JAZZYな生活

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路傍の花、樹々の鳥(192) ~ 遠いバブルの名残り ~

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 雑草が一面に生い茂る原っぱ。吹き抜ける冷たい風に、なんとなくうら悲しさが漂う。ここはかってのフェア・ウェイ。元旦に登った山の脇は、何年か前まではゴルフ場だった。しかし、その下を通る新名神高速道路のトンネル工事のため、ゴルフ場は閉鎖されたのだ。高速道路開通後は、ゴルフ場も再開されるという噂もあったが、ゴルフのマーケットがこれだけシュリンクしている中で、莫大な投資をしてリニューアルをし、再開するだろうか? ティー・グラウンドに立ってみた。私の目には、遠いバブルの名残りとしか映らなかった ・・・。まだゴルフを続けている山の仲間は一人もいない。

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 ウォーキングの道筋にある溜池。ことしも水鳥が集まりだしたようだ。一時期、まったく見かけない年もあったのだが、ここ2、3年前から戻ってきたようだ。「カイツブリ(鳰、鸊鷉〈へきてい〉)」かなとも思うのだが、遠目なので種類はよくわからない。まだ数は少ないが、元気に潜っては魚を採っているようだ。

Michel+Bisceglia+Trio

 さて、新春の宵、初ピアノトリオは、透明感のある美メロのピアノ、「ミシェル・ビスチェリア・トリオ/Michel Bisceglia Trio」。ベルギーのピアノ・トリオです。 

 「ミシェル・ビスチェリア」。1970年生まれ。一家の出自はイタリアだという。6歳の時にはもう電子キーボードを始め、その後クラッシック・ピアノを習ったが、ほどなくジャズへ転向、19歳の時にはシンセサイザーなどで演奏ツアーに参加したという。「ウェルナー・ラウシャー/Werner Lauscher (bass)」、「マルク・レーハン/Marc Léhan (drums)」と自身のトリオを結成したのは26歳の時。その後、世界各地のジャズ・フェスティバルへの参加でキャリアを積み重ねている。

 そんな彼が日本で注目されたのが、3作目のアルバム「Inner You」(2007)。その中の1曲を「寺嶋靖国」氏が「Jazz Bar 2007」で取り上げたからであろうか。この人のピアノは、音数がとても少ない印象がある。戸惑いながらポツポツと弾いているといった感じすらある。しかし、その少ない音を紡ぎながら、透明感と哀愁に満ちた独自のピアノ世界を目の前に展開して見せてくれる。

 久しぶりに聴くアルバムは、鳥と子供の青いジャケが印象的な、「Blue Bird」(2015)。その中から、「Dry Water」を ・・・。

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Blue Bird CD, Import
Michel Bisceglia
Prova Records


   
  
「Michel Bisceglia trio – Dry Water (Official Video) 」

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水鳥はどこへ ・・・

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ここ何年か、我が家では正月と言って特に何もしない。子供たちが皆家を出てからは特にそうである。それでもやはり「年が新たまる」という正月気分を出すために、手製の門松、松飾り、市販のお供え餅を飾り、これも出来合いのささやかなおせちを用意する。2日には帰省中の三男、そして次男家族が集まってきた。仕事の話やら、「今年は寮を出て一人で生活を始める」というような話を聞く。われわれ夫婦の生活には変化はほとんどないが、息子たちには一年経てばそれなりにあるようである。そして、つい最近、七五三、誕生日に会ったばかりなのに、孫の成長には驚かされる。 

そして、正月ではあるがいつものウォーキングは欠かさない。その道筋にある昔からの溜池。数年前までは、この池には冬になると、鴨、鴛(オシドリ)、 大鷺(ダイサギ)、金黒羽白(キンクロハジロ)、翡翠(カワセミ)などが飛来して、バードウォッチングを楽しむ人も多く見かけた。私は見たことはないが、かっては白鳥も飛来したという。しかし、何が原因かはわからないが、2年ほど前から、さっぱり見かけなくなってしまった。どこへ行ったのだろう? ここ数年の気象の変化が、水鳥の生態系にも影響を及ぼしているのだろうか ・・・。     

さて、新春。すこしご陽気にR&B、ソウルのジャンルから、「ファミリー・アフェアー/Family Affair」。「家族の問題」という意味。この曲は、サンフランシスコを本拠地として活動した、アメリカの人種・性別混合ソウル・ファンク・ロックバンド、「スライ&ザ・ファミリー・ストーン/Sly & the Family Stone」によって、1971年に大ヒットした曲である。
 
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ここでとりあげるのは、「パリス・マッチ/Paris Match」の中心的存在の「杉山洋介」が率いる別プロジェクト、「ジャズオールスター/Jazsoulster」のパフォーマンス。「インコグニート/Incognito」のヴォーカリストとしても有名な「メイザ・リーク/Maysa Leak」をフィーチャーしたもの。現役時代出張で飛び回っていたころ、ANAの機内で買い求めたコンピ・アルバム、「Slow Music Style ~ANA 50th Anniversary Limited Edition」に収録されていたものだ。まだ、i-PODなどなかった頃で、今はドライブのお供となっているこのアルバムとポータブルのCDデッキ、ヘッドフォンを携えて世界を廻った思い出の一枚。

「メイザ・リーク」。1966年アメリカ生まれのジャズ、ソウルシンガー。イギリスの「アシッド・ジャズ/acid jazz」のバンドとして名高い、「インコグニート」のボーカルとして知られている。アメリカで音楽を学んだあと、「スティーヴィー・ワンダー/Stevie Wonder」のバックコーラスを務め、その後、「インコグニート」のリード・シンガーに抜擢された。同グループには1994年まで在籍し、多くのヒットを生み出した。脱退後は母国アメリカに戻り、ソロ・シンガーとして活躍。ANAのアルバムは一般発売されていないので、オリジナルをあげておきましょう。
 
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play it cool Vol.1/Jazoulster/aosis records 




【 Family Affair 】

「♪ It’s a family affair, it’s a family affair  それは家族の問題さ、それは家族の問題さ
   It’s a family affair, it’s a family affair  それは家族の問題さ、それは家族の問題さ

   One child grows up to be           ある子は成長して
   Somebody that just loves to learn    勉強が好きな人間になるかも
   And another child grows up to be     もう一人の子は成長しても
   Somebody you’d just love to burn    焼き殺してしまいたいようなダメ人間になるかも
   Mom loves the both of them        しかし、お母さんはどちらも愛してる
   You see it’s in the blood           だって血がつながっているから
   Both kids are good to Mom         そして、どちらの子もお母さんが大好き
   ’Blood’s thicker than mud’          だって「血は泥よりも濃し」って言うじゃない

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・           ・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

「Jazsoulster Feat. Maysa Leak – Family Affair」
 
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冬の一日に水鳥を眺める ・・・

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師走のあわただしい一日だったが、少し離れた隣町にあるショッピング・センターへ買い物に行ったついでに、「昆陽池(こやいけ)」(伊丹市)へ行ってみた。この「昆陽池」は、奈良時代の僧「行基」が溜池として作ったといわれる池であるが、今は関西有数の水鳥の飛来地として有名であるので、何年かに一度、思いついたら訪れる。

いつもの年より数が少ないようにも思えたが、通年を通している、「カワウ/河鵜」、「ゴイサギ/五位鷺」、「カルガモ/軽鴨」、「カイツブリ/鳰、鸊鷉〈へきてい〉」、「コブハクチョウ/瘤白鳥」などに加え、秋から冬にかけて飛来する「キンクロハジロ/金黒羽白」、「マガモ/真鴨」、「ハシビロガモ/嘴広鴨」、「オナガガモ/尾長鴨」、「コガモ/小鴨」、「ユリカモメ/百合鴎」などを間近に見ることができた。もちろん、私が鳥の名前をすべて知っているはずもなく、池の畔に建つ案内板からの受け売りですが ・・・。

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ユリカモメとゴイサギ

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さて、今宵の曲は、個性的なプレイヤー3人の競演とまいりましょうか。当代きってのベーシスト、「チャーリー・ヘイデン/Charlie Haden」、独特の音色を持つノルウェイのサキソフォン・プレイヤー、「ヤン・ガルバレク/Jan Garbarek」、そして、ギターとピアノが多いが、ブラジル出身のマルチ楽器奏者で、作曲家・編曲家・音楽プロデューサーとしても才能を発揮する、「エグベルト・ジスモンチ/Egberto Gismonti」。アルバムは、「マジコ/Magico」(マジシャンの意味)。1979年6月オスロ、タレント・スタジオで録音されたが、この時、ヘイデン42歳、ジスモンチ35歳、ガルバレク32歳。少し年上のヘイデンのベースにのせられるように、才気煥発、二人の個性的なインタープレイが展開される。そして、聴き終わったあとに残る暖かい余韻 ・・・。

Gismonti, Garbareck e Haden - capa do Magico -  blog
 
(写真;左よりガルバレク、ジスモンチ、ヘイデン)

永年ECMのジャケット・デザインを手掛けている、「バーバラ・ヴォユルシュ/Barbara Wojirsch」のデザインしたジャケットも素晴らしいが、ジャケット裏の三人の表情が、その時の、3人のこのアルバムへの姿勢やクォリティを雄弁に物語っている。しんしんと雪が積もる冬の寒い夜、暖かいストーブのそばで、コーヒー片手に聴きたくなるような、そんな一枚である。ECMの名盤としても名高い。

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Charlie Haden / Ecm Records

そんなアルバムから、「サイレンス」。30年以上前に録音された10分を超える長尺の演奏だが、色褪せない。

「Silence – Charlie Haden, Jan Garbarek, Egberto Gismonti」

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