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俄か愛国主義者の夜はいまだ明けず

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ロンドン・オリンピック閉会で明けるかと思った我が「俄(にわ)か愛国主義者」の夜、どっこい、そうは簡単に明けなかったのだ。終戦記念日、愚挙としか思えない韓国「李明博」大統領の行動と言動、それに煽られた韓国サッカー選手のオリンピック精神を逸脱した行為や韓流スターの行動。それに加えて、香港活動家らの尖閣列島、魚釣島への強行上陸。不愉快で腹立たしいことが連鎖反応のように続いている。オリンピックが、一転して愛国主義のネガティヴな側面を刺激しているようにも思える。

ロシアとの北方領土もあるし、もうこの問題もここまで来たら、曖昧のまま先送りできないような気がする。冷静かつ毅然とした態度で向き合うしかないと思う。日本政府は戦略的外交力、かつインテリジェンス力の見せ所だが、さて、彼らにそんなことが期待できるのだろうか ・・・・。俄か愛国主義者の夜は悶々として、なかなか明けないようである。

そんな俄か愛国主義者にうってつけの本があった。皆さんは「日章丸」という船をご存知でしょうか? 「永遠のゼロ」でも感動した「百田尚樹」著、ノンフィクション・ノベル、「海賊とよばれた男 上/下」(講談社)。夜が更けるのも忘れての連日の一気読み、オリンピック、いやそれ以上の感動を覚えた。これほどの日本人がいたのかと ・・・。

海賊とよばれた男 上

百田 尚樹 / 講談社


海賊とよばれた男 下

百田 尚樹 / 講談社

その物語は、1945年8月15日から始まる。異端の石油会社「国岡商店」を率いる「国岡鐵造」は、海外資産はもちろん、なにもかもを失い、残ったのは借金のみ。そのうえ石油会社大手から排斥され、売る油もない。しかし「国岡商店」は、社員一人たりとも馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながらも、たくましく再生していく。20世紀の産業を興し、国を誤らせ、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは何者なのか? 実在の人物をモデルにした、ノンフィクション・ノベル。

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「国岡商店」とは、「出光興産」。「国岡鐵造」とは、その創業者である「出光 佐三(いでみつ さぞう、1885年8月22日 – 1981年3月7日)」。石油メジャーの支配を受けない日本を代表する石油会社を作り上げた大立者の伝記ともいえるノンフィクション小説。妥協を排し、「7 sisters」と呼ばれた理不尽な石油メジャーや、GHQいいなりの我が国の政府を相手に徹底的に戦い、世界に堂々と日本人及び日本の存在を知らしめた姿に、感動する。「出光佐三」。狂乱のバブルを前に1981年(昭和56年)3月7日 95歳で死去。

今後、間違いなく困難に立ち向かっていかねばならない日本への指針。「国のため人のために尽くす」ということはどういう事なのか。「人を信じる」ということはどういう事なのか。「決してたじろがない勇気や信念とは何か」を教えてくれる。清々しい読後感と熱い感動をこの本から貰えた。

オリンピック後、選手たちの色々な感動秘話がTVで明かされているが、女子レスリング金メダルの「小原日登美」選手の話を聞いてすぐ思い出した歌が「You Raise Me Up」。トリノ・冬季オリンピックで「荒川静香」さんが女子フィギュアで金メダルを獲ったスケーティングに流れていた曲。小原選手をはじめとして、メダルを獲った選手も獲れなかった選手も含めて、全ての日本人選手、スタッフに感謝し、贈る歌としよう。そして、東北の被災者たちにも ・・・。 

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世界的に大ヒットした「ケルティック・ウーマン/Celtic Woman」をはじめとして、「シークレット・ガーデン/Secret Garden」、「ウエストライフ/Westlife」など数多くのパフォーマンスがあるが、「シェイラ・ウォルシュ/Sheila Walsh」はいかがでしょうか。1956年、スコットランド生まれ。聖歌歌手、ソングライター、福音伝道者、宗教関係の著者、霊能者、宗教番組のトーク・ショーの司会者など、筋金入りのクリスチャン音楽家という。
 
 
You Raise Me Up
Sheila Walsh / Integrity Music
 

 【You Raise Me Up 】   B.Graham 作詞 Rolf.Lowland作曲

「♪ When I am down and, oh my soul, so weary;
    When troubles come and my heart burdened be;
      Then, I am still and wait here in the silence,
        Until you come and sit awhile with me.

   You raise me up, so I can stand on mountains;
      You raise me up, to walk on stormy seas;
         I am strong, when I am on your shoulders;
           You raise me up… To more than I can be.
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    私が打ちひがれたり、私の魂が萎えているとき
      トラブルにあったり、心が苦しんでいるとき
        そんなときは、あなたが来て、そばに座ってくれるまで
          ここでじっとして、静かに待っているわ

    あなたが支えてくれるから、私は山の頂に立てる
      あなたが支えてくれるから、私は嵐の海も歩いていける
        あなたの肩で支えてもらえば、わたしはきっと強くなれる
          あなたが支えてくれるから、思っている以上の力をきっと出せる 
             ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    ♪」

「You」は支えてくれた家族、友人、監督、スタッフたち、「Me」は支えられた選手たち。「You」は勇気を与えてくれた選手と家族、友人、監督、スタッフたち、「Me」は感動をもらった日本人皆 ・・・。

「You raise me up – Sheila Walsh」

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そして、ソウル風に歌う「Selah」の歌唱も好きなバージョンの一つ。
 
「日本人にかえれ」。これは、大震災から3ヶ月後、2011年6月20日の出光創業100周年記念日に、新聞広告に掲載された「出光佐三」氏の言葉。日本のエネルギー産業新興に生涯を注いだ佐三翁。福島原発後の対応、エネルギー政策の右往左往ぶりに対し、彼はどう一喝するのだろうか。そしてこの日本を再びの高みへ導いてくれる原動力は何だと観ているのだろうか? 少なくとも一過性のお祭り騒ぎやバブルではないはず。強靭な日本を担うための教育や産業を下支える技術開発といった人を中心とした地道な活動であろう。そして何よりも大事なものは、日本人が再び、情熱、信念、誇り、努力 ・・・ といったものに価値観を見いだせるようになることであろう。しかし、それには、まだまだ長い時間が必要であるかもしれない。いやはや、当分、「俄か愛国主義者の夜」は明けないのではないかと思う。



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