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次の一里塚までふたたび ・・・

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「ロベルト・オルサー・トリオ/Roberto Olzer Trio」の余韻がまだ残っている。『「ジャック・ルーシェ」に触発され、「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」を聴いてから、魅入られたヨーロッパ・ジャズ・ピアノの世界。・・・・ そして、たどり着いた一里塚、マイルストーンは、「ジョバンニ・ミラバッシ/Giovanni Mirabassi」であった。』と書いたのは、おおよそ8年ほど前であった。(参照拙ブログ「もしもピアノが弾けたなら(19)~ たどり着いた一里塚から ~ 」

そこから、ふたたびゆっくりと歩き出し、「トルド・グスタフセン/Tord Gustavsen」、「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」、「ティエリー・ラング/Thierry Lang」、「マーティン・ティングヴァル/Martin Tingvall」、「ティグラン・ハマシアン/Tigran Hamasyan」など多くのピアニストたちとの新しい出会いを重ね、「あれから随分と遠くまで来たもんだ」という思いもしている。そして新しい一里塚にたどり着いたと感じたのが、「ロベルト・オルサー」であった。次はどのような一里塚が待っているのであろうか。次の一里塚までふたたび・・・。

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そのコンサート会場で目にとまった一枚のCD。「ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ」の「LIVE」(録音:2003年 発売:2010年)。聞けば限定発売で、コンサート会場でしか販売していないという。2009年にミラバッシが「澤野工房」から移籍してからのリリースであるから、澤野工房最後のミラバッシのアルバムであろう。「ロベルト・オルサー」という一里塚にたどり着く起点ともなった「ジョバンニ・ミラバッシ」。そんなCDがあることは知っていたが、聴いたことはなかった。「これは ・・・」と思い、すかさず手に入れて聴いてみると、あの澤野の「ミラバッシ」が蘇ってきた。  

2003年録音、2004年発売のDVD「LIVE at SUNSIDE!」のセッションより、DVD収録曲を2曲+未収録4曲を加えた、全6曲ライブCDである。パーソネルは、「Giovanni Mirabassi (piano)」、「ジルダ・ボクレ/Gildas Bocle (bass)」、「ルイ・ムータン/Louis Moutin (drums)」。

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LIVE MORE FROM SUNSIDE OCT 2003
ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ/澤野工房


  
  
  

CDアルバムにも収録されているが、DVDからのアップと思われる演奏がありましたのでお聴きください。

Giovanni Mirabassi Trio – LIVE IN JAPAN [DVD]


「Giovanni Mirabassi – Yesterdays」

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「Giovanni Mirabassi – If I Should Lose You」

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別のバージョンとして、ほかのアルバムよりYOUTUBEにアップされている曲もどうぞ ・・・。

CANTOPIANO

ジョバンニ・ミラバッシ / 澤野工房


「Giovanni Mirabassi - Cantopiano La canzone di marinella」

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DAL VIVO!

ジョバンニ・ミラバッシ・トリオ / 澤野工房

「Giovanni Mirabassi – Des Jours Meilleurs(Some Better Days)」

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ロベルト・オルサー・トリオを聴く

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12月16日。場所は、「兵庫県立芸術文化センター、神戸女学院小ホール」。今年の「Hyogoクリスマス・ジャズ・フェスティバル2016」のたいそうご贔屓のイタリアの生んだピアニストで、今まさに絶頂期、旬を迎えているといっても過言ではなさそうなジャズ・ピアニスト。

「ロベルト・オルサー/Roberto Olzer」。1971年、イタリアは「ドモドッソラ」生まれ。幼少の頃から、クラシックのピアノとオルガンを習い、名門「ベルディ音楽院」ではオルガンを専攻。その後、ミラノのカソリック大学では哲学を学ぶ傍ら、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」らからジャズ・ピアノを学んだという。その後、今回もトリオとして一緒に来日している「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev (doublebass)」、「マウロ・ベッジオ/Mauro Beggio (drums)」とピアノトリオを結成、2012年に、「ジャズ・ディスク大賞金賞」を受賞した「Steppin’Out」、そして2015年「澤野工房」からの初リリース、「The Moon And The Bonfires」、最新作「Dreamsville」(2016)がリリースされた。

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私が初めて聴いたのは、「The Moon And The Bonfires」。それから遡っていくつか耳にしているが、いや、ピアノの音の透明感が尋常ではない。クレジットには、ピアノは、イタリアのピアニストたちが好んで使うという「ファツィオリ/Fazioli Grand Piano F278」を使っていると記載されている。今回、ホールは音響には定評のある400席ほどの小ホール。そして、座席は最前列。いやが上にも期待は高まる。まず気になったのは、オルサーがどのピアノを使うのかということ。機種は特定できないが、小ホールのいつもの「スタインウェイ/Steinway & Sons」であった。

いよいよオルサー登場。長身で痩身、トレードマークでしょうか、黒のタートル・ネックに黒のスーツ。全身黒づくめである。最初の曲、「ビクター・ヤング/Victor Young」の「ビューティフル・ラヴ/Beautiful Love」が始まると、抜群の透明感と奥深さ、その響きの美しさにすぐに溺れてしまった。

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そして、特筆すべきは、ベースの「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev」。その無骨で太い指から繰り出される音は、メロディアスで、ダイナミックで、しかも凄まじい早弾き。これはリズム・セクション、サポートという域を超えている。オルサーの弾くテーマが終わると、すぐにゴロウベフのインプロヴィゼーション(即興演奏)に移行。オルサーとの比重は半々、存在感も対等、それ以上であった。1972年ロシア・モスクワ生まれで、「チャイコフスキー音楽院」でクラシックを学び、やがてイタリアに活動拠点を移し、ジャズに転向したというが、その正確なピッチと想像力に富んだインプロヴィゼーションの技量はイタリア・ジャズ界で引く手あまただという。

そして、ドラムスの「マウロ・ベッジオ/Mauro Beggio」。1970年生まれ、同じくイタリア出身。1986年、16歳の時、イタリアン・モダンジャズ・トランペッターの「エンリコ・ラヴァ/Enrico Rava」に認められ、彼のツアーに帯同したという才能の持ち主。オルサーとゴロウベフを引き立てながらも、メリハリの効いたドラミングも注目に値した。

ほとんど毎年、「Hyogoクリスマス・ジャズ・フェスティバル2016」の「アトリエ澤野スペシャル」を聴きに行っているが、その中でもベストに入れていいコンサートだった。帰りの家路。今季初めて路面凍結注意を知らせる車の警告音が鳴った。

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プログラムは以下の通り。アンコール曲を除いて、澤野工房からの2つのアルバムに収録されている。

【 1st set 】
01. Beautiful Love
02. Ich will meine Seele tauchen (シューマン:歌曲集「詩人の恋」より「心を潜めよう」)
03. Ferragosto
04. Little Requiem
05. Charisma
06. Bibo no Aozora (坂本龍一:美貌の青空)
07. Maybe Next Time

【 2nd set 】
08. Novembre
09. Dreamsville
10. Violin Concerto
11. Seaward
12. The Oldest Living Thing
13.Fragile
14. Mermaids and Wrapped Around Your Finger

【 アンコール 】
  戦場のメリークリスマス

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ロベルト・オルサー・トリオ / 澤野工房

THE MOON AND THE BONFIRES

ロベルト・オルサー・トリオ / 澤野工房

アルバムの曲のアップがないので、日本デビュー・アルバム、「Steppin’Out」から2曲、トリオによるライブ映像をアップしておきます。曲はオルサー自身の曲で、「Die Irren」。「惑い、迷い」という意味でしょうか。もう一つは「スティング/Sting」の曲で、「Every Little Thing She Does Is Magic」。

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Roberto Olzer Trio / Abeat Records

「Roberto Olzer Trio – Die Irren」

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「Roberto Olzer Trio – Every Little Thing She Does Is Magic」

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路傍の花、樹々の鳥(115) ~ 雅びと耽美と ・・・ ~

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イチハツ

いつものウォーキングの道筋で見かけたのは、「アヤメ(菖蒲、文目、綾目)」によく似た花。やや幅広の葉で、花芯部に網目模様が見当たらないから、アヤメの仲間で、「イチハツ(一初)」でしょうか。乾いた土に生え、中央部のひらひらする「とさか状」の花びらは、和風で雅びを感じさせる。縦に何本もの筋(突起した脈)を持つ葉も特徴。意外や、中国原産の植物で、古く室町時代に渡来し、観賞用として栽培され、アヤメの類で一番先に咲くので、「イチハツ(一初)」の名があるという。私は、洋風の花よりも和風、そして日本に根付いている花にどうしても目がいってしまう。

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さて今宵、「雅びにして耽美のピアノ」のニューフェイスは、イタリアのジャズ・ピアニスト、「ロベルト・オルサー/Robert Olzer 」率いるトリオ。アルバムは、「THE MOON AND THE BONFIRES」(bonfire;大きな篝火、焚き火)。澤野工房からの初リリースである。「やはりサワノが ・・・」と頷くことしきり。前回輸入盤としてリリースされ、「ジャズ・ディスク大賞金賞」を受賞したという「Steppin’Out」(2013)は、残念ながらYOUTUBEでしか聴いてなかったので、今回は期待して聞いたところである。いや、ピアノの音の透明感が尋常ではない。「ファツィオリ/Fazioli Grand Piano F278」を使っていると、クレジットに記載されている。このピアノ、イタリアのピアニストたちが好んで使うようで、透明感が抜群で、その響きは美しすぎるといっていいほどである。

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「ロベルト・オルサー」。1971年、イタリアは「ドモドッソラ」生まれ。幼少の頃から、クラシックのピアノとオルガンを習い、名門「ベルディ音楽院」ではオルガンを専攻。その後、ミラノのカソリック大学では哲学を学ぶ傍ら、「エンリコ・ピエラヌンツィ/Enrico Pieranunzi」らからジャズ・ピアノを学んだという。最初のレコーディングは、セクステットで、2002~2003年に行われ、「Eveline」というタイトルでリリースされている。その後、「ユーリ・ゴロウベフ/Yuri Goloubev (doublebass)」、「マウロ・ベッジオ/Mauro Beggio (drums)」とピアノトリオを結成、2012年に、「Steppin’Out」、そして今回の「THE MOON AND THE BONFIRES」がリリースされた。

今まさに絶頂期、旬を迎えているジャズ・ピアニストといっても過言ではなさそうだ。今回、この「ロベルト・オルサー」が加わり、私のヨーロッパ・ジャズ・ピアノへのさらなる傾倒もイタリアと北欧に収斂しつつあるようだ。

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ロベルト・オルサー・トリオ / 澤野工房

まだ、YOUTUBEにアップされていないが、彼のホームページでは、サンプルとして、「La luna e i falò (Roberto Olzer作曲)と、「アレハンドロ・イニャリトウ/Alejandro Iñárritu」監督の映画「バベル/Babel」(2006)で用いられた曲、「坂本龍一」作曲の「Bibo no aozora (美貌の青空)」を聴くことができる。

前作、「Steppin’Out」からいくつか ・・・。

Steppin’ Out

Roberto Olzer Trio / Abeat Records

「Roberto Olzer Trio – Die Irren」

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「Roberto Olzer trio – FF (Fast Forward)」

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