JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

60歳過ぎたら聴きたい歌(70 ) ~ Everything Must Change ~

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あれからあっという間に一ヶ月経ってしまった。大地震、大津波、原発事故の三重苦。一部に復旧、復興の兆しは見えてきたものの、被害規模の全容すらいまだつかめていないというのが実態であろう。「3.11」。忘れられない日となった65歳の誕生日。

「9.11」。1年後の2002年9月13日。「グラウンド・ゼロ/Ground ZERO(爆心地)」に立っていた私の耳に聞こえていたのは、「スティング/Sting」の「フラジャイル/Fragile」であった。「9.11」の当日、「スティング」は、イタリアのトスカーナにある自宅の中庭でライブ・コンサートをして、それをレコーディングすると同時に全世界へそのライブ映像を配信するという計画を立てていた。その日、ライブ直前に起こったのが同時多発テロだった。スティングは、いつもはアンコールで歌う、「フラジャイル」を一番最初に演奏し、その1曲のみを犠牲者への哀悼曲とした。( 参照;拙ブログ「60歳過ぎたら聴きたい歌(12)~ Fragile フラジャイル~」 )

「3.11」から一ヶ月たった私の耳に今聴こえている歌は、「Everything Must Change」。「レディ・キム/Lady Kim」のセカンド・アルバム、「Everything Must Change/エヴリシング・マスト・チェンジ」を、ここしばらく繰り返して聴いている。

「Lady Kim/レディ・キム」。メイン州生まれ、マサチューセッツ州ボストン育ち。幼少の頃から、「バーブラ・ストライザンド/Barbra Streisand」に憧れ、歌うことに興味をもち、17歳の時に見た「ダイアナ・ロス/Diana Ross」主演の映画「ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実」で「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」を知り、一気に魅了されたという。その後、「ビリー・ホリデイ」を主人公とするミュージカルの主役に抜擢され、「ビリーが蘇った」と称賛される。そして、2004年7月に「レフト・アローン/Left Alone」でデビューを飾った新人女性ヴォーカリストである。ややスモーキーながら、ビロードの様にやわらかくしなやかな歌声、私もこのデビューアルバムから魅了されてしまった一人である。



エヴリシング・マスト・チェンジ(紙ジャケット仕様)  レディ・キム 大石学 坂井紅介 トミー・キャンベル 土岐英史 井上信平 Village Records

この「Everything Must Change」という歌を初めて聴いたのは、いつだったかどこだったかも覚えていないが、「ニーナ・シモン/Nina Simone」である。その後、JAZZ、ブルース、ゴスペル、ソウル ・・・、カテゴリー分けなど意味がないほどの魂のこもった彼女の歌に魅了されていった時期があった。



Baltimore  Nina Simone / Sbme Special Mkts.

 「Everything Must Change」の英語歌詞はこちら。

「♪ 全てが変わらなければならない 何一つとして同じところにとどまってはならない 誰もが変わらなければならない 誰もが同じところにとどまってはならない 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
  冬が春に変わるように 傷ついた心も必ず癒される ゆっくりと時間をかけて 全てが変わらなければならない
  ・・・・・・・・・・・・・・・・
  変わらぬことは、雲から雨が落ちてくること 空には太陽が輝くこと そして音楽が そして音楽が 私を泣かすこと  ♪」  

日本人の死生観も自然観も、生活の仕方も豊かさの尺度も、政治や経済、インフラやあらゆる仕組みや価値観が、これから大きく変わっていきそうな予感がする。

Everything Must Change by Nina Simone

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60歳過ぎたら聴きたい歌(69) ~Make Someone Happy~ 

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東北地方の大地震の惨状とは別世界のように申し訳ないほど穏やかな風景が拡がっている。16年前はまったく逆であったのだが ・・・ 。大地震の日は、わたしの65回目の誕生日だった。特にめでたくもなく、祝いたくもないのであるが、2時間後にあのような地震が起こるとは露知らず、箕面のカフェ・ダイニングで妻と食事を楽しんでいた。

直後の地震。帰宅後、家族や親戚、知人の安否確認に追われたのであるが、幸いなことに大丈夫であった。昨日も大変気になっていた古い友人の安否がわかり、ほっとしたところである。今日は首都圏の停電パニックの影響で、息子や知人から頼まれた防災関連商品を買うためにスーパーや量販店、ホームセンターなどに走った。しかし、この関西でも、カップ麺、ミネラル・ウォーターなどは品薄、懐中電灯、ラジオ、単一乾電池などは、どこも品切れの状態であった。やはり東京方面の知人などから頼まれている人が多いようだ。買い溜めの片棒を担ぐような割り切れなさも感じつつ、何とか調達をして送ったが、首都圏への宅急便は1週間から10日かかるという。

首都圏のパニックは一巡すれば収まるであろう。一番大変なのは被災地である。ないないづくし。タンクローリーは通行許可がいるとかそんなことをいっている場合なのか?陸路が問題あるなら、自衛隊、海上保安庁、米軍、新聞社などのヘリを総動員するなどして、緊急物資を届けることはできないものか?もどかしさを感じてならない。まだ原発という大難題が残ってはいるが、一刻も早く復旧・復興にむけて動き出してほしい。法律や規則などその一点に向けて柔軟に解釈運用をすべきでしょう。そしてこの時点でも、文字通り決死の覚悟で原発の鎮圧に従事している人、瓦礫の中で救助活動に取り組んでいる人達に心からの感謝とエールを送りたい。

さて、私も介護保険証やらが送られてきて、いよいよ「高齢者」という法的にきめられた定義の範疇に入ったらしい。定年退職をしてから、生甲斐感を喪失してしまい、自分の存在意義が薄れてしまったと感じる高齢者も多いという。私はすぐに慣れたが、確かに定年直後は、身分が正社員から派遣社員となり、昨日までの部下が上司になるということに、すこし戸惑った時期もあった。

定年退職から1年ほどたったころに買ったCDのある歌に、インスパイアされたことがある。「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」。その歌は、CDタイトルと同名の「Make Someone Happy」。第2の人生、余生を「誰かを幸せにするために生きている」と考えたらどうだろうか。そんな風に考えようかと思うきっかけになった歌である。少しキザで、感傷的で、照れ臭いので、いままで「60歳過ぎたら聴きたい歌」では取り上げなかった歌でもある。「ソフィー・ミルマン」。ロシア・ウラル山脈出身で冷戦崩壊後の混乱の中、イスラエルに移住、そこで育ち、その後カナダへ。トロント大学生のときJAZZ歌手デビュー、現在はカナダ、アメリカを中心に活躍する若手イチオシ女性ボーカルの一人。



メイク・サムワン・ハッピー  ソフィー・ミルマン / Viictor Entertainment,Inc.(V)(M)

震災への各国からの支援の申し出、日本国中からもボランティアの申し出、義援金などもぞくぞく集まってきているようだ。これもいままでいろいろな面で、国連をはじめ先進国、発展途上国を問わず世界中に支援をしてきた日本の外交成果がここへきて出たのであろう。まさに「情けは人のためならず ・・・ 」である。

そして自然に、「Make Someone Happy」の歌詞が心に浮かんだ。「♪ 誰かを幸せにしてあげればいい そうすればあなたも幸せになれるのだから ♪」。奇麗事で感傷的なことは十分承知しているが、今も、そしてこれからも、この国には全ての面でこんな「思い」が必要ではないだろうか。いまこの大地震による大惨事を目の前にして、国民皆が強くそう思えば、きっとこの国はよみがえる。

「Make Someone Happy」。「ペリー・コモ/Perry Como」あたりが最初に取り上げて有名になった歌らしい。作詞は「ベティ・コムデン/Betty Comden」、「アドルフ・グリーン/Adorf Green」のコンビ、作曲「ジュール・スタイン/Jule Styne」。ミュージカル「Do Re Mi」(1960年)の中の曲という。

JAZZでは「ビル・エヴァンス/Bill Evans」が好んで取り上げているのが印象に残っているが、エバンスが「トニー・ベネット/Tony Bennett」の歌伴を務めた一枚も印象的なアルバム。

 

トゥゲザー・アゲイン  トニー・ベネット / ビクターエンタテインメント

【 Make Someone Happy 】 作詞;Betty Comden & Adorf Green 作曲;Jule Styne

「♪ Make someone happy,           誰かを幸せにしてあげよう       
   Make just one someone happy,   ある誰かを幸せにしてあげればいい
   Make just one heart the heart you sing to.  その人の心に歌いかけてあげよう
   One smile that cheers you,       必要なのは元気づける笑顔、それと
   One face that lights when it nears you,  そばに来ると周りがパッと明るくなる笑顔だ
   One girl you’re ev’rything to.      そしてあなたが全てと思ってくれるその人

   Fame if you win it,              名声なんか手に入れても 
   Comes and goes in a minute.      そんなものは一瞬でなくなってしまう
   Where’s the real stuff in life to cling to? 人生の中で頼れる真実はどこにあると思う?
   Love is the answer,              答えは「愛」さ
   Someone to love is the answer.     愛する誰かこそ、その答えだ
   Once you’ve found her,            一度愛する誰かを見つけたら、
      build your world around her.     その人の周りにあなたの世界を築きなさい

   Make someone happy,           誰かを幸せにしてあげよう       
   Make just one someone happy,    ある誰かを幸せにしてあげればいい
   And you will be happy, too.      そうすれば、あなたも幸せになれるのだから ♪」

「Sophie Milman – Make Someone Happy」

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60歳過ぎたら聴きたい歌(68) ~ Day By Day ~

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時折、冬の寒さへと引き戻されるが、確実に日一日と春の気配が深まっていっている。桜が開花へと向かうには、DNAが目覚めるための寒さが必要であるという。わが団地のいたるところにある桜、この冬のあの寒さでしっかりと目覚め、日一日と蕾が膨らんでいっているようである。うん、あと1ヶ月足らずで ・・・ 。

「♪ 日一日と君への想いが深まっていく 日一日と君への愛は深まっていく ・・・ 」という歌詞をもつ歌は、「デイ・バイ・デイ/Day By Day」。「アストラッド・ジルベルト/Astrud Gilberto」の軽快なボサノバで初めて聴いて好きになった曲。残念なことに、今の私は日一日と老いが深まっていくだけですが ・・・ 。

この歌は、「サミー・カーン/Sammy Cahn」、「アクセル・ストーダール/Axel Stordahl」、「ポール・ウェストン/Paul Weston」のトリオの作詞・作曲による1945年の曲である。私はずっとボサノバの曲だとばかり思っていたが、実はそうではなかったのだ。多くの著名なシンガーによっても数多く歌われているが、「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」、「ドリス・ディ/Doris Day」、「ジョー・スタッフォード/Jo Stafford」などは、バラードとしてこの歌を歌い上げている。一般的に、広く知られるようになったのは、「フォー・フレッシュメン/The Four Freshmen」がラテン・リズムでアレンジからのようだ。その後は、そのわかり易さから、軽快なラテン・アレンジで歌われることが多くなり、そして「アストラッド・ジルベルト」のアルバム「いそしぎ」の大ヒットと、その時期のボサノバ・ブームにより、完全にボサノバの代表曲になってしまった感がある。

「Day By Day (日一日と)」 作詞・作曲;Sammy Cahn/Axel Stordahl/Paul Weston

「♪ Day by day,                    日一日と
   I’m falling in love with you        君との恋にだんだん深く落ちていく
   And day by day                 日一日と
   my love seems to grow           僕の愛は育ってきている   
   There isn’t any end to my devotion    果てがないほど深い僕の愛は
   It’s deeper dear, by far than any ocean  もうどんな海よりも深くなっている

   I find that day by day              日がたつにつれわかってきた
   You’re making all my dreams come true  君は僕の夢全てを実現してくれると
   So come what may, I want you to know  何があろうとも知っておいて欲しい
   I’m yours alone and I’m in love to stay   僕は君だけのもの、ずっと愛していることを
   As we go through the years day by day  これから一緒に何年も過ごしたとしても ♪ 」

「フォー・フレッシュメン」は、ジャズ界を代表するコーラス・グループであり、しかも全員が楽器演奏をこなす手錬れのつわものグループ。その全容がわかるベスト・アルバムは、「Four Freshmen」。



Collector’s Series  Four Freshmen / Capitol

日本でも一大ブームを巻き起こしたボサ・ノヴァの名花、「アストラッド・ジルベルト」のなつかしの2ndアルバム、「いそしぎ/The Shadow Of Your Smile」。今ではよく知られたスタンダードが可憐で軽快なボサノバで ・・・ 。



いそしぎ  アストラッド・ジルベルト / ユニバーサルミュージック

さあ、「フォー・フレッシュメン」のラテン・アレンジをきいてみましょうか。「Four Freshmen- Day By Day」。

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そして、「アストラッド・ジルベルト」の軽快で可憐なボサノバも ・・・ 。「Astrud Gilberto-Day By Day」。

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60歳過ぎたら聴きたい歌(67) ~ Goodbye Day ~

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何気なく観ていたTVから懐かしい歌が流れてきた。番組はNHK-TV、「SONGS」。歌は、「来生(きすぎ)たかお」の「Goodbye Day」であった。かって学生バンドに夢中になり、就職してからも、しばらくは会社の軽音楽部などで活動していたが、やがてそれもしなくなり、音楽活動からまったく遠ざかっていた。が、やがてカラオケが普及するにつれ、時々酒席で唄うように要請される機会が増えていった。始めは断っていたが、そのうち渋々と、やがてはリクエストもして歌うようになっていった。もともと歌うことは好きな性質、男性歌手ばかりでなく女性歌手までレパートリーは拡がっていった。後で気付いたが、そのなかに、「シルエットロマンス」、「夢の途中」、「マイ・ラグジュアリー・ナイト」など少なからず「来生たかお」作曲の歌が入っていた。

あのふっと力が抜けた、脱力感あふれる(?)歌い方はなかなかできないが、彼の歌の中で、もっとも好きな歌、そして私のカラオケの十八番(おはこ)のひとつが「Goodbye Day」であった。最近は酒席やカラオケなどまったくといっていいほどないので、歌う機会はないのであるが、TVから流れてくるメロディにあわせて口ずさんでみた。「こんなにも愛は深いよ/それに気づかぬだけだろう」という、「恋歌」としてのフレーズよりも、「・・・また一日/おだやかならばそれでいい」という、日々の平穏のありがたさを願うフレーズが心に沁みる。

だからいま、もう歌うことがないだろうこの歌は「60歳過ぎたら聴きたい歌」になった。ウォーキングの道筋に咲く花を見ながら、今年もまためぐり来る春のありがたさを、しみじみ思う毎日である。う~~~ん、すこし爺くさくなったのかなあ。

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「 Goodbye Day 」  作詞;来生えつこ  作曲;来生たかお

歌詞は以下のHPを見てください。

http://www.kasi-time.com/item-14301.html

ストリングス、ピアノ、ライブなど、いろいろなバージョンの「Goodbye Day」があるが、私は次のアルバムに収録されている、エンディングがちょっとJAZZYなアレンジのバージョンが好きである。



Goodbye Day~タカオキスギ・グレイテスト・ヒッツ  来生たかお / キティ

 そんなJAZZYなバージョンの「Goodbye Day/来生たかお」をどうぞ。

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60歳過ぎたら聴きたい歌(66) ~ Here’s To Life ~

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ある歌を聴いて、大げさに言えば、鳥肌が立ったり、衝撃が走ったことが今までに何度かある。そんな歌のひとつが、アジアの癒し姫「ジャシンサ/Jacintha」の歌う「Here’s To Life」であった。定年を迎えた頃であったろうか、会社人生に一区切り付け、多分定年後の暮らし方や生き方に、多少不安や戸惑いを覚えていたのであろう。そんな時に、この歌の歌詞がすっと心に入ってきた。この歌が収録されていたアルバム「Autumn Leaves」は、その時期より大分前に手に入れていたのに、その時までこの歌をそんなに気に留めることがなかったのだ。その歌「Here’s To Life」は、この「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」へのトリビュート・アルバムの中で、ただひとつ、「ジョニー・マーサー」以外の手になる詩としてボーナス・トラックに収録されていた。



Autumn Leaves: The Songs of Johnny Mercer  JacinthaGroove Note

「Jacintha」が歌う「Here’s To Life」を聴いてみましょうか。

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「ここから人生が始まる」。私の心に入ってきた歌にはそんなタイトルがつけられていた。少し長いが、全文をあげておきましょう。作詞「フィリス・モリナリー」、作曲「アーティー・バトラー」。改めて読んでみても、ちょっと胸がキュンとなる詩ですね。

【 Here’s To Life 】
             Lyrics;Phyllis Molinary, Music;Artie Butler

「♪ No complaints and no regrets
       不平も無いし、後悔もしていません
   I still believe in chasing dreams and placing bets
       私はまだ信じて夢を追いかけ、その夢に賭けているのです
   And I have learned that all you give is all you get
       あなたは得たもの全てを私に与えてくれていたんですね 
   So give it all you’ve got
       そう、あなたは自分が得たもの全てを私に与えてくれたのです

   I had my share, I drank my fill
       それに比べ、私は自分の取り分をもらうと、自分だけで目一杯飲んでいたのです
   And even though I’m satisfied, I’m hungry still
       それで満足すべきなのに、まだ満ち足りていないと思っていました
   To see what’s down another road, beyond a hill
       丘の向こうにつづいているもうひとつの道を見て
   And do it all again
       全てをもう一度やり直そうと思ったのです

   So here’s to life
       だから、ここから人生が始まるんです
   And every joy it brings
       あらゆる喜びをもたらしてくれる人生がね
   Here’s to life
       そう、ここから人生が始まるんです
   To dreamers and their dreams
       夢見る人たちやその夢のために

   Funny how the time just flies
       どうして時は速く過ぎてしまうでしょう、不思議ですね
   How love can go from warm hellos to sad goodbyes
       どうして愛は暖かい出会いから悲しい別れへと移ってしまうのでしょう
   And leave you with the memories you’ve memorized
       どうして愛はあなたに想い出を残して去っていってしまうのでしょう
   To keep your winters warm
       あなたを暖かい気持ちにしてくれたあの冬の思い出をのこして
   But there’s no yes in yesterday
       でも、昨日存在していたものは、もうここにはありません
   And who knows what tomorrow brings, or takes away
       明日が何をもたらして何を持ち去るかなんて誰が分かるというのでしょう
   As long as I’m still in the game, I want to play
       私がまだこの人生ゲームに参加しているならば
   For laughs, for life, for love
       笑いや人生や愛のためにゲームをしたいと思うのです

   So here’s to life
       だからここから人生が始まるんです       
   And every joy it brings
       あらゆる喜びをもたらしてくれる人生がね
   Here’s to life
       そう、ここから人生が始まるんです
   To dreamers and their dreams
       夢見る人たちやその夢のために
   May all your storms be weathered
       あなたを襲ってくる全ての嵐を切り抜けて
   And all that’s good get better
       良いものはますます良くなっていくでしょう

   Here’s to life
       ここから人生が始まるんです
   Here’s to love
       ここから愛が始まるんです
   And here’s to you
       ここからあなたのもとへ ・・・    ♪」

気になって、少し調べてみると、この歌のオリジナルは、「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」が1992年にリリースしたアルバム「Here’s To LIfe」らしい。「シャーリー・ホーン」といえば、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」などに代表される、ピアノ弾き語りスタイルの女性ジャズ・シンガーの元祖として、50年代半ばから活躍したアーティスト。「マイルス・デイヴィス/Moles Davis」らの勧めでニューヨークに進出した後、人気を獲得したという。しかし晩年は、乳がんと糖尿病と関節炎と闘い、脚も切断し、満身創痍の日々を送っていたが、2005年に脳卒中で倒れ、亡くなった。71歳だった。代表する傑作アルバムは「Here’s To LIfe」と、「I Remember Miles」(1998年)である。アルバム「Here’s To Life」を1990年にレコーディングするに当たって、マイルスが2曲に参加することになっていたらしいが、レコーディングが実現する前に、マイルスは死んでしまい、「I Remember Miles」は、彼へのトリビュート・アルバムとしてレコーディングされたという。この歌を聴くと、彼女の71年の人生がこの歌に凝縮されているような思いがこみ上げててくる。多くのアーティスト達がカバーしているこの歌、多分、この歌はもう「スタンダード・ソング」になっているといってもいいだろう。



ヒアズ・トゥ・ライフ  シャーリー・ホーン / ユニバーサル ミュージック クラシック

「ジョニー・マンデル/Johnny Mandel」がアレンジ、指揮を担当した大編成のストリングスをバックにして、聴かせるHere’s To Life」。

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「バーブラ・ストレイサンド/Barbra Streisand」のドラマチックな歌唱も忘れがたい。2009年11月にリリースされた最新作「Love Is the Answer」に収録されている。このアルバムは、バーブラがジャズのスタンダードに挑戦したもので、それも、全13曲をオーケストラ・ヴァージョンと、カルテット・ヴァージョンの2ヴァージョンで録音した。カルテットは、かの「ダイアナ・クラール・カルテット」である。

Love Is the Answer (Dlx) (Dig)  Barbra Streisand / Sony

 

  

60歳過ぎたら聴きたい歌(65) ~ When October Goes ~

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人には、昔一度聴いて、そのときは印象には残ったが、やがて題名も歌っている歌手も忘れてしまい、ある時ふと再び聴いて、不意に懐かしさや共感がこみ上げて来て、忘れられない歌になってしまったという歌が一つや二つはあるかも知れない。私にとってそんな歌のひとつは、「バリー・マニロウ/Barry Manilow」の歌う「When October Goes」である。何かで初めて聴いたそのときは、単に「美しい曲だな」と思っていた程度で、その後聴く機会もないまま、曲の名前も、歌っている歌手もすっかり忘れていた。最近、ローカルのNHK神戸がニュースの時間に放映しているJAZZライブの番組で歌っているのを聴き、この歌を思い出すとともに、深い共感が湧き上がってきた。

冬へ向かう季節の状況を淡々と歌っているのであるが、挫折があっても輝いていた若さの夏、人生の機微や悲哀、そして充実を経験した成熟の秋、定年を迎え、老いが始まり、これからもますます老いて、冬の時代が深まってゆくが、しかしまだ輝いていたいと思っている私の想いと二重写しになったのであろう。

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この歌の歌詞は、「ミスター・アメリカ」と呼ばれ、「Moon River」、「The Days Of Wine And Roses」などでオスカーをとった有名な作詞家、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」(1909年11月18日-1976年6月25日)の作詞である。彼の妻が彼の死後、遺品を整理していた時に偶然見つけたそうである。彼女は、そのとき直ちに「マニロウに曲をつけて歌ってもらおう」というインスピレーションが閃いたそうで、また詩を渡されたマニロウも、この詩の奥に流れている「スピリチュアルなもの」に動かされ、曲が完成するのに15分もかからなかったそうである。そんな二人の直感、閃き、想いがこの美しい曲、「When October Goes」を産んだのである。そしてその「スピリチュアルなもの」は、いまの私にも届いたのだ。

「バリー・マニロウ」(1943年6月17日 – )。私たちと同世代で、「コパカバーナ/Copacabana」という大ヒット曲をもつアメリカのポピュラー音楽の歌手、ピアニスト・作曲家・アレンジャー・プロデューサー。

少し長いけど全文載せておきましょう。多分、訳詩は不要ですね。

【 When October Goes 】 作詞;Johnny Mercer  作曲;Barry Manilow  

「♪ And when October goes
   The snow begins to fly
    Above the smokey roofs
     I watch the planes go by

   The children running home
    Beneath a twilight sky
     Oh, for the fun of them
      When I was one of them

   And when October goes
     The same old dream appears
      And you are in my arms
       To share the happy years

   I turn my head away
    To hide the helpless tears
      Oh how I hate to see October go

   I should be over it now I know
     It doesn’t matter much
       How old I grow
         I hate to see October go     ♪」

この歌は、1984年ポピュラー畑の彼にしてはJAZZ・ブルース色の濃厚な、全曲オリジナルで構成されたアルバム、「2:00 AM Paradise Cafe」に収録されている。これからの冬の夜長、グラスを傾けながらゆったり聴くにはぴったりの一枚であろう。まるでNYあたりの小さなJAZZクラブの片隅に居るような気分に浸れる極上のジャズ・バラード・アルバム。



2:00 Am Paradise Cafe  Barry Manilow / Sbme Special Mkts.

なんという美しい歌なのであろうか。少し老いたけど、公演、プロデュース、アルバム発売と、いまなお輝いている「Barry Manilow」が歌う「When October Goes」。

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60歳過ぎたら聴きたい歌(64) ~冬が来るまえに~

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(松本市公式観光情報ポータルサイトより)  

一転して、雨、寒さ、そして木枯らし。冬の到来も間近のようである。ネットでのぞいてみたら、故郷北アルプスはもうすっかり雪化粧をしている。私は、信州という、真冬には零下10度を超えるという寒い地方で育ったためか、関西へ来ても、あまり冬の寒さは苦にならなかった。もともと電気毛布やらアンカが嫌いで、寝るときも、自分の体温でゆっくりと布団が温まっていくことに無上の快感を感じていた口である。寮から出て一人暮らしを始めたのが2月。電器屋さんへ電気コタツを買いに行ったが、時季遅れとやらでもう売っていなかったため、結局その冬の残りの日は、暖房なしで過ごしたのである。真冬のストックホルム、シカゴ、ミネアポリスなどの出張も一向に苦にならなかった。下着もいまだに、一年中ランニングとトランクスで過ごしているので、妻からすれば、洗濯物が少ないので、多分喜んでいるものの、「本当に寒くないの?」と奇異な目は隠せない。

しかし近年、年をとるに従って 足にだいぶ寒さを感じるようになった。そこで最近流行の「ヒートテック」などというハイテク素材でできた靴下を買ってきた。これが暖かいのだ、今年の冬は放せそうにもない。来年は「下着」、電気毛布などとエスカレートしていくのだろうか ・・・ 。あまり格好をつけず、抵抗もせずに「年だから」と自然に任せるほかはあるまい。

冬が近づいてくると、特別な思い出があるわけではないのに、なぜか思い出す歌がある。「オフコース」の「冬が来るまえに」である。この曲は1976(昭和51)年11月に発売された「オフコース」のアルバム「Song Is Love」に収録された歌で、作詞、作曲は「小田和正」である。「小田和正」氏とは、多少因縁がある。彼は同じ大学の1年後輩で建築を専攻して、混声合唱団で活動していたため、直接の接点はなかった。しかし、キャンパスかダンパーあたりで出会っていた可能性はかなり高いのである。そして、妻の兄とは中学校、高校と同級生だった。妻の実家の横浜・金沢文庫駅前、すずらん通り商店街には、まだ小田の実家の薬局が残っているのではないだろうか。1976年といえば、結婚した翌年である。多分、こんな因縁が、この美しいバラードに私の関心を惹きつけ、今も冬が近づいてくると思い出すのであろう。このタイトルと同名異曲である「紙ふうせん」のヒット曲「冬が来るに」がありますが、こちらも名曲でしょう。



SONG IS LOVE(紙ジャケット仕様)  オフコース / EMIミュージック・ジャパン

「オフコース/冬が来るまえに」。

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歌詞はこちら。 

 

60歳過ぎたら聴きたい歌(63) ~ お山の子守歌~

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昨日、次男夫婦に子どもが産まれた。女の子。初孫誕生で私たち夫婦も、名実ともに「爺さん婆さん」になったわけである。予定日より1週間くらいたっていたので、妻は少しやきもきしていたようだ。早速病院へ行ってきたが、硝子越しに寝顔を見ただけなので、我が子の時とは違って、正直まだ格別の実感はわかない。じわっと湧いてくるのかな。だが、孫ができたらきっと聴きたくなるだろうと、ずっと思っていた歌がある。子守歌である。JAZZのナンバーのなかにも、「木の葉の子守歌」、「バードランドの子守歌」、「ロシアン・ララバイ」などと子守歌はいくつかあるが、聴きたくなるだろうと思っていた子守歌は、「Hushabye Mountain/お山の子守歌」。

「hushabye」という英語は、「ねんねんころりよ、ねんねしな」という意味らしいが、この「Hushabye Mountain」の美しくやさしいメロディーは、ミュージカル映画「チキ・チキ・バンバン/Chitty Chitty Bang Bang」(1968年公開)の挿入歌として有名な子守歌である。なんと、007シリーズで知られる「イアン・フレミング/Ian Fleming」の童話を原作とし、「ロアルド・ダール/Roald Dahl」が脚本を手がけている幻想的なミュージカル映画。

【 Hushabye Mountain (お山の子守歌) 】 
                   作詞・作曲: R.B.Sherman/R.M.Sherman

「♪ A gentle breeze from Hushabye Mountain  ねんねん山から柔らかな風が
   Softly blows o’er lullaby bay.           ララバイ湾をこえて優しく吹いてくるよ
   It fills the sails of boats that are waiting   その風は帆を一杯に膨らますの
   Waiting to sail your worries away.       悩みを吹き飛ばす航海へ旅立つ船のね
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   So close your eyes on Hushabye Mountain.  さあ目を閉じておやすみ
   Wave good-bye to cares of the day.       今日一日にさよならをして

   And watch your boat from Hushabye Mountain  夢の中で船をごらんよ
   Sail far away from lullaby bay.       ララバイ湾から遠くへ旅立って行くんだよ ♪」

男やもめで二人の子連れの発明家(D・ヴァン・ダイク)は生活力はないが、夢多き好人物。その空を飛ぶ改造オンボロ車で楽しい冒険の旅に出る。



チキ・チキ・バン・バン [DVD]  20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

おすすめの「Hushabye Mountain(お山の子守歌)」は、我がJAZZミューズ「ステイシー・ケント/Stacey Kent」のアルバム「Dreamsville」からの歌唱である。



Dreamsville  Stacey Kent / Candid Records

母パペットがステイシーの歌にあわせて歌う、なんとも可愛らしい動画。健やかに育ってほしいし、子どもを育てることで息子夫婦も成長してほしい。そんな願いをこめて、「Hushabye Mountain by Stacey Kent」。

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そうそう、JAZZスタンダードに、こんな曲もありましたね。「A Child Is Born」。こちらは、例のジョーンズ三兄弟(ハンク、サド、エルヴィン)の次男、「サド・ジョーンズ/Thad Jones」の曲に、「アレック・ワイルダー/Alec Wilder」が詩をつけた、これもなんとも美しい曲。こちらのほうが、今の私の心境に近いかもしれない。

【 A Child Is Born 】    作詞;Alec Wilder  作曲;Thad Jones

「♪ Now, out of the night,   いま夜から出でて
   New as the dawn,      夜明けのように新しい
   Into the light,          光の中へ
   This Child,             この児よ
   Innocent Child,         無垢なる児よ
   Soft as a fawn,        小鹿のように柔らかな児よ
   This Child is born.       この児は産まれぬ

   One small heart,       小さききこころ
   One pair of eyes,       つぶらな瞳
   One work of art,        芸術品のごとく
   Here in my arms,        我が腕の中に
   Here he lies,           抱かれしこの児
   Trusting and warm,    信じて委ねしその暖かき身
   Blessed this morn,      この朝に祝福あれ
   A Child is born.         児は産まれぬ    ♪」

「サド・ジョーンズ」が「Mel Lewis Jazz Orchestra」と1970年に録音したアルバム。



Consummation  Thad Jones / Blue Note Records

アルバム「Consummation」から「サド・ジョーンズ」の美しい演奏で、「A Child Is Born – Thad Jones(fl.horn)、Mel Lewis(d)、Roland Hanna(p)など」

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60歳過ぎたら聴きたい歌(62) ~ On A Clear Day You Can See Forever ~

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視界良好である。このところ、ずっと続けてきた枯れ松と雑木の伐採作業が一段落つき、視界が開け、向かいの山頂が見通せるようになった。視界が開けるとこんなに気持ちがいいものか。日の光が差し込み、林の中が明るくなったのがよくわかる。この時期、足元の草むらにいくつも咲いている「コウヤボウキ(高野箒)」にもたっぷりな陽があたるだろう。ところで、この「コウヤボウキ」、「玉箒(たまぼうき、たまばはき)」と呼ばれて高野山で茎を束ねて箒の材料としたのでこの名があるというが、「箒」のイメージが湧いてこない。調べたら、あるブログに高野山で箒の材料にした理由と「コウヤボウキ」で造った正倉院御物「子日目利箒(ネノヒノメトギホウキ)」の複製が載っていた。こんな路傍の野草からでも、「知る」楽しみを得ることができる。

こんな天気のいい小春日和の日に山を眺めていると、「晴れた日には永遠が見える/On A Clear Day You Can See Forever」を聴きたくなった。、かって、古の里人がこの山にクヌギを植林をし、炭などに使うため、10年ぐらいで伐採をしては、台場クヌギとして、再生を繰り返してきた。いま、山の仲間たちで手入れをしている「くぬぎ林」はその活きた林を再現しようとしているものである。そして、この山に自生している桜の実から育て、山に返してあげようとしている「エドヒガン」は、1,000年を超える寿命があるという。

「晴れた日には永遠が見える/On A Clear Day You Can See Forever」。1965年、「マイ・フェア・レディ/My Fair Lady」の作者「アラン・ジェイ・ラーナー/Alan Jay Lerner」が手掛けたブロードウェイ・ミュージカル。1970年には「イヴ・モンタン/Yves Montand」と「バーブラ・ストライサンド/Barbra Streisand」の主演で映画化された恋物語で、その美しい音楽が話題を呼んだ。

【 On A Clear Day You Can See Forever (晴れた日には永遠が見える) 】
                             作詞:Alan Jay Lerner 作曲:Burton Lane

「♪ On a clear day, rise and look around you,   
   and you’ll see who you are.             
   On a clear day, how it will astound you    
   That the glow of your feelings outshines every star.

   You will follow every mountain, sea and shore,
   You will hear from far and near a world you’ve never heard before.

   On a clear day, on a clear day,
   you can see forever, and ever, and ever more.

   よく晴れた日には、立ち上がって、自分のまわりをよく見まわすといいわ
   そうすれば、自分がなんなのかよく見えてくる
   よく晴れた日には、きっと愕然とするでしょう
   あなたの思いがどの星よりも強く輝いていることを知って

   山や海や砂浜など、どんな自然でもたどってみれば
   近くから遠くから、一度も見たことのない世界が聴こえてくるわ

   よく晴れた日には永遠がみえる、いつでも、ずっとずっとね           ♪」

不思議な超能力を持つヒロイン(B・ストライサンド)の唯一の悩みは、煙草を吸いすぎることだった。カウンセラー(Y・モンタン)のもとで催眠療法を行なううち、彼女が過去、何度となく生まれ変わり、遠い未来でカウンセラーとの結婚が定められていることが分かる……。ファンタジックなラブ・ロマンス。



晴れた日に永遠が見える [DVD]  パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

シナトラはじめ、多くのアーティストがこの歌を演奏し、歌っているが、まず聴くとしたら、「バーブラ・ストライサンド」でしょうか。シンガー、女優と幅広く活躍を続けるバーブラ・ストライサンドの約40年に及ぶ活動の中でも、特に重要な楽曲を厳選し2枚に収めた究極のベスト盤にも当然収録。



ジ・エッセンシャル・バーブラ・ストライサンド  バーブラ・ストライサンド / ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

映画のシーンでのバーブラの歌唱を。「BARBRA STREISAND – On A Clear Day (You Can See Forever)」。

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「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の初のソロ・アルバム「アローン/Alone」(1968年)に収録されている。アルバム・タイトルといい、収録曲といい、将来の悲劇を予感させるようなアルバムであるが、より自由に、よりイマジネイティブにという、エヴァンスの音楽の本質が表出してくるアルバム。CD盤で追加のボーナス・トラック2曲は、アルバム全体のコンセプトを乱す余計な蛇足であろう。



Alone  Bill Evans / Polygram Records

「Bill Evans – On a clear day (you can see forever)」 

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公園の「くぬぎ」もすっかり紅葉してきたようだ。毎年、毎年繰り返す色の鮮やかさ ・・・ 。

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60歳過ぎたら聴きたい歌(61) ~ The Windmills Of Your Mind ~

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この間までのあの気候はどこへやら、すこし蒸し暑くなってきましたね。こんな時は「海岸の波打ち際をドライブしてみたい」なんて思いに駆られます。実際にドライブできるところがあります。2、3年ほど前に能登半島を訪れたとき、波が打ち寄せる砂浜を延々と8kmほどにわたってドライブをしたことがあります。羽咋市の近く、「千里浜なぎさドライブウェイ」です。この海岸は、細かい砂が海水を含んで程よく締まり、本当に波打ち際のドライブが普通の自家用車で楽しめるのです。このように車で走ることができる砂浜は世界でも珍しく、この千里浜以外には、米フロリダ州とニュージーランドの3ヵ所しかないそうです。晩秋の曇天の日でしたが、殆ど車のいない砂浜を自由自在に走りながら、かってみた映画「華麗なる賭け/The Thomas Crown Affair (1968)」を思い出していました。そう、「スティーヴ・マックイーン」と「フェイ・ダナウェイ」がサンドバギーに乗って砂浜を駆けるシーンです。

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「ノーマン・ジュイソン」監督の犯罪サスペンスの傑作「華麗なる賭け」。ボストンの市中銀行を白昼襲撃するという「スティーヴ・マックィーン」主演による犯罪アクション映画。「拳銃無宿」、「大脱走」、「ブリッド」などと違った都会的なクールな面を見せてくれた「スティーヴ・マックィーン」。その憧れる格好よさは、「ポール・ニューマン」と或る種共通するタイプで、青春の夢やエネルギーを共感出来るあの時代を代表する「スター」であった。日本での公開は1968年、主題歌「風のささやき」はその年のアカデミー主題歌賞を受賞。

全編の要所要所で繰り返されますが、冒頭から斬新なモザイク状のマルチ・スクリーンで始まり、画面にスピード感、華やかさを与える一方で小気味良いテンポで映画を引き締めている。リメイクではなく、今一度観たかった映画の一つだが、やっと最近DVD化がかなった。



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さて本題ですが、私にはレコード会社には内緒にしている「音楽的持病」があります。かってに「特定の歌衝動買い症候群」と名づけているのだが、症状は、ある特定の歌に対する思い入れが強く、その歌が入っているCDを見つけると、歌手が誰であろうとお構い無しに、すかさずCDを買ってしまうという家計を預かる妻にとっては、まことに忌々しき病。年金生活になった最近は、さすがに症状は出なくなったので完治したのであろう。

発症の引き金になる曲は、「Comes Love」、「Close Your Eyes」、「I’ll Wait For You」、「I’m A Fool To Want You」 ・・・ などですが、その一つが「風のささやき/The Windmills Of Your Mind」なのです。就職も決まって、4年間過ごした街を離れることも分かっていた大学4年生のときに観た映画で、いまでもすこし感傷的な思いをひきずった映画です。それにはすこし哲学的で、美しい歌詞とメロディを持つ、主題歌「風のささやき /The Windmills Of Your Mind」の存在が大きいようです。作曲は「ミシェル・ルグラン」、その曲に「アラン&マリリン・バーグマン」夫妻が英詩をつけ、イギリスの名優「レックス・ハリソン/Sir Rex Harrison 」の息子の「ノエル・ハリソン」が歌った。

 【 The Windmills Of Your Mind (風のささやき) 】
                      作詞 アラン&マリリン・バーグマン 作曲 ミシェル・ルグラン

「♪ Round, like a circle in a spiral      廻る、螺旋の中の円のように
   Like a wheel within a wheel.      車輪の中の円のように
   Never ending or beginning,        終わりも始まりもなく
   On an ever spinning wheel        廻る車輪の上で
   Like a snowball down a mountain   山の斜面を転げ落ちる雪球のように
   Or a carnaval balloon            あるいは、カーニバルの風船のように
   Like a carousell that’s turning      廻り続ける回転木馬のように
   Running rings around the moon    月の回りをぐるぐる廻る
 
   Like a clock whose hands are sweeping  手でぐるぐる廻す時計の針のように
   Past the minutes on it’s face         文字盤の上でどんどん時は過ぎていく
   And the world is like an apple        そして世界はひとつの林檎のように
   Whirling silently in space            静かに宇宙で廻っている
   Like the circles that you find        まるであなたが心の中に見つけた
   In the windmills of your mind        風車が描く円軌道のように
 
   Like a tunnel that you follow        出口の見えない堂々巡りの
   To a tunnel of it’s own             トンネルのように
   Down a hollow to a cavern         洞穴へ降りてゆくと
   Where the sun has never shone     そこは決して日が差し込まない場所
   Like a door that keeps revolving     もう忘れかけた忘れられた夢の中で
   In a half forgotten dream           廻り続ける回転ドアのように
   Or the ripples from a pebble         誰かが小川に小石を投げて生じた
   Someone tosses in a stream.        さざなみのように
  
   Keys that jingle in your pocket      ポケットの中でジャラジャラしている鍵束
   Words that jangle your head       頭の中で鳴っている言葉たち
   Why did summer go so quickly      どうして夏は足早く通り過ぎてしまったのか
   Was it something that I said       わたしが言ったことが何か問題だったのか
   Lovers walking allong the shore,     渚を並んで歩く恋人達
   Leave their footprints in the sand    砂に残されたその足跡
   Was the sound of distant drumming   彼方から聞こえてくるドラムの響き
   Just the fingers of your hand        あなたの手が鳴らしているのか
   
   Pictures hanging in a hallway       廊下に掛けられた何枚かの絵
   And the fragment of this song       そしてこの歌のかけら
   Half remembered names and faces    うろ覚えの名前や顔の数々
   But to whom do they belong        それらは一体誰のものなんだろう
   When you knew that it was over    すべて終わったとあなたが知ったとき
   Were you suddenly aware         突然のようにあなたは気付くに違いない      
   That the autumn leaves were turning  秋の葉の色が
   To the color of her hair             彼女の髪の色に変わりつつあったことを

   Like a circle in a spiral           螺旋の中の円のように  
   Like a wheel within a wheel      車輪の中の円のように
   Never ending or beginning,       終わりも始まりもなく
   On an ever spinning wheel       廻る車輪の上で
   As the images unwind           イメージが巻き戻されるにつれて

   Like the circle that you find       あなたが心の中に見つけた
   In the windmills of your mind      風車が描く円軌道のように    ♪」
 
 
観てみますか? 映画「華麗なる賭け」、グライダーの風切り音が新鮮に響いたあのシーンを思い出して。

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数多くの歌手にカバーされているこの曲、私が聴き惚れるイチオシは、「Carla Helmbrecht/カーラ・ヘルムブレヒト」の「Be Cool Be Kind」に収録されているバージョン。日本でも殆どなじみのない女性JAZZボーカルですが、Amazonからのオススメで手に入れた一枚。ウィスコンシン州出身で、このアルバムは2001年発表されたが、グラミー賞3部門にノミネートされたことから分かるように実力派。おとなの女の魅力にあふれる本格派といえる。寡作で、私の知るかぎり、このほかデビュー・アルバム「One For My Baby」、日本人アーティストとコラボした「Here’s To Love」の3枚のみ。もっと評価されてもいい歌手。

Be Cool Be Kind
Carla Helmbrecht / Heart Music
ISBN : B0000560GJ

 
 
 



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