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ルーペの中の驚くべき世界

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 何やら地面に這いつくばっている怪しい一団。今日は、「兵庫県立 人と自然の博物館(ひとはく)」の秋山弘之先生の指導で、公園の「コケ(苔)」の観察会。観察といっても、肉眼ではなかなか難しいので、どうしても地面に這いつくばったり、ルーペによる観察となってしまう。普段全く気にも留めない苔。しかし、最近苔の人気が高まっているとも聞く。観察は初めてであるが、話を聞くと、ルーペの中に驚くべき世界が拡がっていた。

 ここからは受け売り。間違っていたらご容赦を。「コケ(苔)」類は「セン(蘚)」類、「タイ(苔)」類それに「ツノゴケ」類の3類に分けられるが、「苔」には根が無いので水分、養分は空気中から吸収するので、土壌を必要としないという。土や木に生えている様にも見えるが、ただ乗っかっているだけだという。干からびているようにみえる苔に、霧吹きで水分を与えると、瞬く間に葉が広がるのが観察できた。

 普通の植物と同じように、幹、茎、枝、葉の構造を持っていて、光合成作用、炭酸同化作用を行うという。驚くべきは繁殖。雄株の造精器で作られた鞭毛を2本持つ精子が、雨などによって水に触れた時に泳ぎだし、雌株の造卵器で作られる卵細胞と受精し、受精卵がつくられ、それが胞子嚢(のう)内で胞子体に成長し、それによって行われるという。

 そんな世界がすぐ身近な足元に拡がっていたとは全く知りませんでした。苔、恐るべし。写真は、いずれも蘚類、星型の葉が鮮やかな「エゾスナゴケ(蝦夷砂蘚)」と秋から冬にかけて形成される「胞子嚢(のう)」がはっきりわかる「コスギゴケ(小杉蘚)」。

 今宵は、爺さんのデュオ。「アーチー・シェップとマル・ウォルドロン/Archie Shepp & Mal Waldron」。昔々、「マル・ウォルドロン」のアルバムに、「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」(1915年~1959年)が作詞、彼女の最後の伴奏者を務めたマルが作曲した「レフト・アローン/Left Alone」という一世を風靡した曲がある。「ジャッキー・マクリーン/Jackie McLean」のアルトサックスにむせび泣いたものです。

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 ビリーが亡くなって42年後、2002年2月のパリで録音され、アルバムになったのが、「追憶 ~ レフト・アローン/Left Alone Revisited」(2002)。冒頭、マル自身による「Left Alone」の詩の朗読があり、ゆっくりとした噛み締めるようなシェップのサックスが流れ出す。透明感のあるマルのピアノの絡み、「レディ・デイ」の愛唱歌を今に蘇らせる。やや湿度が高く、感傷的に流れたきらいがある「マル・ウォルドロン+ジャッキー・マクリーン」バージョンに比べ、かつて前衛派でならした二人が人生の重みを感じさせる枯れた枯淡の味わい。

 「マル・ウォルドロン」、1925年生まれ。最初の「Left Alone」吹き込みは、1960年、当時35歳であった。それから42年後の2002年パリ、76歳。そしてこの演奏を最後にしてこの年の12月、ベルギーのブリュッセルで亡くなってしまった。77歳。「アーチー・シェップ」、1937年生まれ。録音時は65歳、現在80歳。まだ現役で活躍中とか。年老いた二人、魂のこもったプレイが胸を揺らす。ビリーはこの曲を気に入り、晩年ステージでも歌っていたというが、残念ながら彼女自身の録音は残されていない。

【 Left Alone 】   lyrics by Billy Holiday

「♪ Where’s the love that’s made to fill my heart  心を満たしてくれる愛はどこにあるの
   where’s the one from whom I’ll never part   決して別れないと思ったあの人は何処
   first they hurt me, then desert me       皆んな私を傷つけては去っていく
   I’m left alone, all alone             私は残され たったひとり

   There’s no house that I can call my home    ホームと呼べる家もなく
   there’s no place from where I’ll never roam   もう彷徨わなくてもいいと思った場所もなく
   town or city, it’s a pity              街でも都会でも 惨めなだけ
   I’m left alone, all alone             私は残され いつもひとり

   Seek and find they always say         求めれば得られると人は言う
   but up to now, it’s not that way      しかし今になっても それはないものねだり

   Maybe fate has let him pass me by   彼が去っていったのは運命だったかも知れない
   or perhaps we’ll meet before I die    でも私が死ぬ前にもう一度会えるだろうか
   hearts will open but until then      彼に会えればきっとお互の心は開く     
   I’m left alone, all alone          それまではたったひとり ひとりぼっち ♪」
  
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Left Alone Revisited CD, Import
Archie Shepp, Mal Waldron
Enja

    
    
   
   

「Archie Shepp & Mal Waldron – Left alone」

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 聴き比べてみますか。「Left Alone」。

レフト・アローン

マル・ウォルドロン・フィーチャリング・ジャッキー・マクリーン / EMIミュージック・ジャパン


「Left Alone ー Mal Waldron &Jackie Mclean」

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