深まり、歩く山道にも相当落ち葉がたまってきた。もう少し経てば、深々とした落ち葉の絨毯となる。そんな落ち葉や灌木の間から、この時期可憐な顔を出すのは「コウヤボウキ/高野箒」である。白い筒状花だけが十数個房状にかたまった花。名前の由来は、高野山でこの枝を束ねて箒を作ったことからつけられたという。

コウヤボウキ/高野箒、フジバカマ/藤袴、ワレモコウ/吾亦紅、ホトトギス/不如帰、ムラサキシキブ/紫式部、ヨメナ/嫁菜に代表される野菊  ・・・、など道の傍らの秋の草花に自然に目が行く。かっては名前すら知らなかったのだ。山遊び、ウォーキング、地域のどこの道の傍らにも咲いている、ごく普通の花たち。この年になって名前を知ってこれらの花を見ると、一層秋の深まりを実感できるようになった。人としてはこれが自然なのだろう。

fried Pride
 
そして、秋深まれば、あちこちで音楽祭、ジャズフェスティバルが開催されている。わが街や近隣の町でも、地域住民の交流、地域おこし、町おこしのためだろう、そんな音楽の催しが多く開催されている。11月は、「文化の日」の影響もあり、日本各地が芸術、カルチャー行事一色に染まる月でもある。そんな中で、各地の音楽フェスからお呼びがかかるのが、若い人に人気のJAZZデュオ、「フライド・プライド/Fried Pride」だという。

バンド名からしてユニークであるが、類まれなる歌唱力を持つボーカリスト「Shiho(本名:金沢志保)」と超絶技巧のギタリスト、「横田明紀男」の2人からなるジャズユニットである。2001年9月、日本人初の米国コンコード・レーベルからアルバム「Fried Pride」でデビュー。そのユニークな「FRIED PRIDE」という名前には「つまらないプライドは油であげて捨ててしまえ」という意味があるという。「つまらないプライドをどんどん脱いで、枠組みにとらわれないジャンルのない音楽というものを追及していきたい」という意味を込めていると、横田はあるインタビューで答えている。米国に「タック&パティ/Tuck & Patti」という同じ組み合わせの人気夫婦デュオがあるが、彼らにテイストが似ないように独自の演奏スタイルを確立するまで、相当苦労したようである。

スタンダード、POPS、J-POPとジャンルを問わず、彼ら流のJAZZアレンジのパフォーマンスは、「JAZZはしきいが高い」と感じるような若い人たちにも、新鮮でスタイリッシュで親しみやすいと、圧倒的に支持されているようだ。そんな支持を受けているジャンルを超えたアルバムの代表作は「ミュージックリーム/MusiCream」。

ミュージックリーム

Fried Prideビクターエンタテインメント

そのアルバムから、「井上陽水」のカバーで、「リバーサイド・ホテル」。「自分の基本はライブパフォーマンスにあると考えていて、来てくださったお客様とのコミュニケーションは非常に大事なことだと思っています。」と語る「Shiho」。めいほう高原音楽祭(岐阜県郡上市)でのライブから。

「Fried Pride – リバーサイド・ホテル」  

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どんぐりが集まらない

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去年もそうであったが、今年も「どんぐり」が不作?のようである。例年11月に予定している子供たちに「木の実工作」で遊んでもらうイベントのための「材料採集」を始めたが、松ボックリ、ヤシャブシ、椿の実、そしてシイやコナラのドングリなどはそこそこ集まったが、クヌギやアベマキなど、子どもが喜ぶ大きなドングリがさっぱり集まらないのである。夏の猛暑の影響で、実がまだ育っていないということもあるが、いつもたくさん採集できる場所へいっても落ちていないのである。う~~ん、困った。子どもたちの工作もさることながら、獣たちの冬を前にした食料も心配である。もうすこし秋が深まり実が育つのを待つか、もしそれもだめならば、少し離れているが、秘密の穴場へと行ってみざるを得まい。本日、2時間ほどかけて集めた木の実は、カビ防止や虫の駆除のため、熱湯をかけたあと天日干しをして、材料として使えるようにするのである。快晴、抜けるような青空。秋の空はこうでなくっちゃ ・・・。

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さて、木の実採集に少し汗をかいた後は、市街地近くにある隠れ家みたいなカフェでお茶を楽しむ。カフェ「HANARE(ハナレ)」。このカフェはこの場所に建っていた古民家を改造したカフェで、太くて真黒な梁、土間、屋根裏などを活かしたゆったりした空間と柔らかな明り、かすかに流れる会話を決して邪魔しないBGMなどが醸し出す雰囲気が好きで時々お邪魔する。ライブやイベント、ギャラリーなどにも利用されているようである。

「ジミー・スミス/Jimmy Smith」に代表されるように、ファンキーなジャズ、ブルースにはオルガンはよく似合う。ゴスペルを想起させるからかもしれないが ・・。前回、「ライマン・ウッダード/Lyman Woodard」に続いて、最高にグルーヴィなギター+オルガン・トリオがある。ジャズ・ギタリスト、「マーク・ウィットフィールド/Mark Whitfield」が率いる「Mark Whitfield and The Groove Masters」である。ファンキー・ギターとグルーヴそのものといっていいくらいなご機嫌なオルガンのコラボのアルバムは、2005年のなんと日本ツアーのライブ・アルバム「Mark Whitfield and The Groove Masters」。そのノリはの最高。

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マーク・ホイットフィールド・アンド・ザ・グルーヴ・マスターズ

マーク・ホイットフィールド / インディーズ・メーカー


Mark Whitfield(G)、Dr. Lonnie Smith(B3 Or)、Winard Harper(Ds)
Rec. August 2,3&6,2005 Live in Japan (Vega Records ART1030) 
 
 
 
 
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YOUTUBEにアップされていないので実感していただけないが、びっくりしたのはそのオルガンである。メンバーを見てお分かりのように、ベースレスのトリオであるが、私はライナーノーツを見るまで、ベースレスとは全く気が付かなかった。そのくらいリズムとベースラインの大迫力をオルガン一人がに担っていたのである。このトリオのオルガン奏者である「ドクター・ロニー・スミス/Dr. Lonnie Smith」ががぜん気になり、興味がわいてきた。ジャケにはマーク以外の写真は写っていないし、名前にはどいう訳か「Dr.」なんてついている。調べてみると、インド人のような、ターバンに包まれた謎のジャズ・オルガニストが浮かび上がってきた。なんと「ルー・ドナルドソン/Lou Donaldson」の名盤「アリゲイター・ブーガルー/Alligator Bogaloo」のオルガニストでもあったのである。う~~ん、納得!。「ロニー・スミス」のオルガンなくして「アリゲイター・ブーガルー」は、名盤たり得なかったことは明らかである。結局ドクターを名乗る由縁も、ターバンの理由も分からなかったが ・・・。

アリゲイター・ブーガルー

ルー・ドナルドソン / EMIミュージックジャパン

「Lou Donaldson – Alligator Bogaloo」。Melvin Lastie (cornet), Lou Donaldson (alto sax), George Benson (guitar), Lonnie Smith (organ), Leo Morris (drums)。

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「ビートルズ/The Beatles」の中でもファンク色の濃いナンバー「Come Together」を、だみ声とともに歌うアルバムは「Rise Up」。年期の入った「Dr.Lonnie Smith」のオルガンが最高アルバム。

Rise Up

Dr. Lonnie Smith / Palmetto Records

ブラジル・サンパウロでのジャズフェスティバルのライブから、やはりベースレスのトリオで「Come Together」。このジャズフェスのスポンサーが「ブリジストン」というのもすごい。日本企業のグローバルでの活躍が垣間見える。「ドクター・ロニー・スミス」、相当変わったいでたちであるが、そのだみ声、眼光の鋭さ、グルーヴなノリ、最高のファンク爺さんである。

「Dr. Lonnie Smith Trio – Come Together – Bridgestone Music Festival 2008」

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秋桜の里

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隣町、大阪府豊能(とよの)町の山里にある「コスモスの里」を訪れてみた。十数年前に花の好きな愛好家が始めたらしいが、その頃一度訪れたことがある。今では結構名が知られたようで、朝日新聞の夕刊にも載っていた。

総面積、約1ヘクタールの園内に咲く、ピンクや白のコスモスは、およそ数百万本だという。花の高さは大人の背丈ほどもあり、来園者は迷路のような遊歩道を歩きながら、コスモスを観賞するのであるが、ところどころに全景を見渡せるよう台が置いてあり、来園者はそれに乗って、カメラのシャッターを切っている。秋、どこにでも咲いているコスモスであるが、これだけの数集まると壮観の一言に尽きる。

秋桜、あきざくら。メキシコ原産のキク科コスモス属の花、「コスモス/Cosmos」の和名である。日本には明治時代に渡来したらしく、秋に咲き、花弁の形が桜に似ているところから、「秋桜」と名づけられたという。「秋桜」と書いて「コスモス」と読ませるようになったのは、1977年(昭和52年)、「さだまさし」作詞・作曲で、「山口百恵」が歌った「秋桜(コスモス)」がヒットしてからのことである。

「♪ 淡紅(うすべに)の秋桜(コスモス)が秋の日の
    何気ない 陽溜(ひだま)りに揺れている
      この頃 涙脆(もろ)くなった母が
        庭先でひとつ咳をする   ・・・・ ♪」

「山口百恵」のこの歌、「徳永英明」などJ‐POPS系の歌手がよくカバーをしているが、ジャズ歌手である「ケイコ・リー」のカバーはかなり異色であろう。しかも、英語・日本語の両方のバージョンが出ている。英語バージョンなら、アルバム「アナザー・サイド・オブ・ケイコ・リー/Anther Side Of Keiko Lee」、日本語バージョンなら「ヴォイセズ・アゲイン/Voices Again」。いずれもベスト盤ながら、CM曲や映画主題歌、他アーティストとのコラボ曲など、彼女のハスキーボイスを堪能出来る佳作。

アナザー・サイド・オブ・ケイコ・リー

ケイコ・リー / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

ヴォイセズ・アゲイン
ケイコ・リー / ソニーミュージックエンタテインメント
ISBN : B000B9F2T4
スコア選択:

「Keiko Lee - 秋桜」。 日本語バージョンで。

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