初夏を思わせるような明るく暖かい日差しを浴びてウォーキングを楽しむ道は、まるでボタニカル・ガーデン。「リキュウバイ(利休梅)」、「スパラキシス(和名:スイセンアヤメ)」、「ベニハナトキワマンサク(紅花常磐万作)」、「ヒメツルニチニチソウ(姫蔓日々草)」、「ツツジ(躑躅)」、「ドウダンツツジ(灯台躑躅、満天星)」、「ウンナンオウバイ(雲南黄梅)」、「カキツバタ(杜若)」、「シロヤマブキ(白山吹)」、「シャガ(射干、著莪、胡蝶花)」、「ハナミズキ(花水木)」、「ハナモモ(花桃)」、「ライラック(リラ)」 ・・・。
今宵の曲、「On The Street Where You Live(君住む街角)」。1956年に初公演され、また、「オードリー・ヘップバーン/Audrey Hepburn」主演で、1964年に映画化もされたブロードウェイ・ミュージカル、「マイ・フェア・レディ/My Fair Lady」のために制作された歌のひとつ。作詞、「アラン・ジェイ・ラーナー/Alan Jay Lerner」と作曲、「フレデリック・ロウ/Frederick Loewe」。
【 On The Street Where You Live(君住む街角) 】 by Alan Jay Lerner/Frederick Loewe
「♪ I have often walked down the street before いままで何度もこの通りを歩いてきたし
But the pavement always 足元にある敷石も今までどおりで
Stayed beneath my feet before 前と変わったわけではない
All at once am I でも君が住んでいる街だと知った途端
Several stories high ビル数階分ほど
Knowing I’m on the street where you live 舞い上がった気分になってしまった
Are there lilac trees ライラックの樹はあるかい
In the heart of town? 街のど真ん中に?
Can you hear a lark in any other part of town? 街で雲雀のさえずりが聞こえるかい?
Does enchantment pour 魅力が溢れ出しているかい
Out of every door? どのドアからも?
No, it’s just on the street where you live そうじゃないとすれば、こんな気分になるのは
それはきっと君がこの街にいるからだ
・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ♪」
歌姫は、まず、1966年生まれのオランダのジャズ・シンガー、「イルセ・ヒュイツインガー/Ilse Huizinga」。ブロードウェイのナンバーを集めた魅力的なアルバム、「Beyond Broadway」(2005) から。彼女の夫で、アレンジャー、作曲家でもある「エリック・ヴァン・デル・リュイート/Erik van der Luijt」のピアノとのおしどりデュオ。
Beyond Broadway/ビヨンド・ブロードウェイ
Ilse Huizinga/イルセ・ヒュイツインガー
Maxanter
「Ilse Huizinga – On The Streets where you Live」
次は、オーソドックスなスタンダードを自分の世界に変え、一幕の芝居を見るような、そんなアルバム作りをするという印象を持つ女性ボーカル、「ホリー・コール/Holly Cole」。映画「バクダットカフェ」の主題歌となった、「コーリング・ユー/Calling You」のカバーが収録されたアルバム「Blame it On My Youth」(1991)で注目されてから、もう25年以上経つのである。
Blame It on My Youth
Holly Cole Trio/ホリー・コール・トリオ
Blue Note Records
「Holly Cole Trio – On the street where you live」
私が住んでいる川西市にも住んだことがあるという、日本人女性ジャズ・ボーカル、「ヌーン/noon」のアルバム、「Walk With The In New Orleans」(2007)から。
WALK WITH THEE IN NEW ORLEANS
noon/ヌーン
ビクターエンタテインメント
「ヌーン/noon - 君住む街」
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