JAZZYな生活

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収穫のお裾分け

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 山のボランティア仲間に本格的な野菜作りをしている仲間が何人かいる。その一人が、「サツマイモ(薩摩芋)」が収穫できたと持ってきてくれたので、みんなでお裾分け。品種は「安納芋」、「鳴門金時」、「紅はるか」だという。いや嬉しい。私たち夫婦は、焼き芋に目がなく、焼きたてを買うことはもちろんだが、七輪と、炭焼きで焼いた「菊炭」で焼き芋を焼くという贅沢が待っている。
   
 今宵の曲、「Harvest Moon」。収穫月の満月、秋分の日に一番近い満月、すなわち「中秋の名月」。欧米にもこんな月があるんですね。オリジナルは、「ニール・ヤング/Neil Young」が1992年にリリースしたアルバム「Harvest Moon」に収録されているが、今宵は、目ヂカラ大姉御、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」の歌唱で。
   
【 Harvest Moon 】   by Neil Young
  
「♪ Come a little bit closer    もっとこっちにおいで   
  Hear what I have to say     話さなきゃならないことがあるんだ 聞いてくれる
  Just like children sleepin’   ちょうど子供達が眠るように 
  We could dream this night away. 僕たちも夢のように今夜を過ごせそう

  But there’s a full moon risin’  でも今宵は満月
  Let’s go dancin’ in the light   月の光を浴びて踊ろうよ
  We know where the music’s playin’ どこで音楽をやっているか知っているだろ 
  Let’s go out and feel the night.  さあ行こう そしてこの夜を感じるんだ

  Because I’m still in love with you だってまだ僕は君に恋しているんだ  
  I want to see you dance again    もう一度君が踊るのを見てみたい
  Because I’m still in love with you  だってまだ僕は君に恋しているんだ 
  On this harvest moon.         この中秋の名月の夜に

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」

 「U2」、モンキーズからビリー・ホリデイまで、幅広いジャンルから選ばれた曲をカサンドラ流の世界観で官能的に表現し、グラミー賞獲得のアルバム、「ニュー・ムーン・ドーター/New Moon Daughter」(1995)と、この曲を始め、いくつかのアルバムから、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」、「ヴァン・モリソン/Van Morrison」、そして「スティング/Sting」の「フラジャイル/Fragile」など11曲のPOPSをセレクトしたアルバム、「Closer To You: The Pop Side」(2009)にも収録されている。


  
NEW MOON DAUGHTER/ニュー・ムーン・ドーター
Cassandra Wilson/カサンドラ・ウィルソン
BLUEN


       
      

Closer to You: The Pop Side
Cassandra Wilson/カサンドラ・ウィルソン
Blue Note Records


     
     

 ライブで・・・。

Cassandra Wilson – Harvest Moon

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記憶の中の月(8) ~ 満ちても欠けても ~

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『 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも 』
                          安倍仲麻呂 『古今集』

「百人一首」に選ばれた歌のいくつかの中で、この歌はよく覚えている。高校の古文の授業で学んだのが記憶に残っているのかもしれない。作者は「阿倍仲麻呂」。が、遣唐使として渡った唐から日本に帰るときに詠んだ歌だという。秀才ぶりを発揮したため、「玄宗皇帝」のお気に入りとして高位の役人になり、30年を経てようやく帰国を許されたという。

明州(現在の寧波(ニンポー)市)の港で送別の宴が催された時に詠まれたのがこの歌で、望郷の思いがつのる仲麻呂が、海を天の原と例え、上った月の情景を表現した歌。

「海原はるか遠くを眺めれば、月が昇っている。あの月は、故郷・奈良の春日にある、三笠山に昇っていたのと同じ月なのだなあ。」 (参照 Wikipedia、写真はNETより無断拝借)

古来から月は、暦でもあり、あかりでもあり、道標でもあり、故郷を偲ぶ景色でもあった。満月、半月、三日月、新月、三日月 ・・・、月の満ち欠けのサイクルを仲麻呂は何回数えたのであろうか。きっと自分の人生や異国での年月に重ね合わせたに違いない。

さて今宵の月の歌。月の満ち欠けを歌で追ってみることにしよう。まずは、満月。「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」の「Harvest Moon」。アルバムは、「Closer To You」にも収録されているが、ブルーノート・レコード移籍後2作目のアルバム、「ニュー・ムーン・ドーター/New Moon Daughter」(1996)を挙げるのが適当であろう。

Closer to You: The Pop Side

Cassandra Wilson / Blue Note Records

New Moon Daughter

Cassandra Wilson / Blue Note Records



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「ニュー・ムーン・ドーター」は、「カサンドラ・ウィルソン」が1996年に発表したスタジオ・アルバム。ウィルソンの自作曲や、「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」のカヴァー「奇妙な果実」等のジャズ・スタンダードに加えて、「U2」、「モンキーズ/The Monkees」、「ニール・ヤング/Neil Young」などのカヴァーも歌われており、このアルバム以後、カヴァーも積極的に取り入れることになったターニング・ポイント的なアルバム。彼女は本作で、「グラミー賞最優秀ジャズ・ボーカル賞」を受賞し、自身初のグラミー受賞を果たした。


「Cassandra Wilson – Harvest Moon」

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「ビル・エヴァンス/Bill Evans」のアルバムに「At Half Moon Bay」がある。1973年にカリフォルニアの「Half Moon Bay」でライブ録音されたアルバムで、「Waltz for Debby」、「Autumn Leaves」、「What Are You Doing the Rest of Your Life?」、「Who Can I Turn To」、「Someday My Prince Will Come」などおなじみの曲で構成されている。

At Half Moon Bay

Bill Evans / Milestone

フルアルバムがアップされていました。

「Bill Evans – Half Moon Bay (1973 Full Album) 」

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さて、半分の次は1/4。イタリア出身の美人シンガー・ソングライター、「キアラ・シヴェロ/Chiara Civello」のデビューアルバム「ラスト・クォーター・ムーン/Last Quarter Moon」。「ブラジル音楽に強く魅かれる」という彼女自身のピアノの弾き語りが心地よく、ボサノヴァ・テイストの洒落たアルバム。

 

ラスト・クォーター・ムーン

キアラ・シヴェロ/ユニバーサルクラシック

「Chiara Civello – Last Quarter Moon」

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さて、「三日月/Crescent Moon」は「寺井尚子」のアルバム、「Jealousy」に収められているが、残念ながらYOUTUBEにアップされていませんので、動画は割愛です。

ジェラシー

寺井尚子 / EMIミュージック・ジャパン

最後は新月。「No Moon At All」。古くは、「ジュリー・ロンドン/Julie London」、「ドリス・デイ/Doris Day」、最近では、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」も唄っているが、今宵は我がディーヴァ、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」の歌唱で。

【 No Moon At All 】 by Redd Evans(w),David Mann(m), 1949

「♪ No moon at all, what a night!  お月さんがない なんて暗い夜なの
   Even lightnin’ bugs have dimmed their lights.  蛍も明かりを暗くしているみたい
   Stars have disappeared from sight  星さえも見えない
   And there’s no moon at all.      月もない、真っ暗闇よ

   Don’t make a sound, it’s so dark.   音を立てないで この闇だから
   Even Fido is afraid to bark.     犬でさえ吠えるのを遠慮しているわ
   What a perfect chance to park!   絶好のチャンスよ 車を停めるのに
   And there’s no moon at all.     そうよ月もない、真っ暗闇よ
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           ・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」

アルバムは、ボサノヴァの巨匠ギタリスト/作曲家、「ロベルト・メネスカル/Roberto Menescal」との共演アルバム、「テンダリー/Tenderly」。「Embraceable You」や「Tenderly」、「In the Wee Small Hours of the Morning」、「If I Had You」などのスタンダードを心地よいジャズ・ボッサ・サウンドで聴かせる。

テンダリー

ステイシー・ケント&ロベルト・メネスカル / SMJ

「No Moon At All – Stacey Kent 」

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まだまだご紹介したい「月の歌」はありますが、今回はこの辺で一旦クロージングに ・・・。
  

  

早春の里山ツアー(2) ~ブナの原生林で~

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さて、能勢電ケーブルの黒川駅から、この日、今シーズンの営業を開始したケーブルカーで妙見山へと上がる。「能勢の妙見さん」といえば、大阪、北摂に住んでいる少し古い人なら 誰でも知っている山である。大阪、兵庫の県境にあり、標高660m、遠足、ハイキング、元旦参り、花見、BBQなどこの地域の人にはなじみの山である。(参照拙ブログ「Climb halfway to the stars ~ケーブルカーに乗って~」) もう1ヶ月も経てば、全山が桜に包まれ、この地域の桜の名所としても有名なところである。

この日の目当ては、桜ではなく山頂付近に残る「ブナの原生林」の観察である。私も以前から見たいと思っていたが、登っては見たがどこにあるのかわからず、いままで見る機会を得なかった。ケーブルカーからさらにリフトを乗り継いで、山頂まで登る。この日のケーブルカーの開通を待ちかねたのか、寒さも緩んで絶好のハイキング日和となったのか、多くのハイカー達で賑わっている。山頂付近の北西向き斜面、ちょっとわかりにくいが、散策路を外れて、森に入っていくと、そこにはハイカーも滅多にこないという「ブナの原生林」が広がっていた。この時期、もちろん葉は全部落ちてはいたが、それでも息を呑む光景である。
 
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「イヌシデ(犬四手)」などと一緒に、幹周り2m以上はあろうかと思われる巨木が数十本立ち並んでいるその景色はまさに圧巻。聞くところによると、海抜約600m以上がブナの分布域になるため、北摂地方ではここだけに成立しているようで、大阪・神戸周辺でも、葛城山や六甲山ぐらいでしか見ることができないという。
  
この標高だと、まだまだ寒い日が続いているのであろう。幹の高いところにある空洞(うろ)から漏れ出た水が大きな氷柱(つらら)を作っていた。太古の森の姿を彷彿とさせるような光景である。そして、ここも野鳥の楽園。「ヒレンジャク(緋連雀)」などが群れをなして飛び回っている。そんな渡り鳥が運んできた「ヤドリギ(寄生木)」が、すっかり葉が落ちている枝の先端に緑色の塊を形作っているのがよく分かる。この日の里山ツアー、この「ブナの原生林」を見ることができただけでも大きな収穫であった。

  
 
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さて、今宵のボーカル。現代の巫女、或いはシャーマン、さらに私がなぞらえるのは、「千手観音」。そんな巫女的ボーカリストで、屈指のジャズ・ボーカリストといえば、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」であろうか。(参照拙ブログ「Black Beauties  ~孤高の歌姫たち~」など) そんな彼女のゆったりとシャーマン的に歌う歌が聴きたくなった。

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「カサンドラ・ウィルソン」。1955年、アメリカ南部のミシシッピ州ジャクソン生まれの女性ジャズ歌手・シンガーソングライター。1996年度・2008年度のグラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞の受賞者でもある。レパートリーは広く、ジャズとブルースのスタンダード・ナンバーから、ポップ、ロックまで歌う。自作曲も多い。ブルージーな声質で、女性としては非常に低い声域を持つ。(参照wikipedia)

1996年にグラミー賞を受賞した彼女の代表作でもあるアルバムが、「ニュー・ムーン・ドーター/New Moon Daughter」。セミヌードを披露したジャケットも話題になったが、構成は、オリジナルが5曲で、ほかに「U2」、「ハンク・ウィリアムス/Hank Williams」、「ニール・ヤング/Neil Young」、さらには、「モンキーズ/The Monkees」のヒット曲まで取り上げるという驚きの選曲でも話題になった。

New Moon Daughter

Cassandra Wilson / Blue Note Records

彼女の歌唱には、かって、ジャズにアフリカ音楽などの要素を取り入れて発展させようとした音楽家集団、「M-Base Collective」に所属していた影響か、アフリカ音楽の雰囲気が随所に立ち上ってくる。そんな曲の一つが、「ニール・ヤング」の「ハーベスト・ムーン/Harvest Moon」。太古の森を照らす月。そんな月の光に照らされて歌う、シャーマン、カサンドラ。そんなイメージが湧いてきます。

「Cassandra Wilson – Harvest Moon」
 
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