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真夏の一日は神戸案内人に

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三男が首都圏から帰ってきた。いわゆるUターン。8年間首都圏であるメーカー勤めをしたが、その会社にも首都圏にも馴染めなかったようで、さっさと転職先を神戸に探し、住む先も決めて8月から新天地で頑張るという。新居の確認と再就職のお祝いにと久しぶりに神戸まで出かけた。

新居を訪れ、場所を確認してから、私たち夫婦ご贔屓の旧居留地にあるレストランで昼食。そのあとは、神戸の遊び場を知っておきたいという息子のリクエストに応えて、旧居留地界隈から、ハーバーランド、ポートアイランド、神戸空港、六甲山 ・・・へと。街から海へ、そして山へと、真夏の一日は神戸案内人に。

さて神戸は日本のJAZZ発祥の地。そして、私がジャズ・ピアノ、とりわけヨーロッパのアーティストを贔屓にしていることは、このブログに何度となく書いてきた。そんなヨーロッパのジャズ・ピアニストと同じ雰囲気、美学や資質を感じる日本のジャズ・ピアニストが「大石学」である。

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1963年、横浜生まれのジャズピアノ・キーボードプレイヤー、編曲家。「ヤマハ ネム音楽院」卒業後、プロとしての活動をはじめる。「阿川泰子」、「松山千春」、「野口五郎」等のレコーディング・コンサートツアーに参加しつつキャリアを積んだという。私が知っているだけでも、「レディ・キム/Lady Kim」、「ケイコ・リー」、「伊藤君子」、「石野見幸」、「土岐麻子」などとのレコーディングやステージに、アレンジャー、歌伴として参加している。

1997年に初リーダー・アルバム「Tears Rained Down」をリリース。2002年、「イーストワークス・エンターティメント(ewe)」より、「大石学トリオ」の1st「PAITED DESERT」を発表、以後2005年までの間にトリオ名義で4枚、トータルでは7枚のアルバムをeweから発表している。 また、2010年からは、澤野工房から、勝手紹介したことのある、「Water Mirror」「Gift」「ETERNAL」などをリリース。

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eweからの数枚が、7月で廃盤予定と聞いたので、2006年発売の「Voyager」を入手し早速聴いてみた。澤野工房からの一連のシリーズでは、美メロ、透明感といった面が強く出ていたように感じたが、このewe時代の大石は、もっともっと疾走感やダイナミズムに溢れているように感ずる。

彼がピアノを弾くきっかけは、「本田竹広」氏と「ジョー・サンプル/Joe Sample」だったという。16才の頃、「ネイティブ・サン/Native Son」のコンサートを観、同じ頃FMで、「ジョーサンプル」のソロ、「虹の楽園」を聴き、17才の時、文化祭で「完コピ」を披露したという。故「本田竹広」氏へ捧げたタイトル曲、「ボイジャー」を含む9曲のオリジナルと、絶妙なインタープレイが冴え渡る「チャーリー・パーカー/Charles Parker」の「コンファメーション/Confirmation」を収録。ピアノに加え、ハモンド・オルガン、ピアニカを操る「大石学」。見事なインプロヴィゼーション、入魂のベースは「米木康志」。冴えるリズムを刻む「原大力」。

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大石学トリオ / ewe records

このアルバムの楽曲は残念ながらアップされていません。アルバム、「TOSCA」からタイトル曲をアップしておきます。

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大石学 / インディペンデントレーベル

「TOSCA - 大石学」

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出典は不明ですが、多分自宅でのプライベートな録音でしょうか。ソロを ・・・。

「Amazing Grace ~ Peace - 大石学」

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(写真はいずれも神戸の夜景/NETより拝借)

夜、出かけなくなってしまってから大分久しい。電車で人ごみの中に出かけるのがまず億劫である。酒を飲むのはまだいいとしても、帰宅のことを考えると更に億劫である。車での生活に慣れてしまったため、近くの繁華街や街中以外も含め、夜出かけたり、夕食を外で食べるということがほとんどなくなってしまった。したがって、都市景観の重要な要素の一つである「夜景」の美しさも忘れかけていた。

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夜7時のNHKニュースの前に、NHK神戸放送局からのローカルニュースが流れるが、その最後は決まって放送局の屋上あるいは明石海峡大橋の橋塔などのTVカメラからの俯瞰ショットである。つい最近までは、夕焼け、夕暮れのショットであったが、日が短くなった今ではネオン輝く夜景のショットとなっている。真っ暗な中に、あちこちで火の手が上がっていた「阪神・淡路大震災」直後のあの夜景も目に焼き付いているが、よくここまで復興したものだという感慨を覚える。

日本には、ヨーロッパの都市のように、景観保存の観点から、建物や建造物などの規制をするという都市計画の考えがあまり浸透していなかったため、昼間は無秩序に立てられたビル群、林立するアンテナ、電柱、看板、広告が、とても美しいとは言えない姿をさらしている。しかし、その全てを覆い隠して都市の夜景は美しい。東京からの久しぶりの夜のフライト。眼下に広がる東京、横浜、そして大阪の夜景をみて、「美しい」、そう思った。そして、神戸の夜景は、「100万ドルの夜景」とも呼ばれている。六甲山、諏訪山公園、ヴィーナスブリッジ、北野町あたりからの夜景は本当に美しい。しばらくぶりに思い切って出かけてみようか ・・・。

「夜景」というと頭に浮かぶいくつかのアルバムがあるが、「ジェリー・マリガン/Gerry Mulligan」の「ナイト・ライツ/night lights」もその一つ。ここで繰りひろげるJAZZはスマートで上品な夜のイメージ。ボサノヴァ曲「カーニヴァルの朝」、ショパンのクラシック曲「プレリュード:ホ短調」、それにスタンダード。ちょっとスムース・ジャズ的だけど、スムース・ジャズとはひと味違う極上のジャズである。

ナイト・ライツ

ジェリー・マリガン / ユニバーサル ミュージック クラシック

Gerry+Mulligan++Chet+Baker
 
「ジェリー・マリガン」。1927年4月、ニューヨーク市生まれ。7 歳からピアノを弾き始め、その後クラリネットを手にし、やがてサックスを吹くようになる。1949年に「マイルス・デイヴィス(tp)」の9 重奏団の参加し、後に名盤「クールの誕生/Birth of the Cool」が生まれた。1952年にウエスト・コースト(西海岸) に移り、「チェット・ベイカー」等とピアノレス・カルテットを結成。マリガンが麻薬で対されるまでのわずか1年間の活動であったが、ウエスト・コーストを中心に絶大な人気を誇った。った。リズムセクションに鍵盤楽器を使わないというジャズの世界に於いては画期的な出来事であり、白人アーティスト中心のアメリカ西海岸におけるいわゆる「ウエストコースト・ジャズ」の先駆け的存在であった。1996年1 月20 日、ランニングで痛めた膝の手術の外傷が元でコネチカット州ダリエンの自宅で死去。享年68 歳。

1963年には「アート・ファーマー/Art Farmer」等をメンバーに迎えて、発表下したのが代表作のひとつである「ナイト・ライツ」。アルバム冒頭のタイトル曲のマリガンの抒情性あふれるピアノに驚いてしまう。

「Gerry Mulligan – Night Lights」 (1963)  Gerry Mulligan – piano, baritone sax/Art Farmer – trumpet and fluegelhorn/Bob Brookmeyer – trombone/Jim Hall – guitar/Bill Crow – bass/Dave Bailey – drums

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ショパンの曲を見事にボッサにチューンアップした「プレリュード:ホ短調」。

「Gerry Mulligan - Prelude In E Minor」

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