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山は紅、空は碧 ~ 絶景の六甲山を駆け抜けた一日 ~

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 六甲山系の西にある「神戸市立森林植物園」の紅葉が見頃だというので、早速車を走らせる。新名神、阪神高速北神戸線を乗り継いで、我が家から1時間ほど。六甲山は、桜、花、新緑、避暑、ウォーキング、絶景、紅葉、静寂などが楽しめる、多彩で手近なリゾートなので、よく出かける。園内を1時間半ほどかけて、紅葉を楽しみながらゆっくり歩く。色鮮やかな「メタセコイア」、「イロハモミジ」、「アメリカフウ」。そして「十月桜」が満開なことに驚く。昼食は園内のカフェで、温かいスープとパン。



 森林植物園を後に、六甲山系の尾根を、東へ向かって走り、着いたところは、「ガーデン・テラス」。大阪平野、大阪湾、明石海峡、紀伊水道まで見渡せる絶景スポットで人気の場所。この日も、欧米人、中国人のツアーが来ていた。もう何もいうことはなし。空と海と山の絶景が眼下に広がる。山は紅(くれない)、空は碧(あお)。絶景の六甲山を駆け抜けた一日。8日はもう「立冬」。何日か前、近畿地方には、冬の訪れの前奏曲、「木枯らし1号」が吹いたという。
  
 ドライブの間、流していたのは、北欧デンマークの美女ジャズ・シンガー、「クラーラ・ヴースト/Clara Vuust」のアルバム、「Here’s to Love」(2013)。その中で、今まで聴いていて気がつかなかったが、聞き覚えのあるメロディに気がついた。「Samba Em Preludio(プレリュードのサンバ)」。たしか、「バーデン・パウエル/Baden Powell」作曲、「ヴィニシウス・ヂ・モライス/Vinicius de Moraes」作詞の甘美なメロディをもつ曲でボッサの名曲の一つ。
   
 調べてみたらこんな詩がついていた。
   
【 Samba em prelúdio 】  by Baden Powell , Vinicius de Moraes
   
「♪ Eu sem você, não tenho porque   あなたがいないと、なにもできない
  Porque sem você, não sei nem chorar  あなたがいないから、泣くこともできない
  Sou chama sem luz, jardim sem luar  私は光のない炎のよう、月の光のない庭のよう
  Luar sem amor, amor sem sedar     愛をなくした月、ぶつけようのない愛
   
  Eu sem você, sou só desamor     あなたがいないと、やるせなくなる
  Um barco sem mar, um campo sem flor  海のない舟よう、花のない野原のよう
  Tristeza que vai, tristeza que vem  悲しみが去っても、また悲しみが来る
  Sem você meu amor, eu não sou ninguém. 恋人よ、あなたがいないと、生きて行けない
   
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ・・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」
   


  
Here’s to Love
Clara Vuust/クラーラ・ヴースト
STORYVILLE RECORDS


   
    

「Samba Em Preludio – Clara Vuust」

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 聞き覚えがあったのは、「セバスチャン・タパジョス/Sebastiao Tapajos」の演奏。かって、彼のLP盤を所有していたが、手元から逸し、長い間そのCD復刻版を探していた。10数年前になるが、やっとのことで、その復刻版CDが見つけ、その喜びをこのブログに載せたことがある。その、アルバムは、「Sebastiao Tapajos/Brasil – El Arte De La Guitarra」(trova 1971録音)。
     
 「セバスチャン・タパジョス」。1944年生まれ。9歳のときに父親からギターを学び始め、後に20代のころ、ヨーロッパに留学し、リスボンとマドリードでギターを学んだ。2000年代には、ヨーロッパでツアーも。彼のキャリアの中で50以上のアルバムをリリースしているという。。「バーデン・パウエル/Baden Powell」の陰に隠れて目立たなかった感があるが、パウエルを超える速弾きのギターの名手であると私は思っている。久しぶりに引っ張り出して、聴いてみた。


  
Brasil – Arte De La Guitarra
Sebastiao Tapajos/セバスチャン・タパジョス
Intercd Brasil


   
    

「Sebastião Tapajos – Samba em preludio」

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たった一頭の鹿がやがて土砂災害を引き起こす

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 金網で保護した「クヌギ(櫟、椚)」の新芽が順調に育っている。地元の多田中学校の生徒3人が、トライやるウィークで金網の設置を手伝ってくれた。そしてこの日は、公園の管理運営協議会が開かれた。学識経験者、公園利用者、活動団体代表、関係行政機関職員など12名で構成され、年2回程度、公園の管理運営、県民参画の方策、ボランティア活動支援などについて話し合う。
   
 「たった一頭の鹿が土砂災害を引き起こす?」 「風が吹いたら桶屋が儲かる」みたいな話が話題になった。今回の会議は、この公園でも深刻化している鹿の食害が話題の中心だったが、協議会の会長を引き受けてくださっている植生学、環境保全の専門家で、里山にたいへん詳しい兵庫県立大学名誉教授の「服部 保」氏の話である。


   
 一日3kgほど草や葉を食べるという鹿が多く繁殖すると、その旺盛な食欲で下草がなくなり、地面が露出、結果、土砂流出が起こりやすくなる。燃料革命などにより木材の需要が減り、里山保全の放棄により、かってないほど、木が高木化し、大木化して倒木しやすくなっている。それに加えて、今後も益々頻繁化するであろう異常気象による集中豪雨。まちがいなく今後大規模な土砂災害は増えていくと予想される。まさに、「たった一頭の鹿が、やがて土砂災害を引き起こす」という話であった。


   
 このことは、防災上大きな問題へ繋がり、その重大性は自治体も十分認識しているという。例えば神戸市。背後は、大部分が崩れやすい花崗岩でできている六甲山。

 かっては燃料や資材を得るため、森林の伐採が進み、明治初期には地表が露出するほどに荒廃した。当時の神戸港の写真の遠景には草木が全く生えていない六甲山が写っている。(写真参照) 現在の緑豊かな六甲山からは想像もできない全山はげ山の姿であった。

 このような山地の荒廃により、たびたび大規模な土砂災害を招いたことから、1895年(明治28年)より兵庫県が砂防事業を開始した。そして1902年(明治35年)からは山地の緑化事業も開始した。これは、「スギ(杉)」や「ヒノキ(檜)」のような商業材ではなく、広葉樹林を中心とした治水を目的とした当時としては画期的な緑化事業であった。規模ははるかに小さいが、鹿の食害による地表が露出が、土砂崩れに繋がったことは、昨年、西日本豪雨でわれわれも経験したところである。  

 こんな歴史と経験を持つ神戸市では、現在手を焼いている「イノシシ(猪)」に加え、大規模土砂災害に繋がりかねない六甲山への鹿の侵入、繁殖を危惧し、大変敏感になっていると聞く。

 このような防災上の観点から、積極的な伐採による低木管理、樹木の若返り化が望ましいが、手間、コストの問題もあり、なかなかすぐに取り組めない状況である。「焼け石に水」かもしれないが、我々、森林ボランティアの活動の意義もそこに見出せる。 

 いよいよ、雨の季節。


  
 鹿の食害のため、植えてもすぐに食べられてしまうため、公園には草花を植えることはなかなかできない。唯一あちこちに植わっていて満開を迎えているのが、鹿の嫌う「ラベンダー」。そして、かって、あれほどまでに駆除に手を焼いていた「セイダカアワダチソウ(背高泡立草)」は、鹿が好んで食するため、ほとんど見かけなくなった。

 今宵の曲。たまたまYOUTUBEで聴いた憂いのある「泣きのギター」。イギリス出身のギタリスト、「スノーウィ・ホワイト/Snowy White」の「Midnight Blues」。アルバム、「No Faith Required」(1996)から。調べたら、1948年生まれというから、71歳のご長寿ギタリスト。60年代にヨーロッパで活動後、70年代にロンドンに拠点を移したという。「ピンク・フロイド/Pink Floyd」、「シン・リジィ/Thin Lizzy」らと活動してきたギタリスト。現在もソロと元ピンク・フロイドのメンバー、「ロジャー・ウォーターズ/Roger Waters」のツアーに参加するなどして活動中。

【 Midnight Blues 】  by Snowy White

「♪ This is my blues
  Cause I’m back then on my own again
  This is the blues I’m playing
  Yes it’s the final thing
  When the night is cold and lonely

  This is the midnight blues
  This is the midnight blues
  For the girl I left behind me

  Ain’t it the final thing
  This is the blues
  Just a feeling deep inside of me
  This is the midnight blue     ♪」


    
No Faith Required
Snowy White
Voiceprint UK


    
    

「Snowy White & The White Flames – Midnight Blues」

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