JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

いろいろな実を楽しむ

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 秋です。花も楽しめるが、いろいろな実の形や色も楽しめる。「ムラサキシキブ(紫式部)」の艶やかな紫。「ヘクソカズラ(屁糞葛)」と「カマツカ(鎌柄)」の赤。この実は食用にもなるという。「ナンテン(南天)」は、色づくのはまだまだのよう。夏、次々と咲いて長い間楽しませてくれた「ヒオウギ(檜扇)」。もうしばらくすれば、弾けて真っ黒い「ヌバタマ(射干玉)」が現れる。「フウセンカズラ(風船葛)」も愛らしい。ご近所の「サルスベリ(百日紅)」は、花を残しながら、実はもう真っ赤に。
   
 今宵の歌。「奇妙な果実/Strange Fruit」という歌がある。1930年に「ルイス・アレン/Lewis Allan」によって書かれ、1939年からは、「ビリー・ホリデイ/Billie Holiday」のレパートリーとした、有名なアメリカの人種差別を告発する歌である。題名や歌詞の「奇妙な果実」とは、木にぶら下がる黒人の死体のことである。作られてから90年近くたった今、トランプ大統領の登場をきっかけに、人種差別が世界中で再びあらわになってきたようだ。
    
【 Strange Fruit 】   作詞 / 作曲 Lewis Allan
    
「♪ Southern trees bear a strange fruit       南部の木には、奇妙な実が成る
  Blood on the leaves and blood at the root    葉には血を流れ、根にまで血が滴る
  Black bodies swingin’ in the Southern breeze   黒い体は南部の風に揺れている
  Strange fruit hangin’ from the poplar trees  奇妙な果実がポプラの木に吊るされている
   
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・     ♪」
   


    
 まずは、目ヂカラ姉御、「カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson」、1995年のヒット・アルバム、「New Moon Daughter」でも歌っていますが、最新アルバム、「Coming Forth By Day」(2015)からの歌唱。このアルバムは、伝説的ジャズ・ボーカリスト、「ビリー・ホリディ(1915年4月生まれ)」の生誕100年を記念して制作されたという。アルバム・タイトルは、古代エジプトの「死者の書」の英訳に由来しており、ウィルソン自身は、「私からすれば、ビリー・ホリデイの魂を21世紀に蘇らせる思想は、「死者の書」における再生の概念とも関係がある」と説明しているという。

COMING FORTH BY DAY
カサンドラ・ウィルソン/Cassandra Wilson
COLUM


   
    

「Cassandra Wilson – Strange Fruit」

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 もうひとりは、自分の声を様々な楽器のように扱う、スイス出身の異色の女性ボーカル、「ルツィア・カドッチュ/Lucia Cadotsch」。そのスタンダード集、「Speak Low」 (2015年ポーランドにて録音、2016年リリース)。
   
 「ルツィア・カドッチュ」。1984年スイス、チューリッヒ生まれ。幼少の頃は、クラシックの声楽とピアノの教育を受けたが、ベルリンとコペンハーゲンの音楽学校でジャズを学んだという。そして、キャリアを重ねたあと、このアルバムが初のリーダー・アルバムだという。

スピーク・ロウ/Speak Low
ルツィア・カドッチュ/Lucia Cadotsch
MUZAK,INC.


   
    

「LUCIA CADOTSCH - Strange Fruit」

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いったんは鳴き始めたのに ・・・

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 3日ほど前、ウォーキングをしていたら、今年初めての「セミ(蝉)」の鳴き声を聞いた。この地域で最初に鳴くのは、決まって「ニイニイゼミ」である。「もう梅雨明けも近いかな」と思った矢先、台風で梅雨前線が刺激されたと元の雨模様に逆戻り。しかし、炎天の花はちゃんといつものようにに咲いている。急に庭先が華やかになった、「ヒオウギ(檜扇)」、定番の「サルスベリ(百日紅=ヒャクジツコウ)」と「ムクゲ(木槿)」、そして花屋の店先の「ヒマワリ(向日葵)」。

 さて、今宵に聴くピアノ。CDを整理していたら目にとまった久しぶりの「ヤロン・ヘルマン/Yaron Herman」のデビュー・アルバム、「Variations - Piano Solo/邦題:ヤロン・ヘルマン・デビュー」(2006)。1981年イスラエル生まれでパリ在住のピアニスト。


 「ヤロン・ヘルマン」。ピアノを始めたのはかなり遅く、16歳だったという。それまではスポーツ少年だったが、怪我をしたことが、ピアノを学ぶきっかけだった。ところが、あっという間に頭角を現し、2年後には賞を取るほどに。ボストンのバークリー音楽院で学んだあと、パリを活動拠点と定め、演奏活動をはじめたという。2006年、25歳で本作のピアノ・ソロでデビュー。

 「Variations(変奏)」というタイトルだが、例えば、冒頭の曲は、ガーシュインの名作「Summertime」。その後に続くのは、いずれもヘルマンのオリジナルで、「var.1」として「Blossom」、「var.2」として「Facing Him」、「var.3」として「Jerusalem Of Gold」という趣向になっている。すなわち、「Blossom」、「Facing Him」は、「Summertime」をモチーフに使った変奏曲としてのオリジナル曲と見ることができ、またそのモチーフが随所に出てくるので、アレンジの妙を何度となく味合うことができる、3曲が一体となった組曲といえるだろう。時折、かすかに「キース・ジャレット/Keith Jarrett」ばりの唸り声が入るが、キースほど耳障りではなく許容できる範囲か。


   
ヤロン・ヘルマン・デビュー/Variations – Piano Solo
ヤロン・ヘルマン/Yaron Herman
ビデオアーツ・ミュージック


    
    

 まずは、その主題となる「サマータイム/Summertime」から。

「Yaron Herman – Summertime」

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 次なるアレンジの妙は、「スティング/Sting」のカバー、「フラジャイル/Fragile」。この曲は、「スティング」が、アルバム、「Nothing Like The Sun」(1987)に収めた曲。このアルバムを作る前、彼は中南米のツアーを行ったが、そこの国々で内戦や弾圧といった事態を目にして、何曲か政治的メッセージが込められた曲を作るが、この曲もその一つだという。その後、2001年9月11日、イタリア・トスカーナの自宅で全世界に向けての配信コンサートを行う直前、「9.11」テロがが起こり、彼は、配信は中止し、そのライブをCD、DVDでリリースをした。「fragile」は、「壊れやすい、脆い、儚い ・・・」という意味で、このアルバムの中核をなしており、その後、彼の反戦、反暴力の代名詞とも言える曲となった。

「Yaron Herman – Fragile」

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 次の曲は、「オズ・シャローム/Ose Shalom」。ユダヤ伝承歌の一つらしいが、「シャローム」は「平和、平安」という意味。なんとなく中東がまたきな臭くなってきた今、聴いてみましょうか。

「Yaron Herman – Ose Shalom」

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こんな爽やかな朝は久しぶり

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サルスベリ3
 朝、新聞を取りに玄関を開けた。途端、爽やかで涼しい風が頬を撫でる。ずっと酷暑日と熱帯夜が続いていたので、こんな爽やかな朝は久しぶりである。一日エアコンなしで過ごし、ウォーキングをしていても、Tシャツに汗が滲むことはなかった。「トンボ(蜻蛉)」も群れだし、炎天の花、「サルスベリ(百日紅)」も、こころなしか、終わりを告げるような最後の輝きに見える。盆も過ぎ、近づく夏の終わり。

 「夏の終わり」といえば、私にとっての定番曲は、「ビル・チャーラップ/Bill Charlap」率いる「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」の「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」。

 すこし暑さが収まったと感じた頃にいつも聴くこの曲。夏の喧騒や猛暑の火照りを抑えるかのように、じわりと心に染みてくる。パーソネルは、「ビルチャー・ラップ/Bill Charlap (Piano)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart (Bass)」、「ビル・スチュワート/Bill Stewart (Drums)」。

過ぎし夏の想い出

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナスレコード

「New York Trio - The Things We Did Last Summer」

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この夏

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サルスベリ (3)

 「稲田朋美」防衛相が辞任した。「PKO部隊日報隠蔽」、「森友学園偽証」、「都議選不適切応援演説」などの挙句、やっとという感じがする。「森友学園問題」、「加計学園問題」の国会審議を見ていても、「知らぬ存ぜぬ」、「捨ててしまった」、「記憶にありません」の一点張りの関係閣僚、財務官僚。その忠誠ぶりが認められたのか、7月の人事で財務官僚は見事に栄転した。レイプ容疑でジャーナリストに出た逮捕状を握りつぶした警察官僚も同じく栄転したという。それに加えて次々と出てくる低レベルのスキャンダルで世を賑わす2回生議員たち。2%の物価上昇目標の達成時期の先送りを繰り返し、「景気がいいのになぜ賃金に反映されないか、消費が進まないか不思議だ」という黒田日銀総裁。その理由は、庶民は誰でもわかっているのに。一方、この絶好機に民進党の「蓮舫」代表も求心力がないと辞任。受け皿ですらなりえなくなっている野党第1党のだらし無さ。

 与野党問わず、ずれているのである。国民目線や生活の実態から ・・・。今日にでもまたミサイルを発射するかもしれない北朝鮮。国益むき出しのエゴを突きつけてくる米国、中国、ロシア、EU諸国。この時期に、一体何をやってんだ!!。覆い隠せないほどの政治の劣化が露呈したこの夏。政府・政治への信頼が大きく崩れてたこの夏。いつもの夏より、不快指数はこの上もなく高いが、「サルスベリ(百日紅)」の赤にホッとする。。

 かって出張でよく訪れたスウェーデン。この国では、所得の50%近くが税金でもっていかれる。でも彼らはこう言っていた。「確かに税金は、高い。しかし、教育や医療、老後のために一切貯蓄をしなくてもいい。私たちは政府を信頼している。」と。

 腹立ちを抑え、頭を冷やすため、今宵の曲は、夏の定番、「過ぎし夏の想い出/The Things We Did Last Summer」。「ニューヨーク・トリオ/New York Trio」です。パーソネルは、「ビルチャー・ラップ/Bill Charlap (Piano)」、「ジェイ・レオンハート/Jay Leonhart (Bass)」、「ビル・スチュワート/Bill Stewart (Drums)」。

過ぎし夏の想い出

ニューヨーク・トリオ / ヴィーナスレコード

「New York Trio - The Things We Did Last Summer」

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路傍の花、樹々の鳥(88) ~ 夏、炎天の花 ~

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「フヨウ(芙蓉)」、「アサガオ(朝顔)」、「サルスベリ(百日紅)」。いずれも、夏、「炎天の花」である。熱中症に気を配りながら、ゆっくりと強い日差しの中を汗だくになりながら歩く眼に優しく飛び込んでくる。

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さて、今宵の女性ヴォーカルは、涼風一花、「イザベラ・ラングレン/Isabella Lundgren」。私の好きな北欧、スウェーデンの歌手。

「イザベラ・ラングレン」は、スウェーデンのヴァルムランド生まれ。両親が聴いていたレコードからジャズに興味をもったという。18歳の時、ニューヨークに渡り、大学で音楽を学びながら、多くのジャズメンとも共演したようだ。22歳で母国に帰国するとすぐに、彼女の実力を認めたレコード会社と契約し、幸運なデビューを飾った。スウェーデン・ジャズ界にフレッシュな新風を送り込んだ期待の新人という触れ込み。

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デビュー・アルバムは、「It had to be you (若しあなただったら)」(2012)。1920年代から40年代を中心とした、すこしレトロな時代のスタンダードのバラード集である。この他に「スイート・ジャズ・トリオ/Sweet Jazz Trio」とのアルバムがあるが、リーダー・アルバムは私はこの一枚を知るのみ。そのノスタルジックで甘い歌声は、あの早逝の美人女性歌手、「ビバリー・ケニー/Beverly Kenney」を思い起こさせる。上品で楚々たるスウェーディッシュ・ビューティ、「イザベラ・ラングレン」。

帯に曰く、『スウェーデンからコケティッシュなシンガーがデビュー! ノスタルジー溢れる甘美な歌声で切ない女心を歌い上げた珠玉のバラード チャーミングなイザベラの歌は聴く人の心を捉えて離さない ・・・。』 彼女のクリーンでリリカルなクール・ヴォイスはこの茹だるような暑さの中で一服の清涼剤。

It had to be you (若しあなただったら)

イザベラ・ラングレン / Spice of Life/Savvy

残念ながら、上のアルバムからはYOUTUBEにアップされている曲がないので、一番彼女の雰囲気が出ていて、音質のいい動画から、再びとなりますが、「You’ve Changed」をアップします。
 
「You’ve Changed – Isabella Lundgren」

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