JAZZYな生活

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生存競争の夏

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 いつもは吹き上がってくる麓のダム湖からの心地よい風が全くない。直射日光がない分まだましであるが、それでもジメジメと蒸し暑いことこの上もない。山頂まで上がり、各自1、2本伐ってから、3日前の台風による影響がないか、自然観察路の安全点検に向かう。

 セミがいつもと鳴き方とは違う。断末魔のように聞こえる。よく見ると、なんと蜂に攻撃されている。ハチの種類まではわかりませんが、黒いハチが自分より何倍も大きなセミを地面に押さえつけている。森の中で繰り広げられている厳しい生存競争、弱肉強食の世界。そして、1m20cmほどの蛇の抜け殻を見つける。「人間もこうだったら ・・・」と考えると、こちらはなんとなくユーモラス。たしか「手塚治虫」の漫画にあったような? ・・・。

 今宵の曲は、「モア/More」。原爆実験で方向感覚を失って海に戻れなくなった海亀のシーンが印象的だった、映画「世界残酷物語(原題:Mondo Cane, 米題:A Dog’s World)」(1962)のテーマ音楽。高校生の時に観たと思いますが、イタリアの映画監督、「グァルティエロ・ヤコペッティ/Gualtiero Jacopetti」による、世界の野蛮で残酷な奇習・風俗を描いたドキュメンタリー映画でしたね。ただし「ドキュメンタリー」と銘打ってはいるものの、実際には演出ややらせも含めた、捏造された題材が多数仕込まれているという。

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 しかし、このテーマ曲の「More」、美しい曲です。英語の詩をつけた物も含めて、大ヒットし、その後、「アンディ・ウィリアムズ/Andy Williams」や「フランク・シナトラ/Frank Sinatra」といった超人気歌手もレパートリーに入れたことで、さらに楽曲の知名度は高まり、今や超スタンダードといっていい曲ですね。

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 今宵は、私の定番アルバムから、「ゲイリー・マクファーランド/Gary Mcfarland」です。1933年、ロス・アンジェルス生まれの作曲家、編曲家、ヴィブラフォン奏者でヴォーカリスト。1960年代に活躍したが、1971年、若くして亡くなってしまった。定番アルバムは、「ソフト・サンバ/Soft Samba」(1964)。学生時代によく通ったグリルのマスターから教えてもらって以来、このアルバムは、50年来の愛聴盤となっている。この軽やかさがいいですね。まさに人生のBGM。このアルバムには、「She loves you」、「And I Love Her」、「A Hard Days Night」、「抱きしめたい」と「ビートルズ/The Beatles」のカバーが4曲入っている。1964年といえば、ビートルズ絶頂期時代。その時代に、「こんなしゃれたアレンジのカバーとは!」と驚いたものである。クロスオーバー、フュージョン、フェイク・ボッサの先駆者的アルバム。

ソフト・サンバ

ゲイリー・マクファーランド / ユニバーサル ミュージック

フル・アルバムがアップされていました。トラックリストと演奏開始の時間を上げておきます。「モア/More」は6番目。
Tracklist
A1 00:00 Ringo, Won’t You Marry Me
A2 01:45 From Russia With Love
A3 04:23 She Loves You
A4 06:40 A Hard Day’s Night
A5 09:44 The Good Life
A6 11:52 More (Theme From The Film “Mondo Cane”)
B1 14:10 And I Love Her
B2 18:07 The Love Goddess
B3 20:06 I Want To Hold Your Hand
B4 23:20 Emily
B5 25:12 California, Here I Come
B6 27:06 La Vie En Rose

「Gary McFarland ‎– Soft Samba (Full Album)」

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涼を求めて ・・・

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さあ、夏休みに入ってから10日ほど経つ。山の公園にある川が流れる広場には、連日朝から沢山の子供連れが、水あそびにやってくる。プールとかビーチとかではなく、近場で手軽で安全に遊べるからであろう、今日も朝から水遊びに興じるたくさんの親子連れ。それを見ながら、我々爺さんたちは、山へと入っていくのである。

さて、涼しげな楽器No1といえば、私は「ヴィブラフォン、ヴァイブ/Vibraphone, Vibes」が、すぐ思い浮かびますが、皆さんはどうでしょうか? 「スティール・ギター/steel guitar」、あるいは「ウクレレ」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

そして、「ヴィブラフォン」といえば、思い浮かぶのが、「モダン・ジャズ・カルテット(MJQ)」のヴァイブ奏者、「ミルト・ジャクソン/Milt Jackson」。そして、ミュージシャン、アレンジャー、プロデューサーとして短い生涯を駆け抜けた「ゲイリー・マクファーランド/Gary McFarland」。さらに、日本ジャズ・ヴィブラフォン奏者の草分けで、50年代後半にクインテットを率いて人気を博した「平岡精二」の三人である。

1950年代後半、フランスのヌーベルバーグの多くの映画監督たちが、好んで映画音楽にジャズを取り入れたが、そのシネ・ジャズ第一号となったのが、1957年制作、鬼才「ロジェ・ヴァディム/Roger Vadim」監督の映画「大運河」(日本公開 1959年)。ベネチアが舞台の、お得意の男と女のどろどろ関係を耽美的に描いた映画である。ヴァディムはそこでジャズをいち早く取り上げた。映画音楽は初めての「ジョン・ルイス/John Lewis」が音楽を担当し、MJQが演奏したが、その6曲のサウンド・トラックを収録したアルバム、「たそがれのヴェニス/No Sun in Venice」(1957年4月録音)は、映画から独立してみても、立派なジャズの作品に仕上がっている。

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たそがれのヴェニス

モダン・ジャズ・カルテット / Warner Music Japan =music=

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そして、知名度はマイナーであるが、私の一番好きなヴァイブ奏者は、「ゲイリー・マクファーランド」。学生時代によく通ったグリルのマスターから教えてもらった「ソフト・サンバ/Soft Samba」というアルバムで彼を知って以来、このアルバムは、40年来の愛聴盤となっている。1964年録音、1965年リリース。そしてこのアルバムには、「She loves you」、「And I Love Her」、「And I Love Her」、「抱きしめたい」と「ビートルズ/The Beatles」のカバーが4曲入っている。1965年といえば、第5作目のアルバム、「4人はアイドル/Help!」がリリースされた年。そのビートルズ絶頂期時代に、「こんなしゃれたアレンジのカバーとは!」と驚いたものである。「セルジオ・メンデス&ブラジル’66/Sergio Mendes & Brasil ’66」に先駆けること1年、それが故に私は、ゲイリーこそが、「フェイク・ボッサの元祖」と勝手に決めているのである。黒縁メガネの奥のあの優しい目のマスターを思い出す我が青春の一枚、「Soft Samba」。

ソフト・サンバ

ゲイリー・マクファーランド / ユニバーサル ミュージック クラシック

「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」と「ケニー・バレル/Kenny Burrell」がギターをとっていると、クレジットにはあるが、どの曲が誰のギターだかよくわからないのも愛嬌。それでは、ロンドン・オリンピックの開会式のラストのゲスト・パフォーマー、「ポール・マッカートニー/Sir James Paul McCartney Jr.」に敬意を表して2曲ほどを ・・・。

「Gary McFarland - And I Love Her」

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「Gary McFarland – I want to hold your hand」
 
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さて、少しは涼を味わえましたでしょうか。



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