JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

困った緑の正体は ・・

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一月ほど前、このブログで「困った緑だが ・・・」というタイトルで、遊び場としている山のふもとのダム湖に「アオコ」が大量に発生しているという記事を書いた。

しかし、「アオコ」ではないと、数日前に朝日新聞が報じている。正体は、雑草の抑制効果もあるという、水生シダ植物の「アイオオアカウキクサ(合大赤浮草)」だという。一昨年までは、このダム湖も毎年「アオコ」の発生に悩まされていたが、昨年、曝気(ばっき)装置を増設したところ、「アオコ」の発生は大幅に減少したらしい。しかし、そのかわりに、この浮草が湖面の2割を覆うほど大量にはびこりだしたのだ。「水鳥の足にくっついて、運ばれてきたのでは」と専門家はみている。このダム湖の水は、地域の飲料水として使われているため、私と同じように「アオコ」ではと思って心配した市民から、ダムの管理事務所に問い合わせが相次いだらしい。

そして今日、山遊びに行く途中に見たら、浮草の除去作業が始まっていた。マスコミの影響力、やはり恐るべし ・・・。

「グリーン」と聞けば、思い出す曲は、「Green Sleeves」、「The Green Leaves Of Summer(遥かなるアラモ)」 、「思い出のグリーン・グラス/The Green Green Grass of Home」、「On Green Dolphin Street」、「Blue In Green」などであるが、一番思い出深い曲は、「グリーン・オニオンズ/Green Onions」。学生時代のバンドのレパートリーだった曲である。

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1962年「ブッカー・T&ザ・MG’s/Booker T. & the M.G.’s」(プロレスラーではありません。念のため)によって大ヒットしたインストゥルメンタルの曲である。オルガンの「ブッカー・T・ジョーンズ/Booker T.Jones」を中心に、ギターの「スティーヴ・クロッパー/Stephen Cropper」、ベースの「ルイス・スタインバーグ/Lewis steinberg」(1963年、「ドナルド・ダック・ダン/Donald Duck Dunn」に代った)、そしてドラムの「アル・ジャクソン/Al Jackson」により、テネシー州・メンフィスにて結成されたソウル・ミュージックのグループ。伝説的といってもいい、あの「メンフィス・ソウル・グルーヴ」、あるいは「メンフィス・ファンク」とよばれた「ノリ」にあこがれて、「Green Onions」をレパートリーとしたのである。同時代、同じレーベルである「スタックス/STAX」に所属していたアーティストには、「オーティス・レディング/Otis Redding」、「サム&デイヴ/Sam & Dave」などがいる。

Green Onions

Booker T & The MGs / Atlantic / Wea

「Booker T & the M G ’s – Green Onions」
 
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昔取った杵柄で

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日曜日は、第2回目の「炭焼き」と並行して、いつもの山遊びの公園を利用しているクラブ・団体が合同しての恒例「新春餅つき大会」が行われた。私は、今回はそちらの「つき手」の担当。前の日は雨降りで、当日の天気が心配されたが、朝から太陽の日差しが暖かく感じられるまずまずの天気。大勢の子供、クラブ員、一般の参加者も含めて60名を超える参加者で大盛況であった。

まずは、竈(かまど)で、餅米20kgを順次炊き、御影石の石臼とけやきの杵で12臼ほどの餅をつく。12臼といえば、結構な量である。子供たちも「♪ ぺったんこ、ぺったんこ ~~ ♪」という歌に合わせて、初めての餅をつく。若いお母さん方の中にも初めて餅をつくという人も多く、次から次へとつき手が登場し、結構盛り上がる。餅つき、思ったより重労働で、今日はあちこちの節々が痛い。

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そうして、つきたての餅を、「あんころもち」、「きなこもち」、そしてこちらへ来て初めて知った、関西地方独特の食べ方であろうか、「納豆おろしもち」にして頬張る。やはり、つきたての餅は旨い。そして、大鍋で作った、関西風の雑煮もたいそうな美味であった。

そういえば、子どもの頃、近所ぐるみで餅つきをした記憶がある。中学生くらいだったであろうか、杵を持たせてもらって、何か大人になったような誇らしげな気分であった。故郷を離れてからは、毎年父親がついた餅を送ってくれたが、そのうち両親も老いたのか、送ってくる餅は、「電気餅つき機」がついた餅に変わっていった。私は餅が大好きで、そんなことを思いだしながら、まさに「昔、取った杵柄」の自分でついた餅を食べた。

そんな昔がたりには、ご存知「ユーミン」の名曲のカバー、「あの日にかえりたい」。 「小野リサ」である。1999年以来、ボサノバによる「音楽の旅」というテーマで世界を廻っている彼女が、前回の「アジア編」に次いで、遂に 日本に上陸を果たした。昭和の日本ポップスの名曲を全曲日本語でカヴァーしたアルバム「ジャポン」から。「黄昏のビギン」、「オリビアを聴きながら」、「遠くへ行きたい」、「いっそ セレナーデ」、「見上げてごらん夜の星を」 ・・・など12曲。その感情が抑制された歌声が、日本語なるがゆえに心にしみる。

ジャポン

小野リサ / Dreamusic


 
「あの日にかえりたい」。いくつかYOUTUBEにアップされているが、年甲斐もなく「吉瀬美智子」のフォトジェニックな画に魅かれて、これを選んでしまった。

「あの日にかえりたい-小野リサ」
 
 
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さて、炭の出来栄えは ・・・

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(写真;窯開け直後の窯内の状態)

今日は、いよいよ「窯だし」。先日焼いた炭の出来栄えがわかる日である。そして、炭焼きの工程中、もっとも「3K」な作業の日でもある。しかし、今回の炭焼きの責任者の一人でもあるので、この「窯だし」作業を逃げる訳にはいかないのだ。防塵のための重装備をして、窯に入る。一日「くどさし」を延ばしたためであろう、かなり炭化がすすんでいる。手前に置いた直径30~40㎝の窯木などは完全に炭化して、触れるとぼろぼろに崩れてしまう。「これは焼きすぎか」と一瞬思ったが、炭を排出して行くにしたがって、うまく焼けた炭も多く出てきたので一安心。

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やはり、何回炭を焼いても、その都度、条件や仕上がり具合が違う。もっとも、それが自然相手の伝承技術であり、面白いところでもあるのだが ・・・。自分で出来栄えに点数をつけるとしたら、55点ぐらいか。もっともっと腕を上げる必要がある事を痛感。一般参加者の皆さんに焼きあがった炭と木酢液を、お土産の持って行ってもらい、第1回目の炭焼きは終了し、第2回目のチームと交代。

そんな「煙まみれ」、「炭まみれ」のなかで思い出すのは、ラヂオで聴いたあの歌、「煙が目にしみる」。色々なシンガーが歌っているが、やはり真っ先に思い出すのは、「プラターズ/The Platters」であろうか。この「煙」は「恋の炎」の煙であるが、聴いたのは、まだ英語を習いたての頃で、「Smoke Gets In Your Eyes」を訳した「煙が目にしみる」という邦題、なんてうまい訳なんだろうと感心した。それからは、歌の題名、歌詞、映画のタイトルなどが、英語への興味をかきたててくれたのである。プレスリー、キング・コール、ニール・セダカ、ポール・アンカ、コニー・フランシス ・・・・・。しかし、「煙が目にしみただけさ」なんてセリフは、ついぞ口にすることもなく、私の青春時代は過ぎ去っていったのである。

そんな「煙が目にしみる」を始めとする懐かしの「オールディズ」満載の映画は、「ジョージ・ルーカス/George Lucas」監督の「アメリカン・グラフィティー/American Graffiti」(1973年)。そして、そのサウンド・トラック・アルバム41曲。1962年のサンフランシスコ郊外の街を舞台に、性格も生活も異なる4人の若者が、一夜のうちに経験する出来事を、当時のヒット・ナンバーと共につづる青春群像ドラマ。まだヴェトナム戦争もドラッグも、青春とは無縁だった時代のノスタルジーとともに鮮やかに描く。

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この曲「煙が目にしみる」は、「ジェローム・カーン/Jerome Kern」の作曲、「オットー・ハーバック/Otto Harbach」の作詞によるもので、1933年のミュージカル「ロバータ」に使われたものだという。

Smoke gets in your eyes

「♪ They asked me how I knew           友達にお前の恋は
   My true love was true               どのくらい本物なんだと聞かれた時
   I of course replied something here inside  僕は心の中を確かめ
   Cannot be denied                  否定せずにもちろんと答えたよ

   They said someday you’ll find          友達は、お前もいつかきっと気付くさ
   All who love are blind                恋は盲目だということにという
   When your heart’s on fire you must realize  そしてハートに火がついているときは
   Smoke gets in your eyes               その煙が目にしみるものだと

   So I chaffed them and I gaily laughed     そんな友達を僕は笑い飛ばした
   To think they would doubt our love       何言ってんだ、この恋を疑うなんて
   And yet today my love has gone away     しかし今あの恋は終わり
   I am without my love                  僕は一人ぼっち

   Now laughing friends deride             友達は僕をあざ笑うが 
   Tears I cannot hide                    僕は涙を隠せない
   So I smile and say when a lovely flame dies  だから笑ってこう言おう
   Smoke gets in your eyes           消えた恋の炎の煙が目にしみるのさ・・・と ♪」

私もよくいく「神戸・ハーバーランド」の風景と一緒にYOUTUBEにアップされていたのは「プラターズ/煙が目にしみる」。

「プラターズ/The Platters ― 煙が目にしみる/Smoke Gets In Your Eyes」

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もっとJAZZYな演奏でとお望みの方には、私が、最も都会の哀愁を感じさせるピアニストと思っている「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の演奏はいかがでしょうか。スタンダードを中心とした選曲のアルバム「星へのきざはし」は、このトリオのアルバムの中でも出色の出来栄え。 

星へのきざはし(紙ジャケット仕様)

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナス・レコード

「Smoke gets in your eyes – New York Jazz Trio」 
 
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遊びをせむとや生まれけむ

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  遊びをせむとや生まれけむ 戯れせむとやうまれけむ 
    遊ぶ子どもの声きけば わが身さえこそ ゆるがるれ   
                        『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』

 
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「山遊び」と称している山の手入れも、やっと始まった。初日は雪のため中止となり、一週間遅れての「遊び始め」である。この日は、「この冬一番の寒さである」と天気予報は報じていたが、確かに気温は0度近くであろうが、抜けるような青空、太陽からの輻射熱が暖かく、なんとも心地良い朝である。踝くらいまで深々と積もった落ち葉の中をゆっくりと山頂へと山道を登っていく。体は正直である。3週間ぶりの山歩きであるので、息の上がるのが早い。しかし、エネルギーが体の隅々までいきわたっていくのが感じられる。
 
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休み休み20~30分ほど登れば、知明山山頂。まずは今年一年の山遊びの無事を祈って、山頂の標に触れる。標高349.2m、私の故郷、信州から見れば、山というにはおこがましいかもしれないが、それでも山は山、我々が「遊び場」としている大事な山である。さっそく伐採作業開始。この太陽の光が地面に届くように、山頂付近からの見晴しがよくなるようにと、「ヒサカキ(柃、姫榊、非榊)」、「ソヨゴ(冬青)」、「アセビ(馬酔木)」などの常緑樹に「リョウブ(令法)」を加えた雑木を中心に伐採していく。始めてから、30分も作業をすれば、汗びっしょりである。午前中作業を続け、伐採したエリアの森がすっかり明るくなったことを確認して、山を下りる。

「フュージョン・サックスの雄」と呼ばれている人気アルト・サックス・プレイヤーに「デヴィッド・サンボーン/David Sanborn」がいる。「ベン・ウェブスター/Ben Webster」を思わせるようなファンキーで抑揚の大きいヴィブラートを特徴とするその音色は「泣きのサンボーン」とも呼ばれている。そしてジャンルの違った様々な楽曲を演奏し、様々なミュージシャンとコラボすることでも知られている。まさに、クロスオーバー、フュージョン・プレイヤーである。そんなことで、JAZZファンにはどうも好き嫌いが激しく分れているようだが、私は好きである。音楽というフィールドを垣根を設けずに、自由自在、奔放に遊び回っていると思えるのだ。いいではないか。音楽なんてその本質がエンターテイメント、遊び心である。あえて、フュージョンだ、JAZZだ、なんて枠にはめる必要はないのである。

そんな異業種交流、コラボを代表する最近のアルバムが、「ヒア・アンド・ゴーン/Here & Gone」。「エリック・クラプトン/Eric Clapton」、「デレク・トラックス/Derek Trucks」、「ジョス・ストーン/Joss Stone」、「サム・ムーア/Sam Moore」などのアーティストと繰り広げる必殺のサンボーン節。

ヒア・アンド・ゴーン

デヴィッド・サンボーン / ユニバーサル ミュージック クラシック

YOUTUBEからはサンボーンとクラプトンの共演で「クロスロード/Crossroads」。

「David Sanborn with Eric Clapton – Crossroads」

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芽生え

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昨年の6月頃に、山遊びのフィールドで採集した、桜の野生種の一つであり、「ソメイヨシノ」の片親としても知られている「エドヒガン桜」の実から「実生苗」を育ててみようと試みていると、同時期のブログに書いたことがある。(参照 「実生苗を育ててみる」 ) 

先日クラブの先達から、「冷蔵庫に保管した種から、2㎝ほどの細根が伸びている」という知らせを受けたので、さっそく私も冷蔵庫から取り出して、開いてみた。なるほど出ている。細根どころか、かなりの数の芽が出ているではないか。しかも、我が家の冷蔵庫がサクラにとって、よほど居心地がよかったのか、双葉が開くまでにびっくりするほど生育している。昨年、軒先で鉢で育てたようとした種は全滅してしまい、まったく発芽に至らなかったので、これはちょっとした感動の光景だ ・・・。

今後は、2月4日ごろの「立春」の頃に、苗床へ植え付けをし、3月20日、お彼岸の頃にポットに移植するというのが普通の段取りらしいが、先達のアドバイスによると、ここまで育っていれば、もう育苗に移った方がいいとのアドバイス。もう少し寒気が緩み、穏やかな日になったら、鉢に植えかえててみよう。もう一方の鉢に直播きした方は、暖かくなるのを待たねば発芽しないだろうが、こうなると、こちらの方も発芽が待ち遠しいのである。

それにしても、なんともうれしいことに、そして驚くことに、芽が出たのである。まずはこの芽がしっかりと成長してくれるよう手をかけてみよう。そして、数年後、この苗を山に返せる日が来ることを楽しみにして育ててみよう。エドヒガンの寿命は千年という。いまから千年、どんな花が咲くのだろうか? 考えただけでも、なんとも気宇壮大、痛快な話ではある。

さあ、これから日一日と苗の成長が楽しみである。そんな思いにふさわしいかどうか、元祖ほっこりおばさん「ドリス・デイ/Doris Day」の歌う「デイ・バイ・デイ/Day by Day」なんぞがいいなあ ・・・。

「♪  Day by day, I’m falling in love with you
    And day by day my love seems to grow
    There isn’t any end to my devotion
    It’s deeper dear, by far than any ocean
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ♪」

Day By Day / Day By Night

Doris Day / Sony/Bmg Int'l


 
「Doris Day – Day by Day」

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毎年、何らかの新しい「桜歌」がはやる。今年はどんな新しい「桜歌」が聴こえてくるのだろうか ・・・。 
 
 
 

今年も炭を焼く

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さあ、今年も我が「山遊び」における最大のイベント、「炭焼き」が始まりました。1月から2月にかけ、計3回の炭を焼くのであるが、今回は、その第一回目の「炭焼き」である。ほぼ2週間の工程のうち、土曜日から水曜日までの前半五日間が終わったのである。もともと、我々がいつも遊ばせてもらっている公園は、麓にダム湖ができるまでは、地域の里山であった。かっての村人たちが、「菊炭(池田炭、一庫炭)」を作るために、クヌギを植え、山中のあちこちに窯をこしらえ、炭を焼いていたのである。その里山が、ダムによる村人の移住のため放棄されたので、跡地を利用して公園を開設するときに、炭焼き窯をしつらえ、この里山のクヌギを使って炭を焼き、炭焼きの技術の伝承と、里山におけるクヌギ林の再生・復活を、我々クラブが里山ボランティアの一環として、一般の方の参加も募って実施しているのである。

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一日目、朝9時集合。まず、先日山から降ろした炭の材料となる「窯木」と、窯内の燃焼を手助けする「バイタ(木の枝や木切れ、たきぎの意味)」と呼ばれる柴を炭窯の前まで運ぶ。そして窯の中に「窯木」をぎっしりと立てて並べ、その上に「バイタ」を詰めていく。これが「窯木入れ」と呼ばれる工程。直径2mちょっと、高さ約1.6mほど狭い窯の中でこの作業を行う。今年は私を含め二人で「窯木入れ」を行った。そして、窯口に火を焚くスペースをのこして、トタンの波板で窯を仕切る。そしてそのあと、冷え切っている窯を暖めるための予備燃焼を1時間ほど行って、第一日目の「窯木入れ」は終了である。

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二日目は本番の「窯焚き」。ことしの炭焼きの安全と良質の炭ができるようにと願いを込めて、まず神事を行い、古式に則り、火打石により火をおこし、その火を窯口に点火することによって「窯焚き」がスタートする。その後は火力を弱めないように、ただひたすら8~10時間ほど火を焚きつづけるのである。この過程の良し悪しが炭の品質に大きな影響を与える。「炭=木-煙」といわれるように、煙の出かたや色などで、炭になっていく過程、窯の中の状態を想定しながら、火を止めて窯を密閉するタイミングを計る。窯内の温度が600度ほどに上がり、「窯木」から出るガスが自然に燃え始めると、空気調節口を少し開いた状態で、窯口に煉瓦を積み窯を密閉する。この作業を終えて家路につく頃には、もうあたりはすっかり寒々して暗くなり、この日は満月に近い月が、東の山の端から静かに上がってきた。

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三日目は、空気調節口をすこしあけてあるので、窯木から出るガスが燃えて、窯の中の温度はさらに上がる。この工程では、特に我々のする作業はあまりないが、次の日、四日目に行う炭焼きで最も重要な作業である「くどさし」とよばれる完全密閉のタイミングを見据えて、煙の状態や窯内の温度をチェックして、空気調節口を慎重に調整する。次の日の朝、再度のチェックをし、「くどさし」のタイミングを決定することとし、この日はこれで作業は終わり。煙が、長い煙突を登っていく際に冷やされると、良質の「木酢液」が大量にできる。帰りがけ、液を貯めるドラム缶に耳をつけてみると、「さらさら」という木酢液が缶に流れ込む音が、かすかに聴こえる。この音がちょっと神秘的で好きである。

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そして、四日目、最も重要な「くどさし」の日を迎える。完全に密閉するため、窯内への酸素の供給がストップし、以後は燃焼が止まって、炭は蒸し焼きになる。「くどさし」のタイミングが早すぎると、生焼けとなり、遅すぎると灰になってしまうのである。朝9時に集合、デジタル温度計を使って窯内の温度を計るが、最終的な判断は、何ともアナログ的というか、経験則によっているというか、排煙口にかざしたマッチへの着火時間で判断している。ところが、第一回目なので窯が冷えているためか、はたまた去年も猛暑で窯木がたっぷりと水をためているためか、煙が出続け、また着火時間も「くどさし」の判断ができる時間にならない。結局、明日の朝に「くどさし」を延期しようと、排煙口を狭めて解散。窯焚きから四日、窯入れからすると五日目になる。こんなに時間がかかることは初めてであるが、良質の炭を得るためには、仕方のない判断である。

さて、炭焼きを始めてから五日目。午前10時、マッチへの着火時間も申し分なし。「くどさし」のタイミングと判断をして、空気調整口と排煙口を閉じ、窯口を土で厚く覆って完全に密閉する。さあ、これで、窯が充分に冷め、来来週の土曜日の「窯だし」までは、炭の出来栄えは運を天にまかせるしかないということになる。

これで「窯だし」という「3K」の見本みたいな作業だけを残し、「炭を焼く」という作業は完了したのである。この五日間の炭焼き作業によって、体と衣類はすっかり煙にまみれ、あの独特の匂いが染み付いてしまう。この体で家に帰るものだから、家中に匂いが満ちてしまう。私はいい匂いだと思うのだが、中には家人から苦情を言われるクラブ員もいるとか ・・・。幸いにして、私のところは妻もいい匂いと言ってくれるので ・・・。

さて、「煙」といえば、数多くのロックの中でも、「最も有名で印象的なイントロを持つ」といわれる曲が、「ディープ・パープル/Deep Purple」の「スモーク・オン・ザ・ウォーター/Smoke On The Water」。1972年に発表したアルバム、「マシン・ヘッド/Machine Head」に収録されている。スイスはモントルーで、第2期メンバーによって録音された1972年発表の3作目で、絶頂期の「イアン・ギラン/Ian Gillan」と「リッチー・ブラックモア/Ritchie Blackmore」のコラボが楽しめる歴史的名盤といわれている。

マシン・ヘッド

ディープ・パープル / ワーナーミュージック・ジャパン

メンバーも入れ替わり、すっかり年を取ってしまったがまだまだ健在。2006年のモントルー・フェスティバルの最終日に行われたライブから。 「Deep Purple – Smoke On The Water (From “Live At Montreux 2006″ DVD)」

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焼き芋をほうばりながら今年を振り返る

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今年、最後の山での遊びは、子供たちと「竹馬」を作り、「芋」を焼いて喰うイベント。天気予報によると、「雪が降るのでは?」と心配したが、少々寒さはきつかったが、程よく晴れてくれた。この寒さの中、集まった家族は10数家族、40数名の今年最多の大人数。お父さん、お母さんたちは「竹馬づくり」に挑戦、大奮闘してもらい、子供たちは、サツマイモのホイル巻きのお手伝い。見事に竹馬もでき、美味しく焼き芋も焼けた。アツアツの焼き芋をほうばりながら、今年もこの山で遊ばせてもらったことに感謝し、この一年を振り返る。東北地方は大変な災禍に見舞われたが、日本人のすべてが色々な面で自省し、価値観の再構築をせまられた一年でもあった。

朝日新聞会員サービス「アスパラクラブ」のアンケートによる「今年の10大ニュース」は次のようであったが、さあ、我が家は何を選ぼうか ・・・。  

①東日本大震災発生 ②福島原発で高濃度放射能 ③なでしこジャパンが世界一 ④ビンラディン容疑者を殺害 ⑤タイ、洪水で甚大な被害 ⑥カダフィ大佐が死亡 ⑦地デジ移行 ⑧大阪ダブル選挙、維新圧勝 ⑨スティーブ・ジョブズ氏死去 ⑩タイガーマスクのプレゼント

この中で、素直に喜べたのは「なでしこジャパン」ぐらいという、暗いニュースが多かった一年であった。ぜひ来年は明るいニュースが選ばれる年になってほしいが ・・・。

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さて、年末どさくさに紛れてのCD衝動買いは、「ダイアナ・パントン/Diana Panton」。「ブロッサム・ディアリーの面影、そしてベヴァリー・ケニーの佇まい ・・・」というキャッチに一も二もなく魅かれ、店頭で試聴し、思わず久しぶりの衝動買いであった。しかも2枚も ・・・。「昨日のわたし/・・・yesterday perhaps」、「フェリシダージ ~わたしが愛したブラジル/to Brazil with love」。街はクリスマス、私の心もすこし浮かれていたのかも知れない。
 
さて、「ダイアナ・パントン」は、「ダイアナ・クラール/Diana krall」、「ホリー・コール/Holly Cole」、「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」、「エミリー・クレア・バーロー/Emilie-Claire Barlow」、「ニッキ/Nikki Yanofsky」など魅力的なスターJAZZシンガーを次々と輩出しているカナダ出身のニュー・スターである。「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」、「ベヴァリー・ケニー/Beverly Kenney」はいずれも故人であるが、その端正で可憐、上品な歌いぶりを現役歌手に例えるとしたら、我がミューズの一人、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」であろうか。とすれば、私がいれ込んでしまいそうになるのも無理からぬところ。のびやかな高音部における小刻みなヴィブラート、そっと囁きかけるようなクリーミーなボッサ、フランス語の響き ・・・。さて、これは困ってしまいましたね。  

昨日のわたし

ダイアナ・パントン / MUZAK,INC.

フェリシダージ ~わたしが愛したブラジル

ダイアナ・パントン(vo) / MUZAK,INC.

「Diana Panton-And I Love Him」

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困った緑だが ・・・

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ダム湖の湖面を漂う鮮やかな緑。山遊びのフィールドに隣接するダム湖のかなりの面積を覆っているのだ。絵としては美しい風景であるが、しかしこの緑は、「困った緑」である。正体は、ご存知「アオコ(青粉)」である。

アオコ(青粉)とは、Wikipediaなどによると、富栄養化が進んだ湖沼等において、初夏から秋にかけて藻類が異常増殖して、湖沼水を緑色に変色させるほど水面を覆い尽くすほどになった状態を指すという。水面に青緑色の粉をまいたように見えることから、「青粉(あおこ)」と呼ばれるようになったそうだ。このアオコが発生すると、透明度が低下するばかりでなく、藻類が死滅してカビ臭を発したり、更には有害な化学物質が作られることがあり、上水道への利用が不適当となるという。また、水中の溶存酸素が奪われるため、水生生物や魚類が死亡するなど、水産や観光上の被害をもたらしてきた。一旦アオコが発生すると、その処理が大変であるという話を以前、ダムの管理事務所の職員から聞いたことがある。対策としては「富栄養化」を防止することが根本策であるが、我々の日々の営みが「富栄養化」をもたらしているのであるから、温室効果ガス排出抑制などと同じように一筋縄ではいかない話である。「アオコ」を捕食するプランクトンの研究や、「アオコ」から「緑の原油」を常温・高収率で抽出する方法の開発なども進んでいるらしいから、期待をしてみたい。

アオコの「緑」と湖面の「青」。「blue in green ・・・」。先日、「ポール・モチアン/Paul Motian」が亡くなり、これですべてのメンバーがいなくなってしまった「ビル・エヴァンス・トリオ/Bill Evans Trio」。エヴァンスの死後50年以上経ってもいまだに色褪せず、いまだに美しいピアノの音色が心を奪う。すべてのピアノ・トリオの原点であった。アルバム、「ジャズの肖像/Portrait in Jazz」 (1959) から、「blue in green」。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Bill Evans - Blue in Green」  Bill Evans: piano, Scott LaFaro: bass, Paul Motian: drums; Composition: Bill Evans
Recorded on December 28, 1959, NYC

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枯れ木パワー、全開!?

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炭焼きのための「窯木づくり」が始まった。「窯木」とは炭の材料となる木で、菊炭(黒炭)の場合は主として、クヌギ、コナラである。「今年はここ」とあらかじめ決めてあったエリアのクヌギをプロによって伐採してもらい、80㎝ほどの長さの「玉木(丸太)」にカットしてもらう。ここからが我々の出番である。まず斜面に転がっている玉木と枝を、下の平地まで下し、木のサイズ、種類などを選別して、積み上げる作業から始める。これを手作業、人海戦術で行うのである。炭焼き3回分、40~50本のクヌギとコナラ、玉木にしたら相当な数である。数時間の作業でできるところまで、後は次回に残したが、結構片付いた。

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休日のため、若いクラブ員や女性クラブ員も総出で手伝ってくれてはいるが、そうは言っても、メンバーの大半は、60歳を超えた「爺さん」パワー。「森の男」の活力と野性味あふれるパワーなどとは到底いかず、「枯れ木パワー」を全開しても、息が上がり、休み休みの作業。きっと明日は、全員の体のあちこちが痛くなって、悲鳴を上げているに違いないのだ。私といえば、数日前ウィルス性胃腸炎と診断され、下痢と熱に悩まされたばかりで、どうもいまいち力が入らないのである。医者からは、「焼き肉など食べましたか」などと言われたが、以前から「もう肉はあまり食べたい」と思わなくなっているので、どうも原因に心当たりがない。それに妻もまったく同じ食事をしているのに、妻はまったく何ともないというのだから ・・・。う~~ん、ウィルスへの抵抗力の差だろうか。女性の方が長寿の秘密はここに在るかもしれない ・・・。さすれば、妻の方が長生きすることは自明の理、間違いないところ。

かって、我々も血湧き肉躍った若かりし頃があった。そのころ筋肉モリモリ、野性味あふれる声とスリリングなブラス・サウンドで、我々を魅了したグループがあった。「ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ /Blood, Sweat & Tears、BS&T」である。特に2代目のボーカル、「デヴィッド・クレイトン・トーマス/David Clayton-Thomas」の力漲る嗄れ声には、しびれて、あんな声で歌えるようになったらとすら思った。ロックとジャズを融合させ、リズム・セクションに重厚なホーンを加えたサウンドで、人気を博した「BS&T」。

その一世を風靡したナンバー、「スピニング・ホイール/Spinning Wheel」を ・・・。スリリングなトランペットのソロは、その後、「マンハッタン・ジャズ・クインテット/Manhattan Jazz Quintet」で名を馳せた若かりし「ルー・ソロフ/Lew Soloff」である。

「Sweat and Tears ‐ Spinning Wheel」

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街紅葉、山紅葉

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買い物に出かけた駅前で、今までは全く気付かなかったが、銀杏が色づき、今が真っ盛りなのに気が付いた。多くの人が行き交う街の中にあって、一際鮮やかで美しい。

そして、山遊びのフィールドでは、「ナナカマド」などは、もうすっかり葉を落とし、丸坊主。「クヌギ」、「コナラ」は、パラパラと絶え間なく葉を落とし、落ち葉のじゅうたんを作っている。もう紅葉は終りの時期を迎えているのだ。

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「クヌギ」が葉を落とし始めたら、炭焼きの窯木づくりの準備を始める時期である。「クヌギ」の再生林の斜面では、来年早々に始める炭焼きのため、「クヌギ」の伐採が始まった。伐採後の切り株からは、また新しいクヌギが再生し、8年くらいで炭に適した太さに成長するのである。

今年は未曽有の大災害、大事故が起こった年。そんな年「2011年」を表す言葉が、これから新聞紙面を飾るだろうが、私の頭に浮かんだ言葉は、「This Never Happenned Before」。「ポール・マッカートニー/Paul McCartney」作詞作曲の歌であり、アルバム・タイトルは、「カオス&クリエーション/Chaos And Creation In The Back Yard」。まさに、そのタイトル通りのカオスを現実にもたらした。「サンドラ・ブロック/Sandra Bullock」、「キアヌ・リーヴス/Keanu Reeves」主演の映画「イルマーレ/The Lake House」(2006年)の重要なシーンでも使われた曲なので、ご存知の方も多いでしょうか。

そして、あの大厄災は、人の絆、おもいやり、秩序ある行動、日本人の美徳を浮き彫りにした反面、日本人の生き方、日本の在りようの再認識をを迫るとともに、かっての政権の原発政策の嘘、大企業の隠蔽体質、マスコミの対応力のなさ、政治の無責任さ、学者の未熟さ、そして何よりも政府の危機への対応力の遅さと無策さをあぶり出してしまった。来年は、この危機こそクリエーションの機会ととらえ、お上だけに頼るのではなく、「東北と日本復興のスタートの年」と実感できる年になってほしいものだ。何度でも再生を繰り返すあの台場クヌギのように ・・・。

「This Never Happenned Before」  Paul McCartney

「♪ I’m very sure                  迷いなく言い切れるよ
   this never happened to me before    こんなことは始めてだったと
   I met you and now I’m sure        君に出会って、はっきりと分かったよ
   this never happened before        今までこんなことは一度も無かったんだ
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

ケイオス・アンド・クリエイション・イン・ザ・バックヤード~裏庭の混沌と創造

ポール・マッカートニー / ユニバーサル ミュージック クラシック

著作権の関係か、ほとんどすべての動画が「リクエストにより埋め込み無効」となっていますので、下の文章部をクリックしてください。YOUTUBEへリンクします。

「Paul McCartney – This Never Happened Before」

 
 



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