JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

くどさしを終えて

Tags: , ,

DSCN9525
DSCN9534

 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、煙突から出る煙の色が、美しい浅葱(あさぎ)色になっている。炭化が終わりの段階に差し掛かっている証拠である。

 一回目の炭焼きの最終工程、「くどさし」をやっと終えた。あとは窯が充分冷えるのを待って、「窯出し」、炭を取り出すだけである。まだ炭の出来栄えが確認できていないので、その影響は判断できないが、今回は想定外のことが多く起こった。「じっくりと焼く」という炭焼き方針に従って始めたが、いつも指標にしている煙道の温度が上がらず、今までは2~3日後に「くどさし」を実施できたが、今回は、5日目にずれ込んでしまった。こんなことは初めてである。いずれにせよ、炭を取り出せば、吉凶も、その原因も推定がつく。

 10年ほど前に伐採し、そこから萌芽し、10年かけて成長し、去年の11月に伐採を始めた「台場クヌギ(櫟、椚)」は見事な菊炭になることによって一生を終える。そして、お茶席などで重用され、炭として再び活かされる。この場面が、クヌギにとって最高の晴れ舞台かも。伐採した台場クヌギからはまた新しい萌芽が始まり、10年単位で何回も百年にわたって輪伐を繰り返していく。

 そんなクヌギの一生。クヌギが英語を話すことができるとしたら、「Someone To Light Up My Life」なんていうかもしれません。「アントニオ・カルロス・ジョビン/Antonio Carlos Jobin」の曲。彼の曲でスタンダード・ナンバーになったものもたくさんありますが、これもそう言っていいでしょう。邦訳すると、「私の人生を輝かせてくれる誰かさん」っていう意味でしょうが、ポルトガル語では「Se Todos Fossem Iguais A Você 」。「もしも皆があなたと同じだったら」という意味だそうです。

【 Someone To Light Up My Life 】
   ポルトガル語作詞 Vinicius De Moraes/英詩 Gene Lees/作曲 Antonio Carlos Jobin

「♪ Go on your way,         あなたはあなたの道を行ってね
  with a cloudless blue sky above  雲一つない青空のもと
  May all your days         あなたの日々がすべて
     be a wonderful song of love  すばらしい愛の歌になりますように
  Open your arms          腕を広げ
  and sing of the all the hidden hopes  あなたがずっと宝物のように大事にしていた
       you’ve ever treasured  希望を歌い
  and live out your life          あなたの人生が
  in peace                 平和に包まれるように

  Where shall I look?           私にできるんだろうか?
  for the love to replace you        あなたに代わる誰かを愛するなんて
  Someone to light up my life       私の人生を輝かせてくれる誰かさんを
  Someone with strange little ways,    ちょっと違ったやり方で
  eyes like a blue autumn haze       秋に立ち込める靄(もや)のような青い瞳で
  Someone with your loving style & a smile      あなたの愛し方 そして
   that I know will keep haunting me endlessly 私を魅了してやまないあなたの微笑み
  Sometimes in stars             時には星の中に、
     or the swift flight of sea birds     時には海鳥の飛翔の中に
  I catch a memory of you          あなたの思い出を見つけることができる

  That’s why I walk all alone      それが私がまだたった一人で歩くことができる理由
  Searching for something I’ve known   何かを探し求めて
  Searching something           何かをそして
    or someone to light up my life    私の人生を輝かせてくれる誰かを探し求めながら

  Searching for something          何かをそして
    or someone to light up my life   私の人生を輝かせてくれる誰かを探し求めて ♪」

1hqdefault

 「人生の達人」。そんな言葉さえ、思い浮かぶのが、女性のピアノ弾き語りのジャズ・シンガー元祖ともいえる、「シャーリー・ホーン/Shirley Horn」。彼女の晩年のアルバム、「Loving You」(1997)からです。彼女の晩年は、乳がんと糖尿病と関節炎と闘い、脚も切断し、満身創痍の日々を送っていたが、2005年に脳卒中で倒れ、亡くなった。71歳だった。この歌も、少し前に取り上げた「Here’s To LIfe」に勝るとも劣らない心にしみる歌唱である。

51Pqy28tHxL

    
Loving You
Import CD
シャーリー・ホーン/Shirley Horn
Polygram Records


    
   

「Shirley Horn – Someone To Light Up My Life 」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

 元はジョビンのボサノバです。ギター演奏でも ・・・。こちらも人生の達人、1999年74歳で亡くなった「チャーリー・バード/Charlie Byrd」のアルバム、ジョビン特集の「ブラジリアン・バード/Brazilian Byrd」(1965)から。

ブラジリアン・バード

チャーリー・バード / ソニーミュージックエンタテインメント

「Someone to Light Up My Life ー Charlie Byrd 」

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

さて菊炭の出来栄えは ・・・

Tags: , ,

b0102572_18103516

第一回目の窯出し(炭出し)である。大雪に見舞われ、窯焚きを二日間延期するなど、トラブルもあり心配したが、しっかりと菊の文様が浮き出し、案外の出来栄えであった。

b0102572_18125399
b0102572_18138100

窯出しに続いてすぐに、第2回の炭焼きの窯入れである。10人を超える一般の参加者もあり、体験を指導する我々の仲間も結構気合が入っているようだ。

続けている「炭焼き讃歌」、「Fire讃歌」シリーズ。今宵の歌姫は、「ソフィー・ミルマン/Sophie Milman」。「I’m On Fire」はアルバム、「Take Love Easy」から。

Take Love Easy

Sophie Milman / Koch Records

「I’m On Fire – Sophie Milman」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

  

  

気温は寒いが、太陽があったかい

Tags: , ,

DSCN6756
DSCN6757

今日の山作業は、第2回目の炭焼きの準備。すこし窯木が足りないようなので、再生林で追加の伐採や窯木作りを行う。気温は0℃と寒いが、風もなく晴れているので太陽があったかい。少し作業をするだけで汗ばんでくる。確保できたと判断し、山を下る。28日は第1回の窯出し(炭出し)に引き続いて、第2回目の窯入れから再び炭焼きが始まる。さて、出来栄えは ・・・。

おやじごころをくすぐるジャケットとささやき声。「ガブリエラ・アンダース/Gabriela Anders」のアルバム、「Wanting」から、炭焼きにこじつけの「Fire Of Love」。

「ガブリエラ・アンダース」。アルゼンチン出身のシンガーで、1972年、ブエノスアイレス生まれ。ボサノバ・ユニット、「ベレーザ/Beleza」のリード・ヴォーカルとして一世を風靡した。1998年、初の彼女のソロ・アルバムとしてリリースされたのが、このアルバム「Wanting」である。

Wanting

Gabriela AndersWarner Bros.

「Gabriela Anders - Fire Of Love」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

ライブ・バージョンもYOUTUBEにありました。1999年、「the Montreux Jazz Festival」での映像。アップ・テンポでアルバム・バージョンとはちょっと雰囲気が違います。

「Fire of love – Gabriela Anders」

        You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
  

  

炭焼き五日目 ~さて、その出来映えは ・・・~

Tags: , ,

DSCN5024
 
今年一番の寒気が来襲という天気予報。眩しいくらいの青空であるが、たしかに山では身を切るような寒風が吹きすさんでいる。そんな中、いよいよ、「窯出し(炭出し)」の日を迎える。炭窯を閉鎖していた土壁を崩し、2週間ぶりに窯を開け、炭を取り出す日である。上の写真は、「窯出し」直後の炭の状態である。曲がっている材が多かったが、菊の花の文様が、断面に浮き出ている。いつも第一回目は、炭の出来がいまいちで、今年も「窯焚き」の火力が少し足らなかったのではという反省があったので、出来を心配したが、まずまず焼き上がりで、ほっと胸をなでおろしたというのが、一同の本音である。一般の炭焼き体験参加者には、米袋一杯の出来立ての菊炭と木酢液をお土産に持って帰ってもらう。(下記左の写真は、開けた直後の窯内の様子)

DSCN5018DSCN5023
 

さて、第一回目の炭焼きを午前中に無事終えると、息継ぐ暇もなく、午後は、第二回目の炭焼きの初日の「窯入れ」が始まる。責任者は私。前の回の粉塵がまだ残る窯内で、顔を真っ黒にし、どろどろになりながら、360本ほどの窯木と85束のバイタ(柴を束ねたもの)を、1時間ほどかけて積み上げた。さっ、明日は本番の「窯焚き」である。8時間ほど、ただひたすら火を焚く。明日も一段と強烈な寒波が襲来するという。

さて、疲れた体を癒す今宵の「お久しぶりピアノ・トリオ」は、「ローランド・ハナ/Roland Hanna」。

img_1038309_45626678_0
 
1932年生まれ。御年80歳。前回の「レナート・セラーニ」と並ぶご長寿ピアニスト。米国ミシガン州デトロイト生まれ。父親に幼少の頃からピアノを習い、兵役後、1958年に「ベニ-・グッドマン/Benny Goodman」の楽団に加入、「チャールズ・ミンガス/Charles Mingus」のコンボを経て、自己のトリオを率いて活躍。同郷である「トミー・フラナガン/Tommy Flanagan」から影響を受けたという。クラシックに裏付けられた完璧なテクニック、強烈なスイング感と美しいタッチを併せ持つ、ジャズ・ピアノの巨人の一人といっていいだろう。「Sir」を付けられて呼ばれることが多いが、永年のアフリカにおけるジャズ活動により、アフリカ西部のリベリア共和国の当時の大統領から正式に「サー」の称号を授けられたピアニストで もある。

「ローランド・ハナ」が、ずっとあたためてきたアイデアで、「夢」にちなんだ曲をあつめてアルバムが、「ドリーム」。彼の最高傑作ともいわれている。

sir-roland-hanna-dream
 

ドリーム

サー・ローランド・ハナ・トリオ / ヴィーナスレコード



その中から、アルバムタイトル曲でスタンダードとしてよく知られている「Dream」。
「Dream-Sir Roland Hanna Trio」  Roland Hanna (piano)、Paul West (bass)、Eddie Locke (drums)

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video

そして、「MJQ」こと「モダン・ジャズ・カルテット/the Modern Jazz Quartet」のリーダーでピアニストと作曲家でもあった「ジョン・ルイス/John Lewis」をトリビュートしたアルバムが「ミラノ、パリ、ニューヨーク/Milano, Paris, New York: Finding John Lewis」(2002)。ルイスが都市の名を織り込んで作曲したいくつかの曲を取ってアルバム・タイトルとしている「MJQ」カバーアルバム。このアルバム、「美脚ジャケ」にあげてもいいかもしれませんね。

ミラノ、パリ、ニューヨーク(紙)

サー・ローランド・ハナ・トリオ / ヴィーナス・レコード

その中の「Skating in Central Park」がとてもチャーミングであるが、YOUTUBEにアップされていないので、エレガントで抒情性豊かな演奏のハナ自身の作曲になる「Portrait Of John Lewis」を ・・・。

「Sir Roland Hanna Trio – Portrait Of John Lewis」  Sir Roland Hanna (p)、George Mraz (b)、Lewis Nash (ds)

       You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video
 

 



© 2009 JAZZYな生活. All Rights Reserved.

This blog is powered by the Wordpress platform and to just Go Beach Rental.