JAZZYな生活

プレミアムエイジ ジョインブログ

昇り竜のお銀逝く ~ 我が青春の銀幕ヒロイン ~

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 報道によると、映画「女賭博師」シリーズの「昇り竜のお銀」などで知られる女優の「江波杏子」さんが、先月27日に肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪のため亡くなったことが2日、分かった。76歳だったという。

 「黒澤明」、「熊井啓」、「野村芳太郎」作品などのほかは、あまり邦画は見なかった学生時代であったが、その不思議な美貌に惹かれて、「江波杏子」の出演作品はいくつか見た。(参照拙ブログ 「我が青春のシネマ・グラフィティ(12) ~ 江波杏子/女賭博師 ~ 」

 ヤクザ映画全盛期、女賭博師シリーズ(1966年~1971年、大映)の「昇り竜のお銀」こと、「大滝銀子」役で、東映の緋牡丹博徒シリーズ、「緋牡丹のお竜」こと矢野竜子役、藤純子(現在は富司純子)と人気を二分した。映画のストーリーなどはまったく覚えていないが、「お銀」というより、アンバランスで不思議な顔立ちのその美貌と、和服に包まれてはいたが、グラマラスな肢体を持つ、「江波杏子」その人自身のファンであったかもしれない。青臭い時代に夢中になった銀幕のヒロインがまた一人逝ってしまった。

 2016年に放送された神戸を舞台にした、NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にジャズ喫茶「ヨーソロー」の女主人、「大村すず」役で出演していた姿を見て、懐かしく思ったが、その朝ドラのジャズ喫茶のシーンでたびたび流れていた曲をもって彼女に捧げるとしよう。

 合掌 ・・・・。

 「ソニー・クラーク/Sonny Clark」の「クール・ストラッティン/Cool Struttin’」と「ブルー・マイナー/Blue Minor」。「脚ジャケ」として有名なアルバム、「Cool Struttin’」(1958)から。青臭かったあの頃、ジャズ喫茶で夢中になって聴いた曲でもある。

 パーソネルは、「Sonny Clark (Piano)」、「ジャッキー・マクリーン/Jackie McLean (Alto Saxophone)」、「アート・ファーマー/Art Farmer (Trumpet)」、「ポール・チェンバース/Paul Chambers (Bass)」、「フィリー・ジョー・ジョーンズ/Philly Joe Jones (Drums)」。

 クール・ストラッティン

 ソニー・クラーク / ユニバーサル ミュージック

「Sonny Clark – Cool Struttin’ 」

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「Sonny Clark – Blue Minor」

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シャルル・アズナヴール逝く ~ これで3人とも鬼籍に ~

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 フランスを代表するシャンソン歌手の「シャルル・アズナヴール/Charles Aznavour」が亡くなった。94歳だった。1924年、アルメニア系移民の両親のもと、パリで生まれ、幼少から俳優と歌手を志して、パリの小さな舞台で日銭を稼ぎ、1946年、シャンソン歌手、「エディット・ピアフ/Édith Piaf」に見込まれて前座で歌い、名が知られるようになった。

 いままで1400曲以上のシャンソンを書く傍ら、俳優としても大いに活躍。低くて渋いしゃがれ声が特徴で、今年の9月には、94歳という高齢で来日し、休憩なしの2時間、2日間のコンサートを開いたばかりだった。

 つい最近、このブログでも取り上げたばかりであるが、ジャズ好きの私にとっても、もう残念なことに二人共すでに鬼籍に入ってしまった、「アンリ・サルヴァドール/Henri Salvador」、「ピエール・バルー/Pierre Barouh」とならんで、気にかかる存在だった男性シャンソン歌手であったが、これでもう3人とも鬼籍に入ってしまった。(参照拙ブログ 「台風直撃の日は ・・・ 」

 代表曲、「ラ・ボエーム/La bohême」を。フランス語はさっぱりですが、「何にもとらわれずに自由に暮らすボヘミアン」という意味のようです。NETで見つけた、自由にお使いくださいという訳を読むと、まだ貧しかったが、心には希望や憧れがあった1970年代の雰囲気や薫りが、立ち上ってくるようだ。

 合掌 ・・・・・。

【 La bohême 】   by Charles Aznavour  

「♪ Je vous parle d’un temps  君たちに昔のことを話そう
  Que les moins de vingt ans  20歳以下の人には
  Ne peuvent pas connaître  わからない話しだろう
  Montmartre en ce temps-là  モンマルトルでは、そのころ
  Accrochait ses lilas       ラィラックの枝の先が
  Jusque sous nos fenêtres   ぼくらの住んでいたアパートの窓まで届いていた
  Et si l’humble garni      家具付きの安アパートだった
  Qui nous servait de nid    そこがぼくらの愛の巣だった
  Ne payait pas de mine     見かけはオンボロだった
  C’est là qu’on s’est connu   そこでぼくらは知り合った
  Moi qui criait famine      ぼくはお腹がすいたと大声を出し
  Et toi qui posais nue      そして、君はヌードでポーズをとっていた

  La bohème, la bohème     ラ ボエーム、 ラ ボエーム
  Ça voulait dire on est heureux  ぼくらは幸せだったってことだ
  La bohème, la bohème     ラ ボエーム、 ラ ボエーム
  Nous ne mangions qu’un jour sur deux  ぼくらは、二日に一日は食う金もなかった

  ・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・    ♪」 
                                  (訳はNETより拝借)

 グレイテスト・ヒッツ・フォー・ジャパン

 シャルル・アズナブール / EMIミュージック・ジャパン

「Charles Aznavour – La Boheme」

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 若かりし日のライブも ・・・。

「Charles Aznavour – La Boheme」

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音楽的同士A君逝く

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 突然飛び込んできた悲報。50年も前の大学生のころ、バンドを組んでいたメンバーの一人、サックス担当のA君がなくなったと奥様からメールが入った。

 昭和40年(1965年)大学入学、昭和44年(1969年)卒業、ちょうど「団塊の世代」の1年前に生まれた世代である。東大紛争(1969)、70年安保闘争前夜、学生運動が激化した時代に、ノンポリ、バンド活動に明け暮れた仲間である。そんな意味で、政治的同士ではなく、その当時は熱い思いをもった音楽的同士だったといえる。(参照拙ブログ 「我が青春のジャズ・グラフィティ(3)  ~我が愛しの異邦人~ 」 )

 卒業してからは、私はほとんど音楽活動をしなくなったが、A君は、退職後、時間の余裕が出来たのか、プロの手ほどきを受けて、サックスの腕を磨き、アマでありながら、毎年6年続けてライブを開くまでの腕になっていた。何回かライブへの誘いを受けたが、行けなかったことが残念である。

 その後、肺炎を患い、肺活量が減少、息が続かないからサックスを断念し、ギターに持ち替えてライブを目指したいという知らせを受けたのが、2015年の夏。2016年春にはギターでのライブを開いたが、病状が悪化したのか、音楽活動を断念せざるを得なくなったとはがきをもらったのが、昨年春。淡々とした文面であったが、彼の悔しさは伝わってきた。(参照拙ブログ 『音楽的同志「A」君へ 』 )

 彼いわく、「ポール・デスモンドの音色に似ていると周りから言われている」と。 きっと優しくしなやかな音色なんだ。「ポール・デスモンド/Paul Desmond」のアルバムの中でも私が一番好きなアルバム、学生時代によく通っていた店のマスターから教えてもらたアルバム、「テイク・テン/Take Ten」 (1963年)を聴いて過ごす。50年たっても、未だに愛聴盤のひとつ。あの濃密だった時代の思い出とともに ・・・。

 彼の音楽を愛した情熱に献杯。そして、思い出に感謝。  合掌 ・・・。

 Take Ten

 Paul Desmond / RCA

1. Take Ten/2. El Prince/3. Alone Together/4. Embarcadero /5. Theme From Black Orpheus /6. Nancy /7. Samba De Orfeo /8. The One I Love (Belongs To Somebody Else)
  
「Paul Desmond ー Take Ten (Full Album)」

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 そして、彼のサックスをフューチャーしたレパートリーだった「ピーター・ガンのテーマ/Peter Gunn Theme」。「ブルース・ブラザーズ/The Blues Brothers」(1980)より。

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The Blues Brothers , Soundtrack
ブルース・ブラザーズ
Atlantic / Wea


     
     

「Blues Brothers – Peter Gunn Theme」

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遅ればせながら冥福を祈ろう

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 ここ1年近くになるでしょうか、森林ボランティアの山作業、イベントや、桜や花の追っかけなどで忙しく、新譜やアーティストの動向等のチェックを怠っていた。しばらくぶりにチェックをしてみると、びっくりするような悲しいニュースに出くわした。

 オーストラリアを代表する人気シンガー、「ジャネット・サイデル/Janet Seidel」が、去年、2017年8月7日にシドニーの病院で死去したというのである。いや、全く知らなかった。まだ私よりだいぶ若く、そんな年ではないと思っていたのに ・・・。享年62歳だという。

 その優しい歌声ゆえ、私が「ほっこりおばさん」と呼んでいる「ジャネット・サイデル」。彼女のことは、このブログでも随分と取り上げている。最初の登場は2006年8月29日、「我が心のミューズたち(1)~ジャネット・サイデル~」。以来、最も取り上げた女性シンガーであろう。現役時代、北新地にあった私の隠れ家的ジャズ・バーに訪れていたことを知って、地団駄踏んだのも思い出の一つ。

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 彼女を知るきっかけとなった、「マイアミ・ビーチ・ルンバ/Miami Beach Rhumba」を聴いて、遅ればせながら冥福を祈ろう。

 合掌 ・・・・。

アート・オブ・ラウンジ~マイアミ・ビーチ・ルンバ

ジャネット・サイデルインディペンデントレーベル

「Janet Seidel - Miami Beach Rhumba」

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さらば、青春のシネマ・グラフィティ ~ ジャンヌ・モロー逝く ~

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 『映画「死刑台のエレベーター/Ascenseur pour l’échafaud」(1958)、「恋人たち/Les amants」(1958)、「雨のしのび逢い/Moderato cantabile」(1960)、「突然炎の如く/Jules et Jim」(1962)など数々の作品で知られるフランスの大女優、「ジャンヌ・モロー/Jeanne Moreau」が31日、89歳でパリの自宅で死去した。』とフランスのメディアが報じた。

 1928年パリにて、フランス人の父親とイギリス人の母親の間に生まれる。「フランス国立高等演劇学校 (コンセルヴァトワール)」で演技を学び、1948年にデビュー。その後、1950~60年代に、「ルイ・マル/Louis Malle」、「フランソワ・トリュフォー/François Truffaut」などヌーヴェル・ヴァーグ時代を代表し、映画史に名を刻む名監督たちの数々の傑作に出演した。ヌーヴェル・ヴァーグ時代の映画はほとんど見ているが、とりわけ、「死刑台のエレベーター/Ascenseur pour l’échafaud」は、私の映画歴、ジャズ歴に大きな影響を与えた作品でもある。

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 その後、「リュック・ベッソン/Luc Besson」監督の「ニキータ/Nikita」(1990)などにも出演。その1シーンの舞台となったパリの「リヨン駅」の中にある「ル・トラン・ブリュー/La Train Bleu 」、「ブルー・トレイン」と言う名のレストランで食事をしたこともある。
 
 さらに2013年には、10年ぶりの主演作「クロワッサンで朝食を/Une Estonienne à Paris」が日本公開され、全く老いを感じさせない鋭い眼光と圧倒的な演技力を見せてくれた「ジャンヌ・モロー」。「フランス映画界の至宝」とさえ呼ばれていたという。(参照拙ブログ「青春のシネマ・グラフィティ(5) ~突然炎のごとく/ジャンヌ・モロー~」「ジャンヌ・モロー、その存在感は今も ・・・ ~クロワッサンで朝食を~ 」「第14回 ダ・ヴィンチ コード」 など)

さて、「ジャンヌ・モロー」、歌手でもあった。「突然炎の如く」の中で歌ったシーンをご記憶の方も多いのでは ・・・。あの映画の中で、ジャンヌが歌うシャンソンは、「つむじ風/Le Tourbillon」。トリュフォーがその場で即興で映画に取り入れたものだという。 その「つむじ風」をアルバム・タイトルにして、シャンソン、ボサ・ノバ、ジャズ、ポップスを「ジャンヌ・モロー」が軽やかに歌うアルバム、「つむじ風」がある。

つむじ風

ジャンヌ・モロー / マーキュリー・ミュージックエンタテインメント


「Jeanne Moreau-Le Tourbillon De La Vie (in Jules et Jim) 」
 映画のシーンから。

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さらば、青春のシネマ・グラフィティ、「ジャンヌ・モロー」。

合掌 ・・・・・。

伝説的シンガー・ソングライター、「レナード・コーエン」逝く

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カナダ出身のシンガー・ソングライターで、詩人や小説家としても活躍したレナード・コーエン氏が死去したことが10日、同氏のフェイスブックで発表された。82歳だった。

声明は「深い悲しみとともに、伝説的な詩人、シンガー・ソングライター、アーティストであったレナード・コーエンが死去したことをお知らせする。われわれは、音楽界で最も崇拝され、多くの作品を残した才能豊かなアーティストの一人を失った」としている。

「ハレルヤ」や「さよならマリアンヌ」などの代表曲があり、渋いしゃがれ声で世界中のファンを魅了した。詩人・小説家としても知られる。自己の内面などを歌い上げ、「ノーベル文学賞にふさわしい歌詞を書くミュージシャン」と評価する声もあった。(NETより)

「レナード・コーエン/Leonard Norman Cohen」。1934年カナダ・モントリオール生まれ。20代の頃は詩人、小説家として活躍するが、30代半ばの68年、自らシンガー・ソングライターとしてレコード・デビュー。デカダンな雰囲気で特にヨーロッパで絶大な人気を獲得。日本でも熱心なファンも多い。過去30年間に記した詩集、小説、そして12枚に及ぶアルバムを通じて、人間の奥深くに潜む内面世界の謎を認識し、それに対する自分のメッセージ、ヴィジョンを発し続けてきた。70歳を超えてもアルバムをリリースするなど精力的に活動中。漂白の詩人、異端のシンガーソングライターと呼ばれ、後の世代に多大な影響を与えている。奇しくも今年のノーベル文学賞は、「ボブ・ディラン/Bob Dylan」が受賞した。

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私もこのブログで何回かとりあげたことがあり、ダミ声が大好き人間の私にとって、彼は、「ジョー・コッカー/Joe’ Cocker」、「トム・ウェイツ/Tom Waits」などとならんで、好きなアーティストの一人であった。そして、彼の代表曲の一つ、「Dance Me To The End Of Love(邦題;哀しみのダンス)」は、私の音楽的持病「特定曲症候群」を発症させる曲でもあった。(参照拙ブログ 「60歳過ぎたら聴きたい歌(15) ~ Dance Me To The End Of Love~」

原詞も訳詞も難解で、宗教的な背景があることはわかるが、詩が何を意味するのか、実際のところほとんど何も分からない。そして、陰々滅々たる歌い方は、まるでファドかシャンソンを聴いているよう。意味がわからないまま、コーエンのこの歌唱は、病み付きになるほど心に染み入る名唱であった。

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レナード・コーエン / ソニーレコード



【 Dance Me To The End Of Love/哀しみのダンス 】
 
              Leonard Cohen 作詞作曲 滝上よう子 訳詩(ライナー・ノーツから)

「♪ 情熱のヴァイオリンにあわせ踊らせてください
    どんなに辛くとも神に召されるまで踊りましょう
    どうか私の鳩になって安らぎを与えてください
    愛が果てるまでおどりましょう

    たとえみんな去ってしまっても踊り続けましょう
    バビロンの人達のようにあなたのお姿を感じたいのです
    あなたの愛は永遠だと教えてください
    愛が果てるまでおどりましょう

       ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・    ♪」

「Leonard Cohen’s song “Dance Me To The End of Love」

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そして、今年の「伊勢志摩サミット」の時にも、このブログで取り上げた記事。その中で触れた危機感、「ドナルド・トランプ/Donald Trump」米国大統領、フランス人至上主義を掲げる右翼政党・国民戦線の党首、「マリーヌ・ルペン/Marine Le Pen」フランス大統領、英国のEU離脱のうち2つが、実現してしまった。(参照拙ブログ「明るいミライが思い浮かばない」) いやな、予感があたってしまったのだ。

やりきれないほどの暗い未来を歌っているコーエンの歌がある。「ザ・フューチャー/The Future」。同名のアルバム、「The Future」(1992)にも、「モア・ベスト・オブ・レナード・コーエン」にも収録されている。こんな歌を残して逝ってしまったコーエン。

合掌 ・・・。

【 The Future 】  By Leonard Cohen

「♪ Give me back my broken night    壊れちまった俺の夜を返せ
   My mirrored room, my secret life   俺の鏡張りの部屋も、俺の秘密の生活も
   It’s lonely here                 ここでは俺、たった一人だ
   There’s no one left to torture      拷問する輩もいない
   Give me absolute control         絶対的な支配権を俺に与えろ
   Over every living soul           他のすべての生きた魂や
   And lie beside me, baby          私の周りにある嘘を支配する力を
   That’s an order!                ベイビー、それは、命令だ!

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・             ・・・・・・・・・・・・・

  Give me back the Berlin wall        ベルリンの壁を返せ
  Give me Stalin and St. Paul         スターリンも聖パウロも
  I’ve seen the future, brother:        自分は未来を見てきた
  It is murder                   それは殺人だ
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   ♪」

Future

Leonard Cohen / Sony

「Leonard Cohen – The Future」

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ジャズ・ハーモニカのレジェンド逝く ~ トゥーツ・シールマンス ~

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ベルギーのジャズ・ハーモニカ奏者、「トゥーツ・シールマンス/ “Toots” Thielemans」氏が、22日、ベルギーの病院で死去、94歳。転倒で入院していたが、死因は老衰とされる。

1922年、ブリュッセル生まれ。3歳でアコーディオンを学んだ後、ハーモニカを始めた。1950年にクラリネット奏者の「ベニー・グッドマン/」の欧州ツアーに参加し、国際的にも知られる存在となった。1952年に渡米。「チャーリー・パーカー/Charles Parker」や「マイルス・デイビス/Miles Davis」、「エラ・フィッツジェラルド/Ella Fitzgerald」、「ビル・エヴァンス/Bill Evans」らジャズ界のスターだけでなく、「ポール・サイモン/Paul Simon」、「ビリー・ジョエル/Billy Joel」 など、POS界のビッグ・ネイムとも共演し、ジャズ界の「伝説的なハーモニカ奏者」として不動の評価を得た。米国の子供向け番組「セサミストリート」のテーマ曲を演奏したことでも知られる。5年ほど前、最後の来日公演も行った。「ビートルズ/The Beatles」の「ジョン・レノン/John Lennon」はトゥーツの演奏を見て影響を受け、そのスタイルに憧れたひとりであるという。

ハーモニカという、地味で異色の楽器による演奏をジャズ界に広めた功績は讃えられる。

合掌 ・・・・。

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さて、今宵は彼を偲んで、もうひとりのヨーロッパJAZZ界、大御所、JAZZヴァイオリンの先駆者として、また「ジャンゴ・ラインハルト/Django Reinhardt」の相方としても知られる「ステファン・グラッペリ/Stéphane Grappelli」とのコラボ・アルバム、「Bringing it together」を引っ張り出してきた。彼もまた、1997年に亡くなるまで、長年にわたって、ジプシー・スウィングとして特徴的な楽器で、ジャズ・ヴァイオリニストの第一人者で有り続けた。

ヴァイオリンとハーモニカ、ともに唯一無二の存在で、ヨーロッパ・ジャズのパイオニアにして大御所であるグラッペリとシールマンスのなんと初共演だというアルバム。1984年5月サンフランシスコ録音で、「ジプシー・スウィング」の薫りを色濃く宿しながら、アメリカン・ジャズとは一味も二味も違う雰囲気で、スタンダード・ナンバーを小粋にスウィングさせる。

Bringing It Together

Stephane Grappelli & Thielema / Lisem Records


   
「Stephane Grappelli & Toots Thielemans – As Time Goes By」

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そしてなんといっても忘れられない演奏が、「高倉健」主演の映画、「夜叉」の全編を流れる哀切極まりない演奏。

夜叉

サントラ / ダブリューイーエー・ジャパン

「Toots Thielemans & Masahiko Sato – YaKsa Soundtrack (1984)」

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音のパイオニア 冨田勲氏逝く

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作曲家・編曲家で、シンセサイザー・アーティストの「冨田勲」さんが、5月5日に慢性心不全で亡くなったと報じられた。84歳でした。

冨田さんは、1950年代、慶應義塾大学文学部在学中に作曲家として活動を始め、NHK大河ドラマの第1作「花の生涯」や手塚治虫アニメ「ジャングル大帝」「リボンの騎士」の音楽などを手がけ、1970年代からはシンセサイザーをいち早く導入。日本人で初めてアルバム、「月の光」が、米グラミー賞にノミネートされるなど、世界的な評価を受けていた。

初期のころ、作曲家として活動する一方、従来のオーケストラという演奏形態に飽きたらず、新たに出現してきた電子機器と古典的な楽器を融合させるなど、様々な音楽の可能性を追求していた。その後、1969年にモーグ・シンセサイザーと出会ったことが大きな転機となり、これ以降は古典的名曲をシンセサイザーによって現代的な解釈を加えて発表するという活動が中心となった。当時、楽器として輸入しようとしたところ、日本ではシンセサイザーがほとんど認知されていなかったので、税関から軍事機器(むしろアナログコンピュータそのものであろう)と疑われ、楽器であることの証明に長い時間がかかったという。モーグには説明書が付属していなかったので、使い方が全くわからずに苦戦し、「高いだけの鉄くずを買ってしまった」と後悔したことも。 その後、自宅にマルチトラックレコーダーも備える電子音楽スタジオを設置し、電子音による管弦楽曲の再現を試行錯誤しながら、数々の作品を作曲・編曲した。

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1974年には日本人として初めてグラミー賞にノミネートされた。そのレコード「月の光 – ドビッシーによるメルヘンの世界」が国内に逆輸入され、日本でも火が付いたという。次作の「展覧会の絵」は、ビルボード・キャッシュボックスの全米クラシックチャートの第1位を獲得、さらなる次作の「火の鳥」は、ビルボード全米クラシックチャート第5位を、さらにその次作の「惑星」もビルボード全米クラシック部門で第1位にランキングされた、「イサオ・トミタ」の名は、広く世界に知れ渡るところとなった。(Wikipediaによる)

わたしは当時就職したばかりのころ、アルバム「月の光」が異例のベストセラーになったということ、シンセサイザーという言葉に興味を覚え、どんな音だろうと聴きたくなってLPを買ったことを鮮明に覚えている。

すべてに衝撃的で革新的だった音のパイオニア、「冨田勲」氏。私の青春の音楽史の一ページに登場した音楽家でもあった。

合掌 ・・・ 。

月の光 - シンセサイザーによるメルヘンの世界(期間生産限定盤)

冨田 勲 / SMJ


 

「冨田勲 -月の光」  Isao Tomita / “Clair de Lune”」

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この一曲にて光輝く ~ ベン・E・キング逝く ~

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訃報のニュース。

「スタンド・バイ・ミー/Stand By Me」のヒットで知られる米R&B歌手の「ベン・E・キング/Ben E. King」氏が4月30日、米ニュージャージー州の病院で、老衰(自然死)のため死去した。76歳だった。

「ベン・E・キング/Benjamin Earl King」。米ノースカロライナ州出身。1958年に黒人コーラス・グループ、「ドリフターズ/The Drifters」の一員となり、「ラストダンスは私に/Save the Last Dance for Me」などのヒットを歌った。ソロに転じた後の1961年には、「スタンド・バイ・ミー」を発表し、世界で大ヒット。後に「ジョン・レノン/John Lennon」ら多くのアーティストによってカバーされたほか、1986年には、「スティーブン・キング/Stephen King」の短編小説を原作にした映画「スタンド・バイ・ミー」(「ロブ・ライナー/Rob Reiner」監督)の主題歌としてリバイバル・ヒットした。今年3月には米議会図書館が「20世紀に最も放送された曲の一つ」と評価し、保存対象のリストに加えたという。

Stand By Me

Ben E King / Not Now UK

スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編 (新潮文庫)

スティーヴン・キング / 新潮社

スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

もちろん映画も観たし、本も読んだし、カラオケでもよく歌った。
この一曲にて永遠に光り輝く。合掌 ・・・。

【 Stand By Me 】    作詞・作曲  B.King/J.Leiber and M.Stoller

「♪ When the night has come           夜が訪れ
   And the land is dark             あたりが闇に包まれて
   And the moon is the only light we’ll see  月明かりしか見えなくたって
   No, I won’t be afraid             恐れることなんてないさ
   Oh, I won’t be afraid             怖がることなんてないさ
   Just as long as you stand,           君がずっとそばにいてくれたら
   stand by me                  ずっとそばに ・・・

   So darling, darling              だから、そばにいてくれないか
  Stand by me, oh stand by me          ずっとずっと
   Oh stand, stand by me             いつまでも
   Stand by me                   そばにいてほしいんだ
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・                ・・・・・・・・・・・・・    ♪」

「Stand By Me by Ben E. King」

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あのしゃがれ声はもう聞けない ~ ジョー・コッカー逝く ~

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イギリス出身のシンガーで、そのソウルフルな歌唱で人気のあった「ジョー・コッカー/Joe Cocker」氏が、22日、肺がんのため、アメリカのコロラド州クロフォードの自宅で死去、70歳。

なんとNHKのニュースで知った。「ジョー・コッカー」のハリのある苦みばしったしゃがれ声が大好きで、このブログでも何度となく取り上げた。(参照拙ブログ「雨の日に胡蝶蘭を植替え」「真夏の夜の呪文」「You Are So Beautiful」「しゃがれ声が好き」 など)

もうあのしゃがれ声は聴けないのだ。ただ冥福を祈るのみ。

合掌 ・・・・。

「Joe Cocker – Unchain My Heart」

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