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路傍の花、樹々の鳥(346)~ ヒトは歩く動物である ~

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 日課のウォーキング。やや空模様が怪しいが、道筋の公園の「アジサイ(紫陽花)」、「キョウチクトウ(夾竹桃)」が色鮮やかになってきた。季節の移り変わりを肌で感じるのは、このウォーキングと、森林ボランティアをしている時が一番。

 最近読んだ本。「ヴァイバー・クリガン=リード/Vybarr Cregan-Reid」著、「サピエンス異変/原題:Primate Change: How the world we made is remaking us」(飛鳥新社 2018年発刊)。名前からして、ベストセラーとなった 「ユヴァル・ノア・ハラリ/Yuval Noah Harari」の「サピエンス全史(上・下) 文明の構造と人類の幸福 /原題:Sapiens: A Brief History of Humankind」(河出書房新社 2016年発刊)と同じような趣向の本かと思ったら、「人類の進化と身体がミスマッチしている」という全く新しい視点で人類の歴史を考える好著であった。英「フィナンシャル・タイムズ」紙「2018年ベストブック」選出の全英ベストセラー。

 今の我々の体は、人類の歴史の中ではほとんどの長さを占める狩猟時代に形成されたものである。1万年前の「農業革命」。250年前の「産業革命」。そして都市革命、デジタル革命と猛スピードで進化を果たしてきた「現代文明」。しかし、それによってもたらされたライフスタイルの変化に私たちの身体は適応不全を起こしている。その一例が、腰痛だったり、反復運動過多損傷(RSI)という手指の病気であるが、原因として挙げられるのが、長時間の座位である。農業革命により、自分で食料を探す必要がなくなり、産業革命以後オフィスビルによって座って仕事をすることを余儀なくさせられた。デジタル革命以後は、さらにオフィスワークでの長時間の座位を要求され、インターネットの普及により現代人の手は酷使されるようになった。この「座っていて動かない」ということの影響が、健康だけでなく生体力学的にも、身体全体に及んでいるという。腰痛、骨粗鬆症、偏平足、肥満、2型糖尿病、アレルギー鼻炎などが、「ミスマッチ病」ともいえるその影響の痕跡であるという。著者は、解決策として、とにかく座ることから脱却して、積極的に歩くことを提唱している。「ヒトは歩く動物」なのである。


     
     
サピエンス異変――新たな時代「人新世」の衝撃
ヴァイバー・クリガン=リード (著),水谷 淳 (翻訳),鍛原 多惠子 (翻訳)
飛鳥新社


   
     
     

    
    
 さて今宵の歌、「歩きつづけて」。私にとっての思い出の歌の一つ、「長谷川きよし」のデビュー・シングル、「別れのサンバ」のB面がこの歌だった。


 1949年生まれ、もう70歳にもなるんですね。2歳で失明した彼は12歳でクラシック・ギターを始め、1969年7月、シングル「別れのサンバ」で鮮烈なデビューを飾る。私が大学を卒業して入社したその年であった。デビューのころから歌謡曲、シャンソン、サンバ、ラテン、ジャズ、ロック、POPSなどあらゆるジャンルの音楽を取り込み、自分の音楽スタイルとして確立していた。そのレベルの高い音楽性にはいまでも感心する。そして、抜群のギター・テクニック、サンバのリズム、哀調を帯びたメロディと高めの乾いた声が、当時鮮烈な印象を覚えたことを記憶している。同じころ活躍していた1945年生まれのプエルトリコ出身の盲目のギタリストで歌手の「ホセ・フェリシアーノ」と比較されもした。なんとか、「別れのサンバ」を弾き語りをしたいと無駄な努力としりつつも、何回も聴きながら、ギターを爪弾いたあの頃を思い出す。

【 歩きつづけて 】  作詞・作曲 長谷川きよし

「♪ 話しつづけて そのまま
   どんなことでも
   その声を聞いていたい
    今はそれだけ
   こんな気持で一人になったら
   とても淋しくて

    歩きつづけて このまま
   何も何も言わずに
   言葉など今の二人に
   何んになるだろう
   別れられずによりそう心に
   愛が通うだけ

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

 デビュー・アルバム、「一人ぼっちの詩(うた)」(1969)から。


     
一人ぼっちの詩
長谷川きよし
マーキュリー・ミュージックエンタテインメント


   
     
     

「歩きつづけて – 長谷川きよし」

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 「別れのサンバ」、聴きたくなりますね。

「長谷川きよし – 別れのサンバ」

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路傍の花、樹々の鳥(190) ~山茶花の季節~

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 「サザンカ(山茶花)」の季節である。ウォーキングの道筋の、あちこちの庭や垣根に咲いている。花の少ないこの時期に咲き出し、正月を過ぎて2月過ぎまでの長い間咲いて楽しませてくれる。ツバキ科の常緑広葉樹。童謡「たきび」(作詞:巽聖歌、作曲:渡辺茂) のほか、大川栄策の「さざんかの宿」(作詞:吉岡治、作曲:市川昭介、編曲:竹村次郎)、森進一の「さざんか」(作詞:中山大三郎、作曲:猪俣公章、編曲:小杉仁三)などの歌詞でもよく知られている花。

「♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   さざんか さざんか さいたみち
    たきびだ たきびだ おちばたき
     あたろうか あたろうよ
      しもやけおててが もうかゆい
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 「しもやけ」、「あかぎれ」なんてもう死語ですね。

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 さて、日課のウォーキングはもう10数年続けているが、そのテーマ曲にしたいような曲がある。「Looking Walking Being」。ポーランドの新世代のジャズ・ヴォーカリスト、「アガ・ザリアン/Aga Zaryan」の歌。米国詩人、「デニーズ・レヴァトフ/Denise Levertov」の詩で、かなり哲学的な意味が込められているようで難解で、訳すのはやめましたが、「よく観て、歩いて、そして生きる」。そんな意味でしょうか?。どなたか訳してみてください。

 「アガ・ザリアン」は、1976年、ポーランドの首都ワルシャワ生まれ。父親はクラシック・ピアニスト。彼女は幼い頃から両親とともにヨーロッパ中を広く旅し、またクラシック音楽とともに、アガの両親は、「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」、「ウェザー・リポート/Weather Report」、「ジミ・ヘンドリックス/Jimi Hendrix」、「ボブ・マーリー/Bob Marley」、「ビートルズ/The Beatles」などのポップス・アーティストの音楽もよく聴いたという。このことがアガに小さい頃から幅広い音楽に親しむきっかけを作ったという。

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 10代の頃、音楽への情熱が高まり、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」や「マイルス・デイヴィス/Miles Davis」を聴き、アガはヴォーカリストになることを決意、音楽学校で歌を学び、卒業後ジャズ・ヴォーカリストの道へと進んだ。デビュー作は、「My Lullaby」(2002)。日本へのデビュー作は、オリジナル曲で散りばめられた「Looking Walking Being」(2010)。コンテンポラリーなジャズだけでなく、ボサノバ、サンバ、アフリカン・リズム、ジャズ・ロックなどのサウンドがちりばめられ、本国ポーランドでも日本でも話題となったアルバム。

【 Looking Walking Being 】
           Lyrics By Denise Levertov  Music By Larry Koonse

「♪ I look and look              私は目を凝らす                  
   Looking’s a way of being: one becomes, 観ることは生きる方法の一つ
   sometimes. a pair of eyes walking.   人は時に歩く一対の眼となる   
   Walking wherever looking takes one.   人は見えるがままに導かれる

   The eyes               
   dig and burrow into the world.     
   They touch
   fanfare, hawl, madrigal, clamar.   
   World and the past of it,
   not only
   visible present, soild and shadow
   that looks at one looking.

   And language? Rhythms  
   of echo and interruption?   
   That’s            
   a way of breathing.      

   Breathing to sustain  
   looking,           
   walking and looking,  
   trough the world,    
   in it.           ♪」          

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Looking Walking Being
Aga Zaryan
EMIミュージックジャパン


    
   

 タイトル曲はじめ何曲かを ・・・

「Aga Zaryan – Looking Walking Being」

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「Aga Zaryan – February Evening In New York」

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「Aga Zaryan – For The New Year」

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路傍の花、樹々の鳥(33 ) ~何の実かわかりませんが ・・・~

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いつものように日課のウォーキングをスタート。、我が家を出て最初の関門?が、この66段の石段である。この付近には桜が多く植えられていて、春には満開の花が、秋になるとその紅葉が、いつも目を楽しませてくれる。しかし、今年の夏の気候異変のためか、櫻は鮮やかに紅葉する前に、ほとんど葉が散ってしまった。そんなことを思いながら登っていく。「この66段の石段、一気に登ることができなくなったら、もう体力の限界だろう。そんな日がいつか来る ・・・」と思いつつも、毎日のように登っている。

そして何の実かちょっとわからないが、ウォーキングの道筋で見かけた。鮮やかな色でユニークな大きな実を付けてているので、ひときわ目立っている。春、夏、そして今の秋もと、この道筋はいつも私の目を和ませてくれたり、ちょっとした季節の変化への気付きを与えてくれる。この道筋に多くある冬の花木、「さざんか/山茶花」は、まだまだ固い蕾 ・・・。
 
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最近紹介が多くなったアメリカ出身、ベルリン在住で、「色彩のピアニスト」と呼ばれている、「ダスティン・オハロラン/Dustin O’Halloran」。「Piano Solos (Vol.1)」と「Piano Solos Vol.2」の2枚のピアノ作品集がセットになって再発された彼のアルバムを以前紹介した。(参照拙ブログ「七五三の夜に聴く色彩のピアニスト」「正倉院展の秋 ~在るだけで物語~」)彼の作品は、「Opus(作品)××」、「prelude(プレリュード)××」、とだけタイトルがつけられることが多いが、何度聴いても、その一曲一曲に物語を感じ、胸を締め付けてくるほど美しいそのピアノの音色に心奪われる。

Piano Solos Vol.1 and 2

Dustin O’halloran / p*dis


 
その中から、「Variazione Di Un Tango」。例外的にタイトルが付けられたように思ってしまうが、これとても、イタリア語で「タンゴのバリエーション」という意味であるからして、「Opus××」、「prelude××」と同じようにさほど意味はない。ただし、収録されている1作目のアルバム、「Piano Solos」は、イタリアで作曲されたとクレジットにあるので、聴いてみると、なるほどラテン系の憂いに満ちた「イタリア的哀愁」を感じさせる。

「Dustin O’Halloran - Variazione Di Un Tango」
 
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