「サクラダイ(桜鯛)」の鯛茶漬け。「マダイ(真鯛)」は、12月初頭から3月の終わりにかけてが、旬だという。特に産卵期である春は、桜のように鮮やかな美しい色彩を持っていて、オスの「真鯛」には、ちょうど開花する桜の花びらのような斑点が浮かび出ることことから、別名「桜鯛」や「花見鯛」とも言われ、瀬戸内の春の訪れの代名詞のようになっている。そんな「桜鯛」の贅沢な茶漬けが食卓に ・・・。感謝。しかし、次は「鯛めし」が食べたくなるから、わがままなものだ。
さて、海への感謝、第2弾は「桜鯛」ならぬ、名花3人のボッサ競演。「リーサ」、「ガブリエラ・アンダース」、「アストラッド・ジルベルト」。
まず、「リーサ/Lisa (Lisa Lovbrand)」。スウェーデン、ストックホルム生まれの美女シンガーで、ハリウッド映画で女優としても活躍するというコケティッシュ&セクシーなディーヴァ。ジャズ歌手としてのデビュー作は「エンブレイサブル/Embraceable」(2007年)。そのアルバムから、「Seagulls(かもめ)」。
ボッサ・ユニット、「ベレーザ/Beleza」のリード・ボーカルだったアルゼンチン出身の歌姫、「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders」。その抜群の容姿と美貌は、初のソロ・アルバム「Wanting」(1999)を見て、即、ジャケ買いをしたほど。「ベレーザ」時代のアルバム、「Tribute To Antonio Carlos Jobim」から、「Wave」。
Tribute To Antonio Carlos Jobim Beleza / Snapper Bay’s Music Company
最後は、なつかしい私の最初のJAZZディーヴァ、「アストラッド・ジルベルト/Astrud Gilberto」。1940年、生まれ、リオ・デ・ジャネイロ育ち。その後離婚することになったが、あの「ジョアン・ジルベルト/João Gilberto」と結婚したことでも知られている。彼女はプロの歌手として歌ったことはなかったが、キッチンか何かで、鼻歌を口ずさんでいるのを、夫のジョアンがきいて、「これはいける」というんで、プロデューサーの「クリード・テイラー/Creed Taylor」に推薦し、彼女が英語で歌う「イパネマの娘」がレコーディングされ、これがアメリカを中心に大ヒットする。これがボサノバ・ブームの発端である。
日本でも、「The Astrud Gilberto Album/邦題:おいしい水」(1965年)、「The Shadow of Your Smile(邦題:いそしぎ」(1965年)と立て続けにアルバムをリリースし、瞬く間にボサノバのミューズとなっていった。歌は、「Beach Samba」。アルバム、「The Best Of Astrud Gilberto」から。
イパネマの娘~ベスト・オブ・アストラッド・ジルベルト アストラッド・ジルベルト / ポリドール
ビーチ・サンバ アストラッド・ジルベルト / ユニバーサル ミュージック クラシック
「Astrud Gilberto – Beach Samba」 (1966)
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