JAZZYな生活

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冬を乗り越えて

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冬の寒さへの後戻りを繰り返しながらも、着実に春に向けて進んでいるようだ。一昨年、遊びの山で採取したエドヒガンの実をプランター直播きしてから、昨年春に芽が出たものポットに移し、30数本を実生苗として育てていることは、このブログでも何回か紹介した。(参照拙ブログ「雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズニ」「桜も雑草もたくましいなあ」「年の瀬という気がしない」 など)

冬を越せるかどうか、霜にやられないかどうか、心配したが、ここまでくればもう大丈夫であろう。健気に新芽が顔を出している。もうしばらく様子をみて、山の養生畑に移そうと思う。さらにそこから山へ返すまで無事育ってほしいものだ。「クロモジ(黒文字)」の新芽も大きく膨らんできた。

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前回に続きノルウェーのジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」と女性ボーカルのコラボをもうひとつ聴きたくなった。もともと、「トルド・グスタフセン」は、1999年にノルウェーの歌手の「シリ・グジャレ/Siri Gjære」とのアルバムでデビュー。2000年には「パット・メセニー/Pat Metheny」がプロデュースした、「やさしい風につつまれて/Tell me where you’re going」のヒット曲で知られる「セリア(セリア・ネルゴール/Silje Nergaard)のバック・ミュージシャンをしていたというから、女性ボーカルとのコラボは定評のあるところ。

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聴きたいと思ったのは、ポーランドの歌姫「アンナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」とのコラボ。「トルド・グスタフセン」はもちろん、この「アンナ・マリア・ヨペック」も私の大のお気に入りで、一時は集中的に取り上げたこともあった。コラボのアルバムは「ID」。「トルド・グスタフセン」を始め、2013年に亡くなってしまったが、ブラジルのギタリスト、「オスカー・カストロ・ネヴィス/Oscar Castro-Neves 」、チュニジア出身のシンガー兼ウード奏者、「ダフェール・ユーセフ/Dhafer Youssef」、もうひとりの私のお気にりのポーランドのピアニスト、「レシェック・モジジェル/Leszek Mozdzer」、アメリカジャズ界のブランド・ネーム、「ブランフォード・マルサリス/Branford Marsalis」、「リチャード・ボナ/Richard Bona」、「クリスチャン・マクブライド/Christian Mc Bride」など、ジャズ、ボッサ、ワールド・ミュージックのトップ・ミージシャンが名を連ねている。アルバム、「ID」は、2007年にリリースされたが、2008年にインターナショナル版がリリースされ、彼女の名を国際的に一気に高めたという。

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Anna Maria Jopek / Emarcy Import

そのアルバムから、「トルド・グスタフセン」と「アンナ・マリア・ヨペック」のデュオで、「Daleko」を。ポーランド語で、「far away」あるいは「far」という意味だそうだ。

「Anna Maria Jopek & Tord Gustavsen – Daleko (Away)」

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鶯の初鳴きを聴く

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ウォーキングの途中。「ホーホケキョ ・・・」。見事な一鳴き。今年初めて聴く鶯である。春がすぐ近くまで来ていることをさらに実感。

今年のブログ始めは、正月番組で偶然目にしたノルウェー出身のジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」でスタートした。ECMトリオ3部作の最後を飾る「Being There」のあとトリオ休止宣言。カルテット、アンサンブルへと活動を移し、その実験的試みは評価するものの、美メロ、泣けるピアノのグスタフセン・ファンとしては、期待するものとは少し違い、正直物足りない思いを続けていた。(参照拙ブログ「初春に ・・・」など)

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しかし、1月下旬に最新トリオ作品が発売された。しかし、実は躊躇していたのである。これまでもトリオで長年一緒だったドラマー、「ヤーレ・ヴェスペスタ/Jarle Vespestad」と、アフガニスタン出身、ドイツで活動しているヴォーカリスト、「シミン・タンデル/Simin Tander」をヴォーカルに迎えた変則的トリオで、ノルウェーの教会音楽に取り組んだ異色作という。

躊躇したのも無理からず、女性ヴォーカリストを加えたアンサンブルのアルバム、「Restored, Returned」には、かなり違和感を感じたからである。もちろん、リスナーのわがままには違いないのであるが ・・・。

しかし、おすすめもあって一聴して驚いた。神秘さと厳かさと美しさに満ちている。彼自身の曲が半分以上、その他の曲は、ノルウェーの賛美歌であるという。その賛美歌をシミンが出身であるアフガニスタンの言語、「パシュトー語」に訳して歌っている。深いところまではとても分からないが、キリスト教的観念とイスラム教的観念との融合。まさにグスタフセンは今世界が直面している問題を、新しい世界として提示して見せてくれたのかもしれない。彼はこのアルバムの制作についてこんなふうに語っている。

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「今回のプロジェクトでのレパートリーに取り組むため、シミンと僕はアフガン詩人と一緒に僕がノルウェーでこどもの頃からずっと歌ってきた数々の賛美歌をパシュトー語に訳したんだ。 ・・・ どんどん理解が深まり、最終的にはスーフィズム(Sufism 注;デジタル大辞泉 – イスラム教における神秘主義。自我の意識を消滅し、神との神秘的合一の境地をめざす)とキリスト教が実際に出会ったような境地にまで達した。ノルウェーの賛美歌は僕のスタンダードで典型的なジャズよりも僕の音楽、精神の奥にずっとあるものなんだ。」

注目のアルバム。「トルド・グスタフセン」を今年のブログ始めとしたのには、偶然にも十分な意義があったのだ。
 

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パーソネルは「Tord Gustavsen (p,electronics,synth bass)」、「Simin Tander (vo)」、「Jarle Vespestad (ds)。録音は2015年4月、オスロの「Rainbow Studio」で。そしてリリースはECM。アルバム・プロモーション・ビデオから。

「Tord Gustavsen – What was said. w/ Simin Tander and Jarle Vespestad (Album Trailer) 」

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初春に ・・・

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穏やかな正月。喪中ではあるが、例年のごとく地元の神社に初詣に。清和源氏発祥の地として、「源満仲」らを祀られている「多田神社」である。天禄元年(970年)、「源満仲」は「多田神社」の前身である「多田院」を建立。現在の建物は、徳川4代将軍「家綱」によって再建されたもの。そんなことから、この地域では最も有名な神社で、正月は多くの人が初詣に訪れる。いつものように、お賽銭を入れ、「家内安全」を願う。

家へ帰る途中の道筋には、もう「スイセン(水仙)」の花が開いていた。暖冬の影響でしょう。

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ことしのピアノ初めは、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」。というのも元日に観たTV番組、海外で絶賛されている日本の職人が作った様々なものを紹介する「和風総本家」というTV番組で、あるピアノ調律器(チューニング・ハンマー)をノルウェイの調律師が愛用しているという話の中で、私の御贔屓の欧州ジャズ・ピアニストの一人、「トルド・グスタフセン」がその調律師とともに出演していたからである。

「トルド・グスタフセン」。1970年、オスロ生まれ。4歳よりピアノを弾き始める。19歳でオスロ大学に入学し、心理学や社会学、宗教史を学ぶ。その後ジャズにも興味を持っていた彼は、「トロンハイム音楽院/the Conservatory of Music Trondheim」のジャズ科に入学。学生時代より音楽活動を始め、学生仲間と国内のクラブやフィスティバルで演奏したり、周辺国をライブツアーをしていたりしたという。卒業後はオスロに戻り、音楽理論をオスロ大学で学んだ。1999年にノルウェーの歌手の「シリ・グジャレ/Siri Gjære」とアルバムを発表。2000年には「セリア(セリア・ネルゴール)/Silje Nergaard」のバック・ミュージシャンをしていた。2003年、その時の仲間のベーシストの「ハラルド・ヨンセン/」と、ドラマーの「ジャール・ヴェスペスタッド/」のトリオでデビュー・アルバム、「Changing Places」をECMレコードより発表し、トリオでの活動も開始する。

ECMトリオ3部作の最後を飾るアルバム、「Being There」からの、美メロ、泣けるピアノを。このあと「トルド・グスタフセン」は、カルテット、アンサンブルへと活動を移し、トリオでのアルバムは制作されていない。

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Tord Gustavsen Trio / ECM

「At Home – Tord Gustavsen Trio」

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ふるさとエレジー(18) ~ 歌姫、みぃつけた ~

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ふるさと・松本の七夕は、「仙台の七夕」などと同じように、8月6日から7日にかけて、旧暦で行われる。そして、全国でも松本地方だけの風習らしいが、この地方では七夕に「人形」を飾るのである。願い事などを書いた短冊を、笹や竹につるして飾るという一般的な「七夕飾り」と共に、男女一対の木製や和紙製の「七夕人形」を軒下につるしてお祝いをするのである。この「七夕人形」を飾る風習は、城下町・松本で江戸時代から今に伝えられている風習で、お雛様や五月人形と同じように、赤ちゃんの誕生の初節句に、その健やかな成長を祈って親から子へと贈られる人形である。私も「初七夕」には次男夫婦に贈ったが、孫ができてからは、我が家でも旧暦の七夕には、「七夕人形」を飾ることにしている。そして、母親が人形を飾ってくれたかすかな七夕の光景を思い出そうとするのであるが、もうその記憶も定かではない。

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今年出会った、我が愛しの「姫」といえば、「アナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」。Amazonから届いたアルバムは「Dwa Serduszka Cztery Oczy」。ヨペックのサインからすると、「2 hearts,4 eyes」という意味らしい。中身はヨペックの写真集といった趣のブックレットの中に、過去の単品で発売されている「ID」、「JO & CO」という2アルバムと単品未発売の「SPOZA」という3枚組のアルバムが、収納されている。しかも、Amazonで購入した価格は、なんと1,583円という超お得価格。「ID」は、ポーランドで発売されたオリジナル版らしく、13曲と曲数が増えたり、曲編成が変わっているので、すでに「ID」(インターナショナル版)を有しているファンでも、この価格ならダブっても相当なお得感がある。

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この3枚のアルバムに共通するのは、世界中からの多くのゲスト・ミュージシャンとのコラボやライブ。例えば、「リチャード・ボナ/Richard Bona」、「トルド・グスタフセン/Tord Gustvsen」、「ブランフォード・マルサリス/Branford Marsalis」、「クリスチャン・マクブライト/Christian McBride」など錚々たるメンバー。そのゲストたちと作り上げた「音楽的世界観」やお互いの「音楽的共感」を、「2 hearts,4 eyes」と表現したのであろう。その曲は、「JO & CO」のラストに収録されている。録音もよく、いずれも心躍る熱演が繰り広げられる極上のジャズ・アルバム。 

Dwa Serduszka Cztery Oczy

Anna Maria Jopek / Universal Poland

あの故郷の七夕人形、織姫・彦星こそ「2 hearts,4 eyes」かも ・・・。例によって、読み方も意味も全く分かりませんが、「Dwa Serduszka Cztery Oczy」版の「ID」から2曲ほど ・・・。まずは、深い哀愁をたたえた絶妙のボサノバ・タッチの曲から ・・・。それに、このスライド・ショーはいいですね。どなたか知りませんが、アップしてくれた方に感謝。

「Anna Maria Jopek - Sklamalabym」
 
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私がご贔屓のノルウェイの美メロ・ジャズ・ピアニスト、「トルド・グスタフセン/Tord Gustvsen」がサポートしている曲が3曲ほどありますが、そのうちの一つを ・・・。うん、やはりトルドらしい。

「Anna Maria Jopek - Samej Cie nie zostawie」 (英訳; I WILL NOT LEAVE YOU ALONE )

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さあ、今夜はロンドン、テムズ河。さて「足姫」たちの活躍に逢えるでしょうか ・・・。(いやあ、すごい試合でした。これで決勝へ ・・・)

 



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