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心が和む原風景、長谷の棚田

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 ここしばらくずっと雨模様であったが、この日は久しぶりの上天気。「猪名川道の駅」へ行く前に、ちょっと寄り道をして、「長谷(ながたに)の棚田」へ。ここは「日本棚田百選」に選ばれている棚田。日本の山里の原風景といえるような風景が広がっているお気に入りの場所で、年数回は、四季折々の変化を楽しみに訪れる。車を置き、ゆっくりと歩き出す。作業をしている住民の皆さんの邪魔にならないことが鉄則。もう稲の刈入れは終わり、「能勢栗」の収穫も終わってしまったので、やや殺風景な棚田風景が広がる。彩を添えるのは、たわわに実る「カキ(柿)」と路傍に咲く「ノジギク(野路菊)」、そして「セイダカアワダチソウ(背高泡立草)」。古くから、この地域に住む皆さんの信仰の対象や菩提寺となっているのでしょう、臨済宗永源寺派の古刹、「臥龍禅院」の歴史を感じさせる落ち着いた佇まい。


 すこし陽が傾いてきて、遠くに見える陽のあたっている山とあたっていない山とのコントラストが美しい。信州・松本の実家の周辺の風景に似ていることに気が付く。心が和む。私にとっても、「原風景」なんだ。


 今宵も、「ジョー・サンプル/Joe Sample」と「レイラ・ハザウェイ/Lalah Hathaway」とのコラボ・アルバム「ソング・リブズ・オン/The Song Lives On」(1999)から、インスツルメンタル、ジョーの演奏で、「A Long Way From Home」。
   
 やはりこのアルバムは、私にとってエバー・グリーン。何回も聴いてしまう。「ジョー・サンプル」。フュージョン音楽の草分けで、1970年代以降のジャズやブラック・ミュージックの発展に大きく寄与したアメリカのピアニスト。2014年9月、75歳の生涯を閉じてしまった。


   
Song Lives on
Joe Sample & Lalah Hathaway/ジョー・サンプル&レイラ・ハサウェイ
Pra Records


     
    

「Lalah Hathaway & Joe Sample – A Long Way From Home」

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路傍の花、樹々の鳥(166)  ~ 万葉のそよぎ ~

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チガヤ

 風にそよぐのは、「チガヤ(千茅、茅萱、血茅)」である。イネ科チガヤ属の植物で、この時期、日当たりのよい公園、幹線道路の中央分離帯、河原、空き地などいたるところで群生しているのが見られる。白い毛が密生した花を、「茅花(つばな)」と呼び、甘味があり食べられるという。

「浅茅原 つばらつばらに 物思へば 故りにし郷し 思ほゆるかも」 (万葉集 大伴旅人)

「印南野の 浅茅押しなべ さ寝る夜の け長くしあれば 家し偲はゆ」(万葉集 山部赤人)

服部先生講演

 万葉集にも詠まれている古来から親しまれた植物で、我が活動フィールドの近くの黒川地区では、旧暦の端午の節句につくる「粽(ちまき)」をくるむのに、「ナラガシワ(楢柏)」、「イ(藺)またはイグサ(藺草)」とこの「チガヤ」を使っている。これは全国的にかなり珍しく、公園の他の活動グループでは、「食育」のテーマとして、この伝統の粽作りを毎年行っている。(参照拙ブログ「伝統の粽(ちまき)を作る」など) そして、この地域でも、6月30日と12月31日に、健康を願って神社で行われる「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」。

 「日本書紀」には「天鈿女命(アメノウズメ)」が「茅」を巻いた矛を持って舞ったと記されていることからも、我が国でも神代より「チガヤ」が聖なる草として、特別視されていた。従って、その霊力により、保存食である「粽」を巻いたり、「茅の輪くぐり」の神事につながったという。

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 とまあ、参加した万葉講座「万葉の植物 植生と猪名について」(講師;服部保先生)の受け売りであるが、わが国最古の歌集「万葉集」は、4516首からなり、そのうちのほぼ1/3に植物が詠まれ、その種類は約160種とされている。万葉集を紐解くと、詠まれている植物から、その植物の群落が形づくる当時の景観や、万葉人がその景観や植物をどう認識していたか、すなわち自然感がわかるという。はっきりとは分かっていないが、現在と同じような夏緑樹林(落葉樹)の里山林が形成されたのは弥生時代だと推定されている。従って、最古の文献ともいえる「万葉集」を読むと、万葉人も我々と同じ景観を見ていたことが分かるという。どこにでも生えているほぼ雑草といってもいい「チガヤ」。視点を変えると、万葉人の見た景色とつながってくる。

 それにしても、先日、鉢に「ヌバタマ(射干玉、夜干玉)」を播いたが、ちゃんと「ヒオウギ(檜扇)」になって花咲いて欲しい。いや、面白い講座であった。(「ヒオウギ」の写真はNETより拝借)

さて、今宵のピアノ。ふるさとシリーズは、「ジョー・サンプル/Joe Sample」の「A Long Way From Home」。この演奏は、「レイラ・ハサウェイ/Lalah Hathaway」とのコラボ・アルバム、「The Song Lives On」のラスト・トラックに収められているが、ボーカルはなく、サンプルの演奏のみであるが、涙を誘わんばかりの郷愁を思い起こす素晴らしい演奏である。
 

Song Lives on

Joe Sample / Pra Records

「Lalah Hathaway & Joe Sample – A Long Way From Home」

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Home Sweet Home

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クリスマスだといって、特に祝ったり、何かをするわけではないが、仕舞いこんであった昔の飾り物や先日作ったリースを、玄関やリビングの片隅に置いてみた。もう出かけるのは億劫だし、都会の混雑も苦手。この時期、高いだけの特別メニューとやらもうなずけない。そんなことで現役時代からも、クリスマスは家で過ごすのが通例となっている。まっ、なんといっても我が家が一番。今夜は牡蠣鍋とか ・・・。

さて、「You’d Be So Nice To Come Home To」、「Comin’ Home Baby」などジャズには「Home」をタイトルにもつ曲がいくつかあるが、あまり取り上げる機会のなかった曲を紹介しましょう。

最初は、「パット・メセニー/Pat Metheny」の「Last Train Home」。「パット・メセニー・グループ」名義で、1987年に発表したアルバム、「Still Life(Talking)」や、初のソロ・アルバム、「One Quiet Night」(2003)に収録されているインストゥルメンタル曲である。シンセ・ギターが哀愁を誘う。

そしてこの曲は、イギリスのプログレッシヴ・ロックバンド「YES」の「Roundabout」や、アメリカの女性バンド、「THE BANGLES」のヒット曲、「Walk Like An Egyptian」をエンディング曲に使っている人気アニメ、「ジョジョの奇妙な冒険/JoJo’s Bizarre Adventure」の「スターダスト・クルセイダース/Stardust Crusaders」のエンディング曲としても使われているという。

Still Life (Talking)

Pat Metheny / Nonesuch

One Quiet Night

Pat Metheny / Nonesuch

「PAT METHENY GROUP ー Last Train Home」

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次もインストゥルメンタル曲。「ジョー・サンプル/Joe Sample」の「A Long Way From Home」。「レイラ・ハサウェイ/Lalah Hathaway」とのコラボ・アルバム、「The Song Lives On」(1999)に収録されているが、なんともエモーショナルで哀愁漂う演奏である。こんなソウルフルとメランコリーを兼ね備えたピアニストはもう出てこないのでは ・・・。

Song Lives on

Joe Sample / Pra Records

「Lalah Hathaway & Joe Sample – A Long Way From Home」

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そして、「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」の「Back Home To Me」。デビュー・アルバム、「Sophie Milman」から。ロシア・ウラル地方出身のジャズ・ボーカリスト。冷戦崩壊後の混乱の中、イスラエルに移住、そこで育ち、その後カナダへ。トロント大学生のときJAZZ歌手デビュー、現在はカナダ、アメリカを中心に活躍する。デビュー・アルバム、「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」が日本でリリースされたときは、今後大器を予感させる凄い女性ボーカルの誕生として一躍注目された。ハスキーでボリューム感あふれる歌いっぷりと美貌は、同じカナダ出身の「ダイアナ・クラール/Diana Krall」となにかと比較されるが、間違いなくトップクラスの女性JAZZボーカルである。

Sophie Milman

Sophie MilmanLinus Entertainment


「Sophie Milman – Back Home To Me」

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