JAZZYな生活

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晩秋の色は

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 鉢植えしている庭の「マユミ(檀、真弓、檀弓)」の実が、綺麗なピンク色に色づいた。材質が強い上によくしなる為、古来より弓の材料として知られ、この名前の由来となったという。小さく角ばったピンク色の形がユーモラス、熟すと果皮が4つに割れ、鮮烈な赤い種子が4つ現れる。「コムラサキ(小紫)」の種子、「ヒオウギ(檜扇)」の種子である「ヌバタマ(射干玉)」も健在。

 さて、今宵の曲、「In The Still Of The Night」。「夜の静寂(しじま)の中で」という素敵な邦題がついている。実は、この歌、同名異曲、二つの曲がある。一つは、あの「コール・ポーター/Cole Porter」が1937年に作った曲でスタンダード。もう一つは、1956年の「ファイヴ・サテンズ/The Five Satins」のヒット曲、Doo-Wopの名曲、「In the Still of the Nite」。リード・ヴォーカルの「フレッド・パリス/Fred Parris」によって書かれた曲ですが、「コール・ポーター」の曲と間違われないようにとタイトルを「Nite」にしたという。そのほかにも、「In The Still of the Night ・・・」の歌い出しで始まるイギリスのヘヴィメタ・バンド「 ホワイトスネイク/Whitesnake」の「Still Of The Night」という歌もあるが、ちょっと聴いたところ、とても「静寂」とは程遠い曲だった。

 いずれも、メロディアスでロマンチックな歌ですが、まず、「コール・ポーター」のスタンダードから。歌唱は、「ステイシー・ケント/Stacey Kent」。アルバムは、「Love Is… The Tender Trap」(1999)。

【 In The Still Of The Night 】 by Cole Porter

「♪ In the still of the night    夜の静寂(しじま)の中で
  As I gaze from my window   私は窓から
  At the moon in its flight    空に浮かぶ月をじっと眺める
  My thoughts all stray to you  私の心はあなたを思って千々に乱れる

  In the still of the night      夜の静寂の中で
  While the world is in slumber   世界が眠りにつき
  All the times without number   時は動きを止めている間に
  Darling when I say to you    ダーリン、君に尋ねたいんだ 

  Do you love me, as I love you   僕が愛するほど、僕を愛しているかい
  Are you my life to be, my dream come true 私の人生になってくれますか、それが僕の夢
  Or will this dream of mine fade out of sight その夢は消えてなくなってしまいますか
  Like the moon growing dim,          まるで輝く月が
        on the rim of the hill       丘の向こうに消えていくように
  In the chill, still, of the night       ひんやりとした夜の静寂の中で ♪」

              

 テンダー・トラップ

 ステイシー・ケント / キングレコード

「In The Still Of The Night – Stacey Kent」

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 そして、「ファイヴ・サテンズ/The Five Satins」のヒット曲の方。こちらの歌唱は、最近人気急上昇の実力派で、スタイリッシュな、「リン・スタンレー/Lyn Stanley」。アルバムは、「Potions (From the 50s)」(2014)から。ボッサ・テイストの軽快さ、彼女の声が心地よく入ってくる。

【 In The Still Of The Night(Nite) 】 by Fred Parris

「♪ In the still of the night   夜の静寂(しじま)の中で
  I held you          僕は君を抱いた
  Held you tight        強く強く
  ’Cause I love         愛しているからさ
  Love you so         こんなにも深く
  Promise I’ll never       約束するよ
  Let you go          決して君を離さないと
  In the still of the night    夜の静寂の中で

  I remember          覚えているさ
  That night in May       あの五月の夜
  The stars were bright above  空には星が輝いていたね
  I’ll hope and I’ll pray      僕は願ったんだ 祈ったんだ
  To keep             君のかけがえのない愛が
  Your precious love       続きますようにと
  Well before the light      夜が明ける前に
  Hold me again         もう一度抱きしめて
  With all of your might      力の限り
  In the still of the night      夜の静寂の中で  ♪」

   
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Potions
Lyn Stanley
CD Baby


      
      

    
「In the Still of the Night – Lyn Stanley」

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埴生の宿の秋も楽し

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フジバカマ
コムラサキ
 色鮮やかな「フジバカマ(藤袴)」、「コムラサキ(小紫)」。埴生の宿の秋も楽し ・・・。

 今宵の曲は、「埴生の宿」。日本では「埴生の宿」として知られるこの歌、原題は「Home, Sweet Home(ホーム、スイート・ホーム)」というイングランド民謡。民謡というが、アメリカの「ジョン・ハワード・ペイン/John Howard Payne」が作詞、作曲は、イギリスの「ヘンリー・ローリー・ビショップ/Henry Rowley Bishop」。1823年に作詞・作曲され、同年初演のオペラ「ミラノの乙女クラリ/Clari, Maid of Milan」の中で歌われたという。

【 埴生の宿 (Home, Sweet Home) 】  
              作詞:J. H. Payne、作曲:H. R. Bishop、日本語詞:里見義

「♪ 埴生の宿も わが宿
    玉のよそい うらやまじ
      のどかなりや 春のそら
        花はあるじ 鳥は友
          おお わが宿よ たのしとも たのもしや  ♪」

 今は亡き母が好んで聴いていたのが、「鮫島有美子」。母にプレゼントしたこともあるアルバムから。もう当分は行けなくなるであろう父母の墓参りにこの月末に行ってこようと思っている。

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庭の千草~イギリス民謡集
鮫島有美子
日本コロムビア


       
       

  
「埴生の宿 ー 鮫島有美子」

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 さて、ピアノでは、和ジャズの美メロ・ピアニスト、「寺村容子」。「寺村容子」といえば、かの「寺嶋靖国」氏の「寺嶋レコード」、「ジャズは哀愁とガッツ」という、寺嶋イズムを表現するリーダー・ピアニストに成長した感がある。「Home Sweet Home」、そのセカンド・アルバム、「ザ・ソング/The Song」(2013)に、テイク1、テイク2が収録されている。

 「寺村容子」。神奈川県出身、武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。大学までは、クラシック音楽を学んだが、ジャズや、ブルースのサウンドに興味を持ち、 ジャズ・ピアノは独学だという。デビュー、セカンド・アルバム、ジャンルを問わない、そしてよく知っている美メロ曲が満載。EJTのような趣も感じられ、いつまでも聴いていたいと思わせるように心地よく響く。パーソネルは、「寺村容子 (ピアノ) 」、「新岡 誠(ベース)」、「諸田 富男(ドラム)」。

 残念ながら、YOUTUBEにアップされていないので(アルバム・ページでさわりだけ聞けます)、代わりに同アルバムから「シャレード/Charade」を ・・・。 

THE SONG ザ・ソング

寺村容子トリオ / 寺島レコード

「Charade – Yoko Teramura (寺村容子トリオ) 」

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狭き庭で始まる秋は ・・・

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我が家の狭き庭先の「コムラサキ(小紫)」の実が、いい色に色づいてきた。なにとは言わず、自然の色の鮮やかさにはいつも驚かされるが、実にきれいな紫色である。「ムラサキシキブ(紫式部)」といわれて買い求めたものであるが、葉の先端半分にだけ鋸歯があり、葉の付け根から少し離れた所に実がつく、いわゆる「腋上生」であることからして、よく似ているが、別種の「コムラサキ」であろう。この「コムラサキ」、多くの都道府県でレッドリストの種に指定されているという。こんな小さな実の色づきから狭き庭の小さな秋が始まる。

さて、定年後、買い物、ウォーキング、食事、ドライブ、旅行 ・・・、夫婦で出かけることが圧倒的に多くなった。別に「罪滅ぼし」という訳では決してないのであるが ・・・。そして、ここ数日のドライブで、流しっぱなしにしているアルバムは、「Jazz for When You’re Not Alone」。少し前に紹介した「Jazz for a Rainy Afternoon」と同じ古き60年代を感じさせるレトロでムーディーなJAZZを満載した「Savoy Jazz」のシリーズである。「ゆったりとして、優しくて、聴きやすい」とは妻の評判。決してジャズに興味があるとはいえない妻の弁だから、本当にJAZZ初心者にとっても心地よいのでしょう。オススメです。でも、決して「Smooth Jazz」ではありません。2枚組20曲、「My Romance」、「Angel Eyes」、「Round Midnight」、「You Don’t Know What Love Is」、「All the Way」、「Alone Together」などのスタンダード満載。そして、さすが老舗の「Savoy Jazz」だけあって、「Jazz for a Rainy Afternoon」で、いたく痺れた「ヒューストン・パーソン/Houston Person」、「ソニー・スティット/Sonny Stitt」、「カーティス・フラー/Curtis Fuller」、「渡辺貞夫」、「イリアーヌ・イリアス/Eliane Elias」、「トゥーツ”・シールマンス/Tools Thielemans」、「ハンク・ジョーンズ/Hank Jones」など時代を代表する一流どころがずらり。そして、この年代の演奏にしては、録音もかなりいい。

Jazz for When You’re Not Alone (Dig)

Various Artists / Savoy Jazz

さて、妻のあんな評価を聞いてしまったので、シリーズの別アルバム、「Jazz for When You’re Alone」は、車の中では、ちょっと聴きにくいかも?。何時聴きましょうかね。一人でブログを書いている時にでも ・・・。

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トロンボーンで一世を風靡した「カーティス・フラー・クインテット」のアルバムに、「Five Spot After Dark」などが収録された「Blues-Ette」(1959)というアルバムがあるが、そこにも収録されている「Love Your Spell Is Everywhere」が「Jazz for When You’re Not Alone」にも収録されていて懐かしい。オリジナルのアルバムは、1993年にほぼオリジナル・メンバーで新たに吹き込んだ「サボイ」の企画アルバム、「Blues ette PartⅡ」(1993)。老いを感じさせることは否めないが、あの1960年代を懐かしむ想いが湧きあがってくる。そして、「Blues-Ette」(1959)には、聴いたことはありませんが、実は全く同じメンバーで、同じ曲順で構成された裏アルバムともいえる、別テイク集、「Blues ette Vol.2」(1959)がある。そこにも、「Love Your Spell Is Everywhere」は収録されているのである。ああ、ややこしい ・・・。

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Curtis Fuller / Savoy Jazz

オリジナルは上の「Blues ette PartⅡ」(1993)に収録されている、やるせないマイナーのバップ、「Love your spell is everywhere 93」を ・・・。円熟、円やか ・・・、尖ったところを、すっかりなだらかに削ぎ落した様な演奏で、今の私には好ましい。パーソネルは、ベースが「ジミー・ギャリソン/Jimmy Garrison」から「レイ・ドラモンド/Ray Drummond」に変わっているが、その他は、「カーティス・フラー/Curtis Fuller (tb)」、「ベニー・ゴルソン/Benny Golson (ts)」、「トミー・フラナガン/Tommy Flanagan (p)」、「アル・ヘアウッド/Al Harewood (ds)」という1959年当時のご長寿メンバーというのも好ましい。

「Curtis Fuller - Love your spell is everywhere 93」

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