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スエーデン美女シンガー図鑑(その3)

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lovisa
 
スエーデンには何回か仕事で行ったことがあるが、たしかに美人が多い国だと感じた。スレンダーで長身、長い金髪をなびかせながら歩く姿は本当に見惚れるほど格好がいい。しかし服装はどちらかと言ったら地味。言い換えればそんなことにお金をかけない。まずスカート姿を見かけないし、ブランド物など身に着けていない。日本でいえば「ユニクロ」に相当する「H&M」(ヘネス・アンド・マウリッツ/Hennes & Mauritz AB)」などのような「ファスト・ファッション」を愛用したり、親譲りのセーターなどを大事に使っているようだ。防寒ジャケットなどは、男女兼用デザインであるという。税金が所得の半分程の、高福祉高負担の国。彼らがお金をかけるというか、大事にするのは、人生を楽しみ、愛する家族と過ごすための、家、セカンド・ハウス、ボート、バカンス ・・・など。スレンダー、長身、小顔、金髪、碧い眼、透けるような白い肌 ・・・。東洋人の僻みかもしれないが、こうなれば何を着ていても、似合ってしまうような気がするのだ。

色々と屁理屈をつけて紹介してきたスエーデン美女シンガー図鑑、第3弾は「ロヴィーサ/Lovisa」。聴きながら、4月下旬だというのに、まだ1m半ほど雪が残り、川が全面結氷していた北緯60度近くの街、ウメアのホテル。フロントの女性が「ロヴィーサ」似の美人だったことを思い出していた。

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「ロヴィーサ」は、1981年ストックホルム生まれの30歳。ストックホルムの音楽学校で学んだ彼女は、2006年にリリースされた「ザット・ガール/That Girl」でデビューを果たした。その若さを感じさせない落ち着きあるボーカルと高い音楽性は、デビューと同時にスウェーデンの人々の高い評価を得たという。スウェーデンが生んだ伝説の歌姫で、2005年に不慮の死を遂げた名ジャズ・シンガー、「モニカ・ゼタールンド(セッテルンドとも)/Monica Zetterlund」を記念して創設された奨学生に、「ロヴィーサ」が選ばれたというから、その実力も折り紙つき。

透明感のある声とヴィブラートをあまりつけないナチュラルでオーガニックな歌唱が魅力。

ザット・ガール

ロヴィーサ / スパイス・オブ・ライフ

「ロヴィーサ」の2作目はボサ・ノヴァ・アルバム。私が気にいったのは、「ジョージ・ガーシュウィン/George Gershwin」の有名なスタンダード、「Someone To Watch Over Me」のボッサ・アレンジ。新鮮で清々しい。

ザット・ガール・フロム・イパネマ

ロヴィーサ / EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)

ナチュラルでのびやかな声が恋に焦がれる女性の心をシンプルに歌いあげる。

「Lovisa – When I Fall In Love」

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ご近所のスエーデン ~スエーデン美女シンガー図鑑(その2)~

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私の家のごくご近所に、「ロピスラボ」というちょっと変わった名前の小さな雑貨屋さんがある。旦那さんは建築デザイナーのスエーデン人、奥さんは日本人という同じ団地に住む若いご夫婦の奥さんがオーナーで、6~7年ほど前に開いたお店である。「ロピス」とは、スウェーデン語で「蚤の市」のこと、「ラボ」は、英語の「laboratory(実験室)」の略語で、「雑貨店&デザイン実験室」という意味が込められているそうだ。毎年、御主人の故郷スウェーデンの夏の蚤の市へ出かけては、買い付けた北欧の雑貨を置いてある。時々気が向いたらのぞいてみて、スモーランド紅茶や妻やお嫁さんへのアクセサリーなどを買い求めていた。ここしばらくお休みしていたと思ったら、4月にリニューアル・オープン、お店の印象もよりお洒落で明るくなったようである。

Myrra Headshot
 
そんな「ご近所のスエーデン」に因んだスエーデン美女シンガーの紹介第2弾は、「ミラ/Myrra」、本名「アンナ・ミラ・マルムバーグ/Anna Myrra Malmberg」。1966年生まれというから、ちょうど成熟した女性としての絶頂期を迎えているようだ。元々は、アメリカ、ミシガン湖畔のシカゴに生まれ、ミネソタ州のミネアポリスで育ち、そして10代の初めには両親と共にスェーデンのストックホルムに移り住んだという。その頃は、獣医か博物学者、心理学者になりたいと思っていたという。しかしひょんなことからミュージカルの世界に飛び込み、数々の主演を務め、成功をおさめた。その後世界的なスェーデンのスターとなり、歌も本格的に手掛けるようになり、2008年彼女の初のボサノバ・アルバム「ミラ・ボッサ」が日本でリリースされた。

「リサ・エクダール/Lisa Ekdahl」や「ダイアナ・パントン/Diana Panton」にも感じた消え入りそうな何とも言えない儚さが、いや爺さんにはたまらないのです。  

ミラ・ボッサ

ミラ / スパイス・オブ・ライフ

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Myrra

ミラ・マルムバーグ / インディペンデントレーベル


                               
                                     

「HOW INSENSITIVE – MYRRA」
                          
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連休は鯉のぼりを作り、木工細工で遊び、柏餅を喰い、そして美女シンガーを聴く

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NASAによると、昨夜(5/5)は「スーパームーン」だったそうである。「スーパームーン」とは、楕円形の軌道を描く月が地球に接近したときの満月で、通常の満月より大きくて明るい満月だそうだ。昨日の満月は、今年観る他の満月より14%大きく、30%明るいという。たしかに、いつもより明るいと感じる大きな満月であった。

そして、大型連休最後の日は山遊びの公園での「子供の日イベント」の日。ブログ・タイトルの通り、約20組の家族や子供たちと鯉のぼりを作り、木工細工で遊び、つくった柏餅を喰った一日であった。子供たちのそれぞれに個性あふれる鯉のぼりが爽やかな5月の風に翻る。それを見ているだけで楽しい。そして、夜は菖蒲湯につかる。

爽やかな5月の風にのせる音楽は軽やかな女性ボーカルとしましょうか。「スエーディッシュ・ビューティ」。いままでにもコンテンポラリーで旬なスエーデンの女性ジャズ・アーティストを何人か紹介してきました。ハリウッドで女優としても活躍している、「リーサ/Lisa」。美人姉妹のトロンボーン・デュオ、「スライディング・ハマーズ/Sliding Hammers」。成熟した女性の魅力「マルガリータ・ベンクトソン/Margareta Bengtson」、スエーデンの妖精「リサ・エクダール/Lisa Ekdahl」などですが、「スエーデン美女シンガー図鑑」とでもいうようなCDアルバムがあります。そうオジサン待望?、スウェーデンの美しきディーヴァ、6人の極上の歌を集めたコンピ・アルバムがそれ、「スウェーディッシュ・ビューティー VOL.1」。

スウェーディッシュ・ビューティー VOL.1

オムニバス / スパイス・オブ・ライフ

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クライ・ミー・ア・リバー

スス・フォン・アーン / スパイス・オブ・ライフ


 
 
このアルバムで私が新たに知ったのが、「スス・フォン・アーン/Suss von Ahn」。スウェーデン北部で伝道師の娘として育ち、慈善募金を集めるため多くの旅を重ねる。子供のころにアフリカの国に5年滞在し、そのころから音楽への興味が湧き出してきたという。お母さんがギターのコードを初めて教えてくれたので、長い時間ベランダに座ってギターを弾き、歌を歌っていたという「スス」。なんとなく情景が想像できるエピソード。ハスキーな声と歌のうまさ、そしてその美貌、これ以上なにも必要とすることなし。

ペーパー・ムーン

スス・フォン・アーン / EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)

小気味にかつ軽快にスイングするナンバーは、「雨に歩けば」。

「Suss Von Ahn - Walk Between The Raindrops」
 
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お馴染み「ジョン・レノン」の「イマジン」をしっとりと聴かせる。

「Suss Von Ahn – Imagine」

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連休は家で、「ミニ・リノセロス」を作る

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最近は、渋滞と人出、混雑がすっかり苦手になってしまったので、この連休は家か近場で遊ぼうと決めこんでいた。そのためにと、以前から買って備えていた「学研」発行の「大人の科学マガジン別冊」の風を受けて生命体のように動くビースト、「テオ・ヤンセン/Theo Jansen」の「ミニ・リノセロス/Mini Animaris Rhinoceros 」を作ることにした。「テオ・ヤンセン」はオランダのアーティスト。彼の作品は、彼自身が「キネティック・スカルプチャー/kinetic sculpture」とよんでいる巨大な構造物を、風の力だけで歩行させるのである。今回作った「ミニ・リノセロス」は、彼の作品「Animaris Rhinoceros Transport」のミニチュアで、以前作った「ミニビースト」に次ぐ第2弾である。(参照拙ブログ「春一番を食べて動く ・・・」) いたって簡単、作り始めてから約2時間ほどで完成。ドライヤーの風をあてると勢いよく動く。さあ、明日は山の遊び場へ持っていこう。

大人の科学マガジン別冊 テオ・ヤンセンのミニ・リノセロス (学研ムック大人の科学マガジンシリーズ)

学習研究社

上手く風を受けて動けばこんな感じになるはず ・・・。

「テオ・ヤンセンのミニ・リノセロス」
 
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そしてたまっていたCDも本格的に聴いている。私が時々行く神戸・栄町に「ディスク・デシネ/disques dessinee」というCD・レコードショップがある。そこはインディー・レーベルの「プロダクション・デシネ/production dessinee」の販売店なのだが、このレーベル、主として良質のヨーロッパ・ジャズをリリースしており、日本では無名のアーティストや過去の名盤の復刻版などずいぶんと紹介してもらった。そんななかで最近のお気に入りの一枚がフランスのジャズ・ピアニスト「マルク・デシャン/Marc Deschamps」の「シュクレ・サレ/Sucre sale」。

1957年生まれで作・編曲家。若干6歳でピアノをはじめ、15歳でジャズに目覚め、名門バークリー音大へ留学した後は、ピアニストとして多彩な活動を行う。そして2010年にリリースしたのが、ピアノ・トリオ・アルバム、「シュクレ・サレ」。「シュクレ・サレ/sucré-salé」とは、「甘塩っぱい味付け」と言う意味だそうで、なるほど、甘く儚く、切なげな美しいメロディラインをより際立たせるための仄かな塩味も感じる。いずれの曲もロマンチックで美しい美メロ、そして流麗なタッチが心地よいお気に入りの一枚。

シュクレ・サレ

マルク・デシャン / フ゜ロタ゛クション・テ゛シネ

そのアルバムにも収録されている、メランコリックなボッサ・ジャズ、「アデュー・メランコリー/Adeus melancolie」のライブを ・・・。
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昔ジュリー、今もジュリー

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「横浜の自宅近くを散歩していたら、青空にぽっかりと白い雲が浮かんでいた。携帯電話のカメラで思わず3枚、撮った。3日後、震災が起きた。栃木県内で音楽劇に出演中だった。」(5月4日朝日新聞、写真も)

こんな書き出しで始まる記事が朝刊に載っていた。

「あれから1年あまり。被災地で炊き出しをする人。大声で支援を呼びかける人。でも多くの人は、気持ちはあるけど何をしていいかわからなかった。僕もその一人でした。」と語るのは、歌手の「沢田研二(63)」さん。この3月、被災地への思いを歌った4曲入りの新譜「3月8日の雲~カガヤケイノチ」をリリースした。そのジャケットには、記事冒頭の雲の写真を使ったという。そして福島第一原発を表す「F.A.P.P」という歌では、「BYE BYE 原発」と叫ぶ。

彼は、4年前、「憲法第九条」に想いをこめた「我が窮状」という歌をアルバム、「ROCK’N ROLL MARCH」の9曲目に入れた。(参照拙ブログ「ジュリーの窮状、日本の窮状」) そして今度は「F.A.P.P」である。

3月8日の雲

沢田研二 / ココロ・コーポレーション

還暦の前のあたりから「言いたいことを言わなきゃ」と思うようになった。反原発ソングを歌うことで、「テレビに出られなくなるよ」と言われたことがあるという。しかし彼は、「それでいい。18歳でこの世界に入り、いつまでもアイドルじゃないだろ。昔はジュリー、今はジジイ。太ったっていいじゃない。」と言ってのける。「頑張ろう」という歌詞もないし、派手な宣伝もしないという。たしかに「忌野清志郎」のようなインパクトには欠けるかもしれないが、言いたいことは十分伝わってくる。「ひそやかにやるのが今の自分に合っている。」と彼は言う ・・・。

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そして同じ夜、NHK-BSプレミアムでは「沢田研二ライブ2011-2012日本武道館公演 瞳みのる・森本太郎・岸部一徳をむかえて」。1971年の日本武道館コンサートを最後に解散した「ザ・タイガース」が41年ぶりという「瞳みのる」を迎えて、去年から今年にかけて全国ツアーをくんだその最後の1月24日の武道館ステージの模様であった。「加橋かつみ」は不参加であったため、「ザ・タイガース」とは名乗れなかったが、「ほとんどザ・タイガース」といっていいステージであった。タイガースの曲ばかりでなく、かってジャズ喫茶時代に歌ったのであろう、当時のヒット曲「Because」、「Tell Me」、「Satisfaction」など、私にとっては懐かしい歌も ・・・。「岸部シロー」も 一徳に支えられて登場、「ザ・ビージーズ/The Bee Gees」の「若葉のころ/First of May」を一曲だけ歌った。少したどたどしいかったが、その間の外し方、いや外れ方、音程の微妙なずれが、むしろ絶妙で味があり、歌うほどに彼が活き活きとしてくるのがはっきり感じられる。現在の彼の境遇を思うと、ちょっと感動を覚えた。人気絶頂当時、ファンであったことはないが、当時の歌を今改めて聴いても、歌詞の甘ったるさはさすがに否めないが、少しも古くないなと感じたことも事実。

そして今、歌いたいことを歌い、コンテンポラリーであり続ける歌手「ジュリー」。「昔ジュリー、今もジュリー」。そして今日(5/5)深夜、原発稼働ゼロの日を迎える。

【 F.A.P.P.(フクシマ・アトミック・パワー・プラント) 】   作詞:沢田研二  作曲:柴山和彦

「♪ 太陽と放射線 冷たいね
   子供はみんな校舎の中育つ
   死の街は死なない かけがえのない大事なふるさと
   我が家へ帰れない 希望はあるけど
   こんなにしたのは誰だ

   BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
   苦しみは いつも複雑すぎるよ 当然
   BYE BYE A.P.P BYE BYE 原発
   HAPPINESS LAND 収束していない福島
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

「沢田研二 - F.A.P.P」
   
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連休もいつものように山遊びをする

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この連休もいつものように山遊び、山作業。この歳になると、生活のリズムを崩さないことが、なにか大事なように思えてくる。いつものように、9時20分ごろ駐車場に着いたが、今日は天気が思わしくないというのに、家族連れの車で、もう3分の1ほど駐車場が埋まっている。

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登り始めは、昨日の雨ですこし蒸し暑い感じがしたが、森に入るとひんやりとした心地よい空気が全身を包む。先週はまだ蕾だった「モチツツジ(黐躑躅)」が今日は満開。淡い紅紫色の花びらに浮かぶ濃紅色の斑点がきれいですね。花の周辺のネバネバした粘液に虫が捕えられている。食虫植物でもないし、虫は花粉の媒介としてむしろありがたい存在のはずなのに不思議である。
 
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そして「ガマズミ(莢蒾)」も満開を迎えた。白い小さい花が咲き乱れ、あたり一面独特の芳香で一杯となる。秋になると、果実は赤く熟し、きれいな深紅の色になる果実酒にする人も多いが、山の仲間はジャムにし、お湯に溶いて「ガマズミ茶」とする。これが滅法うまいのである。「ガマズミ」の名前の由来は、よくわからないらしく、「神つ実」であるという説や、昔から天然の着色料だったことや、「ズミ」は染めに使用するとの意味であることから、染色に関した意味ではないかとの見方もあるようだ。

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この山の主役の木はというと、かっては炭焼きの里山であったことから、それは「クヌギ」、「コナラ」である。しかし、「クヌギ」、「コナラ」の花は、萎びた藤の花みたいで、とても花とは思えないほど地味かつ貧相で、写真写りの悪いことといったらこの上ない。しかし、クヌギの林では、ほぼ8年毎に順番に伐採しては、また台場クヌギとして再生を繰り返すという人と自然の共生が行われてきた。かってはどこの家でも必需品であった炭や薪を必要とする生活はもうほとんどなくなってしまったが、里山文化と炭焼き技術を伝承しようというささやかなボランティア活動を続けているのである。

連休、たまったCDを聴いているが、ピアノの合間にいくつかのボーカルを聴く。なかで魅かれたのは、「ホセ・ジェイムズ/Jose James」。男性ボーカル不毛の時代に期待の新星が登場したと言っていいでしょう。「イタリアン海坊主」こと、「マリオ・ビオンディ/Mario Biondi」、「ひげ男爵」こと、「グレゴリー・ポーター/Gregory Porter」に続く期待の男性ボーカル。ミネアポリス出身で、パナマ人のミュージシャンを父に持ち、母親の元でロックやフォークなどを聴きながら育ち、14歳の時にラジオで「デューク・エリントン」を聴いてジャズに開眼したという。2007年のデビュー・アルバムは、「The Dreamer」。「黒くスモーキー、そしてスピリチュアル」。まさしくそんな歌手である。そしてバックのプレイヤーの演奏も見逃せないくらい素晴らしい。

The Dreamer [日本語解説・歌詞対訳・ボーナストラック付き国内盤] (TRCP21)

Jose James / Traffic


彼自身の作詞・作曲による「The Dreamer」。「マーティン・ルーサー・キング/Martin Luther King, Jr.」牧師のことだという。官能的とすら思えるこのしっとりとした情感こもった歌い方はどうだろうか。

「♪ I saw the dreamer raise his hand
   into a world of possibilities

   I saw the dreamer raise his hand
   into a sky of light + love

   I saw the dreamer raise his hand
   into a day of tomorrow
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

「José James – The Dreamer」
                                                                             
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ご存知「アート・ブレーキー/Art Blakey」で一世を風靡したファンキー・ジャズの名曲をしなやかに力強く歌う。

「Moanin’ – José James」
 
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連休は家でちょこっと外回りを修繕

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TVのニュースでは、この連休大変な人出。多分去年の分まで楽しんでいるのかもしれない。こんな時は家で過ごすに限ると、家族そろっての食事会と、孫の「子供の日」は連休二日目に早々に終え、家や近場での楽しみを見つけることにした。   

まずは、すぐ済んでしまう狭き庭の花の手入れと連休恒例になっている家の修繕。修繕と言っても、所詮素人でできることはたかが知れているが、家の外まわりを、年に二回程度点検し、気になるところや傷んでいるところの修理を行うことにしている。昨年の秋に屋根と外壁の塗装を思い切って行ったので、大きく気になるようなところはあまりなかったが、それでもやっぱり築20年。多少は見つかるものである。

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サンルーフの雨樋と雨水桝の破損、汚水管の継ぎ目の腐食が気になったので、近くのホームセンターで材料を調達、一日かけて修繕をした。元々が技術屋で工作好きときているから、こんなことは一向に苦にならない。妻にはたっぷりと恩を着せ、ビールの肴をちょっぴり豪華にしてもらったことは言うまでもないが ・・・。毎日が日曜日だろうって。いやいや結構忙しいのである。気候も良く、続けて家にいる連休をこんな風に過ごすのも、爺さんにとっては、もちろん「あり」なのである。

そしてたまっていたCDを本格的に聴く。まずはベタホレのピアニスト二人。一人はこのブログでも何回か取り上げているイタリアの美メロ派の大御所「エンリコ・ピエラヌンツイ/Enrico Pieranunzi」。(参照拙ブログ「本日の化学実験」、 「もしもピアノが弾けたなら(20) ~彼岸のBGMは・・・~」など) 彼の新作の「Permutation」から始める。1949年生まれ、もう枯れて古巣のクラシックの世界に遊んでいると思いきや、メンバー一新、エネルギッシュなパワー溢れるアルバムを出したもんだとほとほと感心する。もちろん哀愁漂う美メロナンバーもたっぷり聴かせます。「Permutation」。数学で使う「順列」という意味である。「帰結」、「起点からの距離」、「クリティカル・パス」など論理用語からのタイトルが並ぶが、そんなことに彼の新しい世界観の一端を垣間見る。
     

Permutation

Enrico Pieranunzi / Camjazz

そして、二人目は、これも何回か取り上げ、先日最新作を手に入れたばかりの「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」。ここ数年、3作をトリオで出しているが、いずれもその美メロにすっかり魅かれてしまったノルウィのピアニストである。(参照拙ブログ「櫻狂い(2) ~一目千本・吉野の櫻~」「ひとときの静謐」など) トリオ活動を一時休止し、新しい挑戦、クインテット仕立てで取り組んだ前作は「リストアード、リターンド/Restored,Returned」。楽器として意図したのであろうが、女性ボーカルが入っていたせいか、ちょっと戸惑いを覚え、正直言って、ややすわりが悪く感じたのである。

リストアード、リターンド

トルド・グスタフセン・アンサンブル / ユニバーサル ミュージック クラシック

しかし今回の新アルバム「Well」は、従来のトリオにサックスを加えたカルテット仕立て。肉声でなくサックスに歌わせるという形に落ち着いたためか、今までのグスタフセンの世界観をベースに、新たな地平線が広がった。新たな哀愁と美メロの世界、これならばすんなりと今まで以上に入り込める気がする。

Well

Tord Gustavsen Quartet/ Ecm Records

「The Well」。井戸、泉という意味である。尽きせぬ彼の音楽美への探究の意気込みがしっかりと伝わってくるタイトル曲を。
 
「Tord Gustavsen Quartet – The Well」

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おいしい「子供の科学の日」

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さあ、大型連休始った。色々記念日はあるが、何と言っても主役は「子供の日」であろう。ショッピング・モールやデパートへ行ってみても、「子供の日」と「母の日」のキャンペーン一色である。

地域の子供と交流を図りながら、遊びを教えているボランティア活動、今月はGW、すこし早いが「子供の日」に合わせてのイベントである。メインの遊びは、「牛乳パックに電気を通してケーキを焼こう」。「ほんまかいな?」と思われるかもしれませんが、ちゃんと焼けるのである。

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仕掛けと原理はいたって簡単、牛乳パックとその内側に、サイズに合わせた0.3㎜のステンレス板を置き、子供たちが捏ねたケーキの生地材料(ホットケーキの素などでも可)を流し込み、レーズンを添え、ステンレス板をワニ口クリップで挟んだコードをコンセントに差し込むだけである。水分を含んでいる材料が導電材となり、その抵抗で水分がなくなるまで発熱をする。安全に十分配慮して通電を始めると、見る見るうちに膨れ始め、7、8分もすれば、おいしそうな匂いとともに焼きあがる。 

参加した子供たち、5人一組で18組。保護者をいれると100人は超えていたでしょう。仕掛けは5セット用意してあったが、準備やらを入れると1回転するのに、約25分くらいかかるのである。セルフのケーキ屋さん、今日は4回転のフル稼働。子供たちは、こんな簡単な仕掛けでケーキが焼きあがることと、自分たちで焼いたケーキの美味しさに二度びっくり。これぞ「おいしい子供の科学の日」。

さあ、明日は帰省した三男と次男家族との食事会。主役は間違いなく一歳半の孫娘。こちらは「おいしい子供の日」。

ちょっと前に紹介したオランダの美人JAZZヴォーカリスト、「イルセ・ヒュイツィンガー/Ilse Huizinga」。しばらくぶりに聞いてから、ちょっとヘビー・ローテーション。リリースするアルバムはすべて親しみやすいメロディを持ったお馴染みのスタンダード・ナンバーで彩られているから安心できる。しっとりとくる大人の歌手、そんな印象のご贔屓歌手。

ザ・クラブ・セッションズ The Club Sessions(イルセ・ヒュイツィンガー Ilse Huizinga)

イルセ・ヒュイツィンガー Ilse Huizinga / 自主制作盤/ガッツプロダクション

インティメイト・ジャズ・セッション vol.1

イルセ・ヒュイツィンガー ガッツプロダクション

そんなイルセの実生活のパートナーでもあるピアニスト「エリック・ヴァン・デル・リュイート/Erik van der Luijt」との愛娘、6、7歳くらい(当時)でしょうか、「エレン/Ellen」をステージにあげてのデュエット。何とも微笑ましく、母である彼女にとってエレンへの愛がすべてなんでしょうね。彼女の優しさや人柄がよく伝わってきます。曲はお馴染みのスタンダード、「All Of Me/私のすべて」。
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目に青葉

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「目に青葉、山ほととぎす、初がつお」とはよくぞ言ったものである。櫻の季節が終わって、山一面に若葉の色に覆われる。駐車場に植えられている櫻にちょっと似た中国原産の落葉小高木、「ハナカイドウ(花海棠)」の淡紅色とバックの山の明るい緑の組み合わせが鮮やかである。そして、夕食は「鰹のたたき」でビールというのが定番の季節になった。

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そして、山遊びに向かう尾根筋には、「コバノミツバツツジ(小葉の三つ葉躑躅)」に続いて、「モチツツジ(黐躑躅)」の蕾が大きく膨らみだしている。淡い紅紫色の花びらに美しい濃紅色の斑点をもつ花が開くまで、もうすぐのようだ。触ってみると、もう蕾がねばねばしている。その粘りが鳥もちなどに似ているところから、この名前の由来となっているようだ。食虫花ではないのだが、時々、昆虫がとらえられているのを見ることがある。

昨日は4月25日。JR西日本の福知山線脱線事故から7年目。実は、次男があの列車に乗っていたのである。たまたまその日は最後尾の車両に乗っていたため、幸いにもかすり傷程度だったし、あの惨状を目の当たりにしているにもかかわらず、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」にもならずに済んだ。現在は首都圏で働いているが、そんな彼からGWには帰省するとの電話。そんな元気な電話ができることにも感謝しながら、ゆっくりと山頂へと登る。

「ハンプトン・ホーズ/Hampton Hawes」。このジャズ・メンの名前を知っているとしたら、かなり年期の入ったジャズ・ファンでしょう。もうとっくに他界しているが、1928年生まれのジャズ・ピアニスト。ビ・バップやハード・バップの時代に活躍し、1950年代初めには進駐軍の一員として来日、日本のモダン・ジャズ草創期に、「植木等」や「穐吉敏子」などといった多くの日本人ジャズメンと交流し、影響を与えたという。(Wikipedia参照)

明るい山の緑を見ながら、古いジャズ・メンの懐かしい演奏を思い出していた。「ハンプトン・ホーズ・トリオ」で映画「アラモ」の主題歌、「ディミトリ・ティオムキン/Dimitri Tiomkin」作曲、「遥かなるアラモ/The Green Leaves of Summer」。1964リリースの同名のタイトルのアルバム。
             

Green Leaves of Summer

Hampton Hawes / Ojc


                                          
若葉のような瑞々しいタッチで、聴く人を清々しい気分にさせる演奏。ハード・バップ全盛時代、重厚なジャズのなかで、なんとも新鮮に聴こえたことを覚えている。
                                                                                
「Hampton Hawes Trio – The Green Leaves of Summer」
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ふるさとエレジー(15) ~ Old School の櫻 ~

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前日の雨も上がり、少し時間ができたので、松本市街をぶらつくことにした。まず昼食をと「中町・蔵通り」へ向かう。松本は蔵造りの家が多く残っている街であるが、とくにこの界隈には美しい蔵造りの家が軒を連ねていて、「蔵の街」が売りの町興しで観光客も多く訪れるところである。私の亡くなった叔母の家もこの一角にある。

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栗菓子・栗おこわの老舗「竹風堂」で「山家(やまが)定食」をいただく。「栗おこわ」に「虹鱒の甘露煮」、「むかご和え」、「山菜煮物」などが付き、野趣あふれるメニュー。思い出してみれば、子供の頃は、家庭には冷蔵庫などなく、魚といえば、味噌漬けか酢漬け、塩漬け、甘露煮であった。刺身など食べられるようになったのは、就職して関西に来てからである。目玉だけを残して、虹鱒をまるごと余さず頂く。かすかな苦みが子供時代の食事や生活を思い出させる。むかご、蕗、山ウド、イタドリ、ゼンマイ、蕨 ・・・、こんな山菜も山で採ってきては食卓にのったものである。そして、この店には、「山の版画家」として知られる「畦地(あぜち)梅太郎」の版画が多く飾られている。この絵を見るのが好きで、帰省するときは必ず寄るほどのご贔屓の店となっている。

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さて、食後のコーヒーは、やはり蔵通りのすぐ近くの民芸茶房「まるも」で。この店は私が高校生の時にはもう存在していて、わが母校の先生や先輩のたまり場、サロンともなっていたようである。私の人生で最初に入ったこの喫茶店は、やはり蔵造りの宿屋、「まるも旅館」の一部になっている。旅館は慶応4年(1868年)創業、現在の建物は明治21年(1887年)再建、喫茶店は、昭和31年(1956年)開業という。「永六輔」氏、「池波正太郎」氏など知名人の定宿でも知られ、家具、調度品は「池田三四郎」氏の「松本民芸家具」で統一されている。このテーブルや椅子が醸し出す落ち着いた空間は、高校時代の時の印象と全く変わっていない安らぎを与えてくれるから驚きである。「まるも」のように高校時代に通った店が、この街にはまだいくつか残っている。

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食事と食後のコーヒーは済んだ。足は「縄手(なわて)通り」へ。女鳥羽川(めとばがわ)沿い、「四柱(しはしら)神社」の門前にある商店街である。かっての松本城の南惣堀が埋め立てられ、四柱神社の参道として整備された明治時代にその礎が築かれたという。私の子供の頃は、いわゆる常設の露店が連なっており、祭りや松本の伝統行事があると家族で街へ繰り出し、縄手で何か買ってもらったものである。今はすっかりきれいな店になっていて、ここも観光名所の一つとなっている。映画好きな私を形作った洋画の専門映画館、「中劇」もこの通りにあり、高校時代の小遣いのほとんどを使うほどよく通ったが、大分前に廃館し、マンションに変わってしまった。多くのものが消え、変わってしまった。故郷を離れてしまった私は、ただ懐かしむのみ。妻の趣味のための和風の素材、材料や妻の友人、孫への土産を買い求める。

そして名残りの故郷の櫻は、実家近くの明治建築の旧「山辺学校」の櫻。現在は歴史民俗資料館となっているが、和洋両洋の建築様式を取り入れ、重要文化財に指定されている有名な「開智学校」の10年後、同じ宮大工の棟梁によって、明治18年(1885年)建築された。印象的な八角形の楼閣に櫻がよく映える。
 
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「高橋大輔」のフリーの演技をみたのをきっかけに、すっかりはまってしまった「エディ・ルイス/Eddy Louiss」。どちらかといえば無名で寡作。アルバムも手に入らないが、YOUTUBEで見つけたブルースは「Old School」。

Louissiana

Eddy Louiss / Universal France

「Eddy Louiss – Old School」

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