JAZZYな生活

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夢でもあなたを想う花

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 来週にも車が納入されるので、今の車に乗るのもあとわずか。新しい車はディーゼル車。ガソリンもできるだけ使い切ってしまわねばと、「そろそろ見頃では、台風の前に」と思って隣町、宝塚市の天然記念物にも指定されている「丸山湿原」まで車を走らせる。お目当ては「サギソウ(鷺草)」。別名が「サギラン」。ラン科の湿地性の多年草で、環境省により、レッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けている。

 車を走らすこと40分。私以外に全くほかの車はない駐車場に車を止めて林道を歩くこと20分。お目当ての「丸山湿原」に到着。5つほどの湿原があるが目指すのは一番奥の第4湿原。ボランティアの皆さんが設えてくれた木道のその先に、30株ほどの「サギソウ」が咲いている。純白の白鷺の乱舞を思わせるところから、その名がつけられたという。私以外には誰もいない貸切状態の湿原で眼前に繰り広げられる乱舞。しばし見とれていた。

 「鷺草」。小雨が似合いそうな気がする。そして、「鷺草」の花言葉は、「夢でもあなたを想う」だとか。はるか遠い昔にそんな想いもあったような ・・・。

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 今宵の女性シンガーはちょっと異色。「ノーマ・ウィンストン/Norma Winstone」。1941年、ロンドン生まれのヴォーカリスト、ジャズ・シンガーであり、詩人でもある「ノーマ・ウィンストン/Norma Winstone」。40年を超えるキャリアを持ち、その独自の実験的な声の使い方、「wordless improvisations(言葉なき歌によるインプロヴィゼーション)」と呼ばれる「声」自体を活かす唱法がよく知られ、ジャズ・ファンからも多くの支持を得ているという。「ピアノの詩人」とも呼ばれ、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」ともデュオ・アルバムのある、イギリス人のピアニスト、故「ジョン・テイラー/John Taylor」の元妻でもある。

 いくつか代表作があるのだが、5アルバムのエッセンスを詰め込んだのが、アルバム、「ロンドン・イン・ザ・レイン/London in The Rain」。この歌唱を、なんと表現したらいいのだろうか。ECM的ボーカルとでも、或いは管楽器のようなボーカルとでも ・・・。アルバムのクレジットの多くには、「VOCAL」ではなく、「VOICE」と書かれている。

ロンドン・イン・ザ・レイン

ノーマ・ウィンストン / コアポート

 オリジナル・アルバム、「Manhattan in the Rain」からの2曲を手始めに ・・・。

Manhattan in the Rain

Norma Winstone / Enodoc


「Norma Winstone ー The Heather on the Hill」

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「Manhattan in the rain ー Norma Winstone」

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Fred Hersch / Norma Winstone: Songs & Lullabies

Fred Hersch / Sunny Side

「A Wish ー Norma Winstone」

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Like Song Like Weather

Norma Winstone / Enodoc

「everybody ‘s song but not my own ー Norma Winstone with John Taylor」

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鷺草、再び

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連日の猛暑が続く中、ちょっと時間があったので寄り道をして、ちょっと気になっていた「サギソウ(鷺草)」を観に再び「丸山湿原」を訪れてみた。駐車場に車を止め、この日の午後は天候不安定、遠くに雷鳴が轟く中を湿原へと向かう。林の中を10分程歩くと不意に視界が開け、湿原が現れる。数こそ増えている印象はなかったが、岸近く咲いている「サギソウ」もあり、観察もでき、写真も撮ることができた。しかし、個体数が昨年に比べ、かなり減っているので、「危機の夏」であることには変わりなさそうだ。「ミズギボウシ(水擬宝珠)」も咲きだしていた。やがてポツポツと大粒の雨。一目散に湿原を離れる。

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ボサノバはいつの季節にでも似合うのだが、特に似合うのが夏。しかし、今日は前回アップしたような、アメリカに渡ってから後、Jazzyでお洒落で、洗練されてしまったボサノバではなく、よりブラジルの風土を感じさせる、土臭いといってもいいかもしれないボサノバを取り上げました。1950年代後半に生まれたボサノバの創始者と言えば、ご存知「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobim」と「ヴィニシウス・ヂ・モライス/Vinicius de Moraes」の二人。「モライス」は、1913年生まれ、ブラジルの詩人、作家、作詞家、作曲家、翻訳家、外交官、歌手、ジャーナリスト。一方、「ジョビン」は、1927年生まれだから、14歳離れていることになる。このコンビ、「ジョビン」が作曲し、「モライス」が作詞した「イパネマの娘」(1962年)は、世界的なヒット曲となった。

そんなボサノバ誕生のいきさつについては、いろいろな解説や拙ブログ、「音楽の誕生 ~ボサノバのルーツを知って~」「ボサノバはお好き?(1) ~クラシック・ボッサはサウダージ(郷愁)~」 などを参照していただきたい。

その、「ヴィニシウス・ヂ・モライス」がなくなったのが、1980年7月9日。その後もこの詩人は多くの人に愛され、慕われた。ジョビンも彼に寄せるあふれる想いを一枚のアルバムに残している。「ジョビン、ヴィニシウスを歌う/Tom Canta Vinicius」(2000年)である。詩人であり、最高の作曲家、そして永遠の友人ヴィニシウスに捧げた一枚。「ヴィニシウス・ヂ・モラエス」の死後10年目(1990年)に、ジョビンの肝いりで行われたメモリアル・コンサート。そのPA確認のための音源がCD化されたものだという。「ヴィニシウス・ヂ・モライス・ソング・ブック」ともいえるこのCDが発表されたのは、なんとヴィニシウス死後20年目の命日(2000年7月9日)だったのだが、しかしこのときジョビンももうこの世の人ではなかった。その後、この一枚は廃盤になっていたが、2005年再リリースされた。

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Antonio Carlos Jobim / Musicrama

「Tom Jobim – Soneto de Separação(別れのソネット)」

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「A Felicidade(フェリイダージ) – Tom Jobim」

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ブラジル人ボーカリストで、ジョビンのグループ、「バンダ・ノーヴァ/」で約10年間、ジョビンと共に歌った「パウラ・モレレンバウム/Paula Morelenbaum」とのデュエット。

「Tom Jobim – Eu não existo sem você(君がいなければ)」

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鷺草、危機の夏

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「サギソウ(鷺草)」が咲き始めたと聞いたので、宝塚市にある「丸山湿原」へ行ってみた。私以外は、こんな暑い日に「サギソウ」を見ようという、そんなモノ好きはいないようだ。数はちらほら、かなりまばらな印象。双眼鏡で遠目に観察する。「サギソウ」であることには間違いないが、去年に比べ数が少なく、肉眼で間近に観察できる岸辺には全く咲いていない。まだ時期がちょっと早いのか、心無い一部のよからぬ輩たちによって盗掘されてしまったのか ・・・。単立して高く伸びる特徴ある茎も蕾も見当たらない。昨年、宝塚市が、この「知る人ぞ知る」であった「丸山湿原」一帯を天然記念物に指定したので、かえって盗掘の機会を増やしてしまったのではと危惧する。(参照拙ブログ 「丸山湿原を学び、そして遊ぶ」

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「サギソウ(鷺草)」、別名が「サギラン(鷺蘭)」。「ラン科サギソウ属」で、日本では本州から四国、九州まで広く分布している湿地性の多年草の1種で、生育環境は低地の湿地に限定されるという。アップ写真はいずれもNETより拝借したが、本当に美しい。「シラサギ(白鷺)」が翼を広げた様に似ていることが和名の由来である。

日当たりのよい湿地に生えるが、しばしば山野草として観賞用に栽培され人気があるので、保護されている自生地ですら盗掘が絶えないという。日本では環境省により、レッドリストの「準絶滅危惧(NT)」の指定を受けているほか、兵庫県は、「絶滅危惧II類(VU)Bランク 」に指定している。

見頃は盆あたりまでであろうが、できるだけ多くの人の眼を和ませてくれたらいいのになと思わざるを得ない。この夏が、「サギソウ」にとって、危機の夏でなければいいのだが ・・・。亡き母が好きだった花の一つ。

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暑さですこし火照った身体を冷やしてくれるのは、ひんやりとした上質の涼感を感じるピアニスト、「リッチー(リチャード)・バイラーク/Richard Beirach」などはいかがでしょうか。

1947年、米国ニューヨーク生まれのピアニスト、作曲家。もともとクラシックとジャズの両方のピアノを学んだという。「バークリー音楽院」に入学したが一年後には、「マンハッタン音楽学校」へ再入学し、音楽理論と作曲のマスター課程を卒業した。1970年代初頭から、「スタン・ゲッツ/Stan Getz」や「チェット・ベイカー/Chet Baker」、「デイヴ・リーブマン/David Liebman」など、いわゆるウェスト・コースト派と共演、独自のリリシズムを打ち出した。彼の作曲した「リーヴィング/Leaving」、 「エルム/Elm」、「サンディ・ソング/Sunday Song」などは、スタンダードになっているといっていい。

全曲、「リッチー・バイラーク」のオリジナル。リズムが、「ジョージ・ムラーツ/George Mraz(B)」と「ジャック・ディジョネット/Jack DeJohnette(Ds)」によるエッジが効いてはいるが、ホットにならない冷めた美しさで貫かれたアルバムは、「Elm」(ECM/1979)

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リッチー・バイラーク / ユニバーサル ミュージック

アップは来日時制作のソロ・アルバム、「バラッド/Ballads」(1986) からでしょうか、「Elm」。

「Richie Beirach - Elm」

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丸山湿原を学び、そして遊ぶ

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「丸山湿原」に咲く「サギソウ(鷺草)」。日本を代表する野生ラン(蘭)である。「丸山湿原群」は、お隣の宝塚市の丸山周辺に広がる兵庫県では最大規模の5つの湿原からなる湧水湿原群であるが、その周辺地域を含めて、約71ヘクタールが、今年4月、宝塚市の天然記念物に指定された。それを記念してのセミナー&観察会に参加してきた。「サギソウ」。かって母が好きで、園芸種であるが、実家には、お盆の頃に白鷺が飛んでいるようなかわいらしい花が咲いた。しかし、湿原に自生して咲く「サギソウ」はこれまで見たことがなかった。午前中は、湿原の成り立ちや現状、魅力を解説するセミナー、そして午後からは、現地での説明を受けながらの観察である。入口から10分程度歩くと、湿原が圧倒的な広さを持って広がっていた。かなりの密度で点々と咲く「サギソウ」、やっと野生種を見ることができた。

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この湿原群には、湿原に特有の様々な生き物が見られる貴重な場所になっていて、植物群落の貴重性を示す「兵庫県版レッドデータブック 2010 植物群落」においても、「規模的、質的に優れており貴重性の程度が最も高く、全国的価値に相当するもの」として評価され、Aランクに指定されている。(右の写真は、地中に虫を捕らえるための袋を持つ小さな食中植物「ムラサキミミカキグサ/紫耳掻き草」)

 

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「丸山湿原」に成立する植物群落は、「イヌノハナヒゲ群落」、「ヌマガヤ(沼茅)群落」、「イヌツゲ(犬黄楊)群落」の3群落に大別できる。「サギソウ」、それともう散ってしまったが、淡い紅紫色で、その色合いが、鳥の「トキ(朱鷺)」の羽色に見立てられたのでその名がついた、「トキソウ(朱鷺草、鴇草)」、そして「ムラサキミミカキグサ」などは、「イヌノハナヒゲ群落」の構成種。写真左の「ミズギボウシ(水擬宝珠)」、さらにもう散ってしまっていたが、柿の実の色に似た総状の花をつける「カキラン(柿蘭)」などは、「ヌマガヤ(沼茅)群落」の構成種である。

植物だけでなく、湿原の貴重昆虫も多く生息している。「湿原貴重昆虫、3種の神器」とも呼ばれている、「ヒメタイコウチ(姫太鼓打)」や、日本一小さなトンボとして知られる「ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)」、タテハチョウ科の「ヒメヒカゲ(姫日陰)」のうち、「ヒメタイコウチ」と「ハッチョウトンボ」は、ここで確認できているという。

「丸山湿原」の成立はいろいろの調査から江戸時代以降で、周辺の里山林の利用とともに広がったと考えられているが、10年ぐらい前から、地元の方を中心とした「丸山湿原群保全の会」が遊歩道整備、植生管理、清掃、盗掘防止パトロール、モニタリング調査、外来種の侵入防止などの保全活動を地道に行った結果が、今回の天然記念物指定につながったという。いずれにしても、かけがえのない自然を守るには、人の手が入った管理、それを支えるボランティアの努力が欠かせないのだ。 (丸山湿原紹介パンフレット、Wikipedia 参照)

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心配した雨も降らず、「丸山湿原群」を学び、遊んだ満足の一日 ・・・。

さて、念願の「サギソウ」にお目にかかった宵のピアノ・トリオは、「エリック・リード/Eric Reed」。

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「エリック・リード」は1970年、フィラデルフィア生れ。2歳でピアノを始め、7歳からは音楽学校に通って、クラシックとジャズ・ピアノを本格的に学ぶようになった。西海岸に移住し、18歳の頃、トランペッターの「ウィントン・マルサリス/Wynton Marsalis」に認められ、彼のバンド・メンバーとしてプロの活動をスタートさせる。以後、キャリアを積み、いまやニューヨーク・ジャズ界を代表するトップ・プレイヤーとなっている。

そんな彼が、「M&I」レーベルから、彼がリスペクトする過去のモダン・ジャズ・ピアニストたちが繰り広げてきた様々な演奏を、彼自身のスタイルで取り上げたシリーズがある。「クレオパトラの夢」(2003)、「印象派のメロディ」(2004)、「ブルー・トレイン」(2005)、「ブルー・モンク」(2006)がそれであるが、その中の2枚をタンスから引き出してきた。「印象派のメロディー ~グレイト・コンポーザーに捧ぐ~/Impressive & Romantic – The Great Composers We Love -」と、「ブルー・モンク/Blue Monk」。

アメリカの偉大な作曲家たちを取り上げたのが本作。「ロン・カーター/Ron Carter(b)」と「アル・フォスター/Al Foster(ds)」の強力なサポートを受け、お馴染みの曲の中にも、ジャズの緊張感が漂う一枚。

印象派のメロディー ~グレイト・コンポーザーに捧ぐ~

エリック・リード・トリオ / ポニーキャニオン

そこからお馴染みのスタンダードを2曲。「ヴィクター・ヤング/Victor Young」の手になる 「ジャニー・ギター/Johnny Guitar」、「コール・ポーター/Cole Porter」作曲の「ソー・イン・ラブ/So In Love」。

「Johnny Guitar – Eric Reed Trio」

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「Eric Reed, Ron Carter & Al Foster – So In Love」

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『「ブルー」をタイトルに持つ曲にハズレなし』などと言われているが、「Am I Blue?」、「Born To Be Blue」、「Blue and Green」など、「ブルー」という言葉を持つ曲ばかりを集めてアルバムに仕立てた粋なアルバムは「Blue Monk」。

ブルー・モンク

エリック・リード・トリオ / M&I

「ビル・エヴァンス/Bill Evans」でお馴染みの「Blue and Green」。

「Eric Reed Trio – Blue and Green」

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