JAZZYな生活

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路傍の花、樹々の鳥(187) ~ 実家の庭を思い出しながら哀愁のモルナを聴く ~

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ツワブキ?
 ウォーキングの道筋に咲くのは「ツワブキ(石蕗、艶蕗)」。つやのある大きな葉を持っており、毎年秋から冬に、菊に似た黄色い花をまとめて咲かせる。そのため「石蕗の花(つわのはな)」は、日本では初冬の季語となっているという。母が好きで、実家の庭にも咲いていた花。

 さて、今宵は哀愁のラテン。「セザリア・エヴォラ/Cesária Évora」。大西洋の中央、北アフリカの西沖合いに位置する「カーボ・ベルデ共和国/Republic of Cabo Verde」出身で、同国を代表する音楽ジャンルである「モルナ/Morna」の女性歌手。

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 この「モルナ」、哀愁を帯び、ゆったりとしたメロディーが特徴の音楽で、悲しみやあこがれ、郷愁などをテーマにした歌が歌われることが多いという。15世紀から1975年までポルトガル領であったことから、ポルトガルのファドに極めて近いトラディショナルなフォーク・ソング、いわば日本の歌謡曲にあたる音楽のようだ。その「モルナ」にアフリカン・ブルースを融合させ、独特の哀愁感、寂寥感漂うバラードに仕立てたのが、「セザリア・エヴォラ」である。

 「セザリア・エヴォラ」。1941年、生まれ。もともとは国内の盛り場で歌を歌って糊口を凌ぐ生活を送っていたが、40代半ばの1988年、パリに渡り、47歳という年齢で制作したメジャー・デビューアルバム、「裸足の歌姫/La Diva aux pied nus」で一躍世界の注目を集めた遅咲きのディーヴァである。1992年にフランスでリリースしたCDの中に収められた曲、「ソダージ/Sodade」が大ヒットし、その後世界各地で活躍するようになったという。1995年、「Cesaria」がグラミー賞ベスト・ワールド・ミュージック・アルバムにノミネートされ、2004年には「Voz d’Amore」で、グラミー賞ベスト・コンテンポラリー・ワールド・ミュージック・アルバムを受賞している。2011年12月17日、70歳で生涯を終えたが、「マドンナ/Madonna」を始めとして、多くの若い世代のミュージシャンに影響を与えたという。「モルナ」という音楽は、人生の苦痛を音楽で表現したブルースのようなもの」と彼女は語っている。(Wikipediaなど参照)

The Essential Cesaria Evora

Cesaria Evora / Masterworks

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Best of CD, Import
セザリア・エヴォラ
RCA Victor Europe

  
   
    

 世界的にブレイクするきっかけとなった、「ソダージ/Sodade」などを ・・・。

「Cesaria Evora – Sodade」

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「Cesaria Evora – Ingrata」

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「Besame Mucho ー Cesaria Evora」

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主なき庭の秋

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「ツワブキ(石蕗、艶蕗)」である。「ツワブキ」の名は、「艶葉蕗(つやばぶき)」、つまり「艶のある葉のフキ」から転じたという。母親が好きだった花で、斑入りの葉も面白く、この時期に黄色い花を咲かせる。食用や薬用としても用いられ、「キャラブキ」や九州名産の「佃煮キャラブキ」は、この「ツワブキ」の葉っぱで作られるという。

2泊3日の弾丸帰省。今回はこの夏の豪雨や台風で実家が傷んでいないかどうかのチェックと、庭の草刈り、母親のケアである。台風での家の傷みもなく、前回、草刈り機で刈り取った畑の部分は、ありがたいことにほとんど伸びていなかったため、刈らなくてもすみ、今回は、築山になっている庭の草抜きと素人ながらの樹木の剪定。

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主なき庭にも秋は変わりなく訪れていて、「ツワブキ」、「フジバカマ(藤袴)」、「シュウメイギク(秋明菊)」、「ノギク(野菊)」などが咲き、「サンシュユ(山茱萸)」の実、そしてこの地方では、「ミネゾ」と呼んでいる「イチイ(一位、櫟)」、「アララギ」の実が真っ赤に輝いている。この「ミネゾ」の実(写真はNETより拝借)、食べると甘く、子供の頃、学校帰りや遊びの途中、多くが垣根に使われている「ミネゾ」から摘んで食べたことを思い出した。

一日頑張った結果、かなり庭も綺麗になったが、この日は信州でも一番の冷え込みの日。油断したため、しっかりと風邪をひいてしまった。もう信州から離れること50年、気候についていけなくなっているのも無理からぬところ。

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さて、今宵の「眼ヂカラ熟女シンガー」は、「ローラ・フィジィ/Laura Fygi」。「ローラ・フィジィ」は、1955年、アムステルダム生まれのオランダの女性シンガー。ちょっと中近東系のエキゾティックな顔立ちを持つ。それもそのはず、オランダ人の父親と元・ベリー・ダンサーでエジプト人の母親との間に生まれ、幼少期の8年間は、父親の海外派遣勤務に伴い、南アメリカ・ウルグァイで、ラテン音楽やジャズに親しんで育ったという。

オランダに帰国後芸能界入りし、20歳の時に「Terra」という名の多国籍グループで、プロ生活の第一歩を踏む。29から36歳の間には、オランダのお色気系3人組女性ポップス・ユニットの「センターフォールド/Centerfold」のメンバーとなり、挑発的なコスチュームで歌う彼女らは、ヨーロッパ各国での多くの人気を得た。

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その後、1991年、ファースト・ソロ・アルバム、「Introducing “Laura Fygi”」でジャズ・デビュー。先ずヨーロッパでブレーク、世界各国でもリリースされる。ベルギー出身のジャズ・ハーモニカの巨匠、「トゥーツ・シールマンス/Toots Thielemans」や「クラーク・テリー/Clark Terry」、「ジョニー・グリフィン/Johnny Griffin」らの一流ミュージシャンに支えられ、重厚なストリングスによってフィーチュアされたこのアルバムは、日本では「瞳のささやき」というタイトルでリリースされたが、廃盤となり、Bewitched」のタイトルで再プレスされた。

その後、「ミシェル・ルグラン/Michel Legrand」等との協演、スタンダード・ナンバーからシャンソン、ラテンの名曲まで、20年間に15枚の多彩なアルバムを発表、30を超える国でリリースされている。思うに彼女の良さは、ソフトでハスキーな声だけではなく、エンターテイメントに徹したその歌唱が世界で人気を得ている所以ではないだろうか。

Bewitched

Laura Fygi / Polygram Records


 
デビューアルバムから、タイトル曲でスタンダードの「Bewitched(魅せられて)」。


「Bewitched - Laura Fygi」

 
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かって現役時代、中国のCDショップで買い求めたアルバムに何枚かの彼女のアルバムがあったことも懐かしい。しかし、未だにコピー品か、本物かの判別がつかないこともご愛嬌 ・・・。

Song Book

Laura Fygi / Universal

ロンドン・ソホーの老舗ジャズ・クラブ、「ロニー・スコッツ/Ronnie Scott’s」でのライブ盤に収録されている、小粋なスイングの「シェルーブールの雨傘」。

Laura Fygi at Ronnie Scott’s

Laura Fygi / Verve

「I Will Wait For You – Laura Fygi」
 
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ラテンのスタンダード集、「The Latin Touch」。彼女のラテンは、エンターテイメントに徹していて本領発揮、本当に楽しませてくれる。

The Latin Touch

Laura Fygi / Mercury

「Laura Fygi – Quizas, Quizas, Quizas」
 
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