JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

種子、形も色もいろいろに

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ハリエンジュの実
 山はきらびやかな紅葉に覆われているが、その陰で、色とりどりの実や種も見ることができる。毎年繰り返して行われる、冬を越し、子孫を残すための大事な活動なのだ。

 真っ黒いサヤに真っ黒い種。「ニセアカシア」と呼ばれる北米原産のマメ科の落葉高木。日本で「アカシア」と呼ばれる木はほとんどがこれ。枝葉が「エンジュ(槐)」に似ていて、棘があることから、和名は「ハリエンジュ(針槐)」。日本には明治のはじめに伝わり、成長が早いことから、街路樹、公園樹、砂防・土止めなどとして広く植栽されている。しかし、繁殖力が強いため、環境省は「日本固有種の成長を妨げる」として伐採などが必要な「特定外来生物」の候補にした。

サンシュユ
 「サンシュユ(山茱萸)」。中国及び朝鮮半島の原産地に分布し、江戸時代、享保年間に朝鮮経由で種が日本に持ち込まれ、薬用植物として栽培されるようになったという。「アキサンゴ(秋珊瑚)」、「ヤマグミ(山茱萸)」とも呼ばれ、この時期、その赤い色が一層際立つ。実家の庭にも何本かあって、黄色い花を付け、春を告げる木でもあった。

 宮崎県の民謡、「稗(ひえ)つき節」に、「♪ 庭のさんしゅうの木 ~~、 鳴る鈴かけて ・・」という出だしだが、わたしはずっと「さんしゅう=さんしゅゆ=山茱萸」とばかり思っていたが、「サンショウ(山椒)」の訛ったものだという。これは余談。

マムシグサ
 もう時期は過ぎてしまったが、「マムシグサ(蝮草)」。晩春に、花茎を直立させて開花するが、茎に紫褐色のまだらな模様があり、この模様が「マムシ(蝮草)」に似ていると考えられたところからこの名がつけられたという。確かに鎌首をもたげた蛇の様でもある。秋には、こんな鮮やかな色をした「トウモロコシ(玉蜀黍)」に似た形状の果実を付ける。

 さて、今宵は「Jazzy,Not Jazz」の典型みたいなアルバムから。「カルリー・ブルース/Karlie Bruce」のデビュー・アルバム、「Song Is You(原題;Karlie Bruce)」(2005)を久し振りに。

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 「カーリー・ブルース/Karlie Bruce」。1983年、オーストラリアはシドニーの近くで生まれる。音楽好きだった両親の影響で、幼い頃からピアノを習い、その後サックスを始める。初めはジャズのビッグ・バンドやコンボでサックス・プレイヤーとして演奏していたが、ある時ビッグ・バンドでヴォーカルが必要になったことから、歌も歌い始めたという。ヴォーカルに関しては16歳からレッスンを受け、大学で音楽と教育の学士号を取得しているという。2003年に「マイケル・ブーブレ/Michael Bublé」のオーストラリア・ツアーに参加したことで一躍注目を浴びるようになり、デビュー、現在はニューヨークで活動中。

 収録曲は、「アイ・リメンバー・ユー/I remember you」を初め、有名曲が並ぶスタンダード・ナンバー集。ややハスキーな中音域、やわらかなファルセットで、全般的にクセがない。BGMとしても最良のアルバム。

Karlie Bruce

Karlie Bruce / Imports

 アルバム冒頭の一曲、「I remember you」。これは、「ジョニー・マーサー/Johnny Mercer」作詞、「ヴィクター・シャーツィンガー/Victor Schertzinger」作曲で、1942年のミュージカル映画、「The Fleet’s In」に使われた。「サラ・ボーン/Sarah Vaughan」、「ダイアナ・クラール/Diana Krall」などの歌唱でよく知られているスタンダード・ナンバー。 ボッサ・テイストで軽やかに。

【 I Remember You 】

「♪ I remember you,     君のことは忘れないよ
  You’re the one who made  君は僕の夢を叶えてくれた
  My dreams come true   たったひとりの人
  A few kisses ago      たった数回のキスだったけど

  I remember you,      君のことは忘れないよ
  You’re the one who said   僕を好きだと言ってくれた
  I love you, too,        たったひとりの人
  I do, didn’t you know?   僕も君が好きだって分かっていたよね

  I remember, too,       君のことは忘れないよ
  A distant bell.        遠くで鐘が鳴っている
  And stars that fell like rain   そして満天の星が降り注ぐ
  Out of the blue        まるで突然の雨のように

  When my life is through,    僕が人生を終えるとき
  And the angels ask me to recall  天使たちは思い出してごらんと言う
  The thrill of them all       ワクワクしたことやドキドキしたことのすべてを
  Then I shall tell them      そしたら僕は言うんだ
  I remember you.         それは君とのことだよとね  ♪」

「I Remember You – Karlie Bruce」

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蕾も膨らんで

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ここしばらくの山作業は、川西市の天然記念物に指定された公園の谷にある「エドヒガン(江戸彼岸)桜」の群落地の周辺整備を続けているが、その間にも季節は、一気に春に向かって進んでいる。「アセビ(馬酔木)」の蕾は大きく膨らみ、里ではすでに咲いている「サンシュユ(山茱萸)」も黄色い花弁をのぞかせ始めた。「Spring Is Here」である。

さて、前回は、「Spring Is Here/邦題;春が来たと云うけれど」を、「ミリー・バーノン/Milli Vernon」と「クリス・コナー/Chris Connor」の歌唱で聴きました。今宵は、ピアノで聴いていただきましょうか。「春が来た。でも楽しくない、憂鬱なだけ」という、ちょっとグルーミーな意味の歌だけに、ピアノでの味わいもまた格別である。

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まずなんといっても、この人、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」でしょう。1959年にリリースされたアルバム、「ポートレイト・イン・ジャズ/Portrait In Jazz」からのピック・アップ。パーソネルは、「ビル・エヴァンス(ピアノ)」、「スコット・ラファロ(ベース)/Scott LaFaro」、「ポール・モチアン(ドラム)/Paul Motian」。

ポートレイト・イン・ジャズ+1

ビル・エヴァンス / ユニバーサル ミュージック

「Bill Evans Trio – Spring Is Here」

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お次は、わたしが最高のベーシストと思っていたが、惜しくも一昨年逝ってしまった、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」と「ケニー・バロン/Kenny Barron」とのデュオの名盤、「ナイト・アンド・シティNight & The City」。これが春の歌かと思うほどの深い抒情に満ちている。

Night & The City

Charlie Haden / Polygram Records

「Charlie haden & Kenny Barron_Spring is here (Night & The City live)」

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3人目は、「リッチー・バイラーク/Richie Beirach」。彼には、サックス奏者、「デイヴ・リーブマン/David Liebman」とのデュオ・アルバム、「オマータ/Omerta」(1978年)での演奏もあるが、トリオ・アルバム、「ロマンティック・ラプソディ/Romantic Rhapsody」(2000年)からピック・アップします。

ロマンティック・ラプソディ

リッチー・バイラーク・トリオ / ヴィーナス・レコード

「Richie Beirach Trio / Spring Is Here」

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路傍の花、樹々の鳥(107) ~ 春の花くらべ始まる ~

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「サンシュユ(山茱萸)」の花がまさに咲かんとしている。いよいよ春である。「ミズキ(水木)」の仲間の落葉小高木。その花の色から、「ハルコガネバナ(春黄金花)」、秋になると実るその実の鮮やかな色から、「アキサンゴ(秋珊瑚)」、「ヤマグミ(山茱萸)」とも呼ばれる。奥に咲くのは「ウメ(梅)」。春の花くらべが始まった。

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つは、「レンギョウ(連翹)」。英名は、「ゴールデンベル/golden bells、golden bell flower」というらしい。 その名のとおり、壁いっぱいに蔓を伸ばして繁っている。繁殖力が旺盛のようだ。まだ葉が芽吹く前であるが、黄色い4弁の花が、細い枝に密にびっしりと開く様は華麗。

さて、春の曲です。クラシックなスタンダードから。「Spring Is Here/邦題;春が来たと云うけれど」。1938年のミュージカル、「私は天使と結婚した/I MARRIED AN ANGEL」のために、「リチャード・ロジャース/Richard Rodgers」が作曲、「ロレンツ・ハート/Lorenz Hart」が作詞をしたというから、相当古いですね。シナトラをはじめ多くのカバーがあるが、今宵は歌姫?二人を聴いてみましょうか。「春が来た。でも楽しくない、憂鬱なだけ。」という、ちょっとグルーミーな歌。ミュージカル・ナンバーなのでヴァースから始まりますが、本文の一部を ・・・。

【 SPRING IS HERE 】  Lorenz Hart / Richard Rodgers

「♪  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   Spring is here!                  春が来た
   Why doesn’t my heart go dancing?  でも、私の心が浮き浮きしないのはなぜ?
   Spring is here!                  春が来た
   Why isn’t the waltz entrancing?     ワルツを聴いても心が弾まないのはなぜ?
   No desire, no ambition leads me     欲しいものもやりたいことも何もない
   Maybe it’s because nobody needs me  多分誰も私のことを必要としていないから
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

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まずは、「ミリー・バーノン/Milli Vernon」。かって「向田邦子」が、そのエッセイ集「眠る盃」の中の「水羊羹」で、「水羊羹に一番似合う」と評した女性シンガー。アルバムは、「イントロデューシング/Introducing」(1956年録音)。(参照拙ブログ「向田邦子の愛したJAZZ ~水羊羹にあうJAZZ~」

『水羊羹を食べる時のミュージックは、ミリ―ヴァーノンの「SPRING IS HEAR」が一番合うように思います。この人は、1950年代に、たった一枚のレコードを残して、それ以来、生きているのか、死んでいるのか、まったく消息のわからない美人歌手ですが、冷たいような、甘いような、けだるいような、生ぬくいような歌は水羊羹にぴったりに思います。』 (向田邦子:「眠る盃」)より

イントロデューシング

ミリー・ヴァーノン / ミューザック

「Spring Is Here - Milli Vernon」

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もうひとりのクラシックな歌姫は、「クリス・コナー/Chris Connor」。代表作、「バードランドの子守唄/Lullaby Of Birdland」(1954)から。

バードランドの子守唄 +2

クリス・コナー / SOLID/BETHLEHEM

「Chris Connor – Spring Is Here」

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山の秋は宝石箱のよう

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真っ赤な宝石のような実。触ると弾力があり、プルプルしている。「サンシュユ(山茱萸)」の実である。その実の美しさや感触から、「アキサンゴ(秋珊瑚)」、「ヤマグミ(山茱萸;同じ漢字表記)」などとも呼ばれている。この時期の遊びの山では、こんな美しい宝石のような実がいくつも見ることができる。  

快晴のこの日、伊丹から100名を超える小学校3年生が公園に自然と触れ合うためにやってきた。兵庫県が小学校3年、4年生にカリキュラムとして実施している「自然体験学習」である。今日のメニューは、ウォークラリーとドングリ笛づくり。ウォークラリーの問題の中には、こんな秋の山の宝石を探すという問題も含まれていた。さて、ほかの宝石もいくつかあげておきましょうか。妖しい暗青色が魅力的な「ユズリハ(楪、交譲木または譲葉)」の実。その鮮やかな赤が愛らしい実は、ジャムやハーブ・ティーすると美味しい「ガマズミ(莢蒾)」。陽が当たるとその橙色が透けて、一層美しい野生種の「カキ(柿)」。そして白い小さな花と野鳥が好きな黒紫色の実が対照的な「タラノキ(楤木、桵木)」。

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さて、今宵は宝石ごとくと言えるかどうか、甘くてロマンチックなことは間違いない、「ジョン・ディ・マルチーノ/John Di Martino」率いる「ロマンティック・ジャズ・トリオ/John Di Martino’s Romantic Jazz Trio」とまいりましょう。「ディ・マルチーノ」は、ベースを弾きながらの歌姫、「ニッキ・パロット/Nicki Parrott」や「シモーネ/Simone (Simone Kopmajer)」ら「ヴィーナス・レコード」の歌姫たちの一連のアルバムでバックを務めたことでおなじみかもしれません。

「ジョン・ディ・マルチーノ」。キャリアなどはよくわかりませんが、フィラデルフィア出身のピアニスト、作編曲家。幼い時から音楽に興味を持ち、長じてからは10歳年上の兄が舞台関係者であったことから、「ウエストサイド物語」や「屋根の上のバイオリン弾き」などミュージカルをよく聴いていたという。7歳の時には既にアコーディオンを始め、12歳ではバイオリンを始めた。ブルースにのめり込み、ジャズに目覚めてからは、自然に自己流でピアノを始めたという。その後、NYへ移り、ラテン・バンドなどを経て現在に至っている。

甘いことは間違いないが、甘さだけでなく、クセのないストレートな正統派ピアノ・トリオという評価も得ている「ジョン・ディ・マルチーノ」。スタンダード・ナンバーにラテンの名曲を織りまぜた、デビュー・アルバム「甘き調べ」や「ソー・イン・ラブ」は、このJAZZは、肩肘張らずに、恋人と過ごす時間や、日々の生活の傍らにおいて、時折甘さが必要なときに楽しむべきJAZZアルバムといえるかもしれない。とはいうものの決してイージーに軽く流している演奏ではない。

甘き調べ

ロマンティック・ジャズ・トリオ / ヴィーナス・レコード

「John Di Martino – La Comparsa」

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ソー・イン・ラブ

ロマンティック・ジャズ・トリオ / ヴィーナス・レコード

「John Di Martino – Softly, As in a Morning Sunrise」
 
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春の兆しも ・・・

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少しづつの変化ではあるが、遊びの山でも春が近づいてきているのがわかる。その兆しは芽吹き。上の写真は「サンシュユ(山茱萸)」。秋には「グミ(茱萸、胡頽子)」のような赤い実をつけるが、早春、葉がつく前に木一面に黄色の花をつける。そんなことから、「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる「サンシュユ」の芽が大きく膨らんできた。

そうおひさしぶりでもないが、今宵の「熟女シンガー」は、「カーラ・ヘルムブレヒト/Carla Helmbrecht」。寡作であまり知られていないが、私は彼女が好きで、何回かこのブログにも登場している。(参照拙ブログ「待ち人来たらず」「羽化の季節」 など)

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たしか、寺島靖国氏の「JAZZ Bar 2003」で知ったと思う。私好みの美人で、「玄人ごのみ」というか、地味ながらいぶし銀のような存在だが、抜群に歌が上手いのになぜか寡作。デビュー・アルバム、「One For My Baby」(1995)、グラミー賞3部門にノミネートされた、「Be Cool Be Kind」(2001)、日本人ギタリスト「笹島明夫/Akio Sasajima」とコラボした「Carla With Akio」、そしておなじコラボの最新作(MP3の配信のみ)、「Quiet Intentions」と、たった4枚しかアルバムはリリースされていない。

アメリカ・ウィスコンシン州出身のボーカリスト、ソングライター。音楽一家に育ち、8歳の時に音楽をはじめ、13歳ではもうプロとして歌っていたという。カーラは1997年以来、サンフランシスコに住み、カリフォルニア州を中心に音楽活動、教育活動を続けているという。寡作のためか、検索しても記事がなかなかヒットしないし、写真、YOUTUBEも同様である。したがって、この記事も目新しい情報はないので、同じアルバムの紹介や、同じ動画のピックアップになってしまうが、私の記事を読んだある読者さんからの情報で、昨年12月、北海道・函館で、カーラ+笹島氏のコンサートがあったことを知った。

彼女の中では、私の最もお気に入りとなったアルバム、「Be Cool Be Kind」。「風のささやき/The windmills of your mind」には聞き惚れてしまう。


Be Cool Be Kind

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ほかにアップされていないので、またもや同じ動画の紹介になってしまいますが、「The touch of your lips」。

「The touch of your lips - Carla Helmbrecht」

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MP3配信のみのようであるが、日本人ギタリスト「笹島明夫/Akio Sasajima」氏とのコラボの2枚目のアルバムは、「Quiet Intentions」。スタンダード集である。ギターと絶妙の肌合いで、相変わらずしっとりとした大人の女性の色気を感じさせる歌唱。

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Quiet Intentions/Carla Helmbrecht & Akio Sasajima

 

 

 

そんな中から、スタンダード中のスタンダードと言ってもよい、「you don’t know what love is」を ・・・。「♪ 愛とは何か、あなたは知らない ブルースの意味を知り、失恋するまでは ・・・・ ♪」。「ビリーホリディ/Billie Holiday」の歌唱が有名であるが、カーラもまたしっとりと歌い上げている。笹島氏のギターも印象的な好プレイ。

「Carla & Akio - YOU DON’T KNOW WHAT LOVE」

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もっともっと知られてもいい歌手である。



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