JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

60歳過ぎたら聴きたい歌(79) ~Wonderful Tonight~

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「聖バレンタインデー/St. Valentine’s day」が近づいてきた。かって米国に出張していた時、スコットランドの友人にグリーティング・カードを買うのにつき合わされたことがある。誕生日か何かのカードだろうと思っていたら、それは「バレンタインデー」のカードであった。その時、欧米では、夫婦の間で、この日にはカードを贈り合う習慣があると初めて知ったのである。「お前はなぜ買わないんだ」と言われ、あわてて買った記憶もあるが、チョコレート業界やギフト業界に、すっかり洗脳されていたことにも気が付いた。調べてみると、女性が男性に、愛情の告白としてチョコレートを贈る習慣、まして義理チョコなどは、日本独自のものだそうだ。1936年2月12日に「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」という広告を、当時東京で発行されていた英字新聞にだしたという「神戸モロゾフ製菓(現在のモロゾフ)」説が、起源として有力であるが、異論もあり、どうも判然としないようだ。(Wikipedia参照)

「モロゾフ」のHPをみると、1931年神戸で創業、1932年にその当時の箱入りチョコ「ファンシー・チョコレート」を、日本初の「バレンタイン・チョコレート」として販売したとあり、モロゾフ説が説得力があるように思える。さすれば、今年は「バレンタイン・チョコ」誕生80周年ということになる。店頭には「80th Aniversary」としてチョコが山積みになっている。

たしか我々の学生時代などにはそんな習慣があったという記憶がなく、「バレンタインデー」といえば、シカゴで起きたギャングの有名な抗争事件、「聖バレンタインデーの虐殺」のことであり、いまのような習慣が日本に定着したのはバブル期のようではないかという気がする。定年後、「義理チョコ」も、ましてや「本命チョコ」なども、まったく関係なくなったと思っていたが、何とうれしや、捨てる神あれば、拾う神あり。何年か前から、次男のお嫁さんから届くようになったのである。さて、孫から届くのはいつの日のことであろうか ・・・。

「バレンタインデー」で盛り上がっているカップルには、「エリック・クラプトン/Eric Clapton」の名曲「ワンダフル・トゥナイト/Womderful Tonight」なんていかがでしょうか。ライブ盤、ベスト盤など多くのアルバムに収録されているが、初収録はたしか「スローハンド/Slowhand」だったか。

スローハンド

エリック・クラプトン / USMジャパン

そうそう、「ビギン/BEGIN」のカバーもなかなかいいですね。

BALLADS

BEGIN / テイチク

『Wonderful Tonight』  作詞・作曲; ERIC CLAPTON

「♪ It’s late in the evening              宵闇が迫ってきたというのに
   She’s wondering what clothes to wear  君はまだ着てゆく服に迷っている
   She puts on her make up            化粧をして
   And brushes her long blonde hair      長いブロンドの髪を梳かし
   And then she asks me              ”どう!決まっている?”と
   ”Do I look alright ?”                 君は僕に尋ねるが
   And I say “yes, you look wonderful tonight”  ”もちろんとても素敵だよ”と答える

   We go a party               そして、僕たちはパーティへ向かう
   And everyone turns to see      誰もが振り返るんだ
   This beautiful lady            僕と連れ立って歩いている
   Thats walking around with me   美しいレディを見て
   And then she asks me         ”ご気分はいかが?”と
   ”Do you feel alright ?”         君は僕に尋ねるが
   And I say “yes, I feel wonderful tonight”  ”もちろん最高さ”と答える
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   It’s time to go home now        そろそろ帰る時間
   And I’ve got an aching head      僕はちょっと頭が痛くなってきた
   So I give her the car keys        車のキーを君に渡して送ってもらい
   She helps me to bed            僕をベッドに寝かしつけてくれる君                       
   And then I tell her              灯りを消して
   As I turn out the light            君に囁く
   I say “my darling, you were wonderful tonight  ”今夜の君は素敵だったよ”
   Oh, my darling, you were wonderful tonight”   ”そう、今夜の君は最高さ” ♪」

多分、こんなことを口にする機会は今までもなかったし、もちろん今後もないでしょう。せめて爺さんは無言でこの曲をさりげなく流すとしましょうか ・・・。

「Wonderful Tonight」。クラプトンの最も長く、そしてベストなライブ・バージョンはこれでしょうか。

「Eric Clapton – Wonderful Tonight」 
 
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そうだ、バレンタインデーと並んで、関西にはもう一つの業界仕掛けイベントがありますね。仕掛け人は「海苔(のり)業界」。イベントは、節分に「恵方」を向いての巻きずしの丸かじり。毎年我が家でもやっていますが、今年の恵方は「北北西」とのこと。
 
 
 
 
    

    
    

60歳過ぎたら聴きたい歌(78) ~スムース・オペレーター~

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経産省の高級官僚、元審議官が、「インサイダー取引」疑惑で逮捕されたというニュース。馬鹿馬鹿しくて論評などする気にはなれないのだが、そのニュースを聴いたとき、「なんとせこい奴っちゃ。でもこんな奴、どこの組織にもいるが、その世渡り上手も運の尽きか」と率直に思った。出世や金、しがらみなどとは無縁になった今、かっての自分の中にも多少なりともあったであろう、そんな「せこさ」をもう意識しなくってもすむこともありがたい。

そんなことを思いながら、心に浮かんだ曲は「シャーデー/スムース・オペレーター」。その女豹を思わすような眼、エキゾチックで魅惑的な容姿と、最初聴いたときは、どういう意味かまったく分からなかった歌のタイトル、やや無機質といっていいくらい感情を表さないような歌唱。そしてジャージーなサウンド。初めて聴いたときは相当にインパクトを受けた歌であった。ノックアウトされたその後、私は「シャーデー」の隠れファンになっている。

私もかっては勘違いしていたのですが、「シャーデー/Sade」とは、個人ではなく、ナイジェリア出身の父と、イギリス人の母を持つヴォーカルの「シャーデー・アデュ(ヘレン・フォラシャーデー・アデュ)/Helen Folasade Adu」を中心とする4人組のイギリスのグループ。そして、この曲は彼らのデビュー・アルバム 「ダイヤモンド・ライフ/Diamond Life」(1984)のオープニングに収められている曲で、翌年のグラミー賞「最優秀新人賞」を受賞した。1984年のデビューから今日まで、オリジナル・アルバムは、たった6作という寡作ぶりであるが、そのアルバムはいずれも大ヒットしている。

この歌はジェット機で派手に遊び回るリッチなライフ・スタイルを楽しんでいる男の話で、いい暮らしはしていても心は冷たいという内容の歌。どうか「お前のひがみか」などと決して言わないでください。

『Smooth Operator』 Words and Music: Sade Adu and St. John 

「♪ Diamond life lover boy     彼は輝くようないい生活を送る色男
   He moves in space       国中をジェットで飛び回ってるわ
   With minimum waste      要領よく、労少なくして
   And maximum joy         最大の効果を得るようにね
   City lights, business nights  都会の灯りの中でも、ビジネスの夜でも
   When you require streetcar desire   あなたは欲望という名の電車に乗り込んで
    For higher heights        もっと高いところへ行くように願う人
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   No need to ask           聞くまでもないわ
   He’s a smooth operator,    彼は口先がうまくて要領がいいだけの男
   Smooth operator          彼はやり手のプレイ・ボーイ、口説き上手の
   Smooth operator, smooth operator そう、スムース・オペレータ-なの 

   Coast to coast, L.A. to Chicago 西海岸から東海岸まで、ロスからシカゴまで
   Western male              まるで西部男のように
   Across the north,            北から南へ
   And south to Key Largo       果てはキー・ラーゴまで
   Love for sale               恋を売り歩いているの
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                    ♪」

Diamond Life

Sade / Sony

Lovers Live (DVD)

SADE /SONY

「Sade – Smooth Operator – Montreux ( 1984 ) 」

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60歳過ぎたら聴きたい歌(77) ~Feeling Good~

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歩いていくことが出来る距離にある清和源氏発祥の地、多田神社への初詣。ここしばらくは、大晦日、元日と故郷・松本で過ごしていたので、多田神社への元日の初詣はしばらくぶりである。昨年の破魔矢を返納し、家内安全を祈って詣でてから、新しい破魔矢を求め、そして門前の茶店でぜんざいを食べるという、いつものとおりの初詣から今年も始まった。TVのニュースでは、かろうじて残った鎮守様に詣でる人々、あの悲しみの海に鎮魂の祈りをささげる人 ・・・。色々な初詣の風景が映し出されていた。

いつもどおりの「日常」というものがどんなに有難いものであるか、またどんなにか脆いものであるかということも、思い知らされた昨年であった。新しい価値観による「日常」の再構築からスタートをする年でありたいと思う。

「♪ Bird flying high
   You know how I feel
    Sun in the sky
     You know how I feel
      Breeze drifting on by
       You know how I feel
        It’s a new a dawn
         And a new day
          And a new life for me
            And I’m feeling good  ・・・ ♪」 
             
「フィーリング・グッド/Feeling Good」(作詞・作曲;Leslie Bricusse/Anthony Newley)という歌の一節である。変わらない日々の暮らしを有難いと思う心 ・・・。今日の年初め、初詣に向かう人々を眺めていて、心に浮かんだのはこの歌である。

「サミー・デイヴィス・ジュニア/Sammy Davis Jr.」、「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「ランディ・クロフォード&ジョー・サンプル/Randy Crawford & Joe Sample」など幾多のカバーがある中で、もっとも有名なバージョンは「ニーナ・シモン/Nina Simone」であろう。彼女のいくつものバージョンがアルバムに収録されているが、最初に収録をされたのは「I Put A Spell On You」(1965)である。最初に私が「ニーナ・シモン」とこの歌を知ったのも、まだLPの頃で、このアルバムであった。

I Put a Spell on You

Nina Simone / Verve

そして、1990年に製作された「リュック・ベッソン/Luc Besson」監督のフランス映画「ニキータ/Nikita」のハリウッド版リメイク映画、死刑因の少女が政府秘密組織の女工作員となる姿を描くサスペンス・アクション「ジョン・バダム/John Badham」監督の「アサシン/原題;Point Of No Return」(1993)のエンディングにも、「ニーナ・シモン」のこの歌が流れていた。監督がよほどニーナが好きだったのか、主人公の工作員のコード・ネームは「ニーナ」で、全編を流れるサウンド・トラックのほとんどが「ニーナ・シモン」の歌だった記憶がある。

アサシン 暗・殺・者 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

「NINA SIMONE-FEELING GOOD」

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60歳過ぎたら聴きたい歌(76) ~素敵な宵のひとときを~

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孫娘の1歳の誕生日であった。生後9か月で母親の入院、手術という大事件に見舞われたが、幸い術後の経過もよく、お嫁さんの快気祝いもかねて、彼女の家族共々お祝いの食事会であった。

大阪を一望のもとに見下ろす雲雀ヶ丘にある和風ダイニング、鎌倉時代の公家で、「新古今集」や「新勅撰集」などの選定した歌人でもある「藤原定家」にちなんだ屋号を持つ「明月記」での食事。「明月記」は定家の日記で、難解なことでも有名であるが、たしかその日記の中に「超新星爆発」のことと思われる記述があり、そのことでも一躍有名になったと記憶している。食事が美味しいかったこともさることながら、家族一同健康でいられることの喜び、幼い命が目に見えて育っていることの喜びを祝い、和気あいあいとした楽しいお祝いの宴であった。ささやかながらこんな喜びがいつまでも続いてほしいものだ。

日記といえば、このブログもいわば私の日記のようなもの。「爵士記」とでもタイトルを変えましょうか ・・・。定家について調べてみたら、秋の日の一日にふさわしいこんな歌があった。

   「大方の 秋のけしきは くれはてて ただ山の端の ありあけの月」 (定家)

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今宵の「60歳過ぎたら聴きたい歌」。今日は少し幸せな気分を味わった一日だったから、「アン・バートン/Ann Burton」の「A Lovely Way To Spend An Evening」を選んでみた。「恋に過ごせし宵」などという古風な邦訳タイトルがついているが、もうすこし柔らかく、「素敵な宵のひとときを」とでも訳しておきましょうか。私にとって、今日などはまさに「A Lovely Way To Spend An Afternoon」であった。

このブログでも何回も取り上げている「アン・バートン/Ann Burton」。 1933年オランダのアムステルダム生まれ。何回か来日もしているが、私はステージは観れずじまいで、残念なことに、1989年に56歳で他界してしまった。しかし、いまだに日本での人気は高いと聞く。死後20年以上たっても、未発表曲のアルバムが次々と発売されているのだ。

非英語国出身なるが故の英語の解りやすさに加え、その魅力は何と言っても、しっとりと歌い上げるなかに込められたその情感。もう30年以上聴いていても飽きない私の愛聴盤となっている彼女の名盤は、「BALLADS&BURTON」(1969)。伴奏の「ルイス・ヴァン・ダイク/Louis van Dyke」のトリオもバートンの唄にピッタリ寄り添っている。

バラード&バートン

アン・バートン ジャック・スコルズ ルイス・ヴァン・ダイク ジョン・エンゲルス ルディ・ブリンクソニーミュージックエンタテインメント

「A Lovely Way To Spend An Evening」は、「ハロルド・アダムソン/Harold Adamson」(詞)と「ジミー・マクヒュー/Jimmy McHugh」(曲)によって、1940年に書かれた愛らしい歌。「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」のレパートリーでもあった曲。

「♪ This is a lovely way to spend an evening,  こんなに素敵な宵のひととき
   I can’t think of anything I’d rather do      ほかの事は何も考えられない
   This is a lovely way to spend an evening,    こうして過ごす素敵な宵のひととき
   I can’t think of anyone as handsome as you  あなたのことしか考えられない

   A casual stroll through a garden      くつろいだ気持ちで庭を散歩して
   A kiss by a lazy lagoon             物憂げな池のほとりでキスをして
   Catching a breath of moonlight       そして月の吐息を浴びて
   Humming our favorite tune          お気に入りの歌をハミングするの

   This is a lovely way to spend an evening  こんなに素敵な宵のひととき
   I want to save                       あなたと過ごすために   
   All my nights                         とっておきたいわ 
   And spend them with you              わたしの夜はすべて ♪」

「A Lovely Way To Spend An Evening – Ann Burton」  Ann Burton;vocal,Louis van Dyke;piano,Jacques Schois;bass,John Engels;drums
 
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60歳過ぎたら聴きたい歌(75) ~ハートに火をつけて~

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「だんだんよくなる法華の太鼓」という言葉があるが、そんな感じで受け止めている歌がある。聴いているうちに好くなるというのではなく、カバーが変わるたびに、すなわちカバーする歌手が変わっていくにつれて、好くなるのである。その歌は「ハートに火をつけて/Light My Fire」。

言わずと知れた「ドアーズ/The Doors」の1967年のヒット曲である。初めに聴いたときは、さほどの印象を受けなかったが、翌年、プエルトリコ出身の盲目の歌手、ギタリスト、「ホセ・フェリシアーノ/José Feliciano」が、アルバム「フェリシアーノ!/Feliciano!」で歌うに至って、がぜん印象が変わったのである。まさに、ラテンの哀愁と情熱がほとばしる熱唱で、この曲のオリジナルはホセと思い込んだ人も相当いたのではないだろうか。そんなインパクトがあった。

ハートに火をつけて

ドアーズ / ワーナーミュージック・ジャパン

フェリシアーノ!(紙ジャケット仕様)

ホセ・フェリシアーノ / SMJ

そして、次に私が魅かれたのは北欧スエーデン出身の「リーサ/Lisa、Lisa Lovbrand」の「ハートに・・・」であった。「ドアーズ」から経つこと40年、2007年にリリースされたアルバム「Embraceble」であった。大変な美貌のの持ち主で、女優業もこなしているという。ホセのラテンのパッションから一転して、スロー・ボッサ。北欧的透明感の中に漂う、まったり感。癒し、クールダウンといった言葉が当てはまるほどのリラックス・バージョン。 私が定年を迎えて間もないころ聴いたこともあってか、心のモヤモヤがずいぶんとこの歌で解消されたことを覚えている。

エンブレイサブル

リーサ / スパイス・オブ・ライフ

そしてとどめは、「イリアーヌ・イリアス/Eliane Elias」。「イリアーニ・アライアス」あるいは単に「イリアーヌ」と呼ばれることが多いが、1960年、ブラジルのサンパウロ生まれ、今年51歳の女盛り。6歳よりクラシックピアノを始めるが、幼少から「ビル・エヴァンス/Bill Evans」や「ハービー・ハンコック/Herbie Hancock」、「キース・ジャレット/Keith Jarrett」などにずいぶん影響を受けたという。1980年代よりアメリカで活躍し、トランペッターの「ランディ・ブレッカー/Randy Brecker」と結婚、その後離婚するが、「アマンダ・ブレッカー/Amanda Brecker」は彼との娘である。現在は、かつてエヴァンスの最後のトリオのベーシストだった「マーク・ジョンソン/Marc Johnson」を夫とし、マークは彼女のトリオでもベースを弾いている。ジャズからボサノヴァまで幅広いジャンルや亡きエバンスとのコラボなど意欲的なアルバムを次々と発表し、最も脂ののった時期といえようか。

「ハートに火をつけて」。聴き手もそうであるが、歌い手の思いや人生、その人の背景しだいでいろいろな顔をみせる、あるいは顔に見えてくる曲。きっとこんな歌が名曲なんだろうな。 

英詩は「コチラ」

「♪ You know that it would be untrue  本当じゃないってあなたは気が付いてしまう
   You know that I would be a liar     私が嘘をついてるかもしれないってことも
   If I was to say to you             もし私があなたに、二人はこれ以上ないくらい
   Boy(Girl), we couldn’t get much higher    最高よなんて言ったとしたら

   Come on baby, light my fire         だからもっとこっちへ来て、私に火をつけて
   Come on baby, light my fire         もっとこっちへ来て、私に火をつけて
   Try to set the night on fire          今夜はもっと燃えましょうよ
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

少しきわどくなってきましたね。「私に火をつけて! ね、 ・・・ 」。いや、こんな風に熟女に迫られたら、どうしましょうか? まっ、そんな心配は全くありませんが ・・・。そんな先入観を持って「イリアーヌ」の歌う「ハートに・・・」を聴いたのだが、そちらの期待は裏切られてしまった。

しかし、「ロマンス、それは美しいメロディー、美しいハーモニー、そして心地いいリズムだったりするけど、そういったものに私は惹かれる。でも何よりも私が今回のアルバムで歌っているのは、さまざまな側面をもった愛についてなの。今作が一番興奮するわ。」と語っている「イリアーヌ」。「ハート ・・・」をゆったりと囁くように歌っている。愛を語ったというこのアルバム、家族や仲間に向かって、「ハートに愛の火をつけて」と語りかけていると受け止めれば、また新しいこの歌の顔が見えてくる。彼女の心の火が灯した暖かい歌になったようだ。このアルバム、夫の「Marc Johnson(b)」はもちろん、元夫の「Randy Brecker(tp)」、愛娘「Amanda Brecker(vo)」も参加するアット・ホームなアルバムでもあったのだ。

ライト・マイ・ファイアー

イリアーヌ・イリアス / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Eliane Elias – Light My Fire」
 
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60歳過ぎたら聴きたい歌(74) ~ 希望の轍/Let’s try again ~

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番組の冒頭にびっくりした。大阪・道頓堀の戎橋(グリコのネオン・サインのあるところ)近くに浮かべた船の上で、浴衣姿の「桑田佳祐」が歌っているではないか。NHKの番組「SONGS」である。8月7日のサプライズだったという。番組収録の1時間前に、ツイッターなどでアナウンスしたが、あっというまにその情報が伝わり、収録時には、なんと6千人近くのファンがあつまったという。歌った曲は、「OSAKA Lady Blues(大阪レディ・ブルース)」と「希望の轍(わだち)」。考えてみると、私だけの思いかもしれないが、「サザン・オール・スターズ」は湘南が似合うが、「桑田佳祐」個人は、大阪が似合うと思うのである。あの軽妙な言葉遊び、駄じゃれ、ボケとツッコミを思わすようなかけあい、きわどいシモネタ、お祭り騒ぎ ・・・。 あの猥雑な感じは、大阪の気質にぴったりだと思うがどうだろうか。数ある名曲、ヒット曲の中で「希望の轍」は、今年の夏につながるようなタイトルで、好きな曲の一つ。夏の夜、暗い海岸道路を疾走する車。切なくなる映画のラスト・シーンのような感じがたまらない。

「♪ ・・・・・・・・・・
   情熱の重さは夜の凪
   さまよう夏の日は陽炎
      ・・・・・・・・・・・   ♪」

歌詞は「コチラ」

希望の轍 ‐ サザンオールスターズ

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そしてこの番組最後の曲は、大震災の東北地方のため、「桑田佳祐」や「福山雅治」など同じ芸能事務所に所属する54名のアーティスト達による復興支援プロジェクト「チーム・アミューズ!!」がデジタル配信した「Let’s Try Again」の桑田バージョンであった。「チーム・アミューズ」バージョンとはまた趣が違い、かなり素晴らしい歌詞になっている。

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・
  人間(ひと)は驕(おご)りと誤ちの果てに
  己を顧み叡智(ちえ)と技術(わざ)を身につけた

   哀しみの海に消えた幸せは
    帰らぬ人の想いを胸にいつか蘇る
    ・・・・・・・・・・・・・・・・
    Let’s try again!!       ♪」

桑田バージョンの「Let’s try again」、この夏久しぶりに感動した歌。 

明日へのマーチ/Let’s try again~kuwata keisuke ver.~/ハダカ DE 音頭 ~祭りだ!! Naked~(明日へのレインボータオル”封入スペシャル仕様)(初回完全生産限定盤)

桑田佳祐 / ビクターエンタテインメント

このCD、8月17日発売なので、YOUTUBEなどにまだアップされていない。多分TVから採ったらしいので音質はかなり悪いですが、歌の雰囲気は出ています。「桑田佳祐 – Let’s try again ~kuwata keisuke ver.~」

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60歳過ぎたら聴きたい歌(73) ~ Shape Of My Heart ~

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「リュック・ベッソン/Luc Besson」監督の映画が好きである。「トランスポーター」シリーズや「Taxi」シリーズなど、監督ではなく彼がプロデュースした映画も含めてである。そんな映画の中に、「ニキータ」と並ぶ苛酷な世界での無償の愛を描いたハードボイルド・アクション映画「レオン/Léon」(1994年)がある。ベッソン監督が、ハリウッドで撮った初めての作品である。

悪徳警官に家族を殺され、復讐を誓う12歳の少女「マチルダ」と、彼女を助け、守る殺し屋が「ジャン・レノ/Jean Reno」演ずる「レオン」。本作で「マチルダ」役を演じた「ナタリー・ポートマン/Natalie Portman」は、この映画で一躍脚光を浴びる事となり、その後「ブラックスワン/Black Swan」で今年のアカデミー主演女優賞を受賞したことは、ご存知の通りである。



レオン 完全版 [DVD]  CICビクター・ビデオ

この映画の主題歌が「スティング/Sting 」の「Shape of My Heart」であった。ラストシーンでこの曲が流れてきたときは、レオンの心情と歌が重なって、思わず目が潤んだ記憶がある。

英語歌詞はコチラ。

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
  I know that the spades are the swords of a soldier
  I know that the clubs are weapons of war
  I know that diamonds mean money for this art
  But that’s not the shape of my heart

  スペードは戦士の剣
  クラブは戦いの武器
  ダイヤはこの仕事で得られる金
  でもハートは僕のココロではない
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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荒ぶる心、一途に想う心、そんな男心の模様をどうしても形容できない心情を歌った曲である。こんな歌詞に、すっと感情移入していってしまう時代もあった。私は、この歌をきっかけに「スティング」に興味を持つようになっていったのだ。

「スティング」は、イギリス出身のミュージシャン。1977年に「ポリス/Police」を結成。ベーシスト兼ボーカルとして活躍し、ソロ後は俳優としても評価を高めている。音楽的にはジャズの影響を大きく受け、ジャズ・ミュージシャンを起用した1985年制作のソロアルバム「ブルー・タートルの夢/The Dream Of The Blue Turtles」でジャズへの彼の夢が結実した。

彼のアルバムの中で、傑作と評される評価の高いアルバムは多いが、「Shape of My Heart」が収録されているアルバム「テン・サマナーズ・テイルズ/Ten Summoner’s Tales 」はその中でもひときわ光を放ち、彼の代表作「Fields Of Gold」も収録されており、このアルバムを最高傑作とするファンも多いという。



Ten Summoner’s Tales (Jewel Box)  Sting / A&M

「9.11」の当日、「スティング」は、イタリアのトスカーナにある彼の家の中庭でライブ・コンサートをして、それをレコーディングし、同時に全世界へその映像をWEB配信するという計画を立てていた。しかし、その日、ライブの直前にアメリカ同時多発テロが起こった。「スティング」は、いつもはアンコールで歌う、「フラジャイル/Fragile」を最初に演奏し、ただその1曲だけを犠牲者への哀悼曲としてWEB配信をし、その夜のライブは、哀悼ライブとしてのみ続けられたそうである。その日のコンサートのライブ・アルバムが「・・・オール・ディス・タイム」。ジャケットの見開きに「9.11」への彼自身の哀悼の言葉が刻まれている。そしてその日も「Shape of My Heart」は演奏された。



・・・オール・ディス・タイム  スティング / ユニバーサル インターナショナル

その「9.11」当日のトスカーナでのライブがYOUTUBEにアップされている。 「Sting – Shape of my Heart」

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60歳過ぎたら聴きたい歌(72) ~ Antonio’s Song ~

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この地上で樹が切り倒されるごとに、その樹はきっと別の場所で、

どこか他の世界で再び成長するのだと、私は信じている。

だから、死んだら、

私はそこへ行きたい。

森たちが平和に暮せるその場所へ。

     アントニオ・カルロス・ジョビン

(青土社刊;アントニオ・カルロス・ジョビン~ボサノヴァを創った男 より)

ボサノバの創始者「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antônio Carlos Jobim」の言葉である。幼い頃にブラジルの大自然に囲まれ育った彼は、環境問題に対する関心が深く、アマゾンの熱帯雨林を保護するための活動を行っていたという。そしてジョビンの曲には自然を題材にしたり、自然に対する彼の思いを込めた曲が多くある。おいしい水 (Água de Beber / Water to Drink)、波 (Vou te contar / Wave)、三月の水 (Águas de Março / Waters of March)などはその代表であろうし、「Urubu」や「Matita Pere」などのアルバムは自然をテーマにしている。「アントニオ・カルロス・ジョビン―ボサノヴァを創った男」には、自然保護活動を含め、ジョビンの実妹エレーナが語る彼の繊細かつダイナミックな世界観のすべてが語られている。



アントニオ・カルロス・ジョビン―ボサノヴァを創った男  エレーナ ジョビン / 青土社

その「アントニオ・カルロス・ジョビン」に「マイケル・フランクス/Michael Franks」が捧げた歌が、前回のブログで取り上げた「アントニオの歌/Antonio’s Song (The Rainbow)」。その歌詞には、「砂漠」、「雨」、「アマゾン」と言った言葉が出てくるので、マイケルはジョビンの自然への思いや、それが込められた歌を十分に理解していたと思う。その歌詞を読み、また改めてマイケルの歌をじっくり聴いてみて、この歌を聴いていた30数年前の頃の若さや苦さが懐かしくなった。そして、今この歌を「60歳過ぎたら聴きたい歌」にいれてもいいかなと思った。



スリーピング・ジプシー  マイケル・フランクス / ワーナーミュージック・ジャパン

英語歌詞はコチラ。

【 アントニオの歌(虹) 】  作詞作曲;マイケル・フランクス

「♪  ・・・・
   さあ、彼の歌を歌おう
   長い間、忘れられていた歌を
   そして彼の曲をずっと流し続けるのだ
   光が虹に溶け込んでいくように

   僕らにはまだサンバの踊りが残されている
   まだチャンスがあるんだ
   束縛の鎖を壊し、自由になれるチャンスが…
   光が虹に溶け込んでいくように…

   アントニオは砂漠を愛し、
   アントニオは雨に祈る
   アントニオは喜びは
   痛みの中から生まれることを知っているんだ

   そして全てを失なってしまったLAで
   私の希望が消え去ったとき
   アントニオのサンバが
   私をアマゾンの地へと導いたのだ ・・・    ♪」

久しぶりにアルバム「Sleeping Gypsy」をずっと流し続け、YOUTUBEで動画を検索していたら、聞いたことのない女性ジャズ歌手が歌う「アントニオの歌」が眼に留まった。歌手の名は「Live Maria Roggen」。これがまた過度にべとつかず、実にいい味なのである。初めて聞く名前で、アルバムも聴いたこともないが、ノルウェーでは最もリスペクトされているジャズ・ヴォーカリストの一人で、詩人&ソングライターでもあるという。

Live Maria Roggen – Antonio’s Song 」。2009年8月10日、オスロ・ジャズ・フェスティバルの期間中に、オペラハウスで行われたライブ・コンサートから。Live Maria Roggen;vocal、Jon Eberson;guitar、 Arild Andersen;double bass、Jon Christensen;drums。

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60歳過ぎたら聴きたい歌(71) ~ I Can See Clearly Now ~

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連休に帰省していた三男が首都圏へと帰っていった。一時にぎやかだったが、また二人だけの静かな生活に戻った。買い物の帰り、花のマーケットに寄り、すこし空いてさびしくなっていた庭のところに植える花の苗を買った。久しぶりの土いじり。少し手は荒れたが、庭は明るくなった。

五日の日には初孫を連れて、今度は次男夫婦がやってくる。うん!こどもの日か!孫に何かせねばなるまい。

季節の変化、生活の変化、家族の変化、人生の変化が、ゆっくりと穏やかに我家にも訪れる。

人の心を明るくし、元気が出る歌を紹介しましょう。「I Can See Clearly Now」。この歌は、1972年に「ジョニー・ナッシュ/Johnny Nash」が作詞作曲し、その後 様々なアーティストに カバーされている曲。メロディが明るくて美しい曲であるが、なんといっても歌詞が前向きでとても元気が出る歌。

「I Can See Clearly Now」の英語歌詞はこちら。

「♪ 今ははっきり見えるんだ、雨が上がったから
   私の進むべき道に待ち構えている全ての障害が ・・・
   私の視界をさえぎっていた黒い雲は去り、雨も上がった
   明るい、陽の輝く日が戻ってきたんだ
   
   心の痛みも、嫌な気分も 晴れ、
   待ち望んでいた虹さえ かかったよ
   明るい、陽の輝く日が戻ってきたんだ

   ほら、見回してごらん 見渡す限り青空が広がっているだろう
   前を真っ直ぐ向いてごらん 道の向こうもずっと青空だよ
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

それでは「ホリー・コール/Holly Cole」が歌う「I Can See Clearly Now」を聴いてみましょうか。彼女が率いる「Holly Cole Trio」、ピアノ、ベースをバックにしたドラムレス・トリオである。彼女は映画「バグダッド・カフェ/BAGDAD CAFE」の挿入歌である「Calling You」をカバーしたアルバムがヒットしたことでよく知られた歌手。スタンダード、R&B、POPS、C&W、ブルース、ラテン、ミュージカル ・・・ どれを歌わせても「ホリー」流のイメージ、シーンを作り上げてしまう才能にはいつも驚かされる。第2作目のアルバム「ベッドで煙草をすわないで/Don’t Smoke In Bed」から。(ジャケット・デザインが違う日本盤もあり) ダイナミックな歌唱に力づけられる。 



Don’t Smoke in Bed  Holly Cole / Blue Note Records

Holly Cole Trio – I Can See Clearly Now」。Holly Cole;Vocal,Aaron Davis;Piano,David Piltch;Bass

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60歳過ぎたら聴きたい歌(70 ) ~ Everything Must Change ~

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あれからあっという間に一ヶ月経ってしまった。大地震、大津波、原発事故の三重苦。一部に復旧、復興の兆しは見えてきたものの、被害規模の全容すらいまだつかめていないというのが実態であろう。「3.11」。忘れられない日となった65歳の誕生日。

「9.11」。1年後の2002年9月13日。「グラウンド・ゼロ/Ground ZERO(爆心地)」に立っていた私の耳に聞こえていたのは、「スティング/Sting」の「フラジャイル/Fragile」であった。「9.11」の当日、「スティング」は、イタリアのトスカーナにある自宅の中庭でライブ・コンサートをして、それをレコーディングすると同時に全世界へそのライブ映像を配信するという計画を立てていた。その日、ライブ直前に起こったのが同時多発テロだった。スティングは、いつもはアンコールで歌う、「フラジャイル」を一番最初に演奏し、その1曲のみを犠牲者への哀悼曲とした。( 参照;拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(12)~ Fragile フラジャイル~」 )

「3.11」から一ヶ月たった私の耳に今聴こえている歌は、「Everything Must Change」。「レディ・キム/Lady Kim」のセカンド・アルバム、「Everything Must Change/エヴリシング・マスト・チェンジ」を、ここしばらく繰り返して聴いている。

「Lady Kim/レディ・キム」。メイン州生まれ、マサチューセッツ州ボストン育ち。幼少の頃から、「バーブラ・ストライザンド/Barbra Streisand」に憧れ、歌うことに興味をもち、17歳の時に見た「ダイアナ・ロス/Diana Ross」主演の映画「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」で「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」を知り、一気に魅了されたという。その後、「ビリー・ホリデイ」を主人公とするミュージカルの主役に抜擢され、「ビリーが蘇った」と称賛される。そして、2004年7月に「レフト・アローン/Left Alone」でデビューを飾った新人女性ヴォーカリストである。ややスモーキーながら、ビロードの様にやわらかくしなやかな歌声、私もこのデビューアルバムから魅了されてしまった一人である。



エヴリシング・マスト・チェンジ(紙ジャケット仕様)  レディ・キム 大石学 坂井紅介 トミー・キャンベル 土岐英史 井上信平 Village Records

この「Everything Must Change」という歌を初めて聴いたのは、いつだったかどこだったかも覚えていないが、「ニーナ・シモン/Nina Simone」である。その後、JAZZ、ブルース、ゴスペル、ソウル ・・・、カテゴリー分けなど意味がないほどの魂のこもった彼女の歌に魅了されていった時期があった。



Baltimore  Nina Simone / Sbme Special Mkts.

 「Everything Must Change」の英語歌詞はこちら。

「♪ 全てが変わらなければならない 何一つとして同じところにとどまってはならない 誰もが変わらなければならない 誰もが同じところにとどまってはならない 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
  冬が春に変わるように 傷ついた心も必ず癒される ゆっくりと時間をかけて 全てが変わらなければならない
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
  変わらぬことは、雲から雨が落ちてくること 空には太陽が輝くこと そして音楽が そして音楽が 私を泣かすこと  ♪」  

日本人の死生観も自然観も、生活の仕方も豊かさの尺度も、政治や経済、インフラやあらゆる仕組みや価値観が、これから大きく変わっていきそうな予感がする。

Everything Must Change by Nina Simone

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