JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

持続可能なクヌギ林の再生を願いつつ台場クヌギを伐採する

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【 お知らせ 】
  長いあいだご愛読いただきましたが、オーナーさんの都合により来年1月末をもって「プレミアムエイジ」が終了することになりました。つきましては、「JAZZYな生活」は、同じ内容をアップしている「大屋地爵士のJAZZYな生活」(https://oyajijazz.exblog.jp/)で引き続きご覧いただけますので、お手数ですが、そちらへの移行をよろしくお願いいたします。
   




 「台場クヌギ」の伐採に取り掛かる。何年か前までは、必要な数だけ伐採ができた「台場クヌギ」だが、近年、鹿の食害により、「クヌギ(椚、櫟)」の新芽が食べられ、それが繰り返され、結局、成長できずに枯死してしまうという「台場クヌギ」が相次いだため、鹿の食害への対応が、我々のずっと大きな課題となっている。

 菊炭の技術の伝承のために毎年行っている炭焼きに必要な窯木の確保ができず、また、炭に適当な太さに育つまでかかる、ほぼ10年毎に行う「輪伐」のサイクルが途切れ、数十年、百年以上続いてきた、パッチワーク状の活きた里山の景観を見てもらうことが難しくなっている。

 そのため、放置されていた高木を伐採して、新たな「台場クヌギ」を育てたり、苗の植樹や防護ネットによる鹿への対策の効果が10年後に出てくるまで、できるだけ「台場クヌギ」の温存を図っている。とはいえ、やはり美しい菊炭を得るためには、手頃な太さの「台場クヌギ」の窯木は欠かせないので、何本かは伐採をする。持続可能なクヌギ林への復活を祈り、願いつつ、そんな貴重な「台場クヌギ」を伐採して、炭焼きの窯木をつくる。

 今宵の曲、私がいままでにご贔屓にしていた「祈り、願い」という意味を持つ曲を。まずは、「祈り」という 邦題がつけられた「Laia Ladaia (Reza)」。懐かしい「セルジオ・メンデスとブラジル’66/Sergio Mendes & Brasil ’66」の演奏で。アルバムは、「フール・オン・ザ・ヒル/Fool On The Hill」(1968 )から。

フール・オン・ザ・ヒル/Fool On The Hill
セルジオ・メンデスとブラジル’66/Sergio Mendes & Brasil ’66
ユニバーサル インターナショナル


    
    

「Laia Ladaia (Reza) – Sergio Mendes & Brasil ’66」

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 美メロの極みのようなピアノは、「Mary Prayer」。「アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati」のトリオ演奏。アルバムは、「キュービック/Cubicq」(2007)から。

キュービック/Cubicq
アレッサンドロ・ガラティ/Alessandro Galati Trio
BLUE GLEAM


    
    

「Alessandro Galati Trio – mary prayer」

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 クラシックのジャズアレンジは、「乙女の祈り/The Maiden’s Prayer」。「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio」。アルバム、「天空のソナタ/Sonata」(2004)から。

天空のソナタ/Sonata
ヨーロピアン・ジャズ・トリオ/European Jazz Trio
M&I


    
    

「The Maiden’s Prayer – European Jazz Trio」

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 「バート・バカラック/Burt Bacharach」の曲を、オランダの歌姫、「トレインチャ/Traincha」の歌う「I Say A Little Prayer」。「ちいさな祈りをつぶやく」、そんな意味でしょうか。アルバム、「The Look of Love: Burt Bacharach Songbook」(2007)から。

【 I Say A Little Prayer 】  by David Hal , Burt Bacharach
  
「♪ The moment I wake up 朝起きたらいつも
  Before I put on my makeup  お化粧の前にもいつもわたしは
  I say a little prayer for you  あなたのために小さな祈りを捧げているわ
  While combing my hair now  髪をとかしながらいつも    
  And wondering what dress to wear now 何を着て行こうかと悩んでいるのわたしは  
  I say a little prayer for you   あなたのために小さな祈りを捧げているわ 
   
 ・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」


    
The Look of Love: Burt Bacharach Songbook
トレインチャ/Traincha
Caroline


    
    

「I Say A Little Prayer – Traincha」

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 もう1曲は、洋楽に目覚めた頃、「ザ・プラターズ/The Platters」の歌唱で知った歌、「マイ・プレイヤー/My Prayer」。「スー・レイニー/Sue Raney」の歌唱は、名盤「雨の日のジャズ/Songs for a Raney Day」(1960)から。1926年作曲の古い古い歌で、元々はタンゴだったようです。

【 My Prayer 】  by Carlos Gomez Barrera / Georges Boulanger / James Kennedy

「♪ When the twilight has gone  黄昏時が過ぎ
  and no songbirds are singing  小鳥たちの声も聞こえなくなる頃
  When the twilight has gone   黄昏時が過ぎると
  you come into my heart     あなたが私の心に入ってくる
  And here in my heart you will stay そしてずっと居続けるわ
  while I pray            私が願っている間は

  My prayer is to linger with you  わたしの願いは 
  at the end of the day     あなたとずっと一緒にいること
  in a dream that’s divine    神が見させてくれる夢の中で
        
  My prayer is a rapture in blue わたしの願いは歓喜に包まれること
  with the world far away    この世を遠く離れた青空の天国で
  and your lips close to mine  そしてあなたの唇が私の唇に触れること
   
  ・・・・・・・・・・・・・・・・   ・・・・・・・・・・・・・・・  ♪」


   
雨の日のジャズ/Songs for a Raney Day
スー・レイニー/Sue Raney
EMIミュージック・ジャパン


    
    

「Sue Raney – My Prayer」

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高さ30mのクヌギを伐る

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 いよいよ、「クヌギ(櫟、椚)」の伐採作業が本格化してきた。昨日に続いて連日の作業である。今日は、かっての里山、クヌギ林が放置林となってから、伸びるにまかせ、30mにも及ぶ高さとなった高木の伐採。放置林となってから、間伐が行われなくなり、陽が当たらなくなったため、陽を求めて、上へ上へと伸び、なんと30mの高さにまで成長してしてしまった「クヌギ」。高さの割合に幹は30cmほどと太くなく、ひょろ長く、枝もほとんど出てないため、菊炭の原木としては、あまりいい材とは言えないが、鹿の食害により、適当な「台場クヌギ」が枯渇している現状では、こんな高木も使わざるを得ない。そして、この放置林となったクヌギ林を再び台場クヌギ林として復活させようという作業でもある。
    
 高木化は、なにもこの公園や「クヌギ」に限った事でなく、全国いたるところのかっての里山で見られ、防災上の観点からも問題視されている。戦後、林業の国策として「杉」の植林をすすめたが、この杉林は、輸入材との価格競争に負け、手入れのされない放置林となっている。また、生活に必要なのかなりの部分を賄っていた里山の木も、燃料革命、プラスチック化などの材料革命により、不要となり、やはり放置林となっている。結果、手入れのされない森は、冬になっても葉が落ちない常緑広葉樹の森となって暗くなり、樹木は陽を求めてどんどん高木化してゆく。そのため、地面にかかる木の重量は増加し、地すべりが起こりやすく、幹が太くならないので、風で倒れやすくなる。このことが、最近の異常気象、ゲリラ豪雨による土砂災害、流木被害を深刻化しているという。間伐をする以外に対策はないのだが、過疎、高齢化、人手不足 ・・・、日本の抱える問題点の多くが、ここに凝縮されている。








 そのことはさておき、残そうと決めている余りにも見事な「イロハモミジ」の大木、そして、谷に彩を添えるであろろう「ヤマザクラ(山桜)」、「ウワミズザクラ(上溝桜)」。それらをできるだけ傷つけないように、また観察路の手すりを損傷しないようにと、倒す方向を慎重かつ入念に決めてから、チェーンソーを入れる。結果見事、狙った通りの方向に倒れ、「イロハモミジ」の損傷も最小限に留まった。
  
 あとは、総がかりで我々の炭窯に入れる長さ80cmに「玉切り」をし、伐った切り株断面には、防腐剤を入念に塗る。これで、1本の高木の伐採が完了する。


 写真のようにすっかり森は明るくなったが、同じような高さの「クヌギ」の高木が、まだ伐採を待っている。なんせ、1,000本ほどの窯木を準備しなくてはならないのだ。伐採はまだまだ続く。活動を続けられているかどうかはわからないが、10年後にここが見事な「台場クヌギ」の林として再生しているようにと願いながら ・・・。


 
 さて、今宵のピアノ、「夢盗人、夢泥棒」なんてなんともロマンチックなタイトルが付けられている「シャイ・マエストロ/Shai Maestro」のアルバム、「ザ・ドリーム・シーフ/The Dream Thief」(2018)から。
   
 「シャイ・マエストロ」。初めて聴くピアニスト。1987年生まれ、32歳のイスラエル・ジャズ・シーンを牽引する人気ジャズ・ピアニストだという。現在、ニューヨークを拠点に活動。5歳からクラシック・ピアノを始め、8歳の時に「オスカー・ピーターソン/Oscar Peterson」のアルバムを聴いてジャズに開眼。「テルマ・イェリン国立芸術高等学校」でジャズとクラシックを学び、「バークリー音楽大学」のスカラーシップを得て、ジャズ・ピアノや民族音楽論などを学んだという。
     
 2006年、19歳で同じイスラエル出身のベース奏者、「アヴィシャイ・コーエン/Avishai Cohen」のバンドに抜擢され、2010年に自身のユニットを結成。2012年に初のリーダー・アルバム、「シャイ・マエストロ・トリオ/Shai Maestro Trio」を発表。2018年にECM 移籍第1弾の本作、「The Dream Thief」をリリース。以来、現在に渡り数枚の作品を発表、各所で精力的な演奏活動を展開しているようだ。

 美しさ、静けさ、エキゾチズム、繊細かつ力強いタッチの裏に感じる秘められた情熱。北欧の叙情的なピアニストとは、またちょっと色合いが違う新しい世界を提示しているのかも。アルバムから、プロモーション・ビデオ、タイトル曲、「The Dream Thief」、これが一番気に入ったのだが、「The Forgotten Village」を。パーソネルは、「Shai Maestro(Piano)」、「ジョルジ・ローダー/Jorge Roeder(Double Bass)」、「オフリ・ネヘミヤ/Ofri Nehemya(Drums)」。


  
The Dream Thief
Shai Maestro Trio
ECM


    
    

「Shai Maestro – The Dream Thief (Teaser)」

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「The Dream Thief – Shai Maestro」

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「The Forgotten Village – Shai Maestro」

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