JAZZYな生活

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路傍の花、樹々の鳥(193) ~ Something with spring color ~

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 「大寒」の日のウォーキング。ご近所にあるアンティーク・ショップの店先に、「ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅〔カラウメ〕)」が、無造作に活けてあった。周りにかぐわしい薫りが漂っている。もうそんな季節なのだ。これから、いち早く春の訪れを告げるもの、「Something with spring color」が少しづつ増えてくる。

 しかし、まだまだ「春暁」というには、ほど遠く、夜が明けるのも遅いし、寒いので布団からも出難い。早く春が訪れるのを願いながら、じっくりと聴くのは、「インガー・マリエ(・グンナシェン)/Inger Marie Gundersen」。アンニュイで、少しダーク、大人のムードを湛えつつ、いぶし銀のように鈍い光を放つ。冬の中に春の兆しを感じるような歌声は、一度聴いたら、その声が深く心に刻まれる、そんなシンガー。歌うのは、「Some Things Never Change」。

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 「インガー・マリエ」。1959年生まれ、ノルウェイ出身。2004年、JAZZシーンに彗星のごとくデビューしたが、この時45歳というから相当な遅咲きである。音楽一家に育ち、物心ついた頃から歌うことに喜びを見出していたという。20代の頃には、地元でもうプロ活動を始めていたが、2004年になって、ようやくソロデビューするチャンスに恵まれたという苦労人でもある。寡作で、私が知る限り、たった4作しかアルバムはリリースされていないが、遅咲きの苦労人という彼女のキャリアが、どのアルバムにも何とも言えない色艶と温もりを吹き込んでいる。

 その第三作、「My Heart Would Have a Reason」(2009)から「Some Things Never Change」。前作同様、「ジョージ・ハリソン」の名曲「Something」をはじめ、「スティング/Sting」、「ジョニー・ナッシュ/Johnny Nash」など多様なアーティストのヒット曲をカバーしている。さらに、「ロバータ・フラック/Roberta Flack」の「The first time everI saw your face」も。相変わらずのアンニュイな雰囲気の中にも美しさと上品さが漂う。ライナーノーツに「Some Things Never Change」は、イギリス出身のロック・グループ、「スーパートランプ/Supertramp」のカバーとあったが、歌詞も違うし、作者も違う。オリジナル曲ではないだろうか。

【 Some Things Never Change 】    by Ole Henrik Gjortz

「♪ Some things never change    何も変わらない
  In the way we talk         会話してても
  Words don’t come easy      言葉に詰まってしまう
  Some things gonna change    でも何かが変わった
  In the way way we walk      ふたり一緒に歩いて
  You have come far to please me  私を喜ばせるために遠くまできてしまったから

  You make me walk         この山の上の街を通り抜け
  Through the mountain town     あたたは私をここまで連れてきた
  You make me see far        遥か遠くまで見通せる地に

  Nothing’s gonna change       何も変わらない
  In the way you move me around   あなたは私のそばにいる
  Nothing’s gonna change       何も変わらない
  In the way you smile         あなたは微笑んでいる

  Nothing’s gonna change        何も変わらない
  In the way you land out of time    あなたが拍子はずれになることも
  And I’m only existing for you     だから私はあなたのために在る

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・     ・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

マイ・ハート・ウッド・ハブ・ア・リーズン

インガー・マリエ / インディーズ・メーカー

「Some Things Never Change – Inger Marie Gundersen」

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大寒、積雪、氷柱、スケート ・・・ 冬の思い出は

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「大寒」だそうである。積雪、結氷、氷柱(つらら)、霜柱 ・・・。北国に住んでいる人にとってはどうってこと無いでしょうが、私が今住んでいる地域ではあまり経験しないことが、この冬一気に押し寄せた。これだけ長い氷柱を見るのは久しぶり。一昨年は凍結防止対策をしていなかったため、取り替えたばかりのガス湯沸かし器が凍結するという初めての経験もした。多分、今朝もそのくらい寒かったのであろう。しかし、故郷松本で経験したような寒さには、まだ程遠い。子どもの頃の松本地方は平地でも、氷点下10度~15度にまで冷えることは当たり前で、空気中の水分が凍って、朝日の光に煌く「ダイヤモンド・ダスト」や、窓ガラスの表面が氷点下に冷えた時、室内の水蒸気が窓ガラスの表面に疑結してできる氷結晶で、花のように見えることから名が付いた、「霜華(しもばな)」(氷華ともいう)などは、この地域では経験していない。(拙ブログ「ふるさとエレジー(11) ~霜華~」参照)
 
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そして、小学校の校庭に積もった雪の上に、前の晩に水を撒いてつくった速成のスケートリンクで、毎日毎日飽きもせずに下駄にスケート刃をつけたいわゆる「下駄スケート」でスケートをしていた子供の頃を思い出した。

19年前の「阪神淡路大震災」の朝も寒かった。あの揺れと寒さは今でも実感として体が覚えている。電気・ガスが止まったため、朝一番、近くのホームセンターの開店を待って走ったことを覚えている。電源が必要なファンヒーター・タイプでなく上面で煮炊きできる石油ストーブを手に入れるために ・・・。今は七輪と自分で焼いた炭をたっぷりと家に用意してある。大寒の朝にそんなことも思い出した。
 

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さて、「お久しぶり熟女シンガー」は、「イルセ・ヒュイツインガー/Ilse Huizinga」。1966年生まれのオランダのジャズ・シンガーである。6歳の時に家に来た古いピアノが音楽に目覚めるきっかけだったという。「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「ボリー・ホリディ/Billy Holiday」、「アビー・リンカーン/Abbey Lincoln」らのアルバムの影響でジャズに関心を持つようになった。そして、17歳の時、「北海ジャズ・フェスティバル/the North Sea Jazz Festival」で「ベティ・カーター/Betty Carter」のライヴを聴き、ジャズ・ボーカルのレッスンを受けるようになったという。その後キャリアを積み、KLM航空の機内エンタメのためのアルバム、「Out Of A Dream」がデビュー・アルバムとなった。そして、2006年に録音された「The Intimate Sessions – Volume 1」は特に日本で大きな反響を呼んだ。

インティメイト・ジャズ・セッション vol.1

イルセ・ヒュイツィンガーガッツプロダクション

このアルバムで、彼女の夫で、アレンジャー、作曲家でもあるピアニストの「エリック・ヴァン・デル・リュイート/Erik van der Luijt」とのデュオで歌われるのは、ジャズスタンダードの23曲。彼女のクリアーでいて、暖かい声を聴くと、まるでちいさなナイトクラブで、間近に彼女の歌を寛いで聴いているかのようになってくる。

「Ilse Huizinga – Georgia on my mind」
 
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そして、ブロードウェイのナンバーを集めた「Beyond Broadway」(2005) も魅力的。こちらはピアノトリオにサックスを加えたカルテット仕立て。

Beyond Broadway

Ilse Huizinga / Maxanter

彼女のパフォーマンスは、あまりYOUTUBEにアップされていないが、夫君エリックとのデュオ・ライブから、上記アルバムにも収録されている「君住む街角で」。「マイ・フェア・レディ/My Fair Lady」から。

「Ilse Huizinga – On The Streets where you Live」
 
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さらに、愛娘の7歳になるエレンをステージに上げての微笑ましいデュオは「All Of Me」。これを観ただけで彼女の人柄が知れてしまう。

「Ilse Huizinga en dochter Ellen - All Of Me」
 
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