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プレミアムエイジ ジョインブログ

今年も半夏生に蛸を食う

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 ウォーキングの道筋に、「ハンゲショウ(半夏生、半化粧)」が一面に咲いている。名前の由来は、旧暦の「七十二候」の1つである「半夏生」の頃に花を咲かせることに由来する説と、葉の一部を残して、片面(表面)だけが白く変化する様子から、「半化粧」とする説がある。後者の意味で、「カタシログサ(片白草)」とも呼ばれているという。
 
 7月2日は、「半夏生(はんげしょう)」。「半夏(からすびしゃく)」が生え始めるころという意味の「半夏生ず(はんげしょうず)」から作られた暦日で、農家にとっては、この日までに田植えなどの農作業を終わらせる大事な節目の日とされ、この頃に降る雨を「半夏雨(はんげあめ)」といい、大雨になることが多いという。
 
 関西地方では、「半夏生」の日に、「蛸」を食うという習慣がある。この日もスーパーの魚売り場には、蛸が山と積まれ、「稲の根が蛸の足のように地面にしっかりと張って豊作になりますように」という願いを込めて蛸を食べるようになったと書いてあった。今年もやはり「半夏生」には蛸を食う。もちろん、食べるのは「明石の蛸」 ・・・。

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 久しぶりに、「和」テイストのジャズ・アルバムを聴く。W杯予選リーグで負けた相手、ポーランドの歌姫、「アンナ・マリア・ヨペック/Anna Maria Jopek」が、ジャズ・ピアニスト、「小曽根真」、邦楽篠笛奏者の「福原友裕」とコラボし、日本とポーランドの伝統音楽を結びつけた極上のセッションのアルバム「HAIKU(俳句)」。
 
 「アンナ・マリア・ヨペック」。1970年、ワルシャワ生まれの音楽家、歌手。作詞家、作曲家、音楽プロデューサー。父親の舞踏団の花形ソリスト、母親は舞踏団の歌手でダンサー、妹は現役のバイオリニストという。音楽一家に生まれ育つ。ワルシャワの名門、「ショパン音楽アカデミー」で学ぶ。卒業後はニューヨークにある「マンハッタン音楽院」でジャズを学ぶ。1997年アルバム、「Ale jestem」でデビュー。その後、2002年に「パット・メセニー/Pat Metheny」とのコラボレーション・アルバム、「Upojenie」(ポーランド国内盤)を発表し、2008年に同作品のインターナショナル盤をリリース。このあたりから、世界中に彼女の名が知られることになる。2017年の最新アルバム、「Minione」はキューバ出身の実力派ピアニスト、「ゴンサロ・ルバルカバ/Gonzalo Rubalcaba」とのコラボ・アルバム。
 
 まずは、2014年3月、「ブルーノート東京」で、「小曽根真」をゲストに迎えた、一夜限りのプレミアム・ライヴのプロモーション映像から。
 
「ANNA MARIA JOPEK : BLUE NOTE TOKYO 2014」

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 このアルバム、「俳句(Haiku)」は、福原の作曲になる「Yoake(夜明け)」に始まり、「和泉式部」の和歌に着想を得たという「Biel/ビェル(白)」、ポーランドの民族舞曲「OBEREK / オベレック」や「KUJAWIAK /クヤヴィアク」などを経て、やはり福原の手になる最終曲の「Yuugure(夕暮れ)」で幕を閉じる。さらに歌舞伎から題材をとった「Do Jo Ji(道成寺)」では、和太鼓、大鼓、小鼓などが演奏に使われている。福原の奏でる篠笛、そして和太鼓などが、ポーランドのミュージシャンたちとのコラボに違和感なく溶け込み、「和と洋との邂逅」を際立たせていることに驚嘆する。
 

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Anna Maria Jopek / Universal Poland


 
上記アルバムからYOUTUBEにアップされている2曲を続けて ・・・。いずれもポーランド民謡で、「Dolina/ドリナ (谷)」、「O, Mój Rozmarynie/オー・ムイ・ロズマリーニェ(ローズマリーよ)」、「Biel(白)」」などを。
 
「Anna Maria Jopek & Makoto Ozone – Dolina, O Mój Rozmarynie」

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「Anna Maria Jopek, Makoto Ozone – Biel(白)」

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「Anna Maria Jopek & Makoto Ozone – KUJAWIAK」

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ふるさとエレジー(17) ~埃にまみれた一枚の絵~

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実家の暗い廊下の隅に、ほこりにまみれてかかっていた一枚の小さな絵。今まで、全く気が付かなかった絵である。裏をひっくり返してみると、画題は「常念岳」、画家は「桂重英(かつら しげひで)」とあった。

私は、絵は好きであるが、ある特定の画家を特に好きになったり、コレクションすることはなかった。気付いたその絵の埃を払おうと開けてみると、はがきサイズの画紙に水彩で描いたもののようだ。画家の住所が実家と同じだったから、多分おふくろが地元の縁かなにかで手に入れたものであろうと思われる。

調べてみると、「桂重英」は、信州の田園風景や自然の風景をこよなく愛した画家だという。明治42年(1909年)新潟県に生まれ、画壇で結構名を残すも、昭和41年(1966年)、56歳にして好きだった信州の風景を描くため、北アルプスの見える松本の地に居をかまえ、昭和60年(1985年)、75歳で亡くなるまでそこで制作を続けたという。私はまったく知らなかったのだが、遺された作品を多くの方々に親しんでいただけるよう、遺族の方がアトリエ跡に小さな美術館をつくり、「桂重英美術館」として、2002年1月に開館したという。

我が実家からそう離れていないところにある美術館。きっと、私が実家でいつも見ている景色と同じあの北アルプスの景色を見ていたのだ。この次帰省したら訪れてみよう。会いに行ったおふくろに、この絵のことを尋ねてみたが、その存在すらも、もうすっかり忘れていた。かって、おふくろが好きだったかもしれないちいさな一枚の絵。そっと持ち帰ってきた。晴れた日はいつも実家から見えていた常念岳が身近に ・・・。

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最近、すっかりはまってしまっているポーランドの歌姫、「アンナ・マリア・ヨペク/Anna Maria Jopek」。彼女は、色んな世界に次々と誘ってくれるが、前回、ポルトガルのサウダージに続いて見た世界は「日本」と「ポーランド」の邂逅、「和」と「洋」の世界。アルバムは「HAIKU/俳句」。「Anna Maria Jopek」が、多分「ロード・トゥ・ショパン」の録音の時ではないかと思うのだが、ワルシャワを訪問中の日本を代表するジャズ・ピアニスト、「小曽根真」と意気投合し、「それでは ・・・」と、再びワルシャワで録音したアルバムである。「和と洋との邂逅」を際立たせているポイントは二つある。一つは、篠笛を得意とする邦楽笛奏者「福原友裕(ふくはら ともひろ)」の参加である。彼の奏でる笛の音が、JAZZ、しかもポーランドのミュージシャンたちとのコラボに違和感なく溶け込んでいること。これは本当に驚くべきことである。二つ目は、ポーランドの伝統音楽と日本の伝統音楽を題材にしていること。福原の作曲になる「Yoake(夜明け)」、「Yuugure(夕暮れ)」、さらに歌舞伎から題材をとった「Do Jo Ji(道成寺)」では和太鼓、大鼓、小鼓などが演奏に使われている。

小曽根はブックレットでヨペクを評してこう言っている。「ヨペクは、何か新しいものを創造し続けるという天賦の才を与えられているだけでなく、音楽という手段によって、すべてのものの創造を成し遂げることができる。彼女の他にはポーランドと日本の伝統的な音楽をジャズというスタイルで表現しようなんて考えた人はいない ・・・。」

福原のブログ、「福原友裕の篠笛うんちく」には、ポーランドでの録音エピソードが載っています。

「和洋邂逅」。その驚嘆のコラボ・アルバムは「Haiku/俳句」。ジャケットの写真がちょっと中国っぽいのが気になりますが ・・・・。

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Anna Maria Jopek / Universal Poland

ポーランドのオリジナル、あるいはトラディショナルな曲が、どれほど「和の世界」に通ずるものがあるのかを一度聴いてみてください。

「Biel – Anna Maria Jopek」
 
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「Anna Maria Jopek & Makoto Ozone – Dolina, O Mój Rozmarynie」

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ヨペクのHPに載っていたこんな日本に対するコメントをみると、うれしくなってさらにはまってしまいそうである。コメントはちょっとほめ過ぎ? ・・・。

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「・・・・ 2005年に日本に行った時は、五感をフル回転して日本の徹底した美しさを吸収しようとしたほど。それ以来、この遠く離れた島国が恋しくてなりません。

日本には何百年も昔のものが今でも良い状態で残って重宝されていますよね。そこに、自分の価値観と通ずるものを見出したのです。お年寄り、環境や伝統を敬う心、繊細さとエレガントな規律への愛情、他とは異なるものであるための努力とプライド、唯一無二を目指すこと。これらこそ、日本が持つ素晴らしさだと思います。

また日本の皆さんが、とても小さな聖なる国で、それぞれの居場所と距離感を保っていることには驚きを感じます。世界中で大変な思いをすることも多い私も、日本にいる間は本当に安心できるのです。きっと、日本人のもつ品格と他者に対する尊敬の念によるものなのでしょうね。

私の故郷であるヨーロッパの歴史と美術の中でも、私が昔から一番好きなのがアール・ヌーヴォーです。そのほとんどはもともと極東から影響を受けた美学的思想なのです。ということは私が日本に来る度に、日本の印や文字、変わった古い建物や花を咲かせた木々の可憐さの中に見る純粋な美しさに、常に心を奪われてしまうのも頷けます。私は常に芭蕉の俳句をいくつか持ち歩いています。ええ、ちょっと古臭いと感じるでしょうね。それでも、このお陰で新幹線の旅はいつもウキウキできるのです!そしてお寿司…。これはもう中毒と言えるでしょう。この広い世界のどこを探しても、和食に勝る料理はありません! 」



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