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いまなお心のケアを必要とするという

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 2011年4月11日、岩手県陸前高田市の自宅跡で、海に向かって「ZARD(ザード)」の「負けないで」を吹いたあと、祖母が買ってくれたトランペットを抱きしめる佐々木瑠璃さん(当時17歳)。この震災と津波で、母と祖父母を亡くしたという。4月12日付の朝日新聞(東京本社発行)=森井英二郎撮影

 2011年5月22日にアップした私のブログ記事である。今読み返しても、この一枚の写真の持つ力に圧倒され、その時、その場所で吹いた曲、「負けないで」に込められた想いを想像して涙する。TVのニュース、特集番組によると、今も避難している人は、5万人を超え、あれから、8年たってもなお、心のケア、セラピー、カウンセリングが必要な人も多くいると聞く。また、鎮魂や癒しのためのコンサートなども多く行われているようだ。一方、「復興五輪」というキャッチフレーズで誘致され、着々と進んでいる「東京オリンピック」にどうしても拭えない違和感。

 かって1980年代、ヒーリング・ミュージック、環境音楽というカテゴリーの音楽が流行ったことがある。そのころ一世を風靡した「ウインダム・ヒル/Windham Hill」がそれを代表するレーベル。「24時間戦えますか?」なんていうコピーに代表されるように、日本はバブル絶頂期。それとは対象的に、アメリカは、「双子の赤字」とよばれる財政赤字・貿易赤字によって悪循環が加速し、アメリカ経済はどん底だった。日本製品・日本車が目の敵にされたのも、この頃。両国に、ヒーリング・ミュージックが人気を集める下地があったということだろう。

 ヒーリング・ミュージック。一般的に言えば、柔らかく、妨げにならないというか、聴いていて引っかかったり、心に刺さってくるがものがないとも言える。しかし、刺さってくるがものがあったとしても、それを聴いた人にヒーリング、癒しをもたらすのであって、カテゴライズされているからではない。人それぞれの心に迫って来る音楽こそが真のヒーリング・ミュージックだと思う。そして壊滅的なダメージをもたらす自然災害が多い今、ますます「音楽のチカラ」の重要さが増す。
   
 ヒーリング・ミュージックの代表格、「ウィンダム・ヒル」で「ジョージ・ウィンストン/George Winston」と並んで人気ピアニストの一人だった「リズ・ストーリー/Liz Story」は、今、被災者の心にどんな風に響くのだろうか。

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 「リズ・ストーリー」。1957年、カリフォルニア生まれのピアノ奏者、編曲者。幼い頃からクラシックピアノを習うが、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」の演奏を聴き、感動を受けたという。その後、レストランでアルバイトとしてピアノを弾きながら音楽学校に通い、ニューヨークの「ハンター・カレッジ」で音楽学理を学ぶ。カセット・テープに吹き込んだ演奏が、「ウィンダム・ヒル」のプロデューサーの耳にとまり、1982年、「ウインダム・ヒル」からデビューする。デビュー・アルバムは、「ソリッド・カラーズ/Solid Colors 」(1983)。1992年には、ビル・エヴァンス デューク・エリントン アントニオカルロスジョビンらのスタンダード曲のアルバム、「My Foolish Heart」もリリースしたという。

 代表作、「ソリッド・カラーズ」、「予期せぬ効果/Unaccountable Effect」(1985)、「仔馬が逃げた/Escape of the Circus Ponies」(1991)などから、ソロ演奏をピックアップしたのが、「森の調べ/In The Forest」(1993)。今宵はそこから ・・・。

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森の調べ/In The Forest
リズ・ストーリー/Liz Story
ポニーキャニオン


        
        

「Liz Story – Greensleeves」

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「Liz Story – Hymn」

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