ソロ、デュオ、トリオ、カルテット、に続いてひな壇を飾る五人囃子は「クインテット」。「ジャズ・クインテット」といえば、80年~90年代にかけて夢中になったJAZZコンボが「マンハッタン・ジャズ・クインテット」であった。50年~60年にかけてJAZZ界の主流であったハードバップ、ファンキーを新しい感覚で80年代に再現し、圧倒的な支持を受けたJAZZクインテットが「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet (MJQ)」である。
思い出す曲は、「キャロル・キング/Carole King」の「君の友達/You’ve got a friend」。この歌は1971年のアルバム「つづれおり/Tapestry」に収録されていますが、このアルバムは、なんとその年のグラミー賞を4部門制覇してしまった。全米アルバムチャートで15週連続1位、その後も302週(約6年間ということですぞ!)連続でトップ100にとどまり、全世界で2000万枚を売り上げたというからすごい話。いやはや、桁外れのヒット・アルバムだったと言う事です。
【君の友達/You’ve got a friend】 作詞作曲;Carole King
「♪ When you’re down and troubled 君が落ち込んでて悩んでいるとき
And you need a helping hand そして助けが必要なとき
And nothing, nothing is going right 何一つうまく行かないときも
Close your eyes and think of me 目を閉じてボクのことを考えてごらん
And soon I will be there そうしたらすぐに君のところへ行くよ
To brighten up even your darkest night 君の暗闇を明るくするために
You just call out my name ただボクの名前を呼べばいい
And you know wherever I am ボクがどこにいようとも君はわかるはず
I’ll come running to see you again ボクは走って君の元へ会いに行こう
Winter, spring, summer or fall 冬、春、夏、秋 いつでも
All you have to do is call ただボクの名前を呼べばいいだけさ
And I’ll be there, yeah, yeah, yeah. きっと君のところにボクは行く
You’ve got a friend そう君には友達がいるんだ 」
春を感じる歌といえば、歌詞の意味はちょっと違うのだが、おなじみのスタンダード「春の如く/It Might As Well Be Spring」をあげておきましょうか。ブロードウェイ・ミュージカルの「オスカー・ハマースタインⅡ」と「リチャード・ロジャース」の名コンビが作った1945年の作品でミュージカル映画「ステイト・フェア」で使われた。この曲の名演といえば、「アイク・ケベック/Ike Quebec」(ts)がBlue Noteに残したアルバム「春の如く」でしょうか。
春の如く/アイク・ケベック/EMIミュージック・ジャパン
そして、わがミューズ「ステイシー・ケント/Stacey Kent」の爽やかで、キュートで、暖かな歌声をアルバム「In Love Again」から。わたしが彼女に魅せられたのは、このアルバム(輸入盤)のジャケットからであった。リリースされた2002年は「リチャード・ロジャース」の生誕100周年にあたり、全編ロジャース集でまとめたアルバム。
ドラムレスのトリオ、「ホリー・コール・トリオ/Holly Cole Trio」のアルバム「コーリング・ユー/原題;Blame It On My Youth」から、「君住む街角/On The Street Where You Live」を・・・。 この曲は、アラン・ジェイ・ラーナー作詞、フレデリック・ロウ作曲のもので、1956年のミュージカル「マイ・フェア・レディ」に挿入されたもの。オードリー・ヘップバーン主演の映画版でもすっかりおなじみのスタンダード。カナダ人シンガーの彼女が、スタンダード系を中心に、リラックスした雰囲気で歌っている。とても聴きやすいスタンダードな曲ばかりですが、古さを感じさせない歌唱力が素晴らしい。
「温泉=春の水、命の水」。ここでは、「勝手にシンドバッド」ではなく、この季節、ブラジル人にとっての「命の水」をうたったA.C.ジョビンの「三月の水」をあげておきましょう。どうも困ったことに、ボサノバ特集以来、ボサノバが耳について離れません。特にジョビンとエリス・レジーナのうたう「三月の水/Waters of March (Aguas de Marco)」が・・・。
夫婦でJAZZるご夫婦アーティスト、「マリエル・コーマン&ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ」。彼らが5年ぶりに新作「SPEAKING OF LOVE」から、スタンダードの「Tea For Two」を。たしか夫婦でのアルバムは3枚目である。サッチモの名曲「What a wonderful world」、マリエルお得意のジョビンのボサノバ「Dindi」。このアルバムも二人の温かい人柄がにじみ出る佳作である。ジャケットも可愛い。
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