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ジャズ・ハーモニカのレジェンド逝く ~ トゥーツ・シールマンス ~

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ベルギーのジャズ・ハーモニカ奏者、「トゥーツ・シールマンス/ “Toots” Thielemans」氏が、22日、ベルギーの病院で死去、94歳。転倒で入院していたが、死因は老衰とされる。

1922年、ブリュッセル生まれ。3歳でアコーディオンを学んだ後、ハーモニカを始めた。1950年にクラリネット奏者の「ベニー・グッドマン/」の欧州ツアーに参加し、国際的にも知られる存在となった。1952年に渡米。「チャーリー・パーカー/Charles Parker」や「マイルス・デイビス/Miles Davis」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」らジャズ界のスターだけでなく、「ポール・サイモン/Paul Simon」、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」 など、POS界のビッグ・ネイムとも共演し、ジャズ界の「伝説的なハーモニカ奏者」として不動の評価を得た。米国の子供向け番組「セサミストリート」のテーマ曲を演奏したことでも知られる。5年ほど前、最後の来日公演も行った。「ビートルズ/The Beatles」の「ジョン・レノン/John Lennon」はトゥーツの演奏を見て影響を受け、そのスタイルに憧れたひとりであるという。

ハーモニカという、地味で異色の楽器による演奏をジャズ界に広めた功績は讃えられる。

合掌 ・・・・。

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さて、今宵は彼を偲んで、もうひとりのヨーロッパJAZZ界、大御所、JAZZヴァイオリンの先駆者として、また「ジャンゴ・ラインハルト/Django Reinhardt」の相方としても知られる「ステファン・グラッペリ/Stéphane Grappelli」とのコラボ・アルバム、「Bringing it together」を引っ張り出してきた。彼もまた、1997年に亡くなるまで、長年にわたって、ジプシー・スウィングとして特徴的な楽器で、ジャズ・ヴァイオリニストの第一人者で有り続けた。

ヴァイオリンとハーモニカ、ともに唯一無二の存在で、ヨーロッパ・ジャズのパイオニアにして大御所であるグラッペリとシールマンスのなんと初共演だというアルバム。1984年5月サンフランシスコ録音で、「ジプシー・スウィング」の薫りを色濃く宿しながら、アメリカン・ジャズとは一味も二味も違う雰囲気で、スタンダード・ナンバーを小粋にスウィングさせる。

Bringing It Together

Stephane Grappelli & Thielema / Lisem Records


   
「Stephane Grappelli & Toots Thielemans – As Time Goes By」

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そしてなんといっても忘れられない演奏が、「高倉健」主演の映画、「夜叉」の全編を流れる哀切極まりない演奏。

夜叉

サントラ / ダブリューイーエー・ジャパン

「Toots Thielemans & Masahiko Sato – YaKsa Soundtrack (1984)」

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忍びて終わり悔いなし ~ 健さん逝く ~

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突然の訃報。

なにをか言わんや。

ほとんどTVドラマに出ることはなかった最後の映画俳優。

天台宗・比叡山延暦寺の大阿闍梨、「酒井雄哉」氏から贈られたという、健さんの座右の銘。

「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」

見事な人生、見事な旅立ち。

合掌 ・・・。

冬になると観たくなる映画のひとつ「夜叉」。ジャズ・ハーモニカの巨人、「トゥーツ・シールマンス/Toots Thielemans」が奏でる哀切極まりない調べが、全編を通して流れる。(写真は「夜叉」から)

夜叉

サントラ / ダブリューイーエー・ジャパン

「Toots Thielemans & Masahiko Sato – YaKsa Soundtrack (1984)」

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エンディングに流れる「Winter Green And Summer Blue」。歌うは「ナンシー・ウィルソン/Nancy Wilson」。上のYOUTUBEではカットされているし、オリジナル・サントラは廃盤で入手困難だが、「ナンシー・ウィルソン」のアルバム、「Keep You Satisfied」でその歌唱を聴くことが出来る。

Keep You Satisfied

Nancy Wilson / Sony


 

 

冬になると観たくなる映画

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冬になると観たくなる映画がいくつかある。舞い乱れる雪、砕け散る荒波、寡黙な男。そんな映画の一つが、「フィルム・ノワール気分の大人の恋物語」と言っていいかもしれない「夜叉」である。1985年8月に公開された日本映画。監督はわが高校の大先輩「降旗康男」、そして主演は「高倉健」。

「高倉健」は、60年代から70年代前半にかけて、東映の仁侠映画の看板スターとして一時代を築き上げたが、その後、いわゆる任侠ヤクザ映画とは一線を画すようになり、「君よ憤怒の河を渉れ」(1976年)、「八甲田山」(1977年)、「幸福の黄色いハンカチ」(1977年)、「冬の華」(1978)、「野性の証明」(1978年)、「動乱」(1980年)」、「遙かなる山の呼び声」(1980年)、「駅 STATION」(1981年)」、「海峡」(1982年) 、「南極物語」(1983年)、「居酒屋兆治」(1983年)などに主演、その多くで最優秀主演男優賞を受賞するなど、日本映画になくてはならない俳優としての地位を確立した。
 
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そして「高倉健」のために作られたと言っていいような映画が「夜叉」であり、その後も、そのほとんどを私が観ているのにも改めて驚かされるのだが、「海へ 〜See you〜」(1988年)、「ブラック・レイン」 (1989年)、「あ・うん」(1989年)、「ミスター・ベースボール」(1993年)、「四十七人の刺客」(1994年)、「鉄道員(ぽっぽや)」(1999年)、「ホタル」(2001年)、「単騎、千里を走る。」(2005年)。そして昨年の再び「田中裕子」との共演、「あなたへ」(2012年)と、その存在感と演技力にますます磨きがかかっている。

さて、「夜叉」。かつて大阪で名をとどろかせていた伝説のやくざ修治(高倉健)は、今では足を洗い、若狭湾の小さな港町で漁師を営みながら、家族とともにささやかに暮らしていた。しかし、よそから流れてきた飲み屋の女将・螢子とその情夫・矢島の出現によって、やがて彼は再び修羅の世界へと足を踏み入れていく ・・・。

雪の日に強風で赤い傘が飛んでいくシーン、斬られた背中から夜叉の入れ墨が現れるシーン ・・・。そのトーンを抑えたダークな映像は、まさに「フィルム・ノワール的大人の恋愛映画」。今年もまた観てしまった ・・・。

夜叉 [DVD]

東宝ビデオ

「夜叉 予告編」
 
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そして、この映画のもうひとつの魅力は、音楽。しかもジャズ。ジャズ・ハーモニカの巨人、「トゥーツ・シールマンス/Toots Thielemans」による哀切極まりない調べが、大人の男女の愛の機微ともよくマッチしている。音楽担当は、ジャズ・ピアニストの「佐藤允彦」、「トゥーツ・シールマンス」。全編に何とも言えないJAZZYでダークな哀愁が流れる。そして、廃盤になっているが、サントラ盤がリリースされている。

夜叉

サントラ / ダブリューイーエー・ジャパン

有難いことに、サントラ盤の3曲目「joy」からが、YOUTUBEにアップされていた。

「Toots Thielemans & Masahiko Sato – YaKsa Soundtrack (1984)」
 
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エンディングに流れる「Winter Green And Summer Blue」。これが感動的で、素晴らしい。歌うは「ナンシー・ウィルソン/Nancy Wilson」、そして作詩、「奈良橋陽子」、作曲、「タケカワ ユキヒデ」というのも注目される。このテーマが全編を通じて随所に現れる。YOUTUBEではナンシーの歌唱はカットされているが、サウンドトラック盤には、もちろん入っているようだ。そして、6曲目「Gentle Snow」のタイトルの曲が、予告編でも使われた「トゥーツ・シールマンス」の演奏である。

オリジナル・サントラは廃盤で入手困難だが、「ナンシー・ウィルソン」のアルバム、「Keep You Satisfied」でその歌唱を聴くことが出来る。

Keep You Satisfied

Nancy Wilson / Sony


 
「Nancy Wilson - Winter Green And Summer Blue」
 
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