JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

光の海をナイト・ウォーキング

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  長いあいだご愛読いただきましたが、オーナーさんの都合により来年1月末をもって「プレミアムエイジ」が終了することになりました。つきましては、「JAZZYな生活」は、同じ内容をアップしている個人ブログ、「大屋地爵士のJAZZYな生活」(https://oyajijazz.exblog.jp/)で引き続きご覧いただけますので、お手数ですが、そちらへの移行をよろしくお願いいたします。

  



 「大阪光の饗宴2019」を観に梅田、淀屋橋界隈まで出かける。夫婦揃っての夜の大阪、何年ぶりだろうか。中之島公会堂のプロジェクト・マッピング、御堂筋のライトアップ、写真はNETから拝借したが、写真通りまさに光の海、海、海 ・・・。久しぶりに大喜びの二人。





 中之島公会堂から中之島を堂島川沿いに西へと歩く。日銀大阪支店を過ぎると、ビルの明かり、ネオン、イルミネーションが、堂島川の川面に揺れる。ライトアップされた観覧船が行き交う。四ツ橋筋に架かる渡辺橋を過ぎると、古き時代の中之島を彷彿とさせる「ダイビル本館」の煉瓦の佇まいや柱の彫刻が、ライトアップの中にくっきりと浮かび上がる。そして、音楽に合わせてしぶきをあげる噴水を見ながら、なにわ筋に架かる玉江橋をわたると、今日のナイト・ウォーキングの終点、「ほたるまち」に到着。写真の画質が悪くてなかなか感動が伝えられません。



 そこから、かって現役の頃、よくお世話になったネオンの饗宴の懐かしの「北新地」のを抜けて、梅田へと戻って、阪急デパートの恒例のクリスマス・ディスプレイを楽しむ。そして遅めの夕食、歩数計は12,000歩を超えていた。
    
 ライトアップされた「ダイビル本館」の写真を見ていたら、同じような構図のジャケットのアルバムが思い浮かんだ。最高のベーシスト、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden 」が、ピアニストの「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」とパーカッショニストの「イグナシオ・ベロア/Ignacio Berroa 」というキューバ出身のチームとトリオを組み、本格的にキューバ音楽と取り組んだアルバム、「ノクターン/Nocturne」(2001)。
   
 うっとりするようなベース・ワークのうえに展開される美しいメロディ、瑞々しいロマンティシズム。ルバルカバの紡ぎだす音、「パット・メセニー/Pat Metheny」がここぞとかき鳴らすアコースティック・ギター、「フェデリコ・ブリトス・ルイス/Federico Britos Ruiz」の心揺さぶるヴァイオリンの官能的な音色。そしてそこに、「ジョー・ロヴァーノ/Joe Lovano」の柔らかなテナー・サックスが絡むと、もうそこは光の海に煌く別世界に ・・・。


    
ノクターン/Nocturne
チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden、ゴンサロ・ルバルカバ /Gonzalo Rubalcaba
VERVE


     
    

「Charlie Haden – En La Orilla del Mundo」

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「Tres Palabras (Three Words) – Charlie Haden」

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「Charlie Haden & Gonzalo Rubalcaba – El Ciego (The Blind) 」

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音楽のチカラ、ディジタルのチカラ

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 NHKスペシャル「よみがえる美空ひばり」の再放送。戦後の焼土の中でデビューし、長きにわたり、歌謡界のトップを走り続け、1989年に亡くなった「美空ひばり」。没後30年を機に、最新のAI技術によって「AI美空ひばり」を蘇らせ、新曲「あれから」を歌わせるというプロジェクト。
   
 容姿、表情やしぐさは現在の技術をもってすれば、なんとかCGで作り込むことは可能だろうが、歌唱力はどうするのだろうか? クラシック声楽家の歌う演歌など聞けたものではないように、楽譜通りに歌えば感動を与えられるかといえば、決してそうではない。AIでよみがえった美空ひばりは、人の心を揺さぶる力まで獲得する事ができるだろうか。そう思って、興味深く観た。
   
 「AI美空ひばり」のために新曲をプロデュースしたのは、生前最後の曲「川の流れのように」を手がけた「秋元康」氏。そして、過去の膨大な映像を解析して、歌唱中の目や口の動きを抽出し、「森英恵」さんにステージ衣装をデザインを依頼、新曲の振り付けを、「天童よしみ」さんの歌唱を参考に、その全てをディジタル化し、4K・3Dホログラム映像で等身大の美空ひばりを出現させた。
   
 しかし、最後まで立ちはだかった壁が、稀代のエンターテイナーの歌唱力。その歌声は、なぜ日本人の心を揺さぶったのか。ヤマハのAI技術者たちが、過去のひばりの膨大な歌唱データをAIに勉強させたが、深みや感動はとても得られない。悪戦苦闘の末、高次倍音、微妙な音程やタイミングのずらし方、ヴィブラートなど、楽譜に乗らない「美空ひばり」の超人的な歌唱力や表現力を数値化し、再現できた。
   
 その「AI美空ひばり」のライブに、多くの人が感動し、涙し、放送は大きな反響を呼んだ。大晦日に放送される「第70回NHK紅白歌合戦」で「美空ひばり」の歌声が復活するという。

 音楽のチカラ、ディジタルのチカラ ・・・・。
   

「[NHKスペシャル] AIでよみがえる美空ひばり - あれから」

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 「美空ひばり」の歌うジャズ・スタンダード。彼女は英語はできないが、天性の音感で歌いこなす。 


   
ナット・キング・コールをしのんで ひばりジャズを歌う
美空ひばり
日本コロムビア


     
     

「美空ひばり - Stardust」

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「A列車で行こう - 美空ひばり」

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路傍の花、樹々の鳥(360) ~ 千年の社の椿 ~

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 今日のウォーキングは、妻の所用のついでに、清和源氏発祥の地、「多田神社」まで。このご近所の有名神社神社へは、初詣、千灯会、お宮参り、七五三などのほか、桜、紅葉狩りなど四季折々によく訪れる。
  
 御神木の「ムクロジ(無患子)」の大木の脇には、「ツバキ(椿)」が大輪の花を咲かせていた。春日大社参道など、特に神社・寺院に植えられることが多いこの「ムクロジ」、振るとカラカラと音を立てる薄い飴色の実が付き、中の黒い種は、数珠や正月遊びの羽根突きの羽の黒い玉に使われるという。



 山ではすでに終わってしまった紅葉が見頃。大きく枝を張った「イロハモミジ(いろは紅葉)」が白壁に映え、道の傍らには、「ノギク(野菊)」が真っ盛り。天禄元年(970)の創建といわれるこの社、この時期、訪れる人もほとんどなく、ただ感じられるのは「千年の社」の静寂。
   
 さて今宵の曲、「千年の社」の静寂に通じる「Into Eternal Silence(永遠の静寂の中へ)」。ノルウェーのジャズ・ピアニスト、「ブッゲ・ヴェッセルトフト/Bugge Wesseltoft」のソロ・アルバム、「It’s Snowing on My Piano」(1998/2003再発)から。

    
 「ブッゲ・ヴェッセルトフト」。1964年生まれ。高校卒業する16歳までは、パンクバンドをやっていたが、父の影響を受けてジャズに進んだという。ブラスバンドやダンス楽団にて活動したのち、1983年に19歳でプロになった。関心事だったジャズが音楽の勉強を学校でするつもりだったが、仕事で忙しかったため、正規の音楽教育は諦めたという。1980年代末まではいくつかのポップ、ロック、ジャズのバンドに参加したが、ピアノの腕前によって次代の天才との呼び声も高かった。ECMレコードと契約。「フューチャー・ジャズ」、または「ニュー・ジャズ」と呼ばれたスタイルで演奏する。


  
It’s Snowing on My Piano
ブッゲ・ヴェッセルトフト/Bugge Wesseltoft
Act Music + Vision


     
    

 お寺の鐘の音を思わせる響きで、曲が始まり、曲が終わる。

「Into Eternal Silence – Bugge Wesseltoft」

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 曲の始めは、しんしんと降り積もる雪の情景を思わせるようにしばらく無音。極限まで音を削ぎ落とした演奏。この音と音の間、「静寂は侘び・寂び」という茶道の精神へのつながりを感じさせるようなアルバム・タイトル曲、「It’s snowing on my piano(我がピアノに雪は降り積もる)」。

「Bugge Wesseltoft - It’s snowing on my piano」

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やっぱり12月は蕎麦だ

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 我が家の家族は、私が信州の出身ということもあって、無類の蕎麦好き。毎年12月には、以前住んでいた大阪市内のマンション近くのご贔屓の蕎麦屋まで出かけている。北海道産の蕎麦を、石臼で挽いて食わせてくれるのだが、ちょっと濃い目で旨い。家を出た子供たちも時々行っているようだ。やっぱり旨い。わざわざ、出かけてきた甲斐があった。
   
 さて、今宵のボーカル、NYの今を代表するようなコンテンポラリーな女性ジャズ・ボーカル、異色のアーティスト、「エスペランサ・スポルディング/Esperanza Spalding」の3rdアルバム、「Chamber Music Society」収録の「Winter Sun」から。


 「エスペランサ・スポルディング」。アメリカのマルチ・インストゥルメンタリスト。1984年、オレゴン州ポートランド生まれ、35歳。主にジャズ・ベーシスト、歌手として知られている。アフリカ系アメリカ人、ウェールズ及びスペインの血を引くため、ウェールズ、ヒスパニック、ネイティブ・アメリカンにアフリカからの古いルーツを加えた多様な民族的遺産を受け継いでいるという。
 
 2006年のデビュー・アルバムは、「Junjo」。非凡なベース演奏とスキャットを中心に、ラテンのリズムやパーカッションなどを融合したその音楽はジャズ界に衝撃をもたらしたという。前・米大統領「バラク・オバマ」氏は彼女のファンで、2009年12月、オスロ・シティホールで開催されたノーベル平和賞授賞式で、オバマ氏の名誉を讃える演奏を披露し、翌日のノーベル平和賞コンサートに出演した。第4作、「ラジオ・ミュージック・ソサイエティ/Radio Music Society」(2012)は、第55回グラミー賞(最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム)を受賞した。
   
【 Winter Sun 】  by Esperanza Spalding

「♪ Once autumn’s glow    あの秋の輝きも
  Has gone away       過ぎ去り
  And gray cotton clouds  灰色の綿雲が
  Blanket drowsy days    眠気を誘うような毛布にみえる日が来ると
  You’re the winter sun   あなたは冬の太陽になる

  Once fallen leaves    散り落ちた枯葉が
  Have lost their crunch  もうバリバリという音をたてなくなり
  And turn to confetti   茶色とオレンジ色の
  Brown and orange     砂糖菓子のようになると
  I know soon        もうすぐあなたは
  You’II come tame the whip of the wind   風の鞭に急かされるようにやってきて
  And bathe the naked branches with warmth and light すっかり葉が落ちた枝を日差しで暖める 

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
    


     
CHAMBER MUSIC SOCIETY
エスペランサ/Esperanza Spalding
HEADS


    
     

「Esperanza Spalding – Winter Sun」

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 そして、YOUTUBEで見つけたのは、「ペンギン・カフェ/Penguin Cafe」。南極のペンギン達に捧げるアルバムだという、「ハンドフルズ・オブ・ナイト/Handfuls of Night」(2019)から「Winter Sun」。「エスペランサ・スポルディング」のそれとは同名異曲であるが、メランコリックなメロディーと透明感のある雰囲気に南極の壮大な景色が浮かぶ。
  
 元々はイギリスの作曲家でギタリストの「サイモン・ジェフス/Simon Jeffes」によって結成された楽団で、民族音楽、フォークサウンド、現代音楽などを取り入れた楽曲で、1976年に「OBSCURE」からデビュー。6枚のアルバムを発表後、1997年にリーダーのサイモンが死去。その後2009年から息子の「アーサー・ジェフス/Arthur Jeffes」が父の遺志を引き継ぎ、メンバーも一新し、活動を再開しているという。


     
Handfuls of Night
Penguin Cafe
Erased Tapes


   
     

「Winter Sun – Penguin Cafe」

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ミクロス・ガニ・トリオを初めて聴く

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 「Hyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバル2019」。 ヨーロピアン・ジャズを中心に、隠れた名盤、アーティストを発信する大阪・新世界のジャズレーベル「澤野工房」が毎年、魅力的なピアノ・トリオをプロデュースする「アトリエ澤野スペシャル」。今宵は、ハンガリーのピアニスト、「ミクロス・ガニ/Miklós Gányi」率いるトリオ。名前も初めて、演奏を聴くのも初めてのトリオだから、期待に胸を膨らませ、兵庫県立芸術文化センター小ホールへと出かける。


 
 「ミクロス・ガニ」。1989年プダペスト生まれというから、まだ若干30歳。5歳よりバイオリンを習い、そののちピアノに転向、わずか12歳で権威あるコンクールで優勝した。クラシックを学んだが、高校からジャズに没頭、頭角をあらわした。そして、「サワノ」にデモテープを送り、自ら売り込んできたという。「サワノ」の目にとまり、スタンダード曲限定の制約を条件にアルバム契約、2017年に「Beyond the Moment」でデビューを飾った。そして、2作目、「The Angel of Reflection」(2019)をリリース、さらに近々1月に、「Retrospective Furture」がリリースされる予定。

 
   
 今宵のコンサートは、ハンガリーのピアノ・トリオ、「トリオ・アコースティック/Trio Acoustic」のベーシストだった「ピーター・オラー/Péter Oláh(bass)」、最新作からメンバーになった、「アッティラ・ギャールファーシュ/Attila Gyarfas(drums)」とのトリオである。とても30歳とは思えないオッサン顔のガニ。痩身、カーリー・ヘアーのドラムのギャールファーシュより1歳上というから驚き。むしろ、1977年生まれのベーシストのオラーとさほど変わらないように思える。しかし、その老け顔とは裏腹な瑞々しい感性とセンスに溢れた小粋なサウンド。速弾きであるが、力強く安定したオラーのベース。「幻想的」と称されるギャールファーシュの独特なドラミング。すべてがスタンダード曲でありながら新しい感覚に満ちた演奏。「若き才能が奏でる懐かしくも新しい次世代ジャズ」という澤野工房のキャッチにもうなづける至福の一夜。早速会場で今夜の曲が収録された2枚のアルバムを買い求めた。


     
THE ANGLE OF REFLECTION
ミクロス・ガニ・トリオ/Miklos Ganyi Trio
澤野工房


    
    


        
Retrospective Furture
ミクロス・ガニ・トリオ/Miklos Ganyi Trio
澤野工房


    
    

 この夜の演奏曲は、
   
【1st set】
1)Just Friends
2)Sound Of Silence
3)Poinciana
4)Body&Soul
5)Blues For Monk

【2nd set】
1)If I Were a Bell
2)Ribbon In The Sky
3)Autumn Leaves
4)Continuum
5)Don’t You Worry Child ~ Get Luck

【アンコール】
Santa Claus Is Coming To Town


 帰る頃には、すっかり夜の帳が降り、センター内のライトアップの印象的。このトリオでは、YOUTUBEにアップされていないが、第1作、「Beyond the Moment」のプロモーション・ビデオからサワリを。


    
BEYOND THE MOMENT
ミクロス・ガニ・トリオ/Miklos Ganyi Trio
澤野工房


    
    

「Gányi Miklós Trio - Beyond The Moment」

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今年も現れたのは ・・・

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 先週に引き続き、「台場クヌギ」の伐採と窯木づくり。今年も現れいでたるは、子供たちの大好きな体長5cmくらいの真っ白な「カブトムシ(甲虫、兜虫)」の幼虫(ひょっとしたらカミキリムシかも)。腐植土や枯葉の下で孵化し、育腐植土や柔らかい朽木を食べて成長する。この幼虫、伐採の現場に時折、出てくる。そっとつまんで枯葉の中に返した。


 割り木作りも順調に進んでいる。木を割るというと、斧(おの)、あるいは鉞(まさかり)を使ってと思われるかもしれないが、それは相当の熟練の技を要する。我々は安全に確実に木を割るために、楔(くさび)と玄能(げんのう)を使う。窯木の準備ももう少しで整う。

   
 さて、今宵の歌姫は、イタリア出身「アリーチェ・リチャルディ/Alice Ricciardi」の新譜。この人も寡作です。 私は寡聞にして、 「Comes Love(2008)」、「Optics」(2015)の2作しか知りません。
  
  「アリーチェ・リチャルディ」は、1975年イタリア、ミラノ生まれ。「プッチーニ」などを輩出した「ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院」に入り、バイオリンとピアノを学び、その後、「ミラノ国際音楽アカデミー」で、彼女より一足先にJAZZシンガーとしてデビューを果たしている「ロバータ・ガンバリーニ/Roberta Gambarini」などと共にヴォーカルの勉強もスタートさせたという。2005年には「モントレー・ジャズフェスティバル・ヴォーカル・コンペ」で第2位に入賞した実力の持ち主。デビュー作後、消息を聞かなかったが、7年後の2ndアルバム、「Optics」(2014)を聴いた時は、「しばらく見ぬ間に、すっかり大人の風格をもち、本格派のジャズ歌手に脱皮した」、そんな印象を持った。


 そして、さらに5年後、第3作は、1996年頃より、サックス奏者「ロザリオ・ジュリアーニ/Rosario Giuliani」や、イタリアン・ジャズ界の鬼才、「ニコラ・コンテ/Nicola Conte」と活動を共にし、数多くの重要作品に参加してきた、ピアノの「ピエートロ・ルッス/Pietro Lussu」とのデュオ作品、「Catch A Falling Star」(2019)。自らのレーベル「ジビジャーナ/Gibigiana」を立ち上げてからリリースした記念すべき第1作目だという。オリジナル4曲、スタンダード6曲に加え、スタンダードの「Let’s Face the Music and Dance」、かって「ペリー・コモ/Perry Como」がヒットさせたタイトル曲「Catch A Falling Star」や、「ビーチ・ボーイズ/The Beach Boys」の「Good Vibrations」などを一筋縄ではいかない凝ったアレンジで聴かせる。録音は、職人芸を発揮するレコーディング・エンジニアリングの匠、「ステファノ・アメリオ/Stefano Amerio」。「ロバータ・ガンバリーニ」に比べ、歩みは遅いが「アリーチェ・リチャルディ」、着実にJAZZの王道を歩んでいるように感じる。


   
Catch a Falling Star
Alice Ricciardi and Pietro Lussu/アリーチェ・リチャルディ&ピエ-トロ・ルッス
Gibigiana Records


    
    

「Let’s Face the Music and Dance – Alice Ricciardi & Pietro Lussu」

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「Catch a Falling Star – Alice Ricciardi & Pietro Lussu」

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「Good Vibrations – Alice Ricciardi & Pietro Lussu」

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路傍の花、樹々の鳥(359)~ 季節外れに咲く花 ~

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 市の中央にある公園を歩く。葉を赤く染めて、季節外れに咲くのは「モチツツジ(黐躑躅)」。通常は、4~6月に開花するが、12月に咲くこともあるという。「狂い咲き」というんですかね。そういえば、森林ボランティアをしている山でも、季節外れに咲く「モチツツジ(黐躑躅)」がある。「狂い咲き」でも、この12月に公園を彩る貴重な花。


   
 さて、今宵の歌姫は、「エリン・ボーディー/Erin Bode」。この人も本当に久しぶりに聴く。デビュー・アルバムの「Don’t Take Your Time」(2004)以来。最新アルバムは、アメリカン・ミュージック・カヴァー集、「Here & Now」(2016)。澄み切った歌声で自然体で歌う様は、聴いていると不思議と心が落ち着く癒し系。少女のような可憐さと裏腹に、時折成熟した女性の一面も見せる。


   
 アメリカはミネソタ州生まれのシンガー・ソングライター、年齢不詳。高校時代にミーズリ州、セントルイスに移り住み、ウェブスター大学で本格的にジャズを学んだという。大学卒業後、自主制作したアルバム「Requests」(2000)が評判となり、2004年にアルバム、「Don’t Take Your Time」でデビュー。そして2006年には、「Over and Over」を ・・・。2008年にレーベルを変え、「リトル・ガーデン/The Little Garden」、「A Cold December Night」(2009)がリリースされ、日本での評価も確立したという。この人もどちらかといえば寡作であるが、クリアでクリスタル、カントリー・ウェスタンやフォークの影響も感じられるそのアコースティックな歌声は、20年近いキャリアを経て、より深みを増している。そのアルバムから2曲。


   
ヒア・アンド・ナウ/Here & Now
エリン・ボーディー/Erin Bode
コアポート


    
    

「Erin Bode – These Days」

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「Reaching For The Moon – Erin Bode」

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In The Evening Twilight

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 都市の夜景もきれいだが、今日の西の空は、年に何日かあるかないかの美しい夕焼け。こんな美しい黄昏の空を見ると、明日への希望が湧く。
  
 今宵、久しぶりに聴く歌姫は、北欧デンマーク出身のギタリストでヴォーカリスト、「メッテ・ジュール/Mette Juul」。4年ぶりの新譜「Change」。わたしは、デビュー盤、「カミング・イン・フロム・ザ・ダーク/Coming In From The Dark」(2010)からだから、本当に久しぶり。

  
 1975年生まれというから、今年44歳のベテランである。2007年に「インターナショナル・ジャズ・アーティスト・コンペティション/the International Jazzartist Competition」のボーカル部門で見事優勝したというから、かなりの実力の持ち主。しかし、デビュー後は、「Moon On My Shoulder」(2012)、「There Is A Song」(2015)のたった2作という寡作であったが、この9月に新作「Change」がリリースされた。
   
 彼女自身もギターを弾くが、彼女の透明感とアンニュイな雰囲気の声に寄り添う「ウルフ・ワケーニウス/Ulf Wakenius」や「ギラッド・ヘクセルマン/Gilad Hekselman」、「ペア・モレホイ/Per Mollehoj」らのギター。そして、このブログでも取り上げた、デンマークの美メロ・ピアニスト、「ヘイネ・ハンセン/Heine Hansen」、スウェーデンを代表する才人ベーシスト、「ラース・ダニエルソン/Lars Danielsson」ら手練が、アコースティックでブルージーな雰囲気を盛り上げる。
  
 そんなアルバムから、「Evening Song」、「Beautiful Love」、「Northern Woods」。シンプルでピュアな歌唱。いや聴き惚れますね。


   
Change/チェンジ
Mette Juul/メッテ・ジュール
Universal Music A/S


     
    

「Evening Song – Mette Juul」

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「Beautiful Love – Mette Juul」

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「Northern Woods – Mette Juul」

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NIGHT LIGHTS,CITY LIGHTS

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 この時期の街の夜景は綺麗である。LEDやプロジェクション・マッピングの普及によって、ライトアップ、イルミネーションの表現の多様性が広くなった感からでしょう。神戸では、阪神・淡路大震災の起こった平成7年の12月、犠牲者への鎮魂の意を込めて始まり、今年で25回を迎える「神戸ルミナリエ」も始まったとニュースは伝える。(ルミナリエの写真はNETから拝借)
   
 昨日訪れた西宮の大型ショッピング・モールのロビーや芸術文化センターの前庭も美しいイルミネーション。そして私の家のご近所にも ・・・。
    
 「夜景」というと頭に浮かぶいくつかのアルバムがあるが、「ジェリー・マリガン/Gerry Mulligan」の「ナイト・ライツ/night lights」(1963)もその一つ。ここで繰りひろげるJAZZナンバーはスマートで上品な夜のイメージである。ボサノヴァ、「カーニヴァルの朝/Morning Of The Carnival From ‘Black Orpheus’」、ショパンのクラシック、「プレリュード:ホ短調/Prelude In E Minor」、それに「In The Wee Small Hours Of The Morning」などのスタンダード。ちょっとスムース・ジャズ的だけど、それとはひと味違う極上のジャズである。アルバム冒頭の抒情性あふれるタイトル曲は、サックスが本業とばかり思っていたマリガンのピアノだと知り驚く。
 
 パーソネルは、「Gerry Mulligan – piano, baritone sax」、「アート・ファーマー/Art Farmer – trumpet and fluegelhorn」、「ボブ・ブルックマイヤー/Bob Brookmeyer – trombone」、「ジム・ホール/Jim Hall – guitar」、「ビル・クロウ/Bill Crow – bass」、「ディヴ・ベイリー/Dave Bailey – drums」。


   
ナイト・ライツ/night lights
ジェリー・マリガン/Gerry Mulligan
ユニバーサル ミュージック クラシック


    
    

「Night Lights – Gerry Mulligan」

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 フルアルバムも ・・・。

「Gerry Mulligan – Night Lights (1963) 」

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「ナベサダ」に元気をもらう

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 いよいよ始まった「Hyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバル2019」、トップ・バッターは「ナベサダ」こと「渡辺貞夫」。いわずと知れたジャズ・フュージョンのトップ・プレイヤー。「Down East(東へ)」とタイトルされたコンサート・ツアー。1933年生まれ、なんと御歳86歳。昔はよく聴いていたのだが、最近はすっかりご無沙汰。「そろそろ、生ナベサダを聴いておかねば、最後になるかも ・・・」と思って兵庫県立芸術文化センター大ホールへ。お客さんは8割方シニア。たぶん、「ナベサダ」、「ヒノテル」、「VAN」、「平凡パンチ」・・・などの洗礼を受け、夢中になった世代でしょう。


 今宵は、息子といってもいいような世代の「ラッセル・フェランテ/Russell Ferrante(piano)」、「ベン・ウィリアムス/Ben Williams(bass)」、「ピーター・アースキン/Peter Erskine(drums)」のメンバーに、ギターの「養父 貴」を加えたクインテット仕立て。幕が開く。冒頭の「ROUND TRIP」から、南カリフォルニアの陽光を思わせるような明るい「ナベサダ・サウンド」。歳への懸念などいっぺんに吹き飛んでしまった。それにしても御歳86歳。86歳といえば、私の親父が亡くなった歳である。多少猫背ではあるが、全く歳を感じさせないサウンド、アドリブ、ドライブ感、ノリ。しかし、他のメンバーのソロの時は、ポケットに片手を突っ込み、じっと見守る眼差しは、まさに好々爺のその姿。サハラ砂漠を旅した話を2度し始めたり、アドリブの出や曲の順番を間違えたり、本人も「歳を感じる」と告白するご愛嬌もあった。最近作った曲が、「NOT BEFORE LONG(もう長くはないさ)」だと言う。

 日本のジャズ、ポップスに大きな影響を与えたレジェンド「ナベサダ」。1979年発表のアルバム、「モーニング・アイランド」に収録された「Down East」をタイトルにしたコンサート、フュージョン時代の人気曲をたっぷりと聴かせてくれ、「MY DEAR LIFE」には割れんばかりの拍手。最後は、ジャズメンらしくストレート・アヘッドな「BLUN’ BOOGIE」で締めくくったのが印象的。

 昔より音が優しくなったと感じたのは、私だけではないだろう。あんな老い方って素晴らしい。いや、元気を貰いました。

【 演奏曲目 】
*1st set
1)ROUND TRIP 2)PASTORAL 3)TOKYO DATING 4)EARLY SPRING 5)I THOUGHT OF YOU 6)DESERT RIDE 7)RIDE ON 8)SEVENTH HIGH

*2nd set
1)SCENERY 2)DOWN EAST 3)CYCLING 4)NOT BEFORE LONG 5)STRAY BIRDS 6)WARM DAYS AHEAD 7)MANHATTAN PAULISTA 8)CHRISTMAS DREAMS

*アンコール
1)SMILE ~ 花は咲く 2)MY DEAR LIFE 3)BLUN’ BOOGIE

 今宵の曲、アンコールでも演奏された「MY DEAR LIFE」。


   
SELECTED
渡辺貞夫
ワーナーミュージック・ジャパン


     
     

 
「Sadao Watanabe – My Dear Life」

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