JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

23年前の痕跡

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 23年前の朝、大地が揺れた。1995年(平成7年)1月17日「阪神淡路大震災」である。今住んでいる団地に移って2年目のことであった。幸いなことに、冷蔵庫やタンス、本棚が動く程度で、被害はほとんどなかったが、インフラが完全に回復するのに1ヶ月近くかかった。次の休みの日、冷やかしや見物と思われはしないかと、だいぶ迷ったが、阪急電車が動いていた西宮まで子供達を連れ、その惨状を目に焼付けに行った。すぐ近くの市民グラウンドに仮設住宅が建ったりもしたが、今ではその痕跡もない。

 外壁のモルタルに亀裂も入ったが、外壁の塗り替え時に、それも見えなくなり、我が家に残る唯一の大地震の痕跡といえば、壁のクロスに入った亀裂である。震災の記憶を忘れないためにも残している。

 今宵の曲は、「I Feel the Earth Move」。「キャロル・キング/Carol King」の出世作の一つ。「足元の地面が動くと感じるほどあなたが好き」。まあ、なんてオーバーな表現でしょうか。

【 I Feel The Earth Move 】 by Carol King

「♪ I feel the earth move under my feet     足元の地面が動く気がするの
  I feel the sky tumbling down, tumbling down 空も崩れ落ちてくるような気がするの
  I feel my heart start to trembling       私のハートも震えだすの
  Whenever you’re around            あなたがそばにくるといつも

  Ooh, baby, when I see your face       おおベイビー、あなたの顔を見ると
  Mellow as the month of May          5月のようなメローな気になるの
  Oh, darling, I can’t stand it          おおダーリン、もう我慢できそうにないわ
  When you look at me that way         そんな風に見つめられると

  ・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

まずは、2作目の「THEY OUGHTA WRITE A SONG(邦題:青い影)」が日本で大ヒットした「ヘイリー・ロレン/Halie Loren」のアルバム、「Simply Love」(2013)から。オリジナル3曲、ポップ・ソングのカバーが4曲、スタンダード7曲の構成。その構成通り、ジャズとニュー・ポップスを絶妙に融合した独特のスタイルが瑞々しい。高音部が裏返る独特の歌唱も好ましい。

Simply Love

Halie Loren / Justin Time Records

「Halie Loren – I feel the earth move」

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 オリジナルも聴いてみましょうかね。シンガー・ソングライターとしてスタートした「キャロル・キング」の出世作、「つづれおり/Tapestry」(1971)。

つづれおり

キャロル・キング / SMJ

「Carole King – I Feel The Earth Move」

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年末の大掃除は新兵器で

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 玄関前や階段、数年前の壁と屋根の塗装をした時から放ったらかしになっていたため、大分黒ずんできた。妻はきれいにして欲しいという。しからばと、TVなどでCMをよく見かけ、一度使ってみたいと思っていたドイツ、K社の家庭用高圧洗浄機が、近くのホームセンターでセールをしていたので、この機会にと買い求め、早速試してみた。写真でわかるように、これがよく落ちるのである。外壁や階段などの汚れが、見る間にきれいになった。もちろん車も洗浄して、新兵器により、年末大掃除のわたしの分のノルマは、とりあえず完了。

 今世紀最強のヒット・メーカー・コンビといっても過言ではない、「バート・バカラック/Burt Bacharach」と「ハル・デイヴィッド/Hal David」の歌に、「A House Is Not A Home」という曲がある。直訳すれば、「ハウス(家)とホーム(家庭)は違う」であるが、「君のいないとこの家はただの家」というラブ・ソング。たしかに、人が住んで、そこに生活がなければ、ただの箱。そんな空家がご近所にも増えてきた。かくいう私も実家は、「箱」状態になっていますが ・・・。

【 A House Is Not A Home 】    作詞:Hal David 作曲:Burt Bacharach

「♪ A chair is still a chair           椅子は座る人がいなくても
  Even when there’s no one sitting there   椅子だけれど
  But a chair is not a house          椅子と家とは違うだろ
  And a house is not a home        あなたをしっかりと抱きしめる人がいなければ
  When there’s no one there to hold you tight,   家は家庭にはならない
  And no one there you can kiss good night.  お休みのキスをする人がいなくてもね

  A room is still a room            部屋はそこに暗がりがあったとしても
  Even when there’s nothing there but gloom;  部屋だけど
  But a room is not a house,          部屋と家とは違うだろ
  And a house is not a home         僕たち二人が離れ離れになってしまったら
  When the two of us are far apart       家は家庭にはならない
  And one of us has a broken heart.      ふたりのどちらかの心が張り裂けてもね
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

  I’m not meant to live alone         この家に一人で住みたくないんだ
  Turn this house into a home         ハウスをホームに変えたいんだ
  When I climb the stairs and turn the key  階段を上がってきて鍵を開けた時に
  Oh, please be there             お願いだから、ここにいててくれ
  Sayin’ that you’re still in love with me, yeah まだ愛してると言ってくれ   ♪」

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 まずは、オランダの歌姫「トレインチャ/Traincha(本名;Trijntje Oosterhuis)」。1973年生まれの44歳。脂の乗り切ったベテランといっていいでしょう。その彼女のブルー・ノート・レーベルからの日本デビュー盤となったのが、大御所、「バート・バカラック/Burt Bacharach」のソング・ブック、「The Look of Love ~Burt Bacharach Songbook」(2007)である。オーケストラをバックに、時代を超えて輝き続けるバカラック&デイヴィッド・コンビの名曲を素晴らしい歌唱で ・・・。

The Look of Love..

Trijintje Oosterhuis / Blue Note

「Trijntje Oosterhuis ー A House Is Not A Home」

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 ピアノ・トリオ演奏でよく知られているのが、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」。アルバムは、「I Will Say Goodbye」(1977)から。パーソネルは、「Bill Evans (piano)」、「エディ・ゴメス/Eddie Gomez (bass)」、「エリオット・ジグムンド/ Eliot Zigmund (drums)」。

I Will Say Goodbye

Bill Evans / Ojc

「Bill Evans Trio – A House Is Not a Home」

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今日は森が幼稚園

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 久々の快晴。今日は市教育委員会と公園が主催する「森の幼稚園」。公園の森を使って、学んだり遊んだりする一日。やってきたのは地元の幼稚園年長組の約50人の園児たち。この山の森に住んでいる動物、といってもボードであるが、を探したり、活動の痕跡を見つけたり、いろいろな形の葉っぱやどんぐりを集めるラリーから。やはり子供はどんぐり好き。クヌギ、アベマキ、コナラ、シラカシなどのどんぐりを袋いっぱいに集める。昼食は我々ボランティアが炊いたご飯と野菜いっぱいの豚汁。何杯もおかわりをする子もいる。午後は工作の時間。どんぐりコマとやじろべえを作って遊ぶ。暖かい日差しの下、笑い声と歓声が響く公園の一日。

 ということで、今宵のピアノは、私をヨーロッパ・ジャズ・ピアノへと誘ったひとり、「ジャック・ルーシェ/Jacques Loussier」のアルバム、「シューマン・子供の情景/Schumann Kinderzenen(Scenes From Childhood)」から。フル・アルバムがアップされていました。「シューマン/Robert Schumann」の「子供の情景」は、全13曲からなるピアノ曲集で、特に第7曲「トロイメライ/Träumerei(夢)」がよく知られていますね。

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Schumann: Kinderszenen
Jacques Loussier Trio
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「Jacques Loussier Trio ー Schumann Kinderzenen(Scenes From Childhood)」

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無条件降伏ではちょっと癪なので ・・・

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 我が家の「野菜VS花ウォーズ」、妻の野菜派の圧倒的勝利で終戦を迎えようとしている。そこで無条件降伏ではちょっと癪なので、条件を出しました。私の大好物である「オカヒジキ(陸鹿尾菜、陸羊栖菜)」を植えてもらえれば ・・・と。「オカヒジキ」、山形県が産地として有名らしいが、長野県でも結構栽培されているらしく、何年か前、帰省したときに実家のおとなりさんから頂いて、以来、大好物になってしまった野菜。(参照拙ブログ「おかひじき(陸鹿尾菜)を頂く」

 しかし、わたしの住んでいる近所で店頭に並んでいるのを見たことがない。多分ないだろうとタカをくくって、近所のホームセンターに行ったら、なんと!!あるではないか。しかもいま種を蒔けば、ギリギリ収穫に間に合いそう。もうあっさりと降伏、平和理に終戦を迎えました。

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 「surrender」というと、「降伏、降参」、「降伏する、降参する」という意味ですが、「I Surrender, Dear」というと、「あなたに首ったけ」という意味。1930年に、「ハリー・バリス/Harry Barris」作曲、「ゴードン・クリフォード/Gordon Clifford」作詞による古い古いスタンダード。「ビング・クロスビー/Bing Crosby」がヒットさせ、彼がスター歌手となるきっかけとなった曲だという。

【 I Surrender, Dear 】 
           Words by Gordon Clifford / Music by Harry Barris

「♪ We’ve played the game of stay away  僕たち二人離れていられるかどうか賭けをした
  But it cost more that I can pay.     結果、これ以上負けられないという僕の惨敗
  Without you I can’t make my way,    君なしではやっていけないことがよく分かった
  I surrender, dear.            もう降参 君に首ったけ

  I may seem proud, I may act gay,    お高くとまって、陽気に見えるかもしれない
  It’s just a pose, I’m not that way,    それはポーズで、実際はそうじゃない
  ’Cause deep down in my heart I say   すっかり落ち込んでしまったから告白するよ
  I surrender, dear.             僕は君に首ったけ

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 往年の名花、「ジュリー・ロンドン/Julie London」。アルバムは、カップリングのベスト・シリーズ、「The End of the World/Nice Girls Don’t Stay For Breakfast」から。

End of the World

Julie London / EMI Gold Imports

「Julie London ‎– I Surrender, Dear」

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 「セロニアス・モンク/Thelonious Monk」も代表作と言われる「ソニー・ロリンズ/Sonny Rollins」や「マックス・ローチ/Max Roach」を迎えての「Brilliant Corners」(1957)、ソロピアノの「Solo Monk」(1965)で演奏しているが、ジャケットがお気に入りの「Solo Monk」から。

Solo Monk

Thelonious Monk / Sony

「Thelonious Monk – I Surrender, Dear」

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夢の甘き香り

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クチナシ

 気品ある甘い匂いが強く漂ってくる。「クチナシ(梔子、巵子、支子)」。春の「ジンチョウゲ(沈丁花)」、秋の「キンモクセイ(金木犀)」と並んで「三大香木(さんだいこうぼく)」と呼ばれているという。たしか我が家の庭にもあったはずなのだが、さて ・・・?

 さて、今宵、高貴で甘美な女性の夢にまつわる曲を。まず、「クレオパトラの夢/Cleopatra’s Dream」。ジャズのスタンダード中のスタンダード曲。作曲は、「バド・パウエル(Bud Powell)」。1958年録音のアルバム、「シーン・チェンジス/The Scene Changes’ 」の冒頭の曲であるが、本国ではさほど評価されなかったのに、日本ではビ・バップの代表曲、パウエルの代表曲となった。確かに日本人好みの曲であるので、日本向けの企画アルバムに、好んで取り上げられる傾向があるようだ。

 今宵は、「ケニー・バロン/Kenny Barron(p)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart(b)」、「アル・フォスター/Al Foster(ds)」の手練からなる、「スーパー・トリオ/Super Trio」のアルバム、「Super Standard/SUPER TRIO」(2004)から。「ヴィーナス・レコード」リリースだから、このトリオも一時的に結成されたんでしょう。

スーパー・スタンダード

スーパー・トリオ / ヴィーナスレコード

「Cleopatra’s Dream - Super Trio」

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 さて、2曲目は、「ニカの夢/Nica’s Dream」。この曲も有名でビ・バップを代表する曲。いろんな人が演奏している。作曲は、1956年「ホレス・シルヴァー/Horace Silver」で、オリジナルの演奏は、「アートブレイキーとジャズ・メッセンジャーズ/Art Blakey&The Jazz Messengers」。

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 「ニカ/Nica」というのは、「パノニカ・ドゥ・コーニグズウォーター/Pannonica de Koenigswarter」男爵夫人のニックネームで、ジャズ界のパトロンとして有名だった女性。彼女は、有名なイギリスの財閥「ロスチャイルド/Rothschild」一族の令嬢として、1913年ロンドンで生まれた。やがてフランスの外交官男爵と結婚し、メキシコに赴任したが、メキシコ生活が退屈で気に入らず別居して、ニューヨーク5番街のホテルのスイート・ルームを住まいにし、そこに当時のパイオニア的ジャズ・ミュージシャンを集めて、ジャム・セッションを開いていたと言う。特に「セロニアス・モンク/Thelonious Monk」と「チャーリー・パーカー/Charlie Parker」のパトロンとして有名で「Bebop Baroness(ビバップ男爵夫人)」と呼ばれていたという。

 「クリント・イーストウッド/Clint Eastwood」監督の「チャーリー・パーカー」の半生を描いた作品「バード/Bird」(1988)のラスト近くに、チャーリー・パーカーが吐血するシーンがあるが、その部屋こそが「ニカ」の部屋であり、彼の死を看取る資産家の女性が、「ニカ」であった。

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ワーナー・ホーム・ビデオ

 「Nica’s Dream」のほか、「ソニー・クラーク/Sonny Clark」の「Nica」、「セロニアス・モンク」の「Pannonica」、「ケニー・ドリュー/」の「Blues for Nica」、「トミー・フラナガン/」の「Thelonica」などは彼女のために書かれた曲。

 「ホレス・シルバー」の演奏で、「Nica’s Dream」。

Horace Scope

Horace Silver / Blue Note Records

「Nica’s Dream – Horace Silver Quintet. 」

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 詩もつけられています。

【 Nica’s Dream 】   by Bobby Shew

「♪ A song happy and gay,     この歌はハッピーで陽気
  A song that we know       誰もが
  All the musitians will play.    演奏したくなるくらい
  You know, so it would seem,   そうなってほしい願っているんだ
  Everybody loves NICA’S DREAM.  誰もがニカの夢を愛して欲しいと

  ・・・・・・・・・・・・・・・・

  She had a vision         彼女はビジョンを持っていた
  That jazz would one day be    いつの日にかジャズが
  The music that’s of        音楽として認められることを
  The future, you see.        そんな未来を
  Don’t you agree?         君もそう思うだろ    
  We’ll help to see that       我々は互いに助け合うべきだと
  Her vision will come true.     彼女のビジョンが実現するまで
  And all the world will be      そして世界の全ての人が
  Blessed by it too.         それによって祝福されるまでは

  This song is here to stay my friend. 友よ、この歌はずっとここに残る
  Just wait and see.          そしてその日が来るのを見届けよう
  The people have made        人々がこの歌を
  It part of jazz history.        ジャズの歴史の一ベージにすることを
  You know, so it would seem,     そうなってほしい願っているんだ
  Everybody loves NICA’S DREAM.   誰もがニカの夢を愛して欲しいと  ♪」

 歌うは「ディー・ディー・ブリッジウォーター/Dee Dee Bridgewater」。「ホレス・シルヴァー」へのトリビュート・アルバム、「Love & Peace」から。

Love & Peace: A Tribute to Horace Silver (Reis)

Dee Dee Bridgewater / Emarcy / Umgd

「Dee Dee Bridgewater – Nica’s Dream」

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私の洋楽的原点のひとつは ・・・

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ピーマン
ミニトマト

 帰省から帰ってみると、「ピーマン」、「ミニトマト」、「ナス(茄子)」 ・・・などの花が咲いている。これまであまり野菜の花などまったく気にしなかったが、ここまで庭に野菜派の勢力が広がると気にせざるを得ない。観賞用の花とは全然違うが、これはこれで個性的。

オカヒジキ

 夜の食卓には、松本で仕入れていた、「オカヒジキ(陸鹿尾菜、陸羊栖菜)」が上がる。シャキシャキ感、みずみずしさ。私はこれが大好物である。家庭菜園で可能かどうかわからないが、今住んでいるところでは手に入らないので、これを我が家で栽培してくれたらいいのになあ。提案してみようっと。

 久しぶりの松本への帰省。思いは少年時代にタイム・スリップ。父親が電気技術者で、夜行列車で秋葉原へ行き、部品を買って帰ってきては、近所の注文を受け、ラジオやアンプなどを組んで副業としてた。その影響でわたしも「ラジオ少年」だった。 自作の5球スーパーヘテロダイン受信機?で、夜な夜な音楽番組を聞き、曲の名前やプレイヤーを覚えたものだ。気に入ってもLPやレコードなんぞとても買えない私は、これまた自作のアンプ、スピーカーボックスで「ソノシート」なるものをよく聴いていた。これが私の音楽的、とりわけ洋楽的原点である。

 そんな曲の中に、突然の雷鳴と雨の音でイントロが始まる懐かしい曲がある。「Rhythm Of The Rain (悲しき雨音)」。この時期に懐かしく思い出す曲。「カスケーズ/The Cascades」によって1962年にヒットした、間違いなく私の洋楽的原点の曲の一つである。

「Rhythm Of The Rain (悲しき雨音) – THE CASCADES」

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続・梅雨が近づくと ・・・

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 5月もあっという間に終わり、もうすぐ6月。梅雨。「アジサイ(紫陽花)」の季節が近づいてきた。我が家には毎年、一般的な「アジサイ」より一足先に咲く「アジサイ」がある。その「コモチシチダンカ(子持ち七段花)」が、可憐な花を咲かせ出した。

 かって「幻のあじさい」、「シーボルトのあじさい」と呼ばれていたという「シチダンカ(七段花)」は、兵庫県の六甲山系に自生する「ヤマアジサイ」の一種で、江戸時代末期に長崎にやってきたオランダ人「シーボルト」が発見し、その著書「日本植物誌(フローラ・ヤポニカ)」で紹介して、その名が知られるようになったが、実物や標本を見たという日本人が現われず、長らく「幻のアジサイ」と呼ばれていた。昭和34年(1959)に神戸市立六甲山小学校の職員が、六甲ケーブルの沿線で偶然、発見し採取し大変話題になったという。シーボルトの発見以来、実に130年あまり「幻の花」であったという「アジサイ」である。

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 この花を増殖栽培した六甲山の森林植物園で何年か前に求めたものであるが、毎年、その小さな星形の花弁?が楽しませてくれる。淡い青紫色だが、咲き始めは淡いピンク、咲き進むに従ってと薄紫へと変化してくるのも楽しみ。

 さて、ボッサ・テイストの雨の歌といえば、「やさしい雨/The Gentle Rain」。映画「黒いオルフェ(ポルトガル語: Orfeu Negro、英語: Black Orpheus)」の主題歌、「Manhã de Carnaval(邦題;カーニバルの朝)」で知られる「ルイス・ボンファ/Luiz Bonfa」の作曲。英語詩は、「マット・デュビイ/Matt Dubey」。もとは、1966年のブラジル映画「ザ・ジェントル・レイン/The Gentle Rain」の主題歌だという。

【 The Gentle Rain 】  by Matt Dubey / Luiz Bonfa

「♪ We both are lost        お互いにこの世で迷子になった
   And alone in the world     孤独なふたり
   Walk with me          一緒に歩いてゆこう
   In the gentle rain        このやさしい雨の中を 
   Don’t be afraid, I’ve a hand   怖がらなくていいよ 手を握っているから 
   For your hand and I       僕の手は君の手のためにあり、君の手は僕のために  
   Will be your love for a while   しばらくの間 君の愛が欲しい

   I feel your tears as they fall   君の涙が僕の頬を
   On my cheek           伝い落ちるのを感じる
   They are warm like gentle rain   それは温かく、優しい雨のよう
   Come little one you have me in the world さあ、二人してこの世界へ一歩踏み出そう
   And our love will be sweet    僕たちの愛はきっと甘く
   Very sweet            そして優しい

   Our love will         僕たちの愛はきっと甘く
   Be sweet very sad      とても切なく
   Very sweet like gentle rain  とても優しい、この雨のように
   Like the gentle rain      この雨のように
   Like the gentle rain      この雨のようにね     ♪」

 トップは、「シーボルトのあじさい」になぞらえて、オランダのおしどりデュオ、「マリエル・コーマン & ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ/Marielle Koeman & Jos Van Beest Trio」。コンサートに行ったこともありますが、マリエルの歌うボッサは本当に心地よい。アルバム、「Between You And Me」から。

BETWEEN YOU & ME

マリエル・コーマン & ヨス・ヴァン・ビースト・トリオ / 澤野工房

「Gentle Rain – Marielle Koeman en Jos van Beest Trio」

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 そして、もうひとりボッサを歌わせたら・・・というのは、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」。パートナー、「ジム・トムリンソン/Jim Tomlinson」名義のアルバム、「ブラジリアン・スケッチ/Brazilian Sketches」でおしどりデュオの「やさしい雨」をとろけるように歌っている。

ソー・ナイス~ブラジリアン・スケッチ~

ジム・トムリンソン / キングレコード


「Stacey Kent – Gentle Rain」

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 最後は、少しジャズっぽく締めましょうか。「イーデン・アトウッド/Eden Atwood」。1969年、テネシー州メンフィス生まれ。歌手にとっては致命的ともいえる声帯の手術をし、復活した芯の強い女性ボーカル。

No One Ever Tells You

Eden Atwood / Concord Records

「Eden Atwood – The Gentle Rain」 (出だしからしばらくかすかな雨の音が続きます)

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観桜ご近所ドライブツアー(5)  ~ 都会の桜 西宮ガーデンズの桜 ~

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 いままでの桜の名所は、本当にご近所で、いずれも車で15分くらいのところにある。この日の花見は、ちょっと気分を変えて、観桜ご近所ドライブ&ランチとし、車で30分ほどの大規模ショッピング・モール、「阪急西宮ガーデンズ」へ。ここの屋上には、「西宮権現平桜(にしのみやごんげんだいらざくら)」という桜が植えられている。この桜にはちょっとしたストーリーがある。和歌山県白浜町才野の「熊野権現神社」の周辺には、「権現平桜」と呼ばれた山桜が多く植えられていたが、戦時中に全て伐採され、絶滅したと思われていた。しかし、奇跡的に3本の幼木が生き延びているのを発見、「西宮植物生産研究センター」が、その種を譲り受け、平成2年より植物バイオテクノロジーによる増殖に取りくみ、平成5年の春、初めて開花に成功させたという。奇跡的に蘇った桜が今、都会のビルの屋上に見事に咲き、その周りで人々が憩い、楽しんでいる。

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 帰り道、猪名川河畔に車を止め、土手に上がり、翻る鯉のぼりを見ながら息を大きく吸ってみた。五月山の桜も満開のようである。妻のリクエストで、「ヨモギ(蓬)」を袋いっぱい摘んだ。春である。

 今宵の曲、アジアの歌姫、フィリッピン出身の「ジーナ・ロドウィック/Jheena Lodwick」の歌を贈りましょうか。伸びやかでピュア―、張りがあるが決して硬くはないしなやかな高音には本当に癒される。1950~60年代の懐かしいPOPSのヒット曲集、アルバム「All My Loving」から、「エメラルド・シティ/Emerald City」。「エメラルド・シティ」といえば、「オズの魔法使い/The Wonderful Wizard of Oz」だが、この歌の元歌は、ベートベンの「喜びの歌」である。

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All My Loving

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「Emerald City – Jheena Lodwick」

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山でも春の気配が濃くなってきた

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サンシュユ

 これから開花を迎える「エドヒガン(江戸彼岸)」桜の群生林にあって、今、1本だけその黄色が目立つのは「ダンコウバイ(壇香梅)」。種子に強い香りがあるため、「檀香梅」と名付けられたという。春、芽吹く前に黄色い小さな花を枝に無数に付ける。そして「サンシュユ(山茱萸)」も。

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 散策路に落ちているのは鹿の抜け毛。普通、冬毛から夏毛への生え変わりは5月ころであるので、生え変わりにしては、少し早いかも知れない。また、この時期は雄鹿の角が生え変わる時期でもある。運がよければ、この山中で見つけることもある。

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 この日の伐採作業で、見晴らしもすっきりし、すっかり「エドヒガン」の開花を迎える準備もできた。

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 花が咲けば、よってくるのが「ハチ(蜂)」。「スズメバチ(雀蜂)」をはじめ、この山でも多くの種類の蜂が生息している。

 ということで、今宵の曲は、「サラ・ガザレク/Sara Gazarek」の「Blossom & Bee(花とミツバチ)」。 大分前に何回か紹介したが、デビュー盤、「ユアーズ/Yours」(2006)、第2作、「リターン・トゥ・ユー/Return To You」(2007)で、ナチュラルでオーガニックな歌声が話題になった女性歌手である。

 1982年、米国シアトル生まれ。女性ジャズ・シンガー。幼少時からジャズを始めとした芸術に触れて育つ。ハイスクールでジャズを学び、在学中の2000年には「リンカンーン・センター」で行なわれた「エリントン・ジャズ・フェス/the Essentially Ellington Competition」で第1回「エラ・フィッツジェルド賞/Ella Fitzgerald Charitable Foundation Vocal Soloist Award」を受賞したという実力派。同年、南カリフォルニア大学の「ソーントン音楽スクール」に進み、幾多のジャズ・アーティストたちとも共演し、プロデューサーに認められ、2006年にデビューを果たした。

 自然体でシンプル、それでいてJAZZYな感性をも併せ持つオーガニックな歌声が「癒し系」と称される由縁であろう。リスペクトする「ブロッサム・ディアリー/Blossom Dearie」への想いを込めたアルバムが、「花とミツバチ ~ブロッサムへ/Blossom & Bee」(2012)。そこからタイトル曲を。

【 Blossom & Bee 】
        by Lawrence Goldings, Sara Gazarek, Bill Demain

「♪ You are the spring, and I am the autumn,   あなたは喜びの春、でも私は憂いの秋
  While your song has just begun,        あなたの歌は始まったばかりなのに
        mine’s been forgotten       私の歌はもう忘れられてしまうのね
  If you are now, then I’m in a while, この恋があなたには今だけでも、私にはもっと長い
  And if you’re giving me an inch,   あなたにはたった1インチくらいと思っても
  I’d walk a mile in this love     わたしには1マイルもの長さのように感じるわ

  Just like a dawn that meets the morning sunrise, 夜明けが太陽を迎えるように
  Or how a river meets the sea,           川が海へと注ぐように
  I never knew the kind of love I needed,      こんな素晴らしい恋を知らなかった 
  Blossom & Bee                花とミツバチのようなこの恋を

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Blossom & Bee

Sara Gazarek / Palmetto Records

「Sara Gazarek - Blossom & Bee」

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音楽的同志「A」君へ

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 一枚のハガキが届いた。学生時代のバンド仲間のA君から。そこには、「・・・進行性の難病を発症し、2年経過した今、日常生活でも息切れすることが多くなり、リタイア後、アルトサックスで6回、ギターで1回7年間続けたJAZZ LIVEを断念することにした ・・・」とあった。(A君については、当プレミアムエイジ内「勝手にシンドバッド/心配」などをご参照ください)

 彼は、私の学生時代のバンド仲間でサックスを吹いていた。そのテクニックはかなりのもので、彼は我がバンドの音楽の方向性やキャラに不可欠だったと言っても過言ではなかった。就職後、音楽活動からは遠ざかっていたが、定年を機に、ふたたびサキソフォンを手に取り、プロの指導を受け、ジャズクラブでライブを開くまでに腕を上げていった。病を発症してからは、サキソフォンに変えてギターをはじめ、これまたライブを開くレベルまで瞬く間に上達していった。そして7年間、年1回のライブを続けていたのである。そんな彼がライブを断念したというのである。

Tony-Bennett

 毎年、ライブの案内をもらいながら、行けなかったことが残念。ただ遠くから快復を願うばかり。彼のハガキは、「これからは、音楽、読書、映画鑑賞などまだまだ人生を楽しみたいと思います」と結ばれていた。察するに余り有るが、「人生楽しみ方はいくつもある」と元気づけたい。

 そんな彼に贈る曲は、「The Good Life」。この曲は元々、フランスのシンガー・ソングライター、音楽家、俳優の「サッシャ・ディステル /Sacha Distel」によって、1962年にメロディがつくられたという。ジャズのスタンダードとなったのは、1963年、「トニー・ベネット/Tony Bennett」が最初に英語詩でレコーディングし、ヒットしたからである。そして、1973年にはディステル自身によってフランス語の歌詞がつけられたという。「トニー・ベネット」のほか、多くのアーティストたちによってカバーされている。

【 The Good Life 】   
    作詩;ジャック・リアドン/Jack Reardon 作曲;サッシャ・ディステル/Sacha Distel

「♪ Oh, the good life,         そうね、グッドライフ
  full of fun seems to be the ideal  楽しさ一杯で理想的な生活におもえるわね
  Mm, the good life,         ふ~ん、グッドライフ
  let’s you hide all the sadness you feel 悲しみを感じてもみんな覆い隠してくれるも・・・
  You won’t really fall in love      でもあなたが本当の恋に落ちることはないでしょうね
  for you can’t take the chance     あなたにそんなチャンスは訪れないだろうから
  So please be honest with yourself,   だから自分自身に正直になりなさいよ
  Don’t try to fake romance       偽りのロマンスを作り上げてはいけないわ

  It’s the good life           グッドライフ、私が思うには
  to be free and explore the unknown まだ経験してないことを恐れずに求めていくこと
  Like the heartaches          それがたったひとりで向き合わなければならない
  when you learn you must face them alone    「心の痛み」だとしても
  Please remember I still want you, どうぞ忘れないで 私がまだあなたを想っていることを
  and in case you wonder why      そして人生に疑問を感じたり、道に迷ったら
  Well, just wake up,           目を覚まして、
  kiss the good life goodbye    あなたの思うグッドライフにさよならをしてほしい ♪」

I Wanna Be Around

Tony Bennett / Sbme Special Mkts.

「Tony Bennett – The Good Life」

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