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路傍の花、樹々の鳥(177) ~ ご近所の極楽 ~

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ハス2
ハス3

 ご近所の泥沼に「ハス(蓮)」の花が咲いている。この猛暑の中で、そこだけが清々しく、静謐な雰囲気が漂う。そして、お盆が近づく。

 さて今宵の曲は、「蓮の花、Lotus Blossom」。昔、学生時代、ジャズ喫茶でよくかかっていたのを思い出します。「ケニー・ドーハム/Kenny Dorham」の最もよく知られているアルバム、「クワイエット・ケニー(静かなるケニー)/Quiet Kenny」(1959)から。パーソナルは、「Kenny Dorham (trumpet)」、「トミー・フラナガン/Tommy Flanagan (piano)」、「ポール・チェンバース/Paul Chambers (bass)」、「アート・テイラー/Art Taylor (drums)」。

Quiet Kenny (Reis)

Kenny Dorham / Prestige

「Kenny Dorham Quartet – Lotus Blossom」

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 わたしは、「ケニー・ドーハム」の方が馴染みが深いのですが、同名の有名な曲があります。「デューク・エリントン/Duke Ellington」の「Lotus Blossom」。こちらのオリジナルは、「ビリー・ストレイホーン/William Thomas “Billy” Strayhorn」ですが、「ウラジミール・シャフラノフ/Vladimir Shafranov」の演奏で。アルバムは、「East To Love」(2007)

EASY TO LOVE

ウラジミール・シャフラノフ・トリオ / 澤野工房

「Vladimir Shafranov Trio ー Lotus Blossom」

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 1967年に白血病で他界した「ビリー・ストレイホーン」に捧げた、「デューク・エリントン」の追悼アルバムからの「Lotus Blossom」がアップされていました。アルバム、「And His Mother Called Him Bill」(1967)から。「デューク・エリントン」の片腕であったといわれる「ビリー・ストレイホーン」への切々たる想いも伝わってきます。

His Mother Called Him Bill

Duke Ellington / RCA Victor Europe

「Duke Ellington ー Lotus Blossom」

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蓮華咲く

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買い物の帰り道。通りかかった泥田に、例年通り「蓮(はな)」の花が咲いていた。50㎡ほどであろうか、小さな田であるが、「蓮根(れんこん)」を栽培しているのであろうか、いつもお盆近くのこの時期になると咲いて、通りかかる人の眼を楽しませてくれる。お盆近くというこの花の咲く時期と、死者の魂の清らかさの象徴として、蓮華の持つ仏教的意味とがこれほど一致している花も珍しいのでは ・・・。

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さて、今宵のタンスから引き出したアルバム、アーティストはフランスのジャズ・ピアニスト、「マルク・デシャン/Marc Deschamps」が、2010年にリリースしたピアノ・トリオ・アルバム、「シュクレ・サレ/Sucre sale」である。日本では、ほぼ無名の存在。知ったのは、レトロな町並みにブティックが軒を連ねているので、若い人たちに人気の神戸、栄町。残念なことに、今はクローズしてしまったが、そこにあった個性的なCDショップ、「ディスク・デシネ/disques dessinee」で、薦められて買い求めたもの。(参照拙ブログ「神戸栄町通り界隈をあるく ~多彩な個性が集うレトロな街~」 など)

「マルク・デシャン」。1957年生まれの作・編曲家。若干6歳でピアノをはじめ、15歳でジャズに目覚め、名門バークリー音楽大学へ留学した後は、パリのクラブで長くプレイしたり、ミュージカル、TV番組や映画音楽の作・編曲など、ピアニストとして多彩な活動を行っているという。

アルバム名、「シュクレ・サレ/sucré-salé」とは、「甘塩っぱい味付け」と言う意味だそうで、なるほど、甘く儚く、切なげな美しいメロディ・ラインをより際立たせるための仄かな塩味も感じる。全14曲オリジナル、トリオでの演奏を軸に、デュオ、ソロなど、スタイルにも変化を付け、程よい加減のラテンやブラジル音楽のエッセンスも感じる。いずれの曲もクラシカルで、ロマンチックで、美しい美メロ、そして流麗なタッチが心地よい。エスプリに富んだ小洒落たフレンチ・ジャズ。

シュクレ・サレ

マルク・デシャン / フ゜ロタ゛クション・テ゛シネ


 
2010年11月のライブから、トラック順に4曲、「Baladadidou/バラダディドウ」、「Rosalie/ロザリー」、「Sucre sale/シュクレ・サレ」、「Adeus melancolie/アデュー・メランコリー」。パーソネルは、「Marc Deschamps(p)」、「Pierre Guillemant(b)」、「Vincent Cordelette(ds)」。

「marc deschamps ‐ baladadidou」

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「marc deschamps ‐ rosalie」

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「marc deschamps ‐ sucré-salé」

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「marc deschamps ‐ adeus mélancolie」

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