JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

お宮参りに

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 8月下旬に生まれた次男夫婦の二人目の孫、長男のお宮参り。いつものように、氏神様ではないが、この地域のブランド神社、源氏の始祖を祀る多田神社へ詣る。3連休の最後で最高のお天気、ここしばらく続いた台風で日延べになったお参りが集中したためか、結構多くのお宮参りの参詣客がお祓いを受けている。少子化など、どこの国の話かと思うばかりのお宮参りの家族数である。出産直後は保育器に入っていた孫も、1ヶ月半を無事サバイバル。ともあれめでたしと、参詣後、お嫁さんの両親も交えて祝杯をあげる。

 今宵の曲。「ウェイン・ショーター/Wayne Shorter」の「インファント・アイズ/Infant Eyes」。「ビル・エヴァンス/Bill Evans」以降に登場した最も詩的なジャズ・ピアニストのひとりと言われ、ECMレーベルから彗星のごとく登場したピアニスト、「リッチー・バイラーク/Richie Beirach」のソロ・ピアノによるカバーをと思ったのだが、残念なことに、YOUTUBEにアップされていない。
 

バラッド(期間生産限定盤)

リッチー・バイラーク / SMJ

 「エンリコ・ピエラヌンツィ・トリオ/The Enrico Pieranunzi Trio」が「ウェイン・ショーター」に捧げたアルバム、「Plays The Music Of Wayne Shorter」(2000)から。

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Plays the Music of Wayne Shorter: Infant Eyes
エンリコ・ピエラヌンツィ・トリオ /Enrico Pieranunzi Trio
Challenge


        
       

「ENRICO PIERANUNZI – Infant Eyes」

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ぬばたまの 黒髪変り 白けても

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 長いあいだ咲いて、(まだラストの花が咲いているが)目を楽しませてくれた「ヒオウギ(檜扇)」の莢(さや)が弾けて、「ヌバタマ(射干玉、夜干玉)」が顔をのぞかせた。「ヌバタマ」は、黒く艶のあるところから、「ぬばたまの黒髪 ・・」のように「黒し」、「黒髪」など黒いものにかかり、さらに、「ぬばたまの夜(よ)の更け行けば」のように、「夜」などにかかる枕詞である。「万葉集」には「ヌバタマ」を詠んだ歌は八十首あるという。

 ぬばたまの 黒髪変り 白けても 痛き恋には 逢ふ時ありけり  (万葉集)  
    

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 さて今宵の歌、「ローリング・ストーンズ/The Rolling Stones」の1966年のシングル、「黒く塗れ!/Paint It, Black」。メンバーの「ミック・ジャガー/Mick Jagger」、「キース・リチャーズ/Keith Richards」の手になるもの。歌詞を読んだらわかるが、当時、この歌の他にも、多くリリースされた、ベトナム戦争をテーマにした反戦歌。それと、最初にシタールを取り入れたとされるそのサウンドが新鮮だったことを覚えている。

 この歌にはいささか想い出深いものがある。もう50年も前の話である。それは、あまり深く考えもせずに歌っていたが、学生時代のバンドのレパートリーだった曲だからである。最近、その仲間の一人が逝ってしまった。思えばあの頃からすれば、まさに「ぬばたまの 黒髪変り 白けても」である。それにしても暗~~い歌ですね。50年前こんな暗~~い歌を歌っていたんだ。

【 Paint It, Black 】   by Mick Jagger , Keith Richards

「♪ I see a red door and I want it painted black  赤いドアを見ると黒く塗りたくなるんだ
  No colors anymore I want them to turn black  赤だけではなくどんな色でも
  I see the girls walk by dressed in their summer clothes 夏服で街を歩く女たちを見ると
  I have to turn my head until my darkness goes 心の闇が消えるまで目を逸らしたくなる

  I see a line of cars and they’re all painted black 並んだ車を見ると黒く塗りたくなる
  With flowers and my love both never to come back 花も俺の愛ももう帰らない
  I see people turn their heads and quickly look away 顔を背け足早に去っていく人々
  Like a new born baby it just happens every day  でもそんなことは日常茶飯事のこと

  I look inside myself and see my heart is black  自分の心を見ると真っ黒なのが分かる
  I see my red door, I must have it painted black だから赤いドアを見ると黒く塗らねばと思う
  Maybe then I’ll fade away             いつか俺は消えていくんだ
         and not have to face the facts  そうすればもうこの現実に向き合わなくていい
  It’s not easy facin’ up               この世が黒く塗り潰されたとしても
         when your whole world is black  現実に向き合うのは容易いことではない

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  I wanna see your face, painted black  お前の顔が見たい 黒く塗り潰れたお前の顔が
  Black as night, black as coal       闇夜の様黒い、石炭の様に黒いお前の顔を
  I wanna see the sun flying high in the sky  空高く太陽が輝くのをみたい
  I wanna see it painted, painted, painted, painted black それが黒く塗りつぶされるのを
  Yeah!                        Yeah!          ♪」

 まずは、ご本家、「ローリング・ストーンズ」で。

「The Rolling Stones – Paint It, Black」

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 いくつかのアレンジ・バージョンを聞きましょうか。まず、ジャズ・バージョン。

 「ティム·リース/Tim Ries」。1959年、デトロイト生まれのサックス奏者、作曲家、編曲家、バンド・リーダー、そして音楽専門学校での音楽教育者。彼がリーダーとなってのアルバムが、「The Rolling Stones Project」(2008)。この録音には、「キース・リチャーズ/Keith Richards」、「チャーリー・ワッツ/Charlie Watts」、「ロン・ウッド/Ron Wood」と「ミック・ジャガー/Mick Jagger」を除くストーンズのメンバーとバック・ヴォーカリストたちが参加し、さらには、「ノラ・ジョーンズ/Norah Jones」、「ジョン・スコフィールド/John Scofield」、「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」らも参加しているというなんとも豪華なメンバー。

ザ・ローリング・ストーンズ・プロジェクト

ティム・リースVillage Records


「Tim Ries ー Paint It Black」

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 がらっと雰囲気を変えましょう。お色気ムンムンのフェイク・ボッサ・シリーズ、「Bossa N’ Stones 2」(2006)から、「Sixth Finger」で ・・・。

 Bossa n’ Stones, Vol. 2
 Various Artists / / Music Brokers
       
「Paint It Black ー Sixth Finger(Bossa N’ Stones 2)」

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 そして、オーケストラ・アレンジでも。私はネット配信される海外TVドラマを楽しんでいるが、その一つ、かっての「マイケル・クライトン/Michael Crichton」の原作・監督、「ユル・ブリンナー/Yul Brynner」主演の、最新科学で作られたテーマパークが暴走するというSF映画、「ウエストワールド/Westworld」(1973)をベースにHBOが制作したTVドラマのテーマ音楽。

 アーティストは、イラン系ドイツ人の作曲、「ラミン・ジャヴァディ/Ramin Djawadi」で、彼は、おなじく人気TVドラマ、「プリズン・ブレイク/Prison Break」 (2005-2009) 、「ゲーム・オブ・スローンズ/Game of Thrones」 (2011-) 、「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット/Person of Interest」(2011-2016) 、「ストレイン 沈黙のエクリプス/The Strain」 (2014-2017) などを手がけ、プライムタイム・エミー賞作曲賞を受賞している。

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Westworld: Season 1
Ramin Djawadi
Watertower Music


        
       

「Westworld Soundtrack – Paint It, Black – Ramin Djawadi」

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 最後は、再びロックで締めましょうか。「忌野清志郎」をリーダーとする「RCサクセション/RC Succession」の「カバーズ/COVERS」(1990)から。反戦・反核をテーマにしたカバーアルバムで、最初の発売元の「東芝EMI」は、親会社の「東芝」が原子力関連企業でもあったため、歌詞の内容が問題視され、1988年に一度は発売禁止になり、1990年に別レーベルで再発されたといういわくつきのアルバム。

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COVERS/カバーズ
RC SUCCESSION/RCサクセション
キティ


       
       

「黒く塗れ! ー RC Succession」

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パソコンがブラックアウトした

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 操作中のパソコンの画面が突然真っ黒けに ・・・。電源ランプも全て消えている。こんなことは初めてである。コンセントやコネクタを差し替えたりしてみても復旧はしない。中国でもあるまいしと思いつつ、確認してみたが、ルーターもモデムもWi-Fi(無線LAN)も機能しているから、ネットワークに起因するトラブルでもない。これはPC本体のハードのトラブルだと思ったので、私ではどうしようもないと判断し、近所のパソコン駆け込み寺のようなお店に持ち込んだ。修理費や期間はもちろんだが、しばらくバックアップもとってなかったので、初期化せざるを得なくなったらバックアップを取ってないデータは消えてしまうので、どうしようかと心配しつつ持ち込んだ。しかし、店では問題なく立ち上がっている。店の人の話では、「使用時間が2万時間を超えると不具合が出てくるが、1万8千時間くらいなので多分大丈夫。内部にホコリが相当溜まっていて、冷却が悪くなり、パソコンが自分を守るため、自動的に電源を落とした可能性が高い。一日時間をもらえば、掃除をして、他に不具合や原因はないか点検します」ということだったので、一日預けて翌日引き取りに行った。原因は、店員の言うとおりのことだったようである。しかし、潜在的にフリーズしてしまう要因を内在しているという。それは元々このパソコンのOSであった「Windows7」である。「Windows7」のサービスが終了するので「Windows10」へOSを変更しろと、半ば強制的?に変えさせられたのだが、その「Windows7」が、「Windows10」に悪さをして、フリーズをひき起こすというのである。たしか、「Windows10」への移行の時にも話題になったトラブルである。OSとネットワークを握ってしまったマイクロソフト社の企業姿勢、論理がここにも垣間見られる。そのトラブルは一度も発生していないので、しばらく様子を見るということで引き取ってきた。

 私はPCとガラ携で事足りているので、スマホは使っていない。それなのにPCが使えなくなると、ボランティア活動を含め、日常の活動に相当支障がでる。高齢者といえども、PCやネットに相当依存していることを実感した。それとこまめなバックアップ、はやり必要ですね。

 まあ、それはそれとして、このトラブルは、まるで「元カノ」が「新カノ」にする嫉妬や嫌がらせみたい。えらく人間臭いトラブルだなあと感じた。

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 さて、今宵のボーカル、ご贔屓の「メロディ・ガルドー/Melody Gardot」。「Your Heart is As Black As Night」、2作目のアルバム、「My One and Only Thrill」(2009)から。

 「メロディ・ガルドー」。1985年生まれ、フィラデルフィア出身のシンガー・ソングライター。16歳の頃、ピアノ・バーでアルバイトとして歌い始めたという。しかし、19歳の時、自転車で帰宅途中、ジープに跳ねられ、背骨を含む数箇所の複雑骨折、神経、頭も怪我をするなどの瀕死の重傷を負い、一年間寝たきりの生活を余儀なくされ、しかも生涯後遺症として背負った視覚過敏より、サングラスを手放せなくなる。リハビリとして医者に音楽セラピーを勧められ、曲を書き始める。病室でみずから録音した6曲入りのEP、「SOME LESSONS:The Bedroom Sessions」を2006年に発表。

 その後、フィラデルフィアを中心にフェスやライヴにも出演し、静かな中に熱いハートの感じられる彼女の音楽はたちまち評判となり、2006年にインディーズからリリースしたアルバムも話題となり、「Worrisome Heart(意味;くよくよする心)/邦題;夜と朝の間で」(2008)で世界デビュー。その内省的で、柔らかなボーカルは、彼女の綴った詩とともに心に染みてくる。

【 Your Heart is As Black As Night 】  by Melody Gardot  

「♪ Your eyes may be whole        あなたの目は完璧かも知れない
  But the story I’m told          でも、あなたから聞かされた話では
  Is that your heart is as black as night  あなたの心は闇夜のように真っ暗ね

  Your lips may be sweet         あなたの唇は甘いでしょう
  Such that I can’t compete        今までの人とは比べる事ができないほど
  But your heart is as black as night    でも、あなたの心は闇夜のように真っ暗

  I don’t know why you came along    あなたの過去なんて知りたくないわ
  At such a perfect time          その時しかないとしてもね        
  But if I let you hang around     でももし私があなたを好きなように放っておいたら 
  I’m bound to lose my mind      結局私のマインドまで見失ってしまうわ
  ’Cause your hands may be strong    あなたの手は強いかもしてない
  But the feeling’s all wrong        でもその手の感触は良くないわ
  Your heart is as black as night      あなたの心は闇夜のように真っ暗

  ・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

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 My One and Only Thrill

 Melody Gardot / UCJ



           
         


「Melody Gardot – Your Heart Is as Black as Night」

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天高く

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 台風一過。抜けるような青空。秋の空は水蒸気が少ないため、青が深く、いわゆる「天高く」と感じるという。長雨や台風続きだったので、その青さがひときわ目に染みる。

 今宵の歌、「ブルー・スカイ/Blue Skies」で決まりでしょう。「アーヴィング・バーリン/Irving Berlin」が、1926年に書いたポピュラー音楽の歌曲。この歌は、1926年に、ミュージカル「Betsy」のために作曲されたが、舞台よりこの歌の方が人気だったという。その後、「アル・ジョルスン/Al Jolson」が、映画「ジャズ・シンガー/The Jazz Singer」の中で歌ったことによって、トーキー映画に取り上げられた最初の歌のひとつとなったという。

 さらに、1946年に、この曲から題名をとり「ビング・クロスビー/Bing Crosby」や「フレッド・アステア/Fred Astaire」が主演した映画「Blue Skies」が公開され、大ヒット。この曲は、1978年には、ジャンルの違いを超え、「ウィリー・ネルソン/Willie Nelson」が、カントリー・ミュージックのチャートで首位となるなど、スタンダード・ナンバーとなっていった。

【 Blue Skies 】   by Irving Berlin

「♪ Blue skies Smiling at me     私に微笑む青い空
  Nothing but blue skies Do I see  その青い空だけを見つめてしまう

  Bluebirds Singing a song      歌を歌っている青い鳥
  Nothing but bluebirds All day long  その青い鳥だけを一日中聞いている

  Never saw the sun shining so bright  太陽があれほど輝くなんてなかった
  Never saw things going so right    物事がこれほど上手くいくことなんてなかった 
  Noticing the days hurrying by     毎日がこれほど早く過ぎていくなんて感じたことも
  When you’re in love, my how they fly きっと恋をしたからね 飛ぶように感じるなんて

  Blue days         毎日がブルーな日々ね
  All of them gone      すべてが去ってしまったから
  Nothing but blue skies    でもこの美しい青空だけは
  From now on         これからも続いてくれるのね

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・   ♪」

 さあ、有名なスタンダードだけあって、誰を選ぶのか困ってしまいます。私が聴きたいと思ったアーティストから、適当に選んでみました。まず、ブラジルを代表する歌手、「カエターノ・ヴェローゾ/Caetano Veloso」から。彼が、アメリカのPOPSに対する想いをアルバムにした、「A Foreign Sound ~異国の香り/アメリカン・ソングス」(2004)から。

 異国の香り~アメリカン・ソングス

 カエターノ・ヴェローゾ / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Caetano Veloso – Blue Skies」

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 「ニューヨーク・タイムズ」で、「メインストリーム・ジャズ・シーンにおいて、魅力溢れる若きディーバ」と評されたという、ピアノ弾き語り、「チャンピアン・フルトン/Champian Fulton」。アルバムは、「アフター・ダーク/After Dark」(2016)。「デヴィッド・ウィリアムス/David Williams(bass)」、「マーク・ジョンソン/Mark Johnson(ds)」、「ステファン・フルトン/Stephen Fulton(flugelhorn)」とともに軽快にスウィングするライブ映像で。

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After Dark
Champian Fulton
CD Baby


       
       

「Blue Skies – Champian Fulton」

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 押しも押されぬ大姉御ともなった、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」。あるべきダイアナに回帰したといえる最新アルバム、「Turn Up the Quiet」(2017)から。

 TURN UP THE QUIET

 DIANA KRALL / VERVE

「Diana Krall – Blue Skies」

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 最後は、「エヴァ・キャシディ/Eva Cassidy」。1996年の1月3日、絶唱となってしまった、ワシントンDCにある老舗ジャズクラブ、「ブルース・アレイ/Blues Alley」でのライブを収録した「Nightbird」(2015)から。

 Nightbird

 Eva Cassidy / Imports

「Eva Cassidy – Blue Skies」

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路傍の花、樹々の鳥(225) ~ お好きな服は? ~

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 咲きだした庭の「フジバカマ(藤袴)」。「オ・ス・キ・ナ・フ・ク・ハ ?(お好きな服は?)」。TVか何かで聞いた「秋の七草」の覚え方である。「女郎花(ミナエシ)」、「尾花(オバナ/スキのこと)」、当時は朝顔といわれていたという「桔梗(キョウ)」、「撫子(デシコ)」、「藤袴(ジバカマ)」、「葛(ズ)」、「萩(ギ)」のことで、「山上憶良(やまのうえのおくら)」が詠んだ次の2首の歌がその由来とされている。

「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種の花」 (万葉集・巻八 1537)

「萩の花 尾花 葛花 瞿麦(なでしこ)の花 姫部志(をみなへし)
                 また藤袴 朝貌(あさがお)の花」 (万葉集・巻八 1538)

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 秋の七草ではないが、「センニチコウ(千日紅)」もこの季節の印象的な花。花そのものではなく紫やピンク、白、黄、赤に色づく苞(ほう)を楽しむ。苞とは、つぼみを包んでいた葉のことをいうが、「センニチコウ」のように、花弁や萼(がく)に見えるような植物もある。花名の「千日紅(センニチコウ)」は、百日咲き続けるといわれる「百日紅(サルスベリ)」よりも花期が長いとされることに由来するという。

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 さて、今宵の曲、イタリアの巨匠、「エンリコ・ピエラヌンツイ/Enrico Pieranunzi」と、ボーカルと演奏というJAZZ二刀流のはしり、「チェット・ベイカー/Chet Baker」のコラボで、「Fairy Flowers」。アルバムは、「ソフト・ジャーニー/Soft Journey」(1980)から。長らく廃盤になっていたが、エンリコの作品を多くリリースしているEGEA から復刻、再発したもの。1979年12月と1980年1月に分けて、ローマのスタジオで録音された。「チェット・ベイカー」の代名詞ともいえるような「マイ・ファニー・ヴァレンタイン/My Funny Valentine」も収録。

 
         

Soft Journey[輸入盤]

Chet Baker / Egea

「Chet Baker & Enrico Pieranunzi – Fairy Flowers」

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夢も希望もいっぱいに

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 台風で延期になった孫娘の運動会。秋晴れの空の下、元気いっぱいにかけっこ、ダンス、玉入れをしていました。夢も希望も可能性もいっぱい持った子供たち。目を細めて孫たちを見つめる私たち夫婦。

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 今日の曲は、「When I Dream」。「私が夢見るのは」とでも訳しましょうか。歌い手は、「キャロル・キッド/Carol Kidd」。私は、コンピ・アルバム、「Best Audiophile Voices」(2003)で知ったため、ほとんど馴染みはありませんが、スコットランド人のジャズ・シンガーのようです。1945年生まれというから、私とほぼ同じ年。3人の子育てを行いながらホテル運営しており、その副業として歌手活動をしていたという。

 1990年、45歳の時にプロ・ボーカリストとして、遅咲きの活動を始めており、「When I Dream」は1992年にリリースされた同名のアルバムから。デビュー後、ロンドンにあるジャズ・クラブ「ロニー・スコッツ・クラブ/Ronnie Scott’s」や、エディンバラでの国際ジャズフェスティバルなどへの出演が続き、「ブリティッシュ・ジャズアワード」において数々の賞を受賞、1998年にはその功績から大英帝国勲章「MBE」を授与されているという。

 この「When I dream」、たしか韓国映画「シュリ」のエンディングで使われていたので、聞けばご存知の方も多いのでは。

【 When I Dream 】   by Sandy Mason

「♪ I could build the mansion     家を建てるなら
   that is higher than the trees     木より高い家がいいわ
  I could have all the gifts I want   私が望むすべてのものを贈られても
   and never ask please        決して「プリーズ」なんて言わない

  I could fly to Paris.          パリまで飛んでいけるとしても
  It’s at my beck and call,        それは自分の意思によるもの
  Why do I live my life alone      なぜ私がなんにもなしで
    with nothing at all          ひとりぼっちで生きているかって

  But when I dream,          でも私は夢を見るのは
  I dream of you,             いつもあなたのこと
  Maybe someday            いつの日にか
  you will come true           きっと夢がかなうでしょう

  ・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

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Best Audiophile Voices
Compilation(オムニバス)
Premium Records


         
          

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When I Dream Import
Carol Kidd
Linn


    
     

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シュリ [DVD]
キム・ユンジン, ハン・ソッキュ (出演), カン・ジェギュ (監督, 脚本)
カルチュア・パブリッシャーズ


       
       
       

    

「Carol Kidd – When I Dream」

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シャルル・アズナヴール逝く ~ これで3人とも鬼籍に ~

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 フランスを代表するシャンソン歌手の「シャルル・アズナヴール/Charles Aznavour」が亡くなった。94歳だった。1924年、アルメニア系移民の両親のもと、パリで生まれ、幼少から俳優と歌手を志して、パリの小さな舞台で日銭を稼ぎ、1946年、シャンソン歌手、「エディット・ピアフ/Édith Piaf」に見込まれて前座で歌い、名が知られるようになった。

 いままで1400曲以上のシャンソンを書く傍ら、俳優としても大いに活躍。低くて渋いしゃがれ声が特徴で、今年の9月には、94歳という高齢で来日し、休憩なしの2時間、2日間のコンサートを開いたばかりだった。

 つい最近、このブログでも取り上げたばかりであるが、ジャズ好きの私にとっても、もう残念なことに二人共すでに鬼籍に入ってしまった、「アンリ・サルヴァドール/Henri Salvador」、「ピエール・バルー/Pierre Barouh」とならんで、気にかかる存在だった男性シャンソン歌手であったが、これでもう3人とも鬼籍に入ってしまった。(参照拙ブログ 「台風直撃の日は ・・・ 」

 代表曲、「ラ・ボエーム/La bohême」を。フランス語はさっぱりですが、「何にもとらわれずに自由に暮らすボヘミアン」という意味のようです。NETで見つけた、自由にお使いくださいという訳を読むと、まだ貧しかったが、心には希望や憧れがあった1970年代の雰囲気や薫りが、立ち上ってくるようだ。

 合掌 ・・・・・。

【 La bohême 】   by Charles Aznavour  

「♪ Je vous parle d’un temps  君たちに昔のことを話そう
  Que les moins de vingt ans  20歳以下の人には
  Ne peuvent pas connaître  わからない話しだろう
  Montmartre en ce temps-là  モンマルトルでは、そのころ
  Accrochait ses lilas       ラィラックの枝の先が
  Jusque sous nos fenêtres   ぼくらの住んでいたアパートの窓まで届いていた
  Et si l’humble garni      家具付きの安アパートだった
  Qui nous servait de nid    そこがぼくらの愛の巣だった
  Ne payait pas de mine     見かけはオンボロだった
  C’est là qu’on s’est connu   そこでぼくらは知り合った
  Moi qui criait famine      ぼくはお腹がすいたと大声を出し
  Et toi qui posais nue      そして、君はヌードでポーズをとっていた

  La bohème, la bohème     ラ ボエーム、 ラ ボエーム
  Ça voulait dire on est heureux  ぼくらは幸せだったってことだ
  La bohème, la bohème     ラ ボエーム、 ラ ボエーム
  Nous ne mangions qu’un jour sur deux  ぼくらは、二日に一日は食う金もなかった

  ・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・    ♪」 
                                  (訳はNETより拝借)

 グレイテスト・ヒッツ・フォー・ジャパン

 シャルル・アズナブール / EMIミュージック・ジャパン

「Charles Aznavour – La Boheme」

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 若かりし日のライブも ・・・。

「Charles Aznavour – La Boheme」

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初めて見るオカワカメの花

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オカワカメの花
オカワカメ (2)
 この夏、我が家の食卓によくあがったのが、「オカワカメ」。「ツルムラサキ科」のつる性植物の葉で、正式な和名は、「アカザカズラ(藜蔓)」。別名「ウンナンヒャクヤク(雲南百薬)」とも呼ばれ、葉に厚みがあり、細かく刻むとぬめりが出てくるが、非常に栄養成分に富んだ食材で知られている。茹でた状態が、見た目や食感ともに「ワカメ(若布、和布)」とよく似ていることから、「オカワカメ(陸若布、陸和布)」と呼ばれるようになったという。食べごろの旬の時期が終わったこの時期に花が咲く。初めて見る「オカワカメ」の花。次から次へと咲いて一面に散るため、後始末も大変だと聞くので、台風襲来前に全部伐ってしまった。

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 さて、1980年代のジャズの創造力、熱さを伝える演奏!! そんな惹句が付けられたアルバムを聴いた。「リッチー・バイラーク/Richie Beirach」、「インボーン/Inborn」。「先天的な、持って生まれた」という意味をタイトルにしている。私は、「リッチー・バイラーク」を、ECMレコードで聴いたアルバムから、ロマンチックな耽美派ピアニストと認識しており、本アルバムで、疾走感とパワーが漲る演奏に触れ、認識を新たにした次第。

 アルバムは、「リッチー・バイラーク」のセクステットによるライブとスタジオの二枚組み。未公開ライブ音源を中心としたライブ盤と、すでに久しく廃盤になってスタジオ録音盤を復刻、さらに「マイケル・ブレッカー」、そして先日亡くなった、ジャズ・ギタリスト、「ジョン・アバークロンビー/John Abercrombie」に捧げるアルバムとなっている。録音は、1989年4月17日と18日、ニューヨークのクリントン・スタジオ。メンバーは、「ランディ・ブレッカー/Randy Brecker(tp, flh) 」、「マイケル・ブレッカー/Michael Brecker(ts)」、「ジョン・スコフィールド/John Scofield(g)」、「ジョージ・ムラツ/George Mraz(b)」、「アダム・ナスバウム/Adam Nussbaum(ds)」。

CD 1 – Live
1. Paradox (R. Beirach)
2. Alone Together (A. Schwartz)
3. Inborn (R. Beirach)
4. Con Alma (D. Gillespie)
5. Sunday Song (R. Beirach)
6. In Your Own Sweet Way (D. Brubeck)
7. You Don’t Know What Love Is (G. de Paul) (R. Beirach)
8. Broken Wing

CD 2 – Studio
1. My Funny Valentine (Rogers/Hart)
2. Leaving (R. Beirach)
3. Inborn (R. Beirach)
4. Some Other Time (L. Bernstein)
5. Sunday Song (R. Beirach)
6. Young & Foolish (Horwitt/Hague)
7. Paradox (R. Beirach)
Recorded April 17 & 18, 1989

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INBORN
リッチー・バイラーク・セクステット
JAZLI


         
         

     
「Richie Beirach - Alone Together」

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路傍の花、樹々の鳥(224) ~ 運動会の季節の花 ~

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キンモクセイ
 台風が近づいてくる前の秋晴れの一日。ウォーキングの道筋で、ひときわ強い芳香を放つのは、「キンモクセイ(金木犀)」。 子供の頃は、「秋の運動会の季節の花」と記憶していたように思う。

シオン

 野菊。もともと「野菊」と言う言葉は、野生の菊の総称で、特に「野菊」という草花があるわけではないという。 その野菊の代表格が、「シオン(紫苑)」。えらく優雅な名がつけられている。その「シオン」の栽培の歴史は古いらしく、「万葉集」には、別名の「オニノシコグサ(鬼の醜草)」、「古今和歌集」には「シオニ」、「枕草子」や「源氏物語」には「シオン」の名で登場するという。2m近く、低木と見間違うほど成長する草で、伸びた茎の先に薄紫色の可憐な花をたくさんつける。

 残念なことに、記事を書いている今日、29日は朝から雨。孫の運動会は延期となってしまった。

 さて、今宵の曲は「花」にちなんで、「Stone Flower」。「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」の曲で、イージーリスニング・ジャズの分野を確立し、一世を風靡したCTIシリーズで1970年にリリースされた同タイトルのアルバムから。

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ストーン・フラワー/Stone Flower
アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim
キングレコード


       
       

    
「Antonio Carlos Jobim – Stone Flower」

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 「カルロス・サンタナ/Carlos Santana」がカバーしています。アルバム、「キャラバンサライ/Caravanserai」(1972)から。

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キャラバンサライ(紙ジャケット仕様)/Caravanserai
サンタナ/Carlos Santana
Sony Music Direct


         
        

    
「CARLOS SANTANA – Stone Flower」

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台風21号の後始末も終わらないのに ・・・

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 先週は雨で山作業そのものは休み。気になっていたクヌギ林への鹿の侵入経路を見つけ、鹿除けネットを早急に修復しなければならない。倒木の処理は仲間に任せ、侵入経路の発見とネットの修復作業に掛かる。朝までの雨、ぬかって体の安定さえままならぬ急斜面で、泥だらけになりながら、作業をする。倒木や折れた枝がネットにもたれかかり、弛んだところが侵入場所となっているところが、5箇所。雨で柔らかくなった斜面を掘り、ネットを潜って侵入している箇所が3箇所を発見し、いずれも修復を施した。台風21号の後始末も終わらないのに、またこの週末から来週明けは、また風台風のようである大型台風24号が列島縦断する恐れがあるという。

 作業を終え、仲間と「ご長寿祈願ティー・パーティ」と称するケーキを頂きながらの茶話会。10月以降の本年度後半の計画、特に炭焼きなどについて話し合って、今日の作業を終える。

 さて、今宵の曲は「Wild Is the Wind」。「野生の息吹」という邦題がついているようです。映画音楽作曲家、特に西部劇の印象が強いのであるが、「ディミトリ・ティオムキン/Dimitri Tiomkin」作曲で、作詞は、「ネッド・ワシントン/Ned Washington」。「ジョージ・キューカー/George Cukor」監督の1957年の同名の映画の主題歌である。

 「Love me, love me ・・・」と歌い出される切ない歌詞と美しい哀愁のメロディで、もうスタンダードといってもいいのかもしれないほど、多くのアーティストにカバーされている曲である。
    
【 Wild Is The Wind 】  by Ned Washington / Dimitri Tiomkin

「♪ Love me, love me,          愛してよ 愛してよ
        love me, say you do    愛していると言ってよ
  Let me fly away with you        わたしと一緒にここから飛び立とうよ
  For my love is like the wind,      だって、わたしの愛は風だから
     and wild is the wind        激しく吹きすさぶ風なの
  Wild is the wind            激しく吹きすさぶ風なんだから

  Give me more than one caress,       もっともっと抱いて
     satisfy this hungriness          この飢えを満たすほどに
  Let the wind blow through your heart  風よ 私の心を吹き抜けてよ
  For wild is the wind,           だって、わたしの愛は風だから
        wild is the wind       激しく吹きすさぶ風だから

  You touch me             あなたが私に触れるとき
  I hear the sound of mandolins     私にはマンドリンの音が聞こえる
  You kiss me              あなたが私にキスをするとき
  With your kiss my life begins      そのキスで私の人生がよみがえる
  You’re spring to me, all things to me  あなたは私の源、すべてなの
  Don’t you know, you’re life itself!    わからないの 私の人生そのものなのよ

  Like the leaf clings to the tree     木にしがみつく木の葉のように
  Oh, my darling, cling to me       愛する人よ 私から離れないで
  For we’re like creatures of the wind,   だって、わたしたち二人は風が作り出したもの
      and wild is the wind         激しく吹きすさぶ風が
  Wild is the wind               激しく吹きすさぶ愛の風が二人を   ♪」

 このブログでも、「スーザン・トボクマン/Susan Tobocman」、「ニーナ・シモン/Nina Simone」、「セシリア・ノービー/Cæcilie(Caecilie) Norby」、「エスペランサ・スポルディング/Esperanza Spalding」、「デヴィッド・ボウイ/David Bowie」 などの歌唱を紹介したが、今回は別の女性ボーカリスト3人の熱唱で ・・・。

イタリア注目の若手ジャズ・シンガーという、「キアラ・パンカルディ/Chiara Pancaldi」のアルバム、「I Walk a Little Faster」(2015)から。このアルバムは、ジャズ批評誌「ジャズオーディオ・ディスク大賞2015」ヴォーカル部門で金賞に輝いた。

 I Walk a Little Faster

 Chiara Pancaldi / Challenge

「Chiara Pancaldi - Wild is the wind」

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 そして、「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」の名盤、「Here’s to Life」(1992)から。「Come a Little Closer」とのカップリングで。

 ヒアズ・トゥ・ライフ

 シャーリー・ホーン / ユニバーサル ミュージック クラシック

「Come a Little Closer/Wild is the Wind – Shirley Horn」

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 最後は、007の主題歌のヒットで知られている大ベテラン、「シャーリーバッシー/Shirley Bassey」。「Hello like before」(2014)から。

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HELLO LIKE BEFORE
シャーリー・バッシー/Shirley Bassey
RCA


      
       

「Shirley Bassey – Wild Is The Wind」

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